2回
2023/08 訪問
季節限定・鴨肉の葱塩親子丼(鴨南蛮塩茶漬け)、急がないとそろそろ終わっちゃうみたいです!
食べログの口コミを見ていたらとても気になる親子丼の投稿写真に目が留まり、読んでみると鴨肉を使った親子丼、それを次々に味変していくというので興味津々。しかも食べログ豚かつ百名店2022じゃないですか。ちょうど浜松に用があるし、これは行くしかないですよ!
でも鴨と鶏卵なら親子じゃないじゃん!ゆーたら親戚丼じゃん^^; と心の中でツッコミを入れつつ東名に乗っていざ浜松へ!
お盆明けの金曜日、昼11時少し前、浜松での所用を終えてやってきました「とん唐てん」さん。高林の住宅街にあります。開店30分前で一番乗りでした。その後開店までに続々とお客さんが来て、開店時には9人になっていました。人気ですね〜。
11時半になり店内へ、カウンター席に座ります。それほど広くはないですが落ち着いた雰囲気の店内、ホール係の女性店員さんが4人もいます。とても感じのいい接客。
注文はもちろん鴨肉の葱塩親子丼(鴨南蛮塩茶漬け)。待つ間に卓上に置いてあるラミネート、鴨葱塩親子丼の食べ方指南を読んで予習と心の準備をします。そして待つこと10分ほどで着丼(^^)
トレイにはなにやらいろんな小皿や小鉢が乗っていて賑やかです。主役はもちろん親子丼、ふわっと緩めに綴じられた玉子の上に鴨肉がストーンヘンジのように並べられ、またその内側にはスモークスパイスの葱塩が、そして中心には卵黄が鎮座。もうね、ビジュアル的にも食べるの楽しそうだし美味しそう♫
そして小皿に小鉢に湯桶など、様々な味変用の仕掛けダネが。黒七味、塩銀餡、焼き葱、鴨炙り焼き、あられと塩ひじきに鶏白湯スープ。そしてサラダとお漬物がついています。
それでは食べ方指南書に従っていっただきまーす!
まずは「壱の味」
親子丼中央の卵黄とその周りの葱塩をよく混ぜ、鴨肉、玉子綴じと一緒に頂きます。うん、ふわとろで美味い!さすがは親子丼と豚かつを二枚看板とする専門店、まずもって玉子綴じが美味いです。そしてカモネギとはよくいったものですが、鴨肉とこのスモーキーでスパイシーな葱塩はやっぱり相性抜群ですね!
ここで最初のプチ味変。全体に結構薄味設定にしてあるので卓上のヒマラヤ岩塩を少々ガリガリ。そして京都祇園は原了郭の黒七味を部分的にかけてみる。初めて使いますが、山椒と青海苔が香り高く黒褐色でしっとりした七味は辛味が後から効いてきて親子丼によく合いますね。すげぇ美味いです。このまま次の味変せずに完食してしまいそうなところ、いかんいかんと意識を取り戻す。
続いて「弍の味」
鰹出汁にとろみをつけた塩銀餡を親子丼にたっぷりかけます。塩銀餡っていうと茶碗蒸しにかかっているようなトロッとしたあれですね。この味変ではそこまで劇的に変化するわけではないです。もともと玉子綴じに出汁は効いているしトロッとしてますからね。ここでもプチ味変、卓上の黒胡椒を部分的にかけてみた。塩銀餡と胡椒、合うかも!少し中華の餡みたいになります(^^)
ここでサラダ。自家製ドレッシングは2種類あって、サウザンタイプと玉ねぎドレです。両方とも少しずつかけてみましたがどちらも美味しいです。玉ねぎドレは鮮やかなピンク色、店員さんに聞いたら紫キャベツの色素とのことでした。赤玉ねぎじゃないのね。
そしてお漬物小鉢、大根の下には白菜などの浅漬けです。箸休めに美味しくいただきました。
さてさて、フィナーレ「〆の味」
最後に残しておいた親子丼を取り皿に移し、焼き葱、鴨炙り焼きを乗せ、その上から塩ひじきとあられをまぶしたら、鶏白湯スープを注ぐ。これが「鶏南蛮塩茶漬け」なり!
これはもう劇的な味変、味変なんてものじゃなくて完全に親子丼ではなくなりました。塩ひじきの塩味と旨味、あられのカリッとした粒感、鴨炙り焼きの主役級の存在感、焼き葱の香ばしさと薬味としての香り、鶏白湯スープのコクと旨み、そして壱の味、弍の味から育て繋いできた元々は親子丼だったものも玉子茶漬けに。いろんな美味しさがカオスとなって次々に味覚に襲いかかってきます。もんのすごくウマイ!ガチで美味いです。第一形態、第二形態の進化を経て最強のシン・ゴジラになりました。今日はこの「〆の味」のためにはるばる浜松までやってきたようなもんです!
こんな美味しくて楽しい料理を思いつくなんて、店主は創作意欲と創造性の塊ですね。客を驚かせ喜ばせることに生きがいを感じるタイプですね、きっと。そういうお店はなにを食べても間違いなく美味しい。だから百名店に選ばれるのも大いに納得です。
この鶏南蛮塩茶漬け、またリピートしたいけど季節限定メニューだし、店員さんに聞いたらもうそろそろ次の限定親子丼に変わりそうだとのこと。是非ともこれを超えるようなびっくりドッキリ親子丼をまた楽しませてくださいね!
てゆーか豚かつも食べに来ないとね!
2023/08/18 更新
このヒレカツはスゴい!
今まで食べた中で一番美味い♪ヽ(*´∀`*)ノ ウマスギル~★
とんかつ百名店2022のこのお店、約半年ぶりの再訪です。前回はこれまたメチャウマの限定親子丼に感動し、次回はレビュアーさん絶賛のヒレカツをと心に決めておりました♪
もちろん今回も冬限定の白い親子丼も一瞬いいなと思いましたが初志貫徹!
◾️霧島山麓SPF豚〈特ヒレ〉(¥2,838税込)
低温調理の白いとんかつを食べるのは人生2回目。前回は別のお店でしたが、柔らかくて美味しいもんだなぁと思いました。
しかしこのとん唐てんさんの霧島山麓SPF豚の特ヒレは、これまで食べたどのとんかつよりも段違いに柔らか〜い♪(*´꒳`*)♡
お肉について語れるほどの知識を持ち合わせていないMugですが、この特ヒレのスゴさはわかります。
この柔らかさ、ブランド豚の肉質のゆえか、あるいは超低温調理のなせる技か、はたまたその両方か。きっと両方なのでしょう。
ヒレカツというと「私、ロースの脂身キラ〜イ」ってひとが注文する、パサつきがちな肉質のイメージですが、この特ヒレは驚くほどジューシー。噛むとシャクっとする食感にはほんとに驚きます!
一言でジューシーと言っても、例えば鶏もも肉や和牛から溢れ出てくる肉汁のジューシーさとは違います。あれは脂のジューシーさ。
この特ヒレのは脂ではなく、お肉がしっとりと保水していて噛むとその水分とともに旨みがじゅんわりと溢れ出す、、上手く表現できんけどそんな感じ♪(๑˃̵ᴗ˂̵)タマラン♡
そしてまた揚げ衣もイイ♫
粗めのパン粉がカツの表面で棘のように立っていてサックサク!どうやったらこんな風に揚がるんだろう?
Mugは最近歳とともに粗いパン粉の揚げものがあまり好きじゃなくなってきたところ。あのこんがり狐色に揚がったパンの匂いがクドく感じるようになってきたんですよね。揚げパンみたいな。
でもこの白い衣にはその匂いがまったくない!
もうね、極上のヒレ肉といい衣といい、非の打ちどころのないヒレカツです♪(*≧∀≦*)オイシイ☆
そしてその食べ方。
トレーには岩塩とソースがついてきますが、まずは
過去の投稿でレビュアーさんが言うとおりに何もつけずに頂く。もうね、ヒレ肉から溢れ出す旨みが一番よくわかる食べ方でオススメです♪メチャ(*≧∀≦*)ウマ~♡
続いて岩塩もいい(*´꒳`*)♫
ずっと何もつけないでいると流石にご飯が進みませんからね^^;
そしてソース、これはつけてもチョンづけがいいです。ドボっとつけちゃうとせっかくの極上ヒレ肉の旨味がわからなくなりますよ^^;
ということで、ヒレカツひと切れの大きさはちょうどMugの3口分くらいなのでひと口目は何もつけずに、ふた口目は岩塩で、3口目はソースというローテが確定しました♪( ^ω^ )♫
それからお店オリジナルのドレッシング(^^)
このお店のとんかつは低温調理なので、通常よりも揚がるのに時間がかかります。そこでメイン料理の提供前にお通しのようにサラダが出てくるんですが、そこに2種類の自家製ドレッシングがついてきます。どちらもレジで購入できますよ♫
自家製玉ねぎドレッシングはよくあるオニオンドレとは違い、苺ミルクのような鮮やかなピンクでクリーミーなとろみのあるタイプ。クリーミーなんだけどさっぱりした味わいです( ^ω^ )
もうひとつはとん唐てんオリジナルドレッシング、これはクミンの香りのするカレー風味のサウザンドレのような感じ。個性的で面白いですね(^^)こちらを一本購入しましたよ♪
お持ち帰りドレッシングは税込330円。容量は100ccくらいかな?保存料など無添加なので消費期限は2週間ほどです。でもすぐなくなっちゃう^^;
日本のとんかつには様々な派生系があって進化を続けていますが、この超低温調理のヒレカツは純粋にお肉の味が楽しめる、ひとつの完成形じゃないかな〜(^^)ブランド豚などのいいお肉を楽しむのに最適な調理法かも♪
最近では一人前一万円を超える超高級とんかつ店なんかも現れ始めてますが、そんなのはまだ食べたことがないMugにとって、このとん唐てんさんのヒレカツは過去イチの頂点です!
二千円台のお値段でこれだけの感動をもらえるなんて、ほんとすごい。もちろんまたリピしますが、また季節限定親子丼と悩むんだろうなぁ^^;