1回
2018/02 訪問
関西洋食のトップランナーの今の形。
洋食。
和食ではなく「洋食。」
その多くは日本生まれや日本人がアレンジした西洋の料理であり、もはや「国民食」と言えるレベル。
街角にある洋食屋さんに週末フラりと家族と出かける。それが正しい昭和の週末。そういう時期もあったと思われます。
そんな中で、平成の洋食スタイルと言いますか、より美味しい洋食へと昇格したのが洋食katsuiさんでした。「洋食katsui」と言えば大阪はミナミの予約困難店でした。職場の後輩を連れていけば、後輩は後日女性をデートに誘っていきました。そして、自分自身は母の日ディナーをご馳走しました。それらは若かりしころの良い思い出です。("⌒∇⌒")
そんな中、「洋食katsui閉店」のニュースは穏やかならぬ波紋を私の周りに投げ掛けました。どうするんなよ…あの味にもう出会えないのか?
そうすると、奈良は天理でkatsuiがオープンした。との話を聞き確認しにいきました。確認せねばグルメとは言えんやろ…という謎の使命感と共に。
で、車で一時間程走ったところにkatsuiさんはありました。
「山の辺の道 洋食katsui」これが今の正しい店の名前でした。
店に入るなり勝井さんが店先でお迎えしてくれました。お元気そうで何よりです。と、挨拶。そして、奥のテーブルに通してもらいました。見晴らしの良い少し小高い丘に店はありました。どうやら道の駅ならぬ「山の辺の道」とは登山やハイキング等を推進する事業の館の様です。その一角にある食堂という感じなのですが、いやいや、こちらがメインでしょ!って言いたくなります。ただ、ガッツリ食事をするか軽く食事をするかは選べるようです。奥に行くとレストラン形式、手前で食券を買うと食堂形式のようです。
奥に入ったので二人で座ったので 「ペアランチ」をオーダー。
出てきたのは
サラダ
ミックスフライ
バケット(ガーリックトースト)
ハンバーグ
ご飯(梅干しと味噌汁つき)
ジェラート(デザート)
です。
1つずつ紹介します。
サラダ…ベーシックです。奇はてらってません。これでよいのです。食事が楽しみです。
ミックスフライ…海老フライ。相変わらずウマイ!
蟹クリームコロッケ。蕩ける!噛むのが勿体ない!
芋のフライ。これはデザートだよ。
ミンチカツ。衣とミンチの相性抜群。
バケット(ガーリックトースト)…安定感の王様。
ハンバーグ…これはアカンやつです。目玉焼きも一緒に。デミグラスソースをペットボトルに保存したい。毎日白ご飯にかけて食べたい!無限EATING!
ご飯(梅干しと味噌汁付き)…何気ないものにしっかり仕事をするのは心斎橋の時と同じkatsuiスタイル。
ジェラート(デザート)…舌の清涼。旨味をさらっと違う旨さと甘味で流してくれます。
総合的な評価は【表現が稚拙と言われても、こう言います】
サイッコーの店!
です。
やはりウマイ!何を食べてもウマイ!どこを見ても素晴らしい!ロケーション、スタッフ、トイレの手入れ。全て一流。
心斎橋の時と違うことを挙げるとするならば「客層」だと思います。心斎橋の時はお金が少しある人が通う高級店の装いが強かったです。しかし、こちらは地元のお客様、ファミリー客がとても多いです。そういった意味合いで始めに言った「正しい週末を過ごす昭和の町の洋食屋さん」と言えるのかもしれません。
しかし、やはり一概に昭和スタイルとは言えないと思います。
昭和のファミリーへの洋食屋さん
平成の高級路線の洋食屋さん
それに加えて、天理という街の魅力をアピールする基地としての地域をいかす洋食屋さん
正に新時代の飲食店のスタイルではないでしょうか。
洋食界のトップランナー、katsuiさん。
新しく元号が変わろうとする平成30年。
何を見据えて、どこに着地をしようとしているのか。
これからもその一挙手一投足。見逃せません!
2018/02/19 更新
味、ロケーション、志、全てが最高のお店!
2018/02/18 更新