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1回
夜の点数:4.3
2009/07 訪問
夜の点数:4.3
フランチャコルタを飲んで、おいしい料理を食べて、この値段!
2009/07/25 更新
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(最新のレヴュー)
デザート、コーヒーを含む全てのコースメニューと、ロンバルディア州フランチャコルタの2001年のボトルを2人で1本飲んで、1人当たり税金・サービス料込みで8,000円・・・という非常にコストパフォーマンスの高い特別メニューの案内がeatpia.comから届きました。
これは行かねばと、高い期待感と共に、店に到着してメニューを渡された時に、パスタとメインだけを選択するように告げらました。(非常に丁寧に)
「やはり8,000円で全てコミコミだと前菜は対象外なのか・・・」とガックリ。そこで言われた通りに、パスタとメインを選らんで料理が登場するのを待っていると、何とパスタの前に前菜が登場!選べないけど、前菜も含まれた8,000円のコースでした。
そして選んだわけではない、この前菜が非常に美味。後で調べてみると、これが「夏野菜と魚介類、そしてキャビアを使った特別な前菜」と紹介されているもの。具体的な内容は、焼き茄子と枝豆のピューレ、そして帆立等を生クリームでまとめたもの。ソースは人参とセロリそして玉葱などが入ったトマト・ベース。この冷製前菜の外見と食感はアボカド・ディップとサルサといった感じ。夏向きの完璧な前菜です。しかも小さくチマチマしたものではありません。
パスタは、「生ウニと茄子のトマトソースのタリオリーニ」。この季節、特に生ウニが入ったパスタなので、典型的な東京イタリアンの冷製パスタだと勝手に想像。でも出てきたのは暖かいパスタ。今まで食べてきたウニの入った温かいパスタはいつも、コッテリした味わいだったのに、このパスタは非常にサッパリ。決して量は少なくはなかったですが、美味しかったので、もう少し食べたかった。
そしてメインは「ミラノ風の仔牛のカツレツ」。今まで、この店では必ず定番の「ポークのTボーン・ステーキ」をオーダーしてきたのに、今回はカツレツに目移り。シャルドネのスパークリング・ワインにはポークの方が合うように思えるのに・・・
今まで食べてきたミラノ風のカツレツは、トマトのソースがかかって少しウェットな感じのものが多かったのに、ここのカツレツの上にはトマトとルコッラが載っているだけで、カツレツ自体はドライ。でも口に入れて噛んでみる肉汁いっぱい。
そして最期のデザートには、「マスカルポーネのジェラート」。決して小さなデザートではありません。アイスクリーム屋風に表現するとDouble Scoopです。
これだけ飲んで、食べて8,000円ポッキリ。非常にお得。でも実際には最初にビールを2本オーダーしたので、1人あたり9,000円弱。それでも素晴らしいコストパフォーマンスでした。
さて前回の訪問で問題だったサービスは完全に改善されていました。シェフ自らがオーダーをとって、ソムリエの女性がフランチャコルタを注いでくれる。殆ど完璧です。
という事で星の数はアップ!
(2008/3/10追記)
スタッフが変わって、以前に比べてサービスの質が明らかに低下。2本目のワインをオーダーしようとしたところ、“すこしお待ち下さい・・・・”と待たされる。でも待たされただけで、結局2本目は飲めず。何故か客であるこっちがオーナーに申し訳なく思う。それでも料理と値段のバランスは今でも秀逸。
(以前のレヴュー)
初めにネガティブな点から。
どうしても此処の内装は好きになれず。特に壁と天井にあるパルミジャーノ・レッジャーノの照明で思い出すのは、内装優先の「なんちゃらダイニング」や「創作ナンチャラ」といった言葉で紹介される内容の伴わない店舗。このレストランには凝った照明や内装は必要なし。
バッチョーネの本質は極めてシンプルでありながら味わいがあり、飽きのこない料理。自宅と職場を結ぶ線から完全に外れているので、頻繁に行く事はないが、無性に「バッチョーネの豚」が食べたくなる事がある。因みに、今回は約1年振り。その豚を久し振りに食べてホッとする。
前菜からメインそしてデザートまで驚くようなものは何もないが、どれを食べても質量共に満足。
そして最後に満足度をグッと高めてくれるのは値段。CPは非常に高し。自分には過剰と思える内装のコストが値段には全く反映されていないのが素晴らしい。