◆ヤン・クヴルー ☆×3.6
「フランス展」で利用しました、2019年の目玉店。
ホテルパティシエから店舗展開後1年かからずに話題になった、ヤン・クヴルー氏のお店。
伝説のストレーは勿論、去年のベルナシオンもサロショ等で馴染みのある人が多かったせいか
目玉=悲惨展開な印象だが、準備された商品個数が多い+イートインもスムーズで非常に快適。
―――――――――――――――購入した商品等(税込)―――――――――――――――
◇ミルフィーユ(1,620円) ☆×3.7
構成:パイ生地+カスタードクリーム
表記上パイ生地になるのだがパン生地ぽい、この生地が1枚だけのサクッサクの極薄生地。
会場で焼いているのか、薄いがパリパリの反発感を返す。確かにこれは持ち帰りが不可能。
粘度のあるカスタードクリームは卵感強めの濃い味+バニラの香りが強い、パイ生地が軽
いので一瞬軽めに錯覚するが、カスタードクリームが濃厚なので意外と重い気がする。
変わったミルフィーユであり、美味しいというより面白い寄り。会場では時間によりヤン
・クヴルー氏本人が作っていたので、ミーハー的に金額分の満足感があった気がする。
◇タルトシトロン(962円) ☆×3.7
構成:シトロンクリーム+ライムジュレ+メレンゲ+タルト生地
シトロンクリームは酸味が生きたもの、水分多目の見た目通り粘度は適度で〇。
レモンの強めの酸味に、内部のライムジュレで爽やかな酸味を足す=酸味×酸味。
味の変化はレモン→ライム→レモンの移り変わり、酸味の強さに必然性がある。
細かい葉っぱはまさかの紫蘇が入っており、香りを足していく=香り面もかなり強め。
◇タルトマロンヴァニーユ(972円) ☆×3.5
構成:マロンムース・ペースト+バニラブリュレ・ダマンド?+クッキー生地
栗部分はマロングラッセ+水分の少ないペースト+軽めでエアリーなムースで意外と
栗味は弱め。と言うか、バニラ部分が強すぎて栗味・香りが基本吹っ飛ばされている。
バニラブリュレは直球の香り・味強めなもの、バニラで殴る系久々だがたまにはあり。
ダマンド(ビスキュイ?)は軽い塩味+バニラなのかな、食べた瞬間に崩れる謎食感。
クッキー生地はサクサク、上部が思いの外軽い食感に反して重めでリッチすぎず〇。
◇メルヴェイユ(983円) ☆×3.4
構成:チョコ・ムース+プラリネ+メレンゲ
チョコで覆われた内部は粘度のあるチョコムース、口溶けは軽いが味はしっかり主張。
内部にはプラリネと言うよりも最早ヘーゼルナッツペーストが入っており、香りが
ガツンと殴ってくる。単体で食べると強すだが、全体として見ると素材的に考えて
もジャンドゥーヤの印象に纏まっている、小麦粉不使用なせいか非常に滑らか。
タルトシトロンもそうだが、甘さ担当をメレンゲに振っているのが面白い。
◇ホットティー(540円) ☆×3.3
オリジナルブレンドとかなのか?と思ったらエディアールだった、まあ普通。
◇タブレット レ ドミニカ共和国46%(1,728円) ☆×3.7
ミルキーな甘さのわかりやすい味のミルクチョコ、誤解を恐れず言えば子供向け味。
香りは抑え目で超万人向け=癖は全くないが特徴も乏しい印象、金額的には悪くない。
◇ダークチョコレート63% ヘーゼルナッツアーモンドキャラメリゼ(1,728円) ☆×3.7
チョコの軽めの深さとナッツ香ばしさが良いバランス、思ったよりも深くは無いの
で万人向け。ナッツが大量に入っているため、わかりやすい味になっている。
―――――――――――――――購入した商品等(税込)―――――――――――――――
ケーキに味の芯がしっかりある部分は非常に良いと思うのだが、その芯が強すぎて他の
味が隠れ気味になっておりうーん…+最近耐性が落ちているのか後味が結構重く感じた。
本店価格とは異なるが、外資でも見ないレベルの高価格帯なので純粋に催事経験料感。
ただ、タブに関してはわかりやすい味で悪くない、自分用よりもお土産用に良さそう。
メモ:開店1時間前着は早すぎ。
味:☆×3.6 サービス:☆×3.3 雰囲気:☆× コスパ:☆×2.0
金額:10,000円 - 15,000円
訪問:2019/04