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浅間神社に隣接する荘厳美麗な雰囲気の建物 ここで過ごす唯一無二の時間 開業からサスエの前田さんと二人三脚で進化してきた志村大将の天ぷらは今の静岡の食のシーンを作ったと言っても過言ではない 研究を重ねた仕立てにそれを活かす天ぷらの技術はどれも素晴らしく、ふっくらとしたエボ鯛やシャキッと噛み切れるアオリイカとスタートから驚かされました 続く魚介ではスペシャリテの鯵も美味しかったですが、特に鰆は最も印象的で仕上げには目の前のお庭から2番手の男の子が詰んできたばかりのフレッシュな木の芽を使うなど粋な演出まで魅せてくれました さらに魚介だけではなく野菜も美味しいのが静岡 アスパラや牛蒡、新玉ねぎとこれまた絶妙な火入れで素材の良さを味わえます そして長時間かけて低温で火入れしたサツマイモはスペシャリテ 〆の丼も美味しかったですが、やはり天ぷらは素晴らしいものがあり、またここでしか味わえないものばかりというのがとても感動でした
2024/04訪問
1回
名店が多い京都の日本料理の中でも5本の指に入るほど評価が高い烏丸御池にある「飯田」さん 紹介制としたことでグルメガイドの三つ星を返上 予約困難ですが光栄なことにお誘いいただき初訪問 食材の組み合わせ方、写真NGのため載せれないが野菜のカットが芸術的、そして魯山人をはじめとした素晴らしい器の数々 全てが美しく、とにかく技術とセンスが素晴らしい 貴重な機会をありがとうございました
2024/04訪問
3回
唯一無二の九州前、いや福岡市との差別化を考えると「小倉前」というのが正しいか その確立したスタイルで多くのファンを魅了する「天寿し 京町店」 アイコンとも言えるイカはただ鮮やかなだけではなく、日が経つにつれ思い返してしまうほどの絶妙な食感と複合的な味の組み合わせ 粉醤油でいただくアジはまるでフレンチのような技法 そして誰もが感嘆する鮪の出汁を使ったヅケ そのどれもがハイライト 引き算の江戸前とは一線を画す足し算の美学 その真髄を味わうことが出来ました
2020/07訪問
2回
東京・六本木「鮨さいとう」 10年連続で獲得した三ツ星を返上し、会員制となったさいとうさん アジアのベストレストラン50にもランクインするほどお鮨の最高峰 誰もが一度は訪れたいプラチナシートに運良く訪問することができました しかも握るのは大将の斎藤さん これ以上ないシチュエーションです 握る姿はしなやかで目の前に置かれる鮨はどれも美しい シャリもネタに合わせて温度を変えててこの温度管理も素晴らしかった そして鮪は世界一のやま幸さんからということで赤身漬け、中トロ、大トロ この3連ちゃんは最高 特に大トロのミルフィーユは悶絶 フォルムも美しい 2貫目が忘れたけど(サワラかな?)印象に残ってて、イカからシャリの温度が変わりこれがまた絶妙 蛤は柔らかく旨味がじわっと 塩と煮詰めとでいただく穴子 そして最後の玉子焼きまですごかった つまみも素晴らしく赤ウニと馬糞ウニの食べ比べから特にすごかったのが穴子の白焼き カウンター全員で唸ってました これが世界で絶賛される鮨さいとうさんなんですね 大変貴重な機会でしたがチャンスがあればまた訪れたい
2020/09訪問
1回
福岡で三つ星を輝かせる言わずと知れた名店 西中洲の「鮨さかい」さん 氷魚から始まりスペシャリテは虎河豚とあん肝ソース 最高の食材をしっかり味わえる肴の構成 そして鮪はやま幸さん 赤身のヅケは香りと旨味の余韻を楽しむ 大トロは微かに残した筋から甘味がじわじわと 中トロは背中で鮪のトリを飾る 筋がありしっかりとした噛みごたえなのに飲み込む前に喉奥あたりでいきなりシュッと消えた たぶん胃まで届いてない笑 赤貝なんて育ちのいい優等生の味 口に入れた瞬間の強いシャリのインパクト そして後から広がっていく旨味 これがなんとも印象的 このシャリとの相性を考えられたネタの組み合わせが素晴らしい
2023/07訪問
2回
富山の秘境・利賀村に移転オープンした 「L'evo-レヴォ-」さん 宿泊施設も兼ね備えたオーヴェルジュ型のレストランで先日発表されたミシュランガイドでは2つ星に昇格 金沢駅から車で約1時間半 ケータイも繋がらずレストラン手前の山道では舗装もされてないガードレールもない離合もできない困難な場所 広々と設計されたオープンキッチンでは谷口シェフとスタッフのチームとして動く一体感をショーのように眺めることができます 「L'evo」という店名のように常に進化を求めて前衛的地方料理を追求する デスティネーションレストランのひとつの理想形とも称されすでに多くのフーディー達が訪れている 今年もっとも注目されているレストランのひとつ レセプションから案内され扉が開く瞬間はテーマパークのアトラクションのようでした プロローグのアミューズからスペシャリテのレヴォ鶏、メインの池多牛そしてデザートまでとても美味しくて心地よい時間が過ごせました 特に楽しみにしていた月ノ輪熊は春熊と呼ばれ山菜を主に食べているので赤身中心でさっぱりした味わい 冬のシーズンはこれに冬眠前の熊もコースとして組み込まれていることもあるとか コースの構成としては移転前と大きく変わってないようだがこれから地の利を活かしたここでしか食べれない料理というのがどんどんと生み出されるのではと期待してしまう 季節によって景色も食材も大きく変わると思うのでこれからのレヴォさんの進化がとても楽しみ 是非ともまた訪れたい場所
2021/05訪問
1回
世界で最も多くミシュランの星を持つ巨匠ジュエル・ロブションの右腕として活躍した須賀シェフ率いる完全紹介制のレストラン アジアのベストレストラン50にもランクイン、さらにLa Listeでは世界1位を獲得 先日放送されたドラゴンシェフでも総監督を務めるなどスターシェフとあってもちろん予約は困難になります そんなスガラボに念願訪問 各地を旅して集めた食材を活かした料理とプレゼンテーションは噂に違わぬ素晴らしさで最後まで楽しむことが出来ました 写真でよく見る最中が今回出なかったのは残念だけど、これはリベンジってことかな 笑
2021/08訪問
1回
京都・北区の中華料理「仁修樓」 2022年の食べログアワードではいきなりシルバーを受賞し、ますます注目を集める予約困難店 この日のリクエストは辛いものと鯨ということで、辛いものは今流行りの毛沢東スパイスを使った逸品 中国では鯨は食べないそうですが見事にリクエストに応え仕上げてくるシェフは流石のひと言 料理だけでなくシャイだけど人想いで遊び心も忘れない上岡シェフのキャラクターも魅力的です 次はどんな料理を魅せてくれるかますます楽しみなお店 京都市内北部にありながらすでに予約困難で中国広東料理がベースの「仁修樓」さん はじめての訪問はスペシャルなヒグマ会 シェフはエクシブ有馬離宮などホテル系レストランで研鑽を積み中国にも足繁く通って本場の味やカルチャーを修得している 美しくカービングされた人参のお花でお出迎え 最初のウニ・生湯葉・ピータンの料理から心を掴まれました 食材にも造詣が深く高い技術 語りたいことが多すぎて語れないとにかく全てが美味しい 瞬く間に予約困難店になった理由がよくわかる ツキノワグマのしゃぶしゃぶ 絶妙の火入れにつけダレが堪らなく美味しい そしてメインのヒグマは手と足 トロトロに煮込んだ手と外はこんがり中はこれまた絶妙な火入れがされた足 どちらも美味しくて貴重な体験ができ大満足 仁修樓さんは本当素晴らしくて通常コースも行ってみたい
2024/05訪問
7回
憧れの京都「富小路やま岸」さん トキシラズと飯蒸しからスタートし、鱧、甘鯛、とり貝、鰻といった豪華な食材に じゅんさいや加茂茄子などどれも本当に美味しかったです 稚鮎はまるで三十三間堂の千手観音のような迫力で料理だけでなくエンターテインメントとしても魅せてくれるやま岸さん その魅力にすっかりファンになっちゃいました そしてやま岸さんのスペシャリテといえば「雲丹ドック」 そして大将のこの素敵な笑顔 水菓子は雨の日の紫陽花をイメージして水泡まで細かく考えられていて職人でありながらもクリエイター的一面も垣間見ることが出来ました 最初から最後まで素敵な体験
2023/04訪問
6回
シェフ自ら牛を育てているといま、伊万里で全国から注目を集めているイタリアンのカテクオーレさん お店自体は5年ほど前から伊万里で営業されているがここ1年ほどは1日の席数も限定的にして構成にかなりこだわっているとのこと 食材も有明海のものを使ってまさにここでしか食べれない料理を魅せてくれる まず最初に朝採れたてのミルクで作ったリコッタチーズ 花塩とハーブ、オリーブオイルのシンプルな構成ですが見た目も美しくパンに付けて食べるのだがまぁ美味いに決まってる 笑 そして1番最初にパンが出てくるのも面白い そして悶絶のタルタル 牧草で軽く炙ったハガツオは臭みもまったくなくとても美味しかった メインへの期待が高まる素晴らしい構成と料理のクオリティ そのメインは経産牛の食べ比べ この日は9歳と13歳 予約開始時間の着席と同時に肉に火を入れコースの料理を目の前で作りながら何度も休ませたりそしてまた焼いたりと繰り返し丁寧に火入れをしていく 世間では普段ほとんど提供されることのない経産牛ですがこちらのお肉は旨味と適度な歯応えがありとても美味しい よく素材を活かすというがこちらのシェフは素材のポテンシャルを引き出すことに着眼していてとても興味深い これから料理だけでなく育てる牛もどんな進化を遂げていくのか とても楽しみなレストラン
2023/12訪問
2回
江戸料理という技法を唯一、継承されている秋田の日本料理たかむらさんへ。 八寸(前菜)と2枚目は秋田産蕪餅にベステルキャビアに秋田産のキノコと冬瓜、海老団子の椀。 この日は誕生日で薔薇を一輪頂きました。素敵なホスピタリティ。 この日は百合根が凄かった。 聞くと百合根を1度炊いてからこして団子にしてるとのこと。この手間がネットリとした食感を産み、美味しさを引き出している。 刺身は羅臼鰤、秋田クエ、函館本鮪。鮪は脂がすごいのにしつこくない。 クエはおろし大根を醤油に浸してからクエに巻いて食べるとかなり美味。 たかむらさん直々に食べ方を教わりました。 富山産の白海老を丼に。 高い食材レベルに高い技術。 本当どれも美味しい。 関鯵の棒鮨に〆はオリジナルのたかむら麺。 食感と喉越しとなんとも絶妙な 空港にお土産品として売ってるのでもちろん買って帰りました。 江戸料理の基本テーマは「華美じゃなく、派手じゃなく、美しく」。 まさに自分のポリシーと同じで料理からその真髄を感じ取ることが出来ました。 唯一、ミスったのはスペシャリテの比内地鶏は事前予約制だったことを知らなかったこと。。 次は必ず食べたい。
2019/10訪問
1回
今年の1月以来の再訪でボガディージョは何度食べても美味しい そして鮎のフリットを包んだガチャミーガス これが本当に素晴らしかった 頭からいただき苦味の後に広がる香りが忘れられない 序盤から圧巻の構成 東京・日本橋「スペイン料理aca」さん② 全てがスペシャリテと言っても過言じゃないが馬肉のソブラサーダは格別 この時期らしく松茸と生ハムのスープ、そしてスペイン料理を代表するアヒージョも 最後のパエリア用にアヒージョは取っておいてくださいと言われるも美味しすぎて飲み干してしまった 笑 約3時間に及ぶコースの締めは炭焼きのお肉とやはり名物のパエリアになんとカルドソまで 今回は秋刀魚でしたが個人的にはこちらの方が好きかも 笑 そしてデザートは定番となっているヤギのミルクアイスに薪の香り素晴らしい無花果 どれを食べても一級品でした 東シェフの誕生日を皆さんと一緒にお祝いできてよかったです