2回
2018/10 訪問
今井ワールド復活。さらに進化！バードランド系ではない。本家今井だ！
2018/10/24 更新
2017/10 訪問
今井さんのごだわりが気持ちいい
平日の夜に妻と二人で久しぶりのディナーです。
千駄木の頃にワイン会でお邪魔していましたが、移転されてからやっと初訪問です。
外苑前駅から歩いて数分。静かな裏道に店があります。外観も落ち着いて、しかし存在感があります。今井さんのセンスが感じられますね。
店内に入ると広々としたカウンター席がずらり。壮観ですね。
午後５時過ぎに入店しましたが、すでに先客が数組いらっしゃいました。
ぼくたちは一番奥の席を案内されました。初めてでしたので広い店内を見渡せるようにこの席を用意してくれたのかなと気遣いを感じました。
予約をした時に、「予約の方は４５００円のコースをまずはお願いしています」とのことでしたのでそちらを予約しております。（電話での応対も自然ですが丁寧で好感がもてました）
以下、今井さんこだわりの品です。
・自家製レバーのパテ（臭みもなく、ほどよい力強さでとても上品な味わい）
・ナチュラルな葉っぱのサラダ（葉っぱもそうですが、皿のしたに施された大根などの他の野菜もこだわりを感じますねby妻）
●焼き物
・磯辺焼き
・銀杏
・レバー（雄・雌）
・ハツ
・ハラミ（雄・雌）
・つくね
・とうもろこし
・ピーマン
・人参
・マッシュルーム
・軍鶏のもも肉
以上コース
●追加
・ねぎま
・せせり
・手羽先
・砂肝
・〆の親子丼
驚いたのは、レバーとハラミ。雄と雌の品をそれぞれ提供されました。こちら、オスとメスに分けるだけ合って味わいも違います。とくにハラミはオスのほうが少し歯ごたえがある感じです。
ハツも素晴らしかったし、何より野菜が美味しい。
人参には香る程度にカレー粉がまぶしてあります。
とうもろこしもタレがほのかにし、甘みを引き出しているんでしょうね。香ばしさがたまりません。
マッシュールームは大きくて味わい深く、そして、ピーマン。ピーマン苦手なんですが、緑くささがなく、甘みさえ感じます。初めてこんなにうまいピーマンを食べました！
途中から焼き場を若い職人の子に譲って、今井さんはお客さんとお話しをして回っておりましたが、〆の親子丼は「ぼくが作りました＾＾」と直接持ってきてくれました。
焼鳥のタレをつかっているんでしょうかね、味付け濃いめですが、これも初めての味わいで完食いたしました。
飲み物はビール、シャンパン、白ワインと進みました。たまたま目の前にビールサバーがあったのですが、今井さんが注ぐビールはやっぱり店主のこだわりがあると妻が申しておりました。
絶賛絶賛のディナーで、おかげさまで妻との会話も弾みました。
ありがとうございます。
2017/10/07 更新
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＊ 焼鳥今井の おまかせ コース＠8,800円 ごちそうさまです。
■この日の状況
平日の水曜日、妻と二人で訪問
18時に予約しまたが当日に17時30分に変更していただきました。
気持ちよくお受けいただきありがとうございます。
僕たちがこの日、最初のお客のようです。
カウンター30席はいつ見ても圧倒されます。
厨房も広く焼き台は厳密言えば３つになりますかね。
これを使い、二人で焼いていきます。
この日はワインセラーの前の席に案内いただきました。
料理の説明を受け、苦手な食材を聞かれました。
妻はレバーが苦手ですが、前回も食べられたので迷っていると
「変更できますので、お気軽に仰って下さい」と言っていただきました。
ぼくがレバーを勧めつづけていると
心配になったのか「本当に大丈夫ですか？」と
何度も聞いてくださり、優しさ満点です。
■この日、注文した料理
＊ 焼鳥今井の おまかせ コース＠8,800円
【内容】
・ふじ柿 ブルーべりービネガー
（歯ごたえ・甘みが程よい）
・千葉県産ピーナッツ塩ゆで
（塩加減が絶妙）
・モンサンミッシェル産ムール貝
（今井さんのムール貝は生きたものを空輸していると以前に聞きました。
小粒ですが味が濃厚でまるでうにのよう。茹でただけのようですが出汁が大変滋味深い）
・レバーパテ
（臭みもなくとても濃い味わい。上品と言っても良いのでは。
パンがもう一つ欲しくなるくらい量もあります）
・サラダ
（小さめなサラダですが取り皿までつけてくれます）
・ササミの磯辺焼き
（一口大のササミ。中心がほんの少しレア。お好みでワサビを付けて召し上がります。
ササミですので多少パサつく感じもありますが、海苔に巻いてたべると風味がよく、
しっとりします）
・軍鶏のレバー
（胡椒が効いています。臭みもなく焼き加減もちょうどいい。
ぼくはあまりレバーは得意ではないですが、
こちらのレバーはいつでも美味しく食べられます。）
・つくね
（炭火の香りが香ばしく、そして瑞々しい。
若干中がレアでその柔らかさに生食のパンを想起させます）
・新銀杏
（愛知県産の取り立て。昨日から出されはじめたようです。
ふっくらしていてこちらも瑞々しい）
・うずらの玉子
（中が半熟。珍しいです）
・蓮根
（茨城産。こちらも炭火の香りが際立ちます。
コリコリの食感がいいですね）
・レバーとハツの間 ー ツナギやハツ元と呼ぶことも
（プリプリの食感なんですが微妙にこれまでにない歯ごたえ）
・アメーラー静岡産トマト
（火入れの加減が素晴らしい。塩が効いています）
・ソリ ー ももの付け根
（ソリレスとも言うそうです。
このソリレスはフランス語で、これを日本語に訳すと
「これを残すものは愚か者だ」となるそうです。
とても美味しいが見つけづらいところにあり
知らないと捨ててしまうことがあるため、
こういう名がついたようです。
ちなみにバードランドへロブション氏がいらし
同じようにと仰ったと今井さんが教えてくれました。
とても身が締まっていて、弾力がすごく、
風味も独特で肉汁もすごいです）
・とうもろこし
（もう安定のうま。醤油が香ばしいです）
・ラム
（実はラムが苦手です。
これまで三ツ星レストランや「うちのラムは臭みが全く無い」という店などでも
いただきましたが、いつも裏切られてきました。
今回もラムは大丈夫ですか？と聞かれたので、
苦手な旨を伝えたところ違う食材に変えてもらえることになったのですが、
今井さんだから試してみようかなと思って、
再度、変更しました。
これが大当たり！
脂身の所は少しラム特有の味がするのですが、
肉そのものにはほとんど特有の味がしない。
逆にラム好きの人には物足りないかもですね。
流石だなと感心してしまいました）
・甘味
・抹茶
■今井さんに行ってみて
コースが２つあり、今回は8,800円のものを頼みました。
こちらは焼き鳥を楽しみというよりはフレンチのコースを
楽しむようなイメージがあります。
そもそも出身のバードランドもそういう雰囲気がありますが、
今井さんが更にそれを進化させた感じです。
千駄木にお店があったときは、メニューの自由度が高く
まさに今井ワールドでした。
こちらに移転して、ちょっと大人しくなってしまったかなと思いましたが
それが復活し、さらに高みを目指している感じがしました。
この日は、少し遅れてご主人がお店に現れましたが、
ご主人が来ると店の空気が変わり、
焼台の前に立つ姿はやはり貫目が違います。
これからも一層、進化を遂げそうな今井さんに今後も注目です。