2回
2023/12 訪問
ボリューム満載の日替わり定食がお勧め 大正庵
赤羽駅西口から国際興業バス54-2に乗り、赤羽北3丁目で下車。歩いてすぐの場所に店を構える蕎麦屋が大正庵だ。
やや年齢の高い夫婦が営む昔ながらの蕎麦屋。蕎麦屋にあるメニューなら、ほぼ揃うが、このお店にきたら「日替わり定食」(800円税込)をオーダーするのをお勧めする。
この「日替わり定食」は、蕎麦(温かい・冷たいそばを選べる)に、おかずになるサイドメニューがつく。サイドメニューとは言っても、本格的なもので、前回はイカフライとアジフライにキャベツの千切りが付いていた。知人の話しによれば、サイドメニューは様々で、唐揚げやカツのときもあり、レパートリーは豊富らしい。
ということで、「日替わり定食」を注文した。待つこと、約13分ほど。店内はお客で溢れており、注文の商品が配膳されるまでかなり待つ。
そばは「冷たいそば」にした。この日は、揚げサバがサイドメニューだった。それにごはんに加えて、ごぼうとおからのまぶした小皿がついた。
まず、「冷たいそば(冷やしそば)」を口にすると、細麺ながらもしっかりとした歯ごたえのあるそばの食感がなんとも美味しい。麺つゆも、やや甘味ながらも、昔懐かしい味が舌に染み渡る。
これだけでも満足なのだが、揚げサバがついている。焼き加減もちょうどよく、脂のノリもいい感じ。普通の定食屋さんのサバだ。ごはんの炊き加減もまずまずで、これで税込800円ならば満足できる。
このお店は、常連さんがほとんどを占めていて、近くの勤務先などから通ってくるらしい。制服や作業着姿の方々がほとんどだ。
つまりは労働者のための飲食店なのだ。
お味はまずまずなので近くに来た時には、寄ってみてはいかがだろう?
蕎麦の品切れは早く13:30には売り切れで営業終了になる。
2023/12/16 更新
今日も大正庵の近くまできたので、同店の暖簾をくぐる。12:50分の入店だったが、いつものように店内は賑わっていた。
いつものごとく、「日替わり」をオーダーし配膳を待つが、また、いつものように配膳まで15分はかかった。
そして、今日の「日替わり定食」は、イカ天丼(イカ天2本)とカボチャの煮物に蕎麦(温かい・冷たい)の内容だった。
イカ天は注文を受けてから、揚げるらしく、揚げたてのホヤホヤなのだ。このイカ天が柔らかくとても美味しい。天丼にしなくても、蕎麦に入れても十分なのだ。昨今のイカの価格上昇を考えれば、お店の経営を案じてしまう。
このイカ天のタレも程よく、ごはんとの相性もバッチリだ。
蕎麦もいつもながらのコシの強さ。一般的な麺に比べて細麺でありながら、この食感はクセになる。麺つゆも昔ながらの蕎麦屋の味で、まさに「昭和」を感じさせる。
こんなに満足感のある蕎麦屋はあまりない。
やはり労働者の味方、大正庵だ。