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【最新】桜切り
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【最新】かけそば
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【最新】粗挽きのそばがきを掬うところ
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【最新】鬼揚げ
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【最新】吾妻峡。八ッ場ダムができればダム湖の底。
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昔、営業していた蔵です。
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これがお店です。
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玄関
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店内です。
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餡が伸びたけし切り
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瞬殺茶碗蒸し
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天抜き。ぬきぬき団にはオススメ!
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からすみそば
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巣ごもり。味だけでなく彩りがスバラシイ!
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おっかさんの天婦羅
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田舎そば
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抹茶の変わりそば
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そばゆは作っている。
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別注の出汁巻き玉子(二人前)。甘くない。
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お酒のメニューです。裏面もあるので豊富。
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飲み比べガラス杯
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日本酒が注がれるシアワセ
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メニューの口上書き
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昼メニュー その1
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昼メニュー その2
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昼メニュー その3
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【今回レビュー 2011/4】
ご主人の高橋達人さんは、やはり蕎麦料理に関して「天賦の才」がありますね。
「現状に満足しない」「自己否定」を絶えず繰り返す、ご主人の弛まぬ努力と謙虚な姿勢のおかげか、今回も翻弄されました。
前回は5000円のコース。
今回は3000円(ただし4人以上で予約可)の安いコースにしましたが、正直十分。
蕎麦に大変うるさい私の父を納得させただけでも賞賛に値します(笑)
【コース 夜の蕎麦づくし3000円】
1 そば湯豆腐・・・・・・ボリューミーでした。
2 鬼揚げ・・・・・そばがきを揚げたもの、ちょっと厚揚げに似ています。
3 そばの実茶わん蒸し
4 挽き方の異なる二種のそばがき
5 そばいなり
6 天婦羅盛り・・・・・・山菜中心です。抹茶塩で。
7 かけ蕎麦と変わり蕎麦「桜切り」
8 デザート そば茶ゼリーと自家製小豆餡
味だけでなく、CPも大変スバラシイ・・・・・・。
この店の昼しかご存じない方へ。
これほどまでに蕎麦コースの総合力が抜きんでたお店を私はいまだ知りません。
ぜひとも夜に来店して、ミシュランクラスの蕎麦料理を味わってもらいたいものです。
味に係わるすべての神経細胞が覚醒することでしょう。
さて、今回のコースで特筆すべき点は、①粗挽きのそばがき ②変わり蕎麦の桜切り ③かけそばのかけつゆです。
1.粗挽きのそばがき
こんなに粗い奴は初めて食べました。
比較のため、先に普通のそばがきが出されましたが、醤油をつけて食べた方が味わいが立ちます。
しかし、挽きぐるみのそばがきは一見、合鴨の肉団子ですが、醤油をつけずにそのまま食べたら腰が抜けるほどメチャウマ!
口の中を蕎麦の香りが暴れたい放題です。
珈琲豆のような殻がいっぱいありますが、口には心地よい感触で余韻がとにかく凄まじいwww。
2.桜切り
おいおい、やばいだろ、これって感じの蕎麦切りです。
桜の葉の香りと蕎麦の香りをバランスさせるのが難。
しかし、なんと、両方ともしっかり活きてるじゃありませんか!
麺は固め&細め仕様なので、歯切れがよく、春の息吹にふさわしい食感でした。
少し前に食べた築地「布恒更科」の伊予柑切りに匹敵する傑作。
お腹がいっぱいだったのに、父と二人で思わずお代わりをしました。
3.かけつゆ
さらに進化したかけつゆは、最高峰の域に達するレベルへ。
両国「ほそ川」や大森海岸「布恒更科」と互角か。
塩梅はさることながら、節のほどよい強さ、返しの寝かせ感、すべてが関西出汁のような味わい。
大阪「凡愚」で修業したキャリアが存分に出ております。
蕎麦の奥深さと料理の本質を知る瞬間は、慧眼に似ていると私は思います。
そんな気持ちにさせられる八ッ場ダム近くの町の蕎麦屋です。
こんな場所なのに不思議(笑)
震災の影響で大変だと思いますが、マケズにがんばってください。
今年もごちそうさまでした。
追記1:この店、なにがすごいかって、鬼揚げ・そばがき・そば切りなど、料理に合わせてそれぞれ蕎麦粉の種類を変えているんだってさ。どんだけ蕎麦粉マニアなんだよwww!クレイジーだwww(爆)
追記2:前回の訪問時と比べて、かなり腕を上げておりました。行く末恐ろしい・・・・・・。以前はイマイチだったつけつゆも、角が取れ美味しく修正されておりました。ワサビも改善されて本山葵です。日本酒も金賞受賞酒を1合600円で呑みました。
追記3:多くのお客のクレームになっていた懸案のエアコンは設置されておりました(笑)震災の影響で、四万温泉や中之条も閑古鳥だそうです。町全体が困っているようなので、震災復興の応援旅行、よろしくです!
【前回レビュー 2010/7】
タイトル:おい、こんなとこにミシュランクラスの蕎麦屋があるぞ~!
思いがけないときに出会う美味は、人一倍感動させるものです。
「そば処 吾妻路」
当然、四万温泉(しまおんせん)に用が無ければ、下車しないような中之条駅にその天才はいたのでした。
「伏龍・鳳雛」と言う言葉がこの場合ぴったし来るのですが、とんでもない蕎麦界の新星がこの地に住んでいるとは誰が予想できましょうか。
亭主の名前も嘘か真か、高橋達人。
カッコイイイィィ名前(笑)
名前負けしていない蕎麦料理の傑作を、一生懸命真心こめて作ってくれます。
でもでも。
蕎麦好きの方でしたら、姓の「たかはし」にすぐ反応することでしょう。
私も実は、名前を聞いて最初ちょっと焦りました。
蕎麦といえば高橋邦弘氏を思い起こしますが親戚縁者ではなかったです。
あーびっくらした。
この店は、草津温泉の老舗居酒屋「源氏」のご主人である久々江(くくえ)さんに教えてもらいました。
草津温泉から電車を乗り継いで3人でお邪魔。
中之条駅は上野駅から出ている特急草津号の停車駅です。
所要時間2時間ぐらいですが、早く到着したいのであれば、新幹線で高崎まで行ってそのあと吾妻線を利用します。
それでも高崎まで45分、高崎から55分かかります。
一方で草津温泉から行く方法ですが、JRバスで長野原草津口駅まで行き、そのあとは吾妻線に乗り換えます。
各駅普通で30分、特急で20分強ぐらいです。
特急券・乗車券の総額は確か片道1000円ぐらいだったと思いますが、記憶が曖昧です。
お店は中之条駅から徒歩4分前後で、国道145号沿いにあります。
蔵(写真参照)が目印になります。
入り口には昼の営業時間しか書いておらず、通常は蕎麦メニューですが、夜は予約のみの「蕎麦料理コース」が提供されます。
そして、この「夜のコース料理」がとんでもない代物でして、度肝を抜かれることになりました。
コース名は「夜の蕎麦づくし」
値段は3000円(4名~)と5000円(2名~)の二種類ありますが、今回は5000円の方でお店の真価を問いました。
蕎麦粉は地元群馬県(吾妻産かどうかは失念)を使用し、質のいい本枯と昆布・椎茸を出汁として使用しております。
コースの予約は三日前からです。
気さくでフレンドリーな亭主なのですが、料理人としてはとても頑固な方です(苦笑)
それだけきちんとしたものが出る証拠なので、夜の予約が取れたときは素直に喜びたいですね。
ところで。
店名はごくありふれた、いかにもというような感じなのですが、どうにもこうにも店名に油断しました。
ここの地名では、吾妻は「あがつま」と読みますが、店名の「吾妻路」は「あづまじ」と読みます。
お店自体は古くから地元民に愛されており、亡くなられた先代の遺志を引き継ぎついで、母子二人で頑張っております。
そばの値段は、地元では高い設定だと思いますね。
以前は入り口の蔵で営業しておりましたが、現在はその背後に立派な店を構えて営業しております。
中之条の名刹かと最初思いました(笑)
入り口の門をはじめ、店構えは素晴しく見ごたえあります。
しかも、な、なんと今のご時勢でエアコンがないので、逆に新鮮。(夏は地獄・・・・・)
亭主は大阪「凡愚」をはじめ、多くの店で修行や経験を積んでおります。
凝り性で妥協しない性格と元々あったクリエイティブな閃きが融合して、見事に今その才能が開花しております。
ちなみに、私が個人的に認定している料理の天才は「鮨さいとう」の齋藤さんと「ひらまつ」の平松シェフだけですが、これで3人目となりました。
料理の輝きを見たのは久しぶりですが、蕎麦料理では初めてです。
東京で開業していれば、1年でミシュラン★は堅いでしょう。
亭主は40歳と、まさに旬な年齢であり、このままぶれずに「蕎麦界の諸葛亮孔明」へと大きく成長して、尊敬する父親を超えて欲しいものです。
必ずや高橋達人さんは蕎麦名人として、群馬の至宝になるでしょう。
料理の感動は塩竈「千松しま」や仙台「萬み高橋」に匹敵し、蕎麦の力強さは神楽坂「蕎楽亭」を凌駕します。
気高さは恵比寿「翁」と互角ですが、CPでは圧倒します。
人情派の駒込「玉江」が記憶の片隅に追いやられるほど、料理の完成度が高いです。
そのとんでもない亭主の感性と技量はさながら一流の京料理の如し。
最近知ったのですが、本屋やTSUTAYAで平積みされている「蕎麦手帳」(著者:太野祺郎 東京書籍1365円)でもこのお店は堂々と紹介されております。
太野氏はTGそばの会の大御所。
蕎麦通のウィーンの森の物語様やぬきぬき団のヒロシマオクトパス三世様、シヌモノビンボー様にも、機会があれば是非とも立ち寄って頂きたいイチオシの蕎麦料理屋になります。
写真を見ても、その洗練された味が伝わってくるかと思いますので一部ご紹介。
見てください、この茶碗蒸しを。
ここ40年で一番の茶碗蒸しです!
浅草「江森」の茶碗蒸しを軽くぶっちぎりました。
その塩梅の繊細さは奥山の霞の如く、その甘さは朝靄の中で湧き出る泉の如く、その艶と喉越しはワインのラトゥールの如し・・・。
口の中で流れるこの茶碗蒸しは、お菓子職人が嫉妬に狂う出来栄えです。
見てください、このからすみ蕎麦を。
生臭さを感じないことだけでもずいぶん驚いたのですが、蕎麦の神々しい香りとからすみの汐の香りが渾然一体となって口に入る瞬間は、忘れることの出来ない次元へと私を引き上げてくれます。
蕎麦二色は野趣溢れる田舎そばと抹茶の変わりそばでした。
どちらも丁寧かつ蕎麦の角がきりっと立つ清清しい風味で、特に変わりそばは更級との二層構造になっておりました。
色鮮やかで涼しげな繊細さが光ります。
追加でお願いした「もり」と「玉子焼き」も文句なし。
日本酒の銘柄も多く、がぶがぶと飲めます。
黒龍に力を入れているので高額な「石田屋」や「二左衛門」も嗜むことはできますが、私は純米酒を平たい陶器の杯で、戦国武将風にぐいっとあおるように飲むのがとても楽しかったです。
写真でも掲載しましたが、飲みくらべ杯もわかりやすくてお洒落。
酒がかなりススム危険な蕎麦屋なので、飲みすぎに注意しましょう。
天ぷらだけは亭主の母親が担当しておりますが、これも油断しておりました。
なんでも昔、母親が料亭のヘルプで揚げていたとのこと。
確かに天抜きの塩梅は料亭のような逸品で、「天ぷら近藤」の天茶かと見紛うほどです。
ただ、この店にも弱点はあります。
それは他のレビュアー様でもご指摘されておりますが、つけつゆです。
父親の残した遺産の「かえし」がまだ残っており、自分の「かえし」とブレンドしながら提供しております。
恐らく父親の蕎麦にはマッチしていたのでしょうが、残念ながら息子の蕎麦とは合いません。
京都のお座敷を穴あきのジーンズで上がるのと同じぐらいミスマッチです。
醤油の味が熟れておらず、生の香りがきつく、舌に残る嫌味な後味がちょっと気になります。
田舎そばならまだマシですが、繊細な更級にはムリです。
一方でかけつゆは、最高峰の塩梅です。
また、山葵が本山葵ではありませんので、がくっと来てかなり白けました。(苦笑)
経営上できないんなら、無理して出さない方がいいかもと思う私です。
非常に惜しいのですが、まだまだ発展途上ということで、今後がとても楽しみになりました。
ただし誤解なきよう言いますが、つけつゆのレベルはそれでも平均以上はあります。
デザートを入れて全部で10品。
お腹がはちきれそうになるほど、蕎麦コースを満喫した吾妻(あがつま)の夜でした。
亭主曰く、料理がかぶらないようコース内容は変えているそうですが、茶碗蒸しだけは毎回お願いしたいと思います。
あの茶碗蒸しだけは絶対に外せませんし、みなさんも外さないでください。
妖精パックが背後を通り抜けました。
「夏の夜の夢」をごちそうさま。
追記1:行き方がちょっと厳しい。車があれば便利ですが酒が飲めなくなるのが問題。やはり「草津温泉」か「四万温泉」の行き帰りで立ち寄るのがベスト。長野原草津口駅からタクシーでいけるレベルではありません。車だと草津温泉の湯畑から50~60分かかります。さりげなく「るるぶ無料版」に掲載されてました。
追記2:料理の塩梅は関西系です。蕎麦は神楽坂「蕎楽亭」猿楽町「松翁」荻窪「本むら庵」に近い感じですが、同じではありません。変わりそばは「一茶庵」系です。このお店は蕎麦よりもコース料理の方が、亭主の実力を感じることができます。とっても謙虚で心優しい方ですが、仕事には厳しく手抜きを一切しません。真剣勝負!
追記3:参考情報として。写真撮影は許可が必要、全面禁煙、クレジットカード不可、蕎麦湯はどろっと系でそれ専用に作っている、出汁巻き玉子は全く甘くない(自然の甘さのみ)、麺の大盛り不可(追加そばはOK)、そばがきは大変なので断ることも、本山葵不使用、天ぷらは野菜、吉野葛の葛きり有り、火曜定休だが祝祭日なら営業、田舎そば1000円・もりそば800円・追加そば500円、茶碗蒸しは夜のコースのみ。
【コース「夜の蕎麦づくし」 5000円】
1 かまぼこそば味噌はさみとけし切りあんかけ・・・もちもちの太いけしきり
2 そばの実茶わん蒸し・・・プレーンな茶碗蒸しですが瞬殺されます。
3 そば米アボカドあえ 梅肉のせ・・・こんなに梅肉があうとは、アウアウ・・・。
4 天抜き
5 からすみのそば
6 巣ごもり・・・この彩りにセンスを感じるんですよ、私は。
7 そばいなり・・・蕎麦寿司です。
8 天婦羅盛り・・・地場もの。海老はない。
9 そば二色・・・田舎蕎麦と抹茶の変わりそば
10そば茶ゼリー・・・蕎麦茶が好きなので別腹
※昼メニューの一例も写真で載せておきます。
追記4:TG蕎麦の会との縁は、20年ぐらい前に池袋にあった「生粉打ち亭(閉店)」のご主人に、【TG蕎麦の会全国蕎麦屋一覧(評価つき)】をもらったのが最初の始まりです。つまり、私の蕎麦探訪はこの再生紙の一冊から始まりました。ちなみにここで紹介した「蕎麦手帳」(東京書籍)は大変スバラシイ一冊でして、蕎麦の歴史や解説がされており、蕎麦初心者にもわかりやすくコンパクトな一冊になっております。「蕎麦手帳」(東京書籍・太野祺郎・1365円)は、エイ出版の「東京蕎麦通読本」(エイ文庫・東京生活編集部・924円)と並んで、いつもカバンの中に入れておきたい一冊ですね。