2回
2018/04 訪問
このあたりでは貴重な林SPFが食べられる店
金曜日の20:00頃、4度目の訪問。
ここは変わった形態の店で、「とんかつ和栗」、「洋食WAGURI」と書かれた店が並んでいるが
スタッフエリアを挟む形で中が繋がっているため、どちらの店でも同じとんかつを頼むことができる。
両者の特徴を書くと、「とんかつ和栗」は和風の内装、カウンター席のみ、とんかつの調理が見られる。
「洋食WAGURI」は洋風の内装、テーブル席有り、「とんかつ和栗」には無いカツカレー類を注文できる。
食べログ上はこちらのURLに統一されたらしい。
どちらに入るか悩んだが、今回は洋食WAGURIの扉を開くことにした。
店内は8割程度の客入りで、テーブル席は全て埋まっていた。
奥のカウンター席に座り、特上ロースカツカレー(2100円)を大盛り(100円)で注文。
かなり時間がかかりそうな気がしていたが、20分ほどでメイン料理と豚汁と福神漬けが提供された。
直径30cmはありそうな大きい皿の半分にカレーライス、半分にとんかつとキャベツが乗っている。
とんかつは細い部分は幅が約1cm、厚切り部分はその倍程度のサイズに切り分けられていた。
豚汁は驚くほどでかい大根と、玉ねぎと牛蒡、それから豚肉が一切れだけ入っていた。
とんかつ屋の豚汁なんだから、豚肉はもうこの程度で十分だ。
まずは端の一切れを何も付けずに持ち上げると、SPFらしくほんのりピンク色でややレアな揚がり方。
そのまま口に運ぶと柔らかさと上品な甘味、噛んでいくうちに旨味が溢れる。
衣は軽くサクサクとしていて、肉と分離する事もなく一体感を保ち続けている。
やっぱり美味いなぁ。
残りは塩とソースを半々くらいで食べたが、どちらもとても良かった。
カレーは辛くはないがスパイスが効いている。具にも少量の豚の切れ端が入っていた。
大盛りのご飯は420gらしくかなり多い。カレーのルーもそれに合わせて増量されているようだ。
とんかつ+ご飯、カレー+ご飯という組み合わせで食べ進めていくと、ルーが残ってしまい魂が震えた。
このとんかつはカレーを付けて食べたくないし、ご飯を追加する余力などもうどこにもない。
「とんかつ和栗」にもおつまみカレーというメニューならあったはずだ。
それくらいで丁度良かったんだ、欲張りすぎたんだ……泣きながらルーだけをすくい続ける。
恐ろしいほど満腹になって、目の前に張られたポスターを虚ろな目で見つめる。
そのままカウンターに乗って横になる妄想に駆られたが、おうちに帰ろうと思い立ち店を出た。
この店は何度来ても店員が慌しい。よく注文を間違えないものだとハラハラさせられる。
ホームページ上の価格も記載が間違っている(いつになったら直すのだろう)。
学生街の止まない喧騒に当てられているのだろうか。
2018/06/18 更新
金曜の20:00頃、満席だったので少しだけ外で待つとすぐに一席空いた。
カウンターに座ると、揚げ場の脇に大量のとんかつが積まれていた。テイクアウト用だろうか?
今日はまだ食べた事のない「店長おすすめ」と書かれたカタロースカツ定食(1800円)を注文。
隣の洋食WAGURIもほぼ満席らしく、店主もバイトも相変わらずどこか危なっかしい。
女性のアルバイトはちょくちょく店主や客の言葉を無視して余裕を失っている。
金曜の夜はどこも相当混み合うし、うるさい学生も多いので仕方がないのかもしれない。
料理は20分ほど待って提供された。
真ん中の数切れはかなりピンクがかったレアで、血合いらしき部分もあった。
肉自体は淡白な味わいで、塩でもソースでもいけるがやや物足りない。
全体的に弾力がありしっとりしているが、脂の旨味をあまり感じられない。
前回食べた極上ロースカツのほうが好みだった。リブロースカツもそのうち試してみよう。