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【おまかせコース(23,000円)】 この日はずっとお邪魔してみたかった、小菜中華 hiroさんでディナー。スタイリッシュで洗練された雰囲気の店内に、自然と背筋が伸びる。 最初に運ばれてきたのは、雲丹といくらに花穂紫蘇があしらわれた、目にも華やかな一品。下には紹興酒漬けの甘海老とご飯が敷かれてる。雲丹といくらのそれぞれ違った濃厚な旨味に、甘海老の濃い甘みがたまらない。雲丹の溶けるような口当たり、いくらの皮が弾ける感覚、甘海老のねっとりとした食感と、口の中で感じるコントラストがまた素敵。 お次は春巻。噛んだ瞬間、ミルキーでコクのある牡蠣が口の中に広がって、思わずにやけちゃう。ふわふわのチーズの柔らかな香りと口溶けの良さが、牡蠣の風味にしっかり合ってる。 鮑、海老、烏賊、黄ニラの炒め物は、素材一つ一つの魅力にドキドキしちゃう。魚介類の風味や食感は雑味を全然感じなくて、素材の純粋な美味しさが真っ直ぐ伝わってくる。鮑は今まで食べた中で一番柔らかくて歯ざわりが良い。噛むほどに広がるそれぞれの旨味がたまらない。ほのかに甘みのある黄ニラが、上品にまとまった炒め物と綺麗に馴染んでる。 小籠包はプレーンのものとトリュフの2種類。薄い皮から溢れ出る肉汁の旨味と、トリュフの香りがなんとも幸せ。ふわふわに揚がった鱧にお出汁をかけた一品に心が癒やされるのが分かる。立派なフカヒレは繊維の食感と茸のいい香り、餡の味わいが美味しくて、何度も目を瞑っちゃった。 麺、ご飯物は選べるということで海鮮炒飯をオーダー。上品な味わいながら、貝柱の旨味もしっかりと楽しめる贅沢な〆。デザートに選んだのは黒胡椒、花椒、ハチミツのジェラート。デザートらしい甘みがありながらもあっさりとしてて、黒胡椒と花椒のスパイス感がふわりと香る感覚が癖になる。花椒が好きだかは、スイーツとしても楽しめるのが嬉しかった。 読んで分かるように、お料理名はうろ覚え。目の前に美味しそうなお料理が運ばれてきたら、(勿論説明は聞いてるんだけど)意識がそっちにもってかれちゃうんだもん笑 お料理が運ばれてくる度に心が弾んで、口にした途端美味しさに笑みがこぼれる。最初から最後まで幸せに浸る、素敵なひとときだった。
2023/09訪問
1回
【熟成牛赤身3種】 以前お店でお肉をいただいて美味しかった、ファンボギさん。今回は、黒毛和牛A5等級の熟成肉をお取り寄せ。 数ある部位の中からその日の熟成加減を見て、選りすぐりの3種が送られてくるらしい。お肉の状態に応じて厚みや柵取りも変えるから、二度と同じ商品とは出会えない特別感がある。 お肉に添えられた紙には、今回送られてきた部位のイラストが。お肉の部位って名前を見ても分からない時があるから、こうやって図で示されてるとありがたい。パック越しに見えるお肉の綺麗なこと。盛り付ける時も、しっとりとした質感が伝わってくる。 あっさりしつつ程よい脂も感じられるお肉は、しっとり柔らかで美味しい〜。熟成させているからか、お肉の味も濃い気がする。どれも旨味がしっかりしてるから、塩でいただくのも魅力が引き立って良い。炊きたての白米と一緒にお肉をお迎えしたら、お箸を持つ手が止まらない笑 カルビやサーロインのセットもあれば、しゃぶしゃぶやローストビーフまであるらしい。お家でお肉パーティーできちゃう品揃え。自分用は勿論、ちょっとしたプレゼントや手土産にもよさそう。 【コース料理】 行きたかったお店でクリスマス&忘年会(^o^)やった~! 牛タンをタン元からタン先にかけて味の変化を楽しみながら食べられたり、希少部位が出てきたり、美味しいお肉に舌鼓。 〆のサムゲタンはあえて薄めの味付けで、お塩やヤンニンでいただく。 デザートの烏龍茶とユーカリのシャーベット。はじめて食べる味だったけど、爽やかでお口直しにぴったりだった。 美味しいお肉をゆっくり食べるって、満たされる。
2022/06訪問
2回
【焼餃子/青菜炒め/黒酢あんかけのふわとろオムレツ/チャーシュー炒飯/濃厚杏仁豆腐】 お店の前を通る度、行きたい行きたいと呟いていた私。コロナ以前ぶりの岐州さんへ、やっとこさ突撃。お店の前に並んだら、オープン時間が近づくにつれて変化していく様子を楽しみながら待つ。店員さんがメニューを持って出てきたり、ダクトが動き出したり。開店へと向かう動きが見える度にわくわくしちゃう。 席についたら、まずは名物焼餃子の登場。きゅっと結んだ口に、ころんとしたこのフォルムが可愛い。カリッと焼き上がった表面と、もちっとした皮の食感の後、旨味のあるジューシーな肉汁が溢れ出てくる。あ〜美味しい。そのままでも十分楽しめる上に餡の風味が濃すぎないから、何個でも食べられちゃう。紅生姜であっさりいただくのもいいのよね。 肉汁を余すことなくいただくべく、端っこの尖った部分を少し食べて、出てくる肉汁を楽しんでから残りをいただくのがお決まり。黒烏龍茶片手に食べるの、幸せ。 ほっくり焼き上がったにんにくの香りがたまらない青菜炒めに、チャーシューの魅力が感じられるパラパラの炒飯。お皿がテーブルに届く度に歓声が上がる。ずっと食べてみたかったふわとろオムレツは、崩すのを躊躇う美しさ。ナイフ越しに感じる質感にドキドキしながら、ぱっかーん(下手)。ふわとろの玉子に甘めの黒酢あんが絡んで美味しい〜。これは、もはや飲み物。 最後は濃厚杏仁豆腐。名前に偽りなしの濃厚さで、締めくくりにぴったり。口にした後、後半で香ってくるあの風味は杏仁の香りなのかしら?どこか華やかさのある、嗅いだことのある匂いなんだけど、これ!ってものが浮かばなくて気になった。 次は海老チャーハンも食べたいなあ。岐州スタートだと食べ終わっても早い時間なので、夜が長く感じられて嬉しい。この後の玉宮食べ歩きの記録はまた後日。
2023/06訪問
1回
【鉄板焼き豆腐/ホルモン/いか焼き/ラムネ】 高山の夜は、久しぶりの国八食堂さんへ突撃。今回は欲張って焼き豆腐、ホルモン、いか焼きの3種類をオーダー。運ばれてきた大きな鉄板の上で音を立てて登場する姿に、思わずテンションが上がる。伝わってくる熱気といい匂いがたまらない。 まずは定番の焼き豆腐。油でカリッと焼き上がったお豆腐にお醤油の香ばしさが加わって美味しい〜。熱々を頬張ったらはふはふタイム。冷ます時間を待てずに口にして火傷するお決まりパターン。お豆腐がこんなに進むメニュー、他にあるかしら。 お次はホルモン。お味噌でしっかり味付けされたホルモンは、やや厚めにカットされた玉ねぎとの相性抜群。程よく食感が残りつつ甘みのある玉ねぎが、いい仕事してる。お酒を飲まない私もついビールを思い浮かべる。 最後はイカ焼き。鉄板いっぱいに並べられたイカにたっぷりの葱、タレがじゅうじゅう音を立てるライブ感に大はしゃぎ。肉厚でぷりっと弾力のある食感に、噛めば噛むほど広がる旨味。部位ごとに違った食感を楽しめるのも素敵。全体的に濃いめの味付けも、寒い地域の歴史を感じる。 どれも美味しくて満たされた〜。ほかほかに温まった身体で外に出ると、すっかり秋らしくなった冷たい空気がふわり。お鍋や鉄板料理が美味しい季節がまたやってくる、とわくわくでお宿に向かった。
2022/09訪問
1回
【シェフのおまかせコース】 この日は、移転前にお邪魔して以来のラモーニー・ドゥ・ラ・ルミエールさんへ。以前うかがったのはかなり昔で、私が覚えているのは大理石のようなもの作られたバターの器のみという、なんともお粗末な記憶力。この上にお店が?と半信半疑でレトロなマンションのエレベーターに乗り込む。開いた扉の先には、素敵な空間が広がっていてびっくり。 席からは岐阜城と長良川が見える、素敵な眺望。岐阜で生まれ育って、岐阜城も長良川も見慣れた景色だと思ってたけど、違う表情を見たようでドキッとした。日が沈んで、空の色が変わっていくのをゆったりと眺める穏やかなひととき。 この日のメニューは ◎小さなアミューズの一皿 ◎あんこうの肝ゼリー寄せとアスパラのサラダ仕立て ◎穴子と茄子のヴィヴァロワ風 ◎おこぜのフリット レモンソース ◎仔羊のロースト ◎デザート おこぜのフリットは、表面はさっくり中はふわふわで、上品な味わい。レモンソースはレモンが強すぎなくて、風味も酸味も絶妙な存在感だから、フリットを綺麗に引き立たせてる。しっとりやわらかな仔羊のローストは、噛むほどに旨味が広がって幸せ。 デザートはなんとフルーツ、ケーキの二皿が順に登場するスタイル。ケーキはガトーショコラ、フォンダンショコラの二種類から選べたので、それぞれを二人で頼んで少しシェア。ブランデーの効いたガトーショコラの濃厚な味わいも、フォンダンショコラの芳醇な風味もたまらない。どちらも同じチョコレートを使用しているんだとか。 食いしん坊の私も満たされるボリュームや、フレンドリーなスタッフの方の接客も印象的。お皿が運ばれてくる度に、そのビジュアルにわくわくして、美味しさに何度も笑みが溢れちゃう、なんとも幸せな正統派フレンチコース。心満たされるひとときだった。
2023/06訪問
1回
【焼き餃子/麻婆豆腐/青菜炒め/地鶏焼き/本日の赤身/ハラミ/ホルモン(塩)/にんにくのオイル焼/タンメン/炒飯】 中華も焼肉も食べたい気分だったので、今だ!とあかね家さんへ突撃。ジビエが有名だけど、またのお楽しみ。 まずはらさらりとした油感のシャキシャキ青菜炒めでスタート。お次は焼き餃子。肉肉しい餡から溢れるジューシーな肉汁に、おもわずにやにや。下味がしっかりついてるから、タレなしでもぱくぱく食べられちゃう。 麻婆豆腐は痺れと辛さと旨味が絶妙で、一口食べたら止まらない味わい。白ごはんを頼んだ自分を褒めてあげたい。 臭みのないお肉達の中でも、お店の推しである地鶏と牛ホルモンは特に印象的。旨味が濃い鶏肉は、ブラックペッパーと甘めのタレをつけて食べれば、その美味しさがより引き立つ。牛ホルモンは、飲めちゃいそうなくらい、くどさ皆無の質の良い脂。焼き上がった皮も柔らかくて口当たりもいい。 〆にいただいたのは炒飯とタンメン。鶏ガラスープのシンプルな味わいに野菜の旨味が溶け込んでいて、沢山食べたあとでもするする食べられちゃう軽さとコク。パラパラ炒飯もあっさり。 中華って濃いめでがっつりしたイメージだったけど、あかね家さんの青菜炒め、タンメン、炒飯は優しい味わいでなんだか癒やされた。
2022/04訪問
1回
【鶏白湯(全のせ)/鶏中華(醤油/全のせ)】 この日お邪魔したのは各務原にある人気店、ラーメン翼さん。平日でもオープンを待つお客さんで列ができる人気ぶり。店内は木目調ベースの内装。いい意味でラーメン屋さん感が強くないから、女性一人でも入りやすい雰囲気。 席に座ると、スープのいい香りが漂ってきて食欲をそそる。今回は鶏白湯、鶏中華(醤油)をそれぞれトッピング全のせでオーダー。 まずは、鶏白湯。レンゲ越しに伝わるその濃厚さにドキドキする。飲んでみると、なめらかでクリーミーな口当たり。濃厚なのにくどさがなくて美味しい〜。麺を持ち上げるとスープがしっかりと絡んで、食べ応えもある。お味がしっかりしてるから、半熟玉子 × スープ × ごはんで〆るのもいいなあ。 鶏中華は、鶏と魚介を合わせたスープに3種の醤油を加えた中華そば仕立て。麺を啜るとスープのいい匂いが鼻に抜けていく。醤油であっさりとしつつも、味や香りに厚みがある。生姜や葱の風味が感じられて、後味もいい。 しっとりやわらかなチャーシュー2種類は、噛むほどに旨味が広がって思わずにやける。一緒に食べるスープが違うと、また違った表情が楽しめるのも素敵。 麺の細さが選べたり、鶏白湯に魚介スープを合わせたWスープ、つけめんとバリエーションも豊富で、何を食べようか悩むのも楽しそう。 ラーメンはブラッシュアップを重ねているから、オープン当初と今とではまた味わいが違うとのこと。これだけの人気店でありながら、さらなる"美味しい"を更新していく店主さん。その眩しい姿とラーメンのお味に、行列ができる人気ぶりにも納得だった。
2024/03訪問
1回
【おまかせディナーコース】 この日お邪魔したのは、大垣のCUCINAさん。ミシュランガイド掲載のイタリアンに、お邪魔する前から期待が高まる。 店内に足を踏み入れた瞬間、思わず声が出る。アルミ製の調理器具が敷き詰められた壁の華やかさに、モノトーンの店内、木目調のカウンター。お店の奥には石垣と緑が見えて、圧迫感なく、この迫力の壁がしっかり映えてる。お料理をいただく前からわくわくが止まらない。 コース開始とともに感じたのは、カウンターと同じ高さで、遮るものなくシェフの手元を見ることができる臨場感。こんなに近くで見るのは初めて。シェフの手の中で仕上げられていくお料理の数々から目が離せない。 お料理はどれも本当に美味しくて、香りの立ち方一つとっても立体感がある。一皿一皿、口にするたびに自然と頬が緩む。創造性の高いお料理の数々は、軸がしっかりしているからこそできる技なんだと実感する味わい。 目の前で素材が料理へと変化していく様子を眺めて、変身を遂げたお料理達が手元へと運ばれ、見て香って食べて自分の中で花開く感じ。まるで、魔法使いのライブを見ているようだった。この言葉があの感覚を上手く表現できているかは分からないけど、それくらい非日常的な刺激に溢れてた。 コース内容(覚書) ◎雲丹のカッペリーニ オレンジの香り ◎フォアグラのピーナッツ最中 ◎帆立フライ タルタル キャビア添え ◎カラスミとゴルゴンゾーラのロワイヤル ◎シャインマスカットのモッツァレラサラダ ◎白ナスのカルボナーラ 生ハム添え ◎フォカッチャ ◎卵のトリュフがけ ◎ポルチーニ茸のフリット ◎ボロネーゼのカプチーノ ◎ブリのパイ包み ブールブランソース ◎牛の心臓 ◎とうもろこしと黒トリュフのリゾット ◎ドルチェ 独創的な器や和食器が使われていたのも印象的。テンポ良く料理が提供される、シェフ率いるチームのオペレーションも凄いなあ。食にまつわるエピソードやジョークを交えながら料理の説明をされる、シェフのチャーミングな姿も素敵。 CUCINAさんの世界観にすっかり惹き込まれて収まらない高揚感と余韻に、帰り道もにやけちゃった。
2023/11訪問
1回
【ディナーコース(12,000円)】 この日は、お久しぶりのよし奈さんでディナー。予約困難店とあって次お邪魔するまでに間があくから、忘れた頃にご褒美がやってくるような、そんな感覚。前回来た時から季節も変わって、暖簾を揺らす風が気持ちいい。 ホタルイカと季節の野菜(マイクロ春菊なるものの存在を創めて知った)、せとか、白味噌と酢味噌を使った前菜からはじまり、一つ一つが本当に美味しくて食べるたびに笑みが溢れる。 目にも楽しく食べて心満たされるお料理たちに、よし奈さんに来たことを実感。そして、それぞれの説明を聞くたび、その工程にかかる時間と手間を想像して頭がクラっとする。(一つ一つ感想を書くと、以前のように長文になりそうなので割愛笑) 心満たされる創作和食と、本格的な洋菓子で締めくくられるディナーに、食べ終わったそばから余韻ひたひた。 今回は、産休でお休みされていた女将さんと天使のような娘さんの姿もあって、さらに幸せな気持ちでいっぱいになった。 【ディナーコース】 この日は楽しみにしていた、よし奈さんでのディナー。その美味しさを知っていると、お店へと向かう足取りも自然と早くなる。前回のランチを思い出しながら、夜はどんなメニューがいただけるんだろうとわくわくで扉を開ける。 前回よりもキッチンに近い席だったので、盛付けの様子や動きが見えて嬉しい。丁寧に仕上げられたお料理を前に、説明を聞きながらその工程をイメージするこの時間も好きだなあ。 ディナーが始まると、お皿が運ばれてくる度に幸せが花開く。歯ざわりのいい鮑に、口の中で溶けていくように甘みが広がるオマール海老。噛むほどに旨みが溢れるお肉と、ソースの味わい深さ。一つ一つ書いてたら前回に負けない長文になっちゃうから自重するけど、どれも美味しくて口にするたびにやにやが止まらない。 一品ごとに手間ひまかけて丁寧に作られたお料理はどれも、素材の魅力がしっかりと感じられつつ繊細な味わい。前回いただいて印象的だったクレメダンジュと小菓子で締めくくられるコースは、最初から最後までずっと幸せだった。 ランチとはまた違った豪華さもディナーの魅力。次またお邪魔できる日が今から楽しみ。 【special lunch(完全予約制)/季節のクレメダンジュ】 予約一年待ちと噂のよし奈さん、念願叶ってやっとこさ突撃。店内は洋風の造りで、和食料理店というより喫茶店に近いカジュアルな内装。オープンキッチンで、調理されている様子が見えるのも素敵。 ◎前菜 栗の冷やし茶碗蒸し。鬼皮も使って出汁を取り、マスカルポーネを使ったソースにデラウェアが添えられてる。栗の風味と甘味が主役ながらも、マスカルポーネとデラウェアがさり気なく華を添えていて不思議と合う。一品目を食べ終えた時点で、この先のお料理に期待しかない。 ◎椀 秋刀魚の真薯とお野菜の椀物。椀物でクセの強い青魚を使ってるお店って、珍しい気がする。臭みのない秋刀魚の旨味とふわふわの真薯、お出汁の美味しさのバランスが絶妙。 ◎季節の一品 お刺身(炙り鰆、雲丹、鮪)に、西洋葱やフェンネル等お花をあしらった一品。登場した瞬間、ため息が漏れてしまう程可愛らしい、女性的なビジュアル。どれもお魚の風味と魅力がぐっと濃く感じられて、鼻に抜ける香りや余韻まで幸せ。 エディブルフラワーってある程度大きさがあったり、口当たりや風味でどうしても存在感が出てしまうイメージだったかど、こちらはその感覚が全然なかった。 ◎シェフの一品 北海道産帆立ソテー。手前には落花生のソースに、落花生の皮を煮て作ったキャラメルソース。添えられているのは胡桃のキャラメリゼにマッシュルーム、梨、イチジク。肉厚で旨味が凝縮されたホタテはバターとの相性抜群。落花生のソースのコクやキャラメルの甘みがまた合う。帆立以外の食材との構成が新鮮で面白いけど、きちんと計算されているのを感じるバランス感。 ◎魚料理 鮎(7時間蒸して揚げたもの)、万願寺唐辛子のソース、牛蒡と桜えび、生姜ソース、薩摩芋(うろ覚え)の松風焼き。岐阜で生まれ育って鮎は色々食べたつもりだったけど、こんなにふわっふわな鮎は初めて。表面のさくっとした食感からしっとりふわふわ食感へと変化して、鮎の味が口に広がる流れはたまらない。スイーツかと思うくらい薩摩芋の甘みが感じられるなめらかな松風に、牛蒡と桜海老が香るサクサクの揚げ物。一皿の中で味や食感のコントラストがついて楽しい。 ◎肉料理 黒毛和牛ランプ肉に信長椎茸、生胡椒。噛むほどに旨味が広がるお肉の魅力は勿論、ソースがまた良いお味なの。生胡椒でアクセントを効かせて食べたら、にやにやしちゃう。肉厚でジューシーな椎茸は、付け合わせ以上の存在感。 ◎ご飯、味噌汁 インカのめざめを使った炊き込みご飯、いぶりがっこと鰹の佃煮。インカのめざめは、じゃがいもなのに薩摩芋と錯覚しそうなくらい甘みがある。御飯の量が選べるとのことで普通盛りにしてもらったけど、これは大盛りにすべきだった。 ◎デザート 季節のクレメダンジュはフロマージュに、イチジクと赤ワインのコンポート。創作和食店で洋風スイーツまで楽しめるなんて想像してなかったから、美味しいデザートにまた衝撃を受ける。コースの最初から最後まで、隙なく美味しさが溢れてた。 お料理が運ばれてくる度、繊細な盛り付けに目を奪われて、説明を聞く度、その工程の奥深さと食材の組み合わせの新鮮さに驚くばかり。旬のものを使いながら、それぞれの素材の魅力を贅沢に感じられるお料理の数々はどれも本当に美味しくて、心と五感が満たされる素晴らしいランチだった。 スペシャルランチ4,800円の価格設定は絶対おかしいと思う。コスパ云々どころか、恐縮するレベル。帰り際に次の予約もさせてもらえたから、またお邪魔できる日が今から楽しみ。
2024/03訪問
3回
【上塩タン/和牛カルビ/和牛ロース/希少部盛合せ(3種)/脂つきホルモン(味噌)/塩ミノ/中ライス/石焼ビビンバ/ナムル盛合せ/もつ鍋(塩)/ちゃんぽん】 去年お邪魔して以来、通いたいお店の一つになった芭蕉苑さん。今回も焼肉ともつ鍋をいただきに突撃。 どのお肉も旨味がしっかりしててたまらない。程よく脂が乗りつつも胃が重くならない。何食べても美味しいもんなあ。お肉のお供は勿論つやぴかご飯。お肉の味を引き立たせるタレも魅力。 希少部位の盛り合わせは幸せそのものなので、5種盛りやコースも頼んでみたい。 気付いたらほとんど前回と同じオーダー内容。今回初めて食べた石焼ビビンバは味に深みがあって、これまで食べた中でベスト3に入る美味しさだった。迷いつつ頼まなかったカレーを含めて、ご飯物やサイドメニューも開拓しなくちゃだ。 〆は勿論もつ鍋。今回はスープを塩味でオーダー。湯気と共に香るにんにくと、臭みの全くないぷりんとしたホルモン、具材全部の美味しさが溶けたスープは最高。モツ鍋屋さんに来たのかと錯覚するくらいのクオリティ。 写真を見返してたら、また食べたくなってきちゃった笑 【塩タン/和牛カルビ/キムチ盛り合わせ/希少部位盛り合わせ(三種盛り合わせ 華)/脂つきホルモン(味噌)/中ライス/博多牛もつ鍋(胡麻香る醤油)/ちゃんぽん】 気になっていたこちらのお店。向かってみると、小学生の頃に一度焼肉を食べに来た場所(店名は覚えてないけど違う焼肉店)でびっくり。時の流れを感じながらいざ突撃。 焼肉は全体的に脂がのって柔らかく、少量でも満足感のある美味しさ。希少部位に関しては、よく食べるハラミですらこれまでに食べたことのない感じ。噛んだ瞬間じゅわっと溢れる。どれも美味しくて、満たされる。 嬉しいことにここではもつ鍋もいただける。焼肉からのもつ鍋なんて最高。にんにく香るスープは濃すぎず、焼肉後でもあっさりいただける。ごぼうが入ったもつ鍋って初めてかも。〆は京都から麺を取り寄せてるというちゃんぽん。もっちりした麺はスープとの相性抜群で、ちゅるりと完食。 焼肉だけじゃなくもつ鍋、そして〆まで食べられる3stepって凄い。食いしん坊大喜び。個人的に重視してる白ご飯も、ふっくら艷やかで美味しくてテンション上がった。
2021/06訪問
2回
【季節のおまかせコース/アールグレイ オハラ】 この日は、ずっと行ってみたかった和らんさんでお食事。Google Mapの位置情報を頼りに向かうと、飲食店らしからぬ外観。何度も通ったことのある場所なのに、ここにお店があるなんて今まで気付かなかった。 どこか無機質な入口から着物姿の女将さんが現れて、中へと案内される。店内は間接照明と和モダンなデザインが印象的な落ち着いた雰囲気で、文字通り隠れ家のような場所。どんなお料理がいただけるのか、期待が高まる。 (お料理一つ一つのコメントを書いていると、文章量が大変なことになりそうなので一部割愛。) 竹炭で黒く色付いた球体は、アメリカンドッグ。口にした瞬間、帆立と烏賊の香りがふわりと広がって、クールな見た目とのギャップにドキッとする。抹茶クレープで包んだ鮎のリエットに、発酵ソースを使ったピリ辛稲庭うどんと、趣向を凝らしたお料理が続く。 お吸い物は、からすみ入りの餅巾着。お汁のいいお味に心ほぐれる〜。巾着を開くとからすみがゆっくりと溶け出して、キラキラと光を反射しながらお椀の中を橙色へと染めていく。お吸い物にからすみの風味、程よい塩気が加わって、さっきまでとはまた違った表情に。なんだかもう、組み立て方が芸術的。 真魚鰹のカツは、目の細かな衣のクリスピーな食感と、ふっくら柔らかくて上品な味わいの真魚鰹とのコントラストが絶妙。甘酢茄子の酸味がいいアクセント。続いて提供された時鮭の大根ソースは、程よく脂の乗った身と優しい味わいのソースで、ふわふわと浮かんでいるような感覚になる。 お肉料理は、なんと鹿肉。写真では伝わりづらいけど、鹿のすじ肉を使った肉じゃが乗せ。上品な鹿肉の旨味を噛み締めてにやけ、鹿肉と野菜の魅力が凝縮された肉じゃがに思わず笑っちゃう美味しさ。てっぺんに乗せられた牛蒡が繊細な細さで素揚げされていて、牛蒡の香りを出しつつ食感で強く印象付けすぎない、主役を引き立たせるような奥ゆかしさがあった。 そしてここで、まさかのお寿司の登場。ここまでのお料理に加えて、鹿肉からのお寿司という贅沢な流れに狼狽える。これがまた一つ一つが本当に美味しいの。 特に印象的だったのは、可愛らしくも存在感抜群だった、いくら丼。蓋を開けるといくらがたっぷり敷き詰められていて、きらりと輝く姿はもはや宝石のよう。掬って食べた瞬間、幸せの波に飲み込まれていく。生と半熟の2種類のいくらが使われているから、色の抑揚だけでなく、口の中でぷちっと弾ける食感の違いも楽しめる。 「お腹に余裕があれば…」とお声がけいただきお願いした、海老のカレー。これ、「余裕があれば…」で出てくるクオリティじゃなかった。ルーを口にした瞬間の濃厚な海老の風味は、殻から出汁をとってるであろう本格的な味わい。この頃になると、美味しいもののオンパレードに脳が混乱してた。 お品書きのない季節のおまかせコース。次は何だろうとわくわくしながら待つ時間も、お料理が提供された瞬間に動く心も、食べ終えた後の余韻も、お料理が提供される合間の余白がより一層引き立たせてくれた気がする。素材やお皿の取り合わせも素敵だったなあ。 ビオワインが豊富なお店だけど、意外にもノンアルコールも充実。お茶のラインナップに惹かれて頼んだのはアールグレイ オハラ。お煎茶にベルガモットの香りを纏わせたものらしい。一口飲んでびっくり。まろやかな口当たりにはじまり、ベルガモットの爽やかな香りが広がった後、すっきりとした余韻が残る。お食事の合間に飲んでも、流れを乱さない味わいだった。ワインとのペアリングを考えるように、ノンアルコールでも繊細なお料理と愉しめるようなドリンク選びをされているんだろうな。 隠れ家のような場所でいただく、五感が喜ぶ創作和食の数々。お店を出た瞬間、現実に戻ってきたような錯覚にすらなる、素敵なお店だった。また必ずお邪魔したい。
2023/08訪問
1回
【中華そば(並)/味付け玉子】 高山でのお昼にお邪魔したのは、麺屋しらかわさん。行列必至の人気ラーメン店。列に並び、中華そばに思いを馳せながら順番を待つ。お店の前に辿り着くと、「次は私達の番…!」とそわそわ笑 暖簾をくぐると、長いカウンターとその先にテーブル席が。待っている間にオーダーを取ってもらっていたので、間もなくして中華そばの登場。高山らしい濃い色合いのスープに、具材がよく映える。味付け玉子が小さかったから、と3個乗せていただけて小躍り。 テーブルに運ばれてきた瞬間から漂ういい香りがたまらない。まずはスープをごくり、美味しい〜。お出汁の効いた醤油ベースのスープで、醤油の風味がありながら辛さや尖った感じがない、少し甘みもある味わい。お邪魔したのは2月と言えど、雪の残る高山はまだ寒かったので、外待ちで冷えた身体にしみる〜。 麺は、細縮れ麺。スープが絡んで、啜るたびに香りが立つ。炙ったチャーシューにとろとろの半熟玉子、ブラックペッパーで程よく引き締まる感じも素敵。最初の一口で顔を見合わせて以降、ノンストップで食べちゃった笑 深みのある一杯とお店の方のホスピタリティに、行列にも納得。昨年夏にオープンした麺屋しらかわ 別邸さんでは、予約ができたり別邸オリジナルメニューがいただけるらしい。夜営業もされてるみたいだから、次回はこちらにもお邪魔してみたいなあ。 平日12時前にお邪魔して、30分強並ぶと席につくことができた。
2024/02訪問
1回
【きぬかつぎ/茄子の煮浸し/海老串/お刺身(鮪、コチ)/じゃこご飯】 ずっと行ってみたかった、やぶれ傘さん。急遽予定を組んだから予約してなかったんだけど、ダメ元で開店後間もなくに突撃してみたら運良く入れた!(空いているのは全て予約席) コの字型のカウンターには、焼き物の具材や大皿に乗ったお惣菜がずらり。メニューがないので、見たり聞いたりしたものを頼むスタイル。お惣菜をぐるりと見て回ったら、席に戻って早速オーダー。女将さんが気さくに話しかけてくださって、常連さんは勿論一見さんでも入りやすい。 ◎お通し 長芋、ブロッコリー、椎茸の和え物。ごろりと大きくカットされた具材が、長芋の粘りでまとまった一品。あっさりしつつ、旨味があってお箸が進む。お通しとは思えないボリュームも嬉しい。 ◎きぬかつぎ 初めて聞く名前に興味津々。小さい里芋のことだそう。切り込みを入れてあるから、おしりをぎゅっと押せば中身がつるんと出てくる。生姜醤油をつけていただいたら、自然な甘みと旨味が引き立つ。これ、ぱくぱく食べちゃう。 ◎茄子の煮浸し 大ぶりの茄子が丸ごと煮てある、豪快スタイル。お箸を入れた瞬間わかる、その柔らかさにわくわく。口にしたらとろりと溶けるような食感の後、お茄子の風味と旨味がじゅわりと広がる。美味しい〜。しっかり味がしみつつ濃すぎない、絶妙な塩梅。魚のアラと思われる具材も入ってたから、奥深い旨味の正体はこれなのかも。ピーマンの苦味も角がとれてて素敵。 ◎海老串 海老に豚肉を巻いて焼き上げた海老串。必ず頼もうと思ってたメニュー。お皿を受け取ったら、そのボリュームにテンションが上がる。一口食べると、豚バラ肉の旨味に、海老の風味が飛び込んでくる。塩胡椒と青じそを使ったシンプルさが、素材の魅力をしっかり引き立ててる。これも美味しい〜。立派なサイズの海老は味がしっかりしてて、豚肉に負けてない。串を置くことなく、夢中で食べちゃった笑 ◎お刺身(鮪、コチ) 本日のお刺身から選んだのは、鮪とコチ。どちらも綺麗で思わず見惚れちゃう。中トロ?って思うくらい脂の旨味を感じる鮪と、上品な甘さと歯ごたえのあるコチ。どちらも美味しくて、食べてる間ずっとにやけてたと思う。 ◎じゃこご飯 たっぷりのじゃこ、茗荷、葱の上に卵黄が乗ったじゃこご飯。これも、必ず食べると決めてたメニュー。登場した途端、そのビジュアルにテンションが上がる。黄身に翻弄されつつぷつりと割ったら、好みで混ぜていただきます。 合わないわけがないこの組み合わせ、口にしたら思わず笑みが溢れる。和える前にじゃこに少しお醤油を垂らすんだとか。塩辛さのないお醤油の風味がふわりと広がって、スプーンが加速する。沢山食べたあとでもぺろりと食べられちゃう、〆にぴったりな一品。 何食べても美味しくて、時間が許すなら全メニュー食べたくなっちゃった。その日によってお惣菜も変わるから、行くたびに楽しめそう。しかもリーズナブル。近くにあったら絶対通いたいくらい、素敵なお店だったなあ。平日にも関わらず次々と訪れるお客さんが、お店の人気ぶりを物語ってた。
2022/05訪問
1回
【生タン塩/店主お任せ盛り/手作りナムル3種盛り/味付き煮卵/つや姫(小)/ほうじ茶ソフトクリーム】 この日は、思いつきで古登里さんへ突撃!ダメ元でランチの予約できるか電話したけど、案の定予約でいっぱいだったので夜ご飯でお邪魔することに。日が沈み初めて看板に明かりが灯れば、一気に雰囲気が出る。古民家を改装した造りの店内は個室が並んでいて、ゆっくりとくつろげる空間。 まずは、牛タン。思わずごくりと喉が鳴っちゃうビジュアルにドキドキしながら、網へと乗せる。食べごろを見計らって、ぱくり。うわ、美味しい〜。柔らかくて、噛むとじゅわりと肉汁を感じる。レモンの爽やかな香りと塩の風味で、序盤からご飯が加速しちゃう。 お次は、店主お任せ盛り。テーブルに運ばれてきた瞬間、サシの入り方に笑みが溢れる。お肉に意識を持っていかれてたので、店員さんの説明が半分くらいしか頭に入ってこなかった(ごめんなさい)。このお肉、口にした瞬間から脂の甘みが押し寄せてくる。焼きしゃぶにいたっては、薄切りだからこそ食感や口溶けが良くて、飲み物要素すらあった。脂を感じるお肉はやっぱり山葵塩がよく合うな〜。 デザートに頼んだほうじ茶ソフトクリームはイメージしてたよりもたっぷりで、食べる前からるんるん。ほうじ茶を飲んでいるかのような、濃い風味が美味しくて食後にぴったり。次回はランチでお肉のひつまぶしを食べに来なきゃ。
2023/03訪問
1回
【ロースカツA】 ※過去の写真を掲載してます。 名前をよく見るけど、行ったことなかったお店。とんかつ好きとして食べないわけにはいかない。 注文後間もなくすると、お肉を揚げる心地良い音といい香りがお店に広がる。写真じゃ伝わりにくいかもしれないけど、ボリュームがすごい。そして今にもお皿から溢れそうなお味噌。ご飯もしっかりあって、食べる前からもう幸せ。 サックリ軽い衣の向こうには旨みがしっかりした豚肉。濃いめのお味噌がまたいい。美味しくてご飯もキャベツももりもり食べちゃう。 やっぱりとんかつと言ったら味噌。無心で食べちゃうわ。
2020/04訪問
1回
【特製ワンタンメン】 9月29日にグランドオープンされた、多治見のワンタン麺専門店 たゆたふさん。間借り営業ぶりに、やっとこさ突撃。コンクリート張りのスタイリッシュな店内は、女性一人でも入りやすい雰囲気。 間もなくして運ばれてきた特製ワンタンメンは、背景になる淡いグレーのカウンターとダウンライトの光で、凛と佇んで見える。透き通ったスープと綺麗に並んだ具材、ゆらりと揺れる雲呑に胸が高鳴る。 まずはスープを一口、美味しい〜。優しい味わいながらもコクと旨味があって、身体に染み渡る感じ。後味はあっさり。間借り中にいただいたのが結構前だから気のせいかもだけど、以前より味の輪郭がくっきりしてる気がする。つるもち食感の麺は、啜り心地も食感もタイプ。 スープと麺を楽しんだら、大好きな雲呑をレンゲでお迎え。冷めるのを待てずに口にして火傷するのと、餡をかじった時のわくわく感は雲呑の醍醐味。肉汁のぎゅっと詰まった肉雲呑に、ぷりぷりで弾けるような食感のエビ雲呑。どちらも美味しくて、口にする度にやにやしちゃう。 赤叉焼や味玉もいい塩梅で、白いご飯が頭に浮かぶ。次お邪魔する時は、ダイブ飯セットにしてみようかな。
2023/10訪問
1回
【上丼/ひつまぶしホワイト】 郡上の夜に突撃したのは、うなぎの魚寅さん。色んなお店が並ぶ新町通を歩く度に気になってたお店。郡上踊りに向けて人が増える郡上の町で、うなぎを焼く煙の香りと行列すら風情を感じる。 頼んだのは上丼とひつまぶしホワイト。上丼の蓋を開けた瞬間目に飛び込んできたのは、丼からはみ出す立派な鰻。焼き目とタレが作り出すグラデーションに気持ちが高まる。鰻を食べてみると、表面はサクッ、中はふわふわ。鰻の上質な脂と旨味、タレの風味が合わさって美味しい〜。お米の炊き加減もタイプ。 初めて見る!と頼んだひつまぶしホワイトは、白焼きひつまぶし。ご飯が見えないくらいたっぷりの白焼きは、ふんわりとした身に出汁醤油、刻み葱、刻み海苔の風味がよく合ってて、タレを使った鰻とはまた違う魅力がある。 卵黄、郡上味噌、薬味でお茶漬けにと色んな楽しみ方ができて嬉しい。 郡上に住む友人曰く、毎月7のつく日はお得に鰻がいただける感謝イベントがあるんだとか。夏の郡上も大好きだけど、涼しい季節にゆったりと過ごすのもいいのよね。遊びに行った時にはまたお邪魔しよう。
2023/07訪問
1回
【鶏の泡G 担々麺(にんにく有)】 前回迷った"鶏の泡G 担々麺"が諦められず、麺屋 一幸さんへ再び突撃。期間限定メニューなのでまだあるかドキドキしたけど、食券機に名前を見つけて一安心。 にんにくの欄に○を付けて待機。案内されたのは、お一人様用カウンター。ラーメンに集中できる素敵仕様に内心小躍り。厨房に漂う湯気を眺めながら待っていると、お目当ての担々麺が登場。 スープを飲んでみるとクリーミーな口当たりの後、辛さが穏やかに広がる。その味わいに「!」となって、麺を啜る。うわ、美味しい〜。泡を纏った麺は口に入れた瞬間ふわっとした感触で、麺に届くともっちりとした食感。縮れ麺にスープがよく絡んでお箸が止まらない。 濃厚で旨みがありつつも重さはないから、麺を大盛りにしても食べられそう。気付いたらほとんど食べてたので、味変アイテムは"はちみつオレンジ酢"のみ使用。マイルドな甘みと酸味が加わってナチュラルな変化が楽しめた。次お邪魔する時もあってほしい笑 平日11時10分頃お邪魔して、待ち2組。 【汁なし担々麺 ビャンビャン麺ver.(野菜並、にんにく有)】 ラーメン欲が高まっていたところのビャンビャン麺情報で、お久しぶりの麺屋 一幸さんへ突撃。券売機を前に泡の鶏G担々麺と悩んだけど、この日を逃したら食べられなさそうなので意を決してボタンを押す。 間もなくして運ばれてきたのは、綺麗な山型を描くビャンビャン麺。ドキドキでお箸を入れると幅広の麺が顔を出す。うわーこのビジュアル、テンション上がる。 よく混ぜてからぱくり、美味しい〜。花椒の香りとじんわり汗が滲むシビ辛具合。もっちりとした麺が旨みのある肉味噌を纒って、癖になる味わい。にんにくの香りや砕いたカシューナッツ?の食感がいいアクセントになってる。"しっとり"と"ほろほろ"2種類のチャーシューも楽しめて嬉しい。 ビャンビャン麺は12月19日迄の提供だそう(反応が良ければ延長も検討されるとのこと)。他の麺も気になるし、またお邪魔しなきゃ。 【濃厚つけ麺】 この日は気になってた一幸さんへ突撃。目の前が一柳商店さんなので、焼肉とラーメンが向かい合うという、思わずにやけちゃう景色。 鶏白湯もあるみたいだけど、今回はお目当てのつけ麺をオーダー。小麦の練り込まれた艶のある麺は喉越しバッチリかつ、もっちりした程よい弾力。つけ汁は魚介の効いた濃厚スープで麺によく絡む。 玉ねぎが散らしてあったり、すだちで爽やかなアクセントがつけられるのがわ嬉しい。鶏もレアもチャーシューはしっとり旨味がある。 お酢や唐辛子を加えて味変できるということで両方トライ。どちらも雰囲気は変わりつつも、ベースの良さがちゃんと残るような変化が素敵。お酢も酸味が強くないから馴染みやすい。個人的に、このお酢を入れた変化がタイプだった。
2024/01訪問
3回
【乗ってるオムライス トキワ(1.5倍)/チーズサラダ(オムライス トキワ/エッグサラダ)】 オムライスが食べたくて久しぶりに突撃したのは、関のトキワさん。オムライスの美味しさを知ってるからこそ、メニューを見るたびにお値打ちでびっくりする。 まずはサラダの登場。サラダが見えないくらい山盛りのチーズがもう幸せ。チーズ単体で食べても不思議と飽きがこない。にんにくの香るドレッシングと合わされば、フォークが止まらなくなる味わい。このチーズを少し残しておいて、オムライスに加えて食べると二度楽しめて好きなんだよね。 そしてお待ちかね、乗ってるオムライス トキワ。お皿を動かすとたゆんと揺れるオムレツに、思わずきゅんとする。ぱっかーんしたビジュアルもいいけど、食感的にはそのまま食べたい…!と葛藤した結果、半分だけぱっかーん。 スプーン越しの感触にドキドキしながら進めると、切れ目から上がる湯気。開いていくと、ドレスが広がるようにふわとろ卵が顔を出す。このビジュアル、たまらない。見た目を裏切らないふんわりとろとろ食感の卵は、チキンライスをも飲み物にしちゃうから恐ろしい。食べ始めたら止まらなくて、別添えのケチャップを忘れて半分食べ終えてた笑 そしてこれ、チキンライスも美味しいの。程よい食感の硬めのご飯に、しっかり味がつきつつも濃すぎない絶妙なバランス。ここで、サラダのチーズを投入。オムライスの熱で少し溶けたチーズと一緒に頬張れば、ふふっと笑っちゃう味に変身。 次はフレンチを食べてみたいなあ。今回1.5倍を頼んだけど、Wでも余裕で食べられちゃうんじゃないかしら笑
2023/01訪問
1回
【おまかせコース】 この日は瑞浪にある柳家さんへ、念願の突撃。日本全国だけでなく、世界からも来客のある名店。季節ごとに郷土料理がいただけて、冬にはジビエが楽しめる。 寒さで白く染まる息、入口から漏れる明かり、浮かび上がる柳家の文字。古民家を移築した建物と冬の空気が合わさって、趣ある雰囲気が漂う外観。お店の奥へと進み戸を引くと、囲炉裏を囲む席と焼き手の前女将さんの姿が。席につくと、時折パチパチと鳴る炭の音と肌に伝わる熱に、静かに胸が高鳴る。 串が焼かれていく様子を眺めながら、まずは前菜を。初めていただく蜂の子の佃煮はほんのり甘みがある。囲炉裏を囲んで、目の前で焼き上げられていく様を楽しみながら過ごす贅沢な時間。 いただいたのは鹿、猪、羆など普段いただかないものばかり。美味しさは勿論、どれも臭みや癖がなくて、それでいてちゃんと味の個性と魅力が感じられることに驚く。詳しいことは全然分からないけど、焼くというシンプルなスタイル故に、お肉の処理や火入れ加減一つで違いが出そう。 特に印象に残っているのは、鹿ロース。目で見て分かる脂のつきなのに、焼き上がったそれは重さを感じない。赤身の部分は柔らかさがありながら、あっさりとしてる。脂身と赤身のコントラストも含めて美味しい。柚子胡椒のアクセントがまた素敵。 猪と野菜の旨味が溶け込んだ猪鍋に、ふわとろの自然薯ごはんと、最後まで美味しくて幸せなひとときだった。