2回
2022/01 訪問
ジビエの集大成、圧巻のアンティパスト
2022/02/05 更新
2021/11 訪問
料理と向き合える人にオススメしたいジビエ愛を感じるイタリアン
マイレビさんが定期訪問しており、やっと訪問。
ネットで調べると、門仲グルメで、食べログ評価とレビュー平均点が0.3乖離し、過小評価されているお店みたい。→実質は、4.0超え。
私は、ある程度のお金を支払うのであれば、雰囲気・接客の良さも求めることも多々。でも、実は癖のあるシェフのお店やマニアックなお店も好き。
料理への愛情があるからこそですし^^*
マイレビさんレビューも読みましたが、シェフとマダムの思いが詰まった料理でした。行って正解◎！
まずはまとめから。
【まとめ】
食事を楽しみましょう！こんな方にオススメ。
・食材の魅力と調理の過程に興味がある人
・ワイン又はノンアルペアリングにも興味がある人
・ムーディな雰囲気やミーハーを求めていない人
・料理に気持ちを向け、マダムとの会話を楽しめる人
→お客さんがひたむきに料理に向かうと、シェフもマダムも喜んでくれる、そんなお店です。
行くなら、料理の良さを分かち合えるグルメ仲間か、1人で行くのがオススメ！
ちなみに、白金台のワンオペ＆寡黙イタリアン｢ロマンティコ｣とは間逆の接客。
広尾｢ボッテガ｣みたいに隠れ家的でもないです。
必要最低限の説明を求めてる人や、デート使用の人はちょっと不向きかな。
【料理】ジビエコース 11,000円(税・サ込)
【メモ】
▪️アナグマの脂を使ったパンなど
グリッシーニ、ドライフルーツが入ったパンも！
▪️テリーヌ盛合せ
鹿肉、数種類のジビエパテ、穴熊、イノシシ、鹿のパテ、アオリイカ等。最初からバラエティ豊か！
著書も拝見しましたが、ハンターさん達の繋がりを大切にし、旬の新鮮な国産ジビエをメインに使い、臭さを感じません。
特に、穴熊のブロード入りフリッタータは、言われないと穴熊とは思えない味わい深い。調理方法・工程もかなり拘っており、さすがです。
ジビエ嫌いの人も有馬シェフのジビエなら大丈夫かも。
▪️ レンズ豆とアーモンドのパッサート
美味さが凝縮。穴熊のブロード入りだそう。
何だこれは…優しくて、微笑んでしまう1皿。
赤坂にあるフランス南西部の田舎料理を出してくれるビストロ｢コムアラメゾン｣のスープドガルビュールのように、名物料理にしてもいいくらい。
▪️ 雷鳥・青首鴨のラグーソース パッパルデッレ
タイミング良く、青首鴨が手に入ったそう。
パッパルデッレは、よく見るサイズの2～3倍以上の太さ。ラグーソースも上手く絡み、噛むほど旨みが出てきてきます。もっと食べたい…。
▪️甘海老・ピスタチオリゾット トリュフ
ピスタチオと甘海老のリゾットにまさかのトリュフがけ。今年の新作だそう。ピスタチオの香ばしさと、トリュフの香り…採算合うのかしら(><)
▪️エゾシカローストのシャンピニオンソース
エゾシカの美味さはもちろんのこと、シャンピニオンソースとなすのピュレが絶品、
シャンピニオンソースはフレンチでも見かけますが、生クリームなし。このソースも美味しいのよねぇ。
▪️イカスミパスタ
程々のボリュームと思うと、まさかのパスタの提案！
もちろん頂きます。断ってるお客さんなし。他の女性の客も食べてる量はそんなに変わらないので、多分適正かと笑
テリーヌ盛合せに入っていたスミイカをアレンジして作ったイカスミパスタ。
お歯黒になっても気にせず食べます笑
少し色は薄めですが、何とも言えない美味しさ。
▪️メリンガータとボネ
チョコムースと濃厚なアイス。イタリアンのデザートは、フレンチと違い家庭的。シンプルが故の良さもあるのですが、フレンチの方が手が込んでて、個人的には好きかな。
いやー！大満足！！お腹いっぱいになりました。
有馬シェフが｢足りたー？｣って窓からピョコと顔を出して聞いてくれました笑
次回いつ行こっかなー。
ジビエは、12月から1月がオススメらしいですが、テリーヌが被る気がしますし、通常コースも食べてみたいような。悩む。
2021/11/15 更新
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マイレビさんに教えて頂いた冬はジビエが得意なイタリアン。前回もシーズン最初のジビエを楽しませて頂きましたが、最高潮のシーズンに訪問。
店内は満員御礼。ちなみに2月まで満員だそう(TT)
今回は、感謝の思いを込めて、イタリアンで初5を付けさせて頂きたいと思います。
【まとめ】
今回も有馬シェフの愛情たっぷりのジビエ、魚介類を頂きました。お腹いっぱい、心も満たされました。
食べた人を喜ばしたい、お腹いっぱいにさせたいという気持ちがあるが故だと思います。
厨房はワンオペなのに、こんなに手の込んだイタリアンのお店は初です。しかもコースは1万円。
他にあったら、教えて欲しい(TT)
また、有馬シェフやマダムのお話、シェフの本を読み、ジビエの奥深さを勉強してますが、これからもまだまだ知りたい…。
イタリアンって、結構失敗が多くて、避けていたのですが、素敵なお店でした！
【お任せコース】10000円、ペアリング
▪️オマール海老のグリッシーニ
▪️猪のラルド入りパン
2種類のパンからスタート。猪の脂を入れたパン。
▪️アンティパストミスト (ジビエの盛合せ)
・縞鯵のマリネにあん肝ペースト
・テリーヌ7種類(雷鳥、ハクビシン、ヌートリア、穴熊、猪、月の輪熊、スッポン・山鳥)
・鹿と猪のジビエパテ
・鹿肉
・レバーペースト(真鴨)
えっ！？豪華すぎる！
これを見て、もう終了でもいいくらい笑
最高級のジビエ、9種の生命の恵に感謝しつつ、頂きます。
ヌートリア、ハクビシン…。食べるのは初めて。
どの料理も妙な癖、匂い、エグみを感じさせず、シェフの手間暇かけた下拵えと、技量の高さが分かります。
中でも、真鴨のレバーペーストが濃厚で、お酒も進むし、インパクトが強かったです。
▪️ビーツ、真鴨のブロード
真鴨の骨等をじっくり加熱した濃厚なブロード。
そして、ビーツを加え、濃厚なスープ。
ビーツの土臭さはなし。中に入った半熟卵を割り、チーズでクリーミーに仕上げています。
▪️ズワイ蟹のリゾット、トラフグの白子
ズワイ蟹、白子、イカ墨ソースと海の恵！！
黒トリュフの香りも良く、月の輪熊のラルド、白子も入ってます。カニの身と殻のブロードが染み込んだリゾットだけでも美味しいのに…贅沢過ぎます。
料理大国でカニのリゾットの作り方を披露する程、有馬シェフのリゾットは凄く丁寧に作ってます。
▪️アライグマ タリアテッレ ラグー
アライグマの臭いは全くなし。噛むほど旨味がでてきます。自家製タリアテッレとも良く絡み、美味しいなー。
▪️真鴨むね肉 ツキノワグマの煮込み
網採りの真鴨。3年ぶりに入荷したツキノワグマを使った煮込み！
マダムいわく、ツキノワグマは長時間かけて煮込んでいるそう。匂いはないものの、食べると力強い野趣味を感じます。ジビエって一期一会だと改めて実感。
▪️チーマディラパ ジェノベーゼ パスタ
イタリアの菜の花の一種であるチーマディラパを使ってます。初めて聞いた名前で困惑^^;
日本の菜の花よりは、苦味が強め。3年かけて作っボッタルガの旨みも合わさり、良かったですね。
ちょっとパスタは茹ですぎですが、こちらのパスタは有馬シェフの心遣いですからね(TT)感謝
▪️パンナコッタ
パンナコッタの中央をくり抜き、中にダイダイでマリネしたマスカルポーネとモッツァレラの入れてます。
苺のアイスと一緒に。
▪️茶菓子、ハーブティー