2回
2022/05 訪問
ハードな並びの果てに極上の一杯。都内トップの最高ラーメン
本日は都内トップの評価を誇る嶋さんへ。
2020年6月開店と、まだ2年にも満たないながら、瞬く間に評価が上がり、2021年百名店、2022年Bronezの受賞。
なんと全国でも、あの飯田商店に続き全国2位という今や飛ぶ鳥を落とす勢いの超新星です。
コロナ中のオープンでこれはホントに驚きです。
当然ながら大人気行列店。
当店は、大体10時開店。
席は6席なので、それ以降のお客さんは記帳制という形。
記帳分しか準備していないので、記帳出来なくなったらその日は終わり。
ほぼ開店と同時に埋まるようです。
この日はGW中、基本祝日休みだけど、今日はやっているようなので、若干穴場だったりしないかなーと淡い期待で来てみました。
アクセスがあまり良くなく、最寄り駅は大江戸線の西新宿五丁目駅。そっから更に徒歩5分。
迷った挙句、新宿からバスで行くことに。
8:50お店に到着。してみてビックリ!
うっわー、マジかああ、甘かったー
あわよくば一回転目とか思っていたが、既に47人待ち、、、
恐るべしGW。
これ下手したら記帳できないかもしんない、、、
記帳出来ても、前に40人以上いるから、1人6-7分計算とのことなので、4時間待ち?!
待ってる間も次々と並んでいき、諦めて帰る人も多数。
9:52 ちょっと早めに開店。1人ずつ店内へ。
7人目以降は記帳開始。
10:10記帳完了。
この時点で46番目。予定時間は14:15頃かな。
@8人だったから結構危なかった。
後ろに30人くらいいたから、記帳できない人も多そう、、、
他のラーメン屋さん行ったり、家帰ったりしての若干早目14:05に戻る。
あと4人待ちだったので、調度良い感じ。
14:15に入店。目安時間ピッタリだった。
口コミでは塩も美味いとあったので迷ったが、
TRYラーメン大賞2020-2021新人大賞を受賞したという醤油にしておく。
特製の具材が凄いというのもあったので、特製でと思ったが、既に売り切れ、、、無念。
らぁ麺【醤油】¥1100 + 味玉 ¥100を注文。
厨房ではガタイの良い体育会系の店主1人。
これだけの人気店だというのに、なんと驚きの1オペ。
しかも、1杯1杯に対して、真摯に向き合って完成させている。
壁には冨永愛さん、小林幸子さん、しょこたんのサイン。
実は2日前にupされたしょこたんの動画見て来たくなったのだ。
平ざるで丁寧湯切りをし、5分で完成。
まずパッと見、おー綺麗。
小林幸子さんのサイン通り「嶋は芸術」
チャーシュー3種、味玉、メンマ、ネギ、海苔の構成。
味玉追加したとは言え、特製じゃなくても結構豪華。
スープは濃い琥珀色で薄らとオイリーな膜がかかってる。
1口飲むと物凄い重厚感。
旨味が凝縮されている。
どっちかというと節系を強く感じる。
動物系もありながらしつこくなく、それでいて重厚なスープ。
いやー、このスープは凄いな。
他では味わえない奥深さ。
麺はツルッと喉越しの良い細麺ストレート
ちょっと柔らかめな気もするが、許容範囲。
チャーシューがやばい。
燻製の肩ロースが1枚と、バラと肩ロースを提供直前に炭火で炙ったもの。
店内に煙がもくもく、温度も上昇。
だが、そのお陰でバーナーとは違う香ばしさが、口に含んだ瞬間ぶわーっと溢れる。
バーナー炙りは良くあるけど、炭火でその場でって他でないんじゃないだろか。
煮玉子のクオリティも高い。
割った瞬間とろーっと流れてくる。
スープに黄味の味が付いちゃうので注意必要w
ネギも提供前に霧吹きで水分を補充。
シャキシャキした食感を出してる。
メンマも他では見ない極細メンマ。
極太メンマはあるけど逆は珍しい。
1つ1つが丁寧な仕事なのがよく分かる。
1杯提供の度に頭を下げ、「お時間頂きました。」と客に向き合った仕事。
いかつい見た目とは裏腹に丁寧な接客に気持ち良くなる。
さすがこの短期間で都内トップとなるだけの一杯。
並びのハードルは高いが、今度は是非特製リベンジに再訪したい。
2023/03/26 更新
久しぶりの嶋さんへ
1年以上経ってるがあの感動は忘れてない。
前回売り切れてた特製目当てに行ってみた。
前回からちょっと変わったみたい。
前は10時開店、2巡目以降記帳。
今は9時頃記帳開始、9:30開店。
おかげで並び初めも早まってるっぽい。
あと全体的に¥150~¥200程値上がりしてる。
してるが、他店も当然してるのであまり高く感じない。
8:02着 4番目
おー、カウンター6席なので1巡目いけそう。
5分後には12人に。危ない。
8:20で20人オーバー
が、その後8:50まで追加2~3人。
毎日60食、代表記帳はなしだが連食はありなので、並びで50人以降は厳しそう。
9:00記帳開始
無事1巡目。
この日は記帳開始時点で30人くらいの並びだった。
特製らぁ麺 塩 ¥1700
炙り焼豚ご飯 ¥400
最初の人が連食だったため5番目。
1食ずつ丁寧に作っていく。
その所作は和食料理人のよう。
9:47、作り始めからは4分程度で提供。
あー、素晴らしい。
この一杯に込められた思いを感じる。
ラーメンというよりは料理。
特製の具材が凄い。
焼豚はなんと5種!
煮豚肩ロース、炭火炙りバラ、焼豚モモ、炭火焼き鶏モモ、昆布締め低温鶏ムネ
ワンタンは2種。
肉ワンタン、海老ワンタン
そして味玉。
スープはオイルの層が厚めで、黄金色というよりはちょっとオレンジがかってる。
一口飲むと重厚な旨味が口に広がる。
地鶏の旨味に塩ダレのキレもあるが、もう色々な旨味と香りが凝縮されて、見事なハーモニー
見事なバランスでそれぞれの旨味がなんなのかわからない。
麺は前と一緒かな。
喉越しの良いツルッとしたストレート細麺。
具材もどれをとってもハイクオリティ
全部素晴らしいが、鶏ムネは過去一だった。
厚めの低温調理ムネ肉を昆布締めにし、上にタルトゥファータ(トリュフとマッシュルームのペースト)が乗っている。
鶏ムネの昆布締めで旨味が凝縮されている中に、鼻に抜けるトリュフの香り。
もうこれラーメンのトッピングじゃないよ。
もちろん他のチャーシューも全部旨かった。
ワンタンや極細メンマ、味玉も絶品。
そして驚いたのが、ご飯物で頼んだ炙り焼豚ご飯。
ご飯の上にチャーシュー、ネギや三葉が盛られ、最後に卵黄。
これがめちゃめちゃ旨い!
チャーシューに卵黄が絡まってるのも良いが、野菜がシャッキシャキ。
ラーメン屋のご飯物でもトップクラスに旨かった。
前回から1年ちょっと。
前より更にブラッシュアップされてるよね。
色々ラーメン屋さん行ったけど、やっぱ嶋さんはちょっと格が違うわ。
今回もまた感動させられました。
これで特製¥1700はだいぶコスパも良い。
ホスピタリティも素晴らしいし、言うことなし。
平日昼間限定でハードル高いものの、この唯一無二性は嶋さんしかない。
またチャンスがあれば来ます。