のくたーん号さんのマイ★ベストレストラン 2011

のくたーん号の胡桃ぶ道五十三次

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

 タケウチ、シュクレ、ビエル、そしてプレザンは個人的な殿堂入り店(4店共に★5.0)です。
大阪でパン好きの人なら、知らぬ人は居ないほどの名店です。
そして、他にチョイスしたのは、感動したパンに出逢えた御店や層の厚さが魅力なパン屋。
口コミ数や知名度に左右されることがなるべく無いように心掛け、選定しました。
他にも選定したい御店も沢山あったので、あくまで、とりあえずのベスト10、といったところです。

 そして、今年一年を通じて心底感動したパンは…

①有機ココナッツと大納言のフランスパン@プレザン
②アールグレイティー&ホワイトチョコ@SURIPU
③塩ぱん@ブランジュリ・キイチ

 の3つです。
ほぼ焼き立ての状態で頂けた、というのも大きな要因の一つですが、ホンマに旨かった…
今思い出しても垂涎モノです。

マイ★ベストレストラン

1位

プレザン (高槻、高槻市 / パン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/12訪問 2011/12/09

大阪で一番好きなパン屋さん、何を食べても旨い!、その一言に尽きます。

≪第四投≫(2011年12月)
 山田家乃ごん太で食べた後に、おやつを…と久々に訪問。
お腹も少し膨れていたので、『有機ヘーゼルナッツとホワイトチョコのフランスパン』(200円)を購入。
ちなみに、日替わり商品、となっています。


<有機ヘーゼルナッツとホワイトチョコのフランスパン> ★4.5
クラストはかなーり固め、クラムもシッカリしていて、全体的にもSっ気の強いハードさ。
フィリングは甘芳ばしさがヤミツキのヘーゼルナッツとマッタリ上品な甘さのホワイトチョコ。
バランスで言うと、生地の強さが中心。
2種のフィリングがバランス良く立っているものの、フィリングは脇過ぎない、程好い脇役…
といった印象。

上品ながら、バランス感覚に長けたパンはやっぱ旨いなぁ
また来ようっと。


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≪第参投≫(2011年9月上旬)
 昨日購入したブールは帰宅してから頂きました。
その日の晩に、半分はそのまま、もう半分はトースターでリベイクして頂きました。


<ブール> ★4.0

(ⅰ)そのままで
クラストは固く、何故かチーズのような香ばしさ(気のせい?)
クラムはシットリ&もっちり、全体としても中々ハードらしい噛み応え。
小麦の味も普通にしますが、期待値が大き過ぎたかなぁ
オリーブオイル&藻塩(&バジル)をちょびっとつけて頂くと、美味しかったです。

(ⅱ)リベイクして
クラストが活き返って、サックリ♪
でも、リベイクしても普通かなぁ
もちろん充分美味しいのですが、やはり期待値が大き過ぎた…(汗)


窯出しから半日近く経過していたので、是は正確な評価だとは言えないと思います。
今度はバゲットかな。


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≪第弐投≫(2011年9月上旬)
 前回訪問時に食べたベーグルと日替わりフランスパンが強烈に旨かったので、再訪です。
あちこちパン屋を回っていますが、今のところ大阪では此処が一番好きです。
今回購入したのは以下の3つです。


安納芋・いよかん・くるみのベーグル 230円  種子島産の安納芋を使用
きなこっぺ 150円  国産のきな粉を使用したクリームと大納言小豆使用
ブール 180円


<安納芋・いよかん・くるみのベーグル> ★4.6
生地の引きの強さは程々、ですが弾力と粘りの強さは相も変わらず素晴らしいの一言。
ムギュムギュとしたベーグルらしい食感は大阪でも屈指でしょう。
フィリングは甘めで滑らかな安納芋が味の中軸となっています。
伊予柑は刺々しさのない、円やかな爽やかさ、胡桃は控え目な存在感。
3種のフィリングを安納芋を中心に組み立てた印象です。
芋と柑橘って合うんだなぁ


<きなこっぺ> ★4.7
生地はごく普通のコッペパン。
生地だけならカナリヤの方が好みかなぁ
まま、ですがフィリングのきな粉クリームが強烈!

こってり甘い、そのきな粉クリームですが、恐るべき程の芳醇な香ばしさに満ち満ちています。
きな粉がバンバン来てます、鼻息までもがきな粉風味m(__)m
ただ、それくらいに強烈なクリームなので大納言小豆は存在がかなり霞んでいたように思います。
また、生地に対してクリームが多めなので、最後は幾許かチョコ辛いならぬ、きな粉辛く感じました。
うーん、でも旨い、旨いとしか言い様がないくらいに美味しい。。


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≪第壱投≫(2011年8月下旬)
 JR高槻駅界隈をウロウロ、確かこの辺だったはず…
とパン屋を探します、すると運良く発見!(嬉)
行き辺りバッタリがモットーです、でも少しは下調べすることもあるのです。
そのせいか、今朝から微妙に雨が降っていますm(__)m

 こじんまりしたその可愛らしい外観、店内も狭いながらやはり可愛らしさを覚えます。
パンの種類は多くないですね、むしろ厳選したものだけを出している、その程度の種類です。
意外と昔懐かしいようなパン、コッペ系や黒豆パン、チョコパンなどが並んでいます。
詳しいラインナップは画像で確認お願いします。

 うーむ、店内に入ってまずは輪っか状の輩を発見します。
はい、もうマッシグラです、馬鹿なのであればすぐに飛び付きます。
まずは『プレーンベーグル』(150円)をトレーヘ乗せます。

 しかしながら、有名店でベーグルだけ、というのも寂しいです。
何か無いか?とハード系から探すと、日替わりパンが見つかります。
2種類ありましたが、小豆好きなので『大納言と有機ココナッツのフランスパン』(220円)をトレーヘ。
レジ接客担当は大阪のお姉さん、繁盛店らしい垢抜けた対応であります。
ささ、実食と致しましょう。


<プレーンベーグル> ★4.9 ベーグル度 10/10
まず引き千切る時の、引きの強さたるや…中々千切れません。
食べてみても、そのムギュムギュ感、縦の噛み応えだけでなく、横の食感(粘り)にも随分と富んでいます。
尻上がりに攻めて来る粉の味も良いですね、もう少し甘みがあれば★5でした。
いやいや、これはもうほぼ理想形のベーグルです、今まで食べた中でも5本の指に入ります。


<大納言と有機ココナッツのフランスパン> ★5.0
クラストはバリっサクっ豪快に割れるタイプ、クラムはもっちりで、全体としてもハードらしい噛み応え。
比較的焼き立てに近かったようで、生地が既にオーラ放っています。

そして、何よりフィリングが凄まじいですね、ココナッツの風味がバンバン来てます。
鼻からココナッツ溢れ出てます、鼻息までもがココナッツ風味ですm(__)m
大納言小豆もホッコリ素朴に美味しいです、甘過ぎずに素材の良さがよく出ています。
素材の良さをダイレクトに、それでいて具材の組み合わせの妙を感じましたね。
文句無しに旨いです。


でもって、あまりに美味しかったので食べ終わってから、すぐに再訪!(実話)
今度はお土産用に上記2品と、『チョコベーグル』(200円)と『有機レモンピールのフランスパン』(220円)を購入です。


<チョコベーグル> ★4.2
引きや食感の強さはプレーンに比べると、少し弱めです、でも充分良い噛み応えとムギュムギュ感。
チョコは有名なヴァローナのものを使われているそうです(ヴァローナ、知りませんでした…)
しかしながら、幾許か大人志向の上品なチョコ、洋酒でも入ってるのでしょうか?
詳しくは分かりませんが、何だか少し癖があって好みでは無かったです…
少し癖がある(気がする)ので、好み分かれそうなチョコではあります。


<有機レモンピールのフランスパン> ★4.5
もう一つの日替わりパンです。
クラストはサックリ、クラムはモッチリで大小の気泡が見えるように素晴らしい出来です。
全体としてもハードらしい噛み応え、生地に凄みを感じます。

レモンピールは癖無く、甘さ控え目、上品で柔らかい爽やかな香りと酸味で野趣味とは無縁。
蜂蜜っぽい風味があったような気が…まま細かいことは美味しければ関係無いですm(__)m
これも旨いです、文句なんて間違っても出ないです。


<総評>
単純、素直に旨い。
その言葉で充分なくらいに美味しいですね。
ムギュムギュしたベーグル好きには是非ともプレーンを試して欲しいです。
また、今回はハード系でもプレーンは頂かなかったので、今度はそちらも試したいですね。
北摂って、どんだけ優秀すぎるパン屋があるねん…羨まし過ぎる。。

  • 有機ヘーゼルナッツとホワイトチョコのフランスパン(日替わり商品)
  • 有機ヘーゼルナッツとホワイトチョコのフランスパンの断面
  • ブール

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2位

ブランジェリ・キイチ (大阪狭山市、金剛 / パン、スイーツ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/10/17

みすとらる、と云う名のオソレ

 何かを食べて、「美味しい」や「旨い」と思うことはままある。
程度に差はあれど、そういう時は少なからず幸福感に包まれる。

 しかしながら、食べ歩きをしていると、何かにオソレを抱く程の食べ物にはそうそう出逢えない。
幾許か感動するモノにはしばし出逢えたとて、オソレまでを抱くモノには出逢えない。
それは驚きと云う概念を少し超越した所に、ヒトの本能が抱く感覚であろう。
今までのモノとは明らかに違う、それでいて体が自然と欲してしまう。

 まだ焼き立てに近いそのpain sales(パン・サレ)の生地にまずオソレを抱く。
これほどまでに弾力に富んだモチモチしたパンがあるのか、と。
もちろん生地自体も旨い、旨いという言葉が陳腐に聞こえるくらいに旨い。

 地中海を思わせる、その味付けは岩塩とオリーブオイルとハーブ系の組み合わせ。
まずはその塩加減、余りに絶妙、ヒトの体内のその濃度に合わせたかのようか塩加減である。
もちろん塩自体も旨い、オイルも香り良く、ハーブ系はローズマリーだろうか。
細かいことは抜きして、体が本能のままに欲する程に旨い。
やはり此処でも旨い、その言葉が陳腐に思えるくらいに旨いのだ。

 食べながらにして、アルプスから地中海へと吹く、冷たい局地風を思い浮かべる。
彼の名は、みすとらる、その冷たい風がオソレに似ている、そう感じたのは言うまでも無い。


訪問壱回目 パン・サレ ★5.0

訪問弐回目 マロン・パヴェ ★4.0   パン・オ・オリーヴ ★4.2

  • パン・サレ(塩ぱん)
  • パン・サレの断面
  • パン・オ・オリーヴ(オリーヴとベーコン入り):120円 ★4.2

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3位

ル・シュクレクール 岸部 (岸辺、正雀、千里丘 / パン、サンドイッチ、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/11/23

変態。

≪第弐投≫(2011年10月)
以下の3つを購入。

バトンブランシュ  260円  ナッツと蜂蜜を使用した固いパン
マンダリンマロン  240円  栗とマンダリンオレンジ使用
アクサンヴェール  240円  ホワイトチョコ、オレンジ、蜂蜜、グリーンオリーブ使用


<アクサンヴェール> ★4.7
生地は少し粘りのあるシットリ食感。
味の中心はホワイトチョコ。
フィリングの強さ関係は、ホワイトチョコ>オレンジ≒グリーンオリーブ
で、オレンジ、オリーブがホワイトチョコを巧くアシスト。
かなり変態的味わいのパンです、めっちゃヤラシイ味わい…


<マンダリンマロン> ★3.8
生地は同じく少し粘りのある食感、単に固いだけで無いのが素晴らしいですね。
フィリングはホッコリ素朴に美味しい栗、上品な爽やかさのオレンジ。
驚くような美味しさではないですが、卒無く美味しいですね。


<バトンブランシュ> ★4.6
食感は見た目通りに固めで、香ばしい風味有り。
ナッツの香ばしさと蜂蜜の程好い甘みが絶妙ですね。
大人のスナック、って感じかな。
お酒のお供にもなりそう。


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≪第壱投≫(2011年7月)
 土曜の14時半頃に伺いました(領収書の時刻はレジスターの調整ミスだと思われます)。
超有名ブーランジェリーとのことでしたが、谷間の時間に訪問したようで空いていました。
パンの種類も比較的豊富だったように思います。

お洒落な外観を横目に店内に入ると、これまたお洒落な店員さんがお出迎え。
落ち着いた物腰で余裕を感じさせる言葉遣いは流石人気店といった感じです。
パンは洋菓子店と同様にショーケースに並べられ、欲しい商品を店員さんに告げるシステム。
初めての方は緊張するかもしれません(特に混雑時は慌てふためくかも?)

今回は『バゲット・キュリー・プティデジョネ』の3点(値段は領収書に記載)を購入しました。


<バゲット> ★4.5
まずシンプルに生地を味わえるモノを…と思い、購入しました。
クラストは堅めに焼かれて、小麦の芳醇でヤラシイまでの香ばしさで満ち満ちています。
クラムはモッチリというよりはネッチリした食感で、仄かな塩気を感じます。

柔らかさやシナヤカさよりも男前で無骨というキーワードが当てはまるタイプのバゲットでは無いでしょうか。
バゲットをあまり食べ歩いた訳ではないですが、これほどのバゲットには中々出逢えないような気が致します。


<キュリー> ★3.5
少し柔らか目の生地を使用した焼きカレーパンです。
カレー自体はマイルドで適度なスパイス感…
正直に申しますと、それほど特徴的なカレーではありません。
普通に美味しい焼きカレーパンといったところでしょうか。


<プティ・デジョネ> ★3.5
ハードタイプの生地にクリームチーズとブルーベリーを練り込んだパンです。
ベーグル等でも見掛けるように、クリームチーズとブルーベリーの組み合わせは定番ですよね。

濃厚なクリームチーズは微かな酸味を伴い、ブルーベリーと一緒に口に含むと複雑な味わいとなります。
チーズ自体がかなり濃厚なので、ブルーベリーが少し負けた印象でしたが許容範囲内でしょうか。
果実のフルーティーさが微弱ながら良いアクセントになっていたように思います。


まだまだ魅力的で購入したいパンが沢山ありました。
再訪必至であります。

  • 今回購入したパン達(バトンブランシュ・マンダリンマロン・アクサンヴェール)
  • バトン・ブランシュ
  • マンダリン・マロン

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4位

タケウチ (本町、肥後橋、阿波座 / パン、サンドイッチ、ベーグル)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/11訪問 2011/11/05

良い意味で、バランス感覚に長け過ぎたパン達。

≪第参投≫(2011年11月)
 休日の朝10時という混み混みな時間帯に此方へ。
購入したのは以下の3点です。


天然酵母のオリーブ  (たぶん)180円
フルーツ入りライ麦パン  (たぶん)170円  2種のレーズン、伊予柑、胡桃入り
クランベリーとアーモンドのライ麦パン  (たぶん)170円


<天然酵母のオリーブ> ★4.3
生地は結構カタめ。
塩気と癖っ気の強いグリーンオリーブがゴロゴロ入っています。
オリーブばかりが注目されがちですが、やはり生地がまず旨いです。


<フルーツ入りライ麦パン> ★4.5
まず、生地からライ麦の良い匂いが♪
もちろん生地が風味豊かで味わい深いです。
食感も少し粘りのある(ような)心地良くも、頂き易い噛み応え。
フィリングのバランスも申し分無く、生地とフィリングのバランスも付け入る隙無しですね。
伊予柑のスーッと抜ける爽快さ、3F33秒台前半モノです。


<クランベリーとアーモンドのライ麦パン> ★4.4
こちらも同様に、ライ麦の良い風味と味わいが楽しめる生地となっています。
食感も然程カタくは無く、頂き易い噛み応え。
優等生過ぎる程に生地が美味しいですねー
フィリングも芳ばしさバンバン来てるアーモンドと爽やかなクランベリー。
バランスは勿論良いですけど…
良過ぎるが故の物足りなさを感じる人が居るかも、知れませんね。


<総評>
生地の素直で風味豊かな味わい。
具材と生地とのバランスや、具材同士のバランス。
どれを取っても、良過ぎる程に良い、としか言いようが無い位にバランス感覚に長けたパン達です。
だからこそ、逆に物足りなさを感じる人も居るかも知れません。
まま、贅沢、な話ではありますが(笑)


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≪第弐投≫ (2011年9月)
一ヶ月振りにタケウチさんへ、16時半頃でしたがまだ少しながら商品が残っていました(嬉)
購入したのはベーグル2種類(各168円)です。


<抹茶と渋皮栗のベーグル> ★4.8
引きは程々、ですが弾力・粘りの双方に富んだ素晴らしいムギュムギュ食感♪
ベーグル度は文句無しの10/10!
抹茶の風味もちゃんとしますし、栗も程好い甘さで素朴に美味しいです。
敢えて言うなら、もう少し栗が入っていれば…


<チョコのベーグル> ★4.8
抹茶のベーグルに比べると、ほんの少しだけ食感は弱め(でも充分にムギュムギュしています)。
食感も文句無しにベーグルらしいです(ベーグル度 9.5/10)
フィリングはチョコ、オレンジピール、アーモンド。
チョコは量たっぷりで程好いビターさ、オレンジピールも脇をしっかり押さえています。
アーモンドは微かに感じる程度、でもでもフィリングと生地のバランスも文句無しですね。


<総評>
前回訪問時には嵌り切りませんでしたが、今回のベーグルはど真ん中ストライク♪
シンプルな食事パンよりも、菓子調理系がお得意なのでしょうか。
まま、此処はもう何度でも訪問したいですね。
評価も満点に上方修正であります。


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≪第壱投≫ (2011年8月)
一日に2度開店するパン屋。
ガードマンの居るパン屋。

このお店を形容する時にこんな言葉が頭に浮かびます。
上の二つの表現だけで、ココがどれ程の人気店であるかということが分かりますよね。
人気過ぎて、昼過ぎには商品は品切れ…一度閉めてから、15時くらいから再開店。
マナーの悪い客が居ないかチェックする為のガードマン。
これだけで、このお店の人気がよく分かります。

※8月14~22日は夏季休暇(店内に案内がありました)です


さてさて、朝食がいつもより早かったので既にお腹が減って来ております。
オヤツにと朝の8時半(笑)にコチラへ伺いました。
ガードマンが扉を開けてくれ、入店します(ちなみに店内は撮影禁止です)
開店してから間もない(開店は朝8時)せいか、菓子パン・焼き菓子・サンドイッチ類が多かったですね。
ハード系は少なめ、朝の早い時間帯は菓子パン系が多いようです。

はてさて、どうしようか?と店内を物色。
生地をシンプルに味わえるモノが少ないです、うーん困ったものです。
菓子パンでも買うかな、と思った矢先に中々にゴッツイ奴が目に入ります。
「大きいけど、まぁ良いかな」とトングで『天然酵母 ナチュレ』(420円)をトレーへ。
もう一つくらいはと更に物色し、『モーンスコーン』(157円)をチョイスしました。


<モーンスコーン> ★4.0
ドイツの黒ケシ(モーンは独語でケシの意)ペースト入りのスコーンです。
外はサックリ、中はシットリでバターの強過ぎない風味が好印象です。
甘過ぎない(勿論それなりには甘いです)し、バランス感の良いスコーンですね。
黒芥子の風味は殆ど分かりませんでしたが(汗)


<天然酵母 ナチュレ> ★4.0
てっきり普通のバゲットと思って購入したのですが、ちょっと違った印象を受けました。

焼き立てを購入出来たので、クラストはサックリと心地良い食感で風味も良いですよ。
クラムはモッチリした食感、クラムとクラストの食感のコントラストも素晴らしいですね。
しかしながら、気になったのがクラムの酸味です。
天然酵母由来の酸味なのか、それとも生地にライ麦が入っているのか?
それは分かりませんが生地自体の酸味が幾許か強めだったのが個人的には好みじゃありませんでした。
ただし、風味自体は好印象でしたので、このパンは酸味が評価を別けそうであります。


<総評>
まず、天然酵母ナチュレについて。
もちろんお店側としては意図した酸味であるとは思います。
そうであるなら、商品札の所に一言、「このパンは酸味が…」と書いて下されば有り難いですね。
酸味が苦手な方も居ますし、そうすればその方々は苦手なモノを事前に回避できる訳ですし。

次に、それでもこのお店の生地の旨さには言う事がありません。
また食パンも頂いてみたいですし、惣菜系・菓子系も食べてみたいですね。
まだ2つ頂いただけですが、個人的には★4.5以上を出せそうなポテンシャルがありそうだと感じました。

  • フルーツ入りライ麦パン(2種のレーズン、伊予柑、胡桃入り)
  • フルーツ入りライ麦パンの断面
  • クランベリーとアーモンドのライ麦パン

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5位

スーリープー (鶴舞、上前津、矢場町 / パン、サンドイッチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/08訪問 2011/08/29

名古屋の至宝ではないでしょうか?

 青春18切符の使用回数(5回分)のうち、3回は愛知県遠征に消費しました。
その3回目の大目玉がコチラです、愛知県のパンランキング1位であります。
場所はJR鶴舞駅から歩道橋を上り、高速道路を潜ってスグであります。

 ちなみに、鶴舞と云うと大魔神のかーちゃんを思い出します。
まま、それはさておき可愛らしい外観を横目に入店であります。

 ちなみにパンの焼き上がり次第で、朝11時より少し前には購入出来るようになっています。
今回も10時50分くらいに伺ったのですが、お店の方から「宜しければ、どうぞぉ~」
の声を頂きます、入店する際にも店員さん(お姉さん)の元気な声に出迎えられます。

 店内は工房直結型、可愛らしい売り場スペースは狭く、雑貨屋風ですね。
大阪でいえば、キイチ@大阪狭山を少し明るく、広く、したイメージです。
パンの種類はまだ多くありません(開店時刻頃の段階)、種類が最も揃うのは正午過ぎだそうです。
商品ラインナップ(開店時刻頃)は画像で確認下さい。

 ささ、如何にもオーラを放っているパンが多いです。
ハード系なんて、食べる前から美味しいパンであります、オーラばんばん来てます。
見てるだけで垂涎モノですm(__)m

 悩んでいる間にも、快活な声でお姉さん(店員さん)が色々と説明下さいます。
「もう少しすれば、ソフト系も焼き上がりますよ~」
「種類が一番揃うのは12時15分くらいなんですよ~」

 ちなみに後客に御婆さんがいらしてたのですが、お店の方が丁寧にパンの説明をされていました。
御婆さんがハード系のパンを注文しようとすると、「こちら固いパンですけど、大丈夫ですか?」
等々…余計なお世話と仰る方も居るかもしれませんが、本当にパンが好きだからこそ!
パンをお客さんに真に味わって欲しいからこそ、の接客対応であると思います。
空いている時間なら、アレコレとお店の邪魔にならない範囲で御話は訊けそうですよ。

 結局、あれこれ悩んだのですが…購入したのは以下の商品です。

フルーツスティック(280円)×2個
カンパーニュ(ナッツ&フルーツ)(280円)×2個
カンパーニュ(クルミ)(250円)×1個
アールグレイティー&ホワイトチョコ(250円)×1個 ←窯出し直後の焼き立てホヤホヤ♪


<アールグレイティー&ホワイトチョコ> ★5.0 (焼き立て時の評価)
クラストは薄くも軽いサクっパリっとした食感、クラムは軽いモッチリ感、冷めたら噛み応え出そうですね。
まず特筆すべきは生地に練り込まれたアールグレイの上品かつ力強い香りです。
それでいて、ホワイトチョコも上品な甘さ、ホワイトチョコにアリガチな甘ったるさは皆無です。
このアールグレイとホワイトチョコの双方を立たせるバランス、素晴らしいですよ。
本当に、素晴らしいという言葉しか出ないくらいに素晴らしいです。
焼き立て時に出逢えたなら、即購入をオススメします。


<フルーツスティック> ★4.0
リンゴ・レーズン・オレンジピール・ナッツ等を入れた、ライ麦使用のハード系です。
まず匂いを嗅ぐと、香ばしく、それでいてシナモンの香りを幾許か感じます。

クラストはガリっバリっと豪快に割れるタイプ、非常に香ばしく、所々に苦みを感じます。
クラムも相当なオーラを感じます、がフィリングが多くて素地の風味が分かり難かったです…
今度はシンプルなのも買いたいですね。

フィリングですが、本当に量たっぷり、フルーツ類はどれも甘め、ですがクドさは皆無。
各々のフルーティーさも残っています、しかしながらナッツがちょっと弱いですね。
正直な感想としては、フィリングが生地を負かす勢い、だった気が致します。


<カンパーニュ(ナッツ&フルーツ)> ★4.2
クランベリー・レーズン・カシューナッツ・胡桃を入れた天然酵母のカンパーニュです。
随分とハードハードな噛み応え、かなりドSなカンパーニュです。

クラストは分厚く、かなり固め、豪快にガリっバリっ割れて口腔内を攻撃してきます(笑)
非常に香ばしさ、というより苦い部分も多く、わざと野趣味・武骨さを演出しているように思えます。
しかし、田舎(=カンパーニュは仏語で「田舎」の意)らしさを苦みや焦げで表現してるのかな?
と思います、食べ手を選びそうなパンですが、コンセプトの一貫性を考えると大いにアリなクラストです。

クラムもモッチリ、ライ麦も配合されてるのでしょうか、それっぽさあったような?
まま、風味良好で美味しい生地であります、美味しければ細かいことは無問題ですm(__)m

フィリングの存在感は、ナッツ系>フルーツ系の印象です。
今度は生地がフィリングを圧倒して来ます、あの良い意味で無骨な風味がフィリングを負かす勢いです。
顎を酷使するハードハードなパンですし、苦み強めなので食べ手を選びそうです。


<カンパーニュ(クルミ)> ★4.0
生地については、ナッツ&フルーツと同じだと思います。
同様に、ドSな食感と無骨な風味、好きな人には垂涎モノですよ。
フルーツが入ってない分だけ、ある意味カンパーニュ(田舎)らしいでしょうか…
ですが、フルーツ入りの方が幾許かは食べ易い気はします。


<総評>
まず、アールグレイティー&ホワイトチョコは本当に感動する程に美味しかったですね。
このパンは大阪でいうと、タケウチ辺りのテイストを感じます。

そして、カンパーニュ系は文字通りに田舎らしさを武骨さで表現したかのような印象です。
食べ手を選びそうではありますが、この方向性も大好きですね。
芯の強さを感じるお店ですし、レベルの高さを十二分に感じることが出来ました。
名古屋に来れば、ココは再訪必至です。

  • アールグレイティー&ホワイトチョコ
  • フルーツスティック
  • フルーツスティック

もっと見る

6位

ビエル (香里園 / パン、サンドイッチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/09訪問 2011/09/12

思わず、「全部下さい!」と言いそうになるパン屋さん

≪第壱投≫(2011年9月上旬)
 こちらは「京阪神のベーカリー」(京阪神エルマガジン社)に掲載されていたお店です。
修行先が修行先なだけに、自ずと期待が高まっての訪問です。

 「確か、この辺だったよなぁ…」

 と京阪香里園駅界隈をウロウロしますが見つかりません。
路地に入って更にウロウロ…見つかりません(汗)
更にウロウロしますが…見つかりません(オー汗)
ええい、何処やねん!とウロウロしてようやく見つかります(滝汗)

 それくらい、住宅街の中にひっそり佇んでいます。

 さて、緑色の開放的な外観を横目にようやくの入店です。
店内は工房直結型の開放的な空間となっています。
商品であるパンは客間と工房の仕切りであるカウンターの簀の子上に並べられています。
シュクレと同様に、欲しい商品を店員さんに告げる対面式販売となっています。

 簀の子上に並べられたパン、その殆どはハード系となっています。
ソフト系のパンは10種あるかないか、という程度です。
しかしながら、どのパンも食べる前から美味しそうなオーラをバンバン放っています。
見るからに美味しそうです。

 うーん、悩みに悩みます。
もう、いっそのこと、「全部下さい!」と思わず言っちゃいそうになります(実話)
しかしながら、全部はもちろん食べ切れません(そりゃそうだ)
なので、断腸の思いで以下の3つを注文です。


バゲット(中)  200円  購入当日の晩に、半分はそのまま、もう半分はリベイクして頂きました
厚切りココナッツとクランベリー、少しコショウ  200円
フリュイ  260円  赤ワイン漬けの2種のレーズン、無花果、柚子、胡桃入り


<厚切りココナッツとクランベリー、少しコショウ> ★4.2
クラストは然程固く無く、クラムは素晴らしいスダチ(気泡)具合。
固過ぎない食べ易いカタさで、生地自体が相当素晴らしいと思います。

食べると、最初はココナッツの甘香ばしい風味が押し寄せます。
後半は絶妙な甘酸っぱさのクランベリーが強く感じられ、ココナッツは控えに回った印象。
コショウは…殆ど判りませんでした(汗)
充分過ぎる程に美味しいのですが、幾許かベリーが強いかなぁ


<フリュイ> ★4.7
クラストは固めでサクっパリっ、見た目通りに非常に香ばしく、クラムもしっとり。
全体としても中々ハードらしい噛み応え、これ好きです。
クラストの少し焦げた感じもフィリングの強さを考慮して、でしょうか?

フィリングの存在感がこれまた圧倒的。
かなり量が多いのも関わらず、一つ一つの素材の風味がバランス良く立っています。
チグハグ感は皆無、時折颯爽と駆け抜ける柚子の風味がホント素晴らしいと思います。
3F32秒台は確実でしょう(意味不明)
文句なく旨いです。


<バゲット(中)> ★4.5
フランス産石臼挽き粉を配合したバゲットです。

(ⅰ)そのまま
焼き上がりから時間が経過しているので、クラストは固く無く割れません。
クラムは良い感じのスダチ具合、かなりシットリしていて、粘りのあるモッチリ食感。
ハードらしい噛み応えですが、単に固いだけでないのが素晴らしいですね。
小麦の香ばしい風味と共に、甘みも尻上がりに感じます。
ただ、幾許か感じた酸味が気に掛かるところ…(酵母由来でしょうか?)

(ⅱ)少しクラストに水分を与えて、トースターでリベイク(焼き戻し)して
クラストが活き返って、サクッパリッ♪の心地良い食感。
ただ、ちと粉の味が弱まったかな…(先にそのまま食べて、粉の味に慣れたせいかも?)
まま、でも十二分に美味しいバゲットであります。


<総評>
ご夫婦でされているようですが、非常に穏やかな接客対応です。
マイペースで、それでいて凛とした芯の強さを感じました。
それはパンにも通じるものがあるように思います。
淀川左岸に輝く一等星、何度も訪問したいお店であります。

  • フリュイ
  • 厚切りココナッツとクランベリー、少しコショウ
  • バゲット(中)

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7位

パン・デ・キラン (千里丘、摂津市 / パン、ベーグル、スイーツ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/09訪問 2011/09/15

住宅街にひっそり佇む、実力派の穴場的パン屋さん

 千里山から少し住宅街に入ったところにあるパン屋さんです。
パンカンテ(現カンテグランデベーカリー)で修行された方がされているそうです。
開放的な外観を横目に、入店してみましょう。

 店内は今時のお洒落なブーランジェリー風、非常にゆったりした広さとなっています。
良い意味で朗らか、且つ、緩い空気が流れていて落ち着いてパンを選ぶ事が出来ます。

 パンのラインナップは実に豊富、アレコレと目移り必至ですね。
詳しい商品ラインナップは画像で確認下さい。
ちなみに、素材にも色々こだわられているようで、店内外にその旨の案内がありました。

 結局、今回は以下の2つを購入です。
本当なら、他にも買いたいハード系が数点あったのですが次回のお楽しみにしておきます。


豆乳ベーグル  160円  国産小麦100% アルゼンチン産蜂蜜  ヒマラヤ岩塩
天然酵母のライ麦パン(ドライフルーツ&ナッツ)  250円  国産小麦 ドイツ産ライ麦 ヒマラヤ岩塩


<豆乳ベーグル> ★4.5
引きの強さは程々、弾力と粘りの双方に富んだムギュムギュ♪とベーグルらしい食感(ベーグル度 9/10)
非常に心地良い食感、比較的食べ易い、程好いムギュムギュ感だと思います。
生地自体も粉の風味や味、噛めば噛むほどに感じる甘みが素晴らしいの一言。
豆乳は微かに感じるかな?程度ですが、生地自体が相当旨いです。
そのまま食べても、充分過ぎる程に美味しかったですね。


<天然酵母のライ麦パン(ドライフルーツ&ナッツ)> ★4.5
クラストはサクパリと固過ぎず、クラムはしっとり&モッチリ、全体としても比較的食べ易いハードさです。
何よりも生地自体の風味や味が素晴らしいですね、ライ麦の風味がきちんと活きています。

量たっぷりのフィリングはレーズン、無花果、胡桃、柑橘系ピール(他にも入ってるかも?)
複雑な味わいでいて、チグハグ感は皆無、フィリング内のバランス感も素晴らしいです。
加えて、生地とフィリングのバランスも非常に良いと思います。
敢えて言うなら、ピールの爽やかさとフルーティーさがもう少し欲しいかな?
でもでも、充分過ぎる程に旨いです。


<総評>
まずは生地自体が相当美味しいです。
ライ麦系も嫌味はなくて、風味の良さだけが際立っているように感じました。
これはもう一種のフィリング入りライ麦やバゲット等も購入したくなりましたね。

食べログでの評点は然程高くはないですが、個人的には3.5以上は少なくともあって然るべき。
それくらいの実力派に思います。
個人的に★4.5をつけたのは以下の3つの理由によります。

・ベーグルの食感が好みだった
・生地が相当美味しい
・フィリングのバランス感に長けている

紛れも無く、吹田でも名店に数えられるお店の一つだと思います。
シュクレよりもこちらの方が好き、そういう方が居ても何ら不思議でないと思います。

  • 豆乳ベーグル
  • 天然酵母のライ麦パン ドライフルーツ&ナッツ
  • 豆乳ベーグルの断面

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8位

ブーランジェリー ブルディガラ 大阪店 (西梅田、北新地、大阪梅田(阪神) / パン、カフェ、ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/10訪問 2011/10/20

梅田界隈でハード系のパンなら此処、界隈では頭一つ抜けています

≪第弐投≫(2011年10月)
 少し足が遠のいていましたが、久々に訪問です。
今回購入したのは、以下の3点。


フリュイ・ルヴァン・ナチュール  280円  たっぷりのレーズン&胡桃入りの自家製天然酵母使用
ショコラッテ  160円  仏・ヴァローナ社のチョコを使用
オリーブ  260円  2種のオリーブ入り


<フリュイ・ルヴァン・ナチュール> ★4.2
生地は少し粘りのある、しなやかなハードさ。
単に固いだけとは異なる、良い噛み応えです。
まず生地自体が旨いなぁ
フィリングもレーズン&胡桃が引く程に、嫌がらせか?と思う程に大量に入っています(実話)
もちろんレーズンはジューシー、胡桃も皮を残してワザと野趣味を出した演出。
美味しいわぁ、これ…


<ショコラッテ> ★4.0
生地はクラスト・クラム共にシッカリ、中々にSっ気の強い噛み応え。
チョコは流石ヴァローナ!というような、上品な甘さとビターさ。
滑らか過ぎず、わざと微かに固形感を残したような触感がまた良いですね。


<オリーブ> ★4.0
生地はモッチリ感もある程好いハードさ。
比較的頂き易い固さだと思います、生地自体も小麦の味が素直に感じられます。
フィリングは黒と緑の2種のオリーブ、量はそこそこですが丸ごとのモノが数粒イン。
オリーブらしい癖っ気が楽しめます。

やっぱりブルディガラ、外しませんね。

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≪第壱投≫(2011年9月)

 上本町・梅田ローラー作戦の8軒目、今回のローラーの大目玉です。
以前は京都駅の店舗にお邪魔し、その生地のレベルを痛感した記憶が今も鮮明に残っています。
ではでは、今度は大阪のお店へと思っていて、ようやく訪問叶いました。

 パンの種類はハード系がメイン、他にはタルト系等のスイーツパンも揃っていました。
ハード系のみ写真撮影(許可貰っています)致しましたので、詳しい商品ラインナップは画像で確認下さい。
結局、購入したのは以下の3品です。


グルノーブル(小) 130円  … 最上級の仏産胡桃を使ったクルミパン
ベルリーナ フィグ  220円  … 無花果と胡桃入りのドイツの田舎パン(ライ麦パン)
アブリコ マング  240円  … アプリコットとマンゴーの入った、ライ麦使用のパン


<グルノーブル(小)> ★4.5
クラストはシットリ固め、クラムはシットリ&モッチリで、全体としてもハードらしい噛み応え。
生地自体がまず旨いですね、粉の味や風味も言うこと無しです。
それでいて、胡桃も最上級と言われるモノを使ってるだけあって流石に旨い!
量もタップリ、食感も良くて甘みや風味も付け入る隙無しですね。

生地も胡桃も旨い、今まで食べた胡桃パンの中では断トツに旨いと思います。


<ベルリーナ・フィグ> ★4.5
クラストは固くありません、クラムはしっとり&もっちり、全体としては少しソフトかな?
と思うくらいの食感、食べ易い固さだと思います。
無花果は洋酒でしょうか、大人びた上品な薫りです。
胡桃は脇に控えた存在感、もちろん質は良いですよ。
生地とフィリングの一体感も素晴らしいと思います。


<アブリコ・マング> ★4.3
クラストはこちらも固くはありません、クラムはしっとり&モッチリした食感です。
全体としても、しなやかハードな噛み応え、生地自体も相当旨いです。

ドライフルーツも程好い甘さと微かな酸味でしょうか、爽やかさやフルーティーさも充分感じます。
量も生地の大きさを考慮したバランスの良さですね。
それと、商品札には書いていない、木の実類も入っていたような?
胡椒か何か、スパイシーな風味のする木の実で、Dフルーツに合間に面白いアクセントを付けていました。


<総評>
梅田周辺で食事パンのハード系となると、まず思い浮かぶのはダンマルシェ@大丸梅田ですね。
あそこのマエストロ、クラムの気泡が物語るように本当に美味しいフランスパンだと思います。

そして、フィリング入りのハード系となると、梅田周辺ではコチラの右に出るモノはそうそうないでしょう。
生地が旨いですし、フィリングも上質、それでいて双方のバランスも申し分無し(だと思います…)
値段は幾許か張りますが、質を考えればCPも悪くないと思います。
一個のパンの満足度はかなり高いと思いますよ。
ハード系好きには、一度は訪れて欲しい名店であります。

  • フリュイ・ルヴァン・ナチュール(レーズンとクルミが大量に入ったハード系)
  • フリュイ・ルヴァン・ナチュールの断面(これでもか!と言う程に、レーズンと胡桃が大量に入っています…)
  • オリーブ(2種のオリーブ使用のハード系)

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9位

ベーカリー ノリ (摩耶、王子公園、大石 / パン、サンドイッチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/09訪問 2012/02/05

ノア・レザン系なら、これ以上のモノは中々御目に掛かれない?くらいの完成度。

≪第壱投≫(2011年9月)
 「京阪神のベーカリー」(京阪神エルマガジン社)に掲載されていたお店です。
場所は水道筋商店街東端、アーケードの東側出口から間もない所です。
雑誌では、セック・オ・フィグ、食パン、クリームパン、クロワッサンが紹介されていました。

 店内に入ってみると、どちらかといえば町のパン屋さん、といった雰囲気。
パンの種類はかなり豊富、あれこれと目移り必至です。
商品ラインナップの詳細は画像で確認下さい。
今回は大好きな胡桃&レーズンのパン、それとサツマイモ入りのパンを発見したので、以下の2つを購入。


セック・オ・レザン  260円  胡桃&レーズン入りのライ麦パン
サツマイモフランス  190円


<セック・オ・レザン> ★5.0
クラストは程好い固さで、全体としても食べ易いハードさ。
ライ麦らしい風味がありつつ、嫌味は皆無、生地自体が旨いです。
フィリングはレーズン&胡桃の定番組み合わせ、それでいて量もタップリ入っています。
レーズンはジューシー&フルーティー、胡桃も甘さ、風味、食感と3拍子揃っています。
ド定番の組み合わせ、ある種想像出来る味ではありますが、その範疇ではかなり高レベルかと。


<サツマイモフランス> ★4.0
商品札にあるように、自宅でリベイクして頂きました。
クラストはサックリ、固さも固過ぎ無い食べ易さ、素直に美味しいパンです。
サツマイモ自体も程好い甘さで、素朴な美味しさが感じられるのが◎!
変に砂糖漬けしていないので、芋らしさが充分出ています。


<総評>
セック・オ・レザンがかなり美味しかったですね。
感動までは行かないものの、完成度といった面ではかなりのレベルだと思います。
生地の旨さ、フィリングの質と量、それでいて双方のバランス…
どれを取っても隙無し、のレベルまで行っていると思います。
今度、機会があれば、無花果のセック、シンプルなハード系、も買ってみたいです。

  • セック・オ・レザン(胡桃とレーズン入りのライ麦パン)
  • サツマイモフランス
  • セック・オ・レザンの断面

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10位

boulangerie S e'quipe (放出 / パン、サンドイッチ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/09訪問 2011/11/26

放出の穴場的実力派ブーランジェリー

≪第弐投≫(2011年9月)
 1ヶ月振りにコチラへ。
購入したのは以下の2品です。


プチバゲットカンパーニュ  116円  ライ麦入り
プチカシス&オレンジ  126円 カシス、オレンジ、カシューナッツ入り


<プチ・カシス&オレンジ> ★4.0
クラストはサクパリッと香ばしく、クラムはシットリ&モッチリ食感。
全体としても中々ハードな噛み応え、小麦の風味や味が素晴らしいの一言です。
生地が旨い!

フィリングはフルーティーなカシス&オレンジとカシューナッツ。
生地が強いせいか、存在感はちと弱めでしょうか…
具に幾許か強さが欲しい気もします。


<プチバゲットカンパーニュ> ★4.5
クラスト固めで、クラムは中々良い感じのスダチ具合とハードらしい噛み応え♪
程好い塩気とライ麦らしい風味・酸味もあって、噛めば噛むほど旨いっ!
そのままでも充分過ぎる程に旨いですが、オリーブオイル+塩+バジル、で塩パンにするのもオススメです。
やはり生地がかなり旨いです、このお店。

またハード系中心に買いたいですね。

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≪第壱投≫(2011年8月)

 食べログでパン屋を検索している際にヒットしたお店です。
見てみるとオープンは2010年、まだまだつい最近であります。
夢屋@野里(西淀川区)を後にし、京橋で所用を済ませてから14時頃に伺いました。

 外観は今時のお洒落なブーランジェリー、店内も可愛らしい今時のお洒落空間。
店内に入るとお姉さんが「いらっしゃいませ~」とお出迎えです。
すると、女の子(娘さんでしょうか)も「いらっしゃいませ~」とお出迎え、何だか微笑ましい限りであります。

 さてさて、商品ラインナップはハード系が主力、それでいて菓子・調理パン系もあり、万遍無い取り揃えです。
ではではどうしましょう…と、とりあえず『小枝』(168円)をトレーへ乗せてレジへ。
接客・レジ担当はお姉さん、お店自体は家族経営でしょうか、パン製造を旦那さんと思しき方がされてたような?
まま、それはさておきホッコリ出来る接客、既に垢抜けた名店のそれを思わせますよ。
会計後は許可を貰って店内撮影し、その後は近くの公園で実食と致します。


<小枝> ★3.8
チョコとマカデミアンナッツ入りのフランスパンです。
生地はサックリ香ばしく、固過ぎないシナヤカはーどな噛み応え、生地が美味しいですね。
チョコも素直に美味しいですし、ナッツも量たっぷりで風味良好。
生地が美味しいですし、具材も美味しい、想像出来る味ではありますがクオリティー高いですよ。
ただ、マカデミアンナッツとチョコって相性良いのかどうかは…よく分かりません(汗)


と食べ終えて、あまりに印象が良かったのでスグに再訪!(実話)
お店に戻って、『白パン』(63円)と『ブール』(84円)を2個ずつ購入します。
そしてまた近くの公園へ…


<ブール> ★4.2
フランス産小麦使用で、長時間熟成させたフランスパンです。
クラストはバリっサクッと香ばしく、クラムはモッチリ良い噛み応え、程好い塩気でそのままでも充分食べられます。
何より好印象なのは小麦の風味と旨み、小麦の旨さを堪能出来ますよ、生地がしっかり旨いです。
これは他のハード系も食べに伺わなければなりません、それくらいにポテンシャルの高さを感じさせられたパンでした。


<白パン> ★3.5
見た目通りにふわモチ食感の生地は小麦の風味と旨みがほんのりと。
それと何故か、乳製品系(チーズ?)の風味がしたような気がします、気のせいかも知れません(オー汗)
個人的には甘みがジワっと感じられる白パンが好きなので、少し好みでは無かったですが素直に美味しいです。
ミックスジュースとかと合わせて朝食、なんてのも良いかもしれませんね。


<総評>
超有名店(タケウチ・パンデュース・シュクレ等々)を除いて、最近訪問したパン屋ではポテンシャルを一番感じました。
兎にも角にも全てはブール、その風味や旨みが好印象でしたね。
今後のこのお店の未来を自然と期待させてくれるような、生地がしっかり美味しいパンでした。
まだまだ食べたいパンがありますし、お気に入りのパンが更に見つかれば★4.5以上も出そうであります。

  • プチ・カシス&オレンジ
  • プチバゲットカンパーニュ
  • 小枝(チョコとマカデミアナッツのフランスパン)

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