7回
2023/04 訪問
桜の時期だけ。
今年は桜の開花が早くて、もう散ってしまったけれど、
4月の間はやろうかと、、というお話を聞き、
二度味わうことができた桜のチーズケーキ。
毎年、桜の時期しか登場しないため、結構レアなスイーツかもしれません。
チーズケーキはベイクドで、よく見るとちょっとピンク色。
可愛い春を感じますね。
桜スイーツって実はあまり得意ではないけれど、
これはほのかに桜餡の香りが鼻に抜ける程度で、
言われないと気づかないほどの繊細さを持ち合わせていて。
濃厚でしっかりした味のチーズケーキに寄っているので、
桜の味が苦手でも美味しく食べられるよう工夫されているのがわかる。
黒胡麻のレアチーズとはまた別物、しっかりどっしり重め、チーズ感たっぷり。
塩づけの桜でおめかししつつも、滑らかな王道チーズケーキの粋は保持していて、
またもやレベルの高さを見せてくれたという感じでした。
これは大好きな深煎りのモカとの相性が良かったな。
また来年だね。
2023.04.04.
2023/06/12 更新
2023/02 訪問
青りんごのタルトタタン。
またしても時差投稿で、現在お休み中の冬季限定スイーツですみません。
青りんごをまるまる1個使ったタルトタタン。
くったり煮込まれた青りんごには旨味がぎゅっと詰まって、
後味がさっぱり爽やかな味わいでした。
色々試行錯誤されて最終的に選んだ品種が青りんごだった、というお話を伺って、
クリームも添えず、他所のお店にはないこだわりを垣間見たスイーツでした。
パイ生地はバターがしっかり香るしっとり系で、
完全にパリッとサクサクではないあたりに、
家庭的な手作りのあたたかさを感じました。
見た目に反してとてもあっさりしたタルトタタンは、
中煎りのエチオピアに合わせて、リピートしてました。
軽めのおやつとして食べたいときにぴったりで
りんごの季節に再開するのが楽しみなスイーツです。
2023.02.28.tue.
2023/06/12 更新
2023/02 訪問
感動の南瓜プリン。
冬季〜春にかけてラインナップされていた南瓜プリン。
これまでのハミバさん(勝手に私はそう略して呼んでいる)で一番感動したスイーツでした。
時差投稿での紹介となって反省。。
ざらりとした舌触りと、ホクホクとした南瓜そのままの印象が
じっくり味わえるボリューム満点のプリン。
喫茶店の、つるんと滑らかな、生クリーム添えのカボチャプリンも好きなんですが、
ここのはもう南瓜そのものだよね、って触れ回りたい心境に駆られて(笑)
カラメルがすっごく濃くて、
苦目の深煎り珈琲と(私はいつもモカダークローストを注文します)
一緒に合わせるのがお気に入りでした。
メニューにラインナップされていると迷わず高速で注文していたので、
ずっしりお腹が満たされた冬でした。
そのツケが今、はちきれんばかりに、、、(苦笑)
ハミバさんでは、珈琲はあらかじめ飲みやすい温度で提供されるので、
するする〜っとお水みたいに飲めるのが私は好きみたいで、
重めの深煎りも、こちらでは甘いものがなくても最後まで飲めるようになりました。
大人になったんですかね。。
2023.02.20
2023/06/08 更新
2023/02 訪問
黒胡麻のレアチーズケーキ 。
今の自分に、なくてはならない場所です。
室内を流れる静かな時間を、読書や書き物をしながらひとり楽しむのが好き。
ゆるりとかかる音楽と珈琲を淹れる音、周囲の小声の会話、
それぞれが集まって作り出す空気感が特異で、
息苦しさを感じていた胸が、ここに来るとすうっとします。
なにより、珈琲もスイーツもしっかり美味しい。
スイーツは新作が出るのを楽しみにしながらローテーションしてます。
リクエストに応える形で、一時期復活していた黒胡麻のレアチーズケーキ。
マーブル模様が素敵で、見た目も味もどこにもないところ、
こちらの代表作だと思います。
現在こちらのメニューは提供お休み中、、時差投稿すみません。
優しい黒胡麻の風味を決して邪魔しない控えめなチーズの爽やかさ。
チーズではなく黒胡麻に寄せている、後味がなんだかクセになるひとしな。
儚く消える黒胡麻の味わいは、軽やかなエチオピアに合わせるのが至福でした。
決まり事がいくつかありますが、相性がいい人にはきっと唯一無二のお店になるはずです。
2023.02.07.
2023/06/08 更新
2021/08 訪問
珈琲の時間。
今年も何度か利用しました。
サニーボーイブックスからの流れで立ち寄ることが多くて、だいたい土日の昼間はいつも満席。
一人だとカウンターに案内されることが多い(というか今までカウンターしか座ったことがない)
コロナ対策で90分制になっています。
新しいスタッフさんが加わったようで、お菓子の種類も変わって、日によってはレモンケーキとか抹茶のお菓子の用意もあったりします。
深煎りブレンド
チョコレートのテリーヌ
じっくり淹れてもらう珈琲は身に染みるようで、
無花果が練り込まれた濃厚なチョコレートのテリーヌとの相性は抜群。
読書の時間で利用することが多いので、コロナが落ち着いて営業時間が延長されたら夜も伺いたいなと思っています。
置いてある音楽のチラシが良い。
2021.08.28.sat.16:00-
2021/12/30 更新
2019/06 訪問
羽音に耳を傾ける。
学芸大学の古いアパートの一室をリノベーションしたと思われるお洒落な珈琲店です。オープンした年にうかがっていたのですがレビューを上げそびれ、1年半ぶり2度目の訪問になりました。前回、マスターしか珈琲を淹れられないという状況で、注文してから出てくるまで30分近くかかったので、今回は時間に余裕を持ってうかがいました。
日曜の15:30ごろ、ほぼ満席でひとつだけ空いていたカウンターのお席に座ることができましたが、そのあと店の外に待機のお客様が発生、退席をお願いされているテーブルがありました。女性と男性の比率は6:4ぐらいで、男性のお客様が比較的多いのも特徴的だと思います。お一人様であったり、珍しく男性2人で珈琲を楽しむ姿もお見かけします。滞在時のルールがいくつかありますが、マスターはとても気さくな方なので、珈琲好きの方とはお話も合うのでしょう。
コンクリート剥き出しの壁にアンティークの家具を合わせた小さな空間にはアンビエントなBGMがゆったりとかかっていて、意味深な絵のない額とイーゼル、ドライフラワーやグリーンが飾られています。そしてトイレには外から回るという、昭和の田舎の日本家屋を連想させるアプローチも。ここに来ると、それほど似た間取りではないのになぜか実家を思い出します。おそらく以前は綿壁だった空間をきれいに剥がして現在の形にしたのではないでしょうか。和室のような名残があり、古い建物で床や壁は寒々としているのに、あたたかい空気が流れていてほっとします。音にはこだわりがあるようで、イヤホンは禁止です。居合わせた感じだと、小さい子どもが騒ぐのはOKなようで会話も特に静かにというお願いをされないのがちょっと疑問ではありますが、お客様との交流をマスターは大切にされているような気がしました。
珈琲はハンドドリップでじっくりと淹れられます。注文が立て込むと、タイミングによってはかなり時間がかかるのでご注意を。メニューは深煎り・中煎りのブレンドとシングルオリジン、アレンジ珈琲も豊富。紅茶やアルコールも置いていてトースト系のフードもやっているので、珈琲に括らなくともカフェのような使い方ができるのもポイントです。
深煎りビターブレンド(¥550)
ホワイトチョコのチーズケーキ(¥500)
深煎りはビターとマイルドがあり、最近深煎りの「コク」が美味しいなあと感じるようになり、ビターを選んでみました。とてもスッキリとした飲みやすいお味で、それほどどっしりとしない快い苦味で冷めても美味しかったです。深煎りでも本当に色んな味があることに驚きます。ここの深煎りは好きだけどあそこのは苦手だった…という味の基準は豆の状態と淹れ方…なのでしょうか。自家製スイーツは珍しくチーズケーキにホワイトチョコレートを合わせたもの。チーズよりはホワイトチョコの味が強めでライトな口当りでした。珈琲にはどちらかというともっと濃厚なケーキが合うかな。他にはマーブルのチーズケーキがありました。
余談ですがアルバイトの女の子が変わっている…と思ってよく見たら、蕪木さんのところで働いていた女の子でびっくり。思わず話しかけてしまったのですが、その会話を聞いていたマスターが、よければネルドリップで淹れますよと声をかけてくださいました。こちらでは休日はネルドリップはおやすみされているのですが、蕪木さんといえばネルドリップなので、その気遣いがとても嬉しかったです。珈琲のお店って横の繋がりが顕著でたまに他所お店のマスターがふらりとやってきたり、あの人は今ね…なんて思わぬところで近況をぽろっと知ることがあるので、客としてはウハウハしながら会話を聞いている時があります…(笑)
鳥の羽音やさえずりにじっと耳を傾けるように、一杯の珈琲を五感を働かせてじっくりと待つ。そんな愉しみを教えてくれる素敵な場所です。お店の名前を紐解けば、頑にイヤホンを禁止されている理由がわかります。こちらは遅い時間までやっているので、そのうち会社帰りに立ち寄って夜の雰囲気も体験したいと思っています。
2019.06.23.sun.15:30-
2019/07/25 更新
夏前まで限定で登場する、
国産無農薬のレモンを使用した
レモンケーキをいただきました。
表面はつるりと美しい白肌。
たっぷりのアイシングが贅沢で、
ナイフを入れるとざっくり心地よい音が響きます。
個人的に、爽やかな焼き菓子は
紅茶に合わせるイメージが強いのだけど、
甘みがしっかりあるので、
コーヒーとの相性も考えられている感じ。
いつもながら抜群のセンスで美味しいです。
目が覚めるようなレモン色の断片に、
心ときめくおやつタイムでした。
7月上旬で終わるかも、とのことなので、
今季、気になる方は早めにうかがってみてください♪
2023.05.16.tue