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久々に来た白坂さんは安定したクオリティ。炭火割烹というだけあってメインのお肉も納得のお味。ただスペシャリテの一皿が木箱を使わなくなり、開ける楽しみが無くなってしまったのが少し残念。それでも、海藤さんの合わせるペアリングも更に磨きがかかっていて楽しかった! いつの間にか外国のお客様が増えて飛び交う会話が日本語の方が少ないのには驚いたけど(笑)井伊シェフは海外での経験も豊富なので当然と言えば当然ですね! 最近、なかなか予約が取れなくなってしまったので、早めに次回の予定をたてなくては!
2017/12訪問
1回
2016年1月15日にオープンしてから初めての訪問。最初に岡本さんにお会いしたのは麻布十番。饒舌な大将の横で黙々と手を動かす岡本さんの手が美しいな~と思ったのが第一印象。寡黙だけど質問したことには丁寧に答えて下さる実直な姿勢が本当に素敵だな~と思っていたら銀座のお店に移られるとお聞きし、早速そのお店に。大将を任せられ生き生きとしていらっしゃる様にお見受けしたのですが、いつかは独立したいという熱い思いを秘めていらっしゃたとは! 漸く訪れることが出来た岡本さんのお城は、とても居心地が良く、何よりも伸び伸びと、とても楽しそうに調理&接客しているお姿に、じんわり。 肝心のお料理も変わらず、派手さはないものの、真っ直ぐ迷いがない。 スペシャリテのカラスミ蕎麦も健在。欠けてしまったうすはりグラスを利用して削った唐墨は、そのため様々な形状をしていて炒った蕎麦の実と相まって絶妙なお味を作り出す。 全てに凛とした佇まいを感じるお皿の数々。晴れの日にしか行けないお店だけど、また必ず訪れたい名店です。
2017/12訪問
1回
神楽坂の石川グループの一つ、「蓮」にて長年料理長を務めていた石山さんが満を持して独立。 普段から行ける和食屋さんを開きたかったとコース料理は7500円とお手頃価格。 でも中身は、それ以上のクオリティ。 作り手と食べ手を繋げたいという想いから扱う食材、器、お酒、殆ど全ての生産者に会い、話をする事で、作り手の想いを直接届けてくれます。 特に六年ほど前からハマっている国産ワインのラインナップはお見事!全てのワイナリーに足を運んでいるだけじゃなく、休みを利用して始発で山梨に向かい、ご自身もブドウの栽培から醸造までお手伝いして終電で帰宅するほど国産ワインへの愛が強いのです。 日本酒も同じで、なるべく蔵元に行き想いを伝えてから送ってもらっているそう。取引のある酒屋さんは、なんと20店舗!数が多ければ多いほど、手間がかかります。でも、その方がベストな状態の日本酒が手に入るからと労を惜しまない。 その姿勢は食材の扱いにも表れていて全ての食材を余す所無く使う。作ってくれた生産者の想いを直に感じるが故に無駄に出来ないのだそう。野菜の切れ端も見事に使い切った甘鯛の沢煮椀に良く表れていました! お酒は全てお任せにしましたが、日本酒からワインに切り替えた時に出された平目の肝煮には驚き!何か凄いって、これが日本酒にもワインにも両方合ってしまうのです!田酒は肝の薫りを引き立たせ、ダイヤモンド酒造さんの樽発酵の甲州は肝の奥に潜む出汁の香りを引き出す。うーん、これは参りました! 更に完敗したのが続いて出てきた鰤と筍、ネギとセリのあっさり炊き。ここで、まさかの赤ワインの登場!ところが、これが今宵一番のマリアージュ✨ 新潟産カベルネ・ソーヴィニヨン種100%で造られているけど色合いもお味もピノ・ノワールに近い。でも奥にカベルネ・ソーヴィニヨンの渋みもあり、これが出汁と鰤の、特に血合いの部分と見事にマッチ♬ 一緒に行った、お酒が殆ど飲めない友達は全体的に汁物が多いと言っていたけど、いやいや、飲兵衛には、この出汁、ひと匙ひと匙がツマミになるわけで(笑)私には快適な流れ✨ 自分が行きたいお店を開きたかったと仰る石山さん。 高級食材ではなく、どんな食材でも勝負出来るんだ、という確かな自信をセリの根のかき揚げに感じました! まだまだ伸び代を感じる大将のこれからに期待大です♬
2018/01訪問
1回
和食のコースの〆は土鍋が一番!と思っていたけど、蕎麦も良いなぁ〜と、ついつい浮気をしてしまうお店。 その夜は本気で寒い日だったので流れを変えて温かい牡蠣のしんじょうからスタート。そんな気遣いが素敵♬ ここは伝統に裏打ちされた実直なお皿の中に、所々、佐藤さんのオリジナリティが顔を出す楽しい流れ。 例えば柳カレイ。通常は煮付けにする事が多いけど、こちらは揚げ浸しで登場。似て非なる調理法。綺麗に香りを残しつつ深みを増している一皿。うん、揚げ浸し、断然有り! お馴染みのメジマグロもチリ酢で頂くと普段と違う色気を出す。 少しの工夫で食べ慣れた食材の新たな魅力を引き出してくれる佐藤大将。 そんな中でも旬の鰆はシンプルに王道の幽庵焼き、と優しい緩急が続く。 そして最後にお蕎麦を頂くと、全ては、このお蕎麦を頂く為の流れだったと一連のストーリーを振り返る。 今宵は牡蠣のお蕎麦。牡蠣に始まり牡蠣で終わる。美しい❗️と思ったけど、やっぱり我慢出来ずに追加でせいろを(笑) ここは秋刀魚で有名なお店ですが、他の季節もおススメです!あ、でも秋刀魚の時期にも来なきゃ♬銀座の本家本元との食べ比べ、なんて贅沢な秋を過ごしてみたいなぁ(笑)
2018/01訪問
1回
和食中華。 どちらも素晴らしい食文化を持つ日本と中国の融合を目指した新ジャンル。 こちらも五年ほど前から、そんな和食中華に挑んでいます。 今の場所に移転する前から通っている、の弥七さん。移転後は更に大きなお城に移り、坂本さんという右腕も見つけ進化し続けている名店。 見た目は和食そのものだけど一口頂くと中華の香りがふわっと駆け抜ける。金華ハムや鶏肉、時にはスッポンのお出汁に鰹や昆布出汁を合わせる事で独特な世界を作り上げる。 例えば今宵のお鍋。生若布が主役の春のお鍋は一見すると和の感じ。でも、口に含むと複雑なお出汁の向こうに確実に中華を感じるお鍋。更に自家製のXO醤を加えると一気に中華に! 和食と中華を変幻自在に自由に行き来する山本大将の織り成すワールドは毎回刺激を受けます。 五年目にして漸く和食と中華を繋ぐ方程式を見出した!と嬉々として語ってくれる大将の姿は、いつもより頼もしく感じられました! 店名の由来は、お父様が高知で営む中華料理屋さんが『風車』だから。そう、‘風車の弥七’です!もう、それだけで惚れ込んでしまいますよね(笑)そんな心優しい大将が躍進し続ける、の弥七さんから目が離せません!!
2018/02訪問
1回
一度二件目でお蕎麦だけ頂き、その美味しさと大将の笑顔が忘れられず改めて訪問♬ 初めて伺った時に、「リクエスト何でも受け付けますので量もお値段も含めて遠慮なく仰って下さいね〜」という大将のお言葉に甘えて今回は魚中心で少し軽めで、とお願い(^。^) 最初に出された一皿は出始めのホタルイカにツブ貝、イイダコにウルイ、そして花ワサビの組み合わせ。正に春爛漫✨一つ一つ丁寧に味付けされた食材達を花山葵酢が優しくまとめてくれる癒し系の一皿。 お椀は少ししっかり目のお出汁。蟹しんじょう?と思いきや、松葉蟹を葛粉で優しくまとめてあるだけなので食べ進むにつれ、スルスルと解けていき味が変化していく。周りは聖護院かぶに炭火で焼いた舞茸、それにお餅と豪華な顔ぶれ。 〆のお蕎麦は十割そばで、しっかり蕎麦粉の香りを楽しめるタイプ 最初がお蕎麦との出会いだったので蕎麦屋さんかと思いきや、ここは〆のお蕎麦が美味しい割烹料理のお店でした(笑) コースも7000円と胃にもお財布にも優しいお店で、また好きなお店が増えました!
2018/02訪問
1回
岐阜の名店、たか田八祥さんで16年、修行。 その後、兄弟子の晴山さんや銀座の酒肴やPUKUPUKUいっぱしさんで更なる経験を積んだ後、満を持しての独立。 たか田八祥さんのお弟子さんと言えば、晴山さんの他に銀座の寛幸さんがある。どちらも、今や、それぞれ独自の世界を作り上げている。 大竹さんは、その中でも一番長く修行していた為、最もたか田八祥さんのお味を色濃く感じる。 例えばお椀。お出汁は修行先と同じく鮪節八割、残りを鰹節で仕上げ、酸味を抑えた、しっかり目のお味。ほんわり優しく仕上げた蛤のしんじょうから滲み出る旨味が少しずつ重なり食べ進むにつれ笑みが溢れるお椀。 例えば名物のジャガイモのはりはり。トビコ入りで、こちらも、そのまま忠実に再現。実直な大将のお人柄を感じられる逸品。 真ん丸く焼いたノドグロの幽庵焼きの他にも新玉ねぎに白子を合わせたり、おからをスッポンのお出汁で炊いたりと、大将の独自の世界も開花しつつあり、今後が、とても楽しみな名店が、また一つ誕生しましたぁ。
2018/02訪問
1回
他店と何がどう違うか明確に言えないもどかしさの中、これだけは言える!山本さんの織り成すお料理は、どれもピタリと来るのです。 恐らく、さり気なく加えるアクセントの妙が私の胃袋をくすぐるのではないだろうか。 例えば最初の赤貝のぬた。この季節、よく出る一皿だけどさり気なく添えられた穂紫蘇と松の実で急にドキッとしてしまう。 例えばお椀。九十九里の蛤を50個使い天草のアオサで香りを加えた潮汁は、最後にさり気なく忍ばせた黒七味が全体を引き締めてくれる。 例えばお造り。マコガレイにはあん肝ポン酢を合わせる。が、あん肝は蒸して煮汁に漬け込んだ後、さり気なく濾してポン酢との見事な融合を果たす。 軽く炙ったのど黒には、さり気なく行者ニンニクを忍ばせたウルイ入りの辛味大根で、さっぱり、香り良く提供。 例えば、例えば…こうした気遣いが至る所に散りばめられている。 鳥貝の炙りには、自家製のバチコがどーんと添えられている。 緩急が素晴らしい! 合馬の筍の飛騨牛巻きの後にはホタルイカとタラの芽の天麩羅で一気に攻めの姿勢。 と、ここで有りそうでなかったサクラマスの焼き浸しで、スッと身体が落ち着く。 そして、その流れのまま向かい入れた筍と山菜、明太子の土鍋ご飯で癒される。 デザートはマスカルポーネ、せとか、イチゴのシャーベットの組み合わせ。 最後まで美しい流れで、今宵も全身を心地良く委ねたままフィニッシュ。 ここにも名店あり。
2018/03訪問
1回
珍しい鉄板焼き和食のお店。 広島に住んでいた頃に広島風お好み焼きに魅せられ、いつか鉄板焼きのお店を開こうと考えていた森藤さん。 和食のお店で、しっかり腕を磨いた後、独立を機に念願だった鉄板焼き和食のお店を開店。 焼いたり蒸したり煮詰めたり、と自由自在に鉄板を操りながら繰り出されるお料理は遊び心も満載で、大将のお人柄がお皿にストレートに現れている。 翡翠豆のお浸し、石川の岩もずくと青森の赤ナマコで初夏の空気を思っ切り吸ったところで最初の鉄板焼き料理が登場。 出汁バターで炊いて鉄板の上で蒸し焼きされた新ジャガイモに駿河湾のシラスと鯛の酒盗を和えたものを乗せた一品。 北海道の塩辛とじゃがバターを彷彿させる一皿だけど、こちらの方が大葉の香りも加わり、優しい食感のシラスと中まで柔らかく蒸されたジャガイモとの咀嚼時間が全く同じで洗練されたタイプ。 トモサンカクのローストビーフ握りと根室の雲丹の後はトマトのレモン漬けでお口を一旦リセット。 今度は目の前で桜鯛の出汁餡を仕上げて、そのまま蒸したホワイトアスパラガスの上に木の芽と共に乗せライブ感を演出。 続いて鉄板の上で焼きしゃぶされた牛肉を新玉葱と旬の花山椒と共に頂く。 目の前で仕上げられたお料理をロスタイム無く頂ける幸せ。他にはない新しいスタイルにすっかりメロメロ♬ この時期だけワカメを食んでいる為、磯臭さがない石鯛のお造りは鯛を凌駕する旨さ。でも食感は石鯛そのもので、なんとも贅沢なお造り。 今宵のお椀は桜餅に見立てたサクラマス。一度焼いた後に蒸してある為、中までしっとりしたサクラマスを八重桜の香りと共に頂くと少し前まで満開だった桜を思い出し穏やかな気持ちになる。 ほんの少しの辛子を忍ばせたぶぶあられの筍揚げは、何処か懐かしいお祭りの焼きトウモロコシのようで思わず微笑んでしまう。 特別に頼んで作ってもらった思い出の広島風お好み焼きはキャベツが通常より細く千切りされていて大葉の香りも手伝い確実に他とは違いビールより日本酒が進む。 デザートのかき氷も目の前で作ってくれて、最後の最後まで勝手に一緒に作っているような(笑)楽しさが続き、居心地の良さも含めて大満足な一夜でした!
2018/04訪問
1回
鰻・川魚への強烈な愛溢れる四代目が奮闘する老舗の鰻屋。 鰻の蒲焼専門店という看板を背負いながらも、うなぎ資源の保全に取り組むという矛盾の中で孤軍奮闘、どちらも成立できる方法を日々模索しながら戦い続ける四代目。 その熱き想いはお料理にも当然表れる。 その日に手に入った最高のうなぎを最強の形で余すところ無く提供したい、という四代目の想いはお通しからもひしひしと伝わってくる。 例えば今回のお通し。 鰻の南蛮漬け。密かに忍ばせた八角の効果で鰻の香りが更なる旨味へと繋がる。 例えば前菜の盛り合わせ。 ヒレ巻きの中にはニラが丁寧に巻き込まれている。 この組み合わせ自体は新しいものではないけど、バランスが良い為、両方の良い所を同時に味わえる。 今回初めて頂いたつくねは鳥ひき肉入りだけど鰻の頭なども砕いて混ぜてあるので鶏肉はあくまでも脇役。主役は当然、鰻。 蒲焼を裏漉しして豆乳と合わせたムースはムースにしては少し固めだけど上顎で溶かしながら頂くと、じんわり鰻が現れる。 いつも楽しみなお椀は今回はシジミ汁。 椀種は大分のフワッと柔らかい泥鰌。 ドジョウもビックリな組み合わせだけど、これが違和感を全く感じず、優しく喉元を過ぎていく。 ここで四日間熟成された鰻のお刺身の登場! 自家製のマスタードと一緒も良いけど、チョウザメと鮎の魚醤の合わせダレも秀逸。 でも、私の一番のおススメは、そのまま! 出来れば胡桃オイルと塩とも合わせてみたいな~と会話が広がる一皿。 そして白焼きは、なんと今回は種類別の食べ比べ! ニホンウナギとインドネシアのビカーラという種類を同時に頂く。 馴染みのあるニホンウナギの方が当然軍配が上がるけど、インドネシアの方も香りが独特で強く、この個性を生かした調理法で料理したらニホンウナギも凌駕できるかも?という程、ポテンシャルの高さを感じる。 楽しすぎる!! そして、そして、この流れで待ってました!の蒲の穂焼きの登場~。 見た目通り、串を刺してそのまま丸ごと火を入れてあり、蒲焼とは違う旨味が凝縮されていて堪らない! 昔の焼き方だそう。 その後も肝焼きやう巻きなど、あらゆる角度からうなぎの魅力を堪能する。 そんなテンションMAXのまま迎えた鰻重で完全にノックアウト~。 山椒が大好きな私が、ここでは真っ直ぐに鰻と向き合いたいので、そのまま食す。 お米の炊き方といい、タレの塩梅といい、本当にここの鰻は大好き! お酒の品揃えも素晴らしくサービスも素敵なお店で、幸せになること間違いなしです!
2018/06訪問
1回
主人がとても可愛がっている後輩、そして私にとっても愛すべき弟のような存在の彼から唐突のお願い。 『とてもステキなお店があるので、我々夫婦に是非とも一緒に味わってもらいたい』とのこと。 聞けばオープンは一年前だけど最初はバタバタしていたので一年間、ずっと月三~四回通い続けて見守り、漸く人に紹介できるまでに成長したから意見を聞きたいとのこと。 これまで、彼からお願いされたことは一度もなかったので喜び勇んで向かった。 とはいえ、我々は食に関しては辛口?なので覚悟してね、と一言添えての訪問(笑) 結論!! 一言で言うと、とにかく気持ちの良い、そして美味しいお店でした! 福岡の料亭で修業したと言う井形大将から繰り出されるお料理の数々は、和の基本を抑えつつも若さ溢れる内容で、 一皿一皿からエネルギーを感じました。 まずはフォアグラやトリュフ、生クリームにチーズなど修業先では決して使わなかったであろう食材の数々に何としてでもお客様を満足させたいと言う情熱を感じます。 とは言っても単に目を引く食材を多用しているわけではなく、例えば、名物のフォアグラとトリュフの茶碗蒸しは、色々試した結果、和食だからと魚系の出汁にとらわれるのではなく、両方の香りを引き出すためには牛の出汁の方が合うと、思い切って舵を切っています。 確かに全体的に足し算のお料理が目立つ構成にはなっていましたが、何故かそれが嫌にならない。 そこには大将の熱い想いが入っているから。 休日は奥様と食べ歩いて今は常にインプットすることを心がけているそうな。 とても素直で実直な大将なので、どんどん吸収していきながら自分の個性を見つけていき、必ずや近い将来、井形ワールドを築き上げてくれるであろう、そんな伸びしろに大いに期待できるお店でした!
2018/07訪問
1回
夏の小十さん♪ 常連さんから行くなら鮎と鰻を同時に食べられるこの時期が一番と言われての訪問! 確かに45分も掛けて炭火でじっくり火を通した鮎は秀逸。 揚げた感じに焼かれた頭部からガブリ。 尾っぽの方は干物のような感じで旨味が凝縮されるように計算された焼き方。 そこに黒ビールをグビリ♪ また新たな鮎の魅力とのご対面に大満足。 鰻は2キロの天然を地焼きで提供。 皮目はパリッと、身は蒸されたようなしっとり感があり、普段は関東風のほうが好みだけど、これだけ大きい天然ならば断然、地焼きのほうが旨味を感じると納得。 夏がベストシーズンと言われたけど、ここは季節ごとに訪れ、その時期ならではの和食のあり方を大将に伺いながら通いたいと思いました! 予約が困難ですが… 「塩を振っただけで、それ以上の仕事をするのが和食」 そう仰る大将から繰り出されるお料理の数々は、シンプルなのに口の中に広がる世界は煌びやかで、いつまでも余韻が長く続く深い味わいの物ばかりでした!
2018/08訪問
1回
知人に勧められて初訪問! 店内は赤と白を基調としていて、凛とした空気も感じられる、清々しい空間。 さっそく期待値、トップギア~。 イチジクの白和えに続いて供されたインゲン巻きのシロギスと長茄子の揚げ物で、その期待は確信に至りました。 もち米粉でカリッと揚げられた茄子は極上のソースとなり途中でシロギスと一緒に頂くと得も言われぬ美味しさに。 お椀は優しく控えめなお出汁で、柑橘の皮の香りが鼻腔をくずぐる繊細な出会い。 ところが食べ進むうちに、どんどん変化していき、そのグラデーションの見事さに暫し沈黙。 椀種の車えびのしんじょうには、ごろごろとトウモロコシが加えてあり、その食感の妙に陶酔していると椀づまの生の木耳が色気たっぷりに登場してきてお椀の中に展開されるストーリーから大将の想いを紐解く。なんとも贅沢なひと時。 胡瓜をお蕎麦状に仕立てて蒸し鮑を盛り上げたりと随所に光る大将の技とセンスに脱帽。 最後の松茸と鱧の卵とじ丼で再訪を誓いました! お値段の問題で、なかなか行けませんが晴れの日に伺うには最適なお店だと思います♪
2018/08訪問
1回
私の大好きな黒糖焼酎、龍宮の造り手さんに紹介してもらったのが、こちらのお店との出会いです。 あれから数年。 いつ来ても変わらない味と共に、付かず離れずの絶妙な距離感を保ったままの自然体な接客が好きで定期的に通っています。 派手なお料理は無いけれど、旬のものを素直に供して下さり、寒くなるとおでんや小鍋などで冷えた身体を温めてくれたりと、大将のやさしさが随所に感じられる流れで毎度癒されています。 お店の雰囲気も温かみを感じられる作りで、個室もあるので接待にも向いていて、とても使い勝手の良い、知っていると重宝するお店です♬
2018/09訪問
1回
オープン当初から気になっていたお店。 念願かなって漸く行くことが出来ました♪ こちらは木箱に綺麗に並べられた幾つかの食材の中からメインを選べるのが特徴です。 散々悩んだ挙句、一つに絞りきれず、私は鰤カマと喉クロを、お友達は、同じく喉クロとカマスをオーダー♪ それぞれの特性をいかした焼き方はお見事でした。 ここはお料理の美味しさば勿論ですが、同じくらい居心地の良さが素晴らしい♪ 最初はワンオペだったそうですが、現在はチサトさんという可愛らしいお弟子さんが健気にサポートしています。 このお二人の織り成す空気が、とても和やかな気持ちにさせてくれて、初訪問とは思えないほどリラックス~。 実は、チサトさん、客として訪れた最初のときに、大将の八寸に感動して、その場で直談判してお手伝いさせてもらうことになったんですって! そりゃ~、そんなに感激してその場で交渉されたら即決でオッケーしちゃいますよね(笑) でも、私も感じたんですが、チサトさんの第一印象って本当に良いんですよね~。 お手伝いから始まり、今では立派なアシスタント♪ 次回は、チサトさんお手製の賄い用の大根の煮物を別発注させて頂く確約を得て、ルンルン気分でお店を後にしました! また通いたいお店が増えました~。
2018/09訪問
1回
会社の近くにあることもあり、以前から気になっていたお店に漸く行けました! 鮒すしとスッポン、それに滋賀の銘酒・七本槍を使った会席料理のお店と聞いていたので 当然、大将は滋賀県のご出身かと思いきや、滋賀には何の縁も所縁もないそうな。 では、何故?とお伺いしたら、鮒すしとスッポンは好物だから、七本槍は10年ほど前、偶然今の社長さんとお会いしたことがあり、ご縁を感じたら、だそう(笑) 良い意味で力の抜けた大将のおかげで初めてと思えないほど最初からリラックス~。 大好きとおっしゃる鮒すしは、先ずはそのままかと思いきや、調味料となって見えない形に(笑) でも、鮒すし愛を感じる使い方で、一皿目は、ちらし寿司で登場。 すし酢にペースト状にした鮒すしとブルーチーズを加えて仕上げたちらし寿司は 煮鮑と雲丹の昆布締めという豪華バージョン。 鮑と雲丹の後から追いかけてくる独特な香りに、何とも言えない不思議な気持ちになりつつ、思わず七本槍を手にすると途端にニンマリ♪ 平目の昆布締めには鮒すしの飯と卵黄混ぜて造られた特製黄身酢を合わせ、これまた新たなお味。 縞海老の和風アメリケーヌ?など、攻めの姿勢が続く中、シンプルな白子の杉板焼きなども登場。 最後は、やはり王道のスッポン雑炊で〆。 関東ではあまり食べ慣れない鮒すしという食材に挑戦し続ける大将の次なる一手に期待します♪
2018/10訪問
1回
尊尊我夢、と書いて、「とうとがなし」と読むそうです。 これは与論島の方言で、ありがとうという意味で、自分を無くし、相手に幸あれと願う気持ちの表れを言葉にしたものだそう。 こちらは、そんな綺麗な言葉を店名に冠した沖縄そば懐石のお店。 まずは目の前でそばがきを作ってくれるところからスタート。 そばがきと言っても、こちらは沖縄。なので蕎麦粉ではなく、小麦粉で作ってくれました。ほんの少しつけた塩が小麦粉特有の甘い香りを引き出し素敵な始まり。 沖縄県産の素材にこだわり、魚もしっかりとした捕り方、手当てが出来る漁師さんから直接仕入れ、器も県内の作家さんのものを大切に使うという、随所にこだわりを感じるお店。 泡盛の品揃えも素晴らしく、泡盛ペアリングも絶妙。 特に最初に出してくれた泡盛には、驚き。なんと福島県産! 福島で泡盛を作りたいという夢を持った方が、でも、当然のごとく、泡盛に使うインディカ米(いわゆるタイ米)が福島にはなく途方に暮れていたところに、ある農家さんが「それなら自分の畑で作ってあげる」と応援し、やっと最初の泡盛が出来たところで震災が起きてしまったそう・・・ そのまま売るに売れず、結果的に8年の歳月が流れて古酒になった大変貴重なものを出してくださったのです。携わった様々な方々に想いを馳せながら頂く一杯は特別なお味がしました。 実はシェフは、東京のご出身で、サービスの女性も県外の方。 でも、でも、店内には沖縄愛が溢れていて、最後まで楽しめました♪
2019/02訪問
1回
和食で培われた技法と知識を生かして始めた“和食と熟成鰻のお店”と聞いたら和食好き、鰻好きとしては行かねば~ですよね? とは言え熟成された鰻のイメージが全く沸かない…そのまま恐る恐る出かけたその先に待っていたのは! 鰻愛溢れる熱い大将と素敵な笑顔の奥様がおもてなしして下さる居心地の良い空間でした♪ 大将曰く熟成された鰻は持ち合わせた水分、旨味、油分が中で乳化された状態になっていて、分かりやすく言うとマヨネーズのような感じだそう。 その熟成には適度な湿気も必要ということでワインセラーの中で熟成。 そのワインセラーの大きさとドリップの問題で一度に熟成できる数に限りがあるので、今は一日三組のみの受け付けだそうです。 さてさて肝心な熟成鰻のお味ですが… こんな鰻の美味しさの引き出し方があったのかと驚きでした♪ 通常、うな重を頂く時はタレの濃さからも山椒の粉をたっぷり使ってしまうのですが、初めて一粒も掛けることなく最後まで、そのままで楽しめました~。 熟成させることで余分な水分と脂が程よく抜けているため、タレを濃くする必要はなく、どこまでも優しく、ほんの少し加えたシジミのお出汁が旨味となって加わっているので、他に何もいらないのです。 更に言えば、ご飯は一回一回土鍋で炊いた千葉県産のコシヒカリのためお米の甘味で十分♪ 粒が小さめで硬めに炊きあげられた白米は噛みしめるほどに熟成鰻と良く合い、最後の一粒まで、それこそ重箱の隅を突きながら(笑)堪能させて頂きました♪ ブランド鰻にこだわらず普通に養殖された鰻を、いかにして美味しく安く提供できるかを追求し続ける大将に期待大です!
2019/05訪問
1回
ずっと行きたいと秘かに憧れていたお店に漸く行けました♪ 日本酒の文字が店名に入っているだけに日本酒を飲む気満々で訪問~。 と、その前にビールをと思ってメニューを見ると舞浜地ビールがズラリと列記♪ はい、テンション、あがっちゃいました(笑) 日本酒の品揃えは若干偏っていて、それほど多くないけれども、選び抜かれた一本一本にストーリーがあり、実際に大将が訪れた蔵の映像が店内に流れているので、それをツマミに呑めるくらい♪ とは言え、それだけですとお腹が空くので(笑)一皿目を頂きま~す。 これが長芋のそうめんと蕨のたたきの中に渡り蟹やら雲丹やら宝物がザクザク入っているので、早速、日本酒が進む君(^▽^)/ その後もツマミになるお椀とかトロ鯵にナッツソースを合わせたりとか、大好きなアナジャコが、これまた大好きなディルと好相性だったりとか、すぐきがタルタルソースなっていたりとか…一つ一つコメントしたらきりがないほど、どれも絶品! 小さな炭火台にコンロが三つと決して広くない台所から(ゴメンナサイ!)独特なセンスと技術を駆使して、次から次へと繰り出される様々なお料理は圧巻の一言。 お任せでお願いした日本酒は奥様の担当。 これがまた流れも温度も本当に絶妙で、まさに夫婦の成せる最高のマリアージュ また通いたいお店が増えました♪ 根津は大好きな「まめたん」さんもありますし、素敵な街ですね。 住んでいらっしゃる方が羨ましい~。
2019/06訪問
1回
今回はラッキーな事に大山鶏のキンカン揚げをゲット!口の中で弾ける様は、まさに旨味の爆発♬ここは特に京鴨のお鍋が美味しいお店ですが、その前のツマミも丁寧。唐揚げはハワイで頂いたエセルズグリルのもち粉チキンを彷彿させる逸品。レバームースもモナカ付きでお洒落✨そして外せないのが最後の〆蕎麦。砂場仕込みの手打ち蕎麦に、もり汁と胡麻汁が本当に良く合い、噛みしめるほどに広がる旨味を堪能。四時半からオープンしているので早ご飯派に特におススメですよぉ〜。