2回
2020/08 訪問
無化調ラーメンの頂点と評される、滋味深さが桁違いのラーメン!
【2020年8月訪問】
仕事で兵庫に来たのでお昼に立ち寄りました。
午前の仕事が早めに終わったので、11時15分ごろにお店に到着しましたが、店内に3名、外に1名の待ち。
平日の開店直後であれば、そんなに待たなくても入れそうです。
コロナウイルスの感染予防対策として
・マスク非着用の入店NG
・店内の会話はNG
・手指の消毒アルコール完備(義務)
・店内待合の席間隔の確保
などを実施しており、安心してお店に来れると思います。
到着後15分ほどで席に案内され、以下を注文。
・醤油らぁめん 全部のせ(1,500円税込)
・本日の丼 豚丼(400円)
ラーメンは席に通されてから丁寧に作られるため、注文してから10分くらいかかったと思います。
が、待つに値する素晴らしいラーメンでした。
まず店頭に「比内地鶏100%」と書いてある通り、鶏出汁の醤油ラーメンです。
私がこれまでに食したことがある鶏出汁のお店で、ブロイラーのガラを使っているところがあり、それと同系統ではあるのですが…
圧倒的にコク、味の濃さ、旨味の次元が違う。
これは比内地鶏を使っているせいなのか、スープに使う鶏の数がそもそも違うのかは分かりませんが、普通鶏の出汁のみだとどうしても物足りなく感じがちのスープが、滋味深さで極まっている。
醤油もなにやら複数色々使っているようでしたし、鶏油がさらに奥行きを作っています。
胡椒もスープの味を壊さない最小限しか使っていない印象で、バランスが完璧。
麺も秀逸。
非常にみずみずしいチュルンチュルンの喉越し。
このスープにマッチしている。
トッピングは豚チャーシュー、鶏チャーシュー、味玉、メンマだったのですが、味玉は黄身が流れ出ない絶妙な火加減。
そしてなにより鶏チャーシューの美味しさに脱帽です。
胸肉だと思うのですが、なんともジューシーに仕上がっていて、味付けもしっかり。かといってスープを殺さない絶妙な味加減。とにかく全体のバランスが素晴らしいんです。
次は鶏チャーシュートッピングでいいな。
豚丼は、チャーシューを作るときにでる端の肉をかき集めて作ったような感じでした。
バーナーで香ばしく炙ってあります。
正直この豚丼は蛇足でした。笑
でもこれを頼んだことで、さらにラーメンの素晴らしさを実感。
豚丼にはマヨネーズもかかっていて、味は強めなんですが、この豚丼にも負けないラーメンのスープが負けないんです。
どう負けないのかと言うと、味が濃いから負けないのではなく、完全に違うベクトルの味が洗練されているので、味が混ざらないし、ぼやけない。
とにかくこのラーメンのスープが本当にすごかった!!
「曰く、無化調ラーメンの頂点」
堪能しました!
化学調味料が悪いわけではありませんし、僕は化調の味も好きです。ただ、化調に慣れすぎていると味が薄いと感じてしまうかもしれないということも、申し添えておきます。
あくまでの好みの問題です。
会計は1,900円。
次回はトッピングは鶏チャーシューで行きます。
ごちそうさまでした。
2020/08/06 更新
【2020年10月22日再訪】
仕事で大阪に来たので、お昼ご飯を食べに立ち寄りました。
前回は醤油らあめんだったので、今回は塩をと思ってやってきました。
12時にお店に着くと階段の下まで列が。
もうここまできて食べないわけにはいかないので、待ちました。
席に通されたのは12時50分。
頼んだメニューは
・塩らあめん鶏チャーシュー(1,300円税込)
です。
注文して13分ほどで運ばれてきました。
僕は塩ラーメンがラーメンの中で一番難しいと思っていて、それは味噌や醤油などでごまかしが効かないからだと思っています。
見た目は、とても美しい。
紫玉ねぎのみじん切り、かいわれ大根(かな?わからない。笑)、メンマがデフォルトのトッピング、それに加えて前回感動した鶏チャーシューが加えてあります。
最後に、ゆず皮だと思いますが、最後に少し削って仕上げます。
ゆずは、丼の縁にも擦り付けていました。
スープは鶏油をしっかりと使っています。
いざ実食。
まずスープからいただきますが…
これは旨すぎる。
鶏の旨味がしっかりとスープに出ていて、優しいけど濃い。
それでいて単調じゃない。
ほんの少し使ったゆず皮が絶妙なバランスで味に奥行きを与えていて、スープの味を全く壊していない。
紫玉ねぎのみじん切りも絶対に必要な要素。
かいわれ大根も、メンマも、食感にバリエーションを与えます。
完璧すぎる。
非の打ち所がどこも思いつかない。
粗探し云々以前に、そもそもが美味しすぎる。
塩ラーメンでこんなレベルまで美味しさを感じるスープ、バランスは今までなかった。
次元が違う。
食べていて涙が出そうになった。
そして鶏チャーシューが相変わらず旨すぎる。
スープまで飲み干します。
スープも、縁にゆずを擦り付けていたのを見ていたので、場所を変えて飲んでみると、ちゃんと味が変わって面白い。
あっという間に飲み干し、次のお客さんに席を譲るべく会計へ向かいます。
コロナの影響で会話をする隙など全くなかったですが、会計の時にサービスの店員さんに、「鶏チャーシューめちゃくちゃうまい」と伝えました。
あれ、チャーシューも比内地鶏使っているんですって。
すごくふわふわなんですよ。
しっかりしてるけどふわふわ。そしてとてつもなく味が濃い。
なんであんな美味しく鶏チャーシューが作れるのか謎ですが、とにかく鶏チャーシューが死ぬほど美味しかったとだけ伝えてお店を去りました。
でも、チャーシューだけじゃなく、ラーメンそのものが異次元で美味しかったのです。
多分もう僕はここにきたら塩ラーメン鶏チャーシューだけを食べ続ける気がします。
ごちそうさまでした。