ミニミニ大作戦さんが投稿したお好み焼き 大樹(広島/船越南)の口コミ詳細

ミニミニ大作戦の庶民的食文化に関する調査報告書

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お好み焼き 大樹海田市/お好み焼き、鉄板焼き、焼きそば

1

  • 夜の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人
  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

オコノミストへの道 第十二回 -頂上広島お好み焼き、これを超える一枚を探す事の難しさよ- 【再々訪】

何度目かしら??の再訪に伴う追記&画像追加です。

大樹・・・未だに、マイ・トップ・オブ・オコノミに君臨し続ける神の手技。ゴ~ッドハ~ンズ。如何に食べログ評点基準が変わろうがどうしようが、私には関係ない。頂点と言ったら頂点。ピナクル・オブ・オコノミ。ゴ~ッドハ~ンズ。←ひつこい(- -;)

さて、これでも今回は真面目に、広島お好み焼きの味わい、その季節変動に関する考察をしてみたいのだ。その、被験者に選ばれた大樹はいい迷惑だが、私にしてみれば、最も好きなオコノミで調査ができる幸せを感じちゃうのだ。

まんず、画像をご覧頂きたい。一枚目から五枚目が先週末に食べた【肉玉そば(玉子半熟)】\650である。対して六枚目~八枚目が昨年三月に食べた時の【肉玉そば(ソース少な目)】\650である。玉子の硬軟、ソースの多少こそ違うものの、これらは同一メニューなのだ。さて皆さん、これが同じレシピで、同じ焼き師が焼いたお好みに見えるだろうか!?私に言わせれば相当に違う。見た目がこれだけ違うので、当然ながらその食感もかなり違ってくるのだ。こりゃ何故か!?

理由はキャベツ。オコヲタ殿なら、そんなの釈迦に説法だぜっ!!ってお叱りの声も聞こえてきそうだが、実にキャベツの差に依るものなのである。過去画像はギリギリ冬キャベツの終わり頃。一方の今回画像は春キャベツの終わり頃なのである。

冬キャベツ:巻が硬くて締まった玉。葉の水分も少な目で繊維がしっかりしているので炒め物など火を通す料理向き。
春キャベツ:巻は緩くてフンワリ気味。葉の水分が多く瑞々しいので、サラダ等の生食、乃至お浸し向き。

大樹大将
「春キャベツは火入れが難しいんよ。生地の上に積む時から注意が要るけえね。ファサッとフンワリ置かんといけん。その後も押さえちゃいけん。直ぐにベチョベチョになるけえ。焼きも短めにせんと、ちょっと気を抜いたら直ぐにベチョベチョ。じゃけど、火が早よう通るけえ、焼く方は楽よ。回転早いもん」

ミニミニ
「なるほど~。確かに今日は焼きが少し早いなぁ。勉強になりました。確かに、回転早くて行列待ち時間減るのは歓迎だけど、でも食べる方としては、やっぱり冬キャベツの方がイイなぁ。お好みもビシッっと締まるし、何よりキャベツが旨いもん」

大樹大将
「そりゃあ、そうじゃろ~、アハハハ~」

とまあ、このゴ~ッドハ~ンズなオコノミ師匠とオコヲタミニミニの会話にあるような理由で、六月の大樹焼きは、かくの如き画像となった次第である。その外観は、もはやモッコリ、フンワリ系。冬のペナペナ薄べった焼きのファンとしては、まるで他のお店に迷い込んだよう。切ってもフワフワ、食んでもフンワリな食感は、もはや冬焼きとは別物と言って良い。しかし、その味、絶妙のカリもち仕上げの磯野麺に、スパイスと調味油を多用し、旨みと香りで勝負すると言う、マジカル極上の大樹テイストは微動だにしていないのだ。

まとめ:
素材季節間差の焼きへの影響、これは、大樹程の高次元焼きだからモロに分かるのだろう。高度な故に、素材のばらつきが味わいに大きく影を落とす。ある意味皮肉な事ではあるが、これを是として積極的に味わえば、広島お好み焼きの季節感すら感じる事ができるのだ。これはこれで素晴らしい。あぁ、やっぱり大樹は偉大なり。ピナクル・オブ・オコノミである。無茶苦茶冬が待ち遠しいよ~(叫)

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以下、既報分

前報、前々報にて、私にとっての山口県下1位、2位の広島お好み焼きをご紹介した。しかし、残念ながら、ココの一枚を超えるに至らなかった。広島は海田「大樹」。ご主人一人で焼き上げるその味わいは言うに及ばず、ご主人のキャラクター、私好みの店舗、隠れ家的なロケーション、とにもかくにも全ての要素がカチッと決まっており、つけ入る隙がない。こう言うモノは狙ってできるものではない。ある意味偶然の産物。

確かに、下関「鉄板月輪」も、岩国「KINBA」も、そのオリジナリティは相当のレベルだと思う。「鉄板月輪」ご主人の求道的なこと。この人の焼いた一枚を、広島お好み焼き談義を伺いながら口に運ぶ至福。あるいは、「KINBA」ご主人のソウルフルなこと。人気店の焼きなど目もくれず、飄々と自分の焼きを組み上げた。その独自性のカタマリの如き一枚に出会えた至福。

だがである。これ程素晴らしい二枚なのに、やはり「大樹」の一枚を口に運ぶ時、「これは何処も追いつけんわ・・・」と諦めにも似たため息が口を突いて出てしまうのである。それは何故か。未だに良く解らないのが本当のところだ。ココの一枚、見てくれは豪華ではない。ペナペナと言って良い程に薄い。キャベツの量は驚くほど少ない。キャベツだくさんが美味しい広島お好み焼き、との一般則に真っ向から反逆している。それに対してモヤシの量は多い。普通なら、コストカットじゃないの!?と揶揄されてしかるべき比率だ。更に、野菜に対して麺量も多め。普通なら、私にとってイマイチ焼きのレシピである。

だが、ココの肉玉そばをソース少な目でオーダーして口に運ぶとき、頭で予測する味とは全く違う、強烈にバランスされた、私が考える広島お好み焼き最良の味わいとなって舌に襲いかかる。全ての素材の味わいが、決して混ざらずバランスして味わえる感覚、それをオブラートするガーリックを始めとする、繊細なスパイスの芳香。この一枚にソース後塗りなどしてしまえば、それこそ台無しだ。ソースはその香りだけ協奏すれば良い。その他の味が幾重にも重なっているのだ。ましてやマヨネーズなど・・・

まとめ:
「鉄板月輪」、「KINBA」、「大樹」。広島お好み焼きを食べ歩き、この三枚を見出せた事は幸せだ。だが、聖地広島には、それこそ星の数ほどお店がある。時間を見つけては、それらをじっくり廻ってみたい。「大樹」を超える一枚を、何時の日か見つけたいものだ。広島お好み焼きは、その気になれば調理工程の全てを見れる数少ない料理だ。しかもシンプルで安価な素材だからこそ、焼き技、焼き手のフィロソフィーがダイレクトに味わいに反映される。何と奥が深い食べ物であることか。やっぱり大好きだなあ。

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以下、既報分

山口県の広島お好み焼きをバッサリ斬るのが、当面の私の課題なのだが、ここらで一寸浮気を。何故なら、この「大樹」こそ、現時点で私にとっての、最高峰の広島お好み焼きであるからだ。私は「大樹」の広島お好み焼きを、全てにおいて5点満点としており、最高点としての基準にしている。今の所、あらゆる点で、ここを超える店を知らない。「大樹」を超える店に辿り着くのが、私の広島お好み焼き探索の最終目標である。

かつて広島に在住した私にとっても、この店の在り処は、「何でここなん!?」と言わずにはいれない、奇妙な場所にある。隠れ家のようなロケーション、狭い店内、カウンターだけの席、シチュエーションからしてバッチリ。その上に、主人が、「チェ・ゲバラ」プリントのレゲエなT-shirtを纏い、微妙なブルーの色メガネの奥から、虚空に視線を漂わせちゃったりすると、「きゃ~シブイ、素敵、早く焼いて~」である。

まずは、一度、この焼きを見て欲しい。店の外に行列があろうが、なかろうが、微塵も変わらぬスローさで、動じることなく、ゆっくり、ゆっく~り、焼き上げる。動作がのろまなのでは断じてない。一つ一つの工程に、彼として必要と思われる時間を、妥協せずに費やす、という意味だ。神経質なほど、繊細な手さばき、「シャキーーン、シャキーン」とソプラノを響かせるテコの触れ合い、またまた言いたくなる。「きゃ~カッコイイ」・・・何かの調味料をふっている。そのように見えるが、余程注意していないと、粉が降りかかる痕跡は見えない。恐らく何mgの量だ。ちなみに1mgは1000分の1gなのだが。多量のソースやマヨネーズを塗ったくって食べるのが広島お好み焼きだと信じている鈍感ピーポーには、わかり得ないほどの微妙さだ。

さて、焼きあがった姿は、これまた普通じゃない。言葉にするのは難しいのだが、何と言うか・・・汚れていないのだ。手間暇かけた作品と言うのか、要はスカットしていて綺麗なのだ。スリムでブヨッていない、イケメンだ。スリムが故に、腹減り男子は「そばダブルで」とか言いがちになるだろうが、ダメ。それは禁止。そばが多すぎてバランスが崩れ、台無しになってしまうから。足らなきゃ、もう1枚焼いてもらえば良い。

さあ、いよいよ食するのだが、味については既に多くの口コミがあるので、詳しくはそちらも参考にされたい。とにかく全体の調和、バランスが本当に素晴らしい。キャベツの旨み、魚粉、天カス、ニンニク、青海苔、スパイスの味と香り、そばのカリモチ感、生地のしなやか感、仕上げに卵にへばりつく程度しかない薄層のソースの香り、全てが一体渾然となってバランスしている。なんという研究の賜物。こういうものを「真の高級」というのだ。食べながら「じ~ん」としてしまう。食べる度に「ありがとう」と思う。

最後に、あえて苦言なのだが、「大樹」のHPを見ると、某有名政治家の来店を自慢する記事が写真入りでアップされていた。マスターが並んで移っている・・・あのね、それは無いでしょ。チェ・ゲバラが体制側に媚売っちゃダメだよ。・・・味一本で勝負できるんだから。お願いだから板降ろして下さいなm(- -)m

まとめ:
ここの広島お好み焼きは、常食してはいけない。他のが食べれなくなるから。自分へのご褒美として、特別な日に食すだけで我慢すべし。あなたを超える焼き師に出会うまで、私は未知の広島お好み焼きの探索を続けます。

  • 一枚目:春キャベツ肉玉そば

  • 二枚目:この厚みは大樹に非ず!?

  • 三枚目:カリモチそばは普遍の旨さ

  • 四枚目:春キャベツ故のフカフカ断面

  • 五枚目:切り出しにくく崩れ易し

  • 六枚目:冬キャベツ肉玉そば(過去画像)

  • 七枚目:冬キャベツによるペッタンコ焼き(過去画像)

  • 八枚目:絶妙仕上げのカリモチそば(過去画像)

2017/02/17 更新

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