みっちーさんの日記一覧

エピキュリアン血風録

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皆様からの要望もあって、グルメ関連の記事は、エッセイ風というよりも、より簡潔にお店の特徴を記載していいうやり方をとることにしました。その方がガイドブック的に使いやすいですもんね。・・・ということで第一弾は、最近お気に入りの韓国料理店です。



「麗江(らいえ)」(三軒茶屋)

ぐるなび→http://r.gnavi.co.jp/e119600/

お店のHP→http://rai...
今、私たちは歴史的瞬間に立ち会っている。

日本が近代国家として生まれ変わった明治維新。薩摩、長州、土佐・・・といった地域から、時代を変える志士たちが澎湃として出現し、日本という国家を根本から見直す運動が巻き起こった。

今、日本のワイン業界もまったく同じ状況にある。山梨、長野、山形、北海道・・・といった各地域で、20代、30代の若手の醸造家たちが立ち上がり、世界に誇れる日本ワインを生み出...
つい先日、mixiのプロフィールを久しぶりに書き換えたのだが、最後の方で、会いたい人を「ジョディ・フォスター」と書いた。その補足で「実は、一度だけ会ったことがある」と書いたのだが、ある方からメールでご質問を受けた。「いったいどうやって会うことができたのですか?」

期待を裏切るかもしれないが、実は、会ったといっても一対一でお会いしたわけではない。

忘れもしない今から10年と半年前、ジョデ...
古い本である。初版は昭和46年というから自分と同じくらいの年齢だ(笑)。

昨年、ダ・ヴィンチの「受胎告知」やペルジーノ展をみたり、フランクフルトでボッティチェルリの名品をみたりと、ルネサンス期の絵画に触れる機会が多かったので、再読してみようと思った。

友人にも語ったが、去年読んだ本のベスト1だ。再読にもかかわらず。

最初、学生時代に読んだときもとても面白かったが、読み直してみて、...
アンソニー=ホプキンス、なんてキュートなんだろう!
こんなにキュートなおじいさんみたことない!

全編通して、拳を握りしめながら、「がんばれ! がんばれ!」と心の中で叫び続けていました(笑)。

痛快で、心がぽかぽかして、元気がでる映画です。

「夢を追いかけるすばらしさ」あらためて痛感しました。

ぼくもささやかながら、自分の中の「世界最速のインディアン」を目指します!
いずれも「ひとは情熱がなければ生きていけない」(講談社文庫)の中のエッセイ。しかし、エッセイと言うには、あまりにも濃密な三島由紀夫論である。

あー、こんなすごい三島論があったのかあ。三島ってあまり好きではなかったけれど、何かこう、等身大の人間像がみえてきて、読んでみたいなあという気持ちがむくむくとわきあがってきた。

僕にとっては、凡百のしち面倒くさい三島論が全て消し飛んだ。

それ...
人生の師と呼べる人がいる人って幸せですよね。ぼくにも何人かそういう人がいます。

その一人が、伊東順二さん。あまり名前をご存じの方もいらっしゃらないかもしれませんが、ぼくが尊敬する美術評論家で、現在、富山大学の教授。かつては、「たけしの誰でもピカソ」をプロデュースされたり、日本で一番早い時期に、ニューペインティング以降のアーティストを紹介する展覧会を次々にキュレートしたりと、現代美術の啓蒙に貢...
「ロス・レイエス・マーゴス」でお食事したのは、福岡でジャズをやっているカップル・ぽさん&らんさん。そして吉祥寺の趣味人、ぽんさんです。いずれもきっかけはネットという不思議な間柄。

とにかく久々の再会にテンション高かったのか(それは僕だけか_笑)、話が次から次へと展開。思い出した話題を箇条書きをするだけでも以下の通りです。

・福岡の友人たちの近況
・心理学者・ユングのタイプ論
・亡く...
無謀にもコミュニティを立ち上げました。
http://c.tabelog.com/spain/

スペイン料理やスペイン文化のすばらしさを語り合い、気の合うメンバーがもし集まってくるようでしたら、いずれはみんなでスペイン料理を食べに行けたら・・・と思って立ち上げました。というのも、周囲にスペイン料理好きの人がなかなかいないもので・・・。

会の名前の「コミダ・デル・アルマ(comida ...
1年ぶりに訪ねました。「ミヤカワ」が登場する前は都内ナンバー1。今でもバスク料理食べたかったら、ここか「ドス・ガトス」です。

この日、驚いたのは、本日のお薦めの中に「カルソッツ」(写真)があるではないですか! カタルーニャ・タラゴナ地方で年に一度のお祭りの時に食べる伝統料理で、ネギの表面を真っ黒に焦がした料理。焦げた皮をむいてほくほくの中身を食べるというものですが、以前「ミヤカワ」で食べて大...
今日、ページを開いてみたら、なんと、訪問者数が1009人に! まだ今年始めたばかりの若輩もののレビューをみてくださった皆さん、ありがとうございました。

もし私のレビューをみて、お店を訪ねてみて、気に入っていただけたら、感想など書き込んでくださると、なおうれしいです。

とりあえず、長崎時代のめぼしいレビューはほぼ書き終えたので、今後は都内のお店のレビューも充実させていこうと思っています。...
「ミミック」「ブレイド2」で知られるギレルモ・デル・トロ監督作品。

ダーク・ファンタジーというふれこみで、いったいどんな作品だろうと思ってみてみた。ファンタジーなのにダーク? みながら、なるほどと納得。相当に、ダークサイドなところにおりていく感じ。

今までいたファンタジー系の映画のどのパターンにも当てはまらない。少女が大人になっていくイニシエーションの物語でもなければ、現実から逃避する...
平和構築学の伊勢崎賢治さん(東京外語大)がゲストだった。

シエラレオネやアフガニスタンで、実際に武装解除のネゴシエーターとして活躍し、成果をあげている方だと聞き、どんな人か楽しみにして拝見した。

意外なことに、自分のことを「紛争屋」と称して、自分がやっていることはあくまで「利害調整」だ、とクールに語っているところが、新鮮だった。

大上段の正義を振りかざさない冷静なネゴシエーター。...
この人は、いくつになってもきれいだなあ・・・確かによるとしなみというのもあるけど、出ているオーラは変わらない。

台本のセリフに、ナンバーがふってあるのが面白かった。芝居の全体像をつかむ際に、その数字で把握しているのだという。通しで稽古していたときに、このナンバーで、「全体の中でここが弱いなあ、ここを直さなきゃ」と思うのだそうだ。これにはさすがの茂木さんも驚いていた。

あんなに優雅な演技...
■私が長崎在住時、最も愛した和食のお店が「重籠」。元なだ万の料理長が腕をふるうお店だが、全くそのことを売りにしていないという奥ゆかしいお店で、知る人ぞ知るのお店だった。その味はまさに極めつけ。何度も足を運び、大変素敵な思い出を重ねさせていただいたお店である(その辺りの事情はレビューにも書いた)。

■この重籠にまつわるとっておきのお話があるのでちょっとご紹介したい。元、長崎県美術館館長で、高名...
心の奥の方に、ぽっと灯がともるような映画だった。

舞台は、ゲイだけが集まる老人ホーム。かつてカリスマ・ママとして銀座ゲイバーに君臨した卑弥呼(田中泯)が、仲間たちの老後を考えて古いホテルを買い取ってつくった場所だ。

卑弥呼が不治の病を宣告され、その愛人である美しい男(オダギリジョー)が、死ぬ前に生き別れた娘(柴崎コウ)に引き合わせようと、この老人ホームに雇いあげることにすることから、こ...
すごい映画でした。

人間の「手」がここまで雄弁に、何かを物語るものなのか・・・ということを、思い知らされる映画です。「手」が喜び、「手」が悲しみ、「手」が心を癒す。

切なくて苦しくなります。

人によっては、退屈な映画・・・と思われるかもしれません。でも我慢して最後までみてください。1カット1カットに込められた監督の祈りに耳をすませてください。

日常のささいな瞬間が、いかに尊...
数寄屋橋のお寿司屋、「すきやばし 次郎」のご主人、小野二郎さんがゲストだった。

このお店に対しては賛否両論あるだろう。しかし、73歳にして現役。しかもなお向上心をもち続け、さらなる極みを目指す姿は、素直にさわやかだった。

通常はみられない、寿司の断面の接写。ここのお寿司がなぜ、口のなかでほどけるような食感なのか・・・壊れないように周囲だけがしっかり固められ、中はすきまだらけ。二郎握りの...
45万部のベストセラーらしい。

きっかけは、NHK「爆笑問題のにっぽんの教養」に福岡さんが出られたのがきっかけで、本が読んでみたいなあと思ったのだった。

ところが、あれよあれよという間にベストセラーだ。

よしもとばななさんいわく、「スリルそして夢と希望と反逆の心にあふれたどきどきする読み物」

茂木健一郎さんいわく、「サイエンスと詩的な感性の幸福な結びつきが、生命の奇跡を照ら...
ケン・ローチ監督作品。アイルランド紛争の中の人々の苦悩を真正面からとらえた作品だ。

あまりにも美しいアイルランドの「緑」。映画のいたるところに、このベースの色が輝いている。美しい・・・でもこんなに悲しい緑があるのだろうか? その輝きは、悲しみに満ちている。

人々は、ぎりぎりの状況の中で、さまざまな選択を行う。そしてその行動に最後まで責任をもとうとする。その意志が強烈であればあるほど、悲...
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