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【ディナーコース(12,000円)】 この日は、お久しぶりのよし奈さんでディナー。予約困難店とあって次お邪魔するまでに間があくから、忘れた頃にご褒美がやってくるような、そんな感覚。前回来た時から季節も変わって、暖簾を揺らす風が気持ちいい。 ホタルイカと季節の野菜(マイクロ春菊なるものの存在を創めて知った)、せとか、白味噌と酢味噌を使った前菜からはじまり、一つ一つが本当に美味しくて食べるたびに笑みが溢れる。 目にも楽しく食べて心満たされるお料理たちに、よし奈さんに来たことを実感。そして、それぞれの説明を聞くたび、その工程にかかる時間と手間を想像して頭がクラっとする。(一つ一つ感想を書くと、以前のように長文になりそうなので割愛笑) 心満たされる創作和食と、本格的な洋菓子で締めくくられるディナーに、食べ終わったそばから余韻ひたひた。 今回は、産休でお休みされていた女将さんと天使のような娘さんの姿もあって、さらに幸せな気持ちでいっぱいになった。 【ディナーコース】 この日は楽しみにしていた、よし奈さんでのディナー。その美味しさを知っていると、お店へと向かう足取りも自然と早くなる。前回のランチを思い出しながら、夜はどんなメニューがいただけるんだろうとわくわくで扉を開ける。 前回よりもキッチンに近い席だったので、盛付けの様子や動きが見えて嬉しい。丁寧に仕上げられたお料理を前に、説明を聞きながらその工程をイメージするこの時間も好きだなあ。 ディナーが始まると、お皿が運ばれてくる度に幸せが花開く。歯ざわりのいい鮑に、口の中で溶けていくように甘みが広がるオマール海老。噛むほどに旨みが溢れるお肉と、ソースの味わい深さ。一つ一つ書いてたら前回に負けない長文になっちゃうから自重するけど、どれも美味しくて口にするたびにやにやが止まらない。 一品ごとに手間ひまかけて丁寧に作られたお料理はどれも、素材の魅力がしっかりと感じられつつ繊細な味わい。前回いただいて印象的だったクレメダンジュと小菓子で締めくくられるコースは、最初から最後までずっと幸せだった。 ランチとはまた違った豪華さもディナーの魅力。次またお邪魔できる日が今から楽しみ。 【special lunch(完全予約制)/季節のクレメダンジュ】 予約一年待ちと噂のよし奈さん、念願叶ってやっとこさ突撃。店内は洋風の造りで、和食料理店というより喫茶店に近いカジュアルな内装。オープンキッチンで、調理されている様子が見えるのも素敵。 ◎前菜 栗の冷やし茶碗蒸し。鬼皮も使って出汁を取り、マスカルポーネを使ったソースにデラウェアが添えられてる。栗の風味と甘味が主役ながらも、マスカルポーネとデラウェアがさり気なく華を添えていて不思議と合う。一品目を食べ終えた時点で、この先のお料理に期待しかない。 ◎椀 秋刀魚の真薯とお野菜の椀物。椀物でクセの強い青魚を使ってるお店って、珍しい気がする。臭みのない秋刀魚の旨味とふわふわの真薯、お出汁の美味しさのバランスが絶妙。 ◎季節の一品 お刺身(炙り鰆、雲丹、鮪)に、西洋葱やフェンネル等お花をあしらった一品。登場した瞬間、ため息が漏れてしまう程可愛らしい、女性的なビジュアル。どれもお魚の風味と魅力がぐっと濃く感じられて、鼻に抜ける香りや余韻まで幸せ。 エディブルフラワーってある程度大きさがあったり、口当たりや風味でどうしても存在感が出てしまうイメージだったかど、こちらはその感覚が全然なかった。 ◎シェフの一品 北海道産帆立ソテー。手前には落花生のソースに、落花生の皮を煮て作ったキャラメルソース。添えられているのは胡桃のキャラメリゼにマッシュルーム、梨、イチジク。肉厚で旨味が凝縮されたホタテはバターとの相性抜群。落花生のソースのコクやキャラメルの甘みがまた合う。帆立以外の食材との構成が新鮮で面白いけど、きちんと計算されているのを感じるバランス感。 ◎魚料理 鮎(7時間蒸して揚げたもの)、万願寺唐辛子のソース、牛蒡と桜えび、生姜ソース、薩摩芋(うろ覚え)の松風焼き。岐阜で生まれ育って鮎は色々食べたつもりだったけど、こんなにふわっふわな鮎は初めて。表面のさくっとした食感からしっとりふわふわ食感へと変化して、鮎の味が口に広がる流れはたまらない。スイーツかと思うくらい薩摩芋の甘みが感じられるなめらかな松風に、牛蒡と桜海老が香るサクサクの揚げ物。一皿の中で味や食感のコントラストがついて楽しい。 ◎肉料理 黒毛和牛ランプ肉に信長椎茸、生胡椒。噛むほどに旨味が広がるお肉の魅力は勿論、ソースがまた良いお味なの。生胡椒でアクセントを効かせて食べたら、にやにやしちゃう。肉厚でジューシーな椎茸は、付け合わせ以上の存在感。 ◎ご飯、味噌汁 インカのめざめを使った炊き込みご飯、いぶりがっこと鰹の佃煮。インカのめざめは、じゃがいもなのに薩摩芋と錯覚しそうなくらい甘みがある。御飯の量が選べるとのことで普通盛りにしてもらったけど、これは大盛りにすべきだった。 ◎デザート 季節のクレメダンジュはフロマージュに、イチジクと赤ワインのコンポート。創作和食店で洋風スイーツまで楽しめるなんて想像してなかったから、美味しいデザートにまた衝撃を受ける。コースの最初から最後まで、隙なく美味しさが溢れてた。 お料理が運ばれてくる度、繊細な盛り付けに目を奪われて、説明を聞く度、その工程の奥深さと食材の組み合わせの新鮮さに驚くばかり。旬のものを使いながら、それぞれの素材の魅力を贅沢に感じられるお料理の数々はどれも本当に美味しくて、心と五感が満たされる素晴らしいランチだった。 スペシャルランチ4,800円の価格設定は絶対おかしいと思う。コスパ云々どころか、恐縮するレベル。帰り際に次の予約もさせてもらえたから、またお邪魔できる日が今から楽しみ。
2024/03訪問
3回
【上塩タン/和牛カルビ/和牛ロース/希少部盛合せ(3種)/脂つきホルモン(味噌)/塩ミノ/中ライス/石焼ビビンバ/ナムル盛合せ/もつ鍋(塩)/ちゃんぽん】 去年お邪魔して以来、通いたいお店の一つになった芭蕉苑さん。今回も焼肉ともつ鍋をいただきに突撃。 どのお肉も旨味がしっかりしててたまらない。程よく脂が乗りつつも胃が重くならない。何食べても美味しいもんなあ。お肉のお供は勿論つやぴかご飯。お肉の味を引き立たせるタレも魅力。 希少部位の盛り合わせは幸せそのものなので、5種盛りやコースも頼んでみたい。 気付いたらほとんど前回と同じオーダー内容。今回初めて食べた石焼ビビンバは味に深みがあって、これまで食べた中でベスト3に入る美味しさだった。迷いつつ頼まなかったカレーを含めて、ご飯物やサイドメニューも開拓しなくちゃだ。 〆は勿論もつ鍋。今回はスープを塩味でオーダー。湯気と共に香るにんにくと、臭みの全くないぷりんとしたホルモン、具材全部の美味しさが溶けたスープは最高。モツ鍋屋さんに来たのかと錯覚するくらいのクオリティ。 写真を見返してたら、また食べたくなってきちゃった笑 【塩タン/和牛カルビ/キムチ盛り合わせ/希少部位盛り合わせ(三種盛り合わせ 華)/脂つきホルモン(味噌)/中ライス/博多牛もつ鍋(胡麻香る醤油)/ちゃんぽん】 気になっていたこちらのお店。向かってみると、小学生の頃に一度焼肉を食べに来た場所(店名は覚えてないけど違う焼肉店)でびっくり。時の流れを感じながらいざ突撃。 焼肉は全体的に脂がのって柔らかく、少量でも満足感のある美味しさ。希少部位に関しては、よく食べるハラミですらこれまでに食べたことのない感じ。噛んだ瞬間じゅわっと溢れる。どれも美味しくて、満たされる。 嬉しいことにここではもつ鍋もいただける。焼肉からのもつ鍋なんて最高。にんにく香るスープは濃すぎず、焼肉後でもあっさりいただける。ごぼうが入ったもつ鍋って初めてかも。〆は京都から麺を取り寄せてるというちゃんぽん。もっちりした麺はスープとの相性抜群で、ちゅるりと完食。 焼肉だけじゃなくもつ鍋、そして〆まで食べられる3stepって凄い。食いしん坊大喜び。個人的に重視してる白ご飯も、ふっくら艷やかで美味しくてテンション上がった。
2021/06訪問
2回
【マルコサラダ/タコの香草ガーリック/カルパッチョの盛り合わせ(おまかせ3種)/4種類チーズのピザ/焼きおにぎり】 この日はお酒好きな友人と夜ご飯へ。知らないと通り過ぎてしまいそうな場所にあるビストロ。 まず驚くべきはお通し。こんなにいいんですか?ってくらい、いただける。この日は、自家製のツナ、パプリカと原木椎茸のマリネ、メンチカツ(細かいとこは自信ない)。ツナもりもり、椎茸肉厚、メンチカツに関しては2切れ×卵とじ的なものがたっぷり乗ってる。どれも美味しくて幸せ。 店名がついているサラダは、蟹や焼き鯖、生ハムが散りばめられた贅沢な一品。鼻に抜ける香りがたまらない香草ガーリックにぷりぷりの蛸。おまかせにしたカルパッチョはスズキ、鯖、蛸の3種類。鮮度が良いのか臭みもなくて美味しい〜。茗荷とジュレがまたいい仕事してる。 次々現れる美味しいお料理達にはしゃぐあまり、一段落すると若干放心状態笑 最後はピザ(私はおにぎりも)。切ってびっくり、溢れそうになるくらいたっぷりのチーズ。この時点ですでに嬉しいのに、口に入れるとチーズの香りが凄い。幸せしかない。 おにぎりは表面に少しだけお醤油の香ばしさを纏った、シンプルな焼きおにぎり。おこげを思い出す焼き目にもにやにや。野沢菜漬けの優しい塩分と、はちみつ漬けの梅干しがまた合う。 どれを食べても美味しくて幸せなひとときでした。
2020/07訪問
1回
【ディナーコース】 この日は、ずーっと気になってた河原町のお店へ。1日2組限定の完全予約制フレンチ、La Nouvlle Luneさん。シンプルな外観故に通り過ぎてしまいそうな一軒家は、隠れ家的な雰囲気。大きな一枚板のカウンターの向こうには、深みのあるブルーのキッチンが広がる。 素材しか書かれてないコースメニューに、どんなお料理がいただけるのか想像力を掻き立てられてわくわく。目の前で仕上げられていくお料理を見つめながら過ごす時間も、オープンキッチンならではの楽しみ。 ◎トウモロコシ/雲丹 とうもろこしのムースに雲丹が添えられた、涼やかな見た目のアミューズ。とうもろこしの甘みと雲丹の塩味、それぞれの色味のコントラストを楽しんだら、種類の違うクリーミーさが混ざり合って変化していく。 ◎桜鱒/枝豆/フルーツトマト 瞬間燻製した桜鱒は、いい香りがふわりと広がったかと思うと、やわらかな桜鱒の風味が広がる。身の中心はレアに近くて、臭みの全くない旨味と口溶けの良さに思わずにやける。初夏を感じさせる顔ぶれに、コクのあるソースとの相性も抜群。 ◎鮎/梅/オリーブ パリパリの春巻きの中にはふっくらとした鮎、そして中央には鮎の内臓を使ったペースト。ナイフを入れるととろりと溢れ出るペーストは、内臓と聞いてイメージするような鋭い苦味や臭みはなくて、鮎の身と自然に調和する味わい。お皿に添えられた、梅とオリーブのペーストがまた合うの。鮎と梅にオリーブが入るの、新感覚。 ◎メークイン/プラム 2年熟成のメークインを使ったビシソワーズに甘熟プラム。口にした瞬間伝わってくるじゃがいもの濃厚な風味。スープなのにどこかむっちりとした質感さえ感じる。青臭さがなくて、じゃがいもの魅力だけをスープにしたみたい。スープの程よい塩気に完熟のプラムが合わされば、また違った表情になる。完熟ならではなしっかりした甘さがあるのに、甘く重く傾きすぎないバランスの良さ。 ◎ホワイトアスパラガス/もち海老 ホワイトアスパラガスにもち海老(脱皮してすぐの甘海老)を使った一品。立派なホワイトアスパラガスは、その瑞々しさと素材の甘みにびっくりする。さっくりと揚がったもち海老は、身の甘さと口当たりの良さがすごい。それぞれの魅力を楽しんだら、下に敷かれたソースの出番。卵黄のコクが感じられるソースを纏って、味に厚みが出る。 ◎甘鯛/ズッキーニ 鱗焼きにした甘鯛に、香草を効かせたズッキーニ、自家製ドライトマト、サフランソース添え。パリッパリの鱗にふっくらふわふわの甘鯛、そのままでもたまらなく美味しい。ここにサフランソースが加わることで、奥行きのある味わいに。パエリヤやブイヤベース、ビリヤニ以外でもサフランって使えるのね。甘みの引き出されたドライトマトと、香草たっぷりのズッキーニ、これがまた美味しいの。 ◎阿蘇王/ヤングコーン このお肉、本当に美味しかった…。ナイフを入れた瞬間、まず感触が違う。ヒレ肉でこの厚みで、中は綺麗なピンク色。それでいて、噛んだ瞬間「ほわほわ」って表現が浮かぶくらい柔らかいの。それはもう、一瞬混乱するくらい。しっとりやわらかくて、お肉のキメが細かくて、旨味もしっかり感じられる。この状態でこの食感は経験したことないかも。同じビジュアルだと、少なからず弾力を感じるけど、それがない。素材の良さと技術の為せる技なんだろうなあ。同じ阿蘇王の骨や内臓から取ったスープで作られたソースは、さり気なく、でも確実にお肉をしっかりと引き立たせる味わい。口にする度に頬が緩む。 ◎ほうじ茶/いちじく ほうじ茶ブリュレ、キャラメルアイス、無花果のコンポート。ほうじ茶もキャラメルアイスも香り高くて、口にする度その世界に引き込まれる。無花果のコンポートは芳醇な香り。溶けたアイスに赤ワインソース、それぞれが混ざり合っても自然と味が一つにまとまるのが面白い。 ◎マスカルポーネ/熟成本味醂 マスカルポーネに熟成本味醂をかけたもの。味醂の文字にドキドキしたけど、食べてみるとまるでメープルシロップのような味わい。コクがあって満たされる。 ◎小菓子 最後は小菓子。飲み物は珈琲、紅茶、ジャスミン茶から選べる。ふかふかのフィナンシェは、バターが香りつつも軽やかで、食後にいただくのにちょうどいい。穏やかなジャスミンの香りで、ほっと心が解ける。 どのお料理も本当に美味しくて感動した。お料理が出来上がる過程、キッチンからダウンライトの下を通って目の前に運ばれてくる姿、お味、余韻、どれも素晴らしくて、すっかり虜になっちゃった。 洗練された空間でいて、不思議と肩肘張らずに居心地よく過ごせるのは、お店の雰囲気とシェフの物腰の柔らかさも理由の一つかも。美味しさは勿論、食材の組み合わせの発想や見た目、立体感のある味わい、どれも素晴らしくて、尊敬の眼差しでシェフのお話を聞いていた。皆に全力でおすすめしたい反面、ちょっぴり秘密にしておきたくなっちゃうなあ。必ずまたお邪魔したい。
2023/06訪問
1回
【極みネギベーゼ塩タン/ランプ/ミスジ/トウガラシ/ラムシン/シャトーブリアン/シルクロース/ホルモン/和牛の炙りと野菜のカルパッチョ/霜降り肉の炙りユッケ/本日の自家製キムチ 三種盛り/自家製烏龍茶のアイス/ピスタチオとホワイトチョコの風船レアチーズケーキ/静岡産茶葉100%の自家製烏龍茶】 大垣の居酒屋さんが去年、和牛雌牛のみを扱う焼肉屋さんにリニューアルされたと聞き突撃!住宅街に現れる豪華絢爛な木彫りが目印、焼肉Dining迦楼羅さん。バリ島を思わせる店内には、掘り炬燵に個室、VIPルーム、離れの貸切利用まであるらしい。 運ばれてきたお肉を目にした瞬間、その美しさに思わず見惚れちゃう。まずは、極みネギベーゼ塩タン。網の上で焼き上げられていくにつれて、じわりと滲む肉汁がたまらない。ドキドキしながら、ぱくり。美味しい〜!噛んだ瞬間じゅわりと広がる旨味とネギベーゼやレモンの風味が絶妙。青臭さのない、葱の甘みがタンの魅力をより引き立たせてる。 お次は、黒毛和牛雌牛の希少部位。部位ごとに違った食感や味の魅力があるんだけど、驚いたのは脂の質や口にした後に広がる香り。口の中でさらりと溶けた脂は全然重さがなくて、お肉の旨味が綺麗な輪郭のまま残る感じ。雄牛と比べて「肉質がきめ細かく柔らかい」と言われる雌牛の美味しさ、食べて実感した。 炙ったシルクロースですき焼き風の葱を巻いて卵黄へダイブさせるこれ、幸せなビジュアルとお味に終始にやけてたと思う。口にした瞬間の口溶けの良さも幸せ。お洒落な器に入ってるけど、この後すかさず白米を食べた笑 食感がもはや「ふわふわ」に感じるシャトーブリアンに、臭みのないぷりっぷりのホルモン。良質なお肉の数々に、頬が緩みっぱなしだった。 でも、驚くのはこれだけじゃない。メニュー動画を見て分かる一品料理のバリエーションと、そのクオリティも素晴らしい。一つ一つ書いてたら文字数凄いことになるから我慢するけど、お洒落な洋食店でいただくようなものから、居酒屋さんメニューまでどれも美味しかった〜。焼肉は勿論、一品料理もオススメ。お酒弱いから普段からお茶派なんだけど、ここの自家製烏龍茶は口当たりがよくて、お肉の余韻を断ち切らない後味が印象的だったなあ。 近くにこんな素敵なお店があったなんて…必ずまたお邪魔しなきゃ!
2023/03訪問
1回
【乗ってるオムライス トキワ(1.5倍)/チーズサラダ(オムライス トキワ/エッグサラダ)】 オムライスが食べたくて久しぶりに突撃したのは、関のトキワさん。オムライスの美味しさを知ってるからこそ、メニューを見るたびにお値打ちでびっくりする。 まずはサラダの登場。サラダが見えないくらい山盛りのチーズがもう幸せ。チーズ単体で食べても不思議と飽きがこない。にんにくの香るドレッシングと合わされば、フォークが止まらなくなる味わい。このチーズを少し残しておいて、オムライスに加えて食べると二度楽しめて好きなんだよね。 そしてお待ちかね、乗ってるオムライス トキワ。お皿を動かすとたゆんと揺れるオムレツに、思わずきゅんとする。ぱっかーんしたビジュアルもいいけど、食感的にはそのまま食べたい…!と葛藤した結果、半分だけぱっかーん。 スプーン越しの感触にドキドキしながら進めると、切れ目から上がる湯気。開いていくと、ドレスが広がるようにふわとろ卵が顔を出す。このビジュアル、たまらない。見た目を裏切らないふんわりとろとろ食感の卵は、チキンライスをも飲み物にしちゃうから恐ろしい。食べ始めたら止まらなくて、別添えのケチャップを忘れて半分食べ終えてた笑 そしてこれ、チキンライスも美味しいの。程よい食感の硬めのご飯に、しっかり味がつきつつも濃すぎない絶妙なバランス。ここで、サラダのチーズを投入。オムライスの熱で少し溶けたチーズと一緒に頬張れば、ふふっと笑っちゃう味に変身。 次はフレンチを食べてみたいなあ。今回1.5倍を頼んだけど、Wでも余裕で食べられちゃうんじゃないかしら笑
2023/01訪問
1回
【ハイブリッドサムギョプサルチゲ(2人前)/コンボチキン/ヤンニョムトッポギ/ふわふわケランチム/赤海老のフェ(刺身)レギュラー/ナムル盛り合わせ/ボンボン(葡萄ジュース)/ヘテ梨ジュース】 韓国料理を食べたくて向かったのは、多治見駅前のシグマポチャさん。ネオンに包まれた店内は、韓国アーティストのPVが流れるお洒落な空間。種類豊富なチャミスルやミチョをはじめ、韓国ドリンクが沢山あって選ぶのも楽しい。せっかくなので、普段飲む機会のない韓国ジュースで乾杯。 今回のお目当ては、ハイブリッドサムギョプサルチゲ。なんとこれ、サムギョプサルとチゲが同じ鉄板でいただける欲張りメニュー。 まずはサムギョプサル、野菜や調味料と巻いてぱくり。色んな組み合わせで楽しんだら、サムギョプサルで使った調味料と共に材料を投入して、あっという間にチゲの完成。豚肉を焼いて出た脂も一緒に使うことで、スープに旨味が加わって美味しい〜。お鍋を楽しんだあとは麺を入れ、サムギョプサルで使ったお酢を加えてラーメンに変身。お酢で少しマイルドになったスープが麺と絡んで〆にぴったりな味わい。一つの鉄板でこれだけ楽しめるなんて凄い! サムギョプサルからラーメンまで全てお店の方が作ってくれるから、鉄板の景色が変わっていく様子を見てるのも楽しかった。ハイブリッドサムギョプサルチゲは、冬の間の期間限定でコース料理に入ってるらしい。これは通年販売してほしいかも笑 他にも色々オーダー。コンボチキンはザクッとしつつも軽い衣で、ハニーマスタード、ガーリック醤油の3種類がいただける。どの味も美味しくて、かぶりつく度ににやにや。印象的だったのは、初めて食べたケランチム。卵と刻んだ具材が入った、焼いた茶碗蒸しのようなもの。ふんわりした食感と程よい塩気で、ついつい手が伸びる味わいだった。 どれも美味しくて、最後までお箸が止まらなかった〜。本格的な韓国料理が堪能できて、ずっと行きたかった韓国旅行気分も味わえちゃった。メニュー豊富で他のも色々食べてみたいから、是非またお邪魔しなきゃ。
2022/12訪問
1回
【本日のおまかせコース】 以前から気になってたカルタジローネさんへ、やっとこさ突撃。初めましてなのでコースをオーダー。 ◎イカのジェノベーゼソース 臭みのない口当たりのいいイカに、バジルの風味が心地いい。黒っぽいのはトランペット茸。味、食感ともに癖がなくて綺麗に馴染んでる。さり気なく和えてある茗荷で後味爽やか。初めての組み合わせだけど、かなりタイプ。 ◎ズワイガニと焼き茄子のタルタル 焼き茄子の香ばしい香りとズワイガニの旨味がじんわり広がる。前菜だけど、思わず「もっと…」ってなっちゃう、後を引く味わい。 ◎しらすとレモンのパスタ てっぺんにたっぷり盛られたしらすは、ふんわりとした食感と塩気。レモンの風味であっさりしつつ、ほどよくにんにくが効いたソースが食欲をそそる。もっちりした麺によく絡んで美味しい〜。 ◎飛騨鮭のアーリオオーリオ 皮目はパリッと、身はふっくらという最高の状態に焼き上がった鮭。にんにくとオリーブオイルで強めな味をイメージしてたけど、柔らかな雰囲気でびっくり。 ◎鶏肉のスープ煮込み 塩気の効いたスープに浮かぶ鶏肉は、触れるとほろほろと崩れる柔らかさ。スプーンでいただけちゃうという見た目とのギャップ。素材の旨味がしっかり出てて、シンプルだけど鶏肉がしっかり主役。 長くなるから割愛するけど、パンもデザートも含めてどれも美味しくて、本当に心満たされた〜。運ばれてきたお皿を見てわくわくして、味を想像しながらフォークを手にとって、食べて思わず笑顔になる。 料理が運ばれてくるたびに楽しくて幸せな気持ちになった。緊急事態宣言下ということもあって外食控えめにしてたけど、この幸せはやっぱりお店でなきゃ味わえない醍醐味だなあ。
2021/09訪問
1回
【咲万牛タン塩/ほるもん】 ここの牛タンが気になってたので、寄り道。基本的にお肉にはご飯がマストなんだけど、今回は2軒目なのでお肉だけをオーダー。 お通しは白だし?(うろ覚え)がかかった千切りキャベツ。器に山盛りで登場。お肉の前にも、箸休めにもぱくぱく食べられちゃう。 最初に運ばれてきたのは、咲万牛タン。その美しさに思わず見惚れちゃう。店員さんから「焼き過ぎに気を付けてくださいね」と説明があったので、一枚ずつ向き合って焼き上げる。 熱で脂が滲んできて、艶々になっていく牛タン。見ているだけでもお米が食べられそう。 頃合いを見計らって網から上げたら、ネギ塩を乗せてぱくり。肉厚だけど柔らかくて、噛んだ瞬間旨味と脂の甘みが一気に押し寄せる。美味しい〜。これはたまらないわ。はしごして良かった。 お次はほるもん。盛り合わせも気になったけど、レバーが苦手なので念の為単品を頼むことに。焼き上がるにつれて、ぷりぷりに変化していく姿にテンションが上がる。端が少し焦げて漂う香ばしさは食欲をそそる。口にしたら、途端に美味しい脂が溢れ出す。臭みのない、脂の味わいににやにや。 他のお肉も食べてみたくなるくらい、どちらも美味しかったなあ。カウンターがあって一人で入りやすいのも素敵。次は1軒目でお邪魔して、色々頼もうっと。
2022/05訪問
1回
【おまかせディナーコース】 この日お邪魔したのは、大垣のCUCINAさん。ミシュランガイド掲載のイタリアンに、お邪魔する前から期待が高まる。 店内に足を踏み入れた瞬間、思わず声が出る。アルミ製の調理器具が敷き詰められた壁の華やかさに、モノトーンの店内、木目調のカウンター。お店の奥には石垣と緑が見えて、圧迫感なく、この迫力の壁がしっかり映えてる。お料理をいただく前からわくわくが止まらない。 コース開始とともに感じたのは、カウンターと同じ高さで、遮るものなくシェフの手元を見ることができる臨場感。こんなに近くで見るのは初めて。シェフの手の中で仕上げられていくお料理の数々から目が離せない。 お料理はどれも本当に美味しくて、香りの立ち方一つとっても立体感がある。一皿一皿、口にするたびに自然と頬が緩む。創造性の高いお料理の数々は、軸がしっかりしているからこそできる技なんだと実感する味わい。 目の前で素材が料理へと変化していく様子を眺めて、変身を遂げたお料理達が手元へと運ばれ、見て香って食べて自分の中で花開く感じ。まるで、魔法使いのライブを見ているようだった。この言葉があの感覚を上手く表現できているかは分からないけど、それくらい非日常的な刺激に溢れてた。 コース内容(覚書) ◎雲丹のカッペリーニ オレンジの香り ◎フォアグラのピーナッツ最中 ◎帆立フライ タルタル キャビア添え ◎カラスミとゴルゴンゾーラのロワイヤル ◎シャインマスカットのモッツァレラサラダ ◎白ナスのカルボナーラ 生ハム添え ◎フォカッチャ ◎卵のトリュフがけ ◎ポルチーニ茸のフリット ◎ボロネーゼのカプチーノ ◎ブリのパイ包み ブールブランソース ◎牛の心臓 ◎とうもろこしと黒トリュフのリゾット ◎ドルチェ 独創的な器や和食器が使われていたのも印象的。テンポ良く料理が提供される、シェフ率いるチームのオペレーションも凄いなあ。食にまつわるエピソードやジョークを交えながら料理の説明をされる、シェフのチャーミングな姿も素敵。 CUCINAさんの世界観にすっかり惹き込まれて収まらない高揚感と余韻に、帰り道もにやけちゃった。
2023/11訪問
1回
【にごみ定食/たぬき(冷/蕎麦)】 寒い日はあったかいものが食べたくなるよね、ということで、堀川さんへ突撃。牛もつ蕎麦やもつ鍋も食べたいけど、今回は味噌煮込みをオーダー。メニュー表記は「みそにごみ」みたい。堀川さんで味噌煮込みを食べるのは初めてなのでわくわく。 しばらくして運ばれてきたのは、くつくつと煮えるお鍋。蓋を開けると湯気が立ち昇る。真っ白になった視界がクリアになれば、みそにごみの登場。お味噌の香りに急かされて熱々を啜ったら、お味噌のコクにお出汁の風味がふわりと広がって心が緩む。麺はきしめんで、つるりとした啜り心地。味噌煮込みならではなむっちりとした麺もいいけど、これもいい〜。 さっくり揚がった天麩羅も、衣の加減が素敵。海老は勿論、火が入って甘くなった野菜がたまらないのよね。これは天婦羅の盛り合わせを頼むのもあり。 季節を問わず食べたくなっちゃうお馴染みの冷やしたぬきも、安定の美味しさ。甘じょっぱさのバランスが絶妙。 お店を出る頃にはぽかぽかに温まって、外の冷たい空気も気持ちよく感じる。久しぶりに味わう冬の醍醐味に、次はどんなほかほかメニューを食べようか楽しみになった。 【もつ鍋(醤油)/冷やしたぬき蕎麦/だし巻き玉子/唐あげ盛り合わせ】 もつ鍋が食べたくなって、久しぶりに突撃したのは堀川さん。お蕎麦の美味しさは勿論なんだけど、ここのもつ鍋は何度も食べたくなる。 オーダー後しばらくすると、お鍋にたっぷりと盛られたもつ鍋の登場。大ぶりなもつにわくわく。スープが温まってきたら山を崩して待機。くつくつと煮える音にいい匂いも相まって、そわそわ。 器に盛り付けたら熱々をぱくり。美味しい〜。麺処ならではなお出汁の効いたスープに、くたりと煮えたキャベツ、ニラ。そして、ぷりっぷりのもつは臭みがなくて、脂の旨味を存分に楽しめる。これはたまらない。 2つのお鍋を使ってたから、〆はお蕎麦とお雑炊の2種類をオーダー。お味見がてら、まずはお蕎麦をそのままちゅるり。そのままでも十分魅力的なお蕎麦の風味と食感。これを投入したらと想像するだけでテンションが上がる。 お鍋に残ったスープにお蕎麦を泳がせたら、早速いただきます。啜り心地のいいお蕎麦は、具材それぞれの魅力が溶け出したスープとの相性抜群。お雑炊も言わずもがなな美味しさ。 〆のタイミングで、冷やしたぬき蕎麦も登場。もつ鍋でいい感じに満たされてきたかな〜って思ってたんだけど、冷やしたぬきを一口食べたら「!」。これがまた美味しくて、もつ鍋を〆まで食べたのが嘘のように啜りが止まらない。そういえば、堀川さんには何度も来てるけど、冷やしたぬきを食べるのは初めてかも。甘じょっぱくてくどさのないタレに、キリッとしつつコシのある麺、そして食いしん坊大喜びのボリューム感。あ〜幸せ。 もつ鍋からの冷やしたぬきでクールダウン、個人的にオススメ。キャパに自信のない方は、量を加減してオーダーしつつシェアする感じでもいいかも。 【牛もつ蕎麦/幻のチャーシュー(ハーフ)】 以前もつ鍋を食べたのを思い出して突撃したのは、お久しぶりの堀川さん。席についたら、お目当ての牛もつ蕎麦を迷わずオーダー。 大きな丼に入って登場したその姿に思わず声が出る。たっぷりのお葱に、大きなもつ、にんにくのスライスというビジュアル、たまらない。 スープを一口飲むとお醤油ベースのお出汁が染み渡る〜。めっちゃいいお味。もつは後乗せなのかスープに脂感はなくて、いつまでも飲めそう。 お蕎麦は勿論なんだけど、特筆すべきは主役のもつ。ぷりんぷりんで臭みが全然なくて、大きめサイズがごろごろ乗ってる(沈んでてわかりにくいけど本当にごろごろレベル)。しかも、脂の旨みがしっかりしてるのに、こってりしすぎない。葱やにんにく、鷹の爪と食べたら間違いない美味しさ。 お蕎麦と言えど、もつがあるから重めなイメージだったけど、味わい深いスープと合わさって意外にもあっさりいただけた。サイドメニューのチャーシューも、脂はないのにしっとり柔らかで美味しかった〜。 記憶にはないけど、小さい頃よく連れて行ってもらったお店。長く愛され続けてる理由がよくわかるなあ。
2022/12訪問
3回
【黒さつま鶏/かしわの西京焼き/せせり/ねぎま/つくね(タレ)/ヤゲンなんこつ/千寿ねぎ/マスカットベーコン/だし巻き玉子/鶏ガラ醤油ラーメン(ハーフ)】 移転前から気になってた鳥抱月さんへ、やっとこさ突撃。店内は高級感があって、カウンター席からはガラス越しに焼き場が見える。お通しの温野菜と浅漬けをいただいたら、アラカルトでオーダー。 まずは日本三大地鶏の一つ、黒さつま鶏。ひとくち食べて、思わず顔を見合わせる。噛むほどに脂の甘みと旨味が広がって美味しい〜。厚みがありながらも、絶妙な火入れ加減でしっとりジューシー。一つの串でムネ肉とモモ肉の両方がいただけるから、違いも楽しめるのが嬉しい。 つくねは、粗挽き感と鶏肉のしっかりとした風味が魅力。どの串も美味しくて、食べるたびにやけちゃう。半信半疑で頼んだ変わり種のマスカットベーコンは、味の境界を感じない相性の良さでびっくりした。 比内地鶏の卵を使っただし巻き玉子も、一口もらった鶏雑炊もいいお味。〆に頼んだのは土佐ジローと比内地鶏のガラを使った醤油ラーメン。このスープがまた味わい深くて、普段スープを飲まない派なのにレンゲが止まらなかった。水炊き鍋のコースも気になるし、是非またお邪魔したい。 平日20時頃お邪魔して、カウンター席は先客2組。テーブル席にもお客さんの姿が。駅近で駐車場(共同)のキャパがあるのもありがたい。
2023/11訪問
1回
【きぬかつぎ/茄子の煮浸し/海老串/お刺身(鮪、コチ)/じゃこご飯】 ずっと行ってみたかった、やぶれ傘さん。急遽予定を組んだから予約してなかったんだけど、ダメ元で開店後間もなくに突撃してみたら運良く入れた!(空いているのは全て予約席) コの字型のカウンターには、焼き物の具材や大皿に乗ったお惣菜がずらり。メニューがないので、見たり聞いたりしたものを頼むスタイル。お惣菜をぐるりと見て回ったら、席に戻って早速オーダー。女将さんが気さくに話しかけてくださって、常連さんは勿論一見さんでも入りやすい。 ◎お通し 長芋、ブロッコリー、椎茸の和え物。ごろりと大きくカットされた具材が、長芋の粘りでまとまった一品。あっさりしつつ、旨味があってお箸が進む。お通しとは思えないボリュームも嬉しい。 ◎きぬかつぎ 初めて聞く名前に興味津々。小さい里芋のことだそう。切り込みを入れてあるから、おしりをぎゅっと押せば中身がつるんと出てくる。生姜醤油をつけていただいたら、自然な甘みと旨味が引き立つ。これ、ぱくぱく食べちゃう。 ◎茄子の煮浸し 大ぶりの茄子が丸ごと煮てある、豪快スタイル。お箸を入れた瞬間わかる、その柔らかさにわくわく。口にしたらとろりと溶けるような食感の後、お茄子の風味と旨味がじゅわりと広がる。美味しい〜。しっかり味がしみつつ濃すぎない、絶妙な塩梅。魚のアラと思われる具材も入ってたから、奥深い旨味の正体はこれなのかも。ピーマンの苦味も角がとれてて素敵。 ◎海老串 海老に豚肉を巻いて焼き上げた海老串。必ず頼もうと思ってたメニュー。お皿を受け取ったら、そのボリュームにテンションが上がる。一口食べると、豚バラ肉の旨味に、海老の風味が飛び込んでくる。塩胡椒と青じそを使ったシンプルさが、素材の魅力をしっかり引き立ててる。これも美味しい〜。立派なサイズの海老は味がしっかりしてて、豚肉に負けてない。串を置くことなく、夢中で食べちゃった笑 ◎お刺身(鮪、コチ) 本日のお刺身から選んだのは、鮪とコチ。どちらも綺麗で思わず見惚れちゃう。中トロ?って思うくらい脂の旨味を感じる鮪と、上品な甘さと歯ごたえのあるコチ。どちらも美味しくて、食べてる間ずっとにやけてたと思う。 ◎じゃこご飯 たっぷりのじゃこ、茗荷、葱の上に卵黄が乗ったじゃこご飯。これも、必ず食べると決めてたメニュー。登場した途端、そのビジュアルにテンションが上がる。黄身に翻弄されつつぷつりと割ったら、好みで混ぜていただきます。 合わないわけがないこの組み合わせ、口にしたら思わず笑みが溢れる。和える前にじゃこに少しお醤油を垂らすんだとか。塩辛さのないお醤油の風味がふわりと広がって、スプーンが加速する。沢山食べたあとでもぺろりと食べられちゃう、〆にぴったりな一品。 何食べても美味しくて、時間が許すなら全メニュー食べたくなっちゃった。その日によってお惣菜も変わるから、行くたびに楽しめそう。しかもリーズナブル。近くにあったら絶対通いたいくらい、素敵なお店だったなあ。平日にも関わらず次々と訪れるお客さんが、お店の人気ぶりを物語ってた。
2022/05訪問
1回
【ディナーコース(ニュージーランド産仔羊のロール仕立て)】 この日は岐阜市の老舗フレンチ、パルファンさんでディナー。数年ぶりにお邪魔するとリニューアルされていた。コンクリートでできた壁や踏み石を通り中へ入ると、白を貴重とした落ち着いた空間が広がる。 アミューズを楽しんだ後に運ばれてきたのは、人参のムースと生ウニのコンソメゼリー添え。光を通したガラス模様とゼリーの色がお皿に影を描く様が素敵。一口食べて、思わずふふっと笑っちゃう。人参、ウニそれぞれの甘みとコンソメジュレの風味が見事に調和していて美味しい。 真鱈白子のムニエルは、パリッと焼き上げられた香ばしさ。とろりとクリーミーな味わいとのコントラストに、パプリカのソースが心地よく映える。しっとりとしたピンク色が綺麗な仔羊のロール仕立ては、やわらかな食感とマイルドな羊の香りで、噛むほどに旨みが広がる。 パンやデザートも美味しくて満たされた〜。奥様の温かみのある対応も素敵。記憶に残るお店にこうしてまたお邪魔できて嬉しかった。
2024/01訪問
1回
【夜のおまかせコース(8,000円)】 ずっと気になってた、まるもとさんへ、やっとこさ突撃。店内は奥行きがあって、カウンターの奥にテーブル席が。予約のお礼が書かれた卓上のメッセージカードにホスピタリティを感じながら、どんなお料理がいただけるのかしらとディナーのはじまりにわくわくする。 ◎前菜 可愛らしい器の蓋を開けると、鮮やかに輝くいくらが。いくらの他に湯葉、茸使った冷菜は、紅蓼が爽やかなアクセントになってる。 ◎椀物 器や穂紫蘇の色味を含めたビジュアルは、奥ゆかしさも華やかさも感じる。松茸、蟹を使ったお汁は、それぞれの魅力がしっかりと感じられる、なんとも贅沢な味わい。それでいて、一歩引きつつもしっかりと伝わってくるお出汁の風味の良さに心が緩む。真ん中から顔を出すのは里芋。表面は香ばしく、中はねっとりとしてて、とろみのあるお汁と口にするたびにやける。 ◎鮪のお刺身 10日間熟成された鮪は見惚れる美しさ。細く千切りされた長芋、昆布、茗荷があしらわれていて、鮪で具材を包んでぱくり。鮪の濃い味わいに口の中でとけていく感覚、そこに具材のなめらかな口当たりと昆布の旨味が加わった相乗効果が凄い。食材の組み合わせは勿論、この切り方にも納得。茗荷が後味を軽やかに演出してくれるのも素敵。 ◎牛もも肉と無花果 愛でたくなるような綺麗な火入れのお肉の横には、お味噌のソースとチーズを纏った無花果。生ハムに無花果や桃、チーズやバルサミコ酢の組み合わせはよく見るけど、この顔ぶれは初めて。「是非お肉と一緒に」とのことで、ドキドキしながらぱくり、美味しい〜。柔らかい牛もも肉の旨味に程よく感じられる脂の甘み、無花果の上品な甘み、お味噌とチーズのコクが合う。それぞれの異なる甘みが、綺麗に一つになってく感じ。今まで知らなかった一面を見たようで興奮した。 ◎信長椎茸と鱧、茄子の煮浸し 肉厚な信長椎茸を鱧で包むように蒸し揚げられていて、オクラのソースが添えられている。下には茄子の煮浸し、梅肉ソース。噛んだ瞬間じゅわりと広がる肉厚ジューシーな椎茸と、ふわふわな鱧がたまらない。夏から秋へと遷り変わりを感じさせる食材の取り合わせがまた印象的。 ◎時鮭の幽庵焼き 幽庵焼きの下には枝豆を使ったソースが敷かれている。ふっくら焼き上がった時鮭は、優しくも幽庵焼きならではの魅力がしっかりと伝わる味わい。青臭さのない、枝豆の風味のみを抽出したようなソースで、また違った表情が楽しめる。 ◎栗と浅利の炊き込みご飯 秋を感じさせる炊き込みご飯。栗の炊き込みご飯って甘いイメージがあるから、浅利や生姜も入った風味豊かな味わいがなんだか新鮮だった。甘みのあるほくほくの栗、浅利の滋味、生姜の爽やかさのバランスが良い。 ◎甘味 お餅の中央にバニラアイスを添えて、きな粉、黒蜜をかけたデザート。温かいお茶と一緒にいただいたら、幸せな締めくくり。もちもち食感とこの組み合わせ、なんか食べたことがある…。結論、上質な雪見だいふく(失礼)ということに落ち着いた。 最後の写真はお猪口を選ぶ様子。日本酒も色々あるみたいで、お料理に合わせたお酒や自分好みのお猪口で楽しめるらしい。ノンアル人間の私にはひたすら羨ましい光景。 器から食材、お味の良さは勿論、取り合わせや調理方法に触れて、楽しくて美味しい、幸せなひととき。丁寧さと優しい味わいの向こうに、口にした時の事を想像して緻密に構成されているのが伝わってくるお料理の数々。是非またお邪魔しなきゃ。
2023/10訪問
1回
【おまかせコース(23,000円)】 この日はずっとお邪魔してみたかった、小菜中華 hiroさんでディナー。スタイリッシュで洗練された雰囲気の店内に、自然と背筋が伸びる。 最初に運ばれてきたのは、雲丹といくらに花穂紫蘇があしらわれた、目にも華やかな一品。下には紹興酒漬けの甘海老とご飯が敷かれてる。雲丹といくらのそれぞれ違った濃厚な旨味に、甘海老の濃い甘みがたまらない。雲丹の溶けるような口当たり、いくらの皮が弾ける感覚、甘海老のねっとりとした食感と、口の中で感じるコントラストがまた素敵。 お次は春巻。噛んだ瞬間、ミルキーでコクのある牡蠣が口の中に広がって、思わずにやけちゃう。ふわふわのチーズの柔らかな香りと口溶けの良さが、牡蠣の風味にしっかり合ってる。 鮑、海老、烏賊、黄ニラの炒め物は、素材一つ一つの魅力にドキドキしちゃう。魚介類の風味や食感は雑味を全然感じなくて、素材の純粋な美味しさが真っ直ぐ伝わってくる。鮑は今まで食べた中で一番柔らかくて歯ざわりが良い。噛むほどに広がるそれぞれの旨味がたまらない。ほのかに甘みのある黄ニラが、上品にまとまった炒め物と綺麗に馴染んでる。 小籠包はプレーンのものとトリュフの2種類。薄い皮から溢れ出る肉汁の旨味と、トリュフの香りがなんとも幸せ。ふわふわに揚がった鱧にお出汁をかけた一品に心が癒やされるのが分かる。立派なフカヒレは繊維の食感と茸のいい香り、餡の味わいが美味しくて、何度も目を瞑っちゃった。 麺、ご飯物は選べるということで海鮮炒飯をオーダー。上品な味わいながら、貝柱の旨味もしっかりと楽しめる贅沢な〆。デザートに選んだのは黒胡椒、花椒、ハチミツのジェラート。デザートらしい甘みがありながらもあっさりとしてて、黒胡椒と花椒のスパイス感がふわりと香る感覚が癖になる。花椒が好きだかは、スイーツとしても楽しめるのが嬉しかった。 読んで分かるように、お料理名はうろ覚え。目の前に美味しそうなお料理が運ばれてきたら、(勿論説明は聞いてるんだけど)意識がそっちにもってかれちゃうんだもん笑 お料理が運ばれてくる度に心が弾んで、口にした途端美味しさに笑みがこぼれる。最初から最後まで幸せに浸る、素敵なひとときだった。
2023/09訪問
1回
【上丼/ひつまぶしホワイト】 郡上の夜に突撃したのは、うなぎの魚寅さん。色んなお店が並ぶ新町通を歩く度に気になってたお店。郡上踊りに向けて人が増える郡上の町で、うなぎを焼く煙の香りと行列すら風情を感じる。 頼んだのは上丼とひつまぶしホワイト。上丼の蓋を開けた瞬間目に飛び込んできたのは、丼からはみ出す立派な鰻。焼き目とタレが作り出すグラデーションに気持ちが高まる。鰻を食べてみると、表面はサクッ、中はふわふわ。鰻の上質な脂と旨味、タレの風味が合わさって美味しい〜。お米の炊き加減もタイプ。 初めて見る!と頼んだひつまぶしホワイトは、白焼きひつまぶし。ご飯が見えないくらいたっぷりの白焼きは、ふんわりとした身に出汁醤油、刻み葱、刻み海苔の風味がよく合ってて、タレを使った鰻とはまた違う魅力がある。 卵黄、郡上味噌、薬味でお茶漬けにと色んな楽しみ方ができて嬉しい。 郡上に住む友人曰く、毎月7のつく日はお得に鰻がいただける感謝イベントがあるんだとか。夏の郡上も大好きだけど、涼しい季節にゆったりと過ごすのもいいのよね。遊びに行った時にはまたお邪魔しよう。
2023/07訪問
1回
【苺のミルフィーユ/カフェラテ】 夜ごはんの後、美味しいスイーツとコーヒーをいただきたくて思い浮かべるのは、名鉄岐阜近くのBarista&Dining NoMarkさん。投稿してないだけで、結構お邪魔してるお店笑 この日頼んだのは、期間限定の苺のミルフィーユ(今季は販売終了)。登場とともに歓声があがる、目にも楽しい一皿。 ミルフィーユと聞いて想像したものとは少し違って、パイやカスタード、苺が散りばめられているような作り。それぞれをフォークに集めてぱくり、美味しい〜。 サクサクのパイに軽い口当たりのクリーム、苺の甘酸っぱさがいいバランス。スイーツにバジルソースの組み合わせは初めてでドキドキしたけど、ほんのり漂うバジルの香りがいいアクセントになってる。 ホワイトチョコのジェラートは、カカオニブの食感が心地良い。チョコ系のジェラートって甘ったるく感じちゃって避けがちなんだけど、これはホワイトチョコなのに甘すぎず重さもなくて、スプーンが止まらなかった。 カフェラテも安定の美味しさで、心満たされる。帰りに無料でテイクアウトコーヒーをいただけるのもありがたい。次お邪魔する時のメニューが今から楽しみ。 土曜21時頃にお邪魔して、お客さんは7〜8割程度。 【いちごと練乳のグラニテ 白ワインジュレとレモンのソルベ/ティラミス/カフェラテ/カプチーノ】 夜カフェに向かったのは、今年1月に駅前にオープンしたBarista&Dining NoMark さん。パティシエとバリスタの方が営むお店。地下へと続く階段の先には、深いネイビーと木目調でシックにまとまった店内が。 メニューを見てびっくり。スイーツメニューが充実している上に、季節限定メニューも豪華で、オーダー前からすっかり高まる。テーブルに置かれた瓶には大量のナッツ。好きに食べていいそうで、アルコールを楽しむ人には嬉しいサービス。 季節メニューから選んだのは、苺と練乳のグラニテ。練乳苺をそのまま食べているようなジューシーなグラニテに目にも楽しいキラキラ輝く白ワインジュレ、レモン香る爽やかなソルベ。そのままでも美味しいんだけど、これを混ぜて食べたらまた違う魅力に変化する。1日の締めくくりに、こんな繊細なスイーツがいただけるなんて幸せ。 ティラミスはフォーク越しにも伝わる、ふんわりしっとりとした質感。コクのあるマスカルポーネの風味の後、エスプレッソの香りとほろ苦さが広がって美味しい〜。カフェラテも風味が良くて心満たされる。帰り際にコーヒーの持ち帰りサービスがあって、至れり尽くせり。 駅前で夜カフェできるお店が増えて嬉しい〜。パティシエとバリスタのお店とあって本格的だし、色んなシーンでも重宝しそう。次はフードメニューも食べてみたいな。
2024/06訪問
2回
【焼きたてりんごパイ/カリふわっフレンチトースト/クラシックショコラ/ほうじ茶ラテ】 スイーツを求めて久しぶりのこちらへ。なかなか決められなかったので色々頼んで分けっこ(^O^)皆で食べるからこそできる楽しみ方(うち一人は糖質制限中のためほぼ二人で食べた笑) 焦げ目と艶が魅力的な焼き立てのりんごパイ。ナイフを入れたらサクッとした音と甘く煮たりんごの登場で思わず見とれちゃう。 フレンチトーストは表面が軽くキャラメリゼされてて、パンならではの香ばしい香りと一緒に一口目から甘さもしっかり漂う。アイスと食べればとろけるような食感。 ガトーショコラも十分スイーツなんだけど、このメンツだと甘さが落ち着いた大人な存在でした。 スヌーピーやチャーリー・ブラウンが描かれたラテは可愛くて飲むのに時間がかかっちゃう(^O^)どこから飲もうかな 夜カフェは遅い時間にスイーツが食べられて&ゆっくりお喋りできて嬉しいな。昔、塾の帰りにたまに友達とお互いの親とでパフェ食べに行ってたのを思い出した。当時は夜遅くに友達といられる特別感やパフェが嬉しかったなあ。今は当たり前のようにこれができるんだもん、大人になったのね。
2020/01訪問
1回
【おまかせコース】 この日は瑞浪にある柳家さんへ、念願の突撃。日本全国だけでなく、世界からも来客のある名店。季節ごとに郷土料理がいただけて、冬にはジビエが楽しめる。 寒さで白く染まる息、入口から漏れる明かり、浮かび上がる柳家の文字。古民家を移築した建物と冬の空気が合わさって、趣ある雰囲気が漂う外観。お店の奥へと進み戸を引くと、囲炉裏を囲む席と焼き手の前女将さんの姿が。席につくと、時折パチパチと鳴る炭の音と肌に伝わる熱に、静かに胸が高鳴る。 串が焼かれていく様子を眺めながら、まずは前菜を。初めていただく蜂の子の佃煮はほんのり甘みがある。囲炉裏を囲んで、目の前で焼き上げられていく様を楽しみながら過ごす贅沢な時間。 いただいたのは鹿、猪、羆など普段いただかないものばかり。美味しさは勿論、どれも臭みや癖がなくて、それでいてちゃんと味の個性と魅力が感じられることに驚く。詳しいことは全然分からないけど、焼くというシンプルなスタイル故に、お肉の処理や火入れ加減一つで違いが出そう。 特に印象に残っているのは、鹿ロース。目で見て分かる脂のつきなのに、焼き上がったそれは重さを感じない。赤身の部分は柔らかさがありながら、あっさりとしてる。脂身と赤身のコントラストも含めて美味しい。柚子胡椒のアクセントがまた素敵。 猪と野菜の旨味が溶け込んだ猪鍋に、ふわとろの自然薯ごはんと、最後まで美味しくて幸せなひとときだった。