freeland0412さんが投稿したRISTORANTE REGA（神奈川/石川町）の口コミ詳細

今宵は結婚記念日ということで、ランチ利用でお気に入りとなったREGAで夕食を初めていただくこととした。在宅勤務を終えて嫁さんと最寄りの石川町駅に降り立つ。
REGAは横浜の中心地にあるとは言えないが、JRの石川町駅から徒歩1-2分の所にあるので十分便利で程よい立地だ。到着して見る夜の外観も適度な高級感があって良い雰囲気。

扉をくぐると早速店の方が出迎えてコートを預かってくれる。右手奥の窓際の席に案内されると立派なカラトリーも出迎えてくれた。店内は薄いピンクが基調なのだが、この色は昼よりも夜の方が更に合っていると思う。

本日はアニバーサリーコース9,000円を予約しておいた。ラインナップを見ると値段的にも頑張っていることが分かると思う。

ENTRE アミューズ
ANTI　PASTO１ 前菜4種の盛り合わせ
ANTI　PASTO２ 4種チーズのクレープ包み
PRIMO PIATTO１ 富山県産白海老とカラスミのタリオリーニ
PRIMO PIATTO２ リゾット ポルチーニ
PESCE オマール海老と帆立貝のグリル　フルーツトマトのサラダ仕立て
CARNE イタリア産仔牛とフォアグラのロッシーニ　黒トリュフの香り
DOLCE アニバーサリーデザート
CAFFE O TE エスプレッソ 、コーヒー 又は 紅茶
PICCOLA PASTICCERIA プティフール

この完全フルコースにスパークリングワインのサービス付きだ。
自分は飲む気満々でREGAワインコース3,300円を白ワイン限定にしてお願いする。店の方にお任せだ。

まずはスパークリング Mastio della Loggia Gran Cuvéeをいただいて結婚記念日に乾杯。多少のフルーツ感もあり木目細かい泡と共にスッと喉を通る。そして、この日を毎年迎えられることに感謝。一緒に食すアミューズはランチでもいただいたハーブサラミと自家製ピクルス。香草が効いて辛め。食欲を煽る。

スパークリングを早々に空けてワインコースの1杯目PAUL GINGLINGER ALSACE RIESLING Drei Exaをいただく。酸味ある辛口で食事に合うタイプ。香り高いフォカッチャとも実に合う。続く前菜4種の盛り合わせとも言わずもがな。キャビア乗せのカナッペとバーニャカウダが添えられた荒木農園の野菜が特に良いコンビ。生ハムも赤身系なのでなかなか。ゴルゴンゾーラチーズのソースで味わう雲仙普賢岳産ジャガイモニョッキに対してはやや荷が重いか。最初から皿に合わせるために赤のグラスも頼んでおくのもありだった。

白ワイン2杯目はSurrau Vermentino di Gallura。酸味がありつつ先ほどよりボリューム感もあるので、二つ目のアンティパストの4種チーズのクレープ包みにも合う。チーズがやや甘めよりに寄っているのもある。

白ワイン3杯目はCHARDONNAY Central Coast。こちらもやや重みありで華やかな感じ。プリモピアット1品目の富山県産白海老とカラスミのタリオリーニと合わせた。水菜が爽やかで白えびの甘みとカラスミの香ばしさが巧く合わさっている。ちょっと和風な感じ。それを平たく受け止めるタリオリーニと言うのがまたいい！

白ワインは飲み干して赤ワインを何にするか？今日は景気よく好きなバローロにしようかと店の方と相談。ワインリストにはないが、同じ値段でDOMAINE de MUTELUS GEVREY CHAMBERTINが準備できるという。魚料理にも合うと背中を押されて調子に乗ってお願いする。シャンベルタンなんて何時以来だろう。そしてこれがプリモピアット2品目のリゾットにもお似合い。やや重すぎるかなと思いきや、ポルチーニ茸の味と香りがしっかりと移っている米ともいける。米の質感がワインと拮抗して支えているようだ。

次はメインの魚料理。こちらも赤はどうかなと思ったがピノノワールの幅は広い。重過ぎず、タンニンも効き過ぎず便利と言えるが特化しきれていないとも言える。ということで断面からも分かる生感が強く、焦げた風味一杯のオマール海老にもバッチリ。フルーツトマトの酸味とバジルの鼻に抜ける香りも相まって笑えるほどに旨い。軽くニンニクのパンチも効いているか？

メインのロッシーニは、そうは言ってもシャンベルタンの一番の相棒。ソースは意外とサッパリ目ながら仔牛とフォアグラそのものが濃厚。トリュフが香りを高めつつ、後から赤ワインを追わせると最高だ。添えられた芋を合わせて甘みを加えるもよし。ちょこんと乗せられたしめじは「大国本しめじ」と言うらしく、小松菜と共に見た目のアクセントとなっている。

途中チーズ＋はちみつのおまけもいただいて、アニバーサリーデザート、エスプレッソ 、プティフール、そして〆にはやはりグラッパ＝42%のアルコールで胃を刺激、いや整える。Grappa di Brunello Col d'Orciaは以前も飲んだ1杯で勿論辛口だが香りも豊かだ。

サービスやサーブに不満の方もいるようだが、自分達は適度な会話と笑顔、タイミングの良いサーブ、美味しいワインのセレクトと本日も大満足の時間を過ごすことが出来た。3回とも同じホール担当の方だったからかもしれない。1度来ただけの客でも覚えている、1度来ただけの客にも注意を払うスタッフがいるのに差があるのは何でだろうな。

お腹も心も満たされて席を立ち、店の方々の笑顔に見送られて家路に着く。
横浜を離れるので暫く訪問できないのが何とも残念だ。
ご馳走様でした！！

休日の昼、嫁さんとREGAへランチに出掛ける。この日も満席だったが予約が取れてラッキーである。やっぱり良い店は人を惹きつける。

少し早めに着くと1ターン目からの入れ替え準備中。少し待ったが早めに扉を開けてくれた。上着を預けて席に案内してもらう。変わらず優しいピンクの壁が迎えてくれる。

さて今回もMenuB　4,000円。
嫁さんは
フェットチーネ アル ポモドーロ
カナダ産オマール海老と帆立のグリル　フルーツトマト仕立て（+600円）
鹿児島産黒豚のロースト アンチョビソース

自分は
茸とパルミジャーノのリゾット
同じくオマール海老
イタリア産仔牛とフォアグラのロッシーニ トリュフの香り（+1,200円）
に決めた。

飲む気満々だったのだが、1人で白1本、赤1本はきつい。白のハーフはないかとホールの方に聞こうとしたら、前回「ビルバネッラ」を注文した方ですね？と言う。恐るべしサービスマン！一度ランチに来ただけなのに覚えているとは。流石です。

白のハーフはなかったが、食事に合わせて白ワインを3杯 3,300円で提供するコースを勧めてくれた。尚更良いじゃないか。

前菜前のストゥッツィキーノ？はハーブサラミと自家製ピクルス。自分が普段買うサラミとは香りも凝縮された味も違う。ピクルスと合わせて白ワインのお共。

前菜はパルマ産生ハムにチーズシュー、バーニャカウダ、そして長崎産真鯛のカルパッチョ。真鯛と合わさったカルパッチョのオリーブが旨い。どれも白にいい！

続く茸とパルミジャーノのリゾットが今回の一番お気に入りかもしれない。歯応えの残った米に茸とチーズのソースが絡まってスプーンの進むこと。ここで白ワインのコースを終えてしまった。ワインも進む進む。嫁さんにも旨過ぎて一口分けたところ、リゾットの方が良いとのこと。フェットチーネの硬さが少々お気に召さなかったようだ。見た目だと丁度ツルっとして美味しそうだったが食べてないので実際は分からず。

ここで、前回もいただいた味濃い目のオマール海老の皿にも合いそうなネッビオーロのROREO 6,000円を注文した。先のホールの方も海老と肉の両方に合うと思いますよ、と後押ししてくれた。

成程、提供されたオマール海老と帆立を打ち負かさないバランスの良いワインであった。何よりオマール海老に焦げ目とオリーブオイル、バジルが混ざり合うと何と旨いことよ。

メインのロッシーニも外しようがない仔牛とフォアグラの黄金コンビ。見事に整った薄桃色々の肉である。そこにトリュフの香りが鼻を突き、赤ワインを後追いすれば幸せの一言。

今回も鱈腹飲んだからかチーズのサービスをいただき残りのワインと共に楽しんだ。
デザートを食べながら〆なるグラッパも飲んであっと言う間に時間が過ぎてしまった。

どこもそうなんだろうが誠にお得なランチだと思う。
そこに付き添うサービスも加わって、また来たいなと更に感じた。
ご馳走様でした！！

横浜にはライオンだってキリンだっているのにタダで見学できる野毛山動物園がある。せっかく横浜にいるのだからと思っている内に1年が過ぎて漸く行ってみた。平日でも散歩や昼食を兼ねた子供達がたくさんいる。十分に大人だって楽しめる素晴らしい環境だ。

その野毛山方面で桜も楽しんでイタリアンランチをいただくことにした。この辺りもイタリアン激戦区で悩んでいる間に結構歩くREGAになった次第。前日に予約できたのも幸いした。

野毛山からちょっと怖いエリアを越えてREGAに到着。交差点に位置するREGAの外観はひっそりとしており営業しているのかな？と思うほど。中に入ると速やかにホールの方が来てくれて二人掛けのテーブル席に通される。店内は上品な薄いピンクで照明も落ち着いた感じ。全体を見渡すことは出来ないが、全部で10テーブルほどであろうか。自分たちが最後のようで満席であった。年齢層は高め。何かの記念日の方もいた。

メニューを見るとランチは4タイプ。2,500、3,000、4,000、7,000円のラインアップ。嫁さんも自分もパスタ、魚、肉共に味わえるMenuB　4,000円にした。

このコースはエントレ、前菜4種の盛合せ、本日のパスタ、魚料理、肉料理、本日のデザート、プティフール、飲み物とかなり内容は充実している。

パスタと魚、肉は2-3種類から選べるので、嫁さんは、
スパゲッティ ラグー ディ ペッシェ
カナダ産オマール海老と帆立のグリル　フルーツトマトのサラダ仕立て（+600円）
仔羊のカチャトーラ

自分は、
フィッジリ　ゴルゴンゾーラ
鮮魚のソテー　春キャベツのスープ仕立て
北海道産黒毛和牛のタリアータ（＋800円）
をお願いした。

そして予約をしておくと何とシャンパンのサービスもある。先に書くと味もサービスも満足のいくものであり、ニトリばりにお得過ぎるお値段だ。

最初のエントレはサラミピカンテ。胡椒も効いてピリッとした味が食欲を増進させる。
これだけでシャンパンを空けた自分はRoceno Grecanicoのグラス900円を早くも注文。フルーティで中堅アルコールとしていい役目。前菜の4種盛合せと合わせた。

前菜は大好きな平目のカルパッチョもあったのだが、これは平目の旨みが薄く感じた。バーニャカウダもそうなのだが塩っけは控えめかもしれない。でもバーニャカウダの有機野菜達は歯応え良く、濃厚な味わい。フワッとした穴子はトマトとの相性抜群。嫁さんはこれが気に入ったそうだ。生ハムはしっとり、野菜と共に味わう。

続くフィッジリ。このねじ巻、硬さは完璧だと思う。ゴルゴンゾーラはねじ巻が良い分少ないソースで旨く絡んでいる。ソースがこってりかかっていないせいか、ちょい役不足かと思った2杯目のグレコニカでも十分に満足できた。嫁さんのスパゲッティ ラグー ディ ペッシェも勿論美味しかったそうで、こちらも適度なオイル加減と立ったスパゲッティが絶妙な茹で加減であることが見た目でわかる一品。この時点で2人ともかなり満足。

次の魚料理は平目。こちらは前菜と違って平目の旨さ、脂の乗りを味わえる。皮もカリカリ。スープには貝の旨みとキャベツの甘みが凝縮され、酸味さえも丁度いい。イタリアンらしい良い皿である。嫁さんのオマール海老もプリっとしていそうでいい赤み。うーん、こちらも食べてみたかった。

さて当然なくなった白ワインに続いて赤ワインも頼んでいる。リストランテなので当然かもしれないが、ワインリストもしっかりしているので嬉しい。リストをいただいたスタッフの方と相談をすると余り重過ぎない方が本日の料理には合うでしょうとのこと。好きなタウラージがあったがアリアニコ。値段も考慮しつつ、サンジョベーゼにカナイオーロがブレンドされたMontecucco Rosso Birbanera6,500円はどうか？と尋ねると丁度いいと思いますとのこと。ワインの名前は「幸せの黒い猫」という意味らしくエチケットにも描かれている。そんな会話もさらっと流れるように話す。そしてここのオーナーシェフはソムリエでもあるようでお気に入りの1本でもあるらしい。途中パンを持って来てくれた方で料理人の1人かなと感じるほど物腰が柔らかい方だ。

さて肉料理。黒毛和牛なのでどうやっても美味しいのであろうが、まさに王道のタリアータ。表面だけを程よく焼き、中のレアさ、旨みを残したままの牛肉にたっぷりのルッコラ、パルミジャーノレッジャーノ、さっとバルサミコ酢も後追いでもかけてあれば旨いに決まっている。そして幸せの黒い猫も同時にいただく。言うことはない至福の時。仔羊が好きな嫁さんも感激しているようだ。

ランチ時にボトルまで頼むのは珍しいからか青かびチーズとハードチーズをいただいた。赤ワインのお供に何とも有難いサービスである。

本日のデザートの際、最後にグラッパ700円を追加注文。名残惜しいが素晴らしいランチもそろそろ終わりだ。さりげなく花弁が添えられたプティフールとしっかり量があるエスプレッソで一息を付いて本当に終わり。嫁さん共々、期待以上に充実した2時間弱であった。

帰り際、ホールスタッフとシェフが笑顔で挨拶に来てくれる。客の反応をしっかり確かめる良店。
是非季節を変えてまた伺いたい。
ご馳走様でした！！