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うどん 錦栄(名古屋)、栄町、久屋大通/うどん、カレーうどん
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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.7
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.7
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| 雰囲気3.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク3.0 ]
「うどん錦」栄・錦三の“冷カレー”、今の名古屋を代表するカレーうどんです。
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冷カレー
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カレーうどん
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うどん錦 錦三・栄
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2013/01/01 更新
筆者は昨年1年間、名古屋のカレーうどんを鯱系を視座に意識して食べて参りました。
今回はその集大成、現在の名古屋カレーうどん界でもっともプレゼンスを持つ「うどん錦」を採り上げます。
◯
「うどん錦」は現在知っている限り、鯱系であること・黄色い名古屋流であることを兼ね備える唯一無二の個人店です。
あまり情報開示がされないので婉曲に申しますが、今コノお店の味がトレンドを発生させていて、東北・東海・四国にレシピ分け店が確認できます。
東京・銀座にもコノ系統のお店が一昨年出現しました。
そのお店がメディアの目に留まることによって昨年前半多くの媒体で採り上げられ、「うどん錦」が鯱系であること明確になっています。
ただ、残念なことに銀座のお店は6月頃だったか閉店してしまいました。
東京のうどんスノッブは結局讃岐スノッブですので、名古屋の重層的で複雑なうどん文化を理解していないのと、やはり開店直後の震災により、それ以降、東京民の帰宅が早まり夜の街に客足が遠のいたのも、飲んだ後の締めの店としての特徴を持つ「うどん錦」系としては苦しかったのではないかと推察しています。
◯
「うどん錦」は、昨年のカレーうどんシリーズで大変参考にさせて頂いた、彼の名古屋カレーうどんランキングでは同点の第5位。
久しぶりに訪れました。
ココで能書きをたれますと、鯱系カレーうどん店としてのメニュー上のレゾンデートルは、コロが凝縮系(いわゆる香る露)であることと、冷たいカレーうどんが存在することにあります。
「鯱乃家」ではよくレビューされる冷たいカレーうどんが、「うどん錦」ではあまり報告されていないことを考えると、名古屋の地の人ではなく、訪問者が多くレポートされているお店のように感じます。
名古屋(鯱系)では冷たいカレーうどん(いわゆるひやあつ)のことを“冷カレー”(つめかれい)といいますので、訪問者の皆様も覚えてくださいね。
今回、筆者としても初めて「うどん錦」で「“冷カレー”ちょー」とメニューに存在しないのにも関わらずオーダーしましたが、モチロンなんの問題もなく通りました。
私が初めて“冷カレー”を覚えたのは、かつて「うどん錦」と並ぶ名古屋流鯱系先端組ツートップであった「若鯱家」極楽店の大将がこうおっしゃっているのを聞いてと記憶していますので、鯱の絆で結ばれる鯱系のお店で知らないとか出来ないのとか言うのはおかしいのです。
◯
しばらく待ちまして、目の前の台上に出されます“冷カレー”。
やはり訪問者が多いのか、「はい、冷やしです。」と親切にも職人さんは普通名詞で一言添えられました。
その“冷カレー”、黄色い名古屋流のお汁で、香りもいわゆる懐古調ではなく複合調です。
以前食べた時より、お汁のポタージュ感がより強くなった気がしますが、鯱系そのものである複合カレースパイス・ノンカタクリ・ダブル出汁の味。
麺は「鯱乃家」よりは細いと思いますが太麺で、冷やしですから猫舌の私でもスルスルといただけます。
“冷カレー”にすると麺に若干のコシがでますので、うどんらしいうどんになるのも良いですね。
具は豚肉にネギ、そして鯱系の象徴厚い油揚げ。
中身はいつもの味で満足です。
美味しかったですよ。
◯
「うどん錦」は飲んだ後にサクッと締めでいただけるのを特徴にしたカウンター店ですので、長居するのは無粋です。
出張で名古屋へ来たが新幹線の時間が迫っている、しかし、どうにも「うどん錦」のカレーうどんが大好きで食べて帰りたいと思う訪問者のあなた。
次回は、食べるのに手間取らない冷たいカレーうどんを、「“冷カレー”ちょー」とオーダーし素早く食べ終われば、カウンターに長居する有象無象な客から一目置かれること間違いなし。(笑)