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揚げ蕎麦
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荒挽きそば
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荒挽き・切りべら30
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薬味
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辛汁
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蕎麦湯と山葵
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かけそば
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店内の様子
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手書きのメニュー
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お店の外観
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京都麺紀行・その3
京都は市街地が碁盤の目のように配置され、その一本一本の通りに名前が付いている。
そのため自分がいる位置が大体どの辺りか分かり易くなっている。
しかし、通りと通りに囲まれたブロックの中から目標のお店を探すのには少々難儀する。
何しろ個人宅を始め、各お店にも住所の表示が無く、地図にも名前が書かれていない小さな小路沿いにあるお店となると尚更だ。
今回は時間があったので地下鉄を今出川駅で降りて、京都御所を見てからのんびりと歩いて行きました。
途中にある神社、お寺、西陣織のお店等を見ながら目的地付近までは到達したのですが、その辺で迷ってしまいました。
辺り一帯をしばらく彷徨ってから何とか到着はしましたが、かなり長時間歩いたため足は棒のようです。
お店は白い暖簾が出ていましたが、店名等の大きな表記は無く、予め予備知識が無いと通り過ぎてしまいそうです。
店内は小上がりになっていて、手前側が木製のフローリング、奥が畳のお座敷になっている。
この日は時期が良かったのか手前の席がいくつか空いていて直ぐに座る事ができました。
席に座ると、メニュー、お茶とおしぼりという順でスムーズに出て来る。
今回はとりあえず荒挽きそばをお願いしました。
程なく運ばれてきた蕎麦ですが、麺線は1mm強の細打ちで、まずまず揃っている。
メッシュは20前後でしょうか、表面には粗めの粒子の凹凸が見られます。
繋がりはさすがに良いとは言えず、全体的に短めですね。
この辺は好みの問題もありますが、少量のつなぎを入れて打たれても良いかもしれません。
蕎麦の風味、香り等は良く、荒挽きの効果が十分出ていました。
一応、自分ですり下ろす山葵が出たのですが使いませんでした。
完成された風味の良い蕎麦には山葵さえ邪魔になる気がします。
辛汁は関西にしては濃いめですね。
返しの味も独特で初めての味わいでした。
ダシは多少の酸味がありましたが、まずまずといったところでしょうか。
軽く蕎麦湯までいただいてから、続いてマイレビュアー様ご推薦のかけそばをお願いしました。
こちらは、あっという間の登場です。
まず見た目が綺麗ですね。
ダシが澄んでいて蕎麦がよく見えます。
こちらの蕎麦はしっかり繋がっている。
甘汁はダシと返しの比率が11：1くらいでしょうか、上品な味に仕上がっています。
蕎麦も細打ちの割には存在感もあり、汁とのバランスも申し分無し。
温かい蕎麦は、連れのものを味見する程度の事はありましたが、一人で本格的に食べるのは10年ぶりくらいでしょうか。
久々でしたが、完成された味を堪能させていただきました。
この日はお正月の休みも過ぎた平日だったせいか、待たされる事も無く、料理もスムーズに出てきました。
接客も丁寧で快適なひとときでした。
おまけに、お店を探すのに近辺を歩き回ったので、この辺の地理に明るくなりました。
結果オーライでしょうか。