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1回
夜の点数:4.0
2011/11 訪問
夜の点数:4.0
ポリシーを貫いた蕎麦
2012/11/26 更新
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2回目の訪問になります。
初回は、風景へよく馴染む野良猫に、偶然にも道案内されましたが、
今回は、扉をくぐるまでに躊躇はありませんでした。
靴を脱いで店内に入ると、一部始終が自然体で過ごせる予感がします。
寛いだ、精神的にとてもいい状態で、
酒と、酒を欲しがるつまみが、ただただ行き交います。
その終着点「〆の蕎麦」のイメージが膨らみます。
味付けは、全般で塩梅の強弱が明確です。
西日本の方にとっては、塩辛さが気になるかもしれません。
また盛り付けは少々ぶっきらぼう。
その方が、酒とのコラボレーションに集中できます。
このあたりは江戸気質を感じてしまいます。なんといってもここは神田ですから。
蕎麦以外のつまみは「酒呑み」をこれでもかと念頭に置き、
地酒は「静岡に特化」していて、局所的な取り揃えで、
そんな中「蕎麦へのこだわり」が強烈。。。頑なですが、
このスタイルにハマれば、計画的着々と訪れたい場所になるはずです。
蕎麦はかなり好みのタイプです。つゆにつけ過ぎないでどうぞ。
何か「有機野菜」に例えたくなるような、
「大地」を感じる印象深い味です。
由緒正しい正統でありながらも、
蕎麦の表現力とその振り幅を存分に感じられます。
「古典の新レパートリー系」とでも言いましょうか。
勝手に名付けましたが、このポリシー、末長く貫いてほしいです。
最後にもう一言。蕎麦湯がトロトロで、ひとつの料理として成立しています。