2回
2017/04 訪問
あの美山荘ご出身だとは…野山の素材を活かした至高の一品一品に納得!
昨晩は京都で至高の夜。「草喰なかひがし」さんの予約が取れ、2階の座席で薄暮の桜並木を眺めながら心地よすぎる夕餉となりました。
こちらのご主人はあの「美山荘」が生家だったとは…野山の素材を活かした一品一品に納得。
この日も桜と菜の花など旬の頂き物がふんだんに織り込まれ、器もそれに合わせて桜や土筆など遊び心に富んだ楽しみ方を存分に味わい…。
桜ちっぷで炙った蛍烏賊から猪肉、鹿肉、干くちこに琵琶湖のモロコ、隠岐の牡蠣になれ寿司、〆の丸干しいわしと極みの白米まで。シンプルなのに精緻、細やかな贅沢極めたり!という満足感。美山荘スピリッツはここにもしっかり継承されていました。
お酒は伏見の英勳からご主人オススメ、謎のB君、C君へ… 最後は下のカウンターでしばし語らい、いつしか3時間半以上。再訪したいものです。
2017/05/05 更新
実に6年ぶりの「草喰なかひがし」。美山荘からの系譜を継ぎながら独自の求道を極める名物主人のもてなしは期待に違わず、さらに感嘆すべき高みへ。
まさに“草喰”というに相応しい山菜の溢れんばかりなレパートリーが彩り鮮やかに供され、ひと皿ごと創作の歓びや遊び心が伝わる楽しさ3時間超尽きず。
お米へのこだわり、出汁の滋味深さ、薬味も料理を引き立て川魚から牡蠣、稀少なアンガス牛までさらに素材の美味しさがいや増し嘆息するしかなく。
ほぼ菜食で満腹感この上なく、そこにおこげから名物のめざし、追加で山芋と卵かけご飯までこれでもかと食べてしまう、食べずにはいられない魅惑。
おまかせの日本酒も英勲など文句ないペアリング。今回は2階の座敷を貸切でご主人とのトークは見送り時のみも女将が代わりに流石の接待でお笑いも。
新旧名店人気店は数多あれど、美山荘ともども古都にこの存在ありと憚りなく推すことに躊躇ない至高の極みをあらためて実感。決して過言に非ずと。