2回
2019/01 訪問
甲殻類に特化したマニアックすぎる愛…蟹と海老尽くしで予約の取れない名店となった荒木町の『うぶか』。ご近所ながらなかなか伺えなかったこちらを初訪問。
ただ素材を与えて食わせるのではないジャンル無用の自在な誂え、旬な食材を各地から取り寄せ吟味された創作の妙。聞きしにまさる楽しさです。
冬ならではなセイコ蟹と唐墨、子ども心にも嬉しい車海老の味噌フライ、松葉蟹の炊き込みもたまらないおいしさですが、それぞれ美しいフォルムの殻を卓上に添えて見せてくれるのもそれをずっと眺めていたいほど魅惑的。
日本酒とワインを好みでペアリングしてくれるのもマッチングがよく、予約の時間を少しずつずらして順に客が入店していくためサーブのタイミングも絶妙。素晴らしいですね。
甲殻アレルギーや苦手な人でなければ一度は堪能してみたい世界。予約が取れなくなるのも致し方なしか…
2020/01/09 更新
甲殻類のマニアックな創作料理で知られる『うぶか』がテイクアウトでスペシャルなカレーを提供開始ということで早速、ご近所の荒木町に。
気になりすぎて待ちきれぬほどな特製レシピはその名も「たらば蟹と天然海老をたっぷりのせた甲殻類出汁カレー」。これが想像以上の逸品でした。
蟹肉と海老の身だけで贅沢すぎる盛りなのに、出汁のエキスが超濃厚なルーはスープとしてただ味わい尽くしたいほど至高の旨み。
どちらも勿体なくて混ぜて食することに躊躇いを覚えるほど。誇張なくこれまで生涯一のシーフードカレーと断言してもいいか。
しっかり上質なサラダも付いて2千円は逆にもっとお代を取ってくれても…と掛け値なしに心底申し訳なく感じる価値あり。
以前にもてはやされた銀座資生堂パーラーの伊勢海老カレーなんてこの3倍以上したはずだけど、平伏してほしいくらいな匠の絶品メニュー。
とりあえず明日も続けて欲したいほどに病みつきとなる常習性、記憶に残るカレーとの邂逅となりました。