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ゆきひこ８のレストランガイド
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ゆきひこ８ (50代前半・男性・東京都) 認証済
この口コミは、ゆきひこ８さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数：4.0
2014/01 訪問
素直に美味しい
神楽坂の路地裏、祇園を彷彿とさせる風情のある裏通りにひっそりと佇むお店。献立はモダン懐石というか、季節の食材を豪華にふんだんに使いながらも、例えばお造りは醤油を使わせずジュレの中に埋め込みキモと混ぜて食べさせるであるとか、1月に訪れればまだお正月の雰囲気ということでお雑煮をイメージしたお椀に旬の前であるにもかかわらず筍を入れてくるであるとか、松葉ガニを丁寧に下処理し蕪といっしょにいただく一皿あり、京都の代表的な食材である海老芋など、これでもか、とばかり繰り出してこられ、料理人の腕の冴えは群を抜いております。日本酒にも合いますがフランスワインにも当然合うので、良質なブルゴーニュの白が適価で並ぶワインリストに吸い寄せられ、満足度と単価アップという観点からこちらに誘導するように仕向けられている感じではあります。グラスシャンパンのお値段はチト高めに感じますがこちらもボトルでいってしまうとリーズナブルな価格帯に収まります。そんな呑み方をしていると、食べ物とほぼ同額の飲み物代となりましょうが、こういうお店で素晴らしい料理に出会えるのなら、たまにはそういう奮発の仕方も大いにありかと感じ入ります。中は意外と大箱で、カウンターのデート、二人テーブルの友人誕生会、4人テーブルでのダークスーツ＆交際費利用など、様々なシーンに柔軟に対応できるお店です。カウンターの希望は叶わず二人テーブルに着席しましたが、意外や意外、ノイズレベルは高く、まぁもちろん皆さんそれなりにお酒も入れば会話も弾み、そうなるとは思うもののこれだけの支払額を覚悟するお店にしてはそこの点は気になります。女性同士の利用が少なくないというのも一因かとは思います。サーヴィスは秀逸、我々はワインをボトルで頂いておりましたが絶妙のタイミングで注ぎ足してくれるし、これだけの手が込んだ料理でありながらも皿出しは実にスムースで、間が空いてぼけっとして酒だけ進む、というようなこともありませんでした。ワインが余っていれば「もう一品」を提案するなど、非常に気が利いてます。よく見るとホール係の方の絶対数も多く、攻めの料理だけではなく、ペナルティエリアの密集地帯でしっかり守り抜くディフェンスの力も感じる次第。店員が化粧室に頻繁に入るのは自分たちが用を足すのではなく日系航空会社のファーストクラスのラヴァトリー同様、常にピッカピカの状態で客が利用できるようにする配慮であります。お店を出るときには炊き込みご飯の残りをおにぎりにして持たせてくれ、礼儀正しい若き料理人は我々が大通りまで抜ける間頭を下げており恐縮。上述のとおりノイズレベルの難点なしとはしないものの、訪問して絶対に後悔しないと言える数少ないお店のひとつであります。
2014/01/12 更新
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日本酒あり
焼酎あり
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神楽坂の路地裏、祇園を彷彿とさせる風情のある裏通りにひっそりと佇むお店。献立はモダン懐石というか、季節の食材を豪華にふんだんに使いながらも、例えばお造りは醤油を使わせずジュレの中に埋め込みキモと混ぜて食べさせるであるとか、1月に訪れればまだお正月の雰囲気ということでお雑煮をイメージしたお椀に旬の前であるにもかかわらず筍を入れてくるであるとか、松葉ガニを丁寧に下処理し蕪といっしょにいただく一皿あり、京都の代表的な食材である海老芋など、これでもか、とばかり繰り出してこられ、料理人の腕の冴えは群を抜いております。日本酒にも合いますがフランスワインにも当然合うので、良質なブルゴーニュの白が適価で並ぶワインリストに吸い寄せられ、満足度と単価アップという観点からこちらに誘導するように仕向けられている感じではあります。グラスシャンパンのお値段はチト高めに感じますがこちらもボトルでいってしまうとリーズナブルな価格帯に収まります。そんな呑み方をしていると、食べ物とほぼ同額の飲み物代となりましょうが、こういうお店で素晴らしい料理に出会えるのなら、たまにはそういう奮発の仕方も大いにありかと感じ入ります。
中は意外と大箱で、カウンターのデート、二人テーブルの友人誕生会、4人テーブルでのダークスーツ＆交際費利用など、様々なシーンに柔軟に対応できるお店です。カウンターの希望は叶わず二人テーブルに着席しましたが、意外や意外、ノイズレベルは高く、まぁもちろん皆さんそれなりにお酒も入れば会話も弾み、そうなるとは思うもののこれだけの支払額を覚悟するお店にしてはそこの点は気になります。女性同士の利用が少なくないというのも一因かとは思います。
サーヴィスは秀逸、我々はワインをボトルで頂いておりましたが絶妙のタイミングで注ぎ足してくれるし、これだけの手が込んだ料理でありながらも皿出しは実にスムースで、間が空いてぼけっとして酒だけ進む、というようなこともありませんでした。ワインが余っていれば「もう一品」を提案するなど、非常に気が利いてます。よく見るとホール係の方の絶対数も多く、攻めの料理だけではなく、ペナルティエリアの密集地帯でしっかり守り抜くディフェンスの力も感じる次第。店員が化粧室に頻繁に入るのは自分たちが用を足すのではなく日系航空会社のファーストクラスのラヴァトリー同様、常にピッカピカの状態で客が利用できるようにする配慮であります。お店を出るときには炊き込みご飯の残りをおにぎりにして持たせてくれ、礼儀正しい若き料理人は我々が大通りまで抜ける間頭を下げており恐縮。上述のとおりノイズレベルの難点なしとはしないものの、訪問して絶対に後悔しないと言える数少ないお店のひとつであります。