4回
2021/05 訪問
千葉随一の天ぷら;天白
何だか無性に天ぷらが食べたくなって、五月連休に電話するも・・予約で全滅
連休が明けてやっと今日訪問できました「天白」
こちらの店主は、名古屋天一時代ににい留の新留氏と共に在籍していた弟弟子に当たる鶴貝大将。
季節の素材を日々研究していて、常識にとらわれない天ぷらを揚げます。
昼のコース(菊)8800円
◇海老頭×2
◇海老
◇福岡の黄色インゲン
◇土気のキヌサヤ
◇沖縄産赤オクラ○
◇80gのキス(小骨を毛抜きで抜いて)○
◇鹿児島産ヤングコーン○
・空豆の白和え
◇木曽川の成鮎◎
◇山形 庄内砂丘のアスパラガス○
・岡ひじき、生姜と山芋
◇石川県五郎島金時◎
・天丼/天ばら茶(白子の玉ねぎと芝エビのかき揚げ)○
特に木曽川のこの大きさでも大人と言う鮎は、過去に都内のフレンチやイタリアンで食べた
ビックリフリットと異なり、苦みが少なく旨みだけが押し寄せる素晴らしい物でした。
更に石川県のサツマイモですが・・約1時間掛けて揚げたという調理方法が気になって尋ねてみました。
通常1時間も揚げると芋けんぴみたいな状態になると思われますが・・天ぷら鍋は1つ
他で低温揚げと言われていますが、実は内部に熱を通しきらないまま数度に分けて
天ぷら油に入れて上げてを繰り返して、この状態になるとの事。
天ぷらでは二度揚げはタブーとされているので、この方法は独自に編み出した技術との事。
ホクホクでしっとり甘くて、なのに衣はサックリ
コースを通じて一分の隙も無い内容、千葉随一と言うより関東でも最もお勧め出来る天ぷら屋さんです。
2021/05/31 更新
2020/08 訪問
天ぷら屋の本当の天ぷら;天白
テイクアウトで一度頼んだけど、それじゃー解らない。 その際、再開したら行く約束をして
ついに天ぷら週間の今日、予約して行ってきました「天白」
天ぷらと言えば、蕎麦屋の天ぷら程度しか食べた事が無いので・・本当の天ぷらは如何だろうか?
何となく太りそう、胃もたれしそうというネガな想像しか無かったし
千葉県内に天ぷら専門店は殆ど無く、なかなかその機会に恵まれなかったのですが
ここなら初天ぷらとして最適でしょう(^^; ただ今、千葉県内の天ぷら首位です。
昼は12:00、夜は18:00一斉スタートの営業で、18:00ちょっと前に到着。
店主と暫く話が出来ましたが、銀座天一で修行したとの事で素材も天ぷら粉も油も拘りが有ります。
まず豊洲で仕入れたという素材紹介
菊コース+みずむかご追加+焼酎3杯;9450円
・海老の頭
・車エビ(18g)
・白オクラ(千葉県産)
・貝柱○
・万願寺唐辛子
◇小鉢 穴子とキュウリ、茗荷
・淡路のハモ○
・熊本産ひごむらさき(茄子)◎
◇箸休め 肥後イチジク○
・トウモロコシの新芽
・秋田みずむかご○
・車エビ2回目○
・茨城県産紅あずま○
◇群馬県産高原キャベツと赤紫蘇の芽、蓮根と羅臼白玉ねぎ、小エビの天茶
使用する素材は黒い皿で紹介されて、揚げあがりは白い皿で提供されます。
使う油は山の上と同じ丸本の太白胡麻油で、揚げる数量分を継ぎ足し無く使い切り
小麦粉も拘りの品で、揚げる素材に合わせて調合を変えていました。
やはり寿司の様に一品ずつ揚げたてが提供されるスタイルで、行き着く先はこーなっちゃうみたい。
今まで食べた天ぷらは小さな素材にどんだけ衣を付けるか!みたいな物でしたが
そーいった物とは全く別物(^^; 油も軽く全然クドく無く素材感も生きています。
使う厨房器具も急速加熱冷却する温度調整天ぷらナベを使ってる様で、素材変更の都度金属音
素材を紹介されると、つい追加してみたくなって「みずむかご」を初めて食べましたが
茎のサクサク感とムカゴのねっとり感・・地元で消費され出回らない素材との事でした。
2021/03/09 更新
2020/05 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
天ぷらテイクアウト;天白
営業再開したら行こうと思っていた千葉市の天ぷら店「天白」
でも再開したと思ったら・・テイクアウトのみとの事で、電話予約して引取
千葉市美術館の向かい、ビルの1Fに有ります。
かき揚げミニ天丼;1080円
かき揚げの具材は日々変わる様で、今日はハス、アスパラ、玉ねぎ、エビ
それに新生姜の天ぷらが乗ってました。
ご飯には最初から天つゆを使った炊込ご飯の様で・・時間が経ってもご飯がグズグズになりません。
流石の出来ですが、ミニから想像するよりミニでした(^^;
蕎麦屋の天ぷらじゃ無い本当の天ぷら屋では、千葉県一のお店です。
2020/05/07 更新
【2022年百名店】
千葉駅から徒歩で20分位掛かる不便な場所なのに関東でも屈指の天麩羅店が有ります。
にい留さんの弟弟子に当たる鶴貝氏が揚げる天麩羅「天白」
一つの天麩羅鍋を変幻自在に温度変化させる為に天白胡麻油(白)を少ない量で使用
粉は福岡石臼引き天ぷら粉を大気開放したまま2週間-20℃で保管してから
溶き水には、水と全卵を使い素材に合わせて揚げる直前に粉と合わせます。
◇夜のお任せ13200+追加2尾+日本酒;20225円
◆伯楽星
◇才巻海老 頭1
◇才巻海老 頭2
◇才巻海老 浩鹿児島県甑島の養殖、火を止めて火入れ175℃○
◆バクレン
◇マコモダケ○
◇京都 伯楽星万願寺唐辛子赤
◇甘鯛○
◆獺祭 純米大吟醸
◇京都 エビイモ○
◇千葉県銚子 めごち
◇ハクレイ茸 ヒラタケの仲間 165℃○
・千葉県土気 おおまさり
◇熊本 肥後紫茄子○
◇対馬 穴子◎
・三木海老、金紫蘇、若芽の箸休め
◆豊盃
◇才巻海老 2 油の変化を楽しむ
◇ジャガイモ◎
◆伯楽星
追加
◇マコモダケ
◇宮城 帆立の桂剥
食事
◇かき揚げ丼
◇天茶と赤だし
大将の目の前の席には、天麩羅鍋の上の天井に、鍋の中身が見える鏡が取り付けてあり
粉の花が咲く瞬間が見られ・・話しの花も咲いてしまいました(^^;
気が付くと3時間を越える滞在で天麩羅と日本酒を堪能。
苦手なハズの海老やジャガイモがもの凄く甘く旨く感じるのは、素材が良いだけじゃ無く
旨みを引き出す揚げ方に依る所も大きいでしょう。
衣の中に水を閉じ込めるのでは無く、水分と油分を交換しながら中に熱を通す技の為に
素材による揚げ方や温度の研究が生かされています。