2回
2018/11 訪問
店主さんの気さくさと、女将さんの丁寧でやわらかい接客は癖になりそう!
ずっとずっと気になっていた、お料理やさん。
恥ずかしながら、訪問前までは田舎の街外れにある美味しい料理を出すお店というイメージでしたが
見事に良い意味で裏切られました。
今回予算はひとり3,000円でお願いしました。(ランチの最低金額)
でしたが、文句なしの5.0ですよ・・・!
予約はTELでします。10月の末ぐらいだったかな。
アレルギーの有無の確認まではわかりましたが、飲食店の予約で年齢まで聞かれたのは生まれて初めてかも。
場所は思っていたよりわかり易く、
国道234号線のあの飲食店やら、ファイターズの栗山監督のおうちがあるエリアの近くにあります。
駐車場は砂利です。一番最初に到着したので車の停め方があっているかわかりませんが、横ではなく入り口に対し縦に停めましたが他の車もそれに続いたような感じでよかったかなと。
12時に予約をしていましたが、到着は10分前。
時間前に入店するのも失礼に当たるかと思い、お店の外観やらをパシャパシャ撮影させて頂いたり、くつろいでいるお店の看板犬?のワンコを眺めたりして・・・も時間は過ぎないもので。
ガラガラと入り口を開けるとそこには待合室があり。
あぁここで待てばいいんですね。 そういったスペースが用意されている”こころづかい”はありがたいですね。
12時ちょうどに、
玄関のカギを女将さん自らが開けます。
着物の着こなしがさすがですね。
・・・ん? 立派な玄関ですねぇ、こちらで靴を脱ぐんですか。
はぁー・・・。 ここ栗山町ですよね!? 内観は京都にきたかのような、一瞬で設えがしっかりされているなという印象。
自分のような身分が来てもいいのかな?と思いましたが、物腰の柔らかい感じで席へと案内されます。
入り口から入ってすぐの左手、窓が大きい半個室のような席へと案内されます。
テーブルのガタガタは若干気になりましたが、
花器にかざられているお花だったり、窓からみえるのどかな景色だったり。
これならお料理が出てくるまで飽きずに雰囲気を楽しめますね。
テーブル上には飲み物のメニューがあり、
お飲み物決まりましたら、こちらのベルでお知らせくださいとのこと。
正直お料理さえ楽しめばいいかなって思っていましたが、(運転手なのでお酒のめないし)
おいしそうなジュースがあるじゃないですか。 紅玉りんごのジュースを、
同行者は生姜とハチミツを使ったソーダ割りを注文。
まず飲み物が先に来て、
一品めのお料理が出てきます。
あ、男性の方も配膳するんですねぇ。優しそうな方です。
後にも先にもこの男性が配膳してくれたのはこの時だけでした。
◎ 擂り流し(すりながし)
栗山産の人参、セロリが入っていますね。
日本料理にそう詳しくないので、レビュー書きつつ調べると。
魚介類、野菜、豆腐などを擂り潰して。それにお出汁を加えたお料理なんですね。
フレンチにビシソワーズ(じゃがいも擂り潰して豆乳やらを加えた冷製スープ)がありますが見た目はそんな感じでしたが、当たり前ですが別もんですね。
んー!ウンマイ。クリーミィーさ、味の奥深さ。
ニンジンのアクセントと、セロリの食感。セロリ特有のあの嫌さ(えぐみ、臭み)がしっかりと消しさられていて。
擂り流しというお料理を知らなかった自分は、
一品めですでに、虜ですね。
◎ 椀もの
厚岸産の牡蠣と、天然なめこの椀もの
牡蠣とお出汁、そしてなめこのコラボレーションは合うね、合います。
お椀を両手で持ち、じっくり頂く。
お出汁は透き通るような、しかしながら染み渡るそのお椀の美味しさに感服。
厚岸の牡蠣は小ぶりながらも濃厚で、するっといけちゃいます。
そういえば厚岸の牡蠣なんて普段食べられないよなぁ。独自のルートがあるんだろうか。
牡蠣もクセがある貝だけど、きちんと処理されているのかそのクセがいい具合に調和されていて。
牡蠣が苦手な人でも食べられるぐらい。
そして天然もののなめこはそれはそれは、美味しいもので。
人工栽培(おかくず等を利用し屋内で栽培したものが一般的らしい)したものではないので、形は統一ではないけれど。
そのひとつ一つが美味しい。 たかがなめこ、されどなめこ。
天然もののなめこを食べたのは人生初ですね。間違いなく。
◎ メイン
メインはプレートに乗ったお魚たち。
プレートってか、この器は予想外です。
まさかの・・・木をすぱっと切ったような切り株ような器です。
げんげ、ブリの山椒焼き、秋シャケは栗山産のサラサラレッドというちょっと辛めの玉葱でマリネのような味付け。秋鮭は時期ものだがそれにアクセントを加えているのだろうが、これが美味しい。
ブリの皮はパリっぱりに仕上げられていたり。
で、ゲンゲ?なんだそのお魚は!?
食べるとコラーゲンのような、何か不思議な味だが・・・。
富山湾に生息している深海魚なんですって。
もともとは”ハズレ”として捨てられていたお魚で。見た目にもグロテスクなお魚らしい。
下の下でゲンゲ。食べられたとしても珍味にされていたそう。
そんなゲンゲはその美味しさ(コラーゲンたっぷり)に皆が気づいて、幻魚(ゲンゲ)になったんですって。
たしかにプルプルしていましたね。
こういう”発見”があるから楽しいんですよ。今まで自分が食べたことがないものに出会えるってのが。
栗山産のカボチャにクルミが入ったサラダ?も美味しいし。
この辺でかなり楽しくなってきました。
◎ 炊き合わせ
カブ、ゴボウ、紅あずま(サツマイモ)の炊き合わせ。
お出汁が効いているんだけど、上にかかっているスパイスのアクセントがあるんですよ。
これは大人向けですね。やや辛い、いや結構辛い。
好みとしてはただ単に出汁が効いたものが好きなんですけど。
なんでこのスパイスを入れたのか・・・?
確認はしていませんが。推測のお話。
電話で予約した際に年齢を伝えましたが、若いと思われてスパイスを効かせたのだとしたならば。
それで人によって一品一品変えているとしたならば。それはもう凄いことであって。
人によって品を変えるなら相当手間じゃないですか。
ただ、ここやや辛いスパイスは結構好きなんですよね・・・。
このお出汁にアクセントになっているというか。
まず、カブ。お出汁がきっちり染みていますね。炊き合わせだから当たり前か。
紅あずまも、甘みがしっかりあって。またこのスパイスが良い具合に効いていて。
美味しいです。
ごぼう!!この太いゴボウが柔らかいんですよ。そして旨味がつよい。
バランスが素晴らしい。
頂いていると、同行者がここのお店の器好きだわーっていうもんだから。
さっきから自分もそう思っていたわ!!
で女将さんに
「この器すてきですねー!」
と伝えると、
「京都の○○の、Sさんが作られたものですよ」
と感じよく答えていただいて。
「全国を回って、集めた器たちです」
器にも相当なこだわりがありますね。
円山にある白川さんにしても器と大将の気さくさが好きですが、
味道広路さんもやっぱりいいお店だなって。
ここからはお食事の内容よりも会話を楽しませていただきました。
◎ ご飯もの
まいたけ、しいたけ、しめじをソテーし、混ぜたもの。
これが大変に美味しいもので。
同行者と昔食べたバターご飯を思い出して。
これバターだよ!バターの風味がしてめっちゃ美味しいね!
なんて会話をして。同行者もこれはバターだね!って。
でも、懐かしいあのバターの風味がやたら上品な感じがして。
女将さんに伺うと。「実は・・・バターを使用せず○○○を使っているんです。」
あ、それ先日ウィンザーホテルで頂いた調味料の一つだ!
ソテーするとこんなにもバターのような香り高いものになるんですね。
ご飯ものの器は北海道の作家さんのもので、
さっきは京都、今度は北海道か!! にしてもステキな器たちですね。
◎ デザート
ナイヤガラのぶどうのシャーベット、プルーンを乗せて。
このシャーベットが濃厚なこと。 プルーンの酸味も中々に強烈で。
さきほど頂いたまぜご飯の余韻を感じつつも、すっきり〆てくれたなと感動しましたが。
同行者に、「これ最後って言った?」って聞くと。
「最後とは言っていないね・・・。」
「あれ、言い忘れたのかな?あの女将さんに限ってそんなことはなさそうだけど・・・」
シャーベットをさっと頂き少し待っていると・・・。
◎ デザート 第二弾!!
え!?え・・・女将さんが持ってきたこれは・・・。
栗山のやまぐり、つぶあん入りです。
栗山だけに栗!!秋の味覚!(11月だけど最高気温17度の異常気象のような日でした)
これがまーうんまいもんで。
シャーベットももちろん美味しいものでしたが、デザート第二弾は好み、これは好み。
で同行者にもう一度確認。
「あれ?やっぱり最後っていっていないよね!?」
「あ、たしかに言っていないね・・・。次のデザートがあるのかな?」
「そんなわけ・・・」
そのような会話をしていると、
女将さんがきて、ステキな器が見えます。
何が入っているんだろう。
◎ お抹茶。
「こちらが最後となります。お抹茶です」
あ~!!! お抹茶!!!
和菓子にはお抹茶だよね。
そっかぁ。シャーベットからの和菓子からのお抹茶かぁ。
こればかりは想定していませんでした、いんや、想定出来ないでしょう。
んでこのお抹茶の器が!ドンピシャなんですよ。
頂くと・・・。
お抹茶の甘み、ふわふわ感、きちんと立てられていて。最後の最後まで楽しませていただきました。
お会計。
お会計はこちらです。白い紙にお値段が書いております。
8,430円。明朗会計ですね。
3,000円のお料理が二名分で6,480円。
飲み物。648円と540円。
サービス料の10%で8,434円。下一桁は切り捨てのようです。
お会計する場に、最近気になっている余市のSAGRAさんのショップカードがあり、
思わず会計していただいた女将さんにSAGRAさんとこちらのお店は関係があるんですか?と伺うとお知り合いなんですって。
そんな会話をしていたら後ろのほうから、最初の料理を運んでくれた男性スタッフが出てきて会話に入ります。
(あ、先ほどの方だ...。)
お話を聞くと元々札幌に居たころのお知り合いで。ワインの会やらで面識があるようで。
SAGRAさんは朝食にも決して手を抜かない素晴らしい方だと。
来月には余市まで高速道路が伸びるという情報(小樽住みの私も来月だということを知りませんでした)
そう聞いたら行くしかないじゃないですか・・・。(あぁ・・・お金貯めなきゃね。)
にしてもこの男性スタッフさん物腰の柔らかさ、自分が知らなかったことさらっと言うあたり只者じゃなさそう。もしかして・・・!?
女将さんに玄関まで見送っていただき。
その疑問をぶつけたら、やはりそうでしたか。
にしても、お店を出る最後の最後まで丁寧な接客で。
必ずまた来ます!って言っちゃったからには、また伺います。
お食事の美味しさもさることながら、
器ひとつひとつ。思い入れだったり。
接客ひとつとっても。素晴らしいお店でした。
次回は予算を上げて。
2018/11/10 更新
約二年ぶりの訪問です。 誰が何と言おうが満点評価です。
二年前と変わったところ。今回もお昼のコースだがひとり3千円→4千円(サ10%・税別)
元々安すぎた感があったし問題なし。 今回も旬の食材を使った料理の数々を楽しませて頂きました♪
予約は半月ちょっと前ぐらいかな?
予約前に味道広路さんのHPで混雑情報を事前にチェックし空いていたのでこの日に予約。
(名前、電話番号の他にアレルギーの有無、年齢なども聞かれます)
開店時間の12時スタートでお願いしました。
10分ほど前に到着。すでに先客の車が一台停まっています。
写真を撮ったりして時間を過ごします。
数分前に玄関前の待合室で待ちます。 蚊取り線香が焚かれていて情緒を感じます。
時間丁度。中から着物姿の綺麗な女将さんが出てきて案内されます。
「お先にお待ちの方からどうぞ・・・。」
待合室に入ったのは私たちが先でしたが、先に車を停めていた方に
「どうぞ」と、
相手もどうぞと言いますが
いえそちらが車停めたのが先なので・・・。と伝え女将さんが先客の方を案内します。
熱い譲り合い。
前回はテーブル席でしたが今回は掘りごたつの和室。いいですねぇ。落ち着きます。
今回はドリンクをオーダーせず料理に集中します。
料理を運ぶ度に詳しく説明しますが、知らないワードや食材があったり
聞き取れた部分で紹介します。
◎先付
枝豆をすりながしたもの。中に〇〇イカが入っているお料理。
枝豆の甘みがしっかり感じられる一品。
〇〇イカがあることによって甘さとほどよいしょっぱさのバランス。
今回お豆を使った料理が多かったですが、普段食べることのないお豆の美味しさに改めて気づかされました。 マメオイシイ。
同行者の一人はこちらのお料理が一番美味しかったと。
インパクトはありましたね!
◎椀物
落葉きのこ、そばがきの椀物。すだちを添えて。
なんだかんだ「そばがき」初体験。お蕎麦やさんにいっても食べたことないので。
新そばの季節ですものね。 いや~人生初そばがきをまさか椀物で頂くとは!!
ウマイのねこれ、めっちゃうまい。
もっとネチョネチョしているのかなぁ?ってイメージで思っていたけれど そうじゃなかった。
椀物に入っていたのもあって、
そばの香り自体はほのかに感じられる程度でしたが、とても上品さがあり美味しかった。
・・・。今度お蕎麦屋さんで「そばがき」頼んでみたくなりました。
こちらも旬の落葉きのこ。
そばがきを半分ほど食べ、汁を半分ほど頂いた後 たっぷりの大根おろしを溶かします。
落葉きのこと大根おろしの組み合わせは最強といっていい。大好きな組み合わせだ。
そしてすだちのアクセントがここで効いてきた。
濃厚で旨味のある落葉きのこを落ち着かせ引き立たせる大根おろし。
その味に柑橘系のアクセントが加わり非常にバランスが良い味に変化する。
和食って楽しいなぁ。
◎焼物など
自家農園のパプリカ、ETカボチャを米粉で揚げたもの、函館産ぶりの山椒焼き、北寄とマイタケを湯引きしたもの、一番左は酢味噌の味付けの料理
ETカボチャから食べて下さいとのこと。
ご主人が運んできてくれて丁寧に色々と説明してくれるんですが、ワードが追い付かない笑。
録音するべきだった(笑)
食感として面白く美味しかったのがETカボチャ。栗山産のカボチャなのだが
このETカボチャを作られている農園さんは夕張メロンの元祖のメロン農園なんだそう。
は~って関心しながらいただきます。
ちなみにETカボチャのETはあの映画・・・ではなく調べたところ品種を作った日本園芸生産研究所の「Engei」と、生産した栃木農場「Tochigi」の頭文字から取ったそうです。
(キチット調べたわけではないので間違っていたらスミマセン。)
米粉で揚げてあるので、サクっとした食感。 せんべいを食べたような感覚。
ETカボチャ自体は甘みがあるものの、ねっとり系ではないので軽い感じでいただける。
面白くたいへん美味しいカボチャ。 揚げたてでホクホク感もあり非常に美味。
最初に食べてといったのは一番美味しい状態である熱々の状態で食べて欲しかったのだろう。
パプリカも何だかフルーティさを感じる。何か手を加えているのだろう。
北寄貝とエリンギ?(多分)を湯引きしたもの。
北寄貝の貝の臭みが全くない。ここまで貝特有の臭みというかクセを消せるものなのか。
ホッキもうまいが、このキノコがうまい。 湯引きしたもの。というシンプルな説明だが
食材から出る旨味を最大限引き出している。
同じ食材を用意されて同じものを作れって言われても自分は絶対に作ることは出来ないだろう。
食材の良さはもちろんのこと、食材の良さを引き出したり調理の仕方がとにかく凄い。
函館産のブリ、山椒焼。
函館産であれば天然ものだろう。と予想はつく。
道内で獲れる天然もののぶりは安価(刺身用ですらスーパーで100g250円等)で販売されているのを見かける。
天然ものは脂身が少なく、養殖もののほうが脂のりが良くそちらのほうに軍配があがるからだろうと推測している。(実際はわからないが)
刺身で食べても、淡泊なイメージだが味道広路さんの天然ぶりの調理方法がいいもんだから。
この函館産ブリの山椒焼がメチャクチャうまい!!
皮はパリパリ。身はふっくら。 味もしっかり。もちろん臭みもない。
もし食レポするならこれ以上言いようがない。
パサつきがほとんど感じられず、箸で身をほぐしながら頂く。
なんて美味しいのだろう。 味付けとしてはやや濃い味付けだが天然ぶりにはこの味付けがマスト。 家で作れるのならば作りたい(もちろん無理だろうが) 素晴らしい一品。
酢味噌和え。
ご主人曰くチラシっぽくした一品。
「彩り」を考えるならばこの場所にこの酢味噌和えが来るのだろうかな。
深く考えても仕方ないのだが どうしても意味を探りたくなってしまう。
味付けのバランスが良く、食感を楽しめる一品。
ただの和え物とあなどるなかれ。 手が込んでいる品。
良い感じにお腹が膨れてきたところで次の料理。
◎炊き合わせ
万願寺とうがらし、しいたけ?(だったはず・・・。)、夕顔、ホッケのつみれ
大好きな炊き合わせ。
驚くべきは人生初体験である夕顔。
あのデカ瓜を食べる日が来るとは。
食感が面白かったです。周りはデロデロ、中心部は大根?ぽい。
もちろん調理の仕方で変わるのだろうが面白い味だった。夕顔って見た目こそあんな感じですけど意外とかわいい味してんのねっていう。
ほっけのつみれはほどよく生姜が効いていて美味。 ウマイ。
餡たっぷりの熱々のとろみ系の炊き合わせで、満足しました。
帰りに道の駅長沼にいって夕顔やETカボチャが販売されていて。
旬のものを一番美味しい調理法で四季折々楽しませてくれるのは
さすがだなぁ・・・と。 2年前とほぼ時期かぶりで(前回は11月)来たので次回は時期を変えて伺いたい。
◎御飯
古代米(!)鞍掛豆(じゃがいもみたいな味)と上にナッツ
お漬物はタクアンとミョウガ?、シソの花(だったかな?)
初めて聞く古代米というワードに惹かれました。
同行者は二人とも知っていたようで驚き。
古代って!!と帰ってきてから調べるとなるほどなー。って
食べるときでも食べた後でも勉強できるっていいですね(恥ずかしながら・・・)
古代米といいつつ現代のお米は古代からあるものではないそうで。
大きく分けて古代米は3種類ほどあり今回頂いたのは黒紫米(こくしまい)というそうです。
白米と違い色がついているし、何だかわかりませんがとにかく栽培に適していないそうで
白米になれた人には売れない。
が古代米(と呼ばれる)は栄養価が高く、一定の需要があるそうで。
白米と混ぜて食べるのが一般的だそう。
弥生時代?とかそういう時代はこういったお米を食べていたんですね。
は~!と感心。 そして自分の無知加減さにゲンナリ。
こちらの御飯は滝川産のなたね油を使用していて。
そういえば2年前に味道広路さんで食べたきのこの炊き込みご飯
バター使っているんですか!?と聞いた記憶が蘇る。
その時は「実はなたね油つかっているんですよ。」と女将さんに教えて頂いたんですよね。
2年間で色々食べてきましたが、
言葉のやりとりだったり、自分が衝撃を受けた場面ってのは忘れないものですね。
昨日夜何食べた?って聞かれても答えられませんが アハハ。何食べたっけ。
話はかなりそれましたけど。この御飯かなり美味しかったです。
ナッツのアクセントが凄く良かった。
普段豆御飯とか、五穀米とか十穀米は食べません。白米派!でしたが。
味道広路さんの御飯は美味しくいただけるんだな。 なたね油さんの活躍もあるのだろうけれど。
美味しい御飯を食べ、お腹も満腹気味。
◎デザート1
ナイヤガラと、ほおずきの寒天
ほおずきの寒天は初めての味!!
ナイヤガラも小ぶりな感じで皮ごと食べられる味。
さっぱりとした気分。
◎デザート2
十勝産の小豆と白玉、黒蜜。
この小豆がウンマー!
白玉ももちもち感MAXでうんまー!
黒蜜との相性ばっちし。
◎締めのお抹茶
あれ?
に、苦い。
渋みもあってクセの強いお抹茶。
オトナな味。
しっかり点ててあるが、
こういう抹茶も・・・アリか。
ほどよい甘い抹茶に慣れてしまっていたが
この苦みとクセのある抹茶も頂くと悪くはないか。
こちらで終わりです。と一言頂きお会計。
先客の女性客2名が支払った後にお会計をする。
店主さん女将さんにお礼と少々の雑談。
このひと時が楽しい時間である。
玄関から出る際に
深々としたご主人と女将さんのおじぎ。
また来たいな、またこの味を食べたいな。
また栗山に来たいな。
また、行きます。 大好きなお店です。