アジロウさんのマイ★ベストレストラン 2018

アジロウの外食日記

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

炭火割烹 蔓ききょう (唐橋前、石山寺 / 日本料理、鳥料理、焼肉)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2018/09訪問 2018/11/02

新鮮野菜と地元の食材の美味しさに感動の嵐です!

琵琶湖から流れ出る唯一の河川である瀬田川。やがて京都に入ると宇治川、大阪に入ると淀川と名前を変えて大阪湾にそそぐ、近畿の各都市には無くてはならない重要な河川ですが、その瀬田川と琵琶湖の境い目に限りなく近いあたりにかかる唐橋の東詰から、ちょっとだけ南に折れたところに佇むこじんまりとした割烹がこの蔓ききょうです。ずいぶん前に予約を入れて、ようやく伺うことができました。

店の南隣の駐車場にクルマを駐め、目立たない控えめな入口から店に入ります。開店時刻と同時ということもあって先客はなし。焼き場前のカウンター席に案内されました。

1Fはカウンター席のみ。割烹というには少しカジュアルな雰囲気ですが、天然木を多用した落ち着いた空間になっていますね。

通常の料理ならコースであっても当日注文でOKということだったので、予約は席だけ。メニューをみながら「淡海地鶏と厳選季節野菜コース」をいただくことにしました。旬野菜スープから始まり、旬菜盛、刺身、焚き合わせ、焼魚、焼き野菜盛合せ、淡海地鶏、土鍋ごはん、デザートの全9品のコース料理です。

地元琵琶湖産の琵琶マスの刺身や天然モロコの焼魚などに感動したかと思うと、メインの淡海地鶏は雌鶏と雄鶏の胸肉ともも肉をそれぞれ絶妙な火加減の炭火で焼いていただけるというオモシロイ趣向。しかも、それを岩塩のプレートにつけていただくという手の込んだ演出です。
もうひとつ記しておくべきなのは、野菜の美味しいこと。例えばカボチャだけみても、旬野菜スープに瓢箪型のバターナッツかぼちゃを使っていたかと思うと、旬菜盛では生のままの鈴かぼちゃ。さらには「恋するマロン」という糖度の高いかぼちゃとオクラを使った冷製炊き合わせと、3種類ものかぼちゃを使い分けているコダワリようです。
特に、とうもろこし、アロマレッド人参、ズッキーニ、鳴門金時、熟成じゃがいも、玉ねぎ、しいたけ、マコモダケ、ヤングコーン、蓮根を1枚のプレートに盛った焼き野菜盛合せは、焼き野菜だけでこんなに美味しい料理になることにオドロキを禁じ得ない素晴らしい一皿でした。

そして、これだけのコース料理がなんと居酒屋並みの4,320円!
淡海地鶏を吊るし熟成近江牛にグレードアップしても5,400円でいただけちゃいます。ひょっとしたら一番驚くべきところかもしれませんね(^^)

ところで、途中で隣のカウンター席に座った家族連れが熊肉のコースを注文していたのが聞こえてしまい、興味津々。鹿、熊、猪、鳩など、ジビエ料理もこの店の得意分野のようです。
いただいたコースでも、最後に土鍋で炊いた鹿のそぼろご飯を出していただけましたが、せっかくならば是非とも本格的なジビエ料理もいただいてみたいもの。少々値段が高くなったとしても、次回はジビエをいただきに伺ってみたいと思います。

  • 焼魚(淡海地鶏と厳選季節野菜コース)
  • 焼き野菜盛合せ(淡海地鶏と厳選季節野菜コース)
  • 淡海地鶏(淡海地鶏と厳選季節野菜コース)

もっと見る

2位

麺屋龍壽 (自動車学校前 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/09訪問 2018/10/22

この完成度の高さはタダモノではありません‼

東名高速道路・浜松インターチェンジの西、約1Kmほどの県道沿いにある超人気のラーメン屋さんです。6軒ほどの飲食店が駐車場を囲むようにL字型に連なる施設のうちの1軒なのですが、なぜかほかの5軒は全てスナック。必然的に昼間に営業しているのはこの店1軒だけということになります。
ちょうど昼の12時頃に到着。店舗前の駐車場は既に満車で、ざっと20名以上の行列が出来ていました。行列に並びながら駐車場のクルマを見ると、水戸、長野、足立、名古屋と他府県ナンバーがズラリ。待っている間にもひっきりなしに店を訪れるクルマがありますが、駐車場が一杯なのを見て臨時駐車場に向かったのか、諦めてほかの店に行ったのか、駐車場に入れないほとんどのクルマが引き返していきます。

およそ1時間後、店の外での行列を終わってようやく店内へ。しかし、そこでもまだ数名の客さんが待っている状態です。とりあえず、券売機で食券を買ってから店内待ちの列に加わりました。
店内はブラウンと白を基調にしたシンプルな内装。厨房に面したカウンター席だけでは足らず、店の奥にもカウンター席を増設してある感じですね。

いただいたのは「芳醇中華そば・塩」800円。金色に輝く透明度の高いスープに、ぷりぷり食感の細ストレート麺。アッサリした感じが強いものの、芳しい油の香りが絶妙です。トッピングは豚と鶏の2種類のチャーシュー、エリンギ、ほうれん草など。とても柔らかいチャーシューが、ラーメン全体ととてもマッチしているように感じたのが印象的です。
全ての食材がそれぞれ最高のシゴトをしているといっても過言ではない見事な出来栄え。さらにその食材が一つとして違和感を感じさせない完璧なバランスには舌を巻きます。東京・新小岩の名店「麺屋一燈」で修業されたという店主さんの職人技とセンスの良さが窺えますね。

食べ始めたのは13時15分ごろ。13時半過ぎに食べ終えて店を出てみたら、さっきよりもさらに行列が長くなっていたのにはビックリ。まだまだ暑さが残る良く晴れた日だったのですが、店頭に用意されている日傘が大活躍していました(^^)

店舗前の駐車場は14台分の共用駐車場。営業時間中はそのうち9台分を専用駐車場として利用できるようでしたが、少し離れた場所に臨時駐車場が26台分用意されているので、最初からそちらを狙って行った方が手堅いかもしれません。

  • 芳醇中華そば 塩
  • 芳醇中華そば 塩
  • 芳醇中華そば 塩

もっと見る

3位

焼肉&手打ち冷麺 二郎 柳橋店 (国際センター、近鉄名古屋、名鉄名古屋 / 焼肉、牛料理、ホルモン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/04訪問 2018/05/30

卸売市場脇のビルの3Fとは思えないオシャレな空間!

名古屋・柳橋の目立たない飲食店ビルの3Fでひっそりと営業する焼肉屋さん。ビルの1Fからエレベーターに乗り込み、3Fでトビラが開くとそこはもうこの店の店内です。

エレベーターのトビラが開いた瞬間、とても柳橋にある焼肉屋さんとは思えないオシャレな空間が目に飛び込んできます。いうなれば高級ステーキハウスの趣き。予約なしの飛込みでしたが、約1時間ほどならOKとの条件付きでカウンター席に案内していただけました。

代表的なランチメニューのひとつ「二郎SPECIAL'S・A5焼肉定食&二郎冷麺S-Size(並)」は、焼肉、ご飯、キムチ、二郎冷麺がセットになって1,188円。A5等級の飛騨肉を使っているという割にはシッカリした歯応えのある焼肉。脂が多いせいか、私には少し油っぽいのも気になります。かなり濃いめの味付も含めて、これは若者向きのガッツリメニューという感じですね。しかし、そこに超サッパリの二郎冷麺を合わせて食べると趣きがガラリと変わります。脂を重く感じるようになったオッサンでもコレなら大丈夫。もちろんガンガンいける方でも満足できることは間違いありません。コッテリした焼肉とサッパリ冷麺。やはり鉄板の組合せですね。

一緒に行ったカミさんが注文したのは「二郎 焼肉 DELUXE セット・一郎」。塩タン、カルビ、赤身、ご飯、キムチ、ユッケジャンスープのセットで1,620円というリーズナブルなプライスです。
しかも、この日の赤身はヒレ。どうやら更にオトクな日にあたったようです。
カウンターにセットされたロースターで焼きながらいただく焼肉セットは見ているだけでも優雅なランチ。カミさんもこの上なく気に入った様子でした。

ビルの外からは全く計り知れない程オシャレな焼肉屋さん。卸売市場のすぐ脇にあるというイメージギャップも手伝って、意外性は思った以上。なんとなく隠れ家的な優越感に浸れる雰囲気がありますよ。

  • 焼肉(A5焼肉定食&二郎冷麺S-Size)
  • 赤身(二郎 焼肉 DELUXE セット・一郎)
  • 塩タン、カルビ、赤身(二郎 焼肉 DELUXE セット・一郎)

もっと見る

4位

清水港 みなみ (静岡、新静岡、日吉町 / 海鮮丼、海鮮)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/08訪問 2018/09/23

本日の日替り「鮪三昧丼」 なんとコレが1,380円‼

東海道新幹線・静岡駅の直ぐ近く。いつも信号交差点角のビルを囲むように並ぶ人の列が目を惹いています。行列の先はそのビルの2Fにあるまぐろ丼専門店。2Fの窓に貼られた「まぐろ丼」という大きな文字が目印です。
ダメ元で覗いてみるとこの日は何故か行列が短め。問題は新幹線を待つ間に昼食を食べることができるかどうかですが、そこはイチかバチか。間に合わなければ食いっぱぐれも覚悟の上で最後尾に並んでみました。
昼はまぐろ丼専門店、夜は居酒屋の2枚看板ですが、人気の的は昼のまぐろ丼。中国語を話す旅行者のお客さんも多く、もはや国際的な人気の店になっているようですね。

既に限定の特選本鮪丼は売切れだったので、本日の日替り「鮪三昧丼」をいただきました。
酢飯の上に、鮪中トロ、本鮪赤身、トロびんちょう鮪、鮪たたき、鮪漬け炙りがビッシリ。ネタの多さに酢飯を少なめに感じるほどですが、驚くのはネタのボリュームだけではありません。
中トロは勿論のこと全てのネタのとろけるような旨さと柔らかさには言葉がありません。特に鮪漬け炙りは、今までいただいた炙りの中でも特筆すべき旨さ。今まで名古屋あたりで「あの店の鮪丼は…」なんて言っていたのが恥ずかしくなるくらい、まるで異次元の美味しさです。
しかもコレがなんと1,380円!
もうやってられません(^^)

ちなみに大盛はご飯増でプラス50円、特盛はご飯増とネタ増でプラス150円。どのくらいの増加なのかは分かりませんが、次回は絶対に特選でいただいてみたいと思います。

  • 鮪三昧丼
  • 鮪三昧丼
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

5位

らーめん 鉢ノ葦葉 (あすなろう四日市、近鉄四日市、赤堀 / ラーメン、つけ麺、丼)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/06訪問 2018/07/19

全てに丁寧なシゴトが覗える絶品塩らーめん! 麺の美味しさには脱帽です

近鉄四日市駅からほど近い、四日市市の中心部。西浦通りから少しだけ西に入ったマンションの1Fにあるラーメン屋さん。
三重県下でも1〜2を争う人気店でずっと気になっていたのですが、なかなか四日市まで来ることができずに時間だけが過ぎていき、この日ようやく伺う機会に恵まれました。
センスよく纏められて小綺麗な店内。ラーメン屋さんというよりは、ちょっとだけレトロ風の洒落たカフェのような雰囲気です。

普段はもっと行列が出来ているのだと思いますが、タイミングが良かったのか行列はなし。とはいっても満席だったのでちょっとだけ待ち時間はありましたが、とてもスムーズにテーブルに案内されました。

いただいたのは、定番の「塩らーめん」。通常は140gの麺が200gになる大盛にも無料で対応してくれるというので、迷わす大盛をいただきました。

キレイに透き通った黄金色のスープ。見るからに優しそうな色あいのシンプルな塩らーめんに期待感が高まります。
そ~っとスープを掬ってみると、予想どおりの優しさの中にキリッとした出汁の旨味が溢れています。味の輪郭をキレイに描いているものの、決して出しゃばり過ぎないピンポイントの塩加減は見事というほかはありません。
それ以上に驚いたのは、絶妙な歯応えのあるストレート麺。スープとの相性もさることながら、最初は控えめな印象だったのに、知らず知らずのうちに麺そのものの味わいを意識させる存在感が絶大です。
ここ数年のうちにいただいたラーメンの中でも間違いなく最高クラスの絶品。この麺だけでもわざわざ隣県から訪れた甲斐があるというものです。
トッピングの鶏チャーシューと豚のレアチャーシューもシットリとした中に旨味が閉じ込められた逸品。全ての要素が丁寧に作られていることをヒシヒシと感じることができました。

駐車場のキャパはそれなりに沢山ありますが、駐車スペース自体はかなり狭いので駐めにくいのが難点。通りから見ると店舗正面がビルの裏側という、分かりにくい店舗なのも気になります。
かえって隠れ家的な雰囲気かもしれませんが、…これだけ有名になって隠れ家はないですよね(^_^;)

  • 塩
  • 塩
  • 塩

もっと見る

6位

麺者すぐれ (春日井(JR)、神領 / つけ麺、ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/07訪問 2018/08/26

小麦香る… 麺そのものの味わいがとても重要なのだと再認識させられました(^^)

猛暑の合間に東から通り抜けた掟破りの台風の余波で不安定な天候が続くこの日、店の軒先に吊るされた風鈴が、時折吹く強い風に煽られて激しく音を鳴らしています。
愛知県春日井市の落合公園からちょっと南の県道沿いにあるラーメン屋さん。ちょっと遅めのランチタイムに伺いました。
店頭には「小麦香る」という文字が踊る行列必至の人気店。案の定10名程の行列がありましたが、気にせずに行列の最後尾に参戦しました。並ぶ前に店内の券売機で食券を購入し、スタッフに手渡しすシステムです。

落ち着いた色調の気品あるシンプルさが感じられる店内。ラーメン屋さんというよりも、洒落た感じの高級蕎麦屋さんのような風情です。

ラーメン屋さんといっても主力はつけ麺系。この日は一番ベーシックな「白つけ麺」を選びました。
粒つぶと全粒粉が見える黄褐色のストレート麺。噛んだときの食感、のど越し、鼻に抜ける香り…どれをとっても文句のつけようがありません。「小麦香る」という店頭の文字が素直に納得できる絶妙な味わいの極太麺ですね 。
鶏ガラ、豚骨、魚介出汁に牡蠣醤油を合わせた濃厚なつけ汁との相性も抜群で、最後の一本まで噛むごとに幸せになれる麺。ラーメン全般にいえることではありますが、つけ麺ではなおさら、麺そのものの味わいがとても重要なのだと実感できた一杯でした。

しかも、スタッフの礼儀正しい接客がとても好印象で、料理だけでなくホスピタリティや店の雰囲気などトータル的にもかな りのハイレベル。そういう意味でも真の実力派の一店であることは間違いありません。
私の家からは微妙に遠いのが残念ですが、近くだったら是非とも通ってみたくなる店のひとつです。

  • 白つけ麺
  • 白つけ麺
  • 白つけ麺

もっと見る

7位

麺家 半蔵 (藤が丘 / つけ麺、ラーメン、油そば・まぜそば)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/08訪問 2018/09/11

伊勢海老つけ麺 伊勢海老の風味が上品に広がります

名古屋市営地下鉄東山線のターミナルである藤が丘駅。そこから徒歩約2分ほどの裏通りにある小さなラーメン屋さんに伺いました。
カウンター6席&テーブル10席とかなりこじんまりとした印象を受ける店内ですが、とても落ち着いた雰囲気で居心地は良さげ。この日はテーブル席に案内されました。
名古屋駅前の人気店「麺屋獅子丸」の姉妹店…というかコチラが本店。獅子丸が細麺のラーメンが主力なのに対してココ本店ではつけ麺が主役という違いがあるようですが、以前、獅子丸に伺った時にとても良い印象だったので、めちゃめちゃ期待を込めての入店です。

いただいたのは「伊勢海老つけ麺」950円。この店の名物メニューということのようですが、ひと目見た瞬間からコレは間違いないと思わせる凛々しい姿のつけ麺。整然と綺麗に盛り付けられた美しいビジュアルは丁寧なシゴトの証のひとつです。

北海道産小麦を使った自家製麺はツルツルもちもち。本当に小麦の香りが漂ってきそうな全粒粉麺ですが、それを意識させない滑らかな食感が魅力的です。
国産豚骨と国産鶏ガラと国産野菜の濃厚スープに伊勢海老の頭からとったエッセンスがたっぷり。もっと強烈な伊勢海老感を想像していたのですが、実際はジワっとくる伊勢海老の風味が上品に広がる感じです。伊勢海老の風味自体は決して弱いわけではありませんが、豚骨や野菜などとのバランスを崩さない程度に敢えて抑えてあるような気がします。
トッピングのチャーシューなども味覚を満足させるには十分な味わいで、どこから見ても隙きのないベストマッチなつけ麺。名だたるつけ麺の名店に決して引けを取らない、期待どおりの美味しいつけ麺をいただくことができました(^^)

各テーブルの上にスープ割り用の出汁の入った保温ポットが置いてあるので、私的には残ったつけ汁を自分の好きな濃さまで薄めることができるのも好印象。店内の雰囲気、スタッフの動きや笑顔なども含め、全体的にも文句のつけようがありません。

敢えていうなら駐車場がないこと。郊外とはいえ地下鉄駅のすぐそばなので致し方ないところではありますが、クルマ社会の名古屋ではちょっと不便に感じます。クルマで伺う場合には、あらかじめ近くのコインパーキングをチェックしておいた方がいいでしょう。

  • 伊勢海老つけ麺
  • 伊勢海老つけ麺
  • 伊勢海老つけ麺

もっと見る

8位

焼肉・冷麺 二郎 椿町店 (名古屋、太閤通、名鉄名古屋 / 焼肉、牛料理、ホルモン)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2018/06訪問 2018/07/21

名古屋駅西の隠れ家焼肉 勿体ないのでマジで人に教えたくなくなります(^^)

岐阜県の焼肉の名店、THE 雪月花がプロデュースする極上和牛と手打ち冷麺のコンセプトショップで、バーのような気軽さが魅力の焼肉屋さん。先日、ランチに伺った名古屋駅の東側にある焼肉屋さんの姉妹店で、この日は8名ほどのメンバーで豪華焼肉ディナーをいただきに伺いました(^0^)/
東海道新幹線・名古屋駅の太閤通口から西に徒歩5分。小さな飲食店ビルの4Fという目立たない場所にある隠れ家のような店で、エレベーターの扉が開くまではそこに焼肉屋さんがあるとは思えないようなロケーションです。
しかも、一歩店に入ると今度は驚くほどハイセンスな世界。店の中に入ってもなお、ココが焼肉屋さんだとは思えないほどお洒落な空間です。

いただいたのは、ちょっとリッチな焼肉コース。「季節野菜のキムチ、ナムル盛り」から始まって「宮崎牛A5シャトーブリアン」や「山形牛雌マルシンやきすき」など全12品の絶品焼肉のオンパレードです。
厚みがあるのに柔らかく、口の中で噛んでいるあいだ中、幸せを感じざるを得ない「飛騨牛タン」や、その旨味の多さに文句のつけようがない「宮崎牛A5シャトーブリアン」など、書き始めたらキリがありません(^^;

店のマスターである「肉の人」のお話では、この店では雌牛を優先的に使うようにしているそうで、肉そのものにも相当なコダワリがあることが分かります。ほかの焼肉店でも同様の話を聞いたことがあるのですが、雄牛に比べて雌牛は脂身が少なく、その分肉そのものの旨味を味わいやすい上、脂身が少なくてもより柔らかくいただけるのだとか。そもそも提供される肉の品質がハンパじゃないのでどれも美味しく感じてしまうのですが、そんなウンチクを聞きながらいただくとさらに美味しさが増してくるようです。

おそらく、系列の旗艦店「肉屋雪月花 NAGOYA」では考えられないほどリーズナブルな価格でいただける厳選された上質の牛肉たち。店の高級感という意味では大きな差があるのかもしれませんが、接待利用ならいざ知らず、仲間内ならば断然こちらの方が気軽に楽しく、そして美味しく焼肉をいただくことができますよ。

  • 本日のお肉たち!
  • 季節野菜のキムチ、ナムル盛り
  • 飛騨牛タン

もっと見る

9位

魚弥長久 (日吉町、新静岡、音羽町 / 海鮮、居酒屋、寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2018/09訪問 2018/10/06

静岡に伺った時には是非とも立ち寄りたい店が、また一つ増えてしまいました

静岡鉄道の日吉駅から徒歩2分ほど。駿府城公園の東側にあたるこのエリアは、徳川家康が夢中になったという鷹狩りを担った鷹匠が住んでいたところで、今でも「鷹匠」という地名が当時の様子を偲ばせます。
ここは静岡を中心に様々な業態の飲食店を手掛ける「なすびグループ」が運営する居酒屋さん。初夢の縁起ものと云われる「一富士二鷹三茄子」から採ったという「なすび」に「鷹」まで加わった縁起の良い店ということになりますね。

こじんまりとした落ち着いた感じの店舗は、フラッと入るのには丁度良いサイズ感。安さがウリの大型店とは違って、とても静かに過ごせるのが良いところです。
ただ、運よく予約なしでもカウンターの片隅に席を確保することがてきましたが、ほかのお客さんを見ているとほゞほゞ予約して来られた方ばかりの様子。基本的には予約が必須の店のようです。

まだまだ暑い一日だったので、とりあえず「生ビール」を注文。ほどなく「プレミアム・モルツ」が運ばれてきました。
お通しは「南鮪の皮の酢の物」「地魚の押し寿司」「鮪の角煮ペースト」の三種盛り。清水港に水揚げされる南鮪や地場の魚などが得意の店のようですが、メインの料理では使われない部分を余すことなく上手に使ったちょっとした一品です。しかも、これが旨い! 「南鮪の皮の酢の物」はサッパリしながらもビールにはピッタリでしたし、「地魚の押し寿司」はお替りしたいほど。お通しで終わらせるのは勿体ないくらいです。

ビールの次は日本酒にしようと、静岡の地酒を物色していると、「少しずつ飲み比べも出来ますよ」と教えていただいたのが「利き酒三種飲み比べ」。なんと、メニューにある日本酒の中から好きな銘柄を3種類選べるという嬉しいシステムです。
板さんにオススメを聞きながら、焼津の磯自慢・特別本醸造と清水の臥龍梅・純米吟醸を決定。残りのひとつは…と話していると、後ろから店長さんが「ひやおろしが入ってますよ」とメニューにはない銘柄を教えてくれました。
洞爺湖サミットで供されたことでも有名な磯自慢は、本醸造とは思えないほどの円やかさ。臥龍梅はスッキリとした甘さと芳醇な果実の香りが魅力的です。店長オススメの藤枝の杉錦・生酛純米ひやおろしは、生酛造りらしいキリッとした辛口で、キレの良い後味が印象的でした。

さて、日本酒のアテに刺身が欲しいと思ったのですが、メニューに載っている刺盛りは「2人前から」となっています。どうしたものかと板さんに相談すると「大丈夫、(一人前でも)お作りします」との快い返事。こういう柔軟な対応はホントに嬉しくなりますね。
特別に一人前で作っていただいた「刺盛り」は、南鮪の赤身、大トロ、中トロのほかに、ブリ、鰹、鯵、サワラ、甲イカ、太刀魚という豪華キャスト。
南鮪は言うに及ばず、駿河湾近海の魚たちも新鮮でキレのある美味しさです。目の前でおろしていただいた安倍川上流産の本山葵が良いシゴトをしてくれて、この上ない美味しい刺盛りをいただくことがてきました。

適度な距離感でさりげなく話しかけてくれる板さんにしろ、優しい笑顔で気を配ってくれるホールスタッフにしろ、この店はホスピタリティも高レベル。居心地の良さという意味では、私の知る居酒屋さんの中でもかなり上位に入る店だと思います。

料理や酒の美味しさもさることながら、板さんをはじめホールのスタッフまで、気の利いた心遣いがとても魅力的な居酒屋さん。静岡に伺った時には是非とも立ち寄りたい店が、また一つ増えてしまいました。

  • 刺盛り
  • お通し
  • 利き酒三種飲み比べ

もっと見る

10位

レストラン ロワール フレンチ (栄町、栄(名古屋)、高岳 / フレンチ、ダイニングバー)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2018/10訪問 2018/12/12

名古屋東急ホテル・リニューアル記念ディナーメニュー「ムニュ・ラヴィッソン」

名古屋東急ホテルのチャペルで結婚式を挙げたのは、20数年前のこの日。気がつけば既に四半世紀を超える歳月が過ぎ去っていました。
私同様、このホテルもかなり歳をとったということなのでしょう。この夏から遂に全面リニューアル工事に着手。つい先ごろ工事が終わってリニューアルオープンをしたばかりです。

新しくなったホテルで結婚当時を振り返ろうと、今年の結婚記念日に選んだのは、名古屋東急ホテル・リニューアル記念ディナーメニュー「ムニュ・ラヴィッソン」。秋の味覚をふんだんに使った、期間限定の特別フルコースです。
気品溢れる落ち着いた店内はこういうちょっとした記念日にはピッタリな空間。ゆったりしたテーブル席で、普段はすることのない昔の思い出を話題にしながら料理をいただきました。

アミューズは「絹姫サーモンのマリネの生姜風味・カクテルグラスで」。キャビアといかすみのガレットがアクセントです。
オードブルの「フォアグラとロニョンのポワレ・巨峰の香り」は、内臓系の旨味が秀逸。トリュフの香りと巨峰のアッサリとしたソースで食べ易く上品に仕上げてあります。
「松茸と九条葱・温かいコンソメスープ」をはさんで、ポワソンは「鮑のステーキとレンズ豆の煮込み・ブールブランソース」。鮑はもちろんのこと、蕪の中に詰められたレンズ豆も印象的です。
アントレは「黒毛和牛フィレ肉のポワレ・マルサラ酒薫るソース・なめらかなじゃがいものピュレ」。一口ひと口に幸せを感じられるのど柔らかく旨味いっぱいのフィレ肉でした。

アヴァンデセールは「ヨーグルトのブラマンジェ・いちじくの赤ワインソース」。グランデセールの「りんごのタルトタタン・ローズマリー香るアーモンドムース・チョコレートアイスを添えて」のプレートには、記念日を祝うメッセージを入れていただけました。
最後のフリアンティーズはフランボワーズのマカロン、ショコラのガナッシュとオレンジのゼリーのほかに、結婚記念日のお祝いだと言って店からドライアイスの演出付きのショコラのプレゼントもいただいて気分も上々。メッセージもプレゼントも予想していなかっただけに、少々照れ臭くなってしまいました(^_^;)

さらに、店を出るときにもカミさんに一輪の薔薇をプレゼントしていただき、その場で記念撮影したミニアルバムまで…。さすがに恥ずかしさが隠せませんでしたが、カミさんはかなり喜んでいた様子。結婚記念日のディナーとしては、どうやら「大成功」だったようですね(^^)v

  • 絹姫サーモンのマリネ 生姜風味 カクテルグラスで
  • フォアグラとロニョンのポワレ 巨峰の香り
  • 鮑のステーキとレンズ豆の煮込み ブールブランソース

もっと見る

ページの先頭へ