3回
2024/01 訪問
若い店主の才能溢れる創作料理を味わいに再訪
地下鉄東銀座駅そばの寿司など飲食店が多く入居するビルの10階にある日本料理の「銀座 和郷」さん。
ホテルオークラ東京で料理人としてのキャリアをスタートした店主さんは、2013年に「糀谷和郷」を開店し、2020年2月に「銀座和郷」をオープンしました。
カウンターは6席で、4席の個室1つあります。
今日はカウンターを7席にしていただいて接待で利用しました。
料理はおまかせコース(税込17600円)のみです。
飲み物は乾杯用炭酸系付のペアリングでお願いしました。乾杯用は3種類から選ぶことができ、「東京プロンド」をチョイス。
◇あんパン
低温調理されたあん肝が炭火で焼いた食パンの上にのせられていました。
刻まれた奈良漬けと葱がアクセントになっていて、さすがの定番メニューです。
◇すっぽん玉地蒸し
シンプルなゆえに店主の腕前が発揮された料理でした。すっぽんのゼラチン質が格別でした。
◇白味噌椀
白味噌のやさしい味わいに唐墨の塩みが効果的でした。天恵菇とうるいの食感も愉しいお椀でした。
◇天然トラフグ刺し
独特の歯応えは申し分ありません。
◇氷見の寒鰤
葱と一緒に食べるとより脂の乗りを感じました。
◇トラフグ白子炭火焼き
ご飯に白子がのせられていました。この組み合わせは珍しいけど旨い!
◇金目鯛蕪蒸し
蕪がいい感じで金目鯛と出汁の旨みを吸って、やわらかくて美味しい。
◇和牛せり鍋
肉の火の通し方が絶妙でした。せりとベストマッチ。
◇牡蠣と九条葱のご飯
天ぷらにした牡蠣を刻んでご飯に混ぜ合わせていました。ご飯に油が行き渡り、牡蠣のクリーミーさとのシナジー効果で絶品。みなさんこぞってお代わりをしていました。
◇あまおう苺ジェラート
ミルク感と甘みが程よい逸品でした。
◇くるみ餅
くるみの食感と苦みが美味しい〆の定番メニューです。
今日も小澤店主に感動をいただいたひと時でした。
お取引先の方も料理やペアリングのお酒、厨房のライブ感に大喜びで、大変満足してお帰りになりました。
次回はランチで伺いたいと思います。
2024/02/09 更新
2023/12 訪問
おまかせコースの始まりは絶品「あんパン」
地下鉄東銀座駅上のビルの10階にある日本料理の「銀座 和郷」さん。
エレベーターを降りると、いきなり綺麗なオープンキッチンカウンターが目に入ってきます。
有名野球選手に似た(お客さんによく言われるそうです)店主さんが笑顔で迎えてくれます。
ホテルオークラ東京で料理人としてのキャリアをスタートした店主さんは、ソムリエの資格も取得し、2013年に「糀谷和郷」を開店。2020年2月に「銀座和郷」をオープンしましたが、直後のコロナ禍が大変だったそうです。
カウンターは6席で、4席の個室が1室あります。
料理はおまかせコース(税込17600円)のみです。飲み物はペアリングでお願いしました。
◇あんパン(日本酒:仙禽)
シグネチャーの「あんパン」からコースはスタート。
低温調理されたあん肝が、炭火で焼いた食パンの上に乗せられていました。
やわらかいので慎重に手掴みでいただきましたが、刻まれた奈良漬けと葱がアクセントになっていて美味しい。
この時点でお店のチョイスに間違いがなかったと確信しました。
◇せこ蟹 江戸川春菊(日本酒:常山)
卵まで入った蟹の春巻きでした。手間がかかった逸品です。春菊のさっぱり味が春巻きとよく合っていました。
◇すっぽん丸吸い 小鍋(東方美人茶焼酎)
九条葱が入ったやや甘めの出汁が旨い!すっぽんのコラーゲンもしっかり!ペアリングの烏龍茶焼酎もピッタリ!
◇酒肴(日本酒:九頭龍ぬる燗)
熟成シロアマダイ、鰆、寒ぶり、白子と椎茸で構成された一皿。
鰆にかけられていた大葉・ミョウガ・アーモンドの香味ソースが絶品でした。
◇本鮪 備長炭(日本酒:廣戸川にごり)
口の中でトロける本鮪は北海道産。備長炭で香りづけがされていました。
酢飯と一緒にいただきました。
◇クエ竜田揚げ 赤蓮根(白ワイン)
山口県産骨つきクエは、独特の食感と脂が秀逸でした。万願寺とうがらしは、甘いパプリカのようで驚き。
◇和牛リブロース エシャロットとまと餡 かつお菜(赤ワイン)
今日、市場でたまたま見つけたかつお菜を料理に取り入れたそうです。九州人には懐かしい食材です。
薄切りのリブロースは軽く火を通して餡に絡めてありました。赤ワインのペアリング最高です。
◇桜海老と大葉のご飯
粒が立ったご飯、桜海老と大葉の香りに誘われて、おかわりしてしまいました。
◇蜜柑 百合根 苺
百合根のソースはとろみがあってやさしい甘さ。
◇くるみ餅
コースの〆は、もう一つのスペシャリテのくるみ餅。ドライデーツの餡と酸味のあるくるみが包まれていました。くるみのザクザク感が印象的でした。
台湾烏龍茶は本場の淹れ方。器の残り香も愉しみました。
カウンター席で料理を仕上げる様子をライブで観れるのもこのお店の魅力です。
美味しい料理とペアリングのお酒に大満足のひと時でした。
早速、接待の予約を入れさせていただきました。
2023/12/09 更新
地下鉄東銀座駅そばの寿司店など飲食店が多く入居するビルの10階にある日本料理の「銀座 和郷」さん。
ホテルオークラ東京で料理人としてのキャリアをスタートした店主さんは、2013年に「糀谷和郷」を開店し、2020年2月に「銀座和郷」をオープン。
カウンターは7席で、4席の個室が1つあります。
今日はカウンター席を家族で利用させていただきました。
料理は「おまかせランチコース」の全7皿と全8皿2コース。
ワンドリンクサービス付きの8皿のコースを選択。
◇あんパン
低温調理されたあん肝が炭火で焼いた食パンの上にのせられていました。
刻まれた奈良漬けと葱がアクセントになっていて、さすがの定番メニューです。
◇春キャベツお浸し
甘みのあるキャベツに釜揚げシラスが合う!揚げたて車海老はプリプリ食感。
◇うすい豆すり流し
羽曳野市碓井が発祥のため、この名がついたとか。若草色が鮮やかでほんのりとした甘みのあるすり流しでした。筍がやわらかい!
◇真鯛・桜鱒のお刺身
味つけされていましたので、素材の良さをしっかりと感じ取ることができました。
◇桜鱒フライ
桜の葉に包まれた鱒のフライは、春らしい香り。
◇塚原牧場より梅山豚
茨城県産のメイシャントンは甘みがあり、口のスッとなくなる感じでした。
黄ニラのシャキシャキ食感が好対照。
◇土鍋ご飯
お米の最高峰ともいわれる魚沼産コシヒカリの『雪椿』は粒の輝きが違います。
しゃぶしゃぶ用の出汁で雑炊も作ってもらいました。
おこげは刻み海苔をのせて食べると、これがまた旨い!
菜の花や蕗の付け合わせもご飯を引き立ていました。
◇そら豆ぜんざい
小豆の代わりにそら豆を使い、いちごや金柑との彩りが華やか。白玉もピンクに色付けするこだわり。
半年で3度目の訪問ですが、いつも高い満足度です。
美味しいものをいただけたことに感謝です。