奨学金で飯を喰らうマンさんが投稿したレストラン ラフィナージュ(東京/銀座)の口コミ詳細

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奨学金で飯を喰らうマン 認証済

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レストラン ラフィナージュ銀座、東銀座、銀座一丁目/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.6

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2022/02 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ペアリング必須

銀座駅A3出口から徒歩3分、2018年10月にオープンしたフランス料理店。
銀座レカンの総料理長だった髙良康之シェフが独立し開業した店で、オープンから一年でミシュラン一つ星&ゴ・エ・ミヨ4トックを獲得したそうです。

ランチコース(税・サ込8800円)
料理はコース1種類のみで、アミューズ2品、前菜2品、メインの魚と肉が1品ずつにデセールと食後の小菓子・飲み物付き。
「フレンチトースト」の文字列だけは残念感が漂いますが、銀座でこれだけ品数が多くて1万切る値段だと仕方ないのかしら。

鱈のコロッケ
アミューズ一品目。

キャロットラペ
アミューズ二品目。
一般的なキャロットラペとは似ても似つかぬ「なんかオシャレ」感。
液状の人参と泡状のオレンジにミモレットチーズがかけられており、これがどえらい美味かった・・・。
オレンジの香りがさり気なく、全ての要素が寸分違わず調和的で完成されてました。
プロ感が凄い。

パンはパンドカンパーニュとバゲットの2種類。
カンパーニュの素朴な穀物感がうまかった。

バターの鮮度を大切にしており、わざわざエシレバターを空輸で調達しているそうです。写真の5キロサイズのものを1週間で使い切るらしい。狂ってる。
細かいことはわかんないけどミルキーで超美味かった^^

カリフラワーのムースとズワイ蟹
海水のジュレを用いており藻塩が云々(忘れた)。
小ざっぱりした清涼感と淡い塩味で蟹が引き立つ調理。
食べれば食べるほど食欲が増していくような感覚があり、ひたすら無言で食べ進めてしまう魔力がありました。非常に良かった。

ペアリング1杯目はサンセールのもの。
ほんのりとわずかに塩味が感じられ蟹の皿と非常によく合ってました。
無くなると継ぎ足してくれるのもサービスよくて嬉しい犬のマー。

ペアリングコースはランチだと4杯で5500円(税・サ込み)。
結論から言うとこの店では確実にペアリングコースを頼むべき。
何故ならどの皿ともべらぼうに合うので・・・。

フォアグラとイチジクのトーション仕立て
左下のは山ぶどうの新芽の酢漬けらしい。なんやそら。
このフォアグラが頭のおかしな美味しさ。今まで食べたフォアグラ料理の中でダントツであり、にやけたまま表情が戻らなくなるほどうんまい。
イチジク、ソース、山ぶどう、トースト等々どれと組み合わせても意味不明なほど相性が良く、「本物のプロが作ってるのねえ…」としみじみ。
これ一品で今日この店に来て良かったと思える絶品でした。

ペアリングはアルザスのピノブランで、フォアグラと合わせると脳がバターのように溶けてなくなりました。

平目のブレゼ
青森県産のヒラメにヴェルモットソースの組み合わせとのこと。
ソースが堪らなく上品。重たくなくクリアで複雑味もあり華やか。とんでもなく美味い・・・。
名残惜しく根こそぎ掬って食べました。とんでもなく美味かった・・・。

ワインはACブルゴーニュの白。
果実味タイプのシャルドネで、料理との組み合わせの相性も含め、相対的に今日飲んだ中では印象薄め。

和牛フィレ肉のロースト
メインの肉料理。
ソースは赤ワインソースで肉の上に舞茸が載ってます。
超美味いんだよなあ・・・・・・。
魚料理と比べるとソースが黒子に徹している印象で、とにかく「肉」が主役。
8800円のコースだけど、他の店ならこれ一皿で数千円取るレベルの料理じゃないかしら。いやー美味かった。

そして肉料理と同じかそれ以上に良かったのがペアリングのワイン。
サンテミリオンのシャトーの2006ヴィンテージのもので、ちょうど飲み頃といった印象の複雑味ある香りとスムースなタンニンで超美味かった。
ワイン嫌いでもない限り、この店は確実にペアリングコースを付けた方が幸せになれると思う。

ここまで料理が上等だと最後がフレンチトーストとケチっててもしゃーないなと納得していたのですが、出てきたのがこちら。
フレンチトースト・・・の上にアイスとトリュフが山盛りになったご乱心系デセール。

更に驚きだったのが皿に拡がっているソース。
トリュフの絵面以上にインパクトがあるいっちゃってる甘さなのに、何故なのか飽きずに楽しめる恐ろしさ。
超良かった。

最後に小菓子と紅茶(orコーヒーorハーブティー)で終了。


料理もペアリングも文句をつけようがないほど素晴らしく・・・というか文句を付ける部分が本当に無く、都内の一等地でこれだけ超満足な食事が楽しめて14300円というのは圧倒的な費用対効果でした。
それと店の雰囲気も非常に良かったのよねえ。
カウンター席のカジュアルさもさることながら、オーナーシェフの気さくで親しみやすい空気感にプロフェッショナルを感じました。ダンディだけどくだけた雰囲気というか。

料理良し、ワイン良し、値段良し、接客良し、立地よしとくればリピーターが多いのにも納得。
素晴らしい店でした。是非また行きたい。是非また行きたい。是非また行きたい。


より詳しくはこちら→https://mikkimau.blog.jp/archives/1079636512.html

2022/02/23 更新

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