まなちんさんのマイ★ベストレストラン 2011

千種区の住宅街にあるカフェ。

カフェ好きの方には有名なお店。
ずーっと行きたかったのですが、
週３日・しかも金土日って営業日に
なかなかタイミングが合わず、はや数年。
ようやくお伺いしてきましたー。

エントランスからもう素敵。
一輪の薔薇をステンドグラスのように
あしらった扉。使い込まれた壁や床に
調和した小物や調度品。
店内へと通じる扉には「２３」と謎の数字。
このお店、いろんなところに謎の数字が
あるので探してみると面白い。
特に意味はないそうなんですが（笑）。

店内へ。
１２畳ほどの洋間が２部屋続きで。
すべてテーブル席。キッチンにつながった手前側
は明るい印象で、優しくいいお人柄のご主人
とお話してらっしゃる方も。

奥はやや照明が控えめで、
ゆったりと雰囲気を楽しみながら
お茶したい方へ。私はこちらに座りました。

そしてさらに奥。
小さな階段を降りると半地下になった
空間には・・・！

おとぎの国が広がっています。
店内写真で（客席側）（エントランス）と書かれて
ないものはすべてそちら側の写真。

少しミニチュアで小人の国のような
世界が奥には作られてるんです。
扉やテーブルや椅子。
箪笥や物入れ。

ライティングデスクから
台所、オーブンまで。

それぞれには小物が飾られてて、
お客さんが帰った後、小人さんが出てきて
実際に生活してるような・・・。
素敵な空間でした。

余韻に浸りながら頂いたのは
ケーキセット。なんと５００円。
フルーツタルトをコーヒーとセットで。

リンゴ・オレンジ・グレープフルーツなどの果物が
優しい甘さのふわっとした生クリームとともに。

コーヒーも美味しかった。

尾張旭にあるギャラリーカフェ。

築７０年になるという、
オーナーさんのおじいさんの日本家屋を
改装してできたお店。

キンモクセイが仄かに香る、広いお庭。
お庭に面した２つのテラス席もいいなと思ったけど、
この日は少し風が冷たく、お店の方にお奨めされた
「離れ」にお邪魔しました。

離れにはアンティークが
あちらこちらにあり、古くいい香り
がする建物とよく調和してました。

母屋には大きな和室が。
人気の縁側の席や、
奥にはテーブル席もあるんですね。

頂いたのは「あんみつセット（800円）」。
あんみつと飲み物のセットです。
糸寒天で作った手作りの寒天と
これまた手作りの抹茶みつ。
ちゅるんちゅるん・・・
いやとぅるんとぅるんの寒天。

まったくストレスがなく、
すーっと入っていく素敵な食感。
甘味も甘いー！と感じる、
すれすれの手前のところ。
後味もすっきりして美味しかった。

飲み物は珈琲を。
インドネシアのガヨ族が栽培する
無農薬コーヒーだってメニューに説明が。
すっきりした軽い味わい。
こちらも美味しかったですよ。

再訪。
朝エーテルがすごい！って噂を聞いて
お伺いしました。

頂いたのは朝メニューの「生ハムのオープンサンド」。
ドリンクついて900円だったかな？
見てくださいよ！この迫力。
オープンサンドだけど、パンが見えません。
たっぷりの生ハムとキュウリ、プリーツレタスが
たっぷり。ミニトマトも隠れてたかな。

軽くトーストされたパンが一番下に。
上質なオリーブオイルと粉チーズもかかってて、
野菜がホント美味しく頂けます。
生ハムも美味しかった♪

他にフレンチトーストなどもありました。
また近々行ってきます。

******************(前回：１０年３月）*******************

地下鉄本郷駅北の住宅街にあるカフェ。

平日のとある雨の日。
春にしては、少し寒々とした雨。
近くのコインパーキングに車を停め
小走りにお店に。

お店はスモーキーグリーン(あってるかな？)の床に
アンティークの棚。壁には白い梟さんがこちらを見ていたり、
鹿さんがニョキニョキっ！と首を出していたり。
雰囲気のある素敵な店内です。

頂いたのは｢バナナタルト｣と｢フレンチブレンド｣。
お値段は控え忘れましたが、これで800円くらいじゃなかったかな。

バナナタルトはほわんと良い感じに温めてサーブされます。
生クリームとブルーベリーを添えて。
甘さは控えめですが、粉やバナナの質感を感じる素朴なタルト。

コーヒーは一杯ずつ豆を挽いて淹れて頂けます。
少し酸味を感じましたが、ボディがしっかりしてて
苦味・甘味もきちんとバランスがとれてます。
なまめかしい味っていうのかな？柔らかく絡み付いてくるような
個性的なブレンドでした。どこの焙煎なのか気になります。

帰りにビスコッティとチョコスコーンを購入。
タルトの味からここのは大丈夫と判断しましたが、
焼菓子も素朴な焼きで美味しかったですよ。

千種区仲田にあるカフェ。

とある雑誌に載っていて、
ずーっと気になっていたお店の１つです。

コンクリートの床に真っ白な壁。
壁にはポスターやショップカードが
貼ってあり、適度な間接照明も。
雑誌はＣＡＳＡやBRUTUS等。

流行カフェのお手本のような店内。
よくクリエーター系の方がいらっしゃると
雑誌には載ってましたが、
なるほど頷けますね。

お伺いしたのは平日のランチ時。
カレーは「焼きカレー」や「目玉焼きのせキーマカレー」もあったけど、
お目当ての「欧風ポークカレー アンデスポテト入」を頂きました。
サラダ・ドリンクもついてご飯大盛で950円だったかな？

老舗洋食屋さんの本格的な欧風ビーフカレーも
素敵ですが、そのポーク版ってイメージ。
味が深いんです。

とろっとろに煮込まれたルーには
豚肉や玉ねぎなどの野菜の甘みが溶けてる感じ。
いい感じで力の抜けた家庭的な味ですが、
丁寧に作ってあって、お世辞抜きで美味しいカレーです。
辛さはあまり感じられないので、女性や子供でも食べられる
万人受けするカレーだと思いますよ。

添えられたアンデスポテトは
皮付のままふかしてあります。
中は黄色でとっても甘いんです。
皮も香ばしくって美味しいですよ。
今度探して買ってこよっと。

サラダはフレンチドレッシングをかけた
グリーンサラダとスライストマト。
ビネガーで合えた爽やかなキャロットラペが
涼しげなガラスの器に入って。
盛り合わせも味も素敵でしたよ♪

食後は珍しくアイスコーヒーでまったり。
BRUTＵSのバックナンバーを
読みふけってしまいました。

いいカフェです。

またまた再訪。

後輩の誕生日祝いでタルトを購入。
シブーストポワールともう１個は忘れちゃった。
青いリボンでプレゼント包装してもらいました♪
喜んでくれたかな？

****************************************

■フレジェ（460円）　★４．５

フランス語でイチゴの意味。
フランス版イチゴショートケーキです。

ふわっとしたビスキュイ（スポンジ）の間には
たっぷりの苺とキルシュ風味のムースリーヌ。

ムースリーヌはバタークリームに
カスタードクリームを混ぜたもの。
結構お店によって違うのですが、
こちらはバター感が強くなく、
口の中でとろんって溶けていく
口どけのいいクリーム。
好きなタイプです。

美味しいスポンジ＆ムースリーヌ＆苺。
イチゴショートと似た組み合わせですが、
かなりオトナな苺ショートだと思いますよ！

***********(１１年１１月訪問）**************

カフェスペースが１０月中旬から
openしたので再訪しました。
イートイン利用です。

３テーブル６席。
決して広くはなくシンプルなのですが、
細部にまで拘った空間。

南向きの大きな窓から射す
柔らかい陽が温かった。

オリジナルのざぶとん、
子供用の椅子。

頂いたのは以下の通り。
迷うことなく★５にします。
贔屓目抜きにして・・・すごいよ。

■モンブラン　★５

スペイン産の栗を蒸して、
フランス産のマロンペーストと合わせてます。
中は無糖の生クリーム。土台はムラング。

モンブランってスポンジ生地が多いけど、
ムラング（メレンゲ）って面白い。結構焼き混んでるのか、
エアリーでカリカリの食感。味もシンプルです。
上層の濃厚なクリームと食感も味も対照的ですね。

マロンは濃厚ですが、２種類の素材合わせてから？
抑揚がついてて、fp(フォルテシモピアノ)のように
激しく迫ってきたかと思ったら、すーっと優しく引いていく。

無糖の生クリームの組み合わせもあるからかな？
最後まで変化があって、美味しく頂けました。

■エクレール・カフェ　★４．５

プラリネ(=焙煎したナッツをキャラメリゼ）を
しのばせてあるコーヒークリームがたっぷり中に。
最後に仄かにラムが香ります。

上掛けのチョコレートはかなり控えめ。
中のコーヒークリームが主役。
生地も美味しかった。

■ブレンドコーヒー　★５

大阪赤い実コーヒーさんのブレンド。
名古屋では確かこちら含め２店でしか飲めないと思います。

正直びっくり。
グァテマラ＋マンデリンって好みのブレンドだからか、
お世辞抜きで美味しかった。
珈琲だけでも飲みにきたいくらい。

店内の空気と調和した静かな飲み口。
ひめやかなで荒々しい強さを内側に感じます。
好みど真ん中です。大阪の喫茶 星霜さんの
味を思い出しました。

また通いたいと思います。
ケーキは全部食べてみたいな。

***************************************

猫洞通に１１年９月OPENしたフランス菓子のお店。

店内のグラムには
「たった１gのことでもこだわっていく」と
いう意味が込められているそうです。

こちらのお店、
不思議なご縁があって。

設計を担当したのが高校の陸上部の後輩。
場所は会社の後輩のマンションのすぐ近く。
行きたいなと思ってた矢先、
稲沢ル タン プール メゾン アン.で
ショップカードを頂いたり。
そういうご縁は大事にしなきゃね。

猫洞通１丁目と２丁目交差点の間。
北側マンション１Ｆの真っ白な外観。
使い込まれたブロカントのような、
真鍮の看板が目印。

店内は白と黒のモノトーンに、
落ち着いた木目。
後輩の仕事なので贔屓目に見ても
とっても雰囲気いいです♪

カフェは１０月下旬ＯＰＥＮとのことで
今日は持ち帰りで何点か。

ショーケースにはタルトや
ショコラが美しく並べられてます。
フランス菓子のお店ですが、
シャンティ・フレーズ（=苺ショート）もあるのが、
親しみやすくていいですね。

ショーケース上には細長いケークが
何種類か。冷蔵で１週間日持ちするので
お土産にもよさそうです。

頂いたのは以下２点

■タルト・オランジュ（４２０円）　★４．５

ほろほろっとした口触りのパートシュクレに
オレンジを丸１個カットして盛りつけ、
ナパージュで美しく仕上げてます。
外側のタルト生地はがしっとして、好きなタイプ。

シンプルな設計ですが、
とても美味しかった！

■ファーブルトン（２５０円）　★４．５

赤ワインでコンポートしたプラムが
載った焼き菓子。

フランスのブルターニュ地方のお菓子です。

もともとファー＝粥のこと。
むちっとした食感の優しい甘さと食感は
子供にも受けそうな気がします。

焼き菓子は知人にプレゼント。

一宮駅前にあるコーヒー専門店。

今年２月に名古屋の栄（？）から一宮の栄に移転。
もともとこちらが元祖のお店だったのらしいのですが。

一宮駅東口からロータリー方面に向かって東に。
学習塾の「野田塾」を越え、みずほ銀行の脇の路地を右（南）へ。
すぐに右手にあるレンガの壁と青いドアが目印です。

お伺いしたのは平日のお昼時。
先客がいらっしゃったので､店内写真は撮ってませんが、
ゆったりとカウンターでくつろがせて頂きました。

頂いたのは「エスプレッソ30cc(500円)｣と
ついに前のお店で食べることができなかった｢コーヒージェリー(750円)｣。

メニューはシンプル。
エスプレッソとコーヒー、アレンジコーヒー各種。
それにコーヒージェリーとトーストだけ。

メニューには”We welcome bringing snack in it!"と
あるようにお菓子等の持ち込みは可能です。
あくまで美味しい珈琲を提供する。
とても潔いメニューです。
以下メニューへのリンクを貼っておきますね。

http://arktest1.blogspot.com/2010/07/drink.html

何年か前まで「エスプレッソは苦いもの」と
珈琲は大好きな私でも敬遠していました。
それが全くの誤解だったと気づいたのは、
三宮のグリーンズコーヒーロースター（※今は豆の販売のみ）をお伺いした時。
口に入れた瞬間グレープフルーツのような香りが口の中に広がり、
それはそれはびっくりしたものでした。

そしてこちらでも。
表面には美しくキメの細かい黄金色のクレマ（泡）。
その下には小量ですが、クレマの主成分と
なっている密度の濃い液体が。

口に含んだ瞬間、
鼻に、口にぶわわわわわって
甘く少しほろ苦く濃厚な香りが広がっていきます。
ほんの５秒たらずのことですが、
本当に素晴らしいエスプレッソだと思います。

コーヒージェリーは生クリーム、コーヒーアイス、コーヒージェリーの三層構造。
苦めのコーヒージェリーに少し甘めのコーヒーアイス。
そしてふわっと香る生クリーム。
さすが！寒かったけど・・・美味しかった！

北区天満にある喫茶店。

中之島公園の東。
天神橋を北に渡って、南天満公園沿いに
しばらく歩くと左手にあります。

半年くらい前からブックマークしてて、
大阪に行ったら絶対いくぞ！と決めていたお店の１つ。
４月の平日お昼過ぎ。カシミールでカレーを食べた後お伺いしました。

外観も店内もとってもシンプル。
白い壁と木の床。
使い込まれた家具や小物とともに店内のいい空気を作り出しています。
この日は生憎の大雨。昼過ぎでも少し薄暗い店内でしたが、
ランプの何ともいえない灯りが心地よかった。

どう表現しようと･･･思ってたけども、
写真で感じて頂くのが一番！ということで
やっぱりこの方もお伺いされてたのね、
レイガスさんのブログへのリンクをつけておきます。

http://raygass.blog4.fc2.com/blog-entry-150.html

背もたれが微妙にカーブした椅子が印象に
残ってて(座りづらそうでそうでない）、帰ってから調べたら
かつて日本の女子大で使われていたものを使ってるそうです。

頂いたのは「星霜ブレンドＡ（450円)」。
赤い実コーヒーさんの豆を中深煎りした
こちらのメインブレンド。平日14時まではコーヒーはこのＡと深煎のＢの２種。
平日14時以降はネルドリップで豆の量を増やした限定メニューもあります。

甘くフルーティーな香り。
味も和綿のシャツのようなふんわりして優しい印象。
この優しい珈琲をちびちびとやりながら、
しばし「ぼんやりした」いい時間を過ごせました。

祇園町南側。
四条通りから風情ある花見小路を南に。

”都おどり”で有名な祇園新地甲部歌舞練場の北。
風神雷神図が見られる建仁寺がちょうど
見えてくる頃、東にのびる路地へと。

人気の京都京野菜フレンチ祇園 Abbessesさんを
左手に見ながら少し進んだ右側。
「茶とおかき」の旗と赤い提灯が目印。

店内は南側の坪庭からの
日射しが差し込む明るい店内。
バーのような（というか夜はバー）
ゴージャスな雰囲気のカウンター席と
ゆったりしたテーブル席。

私が座った奥もテーブル席の
さらに奥には掘りごたつの半個室。
スーツ姿の京男が舞妓さんと話に
花を咲かせていました（あー羨まし）。

頂いたのは「淡雪awayuki／天然氷のかき氷＋季節の果実」
１杯1,200円のかき氷です。

抹茶宇治金時と季節の果実があったけど、
迷わず季節の果実を。この日は梨でした。

1,200円のかき氷。
高いと仰る方もいらっしゃいますが、
私は至極妥当かと感じました。
これほど非日常感を味わえるかき氷は
他にないと思います。

栃木県日光の氷職人、四代目徳次郎の作る
今では希少な天然氷（以下リンク）。関東では食べられる場所も
何軒かあるそうですが、関東以西ではイベントで不定期に
食べられるくらい。名古屋は星が丘三越に来てましたね。

それが京都の祇園で一年中食べられるって
のは素晴らしいことです。

http://chirorin.dohome.net/kakikoori.htm

味もね・・・考えてた以上に違った。
氷が違うと、これほどまでにかき氷の味が違うとは。
氷の雑味がまったくないんですよ。
雑音がしないというか、
しーん・・・と静寂の中で
頂くかき氷の味というか。
そんなこと感じました。

氷の削り方が薄く、繊細な作り方。
口の中でほろほろっと溶けていきます。
溶け方も何か違うような気が。
融点でも違うのかな。

シロップの梨も絶句するほど美味しい。
梨ってこんなにも上品なんだと
初めて思いました。何回かに分けて
梨のシロップと一番下には小さい
カットが３切れほど。

一気に食べたけど、
頭がきーんと痛くならない。
それも天然氷の特長だそうですよ。

うん。すごかった。
ただその一言。

神田須田町にあるフルーツパーラー。

お伺いしたのは金曜日の夕方。
２日間で食べまくったので、
お腹パンパンでしたが、
ここのホットケーキは絶対食べようと
思ってました。

１階ではフルーツの販売。
中２階と２階がフルーツパーラーになってます。
真っ白なテーブルクロスが
印象的な清潔感のある店内です。

頂いたのは「フルーツホットケーキ（900円)｣
と「グレープフツーツジュース(840円）」｡
珈琲か紅茶のつくホットケーキセット（1,350円)ってのも
あったんですが、東京で８０年以上続く有名フルーツパーラーの
生ジュースが一度飲んでみたくって。

ちなみに普通のホットケーキ（700円)もあるけど、
果物屋さんではフルーツの方を頼むってもんでしょう。

ホットケーキは大きな鉄板で
１枚１枚丁寧に焼かれます。
ちょうどいいサイズで、
とってもいい焼き色♪

添えられるのはバターとアングレーズソース。
アングレーズソース=卵黄、砂糖、牛乳、バニラで
作る濃厚なソース。バニラアイスやカスタードのもとです。
プレーンのホットケーキにはメイプルシロップで、
フルーツの方にしかつかないんだそうです。

ふわっとしてるけど質感はあります。
なんて言うかな？普通だけどものすごく普通じゃ
ないホットケーキ。これが８０年焼き続けた貫禄って
やつかな。何もつけないでも素晴らしく美味しい。

さらに飛躍的にレベルを上げてるのが
フルーツ入りのホイップクリームとアングレーズソース。
いやいや・・・もう言葉もないくらい素晴らしい味。
この日の朝食べたbillsのリコッタパンケーキや
昨晩食べた珈琲専門店 香咲のホットケーキが
霞んでしまうくらいのぶっとんだお味でした。

とどめはグレープフレーツジュース。
1杯840円のジュースって一生のうちで
そうそうないと思うけど、すごいよーーーーー！！！

こういうものがまだ世の中に
あるってことを知っただけでも
こちらに来た甲斐がありました。

現在日本に２つある”世界一の朝食”。

１つは神戸北野ホテル。
かつてフランスのスモール・ラグジュアリー・ホテル協会が、
故ベルナール･ロワゾー氏の三ツ星レストラン「ラ・コート・ドール」
の朝食に与えた “世界一”の称号。
それを受け継ぐ日本で唯一のレストラン。

※以下↓北野ホテルに１１年４月にお伺いした時の口コミです。

http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28005409/dtlrvwlst/2696010/

もう１つが七里ガ浜にあるこちら。
ＮＹタイムスが「世界一」の称号を与え、
世界のセレブリティが絶賛する、オーストラリアシドニーのレストラン。

日本にはこちらと横浜赤レンガ倉庫の２店がありますが、
１１年７月にはお台場デックスに３店目をＯＰＥＮさせるそう。
３店とも名レストランターBill Granger(ビル・グレンジャー)さんが
プロデュースしています。

■立地

江ノ電｢七里ガ浜｣駅から南に歩いて２分。
車だと江ノ島に向かう国道134号｢行合橋｣の北西角。
東向かいのセブンイレブンが目印。
国道を挟んで南は七里ガ浜の海です♪

■店内

複合施設「WEEKEND HOUSE ALLEY」のテナントの２Ｆ。
２つに分かれたフロアは「ダイニング｣と｢ラウンジ｣に分かれ、
朝食～ランチ時は「ダイニング」に案内されるようです。

ダイニングの店内はウッディーで落ち着いた雰囲気。
朝は大きな海側の窓から明るい日が差し込み、
爽やかな空気が流れていました。

お隣のラウンジも同じくウッディーですが、
ビビッドなオレンジのソファがあったり、ＤＪブースがあったり。
夕方～夜中心のフロアなので、
よりオトナな空間なんだと思いました。

私はお目当てのテラス席に。
ダイニング側には４テーブル８席のみ。
開店時に確実に座るには、平日でも開店の15分前、
週末は遅くとも30分前以上には並んだ方がいいそうです。

テラス席は国道を挟んで、すぐ目の前は七里ガ浜の海岸。
美しい海を眺めながら食事ができます。
半透明のUVガラスで仕切はされていますが、
海岸沿いの道からは見られます。
そこらへんはガマンをして下さい。

■行列と予約

私がお伺いしたのは金曜の朝。
開店時の行列は６組１５名ほど。
私は開店30分前で一番乗りでした。

週末の開店時には初夏のこの時期で約30組。
２Ｆから階段を下りて、１Ｆにまで行列が伸びるそうです。
午前中に一旦行列は解消するそうですが、
AM11時のランチ時には再び長い列が。
夕方前は比較的混雑はないそうです。

名物のパンケーキなどの”bills classics”と呼ばれる
メニューは終日食べられるので、わざわざ朝の行列で
食べることもなさそうです。

予約は17:00～20:00のディナータイムのみ。
HPか電話で。予約日の１ヶ月前から2～8名で受付
を開始しますが、席の指定はできないそう。

■メニューと頂いたもの。

ダイニング側のほぼ全メニューを掲載しました。
ＨＰからもＰＤＦで読むことができます。
8～11時のモーニング、11～15時のランチメニュー、
15時からのアフタヌーンティー。夜はまた違うメニューが
あると思います。


頂いたのは、

・リコッタパンケーキw/フレッシュバナナ、ハニーコームバター　\1,400
・オーガニックスクランブルエッグ(※パン抜きで)　　　　　　　　　\1,000
　+自家製グラブラックスサーモン　　　　　　　　　　　　　　　　　　+\400
・オレンジ、バナナ、ヨーグルト、ベリーのサンライズドリンク　　　 \700

　　　※ここのメニューによくある"w/"はwithの略。笑ってなんかないからねw

しめて3,500円のお贅沢な朝食。
でも１人ではかなりポーションがあるので、
２人でシェアしてちょうどいいかも。

【リコッタパンケーキw/フレッシュバナナ、ハニーコームバター】　★５

看板メニューの１つです。
大きく真っ白なお皿に
直径10センチほどのパンケーキが３枚。
美しくカットされたバナナが１本分。
蜂の巣入りの蜂蜜を無塩バターに練りこんだ、
ハニーコームバターがちょこんと乗せられ、
粉砂糖がふりかけられています。

リコッタチーズとメレンゲ入りのパンケーキは
とにかく軽く、赤ちゃんのほっぺのように柔らか！
味は意外にもさっぱり味。
変な甘みは全くなく、さっぱりとした印象でした。

最初はそのままで。
次はハニーコームバターを絡めて。
最後はシロップをたっぷりかけて。
全く嫌味のない、澄み切った青空のような
美味しいパンケーキでした。

【オーガニックスクランブルエッグ(※パン抜き)+自家製グラブラックスサーモン】　　★４．５

もう１つの看板メニュー。
普通はトーストが添えられますが、
私のような１人で食べようって阿呆のために（いや他に理由あると思いますが）
トースト抜き(▲200円)でもオーダーできます。

サーモンが美味しいって後輩のＯ野君に
聞いてたので、グラブラックスサーモンを追加(+400円)。
他にもアヴォガドやトマト（フレッシュorロースト）、マッシュルーム、
ベーコン等を追加できます。

まず驚いたのはビジュアルの美しさ！
真っ白なお皿をバックに、鮮烈な玉子のクリームイエロー。
ホウレン草のグリーンとサーモンのオレンジ。
絵のような美しさでしたね。

スクランブルエッグは「違う」って聞いてたけど、
やっぱり違った。柔らかいのは予想してたけど、
空気の入ったふわふわじゃなく、中身が詰まってて
しかも柔らかい。しかも固い場所がなく均一な火の通り。
ＮＹタイムズは「雲のよう」って表現したらしいけど、
ふわふわの詰まった「綿雲」ですね。

レシピ本を拝見すると、秘密はいい卵にたっぷりの生クリーム、
フッ素樹脂加工のフライパンにある作り方のコツがあるそう。
普通はスクランブル（かき混ぜる）するんだけど、
じっと縁が固まるまで待って、折りたたむようなイメージで
優しく木ベラで寄せるんだって。でも今朝マネしたけど、
まるでこうはならなかったです・・・。

味もいたってシンプル。
お店の方が「自然な味つけですので、お好みで塩・ペッパーをミルして下さい」って
仰ったけど、そのままでも十分に美味しい。
全く雑味がなくホントまあるい味。
塩・ペッパーを少しだけミルするとさらに味は引き立ちます。
いい卵使ってますね～。

そしてグラブラックスサーモン。
生のサーモンを塩・砂糖・ディルなどで
数日間熟成させたもの。スモークサーモンに似てますが
燻製はしてないそうです。
・・・で恐ろしく美味しいんです。これ。
スモークサーモンより味が深くて、
後味はさっぱり。嫌味も全くない。
これが400円なら安い！と思うほど、美味しかった～。
オススメです。

【オレンジ、バナナ、ヨーグルト、ベリーのサンライズドリンク】　★４

バナナ等の材料が朝向きだからサンライズなのかな？
ドリンクは予習していかなかったけども、
「迷った時のメニューの一番上オーダー」で。
他にはフレッシュジュースやフラッペ、
レモネードやコーラ、サンペレグノなど。
もちろんエスプレッソや紅茶等の温かい飲み物も。

普通に美味しいんだけど、
これだけはやや不満。
ちょっと量が少ないかな？
DULALEX（違うと思うけど）の少し大きめくらいのグラス。
なみなみと注がれてはいるけども、
小さなジョッキのイメージがあったので。
味もよく言えばクセがなく、
変に言うと「庶民的」。バナナ＋ヨーグルトなので
こうなっちゃうのは仕方ないか。
フレッシュジュースを頼めばよかったと少し後悔。

■接客

素敵でした。
もう少しすかした（笑）上から目線の接客と思ってたけど、
全く逆。こんな３９のおっさんのお一人様でも、
くだらない質問でも実に丁寧に対応して頂けました。

以上、3,500円/一人ってとんでもないお値段ですが、
一度お伺いする価値はあると思います。特に天気のいい日の
テラス席は最高ですよ。

でも赤レンガ倉庫もお台場も･･･行ってみたい！