ミニミニ大作戦さんが投稿した田の久 中央店(広島/五日市)の口コミ詳細

ミニミニ大作戦の庶民的食文化に関する調査報告書

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掲載保留田の久 中央店佐伯区役所前、楽々園、五日市/お好み焼き、居酒屋、鉄板焼き

1

  • 昼の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/06 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

オコノミストへの道 第十五回 -下関「鉄板月輪」大将の師匠が焼く絶品お好み焼き-

広島「田の久 中央店」・・・とにかくずっとタイミングが合わず、やっとの訪問だ。ココは、ミニミニ杯山口県の美味しいお好み焼き第二位、下関「鉄板月輪」大将が師事されていたお店だ。とある夜、「鉄板月輪」でお好み談義に花を咲かせていると・・・月輪大将「正月に師匠んとこ行って、師匠が焼いてくれたの食べたんじゃけど、やっぱり美味しかった~」、大将の奥さん「うん、美味しかった~」、羨まし過ぎ・・・そしたら大将が私に、「今度、師匠んとこ行って食べて見ませんか?私の名前出したら、多分焼いてくれるから」・・・ヤッタ~ッ!!

ちょっと解説:
広島お好み焼きは、焼き手の手技でアホほど味が変わる。月輪大将がココで言っているのは、師匠も今では弟子に焼きを任せつつあるので、なかなか師匠の焼いた絶品にありつくことは出来ない、という事情だ。つまり、「鉄板月輪」大将のコネクションを使って師匠の絶品焼きを食べてみないか、というお誘いだ。

皆さん、考えてみて欲しい。自分の料理を差し置いて、「師匠のは絶品だから食べてみて」と言うシェフが何処にいるだろう!?いや、ココにおられる。私が「鉄板月輪」の焼きを愛して止まないのはまさにココだ。こういう事が素直に言える人はそうはいない。

閑話休題。

「あのう、月輪の大将に勧められて伺ったんですけど・・・大将おられますか?焼いて下さいませんか?肉玉そば・・・」、目の前のお兄さんに尋ねる私。シャイそうなお兄さんは暫くの沈黙の後に開口した。「たぶん・・・私の事だと・・・思うんじゃけど・・・」。え~!!そうなん!?メチャ若いやんか~!!と目が点の私。今や男性のほぼ二人に一人は自分より年下であるという現実を完全に忘れている私は、脳天気野郎か。

またとないチャンス。かぶりつきで焼きの見学だ。ワクワクが止まらない。おこちゃま気分とはこの事だ。先ず、コッテリ生地を薄く薄く延ばす。中量のキャベツ、てんかす、もやし、豚肉の順に積み上げるのは定石通り。ココからが旨さのポイント。まず繋ぎを垂らさない。そのまま反転、焼きあがった生地は破れないように横にずらして、ひたすら二本のテコでキャベツを炒める。ファサファサと踊りながら、しっかり火入れされるキャベツ。豚肉も、その色を茜色から飴色に変化させつつ、キャベツと一緒に踊る、踊る。

茹で麺は既報「鉄板月輪」で食べ比べした、あの田の久麺だ。茹で上がった麺は、さほど拡げられることはなく、早々と円形に成型されて表面のみ水分飛ばしされる。だから外はカリッと、中はモチッとが一層強調される。本体を重ねたら、最後にかる~くテコプレスをかけて、スクランブルした玉子に合体~その焼き手順は、確かに「鉄板月輪」に酷似。そりゃそうだ、師匠だもの。逆に「鉄板月輪」大将が、相当忠実に師匠の焼き技を受け継いでいるということだ。しかし、やはり師匠。その滑らかでスピーディーな焼き技は一枚上手かも。

驚いたのは、焼く早さ。同じレシピながら、「鉄板月輪」の2/3程度の時間で一気に焼き上げる。恐らく鉄板の温度は結構高めなのだろう。高温高速炒め焼き、見たことのない、丁寧なんだがウルトラな早焼きだ。旨いお好み焼きほどゆっくり焼くはず、という私の浅はかな自論など、アッサリ潰えさってしまった。

三口くらい食べたところで、「鉄板月輪」大将がいう事が理解できた。本当にマジで旨い。第二位「鉄板月輪」は当然に凄く旨い。だが師匠の一枚は、そこに更に何かが上積みされている。言葉にするならバランス、一体感、あるいは完成度。とにかく、あの海田「大樹」のような隙の無さ。もう、食べながら、しばし絶句した。麺に関しても驚いた。「鉄板月輪」で試した時と相当に違うのだ。ココの本体にピッタシ合っている。何故なんだろう!?大将は「月輪は鉄板が新しくてまだ馴れてないからかな~」と仰るが・・・

まとめ:
とにかく、一心に食べて一気に喰いつくした。ホンマに旨い。もう一枚食べたかったが、う~んと我慢して席をたった。「焼きを見られて、めっちゃ緊張したわ~」と汗だくの師匠。こんなにシャイな人が、何かが乗り移ったような手さばきで、あの一枚を焼き上げるのだ。こういう職人というのは滅茶苦茶カッコいい。一枚喰っただけで焼き手の想いが伝わる、珠玉の一枚。

注:このレビューは、あくまで「田の久 中央店」大将が焼かれた一枚についてのものです。同店の焼き全般に関するものではありませんので、ご了解下さいますよう、お願い致しますm(- -)m

  • 肉玉そば(ソース少なめ)

  • 肉玉そば(拡大1)

  • 肉玉そば(拡大2)

  • 肉玉そば(拡大3)

  • やっぱりテコ食べが旨い

  • また出たラザニアカット(単に乾燥しない内に周囲を食べただけ)

  • 店舗外観

2017/02/17 更新

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