3回
2019/07 訪問
下町の河豚とチャンコの名店、夏バージョン
20年以上、通い続けているが、やはり夏は少ない。
これまでは鯛飯コースが多いが、今回は初のアラカルト。
しかし、ふぐ刺しは外せない。
いつもの通り、一人一皿で供される。
この店に通っている理由の一つだ。
何人の方とご一緒しても自分のペースでいただける。
今回も堪能させていただいた。
メインは鴨のハリハリ鍋を選んだ。
出汁が素晴らしい。
スッキリしていて、しかし旨味がある。
鴨、野菜が小躍りして胃袋に落ちていく。
旨い。
締めはうどん。
出汁に鴨と野菜の旨味が加わって本当に美味しい。
鍋が用意されるまでの料理として、蛸の胡麻塩、鮪のレアかつをいただいた。
いずれも上品な料理に仕上がっている。
蛸の胡麻塩。蛸は大好きなので、色々な料理をいただいてきたが、こんな調理は初めて。
意外にさっぱりしていて夏の肴だと思う。
わさび醤油でいただくより、好みである。
鮪のレアかつ。鮪のフライも初!
鮪自体はお刺身状態。
こんな料理も有りだと思った。
再訪した時に、再び注文する可能性大である。
例によって、ひれ酒をかなりいただいてしまった。
河豚とチャンコの名店、夏も文句無しである。
2020/10/29 更新
2017/08 訪問
下町の河豚とチャンコの名店
創業以来、20年ほど通い続けている、河豚とチャンコの店。
日本橋水天宮から徒歩数分。
長らく地下鉄人形町駅から徒歩数分の地にあったが、建て直す、とかで、移転、新装開店となった。
和のテイストを持ちながら、明るくお洒落な空間に仕上がっている。
親方と女将を中心とした気さくな、しかし一本、筋の通った下町の名店である。
親方であるが、かつて関取だったと聞く。
調理場でスタッフとともにキビキビと調理している姿は気持ちが良い。
時々、客と応対するが、この時は、いつもニコニコと満面の笑みである。
親方と声を交わしていると、知らず知らずのうちに心穏やかになっていく自分に気がつく。
女将は優しさと芯の強さを秘め、その美しい笑顔と明るい声で店を仕切っている。
接客スタッフは女性であるが、時々人が変わるのできっとアルバイトなのだろう。
しかし、アルバイトと感じたことはない。それどころか、一瞬でも気になるようなことが有ったためしが無い。
女将の力量ということなのだろうが、人徳と言うか、お人柄と言おうか、女性スタッフたちは、女将を親しみをもって頼っている。
親方が関取だったせいか、チャンコ鍋はなかなかのもの。伊勢海老が入っていて、豪華である。好みは味噌味。醤油や塩は食べたことがないのでコメントする資格がないのだが、夏の塩チャンコはいけるらしい。人形町界隈で生まれ育った知人が地元の仲間と食べたところ、評判が良かった、とのことである。
さて、河豚である。河豚のフルコースは、河豚刺しに始まり、河豚の唐揚げ、焼物や酢の物などをはさみながら、河豚ちり、そして雑炊。最後に抹茶アイスなどのデザート。
旨い‼️
いつも大満足である。
ちなみに河豚刺しは、1人1皿で供される。これは素晴らしい‼️
河豚刺しは、多くの店では大皿で供される。
豪華で良いのだが、席を一にしている皆様のことも考えながら食べなければならない。
美味しいものの食べ方は人それぞれである。自分のタイミングで食べたいように食べたい。
ましてや、滅多に御目文字しない河豚である。
元淳の1人1皿、最高である。
河豚ちり。まず河豚を鍋に入れるのだが、我々は煮すぎ、と女将。
女将の“厳しい指導(笑)”のもと、火が入ったか入らないかのタイミングで口に運んでみる。
河豚の旨さを満喫できること、間違いなしである。
河豚ちりの楽しみは、鍋の締めの雑炊である。
通の皆様は、この雑炊の為に河豚ちりがある、と宣われる。
流石に雑炊のために河豚ちりがある、とは言わないが、この雑炊は旨い。
どんな鍋でも、締めの雑炊は大好きであるが、確かに河豚ちりの雑炊は別格‼️
河豚コースの時は、ひれ酒を楽しむことに決めている。
炙ったひれの香味が熱燗に移って、大変よろしい。
いつも何杯もつぎ酒をいただいてしまう。
さてさて、ここまで語ってきたことは、冬に訪れた時のお話である。
今日の季節は夏。
夏に鍋やひれ酒も悪くないのかもしれないが、凡人で忍耐力のない私には無縁のお話である。
夏の元淳では、鯛めしのコースが大のお気に入りである。
お造り、焼き物、煮物などを楽しみながら、大トリの鯛めしに向かっていく。
期待に胸を膨らませることになるのでそんじょ其処らの鯛めしでは許さない⁈
何度も鯛めしコースを楽しんできたが、膨らんだ期待を裏切られたことはただの一度もない。
2020/03/17 更新
美味しい河豚とちゃんこ!!
にこやかな親方、明るく楽しい女将とスタッフ!!
要予約!!
人気の下町の名店である。
某日、河豚三昧!!
ひれ酒とともに、河豚を堪能した。
まず、河豚刺し。
こちらは一人ずつ一皿が供される。
河豚独特の食感と、上品な旨味に舌鼓を打つ。
ひれ酒がよく合う。
河豚ちりをいただく。
河豚を鍋に入れ、火が通るや否や直ちにポン酢でいただく。
昆布だしが河豚の旨味を引き出す。
ふっくらと、これぞ至福と言える美味しさ!!
いつものことだが、やはりひれ酒が空いてしまう。
焼河豚をいただく。
大胆なのに上品とでも言おうか。
刺身とも鍋とも異なる河豚の魅力を楽しむ。
またまたひれ酒が空いてしまい、再びつぎ酒をいただく。
最後は、雑炊だ。
これをいただくために河豚ちりをいただく、と仰る通の方がいらっしゃると聞く。
いやいや、もはや説明はいらない。
旨い!!
店は相変わらず居心地が良い。
人形町から水天宮に移転してきたが、創業以来の人気ぶりは全く変わらない。
今宵も予約客でほぼ満席だった。
居心地・雰囲気が良く、料理と酒が美味しい、とくれば当然である。
長く通っているが、近ごろは年に1~2回程度しか伺えていない。
もう少し頻繁に、河豚やちゃんこをいただきに、そして親方と女将に会いに伺いたいものだ。