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洋食リーグの陵南線、あるいは短いトランジットへの考察、またはミレニアム打線の再来に関して、少しだけ述べさせて頂きたいと思う。 まず、キッチンABCを語る上で、忘れてはならないのは「池袋西口洋食トライアングル」という言葉である。 諸説あるもの、個人的には「ミトヤ」「洋包丁」「キッチンABC」こちらの御三家が有力株である。 この言葉はかの有名なカラーギャングたちによって急激に広まったという話もあるが、詳細はわかっていない。 また、一説には、「キッチンチェック」を入れることもあるようである。前置きはこれくらいにして本題に移りたいと思う。 この日は江戸川橋にある会社を11時15分頃に出られたため、小走りに駅へと向かい、電車に乗り込む。 あらゆる行列店を食べ歩いた、猛者ならば、すでにお気付きかと思うが、もうこの時点で勝負は決まっているのである。そう、どの車両にのれば、店まで最短距離でいけるのか、どの出口に出れるのか。 下調べの段階で勝敗が決まっていると言っても過言ではない。 思惑どおり12時前にはお店に着き、窓際奥のゆったりキングステーブルに着席することができた。 もちろん、一名様なのに、あの席でいいですかみたいな無粋はせず、連れがおり、店オペに委ねられるまま着席したわけである。 着席してからは、じっくりとラミネート加工のランチメニューを隈なく眺める。 何か取りこぼしはないか、店側からのメッセージは、あらゆる情報を瞬時に読み取る。 コナン、あるいは約束のネバーランドのように感覚を研ぎ澄まし、 五感でメニューを意識するのだ。 時間は限られている。 ウェイトレスが水を運ぶまでにメニューを決める。 それが自分に課した唯一のルールである。 こうして決められたのが、 寺門ジモン師(あえて、敬意を込めて、氏ではなく、 師と呼びたい。)考案のカレー風味焼肉Bメンチカツ。 他のメニューはあらかた食べていたため、 今回はこういう形となった。 メニューを決めたあとは両手は膝の上、目を瞑り、 店内の気配を音で感じる。 ナイフとフォークがお皿に触れ合う音、シェフのフライパンを扱う音。 洋食たちの協奏曲が聴こえ出す。 そう、私は指揮者(コンダクター)だ、ふんふんふん。 妄想から覚めるとそこにはもう、着皿された洋食たちが眩いばかりに光出す。 早く食べてよ、そう囁いているかのようだ。 まずは特製ドレッシングをサラダにかけて、 いざバトル。 まずはメンチを小さく一切り、非常に柔らかい。 肉の色は艶やかな程に桃色である。 からしをちょんと乗せ、一口。 肉の甘み、衣の上品な油味。 美味である。そこでライスを一口。 次にカレー風味の焼肉を甘い玉ねぎをそっとのせて一口。 うまい。スパイシーの一言に尽きる。汗がじんわり。 しかし、ここはお水には逃げず。 そこでライスを一口。 ここで一旦一度目のテクニカルタイムアウト。 一度、試合の流れを変えたい。 そのため、サラダをピンチサーバーとして。 そして、またここでライス。 その時、ある事実に気づく。 この洋食を食べる時、どんな時もライスをトランジットしている。 そう、美味しい洋食はついついライスをトランジットしてしまう。 洋食において、ライスとはドバイとはちょっと違う庶民たちのトランジット空港なのだ。 そんな余韻を噛みしめながら、プレート右側を見つめる。しまった。そんなところにいたのか!! これはいわゆる陵南戦の木暮公延の3Pシュート的展開である。カレー焼肉の裏をかいて、パスタではなく、スパゲティ、あるいはスパゲッティーが顔を出す。 こちらも文句なしにうまい。 「あいつも3年間がんばってきた男なんだ、侮ってはいけなかった」これは田岡監督の名台詞である。 そんなことを考えながら、完食。 紙ナプキンで唇をぬぐい、水を一口。 お腹をさすりながら、ほらまた動いた。こんなに大きくなって、などと言いながら、店を後にした。 やはり定食には夢がある。 大人のお子様ランチ、あるいは洋食のミレニアム打線。 ハンバーグは松井、二岡はカレー焼肉、仁志はエビフライ。あまり野球に詳しくないので、今回はここまで。
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