今は昔、焼肉屋でデートするカップルはかなり親密だ、などと言われていた時代があったが今や“そんなの関係ねえ”である。
きょうび様々なタイプの焼肉店が営業しているので、TPOにあわせて出掛ければよろし、という焼肉店多様化時代である。
私なら・・・一人で肉を焼きつつ、ビールを飲む時は「みの」、同世代の面々で宴会なら「熱食」で次の移動も楽、ランチで焼肉は「奉楽」(以前、食べられるはずの牛の方が舌なめずりしているという変なイラスト付きの広告、ほっぷに出してた。)などと、とりあえず決めている。
さあ、このたびは幼児1名と小学生1名、計2名を連れてどこの焼肉店にいくか・・・である。
そんなに悩まずとも、ちょっとそこらを走ればロードサイド店舗も幾つか目につくが、子連れという状況でベストはどこなのか、いつも考えてしまう。
まあ、前回の「秋山」が好評であったのでそれでいいのだが、親戚筋から預かった幼児1名が、ちょっと恥ずかしくなる程騒いだのであった。(正直、同世代のオヤジさんの外食時の苦労がほんの少し、わかった。)
秋山、乃至それ以上のスペースのある所で他のお客さんと少し離れた場所に案内して頂ける所なら・・・ついでにショッピングモールが近場にあると適当に遊んで帰れるではないか・・。
うーん・・・プルヒャンギしか浮かばない。数年前に行った時、 参鶏湯があって感動した記憶もあり、結構良い印象を持っていたのだ。
かくして、夏の焼肉パーティーは始まった。
親戚の幼児と同じマンションの小学生の計二名を預かり、食事である。
駐車場に来た時点で、幼児が案の定走り回る。他の車の前へ走り出ようとするも、小学生がすぐに追いかけてとめてくれる。子どもも小学生になるとしっかり年下の子の面倒をみてくれて大変有り難い。
はあ〜、きっつう。できれば、子どもが小学生くらいの状態で生まれて来てくれたらいいのに、と思ってしまう。シマウマも生まれてすぐにしっかりしているではないか。なんであんな不完全な、保護の必要な状態で生まれてくるのか、なんて事を書くと、ご批判があるかもしれん。だから子育ては素晴らしいんだ・・・とかいうご意見もあるやも知れん。
でも、お父さんもお母さんもたまには子ども達から解放されたいんだろうな・・・でなきゃ、このお茶山にお守りを任せるはずねえし。
結論・・・焼肉はやっぱりうまい。が、それ以上にガツガツ食べる奴らを目の前にすると余計うまい。