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1回
夜の点数:4.3
2009/09 訪問
夜の点数:4.3
French Connection
2009/09/19 更新
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(新たなレヴュー)
火曜日に初めて訪問したばかりなのに、また行ってしまいました。でも今回はランチです。
オープンしたばかりなのに、既にランチは非常に混んでいるという情報をマイレヴュアーの「じゅあん」さんから入手していたので、時間をずらして1時半過ぎに到着。でに未だ店内は90%満席状態。日本人と外国人、そして幅広い年齢層の人が楽しそうに食事をしていました。いなかったのはスーツにネクタイのサラリーマンだけ。
選んだのは前菜⇒メイン⇒デザートの2,625円のコース。この日のメインは当初サーモンだったのに、売り切れで帆立に変更という事を最初に告げられ少しガッカリ。サーモン好きなので。
まず前菜はオニオン・グラタン・スープ。あまりに定番なのですが、とても美味しかったです。料理しているのが経験豊かなフランス人シェフだから美味しく感じるのか?
メインはエシャロットとバターの入った白ワイン・ソースのリゾットの上に帆立が載った一皿。食べ初めて直ぐに、自分の好きなサーモンが売り切れで良かったと思ったくらい美味。そして確信できたのは、この店の料理はフランス人がつくっているから美味しく感じるのではなく、本当に美味しいから、美味しく感じるという単純な事実。
そして美味しい料理を美味しく食べさせてくれるのは、4人のホール・スタッフ。その中、2人は感じの良いフランス人。勿論、日本語を話してくれるのですが、片言のフランス語を使ったら、レストラン向けのフレーズを幾つか教えてくれました。次回の訪問までに、オーダーだけでもフランス語でできるように少し勉強します。
(最初のレヴュー'09/09/16)
自分が頻繁に顔を出す、神楽坂のルグドゥノム・プション・リヨネのオーナー・シェフ、ポコさんに強く薦められて訪問。まさしくフレンチ・コネクションの力です。
この店の名前になっているオリヴィエさんも、紹介してくれたルグドゥノムのポコさんもル・コルドン・ブルーの東京校で教鞭をとったという共通のポイントあり。未だ今月になってオープンしたばかりですが、さすがに料理の完成度は非常に高いです。
今回はコースではなく、アラカルトのメニューからオーダー。前菜に選択したのは「ナンチャラ風のサーモン」。ナニ風なのか説明してもらったのですが、例によって失念。出てきたのは薄くスライスされたサーモンに包まれた新鮮な野菜。そんなに感動するような味ではありませんが、シェフの実力を感じさせる一皿でした。
そしてメインは「豚肉のロースのポワレ」。スライスされた肉の量には大満足。そして付け合せのジャガイモ、ニンニク、そして薄くスライスされたサマー・スカッシュ、そして勿論の肉の味わいも殆ど完璧です。これこそフランス料理!シェフの実力と自信を物語る一皿。これを選らんで良かったです。
おもしろかったのは、このサマー・スカッシュに関してのシェフとのやりとり。最初、このレモンのような鮮やかな黄色をした野菜が何か判らず、シェフに片言のフランス語で質問したところ、シェフはフランス語で説明してくれたのですが、全く理解できず。するとシェフは、壁に貼られた紙を見ながら、自信無さげに”summer squash”という英語名をフランス語読み。最期は日本人のキッチン・スタッフがサマー・スカッシュという名前と、それが何かを教えてくれました。
デザートは、バニラ・アイスクリーム。シェフのこだわりなのか、それとも単に十分冷凍されていなかったのか判りませんが、アイスクリームよりはソフトクリームといった感じ。勿論、味に問題はなし。バニラの風味が強かったのが好印象です。
さて今回、自分が食事をしたのはテーブルではなく、カウンター。入り口の直ぐ右側にはバーがあり、そこには椅子が5っ程度あるのですが、そことは別にキッチンの中を覗けるカウンター席が2つだけあり、そこをゲット。キッチン中は、この規模の店にしては非常に広く、そこでシェフと一緒に日本人のスタッフが男女1人ずつと、もう1人フランス人がテキパキと働いていました。静かで、適度の緊張感のある空間でプロの仕事バッチリと見させていただきました。
オーダーした料理は、上記の前菜とメインそしてデザートの3皿だけ。でも、この席に座っていると、目の前でシェフがアミューズをつくって出してくれたり、オーダーしたものとは別に、もう1つデザートをつくって、出してくれたりして非常に嬉。
そしてパンが美味しいだけでなく、リエットと自家製のバターが素晴らしく美味。最初のアミューズが出る前にリエットを味わって、その瞬間にオーダーした料理への期待度がドドンとアップ。
まだオープンしたばかりなので、店内はピカピカ。全体的な印象はレストランなのですが、テーブル・クロスがテーブルの上全体を覆うものではないのと、メインが黒板に書かれているのでビストロ的な要素もありです。でも料理の味わい、そしてプレゼンテーションはビストロではなく、レストランなのは間違いなし。
気さくなフランス人の男女と、日本人女性のホールスタッフのサービスも心地良く、再訪間違いなし・・・というか、またしても通いたくなるレストランに出会ってしまいました。
因みに、★☆★☆なのは未だ一度しか訪問していないから。今後、数が増える可能性は大というか、そうなるのは確実です。