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夜の点数:4.8
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料理・味 4.8
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|サービス 4.8
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|雰囲気 4.8
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|CP 4.8
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|酒・ドリンク 4.7
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[ 料理・味4.8
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| サービス4.8
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| 雰囲気4.8
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| CP4.8
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| 酒・ドリンク4.7 ]
法善寺横丁で日本料理の奥深さを知る
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本湖月入り口
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法善寺横丁
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法善寺横丁石畳み
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道頓堀繁華街
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道頓堀
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2017/07/02 更新
本湖月、大阪道頓堀の法善寺横丁にある日本料理の名店。有難くもカウンター貸切りの会にお誘いいただき東京より弾丸ツアーにて参加いたしました。
道頓堀の賑やかな通りからちょっと入っただけなのに法善寺横丁の石畳みの通りが風情があり雰囲気の落差が楽しめました。
そして何よりも日本料理の奥深さの片鱗に触れることが出来た感動体験となりました。大将は日本料理はお芝居のようなもので抑揚が大事とおっしゃってましたが、まさに初夏の季節を舞台にした名演をみるかのごとく料理の流れも楽しめました。日本文化に触れたと言っても良い素晴らしい体験でした。
最初の一品にまず驚嘆。回りからもこれはなんだぁ〜と驚きの声。雪でできたような白い大きな蓋で料理がおおわれています。細かい氷でできた薄い膜でした。これをお箸でおそるおそる割ると意外にもふわりとした感触できれいに割れます。中から白いお料理が現れました。何かと思ったら生胡麻豆腐でした。
6月は「氷の節句」と言って京では夏を元気で健康に過ごせるようにと氷を食べる風習があったとか。しかし昔は氷は貴重品で貴族とか一部の人しか食べることが出来ませんでした。そこで庶民は白い胡麻豆腐を氷に見立てて6月にいただいたとのこと。だから水無月豆腐とも言うらしいです。
昔は夏を乗り切るのは冬を乗り切ることよりも更に厳しい時代だったようでそのような厳しい時代に生きていた人々の切なる願いがこの料理に込められているようでとても敬虔な気持ちになりました。そして今は夏に氷を当たり前のように食べられる時代、あらためて感謝しないといけないなと思ったりいたしました。
生胡麻豆腐はきれいで柔らかく程よい弾力感。サッパリした味わいで中に大豆がアクセントで入っておりとても美味しい。最初からすっかり魅せられました。
笹寿司は笹の香りを楽しむもの。だからチマキのようにしっかり巻くわけではないとのことでした。鯵、マイルドな赤酢のシャリ、紫蘇、吉野葛で出来たお寿司もとても美味しかったです。
お椀はのどぐろにオクラのすりながし。水だしで本節と利尻のお出汁の味加減もとても良かったです。梅干しは4日間かけて塩を抜いたもの、手間の掛け方に驚きます。
お造りは由良の赤雲丹とアオリイカ。赤雲丹はそのままが一番美味しいので何か加えたりすることはしませんとのこと。説得力があり共感いたしました。アオリイカは鮮度良くとてもねっとりしていました。
鱧は韓国産。焼き加減が絶妙でぷりっとした食感で甘みもありました。量もあり食べ応えがありました。
八寸もとてもきれいです。3つの小皿にのっています。そら豆がとても美味しかったです。山桃はとても赤くて初めていただきました。
琵琶湖の鮎の塩焼き。素晴らしい焼き加減と塩加減でふわりとした食感。最高に美味しかったです。
2つ目のデザートはさくらんぼに三ツ矢サイダーやカルピスを使ったゼリーを併せていました。デザートにも日本の物を使いたいという思いと大将の遊び心を感じました。
68歳とは思えない若々しくハンサムで元気な大将。そんな大将からパワーをもらえた気がします。お客さんが来てから鰹節を削っているとのことで鰹節を削る実演も見せてもらいました。サービス精神もグットです。削りたてとそうでないものとの食べ比べも勉強になりました。
このような素晴らしい会を企画された幹事様に感謝です。ご一緒いただいた皆さんありがとうございます。お二人は東京でも仲良くしていただいているマイレビ様でした(笑)
秋にも行ってまいります。
ご馳走様でした!
◉料理
□1 水無月豆腐
□2 笹寿司
(鯵 赤酢シャリ 紫蘇 吉野葛)
□3 お椀 のどぐろ オクラのすりながし 梅干し□4 お造り 由良の赤雲丹
□5 アオリイカ
□6 鱧の焼き霜 梅肉
□7 八寸 淀川の茅萱 3皿
◯一皿目
・そら豆
・バチコ
・牛蒡に鰻 八幡巻き
◯二皿目
・生サーモン 大根
・蛸
・赤い山桃
◯三皿目
・車海老
・たけのこ
・インゲン アーモンド 胡麻
□8 鮎の塩焼き
□9 トリ貝ともずくの湯通し
□10 二八蕎麦 天然ジュンサイ 兵庫
□11 アオボシゼンマイ 豆腐すり潰し
□12 お食事
・鱧
・白いご飯 新潟コシヒカリ
・お新香
□13 デザート1
・白樺の樹液だけで使った寒天
・高山の岩なし
□14 抹茶
□15 デザート2
・さくらんぼ
・三ツ矢サイダーのゼリー
・カルピスのゼリー
◉日本酒3合