『大地の芸術祭3日目』ka10さんの日記

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 大地の芸術祭2012鑑賞記ー7

8月28日から新潟に旅行に来ています
3年に一度新潟県は妻有地区で開催される「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」を鑑賞するために来たのです
妻有地区の里山全域の屋外・廃校・空き家などなどで日本・世界各地の現代美術家がそれぞれの作品を展示している、世界最大規模のアートフェスティバルなのです!

さてこの鑑賞記も3日目いよいよ最終日です
今日もいろんな作品を観て回ります

そんな作品の中の1つ「黎の家」
こちらでは以前に使われていた鍋や釜などの調理器具が天井から大量に吊り下げられています
そして今回は美味しいカレーも食べることが出来るのです
食、食べること、そこに生まれるコミュニケーションをも作品という事で「CURRY NO CURRY」というタイトルがついています

リクリットのカレー (妻有ポーク、鶏グリーンカレーなど) と地元野菜を使ったカレーのセット1,000円

リクリットのカレー=タイカレーは豚肉の脂身が多かったのか大量の油が表面に浮いていて、カレー味の油をすすっているようで正直イマイチ
地元野菜を使った日本のカレーは普通に美味かったですね

コリンキーという野菜が入ったサラダも美味しいし、糸瓜の漬け物も美味

お冷やにはレモングラスを煮出して冷ましたお水
食後のお茶にもレモングラスが入っていました

地元のおじちゃんおばちゃんが作ってくれたカレーとしては満足

そう言えば前回3年前にある作家さんと自分が話し込んでいた時に、地元のお婆ちゃんが作家さんに食べてもらおうと野菜を持って来ました
その時にその作家さんが「このお婆ちゃんも芸術家だよ〜」と自分に紹介してくれました
するとそのお婆ちゃんが「あんれ! ただの百姓のおれも芸術家かぁ?」と驚いてしまいました
そこですかさず自分が「他人を感動させる人は、みんな芸術家ですよ」と言ったことがあります

美術・芸術などと言うと難しく高尚なものとかまえてしまう方もいらっしゃるように感じますが、そんなたいそうなもんではありません
ただ自分が何か表現したくて、そしてそんな思いを誰かに伝えたくて・・・

この大地の芸術祭には、そんな暖かい思いが詰まった作品がたくさんあります
少しでも興味を持ってもらえれば嬉しいし、今これから鑑賞に行こうとしている人達の参考になればと思って今回は急いでレビューと日記をあげてみました
出来る事なら3年後の次回でも良いので是非足を運んでみて下さい
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