検索条件が指定されていません。
1~20 件を表示 / 全 1503 件
先日の金沢行でメインの目的だった「すし処 めくみ」。普段は予約困難もご時世ゆえ間隙をぬってせっかくの機会に遠征。数年前のNHK『ノーナレ』で紹介されて以来、気になる存在でした。 一日にカウンターのみ8人限定のところ今は間を置き6人に。番組でそのマニアックかつ損得勘定抜きな職人的執着に興味を惹かれ、ご夫婦で生活すべてが早朝の市場通いから就寝まで尽くされる様に心を掴まれ…。 休業を余儀なくされた期間は今までになく暇な時間に惰眠と酒浸りの日々となりかけたそうですが、それも束の間、あちこちの漁港に足を運び、漁師たちと会話し新たな学びになったとか。 再開してすぐには勘を取り戻せず戸惑ったというものの、さらにこだわりは極まり、この夜は旬の鮑を汁物から肝までこれでもかと様々な趣向を凝らし堪能。熟成の握りも評判通りの味わい。 借金返すのに78歳まで働かないとと飄々と語る異才の歩みはまだこれからが本人の熟成を空恐ろしくも待つほどに底知れず。市街地にぽつんと構える隠れ家まで再訪はありか… 銀座の高級店に負けぬ値段で価値は各々に拠るも、行く末が変わらず気になる度合いは増しました。 ※ちなみに握り以外は撮影OKとのこと
2020/06訪問
1回
京都でも今や1、2を争う評判の予約が取れない店という『竹屋町 三多』に伺う。カウンターのみ7席で貴重な時間を堪能です。 寡黙な中に、もてなされてる感がすべて注がれている料理が全て物語っている印象。日本酒のセレクトも好みにどんぴしゃで合っており、5銘柄を飲み尽くし。 正直、コスパはお高めだし自力ですぐにでも再訪できる店ではないけれど、それだけに一期一会かもしれない素敵な機会となりました。
2019/06訪問
1回
ついに歌舞伎町の有名店でありながら訪れる機会に恵まれなかった『鳥みつ』が激戦区の荒木町に移転、新店舗2日目に伺う機会を得ました。 店名も一新、御主人の名字である『OHKUSA』に。第2の船出となる意気込みが伝わります。 カウンターのみ8席、洒落たバーのような店内にBGMもジャズなどフュージョン系の音楽が流れ、シックな雰囲気。念願だったというこのエリアにふさわしく、自分好みですべて反映させた造りを実現させたよう。 コースのみの口開けはお通しのオリーブから美味しく、スープで出されたモロヘイヤに焼き茄子も濃厚で香ばしくそそります。 そこからの一本一本はこちらをNo.1に推す声にも偽りない感嘆の妙味。 繊細な焼きはやさしく、鮮度を包み込んで凝縮した如く、肉が輝いて見えるほど。どれもひと噛みを大事に味わいたく、まさに口福で満ちる美味しさ。 特に脂ののったハツ元の旨さは絶品。そこに評判の日本酒ラインナップの中から合う銘柄をペアリングしてもらい、すっきりいただく。 この焼鳥に負けないお酒をセレクトしていったら西日本エリアばかりになったというが、今どきこれだけ揃えて東北の酒蔵が1本だけなのも珍しく。九州・宮崎のご出身なこともあるのかと。 途中で山盛りのサラダが供されるのも嬉しく、女性には素敵なはず。そして〆の親子丼もミニではなく、こちらは男のがっつり心を掴み、満腹感がこの上ない。 ゆっくり間を空けながら、フルコースの2時間半を堪能する心地よさと充足感は人気に違わぬもの。願わくはまた訪れる機会あればと。
2019/11訪問
1回
春の開店早々、逆風の立ち上げとなったもののあっという間に予約困難となる評判で実力を遺憾なく発揮する『赤坂おぎ乃』。テイクアウトで花山椒弁当をいただいたご縁から繋がり、今回二度目の訪問。 厨房を目の前にカウンターのみ6席の貴重な空間は舞台を最前列のかぶりつきで鑑賞するが如く、調理や盛り付けまでアートのように演出される愉しみ。この夜のテーマは納涼ともなる“蓮の葉”の緑が瑞々しく。 全国の産地から選りすぐる食材や出汁まで作り手との繋がりを直に大切にし、ワインから日本酒までペアリングにも活かされる季節ごと極上の一品一品。色彩も香りも味覚をそそり、心浮き立ちます。 若主人はあの片岡鶴太郎さんの息子さんで以前、仕事がらみでお父さんとご一緒したことのある話のネタも酒の肴に一興。季節ごと訪れたい贅沢な一軒がまたここに。 この時期、花山椒といえば真っ先に比良山荘の熊鍋を恋しく思い出すほど。今年は京都どころか何処にも行けずに春が過ぎ去るとは心残りですが… 最近では花山椒を冠した料理や弁当も花盛り、どれも魅力的で食指に迷っているうち出遅れましたが唯一、こちら赤坂「おぎ乃」さんの鰻花山椒丼をいただく。 嵐山吉兆はじめ祇園から銀座と名店で修業され料理長も務めたご主人がこの3月に開店したお店はすでに評判で今月中に伺う予定の席もあれど、訪問は微妙なところ… まずはこの季節を愛おしむ花山椒丼を美味しくいただき、次なる機会を心待ちにするばかり。
2020/08訪問
2回
お高い銀座の激戦お鮨でも五指に入る高評価のこちら。大御所作家先生との食事会でしたが、さすがのグレードでなんと4時間も長居してしまい、日本酒もだいぶすすんで高級クラブ並みのお値段に…。 広いキャパではないので早い時間から満席でその後もひっきりなし、21時過ぎでも外で入店待ちのアジア人観光客まで。2週間前で個室が取れたのが幸運でした。 おまかせで次々と出てくるネタも接客も満足でき、個室もとてもいい雰囲気。ご満悦いただけたようですがご接待使いに知っておくにはいいものの、なかなか伺えるものではありません。
2018/10訪問
1回
テーブルに座った瞬間から世界が広がる前衛的地産地消!