この口コミは、シヌモノビンボーさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:4.2
-
¥15,000~¥19,999/ 1人
訪問時点の為替レート換算での金額になります。
-
料理・味 4.2
-
サービス 4.2
-
雰囲気 3.8
-
CP 3.0
-
酒・ドリンク 4.2
-
-
[ 料理・味4.2
-
| サービス4.2
-
| 雰囲気3.8
-
| CP3.0
-
| 酒・ドリンク4.2 ]
-
¥15,000~¥19,999
-
/ 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
シリーズ「座って食う」肉塊焼肉高級チェーン。文句なし。
-
こんぬつわ。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-48693946 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-48693946","content_type":"ReviewImage","content_id":48693946,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
マティニにはレモンツィストが中西部風味、かどうかは知らない
{"count_target":".js-result-ReviewImage-48693948 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-48693948","content_type":"ReviewImage","content_id":48693948,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
オイスター・ロックフェラー!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-48693949 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-48693949","content_type":"ReviewImage","content_id":48693949,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
フカフカの正体のないオニオン・ブレッド。だが旨い
{"count_target":".js-result-ReviewImage-48693950 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-48693950","content_type":"ReviewImage","content_id":48693950,"voted_flag":false,"count":4,"user_status":"","blocked":false}
-
加州のベルグロスにしてみた。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-48693952 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-48693952","content_type":"ReviewImage","content_id":48693952,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
ダブル・ポーターハウス
{"count_target":".js-result-ReviewImage-48693953 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-48693953","content_type":"ReviewImage","content_id":48693953,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
断面に着目する
{"count_target":".js-result-ReviewImage-48693954 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-48693954","content_type":"ReviewImage","content_id":48693954,"voted_flag":false,"count":4,"user_status":"","blocked":false}
2016/03/17 更新
イリノイ州に入り、ミシガン湖を渡る風を浴びるとスティクが食いたくなる。
というのも、シカゴは西部開拓時代に鉄道開闢以来、東部と南部の交易が集中、なかでも1865年、ユニオン・ストックヤードが創業された事により、全米から肉牛が送り込まれる一大集積地になったから
…などという蘊蓄を述べたところで、本邦にあっては「薬にもしたくない」というのが道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©副島隆彦)である事、言うを待たない。
だから口を閉じる。
ま、とにかくシカゴではギューであり、スティクである。
荷を解いた宿で、近くに適切なスティクハウスはあるか、と聞いたところ、此方を推奨される。
地元のコンサージェに教えられたことに逆らう理由も気合も根性もないので、結構、席取ってちょうだい、と小銭を包み、電話を促し、しかるのち歩いて店まで向かう。
店の普請はまさにThe Steakhouse. 照明が暗く、店内をお醤油、というよりウスターシャソースで煮〆ちゃったみたいなマホガニー色なあれこれ。
レセプション横のバーを抜け、広いダイニングに入ると、奥に肉を焼くチャコール、向かって右手(だったか)に大きなワインセラー。
こういう「いかにも」な店では、月並み調というか思いっきり紋切型で行くほうが面白い。
えー、初手はマティニ、タンカレーで。オリーブは塩気が出ちゃうからなしで、レモンツイストを挿れて…とか、なんとかかんとか。
菊池光先生ご存命の頃のロバート・B・パーカーの翻訳ミステリで読みかじったアヤシイ記憶で酒をとり、肴にオイスターロックフェラーを頼み、切れ味に勝り酸味に富んだ火酒と、クリーム煮のグラタンの子分みたいな牡蠣のねっとりとくる舌触りとの相性を愉しむ。
さらに通俗に赤ワインは加州のピノ・ノワール。そして主菜は「いうまでもなく」ポーターハウス。三人だからダブルを指定。
焼き加減は? ではなく、温度領域は? と聞かれるが、これはまあ遊びみたいなもので、フツーにミディアム・レアと言えば、はい、では表面はしっかり熱く、なかは温かいがナマな感じで、と、単に「掛け合いがしたいだけ」
…らしい。
肉はブラックアンガスを程よく寝かせ、Tの字の骨を境にフィレとロースが「せめぎあう」アレ。
余計な調味料には手を出さず、初手に振られた塩胡椒の風味だけでガブガブ食らうと、口腔に旨みがギューギューと飛び散り、これをいなすように紅色の酒を口に含み、喉と上あごの粘膜への別珍のような触れ具合を感じていると、なるほど、メリケンさんにとって、こういう焼肉ならびに焼肉を食わせる料理屋が、ある種特別なモノだという事が理解できるような気がしないでもない。
尚、具体的なお菜の詳細は、別掲のシャシンないしシャシンのコメント欄に当たっていただきたい。