豚人7杯さんが投稿したお魚天国 すし若 竹内団地2号店(鳥取/上道)の口コミ詳細

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お魚天国 すし若 竹内団地2号店高松町、余子、中浜/回転寿司

1

  • 夜の点数:4.9

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/09 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

おそらくは、神が握っている。

私は疲れていた。
隠岐諸島西ノ島から本土に帰還したばかりだった。西ノ島は最高だったが、野宿、20kmほどの歩行、雨、そして傘の大破が私の肉体を限界に追い詰めていた。疲労はお腹を刺激し、お腹は闘争を求めていた...。

そして、私はすし若に立った。
この店は、友人の仁保間二郎が狂ったように推していた店だった。しかし二郎は、京大の横にある迷店、ニヴォジーロにあしげく通うような人間だ。本当にすし若が美味しいのか、それは疑問だった。ニヴォジーロは付近の京大生からはゲテモノの代名詞として用いられ、「ニヴォジーロに行くよりは、私は名誉ある死を選ぶ」とさえ言われることもあるほどだった。それを彼は好んでいたのである...。

私は椅子に座り、注文する。
来た。
溢れんばかりの光。
寿司は輝いていた。
ダイヤモンドを見ているのだろうか。
私はそれを指輪に仕立てたいとさえ思った。
これが120円…?
120億の間違いではないのか?

理性はこれを食することを拒んだ。
ダイヤモンドを食べるだなんて...。
しかし腹が闘争を求めていた。
体が勝手に動いた。

私にはそれ以降の記憶がない。
おそらくそれは極めて「美味しかった」。
私の記憶はその後、雨の夜を歩く所から始まる。
湿った風を感じながら思った。

しゅごい…。

私は一生を捧げる寿司屋に今、出会ったのだ...。

私は子供の名前を「すし若」にすることを決めた。
たとえそれが娘であっても。

2018/09/14 更新

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