MIDBLUEさんが投稿した神田川 本店(大阪/北新地)の口コミ詳細

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神田川 本店大江橋、北新地、東梅田/日本料理、すっぽん

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2007/07 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

すっぽんフルコース

行き当たりばったりで入った店。神田川というのでもしかして、と思ったらあの神田川先生のお店だった。テレビで見るだけの人で何の予備知識もなかったが、新地に5店舗構えているらしい。その中にはフレンチ懐石などもあるが、神田川先生の原点はすっぽんだそうだ。それも知らずにすっぽんのコースを選択(他に天ぷら、懐石のコースあり)。
もう9時半だったが、他にお客はいない。しかも、この時間で今日初めてのお客だったみたい。
少し話してなじんだら、お店の人が今日は誰もお客が来なくてどうしようかと思っていたのでありがたいですと笑っていた。
店長はまだ30代半ば、ほかの2人も20代と若い料理人。みんな清潔感があり感じがいい。味もどれもよく、個人的には文句なしの5つ星と思えるコースだった。

(エビなどのゼリー寄せ)
おくらを上にのせてアクセント。いろんなものが入っていたがほとんど忘れた(^^;
下はアボカドソース。あまりアボカドの味はしなかったが色鮮やか。

(椀物)
関西らしい薄味。
飲み物は途中、冷酒をもらったが、氷を使ってきちんと盛り付けてくれ、お酒には金粉が散らし
てある。七夕が近いということで庭のついたてと笹を使って演出。こういうのも自分たちで考え
るのだそう。

(ハモの塩焼き)
ハモ=湯引きというイメージが強いけど、関西ではこういう食べ方も多いそう。湯引きと違って、焼かれた側と生に近い側、両方の食感が楽しめる。この食べ方もいいなあ。。。かぼすも皮をぐるりと剥いて結んであり凝っている。

(すっぽんの生き血)
ここからすっぽん料理が始まる。すっぽんというと鍋が真っ先に思い浮かぶが、このお店では一通りの部位をコースで食べさせてくれる。しかも、他の店であまりやってないことだが、目の前で捌いてくれる。その様は斜め前から見たので、すごいリアルにならなくて良かったけど、首をにゅ~っと伸ばして掴み、ギロチンにしてしまうのを見るのは勇気がいるかも。すっぽんはその瞬間、声をあげるのか??どんな声なんだろ・・・とすごい殺生を見る割には冷静にあまりよろしくない好奇心を爆発させていたのだが、音も立てずにこの世を去った。料理人の腕がいいせいなのか、あっさりとしたもの。しかし、下手に噛まれると肉を抉り取られるそうだ。しかもスッポンは高価だから練習用のすっぽんなどなく、見て覚えるしかない。包丁を持つ時はぶっつけ本番ってこと。今捌くことが出来るのは店長だけみたい。どんな料理も長い修業が必要だろうけど、これもまた大変そう。。。
その後、甲羅の柔らかい部分に包丁を入れて体と甲羅を切り離す。その後はあんまりウォッチしなかったけど、肢体をバラバラにする訳で・・・いやあ、料理人って罪深いなあ、なんて食べるのは自分なのに勝手なことを思った。

生き血を飲ませる店というのもそんなにないそうだ。お酒で割ってあるが、そのままだと無味無臭。もっと毒々しいものかと思ってたので意外。色も、まがまがしい赤ではなく、小学生のころみんなが最初に買い与えられるような絵の具の赤に近い。おいしいとかまずいとかではなく、ほほう、こんなものか、という感じ。

(かぼちゃのあんかけ)
上に瓜の薄切り。中がそぼろ餡になっていて、崩して食べるとかぼちゃの甘みが餡を包んで何とも言えないおいしさ。

(すっぽんの生肉)
肩の肉、レバーのごま油和え、酒につけた心臓、にこごり。店長がすっぽんは鶏の味に近いと言っていたが、まさにそう。どれを食べても言われないとすっぽんと分からない(というか、言われてもすっぽんというものがまだ分かってない)。食べやすくてヘルシー。こんな高価なものでなければ毎日食べても飽きなさそう。
すっぽんは大分(だったか?)での養殖が主で、ここのは本店の方で常時10匹以上用意。一匹で2~3人分。というのも、一匹で胆嚢、心臓、もう一つは失念したが、その3つが取れるから、3人分用意できるということみたい。

(あぶり焼き)
甘辛いタレをつけて焼いたツメの部分と腿。ブリのカマを焼いたような感じ。味もいいし身も剥がれやすく食べやすい。

(唐揚げ)
片栗粉であげたてあり香ばしい。

(椀物)
ここで出てきたスープが普通、すっぽんを食べると言ったら出てくるポピュラーな調理法。そのままでも十分いい味だが、好みで唐辛子も用意されている。

(雑炊)
これまた美味。先ほどの椀もそうだが、味付けが濃すぎず薄すぎず、絶妙。香の物はきゅうり・人参などのぬか漬けと、しそで漬けたカブ。ぬか漬けはちょっと苦手だったが、カブは酢と砂糖の甘さがちょうどいい。これは本店でまとめて作っているそうだ。

(大葉のシャーベット)
和食の店のデザートというとシャーベットは結構定番だが、大葉のシャーベットというのは初めて。和風テイストの爽やかな氷菓子。

2010/07/31 更新

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