Nextdoorさんが投稿した北浜 おつる(大阪/北浜)の口コミ詳細

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北浜 おつる北浜、なにわ橋、淀屋橋/海鮮

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2018/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

時を忘れた一夜

2週間ほど前に電話で予約。
人数、日時などを伝えたところ、「それだけですか?」。
「と、仰いますと?」。
「社名などは?」。
場所柄、接待に使われることが多いということか?
よく分からないが、疚しい事は全く無いので社名と事務所の場所を告げると、「遠い所からありがとうごいます。」
どこか違和感の様なものを抱くがどうでも良い事なので、「料理なのですが・・・」と探りを入れる。
「お任せだけです。」
もしかすると、宴席の趣旨、面子によってメニューに一味加えるための会話だったのかもしれない。

閑話休題。

3名で訪問。こじんまりとした部屋に通された。狭くもなく、広すぎることもない、落ち着く和の空間。
既にお箸がセットされている。箸袋に造作が施されている。
これから始まる宴に、否が応でも気持ちが高揚してくる。

まず、生ビールで喉を潤す。
お通しはいわゆるポテトチップスである。
続いて、小鉢三種。
小鉢好きには三種が嬉しい。それぞれ個性的なのに、三位一体ならず三種一体!

日本酒が欲しくなって、田酒をいただく。
米の旨味を追求している酒、と聞く。
“田んぼの酒”、相応しい名である。

秋刀魚の握り。握りとは意表を突かれた。
続いて鯵の南蛮漬け。
秋刀魚も鯵も日常的にいただく魚だが、この二品は初めていただいたかのような驚きがあった。

刺し盛り。大仰な盛付け、と思ったが、一切れいただいて納得した。
“魚の目利き”とか、熟成”とか、“仕事がしてある”とか、素人なので分からないが本当に美味しい。

さて、何種類かの生の魚が運ばれてきた。
「どれかを選んでください。そして、それをどう食べたいか、仰ってください、調理します。」
楽しい趣向である。
当然、迷ったが、のどぐろの塩焼きにした。
ここまでで焼物が無かったこともあるが、魚も肉も“焼く”が一番好きなのである。

木の子と鱧の鍋。
まるでおすましのような上品な鍋。
木の子、鱧の旨味を堪能した。
そして、雑炊の美味いこと。

締めは羊羹。

時を忘れた一夜であった。

  • お箸

  • お通し

  • 小鉢三種

  • 田酒

  • 秋刀魚の握り

  • 鯵の南蛮漬け

  • 刺し盛り

  • ノドグロの塩焼き

  • 鱧と木の子の鍋

  • 雑炊

  • 雑炊の漬物

  • 羊羹

2020/10/29 更新

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