1回
2022/10 訪問
至高の隠れ家で最上のサービスを受けながらみやざき地頭鶏を食す！
炙り4種1,320円
完熟トマトスライス660円
ももみ塩焼き2,530円
チキン南蛮880円
炙り肝さし880円
砂土原ナスと豆腐の揚げだし880円
むねみにんにく焼き2,750円
ガルガーネガ シャルドネのワイングラス880円
サン・マルツァーノ コレッツィオーネ CINQUANTA 5,940円
お洒落なL字カウンター 4席
渋い外観
2023/02/19 更新
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九州2日目の夜。今回も当日に探し当てた店を訪問する。
その名もKutsurogi 三四郎。
2022年の百名店とは気づかず、ラッキーなことに2人席を予約できた。
ホテルからは遠くにあり、食べログの地図を頼りに近付いていく。
駅前越えてどんどん住宅街へ。こんな所にあるの？と誰もが疑問に思うだろう。
街灯もほぼなくて暗い。近くに行ってもなかなか見当たらず焦ったものだ。
漸く見つけた佇まいから初見殺し確定。
良い意味で控え目な照明に渋い入口。遠目では分からんわ。
故に隠れ家。
店内に入ると優しそうな店員さんが迎えてくれて店内厨房を見渡せる4席しかないL字カウンターに通された。
他にテーブル席3席、掘り炬燵2席、奥の見えない部屋にも席があるようだ。
この日の予約も満席らしく席まで幸運であった。
炭焼きの火を見ながら食べられる幸せ。カウンターは大好きである。
内観は程よい温かみのある照明。木のぬくもりに落ち着いた黒のシートが良い。
既に旨い店であることは確定した。
さてメニューを見ると結構色々ある。
自慢の逸品故か、食材の関係かももみ又はむねみは注文するシステムらしい。
勿論いただきます。
最初のオーダーは一番気になった炙り4種1,320円とももみ塩焼き2,530円、完熟トマトスライス660円。
店はサントリー認定の超達人店らしく、スーパードライを裏切ってプレミアムモルツ715円をお願いした。今日も感激した九州旅行に嫁さんと乾杯！いやあ九州は素晴らしい。
最初に突き出し。普段は苦手なつくねからして旨い！
混ざり物のない純然たる鶏肉に優しい出汁がばっちり。
可愛く並ぶモッツァレラチーズが何故か合う。
店主の凄さをのっけから突き付けられた。
突き出しと共にゆったりと流れる時間を楽しめる雰囲気の中、最初に炙り4種がやってきた。
名前も付けてくれているので素人にも嬉しい配慮。
炙りと言うだけあって表面の食欲をそそる炭焼きされた中身は地頭鶏がそのまま閉じ込められていた。
添えられた塩と抜群の相性。タレはあり得ない。
山葵や柚子胡椒を合わせれば完璧だ。何とも上品な味わい達である。感服。
値段の適正は私には分からないがトマトも瑞々しくて程よい濃厚さ。
地産地消なのかと思う。新鮮だ。
そして宮崎のメインたる2回目の炭焼きは絶品である。どう表現したものか。
昨晩も十分に旨かったが、これが地鶏の底力か。
それに炭の移りが最高である。
後は年々価格が上昇しているようなので何時までも本物の美味さを提供して欲しいものである。
この頃には超炭酸ハイボール660円、更にはガルガーネガ シャルドネのワイングラス880円を越えて赤ワインを何にしようか考えていた。
日本酒も揃えられた店であるが、ワインの種類の多さが物語っているように皿に合わせるならワインをお薦めしたい。
追加オーダーは昨晩は控えたチキン南蛮880円！宮崎尽くしである。
加えて炙り肝さし880円、ももみに感激してむねみにんにく焼き2,750円、嫁さんの興味もあって
砂土原ナスと豆腐の揚げだし880円をお願いした。
一点、売り切れた心のこりが心残りであった。
悩んだワインはサン・マルツァーノ コレッツィオーネ CINQUANTA 5,940円。
プリミティーヴォがメインのようだが、チョコレートの風味を感じるフルボディ。
少し分けた嫁さんでさえ珍しく好みであったようだ。
説明を読んで勘で選んだのだが正解。
高価過ぎて選択肢には入りようもないが、ここにはサッシカイアやオーパス・ワンまで置いてある。飲める日が来るとは思えない。。。
さて追加オーダーは少しもらった苦手なナスでさえ旨い。腕次第ということか。
昨日控えたチキン南蛮は鶏も旨いのだろうが、何と言ってもキーとなるソースの酸味がいい！
そして炙り肝である。柔らかいから旨いとか余り言いたくないのだが極上の柔らかさ。
食べてきた肝の中で日本一決定。
サービス面も強調しておきたい。
従業員5名で回しているのだが勿論軸の中心は店主。
素人にも全てのオーダーを聞いているし、客のペースを見ていることが分かる。
本当に凄い。
味もサービスも抜群過ぎて店主と会話したくなり少しだけ話す機会をいただいた。
忙しい中、有難うございました。
話を聞くと27歳で開業して訪れた当時は36歳。
目を行き届かせたいので将来はカウンターだけにしたいと言う。
感じた目配りに納得である。
最後は若き俊英と記念撮影をさせてもらって店を後にした。
この店があるだけで宮崎に住みたいと思わされる。
何としても再度訪問したい。
ご馳走様でした！！