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1回
昼の点数:4.5
2009/03 訪問
昼の点数:4.5
語り尽くせないほど魅力あふれるパティスリー。
2009/03/30 更新
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店に入った瞬間、パリの空気に包まれる大好きなお店。
生ケーキについてお書きの方が多いのですが
こちらの焼き菓子も最高。
パティスリーにおいてある焼き菓子というと
日持ちがするかわりに、風味が乏しかったり
呼吸を止められてしまっているようなものが
多い中(全てがそうではないけれど。。)
こちらは「要冷蔵で1週間」という半生菓子扱い。
作りたてを速いうちに、という
作り手の思いが伝わってくるくらいに
味わいはどれもフレッシュ。
先日購入したノワゼットシトロンは
とっても粋な組み合わせでした。
シトロン生地の部分だけたべると
リモンチェッロのジューシーな酸味が
じゅわっと際立つのに
コクのあるノワゼット生地と一緒に頂くと
とても穏やかな爽やかテイストに変貌。
計算されている。。そう感じられる事がとても嬉しくて。
オーソドックスなケーク・オ・ショコラさえも
姿の見えないレーズンのほろ苦いコクが隠し味になっていて
甘いだけじゃない大人のショコラ。
一番のお気に入りがレジ横においてある
期間限定のマロンブレッセ。
マロンぎっしりの半生菓子です。
くりきんとんの西洋版というか
その口当たりはまるで栗のテリーヌ。
似たようなお菓子は食べた事があるけれど
それとは別次元のお菓子。美味しすぎ。
一体どうやって作るんだろう。。。
3月いっぱいで終わってしまったけれど
来年もこの味に出会える事を
今から楽しみにしているのです。
そして以前から食べてみたかった郷土菓子のガトーバスク。
先日とうとう出会えました。
ガトーバスクというとザックリ生地Xクレームパティシエール。
ものによってはクレームパティシエールが
半ば生地にしみ込んでいるものもあったり〜という
漠然としたイメージだったけれどこちらのものは全く別もの。
私の中のガトーバスク概念を覆すものになりました!
アントルメサイズ(12センチくらい)を1/6カットしてあるので
断面が頂く前から楽しめるのも素敵。
クレームパティシエールは紅茶色にかわるくらいに
ラムがたっぷり使われていて、香りがとても豊か。
柔らかさを通り越して少しもっちりした食感も想像外。
でも、生地が驚くほどしっとりしているので
クレームの質感と見事に調和しているのです。
食べた瞬間、ウェットな口当たりに意表をつかれたけれど
味のバランスの素晴らしさに、うっとり。
これは行く度に買ってしまうに違いない。
そのくらい好き。
これからも、もっともっと好きになっていくと
確信できるパティスリーです。