この口コミは、大崎 裕史さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.4
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.1
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|雰囲気 4.2
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク 3.8
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.1
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| 雰囲気4.2
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク3.8 ]
魚オタクの大将。そのこだわりと努力は言わば食の変態!
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2017/06/09 更新
私のグルメ仲間で年に2−3回、ここに行ってる人が居る。東京在住の30代。ここで食べるために金沢に行っている。
(小松弥助は別格として)金沢のお寿司では「太平寿し」と「めくみ」がツートップ。私は「めくみ」に行く機会が無かった。しかし「太平寿し」には数年前に行くことができて、かなり気に入っている。そこでその人に「太平もうまいよ。たまには行ってみれば?」と、けしかけてみるが「いいの、私はめくみが好きなの」と言って取り合わない。私は「もったいないな〜。金沢には他にも美味しい店、いろいろあるのに〜」と思っていた。
そして今回、ようやく「めくみ」に行くことができた。その人の気持ちが少しわかった。また来たい。「めくみ」に来たい。季節を変えて来たい。いや、来月も来たい。
お寿司屋さんの大将は自信家が多い。「うちのは最高!」「一番の物を仕入れてる!」「うまいでしょ!」
もちろん「めくみ」の大将も自信があるに違いない。しかし、かなり謙虚。
「この蛸は時期が終わりかけてるからこれが最後かもねぇ〜。ギリギリ。」
ダメなのかな〜と心配になりながら食べてみる。私が食べた蛸史上最高!
「めちゃめちゃうまいですね〜。素材を活かした味付けが素晴らしいです!」
と言ったら、「いやいや、水しか使ってないから。味付けしてないの。素材の味なの。」
はぁ〜???蛸って、元からこんなにうまいの?(笑)
カウンター8席。奥から順番に提供していく。私は奥から5番目。提供していく度に食べた人が歓喜の声をあげる。「わぁ〜」「えぇ〜」「おいし〜」それが奥から順番にやってくる。ウエーブのようだ。そして私の番。同じように「うわぁ〜うまい!」両手を上げてウエーブしたくなる。それがスペシャリテならまだしも、次から次へとウエーブがやってくるのだ。
隣の四人組は名古屋から車に乗ってやってきたらしい。そんなに寿司好きなのに歓喜の声を上げるんだから、どれだけうまいか、おわかりいただけるかと。
というか、最近食べ過ぎの私もそういや歓喜していた。
ごまふぐの白子も凄かった。
トリ貝は生も焼きもおいしい。
ノドグロは昇天。
くちこ(なまこの卵巣)は、あまりしょっぱくない。そして旨味は十分。
唐津の赤雲丹も歓喜の逸品。
鉄火巻きは、佐賀の一番海苔の風味が素晴らしい。
鮑の握りで絶頂。しばし、気を失った。
二度目のノドグロは焼き。
あ〜ノドグロが好きすぎてノドグロに抱かれたい。。。
飄々とした店主でボソボソっと謙虚にしゃべるが毎日100km離れた能登の漁港に足を運んでいるんだとか。仕込みにはいっさい手を抜かず、そのこだわりと努力は言わば食の変態(褒め言葉)。
気になっていた店名の由来は奥さんの名前から。(微笑ましい)
「めぐみ」にしなかった理由はそれだとありふれてるから。
ネット情報によると、どうやら東京の「ほかけ」出身らしい。
こちらに店を出したのが2002年だから金沢で15年くらい。
写真禁止なので食べたものを紹介。
まずはつまみ。
ホタルイカ
真子鰈
アカイカ
とり貝
たこ
牡蠣
ごまふぐ白子
とり貝(焼き)
ノドグロ
クチコ
そして握り。
いか
赤身
トロ
白エビ
赤雲丹
鉄火巻
アワビ(これはヤバイ)
ノドグロ焼き
煮アワビ
車海老の玉子巻き
お吸い物
追加
バフンウニ
焼き穴子
おまかせ+追加2握り+焼酎4杯で3万弱。価格は東京並だけど、この満足度を得られるのはなかなか無い。
ホテルが富山なので新幹線で金沢から移動。美味しすぎて放心状態。危うく乗り過ごしそうだった。