ウッチー@1225さんのマイ★ベストレストラン 2018

ウチダシュラン

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ウッチー@1225 (40代前半・男性・愛知県)

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

やっぱり№1は蓬左茶寮。
2018年は色んなお店に行きたかったけど
蓬左茶寮が素晴らし過ぎて、結局このお店ばっかり通ってしまいました。

2019年は東海版ミシュラン発行という事もあり
どんな結果になるか楽しみです。

マイ★ベストレストラン

1位

蓬左茶寮 (池下、今池、覚王山 / 日本料理、海鮮)

52回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999

2022/06訪問 2022/06/05

唐黍百珍!2022

御料理名古屋流
└序破急バサラに至る
└当意即妙是とする
常識、慣例にとらわれず美味しい料理を
提供してくれます。

そんなこのお店の、おすすめポイントは
大きく3つあります。

①料理が美味しすぎる。
コースの中の数品ではなく全ての料理に於いて
唸るほど、目が覚めるほど悶絶するほど美味しい
数少ないお店です。
特に素材の旨味がめちゃくちゃ強くて
単に良い食材を使ってれば出せるとかいう
単純なものではなくて、そのポテンシャルを
最大限に引き出す魔法のような技術や
食材への敬意があるんだと思います。

②遊び心、自由度。
イタリアン、フレンチ、洋食屋、タイ料理と
経験豊富な、ご主人の作り出す料理は
和食の枠に囚われず本当に自由。
しかしながらイノベーティブ・フュージョン
かと言えば、そうでもなく、しっかりと和食が
ベースとなっています。
また季節に応じた貝、雲丹、キノコ、蟹祭りや
不定期に開催される各種フェアも面白いです。
もちろん通常の季節のコースもオススメです。

③お酒。
僕はお酒飲めないので多くは語れませんが
利酒師の女将さんが日本酒に大変詳しく
珍しいお酒も各種取り揃えています。
しかもご主人はワインに詳しいので
お酒好きな方は絶対楽しいと思います。

本当に本当に素晴らしいお店です。
気になる方は是非!
この日は玉蜀黍を食べ尽くす会。
名付けて「唐黍百珍2022」。

■飲む薬膳茶
以前もいただいたお気に入り。
2煎目、3煎目と段々と増してゆく
ふくよかな甘味が嗜めます。

■ホワイトショコラの水羊羹仕立て
構成は細かく刻まれた胡瓜に鮑。
オリーブオイル、オレンジワインビネガー
ストラッチャテッラ、キャビアのアクセント。
そのどれもが主張し過ぎる事もなく
ホワイトショコラの甘味が全てを優しく
包み込むような絶妙なバランス感。

■ヤングコーンと活車海老の春巻き
まずライスペーパーが旨い。
皮って大事だね。
パリッとした食感の後、口いっぱいに
心地よい甘味・旨味が広がります。
下に敷かれたコーンフレークは
飾りなんだけど牛乳くれるって言うから
食べるよねぇ~。

■コーンのすり流し
一番出汁で作られたすり流しは
さしずめ和風冷製コーンスープ。
同色の雲丹との相性も言わずもがな。
モチモチの白玉も良いアクセントです。

■マヨコーン
たっぷり渡り蟹の身と内子。
優しい蟹の風味の中で弾ける
玉蜀黍の旨味と青トビ海苔の磯の香。
自家製マヨネーズと共に。

■コーンバター
エシレバターで食べるコーンバター最強説。
エシレバターは一人一個、好みの分量で。
鍋の中で溶かしたバターに絡ませて
鍋から上げたらトドメの追いバター。
トリュフの香りとベーコンの塩気で飛ぶぞ。

■剣先イカとコーンの寿司
新鮮なイカのねっとりとした甘味に
玉蜀黍の弾ける甘味。
魚介と野菜で種類は違えど
味覚としては同じ甘味系なので
合わないようでめちゃくちゃ合います。
甘×甘に酸を合わせた寿司仕立てなのが
ポイントですね。

■コーンと桜海老のかき揚げ
桜海老の香ばしさと玉蜀黍。
ちょっと丼で食べたいくらい。

■コーンと翡翠冬瓜の薄葛仕立て
この美しい翡翠色こそプロの技。
透明感のある美しい味わいを
玉蜀黍が夏色に彩ります。

■ヤングコーンと三河牛ヒレのインボルティーニ
インボルティーニ、いわゆる肉巻きです。
もう絶対美味しいやつです。
牛ヒレ旨すぎ!
ヤングコーンとの相性もバッチリ。
大好きなブラックペッパーソースで。

■玉蜀黍の名古屋巻
いつもの玉子焼きもこの日は
玉蜀黍とストラッチャテッラで。
和と洋が良い感じで共存してて
これめっちゃ美味しいじゃん。

■玉蜀黍の味噌汁
お味噌汁はヤングコーンと
玉蜀黍の粒。
玉子焼×味噌汁×ご飯。
全てが玉蜀黍仕立ての最強コンボ。

■玉蜀黍ご飯
玉蜀黍の風味が付いた
ツヤッツヤの炊き立てご飯に
玉蜀黍の粒と一振りの塩。
これ以上何を語る必要があろうか。

■玉蜀黍のアイス こし餡と抹茶のテリーヌ
玉蜀黍の甘味に、こし餡の塩気と抹茶の苦味。
これぞ三位一体だよね、めっちゃ美味しいわ。

■玉蜀黍珈琲
最後は髭のエスプレッソ。
玉蜀黍の良い風味を感じます。

改めて思うけど玉蜀黍って
本当、何にでも合うな。
主役も脇役もなんでもござれで
カメレオン俳優みたい。
すげぇよ、あんた。

ちなみに蓬左茶寮は8月のお盆明けを目途に
移転します。(池下駅徒歩1分)
詳しくはお店の公式FBまたはインスタ参照。

僕は現店舗への訪問はこの日が最後となりました。
2016年6月に初訪問してから数える事、実に52回。
大変お世話になりました。

新店舗で繰り広げられる新世界。
めちゃくちゃ楽しみですね。

御馳走様でした。

たまにインスタで見かけますが
名古屋城の蓬左<hōsa>さんと
蓬左茶寮は別のお店ですし
蓮左茶寮でもないので間違えないでね~。

という事で、この日は会社の後輩とランチで訪問。

■パッションフルーツ釜
柚子釜をアレンジした最初の一品。
トロピカルな酸味を少し円やかにしたソースが
才巻海老の甘さをより一層引き立てますね。
そしてフルーツ属性のきわめトマトとの相性は
言わずもがな。
紫蘇の芽、蕪と合わせて。

■桜マス 藁燻し
生と燻製ですが同じ食材でも
食べ比べると全然違った表情で面白い。
生はネットリと広がる旨味。
燻製は凝縮感を味わえてめちゃ旨です。
酸味を控えたビーツのソースとも良く合います。
長野産グリーンアスパラ、茎のパウダーと合わせて。

■鯛 スミイカの造り
魚は基本、寝かさないのが蓬左流。
〆たばかりの鯛はモッチモチ
スミイカはサクサクと歯切れよく
テクスチャの違いと其々の個の
深い味わいを楽しめます。

■平松椎茸と蛸の炊き合わせ
椎茸の炊き合わせって
しっかり味が染み込んだのも好きだけど
こちらの一皿は敢えての薄口で勝負。
でも全然薄く感じないの。
むしろ椎茸の濃厚なジュがより一層際立って
『これぞ引き算の美学だよね』って感じ。
蛸は豊浜産で、こちらも素晴らしい塩梅。
柔らかい中にも適度な弾力があって
噛み締める毎に蛸の旨味が広がります。

■フォアグラの八丁味噌漬け
カワイイ器で登場したのはお馴染みのこちら。
スペシャリテの貫禄を感じますね。

■焼き鱧
こちらは夏のスペシャリテ。
時期的には随分と早いんだけど
蓬左クオリティにも耐えうる
立派な身厚の鱧が入荷したとの事で。
カリザクフワで身の旨味をしっかり感る鱧に
甘トロの葱、少し甘味を帯びたタレと
立ち上る良い香り。
鱧料理のニルヴァーナですね。

■渡り蟹の薄葛仕立て
今が旬の渡り蟹は身の旨味が
めちゃくちゃ濃厚。
椀種は鯛と真丈の重ね蒸し。
真丈は極上のはんぺんで吸い地は
あまりの美味さに思わず声が漏れる程。

■シャトーブリアンとモリソンの唐揚げ
長崎産黒毛和牛のシャトブリ。
お昼からこんな極上のお肉を
いただけて最高ですね。
そしてフランスからは
アミガサタケの一種であるモリソンの唐揚げ。
これがまためっちゃ美味しいの。
ビール片手にずっと摘んでられる。
いや、ビール飲めないけど
例えるならそんな感じって事で。

■赤貝と平貝の混ぜご飯
貝、甘っ!!!
大将ホント素材の味を活かす天才だな。
青さの佃煮、新若芽の味噌汁も合いますねぇ。

■鱧カツ丼
おおおぉ~カツ丼!
こういうの大好きです。
しかも鱧なので〆に食べても重くない。
美味しかったぁ~。

■苺ミルクぜんざい 醍醐のアイス
日本料理は乳製品を使わない印象だけど
実はそれは近代的な日本料理。
古くは飛鳥時代に乳製品を加工する
技術があったそうな。
牛乳をゆっくりと煮詰めて固める事で
蘇が生蘇になり醍醐になる。
醍醐には『これ以上ない』という意味があり
醍醐味と言う言葉はそこから来ているのだとか。
まさにミルクの醍醐味を感じられるピュア感。
苺、餡子と共に。

この時期は日替わりで季節が巡るそうなので
本当は毎週通いたいくらいですが…

次回は6月。
黄色いアイツを食す会を
楽しみに待ちます。

御馳走様でした。
初めてお伺いしたのが2016年6月。
松本さんの魅力に取りつかれて約6年。
足げく通い詰めて遂に50回目を迎えました!

そんなこの日も…やっぱり凄かった。

■食べる薬膳茶
黒豆、ナツメ、龍眼のお茶。
これ美味しぃ~っ!
時間と共に具材の旨味がどんどん
お茶に移るんです。
最後、自重で沈んだ龍眼の
オリエンタルなアロマに癒されます。

■日間賀島タコのキャラメルマキアート
最初っから松本大将の変態性爆発です。
タコはお茶ではなく珈琲で炊いてます。
アスパラ、南瓜のムースにピスタチオ。
仕上げはキャラメル風味の泡と珈琲粉。
どうやったらこんなの思いつくんだろ?
あぁそっか、タコと南瓜の煮物の再構築だな。
蓬左茶寮のテーマはイノベーティブではなく
あくまでも郷土料理ですからね。
そう考えると奇を衒っているようで
実は理にかなった一品なのです。
「お皿に残ったソースを拭うパンが欲しい」
と言ったらプチシューが出てきました。
時折スイーツのような一面を覗かせた
この料理に合わない訳ないよね。

■虎河豚の火取り
薄皮を残した河豚を軽く炙って
浅葱、国産マイヤーレモン、紅葉おろしと
自家製のゆずポン酢で。
淡泊な河豚も松本大将の手にかかると
旨味が活きて濃厚な味わいになります。

■赤貝 造りと紐キュー
ここから春のプチ貝祭り。
この食べ方良いですねぇ。
クリアな甘味が噛み締める程に広がります。

■平貝磯部巻き
醤油の芳ばしく焼けた香りと海苔の風味。
歯切れの良い平貝の旨味と相まって
たまりませんね。

■桑名産蛤の酒蒸し 玉子豆腐
超特大の蛤を酒蒸しで。
蛤の旨味成分が混ざりあった
お汁は味も香りも極上です。
そのお汁で作ったという玉子豆腐も秀逸。

■白ミル貝のフライ
紐と水管の食べ比べ。
自家製マヨネーズは
プレーンとトリュフ入りの2種。
貝のこのジンワリと来る甘味は
何物にも代えがたいですね。

■加藤農園きわめトマトの最中
春のスペシャリテ。
前回もいただいていますが
季節の移ろいと共にきわめトマトの
味わいもより一層フルーティーに。
まずはそのままと新玉葱の霙酢で楽しんで。
そして最中を頬張ると最中皮の芳ばしさと
白髪海老、トマト、マスカルポーネチーズが
絶妙にマッチしてスペシャリテたる説得力を感じます。
この組み合わせ考えた松本大将、本当天才。

■フォアグラの八丁味噌漬け
こちらは通年のスペシャリテ。
お馴染みの品ですが毎回季節に合わせて
取り合わせが変わるのが良いですね。
今回は伽羅胡桃、金柑に黒胡椒ペースト。
苦味のアクセントですりおろした海老芋に
抹茶の香りを載せて。

■蛍烏賊のしゃぶしゃぶ
生の蛍烏賊はやっぱりボイル物と
全然味わいが違いますね。
ワタが美味しいのは勿論の事
それに負けないヤリイカに似た身の甘味。
これ超美味しかった。
水菜の御浸し、自家製ゆずポン酢で。

■羅臼産蝦夷バフン雲丹の雲巻
こーちゃん必殺の出汁巻きに雲丹。
間違いないですね。
長芋のアクセントを加えた
大根おろしもめちゃ旨です。

■平松椎茸と鮑のステーキ
日本一美味しい椎茸と言えば
こちらの平松さんの原木椎茸。
超肉厚で噛み締める程にジュが広がります。
そして鮑も特大サイズがゴロッと。
鮑なので当然、脂なんて無いのですが
まるで上質な肉の脂身を食べているかの様な
プルンプルン感。
佐賀のホワイトアスパラも超甘い。
ピスタチオのアクセントと池下ペッパーソースで。
このソースがまた若干ジャンク感があって
良いんですよねぇ。

「ここからが長い」の
宣言の後に始まった炭水化物祭り。
まずはこちら。

■アスパラと平貝ご飯
ツヤッツヤの炊き立てご飯に
スッと溶けるように柔らかい
アスパラと平貝の優しい甘味。
一振りの塩がエフェクトとなって
具材の旨味をより一層引き立てます。

ご飯のお供は浜名湖あおさの佃煮と
香の物、新ワカメの味噌汁。

■味噌魯肉飯(ルーローハン)
まさかのルーローハン。
こういうの出てくるから
毎回ワクワクが止まらないんですよねぇ。
叉焼、角煮に八丁味噌を使うのが蓬左流。
旨すぎて秒殺です。

■フグリーンカレー
フグのグリーンカレーです。
グリーンは青唐辛子って意味なんですね。
インドのようにスパイスを使わず
ハーブで仕上げていくのがタイ流。
カプサイシン効果で体も温まってきます。
辛いけど旨い。
ココナッツ効果か辛いの苦手な僕でも
美味しく食べれる辛さです。

■絹とじ丼
生湯葉を優しい出汁の香りを纏った
玉子でとじた絹とじ丼。
最初に食べたアスパラご飯で。

■苺ミルクのぜんざい 生蘇のアイス
生クリームを使わず牛乳を煮詰めて作った
生蘇のアイスは超ミルキー&シルキー。
今が旬の苺にカラフルなおいりと
プチシューでパフェ風に。

■抹茶

今回も最高すぎて
満足度も満腹度もメーター振り切りました。

次は100回目指すので、まだまだ健康でいて下さいね。

御馳走様でした。
好きすぎて気が付いたら49回目!
次回で50回だ。

そんな今回は昼席で訪問。
こんだけの品数と食材、クオリティで
8000円はめちゃくちゃ破格だと思います。

■蕪すり流し 雲丹霜降り
もう最初っから、ため息出る程美味しい。
心まで温まるような優しくも上品な蕪の風味に
出汁と浜中雲丹の甘味がそっと寄り添います。

■寒平目 薄造り
和風カルパッチョとでも言いましょうか。
黄金のお皿に映える盛り付けで。
オセトラキャビア、のれそれを合わせて
純米酒に昆布、梅、紫蘇を合わせた煎り酒と
自家製酢橘のポン酢で。
もう天才的としか言いようがない組み合わせ。
松本大将の料理は美味しいだけじゃなく
何が飛び出してくるか分からないワクワク感も
魅力の一つ。
普通の日本料理屋さんじゃ、まず絶対こんな
お造り出てこないもんね。

■加藤農園きわめトマトの最中
出ました、春のスペシャリテ。
去年これ食べれなかったから
めっちゃ食べたかったんだよね。
新玉ネギの霙酢と最中2種の食べ方で。
白髪海老、マスカルポーネチーズ
そして最中皮の食感と芳ばしい香りが
トマトにズギャ~ンとマリアージュ。

■真鴨のタタキ
参ったね。
これも本当美味しい。
クリアな赤身の美味しさの中に
レバー感も感じられ食欲をそそる
ブラックペッパーソースが
もうなんというか語彙力なくてアレだけど
本当美味しい。

■フォアグラの八丁味噌漬け
こちらもスペシャリテ。
伽羅胡桃、うずら卵、金柑、菜の花御浸し
近江赤こんにゃくの土佐和えを口休めに。
これ本当、何回食べても感動するわぁ~。

■筍真丈 蓬麩のお澄まし
なんだか正統派な椀物は久しぶりです。
吸い地を一口。あぁ~、染みるわぁ~。
筍食べて春の訪れを感じながら。
そして地味に焼き蓬麩がめっちゃ美味しい!

■河豚 舞茸の唐揚げ
河豚の身、否、河豚の肉。
それくらいジューシー感ある。
カラッと揚がった衣も御馳走です。

■椎茸そば
超肉厚な平松さんの原木椎茸。
はい、これももはや肉。
椎茸のステーキです。
軸はみじん切りにして出汁のソースに絡ませて。
僕は何を隠そうキノコの中では椎茸が一番好きなので
もう幸せでしかない。

■土佐牛のシャトーブリアン
先月はブラックペッパーソース。
でもこの日は真鴨で使ってるから
薬味どうするのかと思ったら
なんとネギ、唐辛子、生姜、ニンニクの韓国風。
え~っ、韓国系も出来るの?ってちょっとビックリ。
そしてこれが程よい脂を蓄えた肉にめっちゃ合う。

■玉子焼き 味噌汁 煮え花
安定のご飯セット。
今日も美味しいです。

■ハヤシ
勿論ご飯をぶっ込んで。
はい、瞬殺です。

■プリン ミルクアイス
こちらもスペシャリテ。
生クリームを使わないミルクを煮詰めて
作ったミルクアイス。
そりゃぁ旨いに決まっとる!
プリン、苺と共に。

■抹茶

あぁ~今日も本当に美味しくって大満足。
この日はカウンターでお隣様だった
20代前半のイケメン君とも何だか盛り上がって
めっちゃ楽しかったです。

次回は3月。
本当は毎月通いたいけど…我慢我慢。

御馳走様でした!
我が最愛のレストランへ
年内最終営業日に訪問。

■白牡丹
毎度お任せ、女将さんセレクトの中国茶。
清らかな味わいが特徴です。

■車海老 あん肝 雲子
この時期ならではの食材を
酢橘のポン酢と土佐酢ジュレ
浅葱と合わせてあっさりと頂きます。
トビコのプチプチ食感も楽しく
思わずニンマリするような先付です。

■メジマグロ 山芋
マグロと山芋は大好きな組み合わせ。
山芋はもっちりと羊羹仕立て。
味わいだけでなくテクスチャの妙も楽しめます。

■唐墨 飯蒸
まいりました。
超~美味しいです。
なんだろ、これ?何かに似てる。
あっ、そうだ!
ごろいか(するめいかのワタ入り丸干し)を
軽く炙って食べた時のような
芳ばしい香とコク深さ。
僕はお酒飲めないけど日本酒好きな人は
絶対たまらない一皿です。

■鰻 醤油焼
木曽川の天然鰻。
天然物は火入れが甘いとブヨブヨになり
強過ぎると焦げるので難しいと
大将が言ってましたが、これはもうバッチリ。
皮目パリッパリで身はフワッフワ。
軽く塩と生醤油で焼いてあって、これがまぁ旨い!
鰻の白身の美味しさを引き立てる仕立てで
白焼きよりも断然好きです。
縮み法蓮草と合わせて。

■香箱蟹 チーズ焼
この時期、最高の御馳走の一つである香箱蟹。
カルピスバターと24ヶ月のパルメザンチーズで
芳醇な香りを纏わせるのが蓬左流。
甘い身と濃厚な卵にチーズが絡まり旨い旨い。
蟹面だと普通、脚身が上面に来るんですが
水分出るから下にするという工夫がされています。

■虎河豚 唐揚
これはケンタッキーですか?ってぐらい
食べ応えがある唐揚げです。
淡泊ながらも味わいある白身は
さながら本当にチキンの胸肉のよう。
衣もザクザククリスピーで超美味しい。

■真鴨 越津葱
ちょっとこれはビックリ。
鴨ってレバーのような血の味こそが
魅力だって思ってたけど
こんな癖のない綺麗な味わいの鴨って
あるんですね。
どっちが良い悪いではなく
その個体の旨味にどうアプローチするかなんですよね。
甘くて蕩けるような越津葱と生姜のアクセントが
効いたタレと合わて食べると最高に美味しいです。

■平松椎茸 黒毛和牛 黒胡椒
平松椎茸が主役でシャトーブリアンは
添え物だそうです笑。
これはもう説明不要ですね。
一つ言うなればブラックペッパーソース。
おそらくステーキを食べるうえで
これ以上、美味しいソースはありません。

■煮え花 玉子焼 じゃこ 湯葉汁
酢橘をかけないシンプルな煮え花は
久しぶりかも。
お米は我が家も御用達の「だて正夢」の新米で。

■蟹ご飯
渡り蟹の身やら内子やらがゴロゴロと
ふんだんに入っています。
めっちゃ美味しい!
最高かよ。

■里山の雪景色
白川郷をイメージしたそうで
頭の中で♪君に夢中が流れます。
・フルーツぜんざい
 洋梨、紅まどんな、ココナッツ
・苺 おいり ミルクのパンナコッタ
・大人の焦がしキャラメルプリン

■抹茶
最後は抹茶で余韻に浸ります。

いや~ぁ、今回も凄かったです。
もう主役級の食材のオールスターで
疾風怒濤の全編クライマックスでした。

コースは緩急が大事とか言うけど
そんなの関係ねぇ。ってくらいに
イケイケオラオラな構成。

そういう強引な感じ、好きやよ。
バカになる程、蓬左茶寮に夢中なのです。

御馳走様でした。



愛して止まない蓬左茶寮。

事前にインスタとかで
「今の時期はこんな料理が出るのね♪」
なんて予想してたけど見事に裏切られました。
いつもながら引き出しの多さに驚かされます。

■白茶
白茶とモーブ、ハイビスカスの
女将さん特製のブレンド茶。
フルーティーかつ上品な口当たり。

■スミイカ 青とび海苔のハカタ
苔に見立てたのは、あおさ海苔の佃煮。
上からは秋トリュフのオリーブオイル和えを。
イカにトリュフ??って感じだったんだけど
トリュフは海苔を感じさせるアロマがあるんだって。
あ~、本当だ!確かに合うわ。
奇抜だけど理にかなった料理。
最小限のアレンジで複雑味を構築。
これぞ松本大将の真骨頂ですね。

■牡蠣のアイスクリーム
牡蠣は2種。
小さい方が塩田熟成牡蠣(広島)。
大きい方が浦村牡蠣(三重)。
生牡蠣の様だけど多分、低温調理済。
合わせるのは牡蠣グラタンのベシャメルを
イメージした牡蠣のアイスクリーム!
オセトラキャビアの円やかなコクと
アイスの冷感、風味が臭味の無い
牡蠣のクリアな味わいにベストマッチ。

■答志島トロさわら 土佐酢ジュレ
全身に脂が回ったトロさわらは
その名の通り本当にトロの様。
軽く燻製香が付いてます。
サッパリ食べれるように
トビコのプチプチが楽しい土佐酢ジュレと
ピリリと辛い自家製製柚子胡椒で。
めちゃくちゃ美味しいです!

■フォアグラ八丁味噌漬
THE スペシャリテ。
濃厚なアイスクリーム食べてる
みたいで本当に美味しい。
団扇型の器に盛り付けられたのは
・柿の白和え
・無花果のカカオ煮
・水菜 金胡麻
・赤蒟蒻
・伽羅胡桃
・茸胡椒
箸休めにしても一緒に食べても良し。
チビチビチビチビずっと食べてたい。

■TKG(温泉卵・渡り蟹・飯蒸し)
まずは渡り蟹を一口味わったら
温泉卵を割って混ぜ混ぜ。
そんな事したら勿体ない!
って思うかもしれないけど
渡り蟹の内子って半熟だと
本当に鶏の卵みたいな味がするから
これもしっかりと理にかなった料理。
そして実は一品目の海苔の佃煮を
残してあったので合わせ食べてみたら
やっぱり美味しい~、ナイス俺!
ちなみにこの日(10/30)は
たまごかけご飯の日らしいです。

■虎河豚の唐揚げ
鉄皮と、とうとうみは湯引き。
酢橘ポンズであっさりと楽しみます。
身とカマは唐揚げで。
部位によって異なる味わいを
活かした食べ方でいただきます。
ホックホクの白身はしっかりと
河豚そのものの味わいが感じらる。
特にカマが味が濃く感じられて美味。
唐揚げで一番美味しいのが河豚だと
言われる理由が良く分かります。

■伊勢海老 海老芋
大阪富田林の海老芋は
里芋のような味わいながらも
繊維感の無い、きめ細かさや
滑らかさが特徴。
海老出汁で風味を付けた西京味噌で。
伊勢海老は片面焼きのレア仕立て。
素朴感と高級感の共存。
こんなの美味しいに決まってます。

■カワハギとフカヒレの和風コンソメ
日本料理の花形である椀物も
松本大将の手にかかればこの通り
和洋折衷のハイブリッド椀に。
鰹、昆布の一番出汁に名古屋コーチンを
合わせたコンソメスープは一口含むと
その圧倒的な透明感、奥行、複雑味に
思わずため息が漏れます。
椀種はカワハギ、フカヒレ。
とろける肝のコクにホロッと
ほどける白身の旨味。
美味しくってもう一回ため息。

■福岡牛 黒毛和牛ヒレ 黒胡椒ソース
うんめぇ~。
肉柔らかい!脂の重さ無い!
肉の味わいしっかりする!
説明無かったけどシャトーブリアンかな?
牛蒡の風味は間違いなく合うし
黒胡椒ソースも本当に美味しい。
がっつりステーキで食べたい!

■鯛の温寿司
鯛の下にある大葉がポイント。
これが有ると無いとじゃ全然違う。
こうきの玉子焼き、しめじ汁と共に。

■洋梨 麝香葡萄 ミルクアイス
このミルクアイスは色んなアイスの
ベースとなっているそう。
生クリームはほとんど使わず
ほぼ牛乳だけで作るのがポイントだそう。
めちゃくちゃミルキーで美味しい。
高貴なアロマが際立つ洋梨、麝香葡萄
ともバッチリ合います。

■松茸ピラフ
お替りリクエストしたら水菓子の後に
作ってくれました。
薄味だから好みでゲランド塩で調整。
でもこれ薄味で正解。
だってその方が松茸の風味が分かるもん。

■抹茶、麩菓子
この日はちょっと変則的な順番になったので
女将さんが御茶請けに麩菓子を付けてくれました。

今日も美味しかった。
最高でした。

次回は年末。
今からとっても楽しみです。

御馳走様でした。
この日は岐阜からスペシャルなシェフを
お招きしての楽しいランチ会。

色んなお話が聞けて濃密な時間を
過ごす事が出来ました。

そして全然脈絡は無いけど最近
フリースタイルティーチャーにハマっているので
今回は謎に所々で韻を踏んでみました。
決してオヤジギャグではない…

■カニサラダ
ワタリガニのほぐし身、キュウリを
クルミ油で和えたカニサラダ。
砕いたカシューナッツ、松の実を振り掛けて。
上から順に食べるとワタリガニと甘酢ゼリーの
甘味が抜群の塩梅を演出し
スダチの絞り汁でキレをプラス。
下層には珍しい赤と緑のシャインマスカットに
マスカルポーネチーズ。
マスカット、この料理の様にきっとカットは
少なめでゴロッとパリッと食べるのが正解。
めくるめく世界、松本さんの領域展開に拍手喝采。

■鯛 湯霜造り
皮目に熱湯で火を入れてひと仕事された
鯛は淡泊な白身の中に確かな美味しさを
感じる事が出来ます。
そして薬味やツマといった細部にまで
仕事を施すのが蓬左流。
ツマは大根と青紫蘇を重ねた博多帯仕立て。
紫蘇の香りが心地良い。
そしてマリモに見立てたのはアオサ海苔の佃煮。
これだけでツマミになるくらいの旨味。
この甘味と柚子胡椒の辛味で鯛の切り身が
病み付きになるくらいyummyに。

■新仔うなぎの炭火焼
1/1000の割合で大人の大きさになるという
この時期だけしか食べれない、うなぎの稚魚。
弾力は有りながらもゴムのようなグニュ感は無く
筋肉質な歯切れの良い弾力感。
黄金の器に負けないくらい抜群の素材感は
正に目覚めよ第7感、コスモを感じる。
彩り良く設えられた万願寺唐辛子の土佐酢和え
がまた「まぁ~え~感じ」。

■フォアグラの八丁味噌漬
泣く子も黙るスペシャリテ。
今日の一手はピリリとスパイシーなキノコ胡椒。
マイルドな玉ねぎのムースで更にビルド。
半熟うずら、オクラのお浸し、伽羅胡桃と
色んなアレンジを楽しめるのも粋な演出。

■新サンマの炭火焼
今やすっかり高級魚となったサンマ。
焼いただけでも、もちろん美味しいんだけど
ひと仕事加える所にプロの矜持を感じます。
大根おろしの中にはシャクッとした2つの食感。
トロミある長芋とスッキリした甘味の梨を
忍ばせる事で「やり過ぎない」
ナイスなサプライズに目を見開く
正にOpen eyes。
そして確か上に乗ってたのは舞茸だっけ?
カリッとチップにするだけで
どんだけ美味いんだってさ!

■松茸のコンソメスープ
中国雲南省の松茸に
カツオ、コンブ、鶏の出汁。
滋養溢れるスープはゲストの某シェフも
「悔しい」と漏らすほどの旨味。
椀種は松茸のフラン南瓜の白玉。
月見している兎が余所見している隙に盗み食い。
どちらもグイグイ主張して来る位、美味い。

■シャトーブリアン 栗粉
愛知牛のヒレの中のピンのピン。
炭火でレアに火入れされた断面が
ブリリアントな輝きを放つ
シャトーブリアンの旨味にもう降参。
燦々とホックリ甘い栗粉を降らせば
相反するシンガポールソースの
スパイシー感に感嘆。
簡単には出来ないぜ。
困ったな小松菜と金胡麻クリーム、栗、ソース
赤身のジュが何重奏にもマリアージュ。

■焼きハモ
こちらもスペシャリテ。
付け合せは毎回変えるぜ。
ネギから始まり次はゴボウ。
今更、棒立ちで梅肉なんて
センスはゴボウ抜きで
焼きナス合わせるハイセンス。
これからはこれがスタンダード。
Do you understand?
俺の韻はマスターベーション。
でもこの逸品はスタンダップオベーション。

■銀杏ご飯
スダチの絞り汁と藻塩を振り掛けて。
銀杏食べるなら、この時期がいっちゃん美味しい。
だって旬。
そう言えば昔、俊ちゃんって居たっけ。
元気かな?
今はこーちゃん。
彼の作る出汁巻きは名古屋巻き。
これぞ名古屋流、ここに有り。

■嶽きみのアイス
"ごくきみ"じゃなくて"たききみ"って読み。
SNSで見ない日は無い最近バズッてる
トウモロコシ食べれて嬉しみの極み。
メロンに匹敵する糖度で滑らかな口溶け。
今日はマロンも出てきたし好きなのばっかで
麻雀だったらロンって言いたくなる、もう役満。
裏ドラがいっぱい乗るみたいに食べた後から
乗ってくる嶽きみのドラマチックなアロマは悪魔的。

僕は基本的に夜の18000円のコースに
行くのですが、この日は8000円のコース。
でも侮らないでね。

こんなにも贅沢なものばかり。

足し算の様で引き算。
やり過ぎない遊び心。
イノベーティヴではなく
クリエーティヴ。

今回も最高!
御馳走様でした。
毎年この時期は雲丹祭りを楽しみに伺うのですが
もう4年連続雲丹を食べ尽くしましたので
今回はあえての通常コースにてお邪魔しました。

まだ訪問されていない方は
「雲丹祭りが凄いお店」とのイメージが
あるかも知れませんが通常コースも安定?の
ぶっ飛び具合で超絶楽しめます。

■ドリンク
└ノンアル梅酒
 梅雨払いに梅のネクター。
 トロリ濃厚で超美味しい。
└リンゴの湯出し
 ほんのりリンゴのアロマを楽しんで。
└天香烏龍
 香ばしいキャラメル香が特徴の中国茶。

■献立
01.雲丹の寒天寄せ
 2層になっており下層は活けの岩手蝦夷馬糞。
 上層は北海道利尻馬糞の寒天寄せ。
 モロヘイヤと共に。
 今が旬真っ只中の雲丹の優しい甘味で
 怒涛の松本ワールドの扉が開きます。

02.カニサラダ
 カニカマではなく毛蟹を使った
 贅沢なカニサラダ。
 キュウリ、赤タマネギ、オクラに
 オリーブキャビアと自家製マヨネーズ。
 オクラのネバネバ感がとって良いアクセント。
 毛蟹の甘味を邪魔しない、むしろ引き立てる
 優しい味付けが良い感じ。

03.宮崎牛タタキ イチジクの赤ワイン煮
 上から三つ葉のみじん切り
 塩で味付けした宮崎牛のタタキ
 端部は米粉とシンガポールペッパーソース
 更にその下マスカルポーネチーズと
 イチジクの赤ワイン煮。
 あっさりと美味しい宮崎牛の旨味に
 色んな要素が絡まり複雑な味わいに。
 特にイチジクは華やかさと瑞々しさを演じ
 種子はプチプチとリズミカルに音を刻む。
 フルーツを使った料理は本当にセンスが
 出ますね。超美味しかった。

04.釣りアジ かくや 柚子胡椒
 醤油とワサビではない松本さんの独創性
 溢れるお造り。
 アジは人類が醤油を発明する前に使っていた
 という煎り酒(酒、昆布、梅)のヅケで。
 ネットリとした旨味が広がります。
 食感のコントラストを演出するかくやは
 キュウリ、沢庵、生姜、茗荷。
 フレッシュな自家製柚子胡椒と共に口に運ぶと
 爽快感さえ感じるサッパリとした味わいに。
 
05.フォアグラの八丁味噌漬 伽羅胡桃
 もはや説明不要。
 悶絶必至のスペシャリテ。
 日本酒ともとても相性が良いようで
 お酒が飲める方が羨ましい。
 口休めに香ばしい伽羅胡桃とうずらの卵。
 薬味は舞茸とブラックペッパーを使った
 通称ブラックサンダー。

06.鮑の柔煮 翡翠冬瓜 松茸の上湯スープ
 日本料理の花形、椀物は
 日本×中華という想像の斜め上を行く展開に。
 一番出汁(昆布×マグロ)に合わせるのは
 三河地鶏×パルマ産生ハム×香味野菜の
 上湯スープは色んな旨味が混ざって
 凄っっっごい複雑な味わい。
 食感も磯の香りも柔らかい鮑は最高だし
 透明感が美しい翡翠冬瓜もトロっとした部分に
 スープが染みて染みて超美味しい。

07.和良鮎の炭火焼 鮎リエット
    スイートチリソース
 利き鮎会(鮎の総選挙的な)で日本一に
 4度も輝いた和良鮎は限られた正規認定店
 でしか食べることが出来ない逸品。
 頭からガブリと一口食べた瞬間に広がる
 ワタの苦味、ふっくらとした身の味わい
 そして一振りの塩が輪郭を際立てる
 香ばしい皮に思わず「旨っ」と漏れます。
 鮎のリエットは川海苔をまぶして苔仕立てに。
 広島有機レモンを使ったチリソースで
 味変するのもまた乙。

08.黒毛和牛タン元の串焼き みりんレモン
 超希少な黒毛和牛のタンをスライサーで
 薄く切って串焼きです。
 味付けはシンプルに塩のみ。
 まずはそのまま一口。
 美味しい~。
 次はオリーブ油で炒めたネギを薬味に。
 美味しい~、というかこれネギだけで
 食べれるくらいに好き。
 そして牛タンと言えば、やっぱりレモン。
 この前のノンアルペアリングで開発した
 みりんレモンで頂きます。
 酸味の中にも程よい甘味があって超美味しい。
 残ったらトニックウォーターで割って苦味を
 加えて、きりん?レモンの完成です。
 牛タン自体もめちゃくちゃ美味しいんだけど
 薬味や付けダレまで美味しすぎて困っちゃう。
 
09.石陰貝そば
 お馴染み全粒粉の吉野の本葛そば。
 すじ海苔の香りの後にじんわり広がる
 石陰貝の深い甘味。
 ツルっと平らげた後、オリーブソースは
 もちろん飲み干して。

10.焼鱧 牛蒡 胡麻油
 この時期お馴染み夏のスペシャリテ。
 いつもはネギが乗るんだけど
 この日はネギが苦手なお客様が居て牛蒡ver.
 でもこれが大正解!
 熱々の胡麻油をかけると広がる牛蒡の香りの
 なんと素晴らしい事か。
 鱧はフワフワの身とバリッバリの皮目の
 テクスチャを楽しんで。
 淡泊で味が無いと感じる事もある鱧ですが
 蓬左で食べる鱧は肉厚で味も格別。
 バリバリの皮目に染み込んだソースが
 この料理の一番好きな部分。

11.湯葉汁
 いやぁ~出汁が美味しい。
 しみじみ美味しい。

12.酢橘ご飯
 煮え花に酢橘と塩を一振り。
 お米の甘さがより一層引き立ちます。
 でも、ご飯もの…という事は今日のコースも
 もう終わりかぁ~。
 寂しいなぁ~…なんて思っていたら
 ここからまさかの第2部、炭水化物祭りの
 始まりです(笑)。

13.イサキ塩焼きのおむすび(イムスビ)
 ふんわり、ふっくらと焼かれた
 イサキをおむすびで。
 美味しいに決まってます。

14.穴子丼
 甘く炊かれた穴子と、こうきの玉子焼き。
 旨いわぁ~。 
 コースじゃなかったら普通に丼ぶり一杯
 食べたい。

15.エビフライの天むす(フラムス)
 まだまだ出ます。
 活けの才巻海老のエビフライ。
 ザクザクした衣と海老の旨味を楽しんで。

16.煮蛤のおむすび(ハムスビ)
 お寿司のシャリのように、ちょっとづつだから
 どんだけでも食べれます。
 しかも大好きなものばっかり。
 煮蛤も旨味の塊で当然美味しい。

17.渡蟹の焼おむすび(焼カニギリ)
 まずはアメリケーヌソースに
 ディップして一口。
 なにこれ、うんめぇぇぇ~!
 後はソースに崩してリゾットのように
 贅沢に楽しみます。

18.鰻印籠煮のおむすび(ウムスビ)
 大好きな天然鰻の印籠煮。
 これ本当超美味しいんです。
 
19.平貝の茶漬け
 最後は茶漬け。
 出汁は美味しいし噛めば噛むほど広がる
 平貝の旨味も最高。

20.桃 ブランマンジェ 麦茶のアイス
 デザートも超凝ってます。
 アーモンドを通常の何倍もふんだんに使用した
 ブランマンジェは超芳ばしくって美味しい。
 甘味の強い完熟の桃にフランボワーズと
 ダージリン羊羹で酸味を加え調整。
 そしてこの時期、絶対食べたいと思っていた
 麦茶のアイスがキタ~!
 コーヒー牛乳のようなアロマが最高なんです。

最後は抹茶で〆。

いや、凄すぎだわ。
これだから蓬左茶寮はやめらんねぇ。

今回も本っっっっっ当に過ごすぎて
満足度がハンパないです。

完全燃焼過ぎて、もはや塵すらも残らん。

いつも楽しすぎる時間と美味しすぎる料理
ありがとうございます。

御馳走様でした。
緊急事態宣言発令に伴う酒類の提供禁止。

飲食業界に激しい逆風が吹き荒れる中
「美食は揺るがない」を信念に
我らが松本大将改め松本密造がやってくれました。

ノンアルコールペアリング。

料理を食べ物と飲み物に分離して
再構築するという一大スペクタクル。

尚、ノンアルコールペアリングは
緊急事態宣言中の期間限定で
事前予約が必須となりますのであしからず。

■夜席(18,500円)×ノンアルペアリング(3,800円)

①雲丹 金胡麻のムース×トリビー
カネキ木村水産のエゾバフンウニに
ピーナッツクリームのような風味が
特徴の金胡麻のムース。
雲丹の甘味とナッティなコクが交差しながら
口腔内に広がります。
ちなみにワサビのツンとした風味が苦手な僕には
すりおろしではなく刻みワサビ。
うん、これだと全然食べれます。

合わせるのはトリビー。
グレープフルーツの皮と焦がした麦茶(ホップ)を
ソーダ割で割った所謂ノンアルのビール。
今では全く飲めないけど若い頃に背伸びして
飲んでいた頃を思い出しました。
再現度すげぇ~!

②鮑 肝醤油×水出し玉露
噛めば噛むほど広がる鮑のアロマ。
滋味深い牛蒡を和えた肝醤油に絡めて。
クニュッと柔らかい鮑に牛蒡のテクスチャも
加わり旨んまぁ~。

水出し玉露のまろやかな甘味と合わせて。

③イサキ、釣りアジ造り×青紫蘇ウォーター
イサキは炙り、アジは葱と生姜のタタキ仕立てで。
タコの吸盤を食感のアクセントに。
薬味はお馴染みフレッシュな青唐辛子等で
作った自家製柚子胡椒。

合わせるのは青紫蘇ウォーター。
これがまた柔らかい口当たりで羅漢果の甘味に
紫蘇の爽快感が抜けて、めちゃくちゃ合う。
あぁそうか、これが分離と再構築。
お造りのツマである紫蘇をドリンクにするという発想ですね。

④フォアグラ八丁味噌漬×偽 白鴻
この料理の素晴らしさに関しては
過去にも書いているので今回は誕生エピソードを。
松本大将が蓬左茶寮を始めるもっと前に
テレビ局から八丁味噌を使った料理を紹介して
欲しいと依頼が来たそうです。
最初は豚肉の味噌漬けを提案したんですが
「普通すぎる」と却下。
そういった経緯を経て開発されたのがこの料理。
SDGsを掲げる現代にはフォアグラの生産方法等
「時代に合わない」という事でお役御免に
なっていたのですが常連さんからリクエストされ
時折、思い出したように作ると新規のお客さんも
凄く喜ぶという事で最近復活しております。

濃厚すぎる程、旨味が強烈なので箸休めに
小松菜御浸し、空豆唐辛子味噌、うずら
マカダミアナッツの煎り焦がしと共に。

濃厚なフォアグラには濁り酒をイメージした
スッキリ感とまろやかな甘味を含む
甘酒×ヨーグルトのソーダ割りを合わせて。

⑤海老フライ×みりんレモン
お得意の薄衣でレア揚げされた水引海老は
頭の香ばしさ、身の甘味が格別。
ソースは2種。
・スイートチリソース。
 みりんレモンに唐辛子を入れ甘味とトロミを加えて。
 市販品だと甘味とニンニクが強すぎるので
 自家製でチューニング。
・XOタルタルソース
 干し貝柱、干し海老、ニンニク、玉ねぎにカシューナッツ。
どちらも超美味しいけど、その中で特に
干し貝柱の存在感、海老フライとの相性は抜群。

合わせるのはキリンレモン…否、みりんレモン。
上品でキレの良い甘味が特徴の
三河みりんのアルコールを飛ばして
広島産のオーガニックレモンで。
こちらは海老フライにレモンを絞る感覚で。

⑥蛤、トリ貝の椀替わり×唐辛子檸檬ラムネ
今が旬、旨味の爆弾!超特大蛤。
そしてこの時期、蓬左で絶対に食べたいのがトリ貝。
もう甘味やコクが格別。
その秘密を聞いちゃいました。
実は肝や黒い部分を余りトリミングしないそうです。
みんな見た目が気持ち悪いから掃除しちゃうけど
実はここが一番美味しい部分なんですね。
シャキシャキ食感が嬉しいレタスも入って鍋仕立てに
なっており自家製の酢橘ポン酢でいただきます。

合わせるのはラムネ香のする日本酒をイメージした
三ツ矢サイダーを使った一杯。
もみじおろしをドリンクに分離する発想で
一番美味しいと言われる韓国産の唐辛子で紅く染めます。

これも凄い面白かった。
椀の出汁にポン酢にドリンクにと
あれやこれやと合わせながら
食材の美味しさ、マリアージュを楽しんで。

⑦鱧のソーセージ×ジンジャービア
お次はなんとびっくりソーセージ。
常連さんにタコさんウインナーを作って欲しいと
言われた事から開発。
いつもは真丈にする鱧の端の部分をすり身にして
羊の腸に詰めています。
XOケチャップで。

高知産の新生姜と砂糖酢
ドライイーストで発行させた
ジンジャービアで。

ペアリングも凄いんだけど
間にあえて実はA級なB級料理を挟んでくる
コースの緩急も凄いっす。
アルバムに入っている異色の1曲的な。

⑧焼鱧×水出し単桂烏龍茶
パリッとした皮、フワッとした身。
トロンと甘い葱と胡桃油で淡泊な鱧の
旨味を殺さず引き出して。

合わせるのは福建省の単桂烏龍茶。
水出しする事で渋味を無くして。
どこか中国料理的なエッセンスを感じる
この料理にはやはり中国茶が良く合います。

⑨ウニコロ×偽 シャルドネ
平川水産のエゾバフンウニ。
ウニコロはコロッケというよりグラタン。
中にもウニ、さらにマッシュルームもゴロゴロ
入っていて超~美味しい。
オクラがまた良い仕事してるんだよね。
薬味はこちらもお馴染みブラックサンダー。
ブラックペッパーとマイタケの刺激的なやつです。

合わせるのは偽(似せ)シャルドネ。
樽感や熟成感を出すために色々と
錬金術を駆使したそうで。
ただこの日はちょっと桃感を
強く出しすぎて失敗したみたい。
味は美味しいけどね。
でもさ、この失敗も含めて楽しいんです。
だって一期一会、今日しか味わえない味だもの。
前述した通りノンアルペアリングは
緊急事態宣言中限定の為、試行錯誤を繰り返し
完成した頃には終わってしまうっていう…
その陽炎のような儚さも醍醐味ですね。

⑩牛ヒレ肉の塩釜焼×偽 ピノノワール
牛ヒレは昆布〆&塩釜でスチコンを駆使して
コース開始時からじっくり火入れ。
美しい程にロゼに色付いたヒレ肉は
程よい脂と広がる牛のアロマが魅惑的。
本物のピノノワールを使用した赤ワインソースで。

合わせるのは偽(似せ)ピノノワール。
ブルゴーニュグラスで頂きます。
普段お酒飲まないから分からなかったけど
肉には赤ってこういう事ね。
偽ピノノワールとか一見ふざけているように見えて
実はもの凄く手間がかかっています。
詳しくは写真のエチケットを見てください。
蓬左茶寮の料理はその日その日で変わるので
それに合わせてドリンクも、ほぼ毎日手作り。
本当に凄すぎる…。

⑪雲丹そば×韃靼そば茶
最初にいただいたカネキ木村水産のエゾバフンウニ。
蕎麦でもパスタでもない吉野本葛の全粒麺。
海藻を餌とする雲丹と相性の良い熊本八代すじ海苔で。
あぁぁカルボナーナのような濃厚な風味ながらも
ちゅるんと食べれて磯の風味が広がって本当美味しい。

これには韃靼そば茶を合わせて。
蕎麦じゃないのに蕎麦を食べているような。

⑫酢橘ご飯×玄米茶
煮え花に酢橘を絞ってゲランドの塩を一振り。
さっぱりして、こんな食べ方もあるんだぁって感心。

玄米茶を合わせると、あら不思議。
お茶漬け食べているみたい。

ご飯のお供は
・こうきの玉子焼き
・キノコの有馬煮
・ちりめんじゃこ
・かくや(きゅうり、生姜、沢庵、唐辛子)
・蓬麩の味噌汁
たまんねぇ。

⑬鰻の印籠煮×黒豆茶
この時期大好きな一品。
ちょうど食べたいって思ってたから超嬉しい。
木曽川河口の天然鰻。
ホロホロ解ける白身から鰻本来の旨味が感じられて最高。

葛花茶をブレンドした黒豆茶で。

⑭ボローニャ風カレー×焦がしキャラメル酢
サルサボロネーゼにカレー粉。
24ヶ月熟成のパルミジャーノに
ゴロゴロ入ったマッシュルーム。
もうここまで来ると脳内麻薬出まくりなので
スゲーとか最高とか語彙力の無い言葉しか出て来ない。

焦がしキャラメル酢はどこかスイカを思わせる
瓜系の甘さが感じられて凄い美味しかった。

⑮ピーチパイン×煮切りダークラム ココナッツウォーター
ここから水菓子。
ココナッツの殻にアイスピックで穴開けて
フレッシュな果汁に煮切ったダークラム。
あぁラム酒ってアルコール飛ばすとこんなに美味なのね。
ピーチパインの果肉、シャーベットをドリンクと共に
口に含むと、はい、ピニャコラーダの完成です。
いや、もうさ本当、松本大将何者なの?
こんなんアシェットデセール専門の
パティシエがやることじゃん。
凄すぎるわ、マジで。

⑯マンゴープリン×マンゴーティー
出ました「太陽のたまご」。
ゴロッと果肉はトロンとジューシーで
ほっぺが落ちる~。
マンゴープリン、ココナッツミルク
パッションフルーツのゼリー。
南国系大好きなで最高かよ。
さらにはタクティムクローブ。
タピオカ粉をまぶして茹でたクワイのタイスイーツで
外はモチモチの中はシャクシャクのテクスチャを楽しんで。

フードロスにならないようマンゴーの皮や種周りから
抽出したマンゴーティーを合わせて。
もうね、本当最後の最後まで凄すぎて
結局長々と書いたけど言いたいことは
この一言に尽きます。

「凄すぎ、旨すぎ、楽しすぎ!」

これで終わりかと思いきや…



⑰おまけのテイスティング
・フレッシュココナッツウォーター
 先ほど穴あけしたフレッシュな100%ココナッツ果汁。
 あぁ成程、ストロー指して飲んでいる人って
 こんな感じなのね。
 この味も匂いも好きだなぁ。 
・フレッシュココナッツ果肉
 経験としてちょこっと切っていただきましたが
 これはそのまま食べるものではないですね(笑)
 ミルクで煮てココナッツミルクを作るんですねぇ。
・バナナウォーター
 バナナの風味が豊かに香りながらも
 さらりとした口当たり。
 これを合わせる料理も食べてみたいものですね。

しかし本当に凄い体験をした。
未体験の方は期間内に是非!

御馳走様でした。
まずは百名店、選出おめでとうございます。

そんなおめでたい話題とは裏腹に
世間では、まん延防止に緊急事態宣言。
まだまだ収まる気配のないコロナ禍ですが
「そんなの知ったこっちゃねぇ」と
言わんばかりに季節は春から夏へと移ろいます。
そんな一瞬を切り取った季節の料理を味わいに
今月も大好きなこちらのお店に。

=アスパラサラダ=
美味しい。
素直にそんな言葉が漏れてしまう程
アスパラも水引海老も、それ自体の味が
口腔内でじんわりと広がります。
MCTオイルを使用した自家製マヨネーズと
合わせるとたまりませんね。
そして皆さんご存知、加藤農園のきわめトマト。
時期によって変化する味わいを楽しむのが
通ってもんなのです。
この日は芳醇な果実味が開いて
デラウェアのような甘味が全開!

=お造り=
赤貝、アジ、スミイカ昆布〆、鯛湯霜。
素材の良さ仕事の丁寧さにより
それぞれが奥行のある味わいに。
更にエシャレットウォーターがかけられているので
カルパッチョのようなスッキリとした口当たりに。
そしてワサビではなく自家製柚子胡椒でいただくのもポイント。
お造り一つとっても、ここでしか味わえない
オリジナリティを楽しむ事が出来ます。

=湯葉蒸し=
湯葉ロールの中には、その希少さ故に
幻と言われているドウマンガニの身。
味が濃くて美味しいんです。
更に上には身とは別に真空調理で半熟状態にした
濃厚な内子と根室の雲丹という禁断の組み合わせ。
これはちょっと反則!美味しすぎます。
緑の葉は山葵の葉。
山葵の味はするものの鼻にツンと来ないので
山葵苦手な僕でも食べれました。
ちなみに蓬左茶寮、大人気の雲丹尽くしコースは
このような禁断の料理の連続で昇天間違いなしです。
今年は例年よりも早く既に始まっていますので
気になる方は是非!

=フォアグラの八丁味噌漬け=
泣く子も黙るスペシャリテ。
超濃厚でネットリと口の中でとろける旨味の塊。
今回は更に進化しており焼きたての煎餅と一緒に。
煎餅といっても洋風な甘味があるのでゴーフレットに近い。
単体で食べても美味しいのに黒蜜胡桃と共に
フォアグラと合わせると破壊力抜群(戦闘能力53万)。
そして添えられた金柑。
これただの飾りじゃないんですよ。
静岡県の「こん太」という品種で、驚きの糖度20度超!
写真だと絶対伝わらないと思いますが
めちゃくちゃジュージーでヤバいくらい美味しかったです。

=タケノコ真丈の椀=
先程の料理が破壊力だとすると
こちらはじんわりと染み込む包容力。
飴と鞭、ツンとデレといったコントラストが良いですね。
タケノコ、ハマグリの春爛漫な食材と共に。

=焼き鱧 ネギ油=
これは鱧料理の一つの到達点だと思う。
そもそも蓬左茶寮の鱧は肉厚で味わいも濃く
そんじょそこらの鱧とは訳が違う。
炭火でじっくり焼き上げられた鱧は
身はふっくらで皮目はパリッパリ。
それだけでもう最強なのですが
そこにネギ油を回しかけると…
構成としては至極シンプルなんだけど
奥行そして広がりのある複雑な味わいには
ただただ悶絶。

=和牛タンシチュー=
まさかの和食屋でタンシチュー。
こういった遊び心が好きなんです。
これも悶絶。
シンプルにジャガイモとタンのみの構成なのですが
シンプル故に美味しさをダイレクトに感じれます。
ひと振り塩かけされたジャガイモの
ホクホク素朴な旨味は素晴らしいし
ホロホロ柔らかいタンも格別。
デミグラスソースも深みのある味わいでたまりません。
ステーキを連想させる味変用のソースで
ブラックペッパーのアクセントを楽しみながら。

=ご飯セット=
・きのこ有馬煮
・香の物
・こうきの玉子焼
・お味噌汁
言わずと知れた3種の神器+1。

=貝とコシアブラの炊き込みご飯=
平貝、アワビ、赤貝、白ミル貝を細かく刻んで
バターで香り付けした炊き込みご飯を
煮え花の状態で。
正に至福のひと時。

=オムライス=
先ほどの炊き込みご飯に半熟卵と
タンシチューのデミグラスソースをかけたオムライス。
正にこの日しか食べられない一期一会の御馳走。
はぁぁぁ、至福。

=宮崎産完熟マンゴーのショートケーキ=
これも破壊力スゲーわ。
まずは単体で生クリームを一口。
やっぱり立てたては新鮮でミルキーなコクが格別。
お次は完熟マンゴー。
何これ!超絶美味しい。
めっちゃジューシーで太陽の光を目一杯浴びた
力強いトロピカルな甘味が強烈。
今度は生クリーム×マンゴー。
昇天…生クリームといえば苺が定番だけど
マンゴーともこんなに合うんですね。
むしろ苺のような酸味が無い分、甘党の僕的には
甘味×甘味なマンゴーの方が好き。
このショートケーキシリーズ、是非メロンまでは
やっていもらいたいです。
そして最後はスポンジも一緒に。
ていうか和食屋でケーキ屋よりも美味しいケーキってどうよ(笑)

今回も大満足。
食べログでは百名店ですが
僕の中ではONLY ONEな唯一店。

色んなお店に行きたいですが
最近、フィーリングの合うお店に
通う事の方に価値を感じるのです
という事で、また来月も楽しみです。

御馳走様でした。
今回は久しぶりに昼席、10,000円のコースです。

この日はスマホを忘れてしまったのですが
優しい大将が忙しい中、写真を撮ってくれました。
ありがとうございます。

=ライチティー=
お酒が飲めない僕は毎回お任せで
フルーツティーを出していただきます。
おしとやかでスッキリとした口当たり。

=アスパラ羊羹=
羊羹、食べた瞬間、美味しすぎて唸っちゃいました。
アスパラは緑と白の食べ比べ。
緑の方が良い意味での食感や青臭味があり
白の方は瑞々しさ、柔らかさ、甘味が強いのが特徴。
才巻海老、出汁のジュレと一緒に。

=加藤農園きわめトマト 平貝=
春を迎えてますますフルーティーな甘味が増した
きわめトマトに香ばしく焼き上げた平貝の旨味。
オリーブオイル、サラダバジル、アリッサムと
イタリアンの要素も少し入った一皿。
松本大将の、こういう料理好きなんです。

=お造り=
鯛の昆布〆 湯霜造りはもっちりと繊細な旨味が特徴。
赤貝は隠し包丁で歯切れ良くクリアな甘味もたまりません。
山菜は雁足。
そして蓬左の薬味はワサビではなく自家製青柚子胡椒。
ワサビが苦手な僕にとって、これは発明。
エッジの効いた辛味はあれどワサビみたく
鼻にツーンとは来ないので食材の邪魔をしない上に相性も抜群。

=フォアグラの八丁味噌漬け=
まさかこれが出てくるとは!
2019年8月ぶりな幻のスペシャリテ。
フォアグラはガチョウ。(他に鴨ver.もあります)
濃厚でスモーキーかつ舌に纏わりつくように溶けて
死ぬほど旨いとは正にこの事。
もうこれは『うんめぇぇぇぇぇぇぇ!』としか言葉が出てきません。
伽羅胡桃と一緒に食べるのもまた良し。

=天ぷら=
ここからはプチ天ぷらコース。
ラッキー!これもたまにしかやらないから
いつか食べたいと思っていたんです。
塩または天つゆ&大根おろしで。

①スミイカ
肉厚で咀嚼すると薄皮がパキッってなって中心はレア仕立て。
イカが美味しいのは勿論なんだけど衣がクリスピーで
ほんのり甘くって超美味しい。
②白ミル貝
噛めば噛むほど広がる甘さに舌鼓。
③新生姜
キレのある辛みが良い感じ。
④朋輩牡蠣
愛知県初の生でも食べれる朋輩牡蠣の旨味を衣の中に閉じ込めて。
⑤京都大原の筍
食べやすいように賽の目に切れ目を入れて木の芽と共に。
これぞ春の醍醐味!

=アイナメ 平松椎茸 ウルイ 桑名ハマグリの椀=
それぞれの素材の味だけで構成したような
ホッとする優しい口当たり。
でも、だからこそハマグリの鮮烈な旨味が強調される。
素晴らしきコントラスト。

=太刀魚 炭火焼=
新ワカメ、土佐酢のジュレと。
ため息が出るほど、美しい焼き上がり。
もちろん身はホワホワで脂乗り、白身の旨味も抜群です。

=煮え花=
久しぶりにプレーンな煮え花を食べた気がする。
この日のお米は『だて正夢』。
シンプルに超美味しい。
ご飯のお供は赤だし、香の物、きのこ有馬煮。
そして、こうきの玉子焼き。
最強のフォーメーションだな、これ。

=パッションフルーツのチーズケーキ=
デザートはまさかの2品。
フレンチのグランデセール、アバンデセール的な。
スッキリとしたフルーツティーのグラニテとチーズのコクに
パッションフルーツのトロピカルな酸味がマリアージュ。
嬉しいほどに凝りすぎてる(笑)。
僕、本当にパッションフルーツが大好きで
主役に据えたデザートとしていつか食べたいと思っていましたが
フレンチやイタリアンではなく、まさかの和食屋とは。
蓬左茶寮、おそるべし。

=苺のショートケーキ=
苺は甘味と酸味のバランスが絶妙なあまおう。
焼きたてのスポンジと立てたばかりの生クリーム。
立てたての生クリームって食べた事あります?
もう滑らかさと軽さとミルキーさとフレッシュさが半端ない。
これは以前、名古屋飯イベントの小倉トーストで感動したやつで
また食べれて本当に嬉しい。
スポンジも卵の香りがしっかりして美味しい。
半分まではパーツごとに楽しんで
残り半分は全部口に入れてマウスフルな一体感を!

=抹茶=

毎回、本当に素晴らしいのですが
今回はそんな中でも特に神回でした。

大好きな食材ばっかりだったし
食べたかったプチ天ぷらコースがいただけたのも嬉しかった。
そして、もう一度食べたかったフォアグラ八丁味噌漬けに
フレッシュな生クリームで作るショートケーキ。

やはり蓬左茶寮、素晴らしいお店だ。
まだ未体験の方は是非。

御馳走様でした。
カツカレー、唐揚げ弁当と3週連続な蓬左茶寮。
今回は夜席にて。

=白桃烏龍=
まずは桃の香り高く円やかな甘さが特徴の中国茶を。

=鰹と昆布のコンソメ=
琥珀色の見た目も味わいも美しいスープの中には
卵白を浮かべてロワイヤル風に。
薄皮が弾ける食感と濃厚な豆感が特徴的なマーメラスは
なんと日本で一人しか生産者がいないという希少品。

=朋輩牡蠣のおろしポン酢=
キカイダーと命名されたこの器は特注品だそうです。
美しく飾り付けられた牡蠣が良く映えます。
朋輩牡蠣は篠島の愛知初の生食用牡蠣。
さっぱりとした中にもコクを感じる透明感のある味わい。
エッジの効いたポン酢とオセトラキャビアの
クリーミーで控え目な塩気が良く合います。

=雲丹そば=
北海道産の非常に甘味の強い無添加の雲丹をたっぷりと。
最高級海苔である青とびを合わせて。
麺は全粒粉の吉野の本葛。
3つのモジュールで構成された一品ですが
シンプルだからこそ、素材の良さ、バランスの良さが
際立ちます。

=お造り=
メジマグロは紫山芋と。
いわゆるマグロ山かけなので相性は抜群。
とろろにせずに短冊切にすることで食感が
アクセントになり、一層美味しく感じます。
薬味は自家製柚子胡椒(黄柚子×青唐辛子)。
ピリリとした辛さがマグロの余韻を際立たせます。

スミイカは松笠造りで軽く表面を炙って。
肉厚かつネットリとした甘さに歯切れの良さも加わって
こういった"ひと仕事"がより食材を美味しく仕立てます。

=八寸=
蓬左茶寮では珍しい年に数回出るか出ないかの八寸。
梅の花にとまる蝶が春の訪れを演出します。
・白アスパラ 葛寄せ
・水引海老 胡麻クリーム
・椿寿司(平目昆布〆)
・きわめトマト 新玉ねぎ霙酢 ホタテの藁燻し
・苔玉 梅酒クルミ油のソース
(ワタリガニのほぐし身に、すじ海苔を苔に見立てて)
・新ワカメ トビコ 赤貝の土佐酢ゼリー
どれも絶品!

=金目鯛の塩焼き=
天竜金目鯛という希少な鯛を塩焼きに。
調理の過程にスチコンで蒸す事により
その肉厚の身はとてもふっくらとし
旨味が迸っています。
ソースはイエロートマトとマイヤーレモンでさっぱりと。
付け合わせは日本一美味しい平松椎茸と越津ねぎ。
このねぎがまたトロンとした甘味が半端ない。

=宮崎県赤牛=
サーロイン。めちゃ旨です。
噛みしめるとサラッとした肉の旨味に
酔いしれます。
薬味はブラックペッパーとマイタケを和えたもの。
結構パンチが効いているのですが
これがまた肉の旨味を倍増させるんです。
付け合わせはクレソンとうるいの御浸し。
これもまた美味しい。

=ご飯のお供=
・豆腐の味噌汁
・きのこの有馬煮
・こうきの玉子焼き
・香の物
どれも上品な味わいで美味。

=焼きタケノコご飯=
トウモロコシのような甘い風味と
シャクッとした食感がたまりません。

=フグの唐揚げ雑炊=
食べる前から絶対美味しいのが分かる。
唐揚げの衣がまた絶妙!

=プリン 加賀献上棒茶のアイス 苺=
プリンはあえてカラメルの苦味を前面に押し出したタイプ。
アイスは円やかな甘みとお茶の香りが良く
プリンの苦味に良く合います。
苺の酸味で最後はスッキリと。

この日は蓬左茶寮では珍しい八寸なんかも出てきたり
食材も徐々に春へと移ろい、どれもとっても美味しかった。

美味しい食事は心の栄養ですね。

御馳走様でした。
緊急事態宣言を受けて再びテイクアウトのお弁当が復活!
との事で早速、唐揚げ弁当をオーダー。
*メニュー詳細はお店のFacebookまたはInstagramにて。

今回のテーマは"手間のかかる野菜料理を少量多品目"。

火炎瓶を投げるなら唐揚げを!のバンクシー風イラストが
印象的な献立表にはこのように書かれています。

厳選された素材と調味料、そして命の出汁、水。
けれんみのないピュアな味は
それはたとえ「あまから味」であっても
淡くてはかない「うす味」であっても
はっきりと「その」味がします。
これは料理人の夢と理想。

まさにそれを体現したお弁当と言っても過言ではないでしょう。

どれもが「うす味」。
しかし矛盾するようだが決して「味がうすい」わけでは無い。

はっきりと素材の「その」味がするから
必要以上に味付けする必要もない。

「鶏ってこんな濃い味がするんだ」
「鶏ってこんなに力強い筋肉の弾力があるんだ」
といった発見があります。

それはもちろんお煮しめの野菜一つひとつにも。

たかが、唐揚げ、されど唐揚げ。
美味しかったです。

御馳走様でした。

=内容=
・丹波地鶏唐揚げ
・こうきの玉子焼き
・きのこの有馬煮
・お煮しめ
 └蓮根
 └ごぼう
 └こんにゃく
 └里芋
 └人参
 └厚揚げ
 └椎茸
 └きぬさや
 └菜の花
蓬左茶寮 ✖️ 海山里御料理みなみ。

Crossover企画 セカンドステージに行ってきました。

コロナ禍、緊急事態宣言延長でどこも大変ですが
こんな時だからこそ今しか出来ない企画で
楽しませてくれる両店舗に感謝。

最終日に滑り込みました。

小鉢二品
=子持ちワカメの土佐酢ジュレ 帆立の網焼き=
まずは子持ちワカメ。
しっかりと旨味があって美味しいです。
シャキシャキした食感にプチプチした卵、トビコが合わさり
リズミカルに楽しめます。
網焼きのホタテの香ばしさ、ほのかな甘みをキレのいい土佐酢が締めます。
これめっちゃ美味しい。
小鉢…というよりもいつもの蓬左クオリティのしっかりした前菜です。 

=豆蒸し 水引エビ 平松椎茸 菜の花の餡掛け=
日本で一人しか生産者がいないというマーメラスという希少な豆を使った茶碗蒸し。
春の訪れを感じさせる優しい味わいだけど海老、椎茸がゴロゴロ入って
しっかりと食べ応えがあります。
鼻に抜ける柚子の香りも心地よい。

=群馬産豚ロースのエビ包カツ(蓬左茶寮)=
蓬左茶寮らしい豚と車エビを合わせるという面白発想。
カレーにエビフライとカツを合わせたミックスフライカレーをイメージ…
したわけでは無いらしいけどカレーには何でも包み込む懐の深さがあるのです。
ソースは染みないように煮凝り風になっていたりと流石の凝り様。
ちなみにソースは4種でパルメザンのプリン、黒コショウとマイタケ、とんかつソース、マスタード。
カツの下にはガーリックオイルで風味付したクルトン。
そのままでも、カレーと一緒でも美味しく楽しめる全包囲型です。
まずはそのまま一口。
お、美味しい~!
しかもいっぱいあって嬉しい。
そのままで、カレーと一緒に、ご飯と一緒に…色んな食べ方出来て楽しい。

=伝説のキーマカレー みなみの玉子かけご飯風(海山里みなみ)=
お肉ゴロゴロだけど全然重たくなくて、めっちゃ美味しかった。
ご飯の部分はみなみさん特製のTKGになっていて
香りの良さが抜群な熊本の筋海苔が乗っています。
更に味変様に、よりカレー感が増すスパイスやアチャール(南アジアの漬物)
フルーティーにしたかったら林檎、レモン、バター、玉ねぎ、蜂蜜のドレッシングを。
この林檎のドレッシング美味しすぎて、最後はそれ単体でデザート代わりに。

サクッと一時間で食べれてお腹いっぱいになって
お値段もリーズナブル。

たまにはこういう企画、面白くていいですね。
また是非やって欲しいです。

御馳走様でした。
コロナが再三猛威を振るっていますが、こんな時こそ
美味しい料理で七難即滅、七福即生!

=白牡丹茶=
福建省のお茶です。
柔らかな口当たりと、どこか懐かしさを感じさせる
ふくよかな甘みが特徴。
これは絶対にボンボンショコラにしたら美味しいと思う。

=生カラスミ 黒米麩 桃カブの磯部巻き=
瑞々しくもシャクシャクの桃カブと
もっちりとした黒米麩の食感のコントラストが面白い。
生カラスミは嫌な臭味は一切なく青トビ海苔の磯の香りも
相まって極上のハーモニーを奏でます。
僕はお酒飲めませんが特に酒飲みにはたまらないかと。

=鯛の湯霜造り=
上に載っているチーズのようなものは「蘇」。
飛鳥時代に作られていた乳製品の一種。
古代のチーズと言われていますがチーズよりもミルキー。
オリーブオイルをかけてカルパッチョ風に。
最初にミルキーな風味が広がりますがスッと消えて
藻塩で引き立つ鯛の旨味が追いかけてきます。
自家製柚子胡椒は気のせいか、いつもよりも柑橘香が鮮明に鼻に抜けます。
イタリアンの要素を取り込みながらも着地点はしっかりと和食なのは流石。

=松葉蟹の半張り=
いわゆる茶碗蒸しです。
茶碗の半分だけ卵液を張っているから半張り…なのかな?
上半分にはたっぷりの松葉蟹と白トリュフ。
熱を持った卵の部分と混ぜる事でさらに香りが広がります。
食べ進めると中にはホクホクの百合根。
ちょうど茶碗蒸しが食べたいと思っていたんですが
まさかこんなに贅を尽くした茶碗蒸しがいただけるなんて。

=くず麺 ストラッチャテッラチーズ キャビア=
挽きぐるみのくず麺とチーズの湯葉とも言われている
ストラッチャテッラチーズ(ブッラータの中身)。
生クリームのようなコクにキャビアの塩気が良く合います。
ソースはオリーブオイルに出汁を合わせて。

=フグと原木椎茸のフライ=
肉厚な椎茸は咀嚼する度にジュースが溢れるかの如く瑞々しい。
身も味も引き締まったフグも凄く美味しい。
だけど影の主役は衣だと思っている。
何もつけなくてもそのままで充分すぎるくらい旨い。

=エビ芋=
大阪府富田林産のエビ芋。
今はかなり希少な食材みたいです。
里芋のような百合根のようなホックリとした
素朴な味わいが特徴で、その繊維質のない舌触りは
まるでムースのように滑らか。
上の黄色いのは玉味噌と柚子あられ。
食べ進めると出汁に溶けて柚子の香りを纏って変化してます。
白トリュフやキャビアといった高級食材だけでなく
こういった温もりのある料理が出る緩急も素晴らしい。

=セコガニのちらし寿司=
今年はGoToの影響で例年よりも高騰しているセコガニ。
そんな話をしていたから出てこないと思ったので嬉しい。
キリッと酸味を効かせた酢飯で身の甘さ、内子の濃厚なコク
が引き立ちます。

=答志島トロさわらの炭火焼き=
まず最初に舌に触れる表面の味わいが、なんとも溜まらない芳ばしさ。
この時期さわらは本当に美味しいですよね。
花菜にはハチミツからし醤油。

=黒トリュフのう巻=
白トリュフの後に黒トリュフ。
順番は逆の方がインパクトある気がするが、果たして…

擦ったトリュフを生地に混ぜて、たっぷりの雲丹を巻いた
こーちゃん、渾身のう巻。
トリュフって上から散らす飾り的要素が強い食材と
思ってましたが、こんなにも香りが開くなんて。
これは白トリュフの後に出てきても遜色ないくらいに
インパクト大で、これには参りました。
そして卵にトリュフが合うというのも良く分かった。

=桜エビご飯=
桜エビは春のイメージだけど、この時期も実は旬。
かなり希少な食材になっちゃったけど
やはり香りが素晴らしく、少しの塩とご飯。
こうやってシンプルに食べるのが一番美味しい。

=塩むすび=
恒例のお替りタイム。
ゲランドの塩で。
クリアなお米の甘味が引き立つちます。

=トムヤンタイ=
塩むすびに合わせるのはトムヤンタイ。
クン(エビ)を使っていないのでトクヤンクンではなくトムヤンタイ。
タマリンドの身と酢橘の絞り汁でキレのある酸味を味わいます。
身体もポカポカしてきていい感じ。

=苺の八寸仕立て=
少し早めの誕生日をお祝いしていただきました。
ありがとうございました(^^♪
・苺ジュース
・苺のブランマンジェ
・苺チョコ
・苺のアイス
・苺サンタ

今回も一品一品本当に美味しかった。
本当はあ~でもない、こ~でもないなんて説明書かずに
全て美味しい、旨い!それだけでも良いくらい。

そして今回、一皿の完成度以上に素晴らしいと思ったのが
緩急ついたコースの流れ。

寒いのは承知の上で鬼滅ブームにあやかると



蓬柱の松本氏の料理は和の呼吸だけでなく
伊の呼吸、仏の呼吸、洋の呼吸、泰の呼吸と
変幻自在、縦横無尽。

女将さんは酒の呼吸と茶の呼吸の使い手で
継子のこーちゃんが全集中で作ってくれた
黒トリュフのう巻きで悪鬼滅殺!

ご馳走様でした。
また来年もよろしくお願いします。
祝!新装開店で雰囲気爆上がりの蓬左茶寮へ。

もちろん雰囲気だけではなくコロナ対策もより強化されたので
安心して利用する事が出来ますね。
その代わり席数が減っちゃったので予約はお早めに!

さて、この日はラッキーな事に蟹&鴨スペシャル。

=白桃烏龍 極品=
お茶はいつも女将さんにお任せ。
下戸でも安心して楽しめます。
フルーティーで気品ある白桃の香りは
どんな料理にも華やかに寄り添います。

=松葉ガニ 甘酢のジュレ=
兵庫県香住町の松葉蟹。
まず一口含んでハッとさせられるのは蟹そのものの甘味。
そこにセリの食感で変化を与え、ほんのりした甘酢と
鼻を抜ける穂紫蘇の香りが時間差で追ってきます。
必要最少限の組み合わせで最大限の旨味を引き出す。
こういう料理が大好きなんです。

=カニしゃぶ=
食感、甘味の最大出力のポイントにドンピシャのレア仕立て。
シャッキシャキ食感の、ちぢみほうれん草の御浸しは
びっくりするほど味わいも力強い。
出汁に至るまで本当に丁寧に作られているのが分かります。

=カニ面=
解禁時期が限られており今しか味わえないセイコガニ。
新しく導入されたスチコンで蒸し焼きに。
身、内子、外子に…?なんだ、このコクは?
その正体はパルメザンチーズ。
チーズの風味が加わることでセイコガニの味わいが
2倍にも3倍にも爆上がりして、めっちゃんこ美味しい!

=御造り=
・カツオの藁燻し 土佐酢とトビコのジュレ
・鯛(1日熟成) 皮の湯霜造り 藻塩
・スミイカ 松笠造り イカスミ醤油

カツオの料理は蓬左で食べるこの調理法が一番好き。
鯛は塩で頂くからこそ、そのものの味わいが良く分かります。
スミイカは包丁を入れ表面を軽く炙る事で松ぼっくりみたいな見た目に。
そして見た目以上に効果的なのはスルメの様な芳ばしさを纏ったその味わい。

=う巻=
蓬左茶寮の代名詞となった夏の雲丹祭り。
その中で一番人気メニューなのが
鰻…ではなく雲丹のう巻。
でもこれの主役は雲丹ではなく出汁巻き。
雲丹はあくまで調味料。
2番手こーちゃんの作る出汁巻きは
本当に美味しくて全集中で味わっちゃう。

=フグの天ぷら あん肝=
フォアグラのような、あん肝のコク。
この時期恒例の飲める自家製ポン酢。
ピリリと辛い柚子胡椒。
これらと共にフグ天をいただくのですが
普通なら淡泊な味わいが故に負けてしまいそうなフグも
蓬左で食べるとはっきりと、その身の旨味が分かります。
何よりも一体感が素晴らしい。

=真鴨ロース 雄雌食べ比べ=
鴨大好きなので本当嬉しい。
全然イヤな癖が無く、でも鉄分のコクは感じられて身も柔らかい。
桃カブ、おろし、緑胡椒(生姜、玉ねぎ、米酢)を薬味に
いただくんだけど薬味もタレも美味しすぎです。

=鴨スープ=
慈悲深い味わいが身体を巡る具沢山の鴨ガラスープ。
パーツの一つひとつが際立っています。

・腿、手羽、砂肝、心臓等のつくね
 先ほどのロースもあっさりとして美味しいけど
 野性味があるこちらも美味しい。
 実山椒の爽やかな香り、清涼感がマリアージュ。
・黒餅米麩
 もちっとした不思議な食感がクセになります。
 餅米の甘味、ゴマの風味を楽しんで。
・平松椎茸
 軸まで美味しい有名な知多平松さんの原木椎茸。

=鴨 ささみ 手羽先=
この肉とタレの組み合わせは焼き肉のような
焼き鳥のような絶対的な説得力がありますね。
タレが染みた芽キャベツも最高!
初めて食べたホドイモはホックリした
栗のような甘味が特徴。

=カニ飯=
ラッキーな事にお米は今日から新米!
この日は宮城県のだて正夢。
そして、ここでまた大好きなカニが出てきました。
カニの優しい甘味が最高すぎます。
カニ+新米の煮え花。
これ以上の御馳走はありません。

=マイタケ汁=
ご飯のお供に。
シンプルにマイタケが美味しすぎる。

=玉締め=
いろどりはカラスミ、錦胡麻、四万十の川海苔。
フグ、タイ、イカ、玉ねぎの玉締め。

=みかんのアソート=
・みかんジュース
・みかんとヨーグルトのアイス
・みかんチョコ(マダガスカル80%)
・みかんのシロップ煮

この八寸仕立ての水菓子
華やかだし美味しいし旬の素材を
色んな角度から楽しめるから本当大好き。
次は是非、苺でもやって欲しい。

どれもこれも、めっちゃんこ美味しいので
会話してても料理に意識が引っ張られて
自然と全集中で味わっちゃいますね。

また来月伺えるのが楽しみです。
ご馳走様でした。
蓬左茶寮で秋の味覚を満喫。
7月の雲丹祭り依頼なので楽しみに伺いました。

=白茶=
僕はお酒飲めないので、いつも女将さんにお茶をお任せ。
この日は弱発酵茶。
白牡丹と乾燥させた梨、ライチの香りを移して。
すっきりと上品な甘さで美味しい。

=車海老の胡麻和え=
根三つ葉と柿を合わせて。
蓬左お得意の3つの素材のマリアージュ。
柿の甘さと三つ葉の香りが海老の旨味を引き立てます。
胡麻の優しいコクも良い塩梅。

=イチミダイの湯霜造り=
虫籠の中は美味しそうな匂いに引き寄せられたキリギリス。
もっちりした旨味が特徴のイチミダイは
藻塩、スダチの絞り汁、柚子胡椒でいただきます。

=鰆のタタキ=
三重県 答志島の釣り鰆は脂がノリノリ。
藁で燻して香り付け。
美味しい脂には、さっぱりとした土佐酢のジュレと
サラっとした梨の甘味が良く合います。
アクセントにトビコのプチプチ食感をプラスして。
これ本当めちゃくちゃ美味しい。
松本さんは味の組み立てが実に上手で
その技術とセンスにいつも脱帽です。

=うちわ海老の串カツ=
こういうジャンクなもの作らせたら
本当に凄いんだよなぁ。
海老の上の寒天は海老の頭からとった出汁と合わせた
ウスターソース。
僕、個人的にウスターソースはそんなに好まないんです。
何故かと言うと衣がソースを吸い過ぎて食材の味より
クドさが勝ってしまうから。
だけどこソースの寒天は秀逸。
風味が香ったと思ったら淡く消えていく。
うちわ海老の旨味を全然邪魔しない…むしろ相乗。
傘の部分がパリッパリの舞茸チップスも隠れた主役。

=牛フィレ肉タタキ=
フランスのとある地方の郷土料理がベースの一品。
仙台牛のヒレをタタキに。
イタリア産パルメザンチーズと
オランダ産トリュフ入りゴーダチーズ
そして削った和栗を散らして。
ゴロッと残った食感がポイント
黒いのは別名、ブラックサンダー。
黒胡椒をベースとした薬味で、これだけで
お酒好きな人にはアテになります。
これをチョンと付けて全部一緒に口に含むと
最高に贅沢な味が広がる。

=春巻き=
銀杏、トリュフペーストの豊かな香りを
ライスペーパーに閉じ込めて。
熱で溶けた雲子がまるでホワイトソースのように
クリーミーで絶品。

=剣先イカと茶豆のきしめん=
最近、麺うちを始めたという事で
出来たてのイカスミを練り込んだきしめん。
茶豆の香りとイカの優しい甘さがよく絡みます。
ぶっちゃけイタリアンで食べるパスタより美味しい。

=満月椀=
餅をつくウサギをあしらって。
満月に見立てた白玉は南瓜が練り込んであるので
ほっこりとした甘さが余韻に残ります。
中には伊勢海老の葛タタキ。
松茸香る出汁と一緒に口に含むと
その余りにも美しい味わいにうっとりします。

=出汁巻き=
大好きなやつ。
2番手こーちゃんの努力の結晶。

=味噌汁=
賽豆腐、三つ葉、麹味噌。
じわりと染み入りますね。

=うなぎ蒲焼=
昔は開かずに竹串にさして丸焼きしていて
その形が「蒲の穂(がまのほ)」に似ていたことが
蒲焼の由来になっているらしい。
つまり蒲焼のプロトタイプ。
今、なかなかこんな風に出してくれる
お店も無いので非常に貴重な体験です。
うなぎの魚としての味わいをダイレクトに楽しめます。

=ムカゴご飯=
2日ぶりにお米を食べたので生き返る~。
そしてシンプルに美味しい、ムカゴ大好き。

=松茸の玉〆=
これも最高ね。

=葡萄の八寸仕立て=
SNSで見てから絶対食べたかった、これ。
水菓子で八寸やるとか斬新すぎる。

・ピオーネのボンボン。
これビックリ。
ブランデーとかお酒使ってるのか?ってくらい
お酒の香りがするんだけど、シンプルに
チョコレートと葡萄だけ。
弾ける葡萄の果汁がたまらない。

・巨峰のアイスクリーム
ヨーグルト、生クリームで調合。
だからとっても爽やかで、かろやか。

・ナガノパープルのジュース
皮も一緒に撹拌してあるのが嬉しい。
葡萄の一番美味しい部分は皮と実の間の果汁だからね。

・シャインマスカットのゼリー
高貴なマスカット香をゼリーに閉じ込めて。
水菓子の八寸、いろいろ楽しめて最高じゃないか!

あぁ~、今月も本当に美味しかった。
更に言うなら味わいが美しい。

そう言えばこのお店
狂った料理ばかり出すお店じゃなくて
基本は真面目な日本料理屋さんだった。

それをベースに、らしさ溢れる素晴らしいコース
ご馳走様でした。
今年もやってきました。
蓬左茶寮の夏の風物詩『雲丹祭り』。

日本全国津々浦々の強豪雲丹たちと
それに負けない猛者(食材)たちとの
スリリングでエキセントリックなマリアージュ!

まずはカウンターに着くと本日の雲丹たちがズラリと並んでいます。
今宵はどんな悪夢(笑)が見れるのか?いよいよ開幕です。

=南国烏龍茶=
乾燥させたマンゴーとパッションフルーツから香りを抽出。
トロピカルな南国の風が吹きます。

=食べ比べ(師崎・白老)=
左:白老 エゾバフンはあっさりとした
スッと溶ける甘さで、まるでスイーツを食べている様。
右:師崎のウニはコクがあって食べ比べる事で
それぞれの個性がよく分かります。
別添えの藻塩、土佐醤油をお好みで。

=錦玉羹(おくら・赤万願寺唐辛子)=
ここで早速、雲丹界のロールスロイス、はだてうに。
そして蓬左お得意の3つの食材のマリアージュ。
出汁の寒天が全ての食材の旨味をつないでいて
ため息が出るほど美味しい。

=う巻=
うなぎじゃなくて雲丹のう巻。
余市の塩水うにで。
雲丹は卵巣、つまりは卵なので玉子焼きとの相性は抜群。
色も同じ黄色だしね。(色が同じの食材はだいたい合うらしい)
そもそも出汁巻き自体がめちゃくちゃ美味しく
そこに、ちょうど半熟卵のようなウニがINされて
これも引き摺り込まれる美味しさ。

=おろしポン酢和え(シャコ、小葱)=
美国沖の雲丹を合わせて。
シャコは雄雌それぞれ入っています。
おろしポン酢のすっきりした酸味と
雲丹の甘さはケンカしそうだけど
不思議とこれが口の中で化学反応する。
一口目の酸味が雲丹の甘さでスッと消えて
雲丹の甘味がよりクリアに広がります。
シャコの身、内子の旨味が見事にマリアージュ。

=カルパッチョ(いちみ鯛・バジリコ・マスカルポーネ)=
確か雲丹祭りは雲丹を調味料として食べて欲しい
との事でお造りに添えてあっただけなんだけど
みんな別々にして食べるから次の年にはお造りで巻くようになって。
そして今年は遂にここまで進化しました。
合わせるのは小川うに。
マイヤーレモンの皮の珍味なんかも入っていて
口の中に時間差で複合的な旨味が広がります。
これも圧巻のマリアージュ。
雲丹祭り、狂ったようなデタラメな企画だけど
実は出てくる料理はめちゃくちゃ繊細だったりする。

=甘酢和え(ワタリガニ・胡瓜)=
合わせるのは淡路 由良の赤うに。
これも凄いんだよなぁ。
これだけの種類の雲丹を適当に合わせている訳ではなく
料理に合わせてチョイスしているのが良く分かります。
ワタリガニのあの優しい味わいには旨味が
主張が強すぎる種類の雲丹は合わないので
控え目かつ広がるような旨味の
この雲丹しかないってくらいドンピシャ。
食べ進めると胡瓜とクリームチーズで
食感と味わいの変化も楽しめます。

=そうめん(枝豆・青とびちぎりのり)=
積丹の塩水うに。
和風カッペリーニ的な一品。
麺は歯ごたえモチモチで雲丹に負けない存在感。
海苔にしても枝豆にしても全てが相乗し合ってます。
雲丹は時期によって味わいも変わってきているので
それに合わせて麺も変えているみたい。
最初はオリーブオイルの麺、次に胡麻麺
そして今は雲丹の味が乗ってきているのでプレーンなそうめん。
これだけ緻密に微調整できるからこそ、ここまでエモい料理になるんです。

=貝焼き(あわび)=
岩手の郷土料理らしいです。
合わせるのは美国沖のキタムラサキウニ。
黒アワビはビックリするくらい柔らかく
肝醤油、雲丹と合わせて食べると
もうGO TO HEAVENしちゃいます。

=燻製(太刀魚)=
炭焼きにした後に藁で燻した太刀魚。
まずは雲丹が乗っていない右端を。
う、うんまぁ~!
なにこれ?
脂ノリノリで身はフワッフワで凄い事になっています。
今まで食べた太刀魚で一番美味しかった。
そして合わせるのは山口産のうに。
旨すぎるわ。

=天ぷら(車えび・唐きび・松茸)=
雲丹はとうもろこしと一緒にかき揚げに。
とうもろこしの弾ける甘さと一緒に
雲丹の風味が広がります。
車えびも松茸も食べ応えがあって
それぞれの力強い味わいが広がります。

=グラタン(ハマグリ・マッシュルーム)=
利尻の赤ウニを合わせて。
もうここまで来ると酔い(雲丹酔い)が回って
こっちもハイになってるから
冷静に味わう理性はほぼ無いんだけど
そんな中でも感じたのは濃厚なんだけど軽やかな事。
ただただ旨いとしか言えない中で
更にハマグリの旨味が追撃。

=しゃぶしゃぶ(長崎黒毛和牛ヒレ)=
全部がメインって言いたくなるくらい
凄い料理ばかりだけど、そんな中でも
遂に真打ち登場です。
シャトーブリアンのいわゆるウニク。
そして合わせるのは、こちらも雲丹の真打ち、はだてうに。
もうバッチバチのヘビー級対決ですが
ここでさっぱりとしたポン酢おろしで
食べさせてくれるのは流石。
かなり薄めてあってとがった酸味もないから
ウニクの邪魔をせずにすっきり食べる事が出来ます。
で、味の方なんだけどはっきり言って死ぬほど旨いです。

=UKG=
うにかけご飯です。
ウニ全部載せは載せてる間に
ご飯が煮えばなじゃ無くなっちゃうからね。
シンプルにめっちゃ美味しい。

=松茸のお吸い物=
蓬左茶寮で一番好きなのは実は松茸の出汁だったりする。
幸せの一杯。

=うに丼=
もうこれでもかと狂ったみたいに
本日の雲丹全部載せ。
しかし最後、酢飯ver.で良かったぁ~。
お腹パンパンで破裂しそうだったけど
酢飯だと、まだ食べれるからね。
ここまで来て負けるわけにはいかないのでしっかりと完食。
松本大将、更に御替りを作ろうとしてたけど
流石にそれはGIVE UP!

=桃パフェ=
桃のコンポート、ミルクアイス
桃のスープに桃水のゼリー。
幸せの桃尽くし。
デザートも来るたびに進化していて最高!

いやぁ~今年も本当に凄かった。
なんかもう一大スペクタクルショーを見たような高揚感。
最早、ぐうの音も出ません。

御馳走様でした。
約2ヶ月の自粛期間を経てお久しぶりにお店で御馳走を。

テイクアウトも良かったけど、やはりお店でいただくのは格別です。
食材の旨味の引き出し方とマリアージュが、なんかもう別次元だ。
改めて蓬左茶寮の凄さに驚愕しました。

=北海道 白老 蝦夷馬糞雲丹 夏野菜と一番出汁の寒天寄せ=
雲丹の美味しさは別として焼き茄子、オクラのタタキ、ジュンサイと
比較的優しい味わいの食材で構成されているのに凄まじい相乗効果。
降り柚子と穂紫蘇の香りが時間差で効果を発揮して
一口食べると、その構築美に引きずり込まれるくらい圧倒的。

=蒸しアワビ フルーツトマトと新玉ねぎのみぞれ酢=
まずもってアワビの味が濃い!
味付けではなくてアワビそのものの旨味が滾ってます。
表面は軽く炙って。
下には湯むきしたフルーツトマトに新玉のドレッシング。
酢の角が立ってないから円やかで程好い酸味と甘みが
アワビにもトマトにもばっちり合います。

=ドウマンガニ 内子の半熟卵と茶豆=
まさかこの時期にドウマンガニに巡り合えるとは。
お前は本当、はぐれメタルみたいな奴だな。
浜名湖では専門の漁があるらしいけど
ごく稀に三河湾でも偶然、網に引っ掛かる事があるらしい。
この日はそんなレアな三河湾で獲れたもの。
濃い、濃い、超濃厚!
味付けじゃないよ、素材そのもののポテンシャル。
ただし、それを引き出すのはやはり料理人の腕。
見てください、この見事な内子の半熟加減。
食感、味わいに変化を与える茶豆も、存在感抜群で
ドウマンガニとバチバチに火花を散らします。
口直しにはプラムの様な風味の山桃でサッパリと。

=甘鯛とゴマ豆腐の椀=
まずは、この美しい澄んだ吸い地。
もの凄く薄味なのにめちゃくちゃ深みがある。
甘鯛も勿論美味しいんだけど寧ろ主役はゴマ豆腐。
もっちりと弾力があって口の中に広がる甘味、コク
そしてゴマの風味が鮮烈。

=長良川 天然鮎の塩焼きとリエット=
これも破壊力抜群。
まずはシンプルに塩焼きを楽しんで。
リエットはクルトンに付けても鮎に付けて食べても良し。
旨すぎるわ。
こんな食べ方、他のお店じゃ出来ないもんね。
どんな料理にもオリジナリティが感じられるのも素晴らしい。

=ネギトロ=
かっこよく言えば本マグロのタルタル キャビア添え
って感じでしょうか?
キャビア、鱒子(イクラより一回り小さいマスの子)
キャビアロリ(粒状のアリーブオイル)と一緒に。
食べる度にプチプチ弾ける食感が楽しい。
キャビアも鱒子も全然塩辛くないのでマグロの旨味を邪魔しません。
そしてバルサミコクリームのほんのりとした酸味と
コク深い甘味が更にマグロの旨味を引き立てます。
和食店だからと言って普通のお造りを出さないのが蓬左流。

=活車海老のエビカツ=
ついさっきまで活きていた車海老。
そこにハモのすり身を練り込んで。
捌きたて揚げたてだから美味しいに決まってます。
まずは酢橘をかけてシンプルに旨味を楽しんで。
エビカツの下には自家製マヨネーズと粒マスタード。
そして白身、黄身それぞれのミモザ(顆粒状)。
混ぜるとタルタルソースの完成です。
これも面白い発想だなぁと感心。
エビカツにたっぷり付けて食べると幸せ以外の何ものでも無い。

=鱧の鬼颪 酢橘ポン酢=
なんか難しい感じばっかだな。
ハモのオニオロシ スダチポンズです。
蓬左お得意のハモ料理。
まずはハモの皮目片面だけをフライパンでカリッカリに揚げ焼きに。
この食感たまりません。
程よくレアな身には酢橘ポン酢が良い感じにしみて
鬼颪と共に頂くと、さっぱりさわやかな味わいに。
蓬左でいただく鱧は味がしっかりしているからこんな料理も成立するんです。

=蛤のしゃぶしゃぶ=
じつはこの日カウンターにある蛤を見ながら
桑名の日の出の蛤のしゃぶしゃぶの話になって。
本当は蛤とクジラの素麺だったらしいんだけど急遽メニュー変更!
さすが松本さん、アドリブを楽しむ男だ(笑)
そして出汁はなんとドウマンガニの殻をじっくりコトコト煮込んだやつ!
え~っ、何これ?めっちゃ美味しいんだけど~!
まさにプースーがゴイス~!
はぁぁ、なんて贅沢なんだ。
ドウマンガニなんてただでさえ希少なのに
それが6月のこの時期に獲れるなんてもっと希少。
そして正に今が旬の蛤と運命的な出会いをするなんてこれが本当のマリアージュ。
剣先イカも美味しいしプリップリに旨味が詰まった蛤にドウマンガニの出汁。
破壊力が凄すぎる!
最後はイカ、蛤の出汁も染み出た究極のスープを味わう。

=香の物 福神漬け。=
これテイクアウトしたい。

=究極の出汁巻玉子=
2番手こーちゃんの出汁巻玉子。
これ本当美味しい。
美味しさの秘密はレシピ?教え方?
いやいや、本人の努力に尽きると思う。

=ワカメのみそ汁=
シャキシャキして美味しい。

=とうもろこしご飯=
とうもろこし甘い!めっちゃ甘い!
食感も、しなってなくてフレッシュ感があって凄く良い!

=ラーメン=
海老を練り込んだ香港の極細麺。
出汁は自家製生ハムから取ったもの。
トッピングはイカゲソ、オニオンチップ、香味油。
これは余興。
つまりオマケのお遊びだから不味いも旨いも無しよ!
との事だけど、いやいや旨いは良いでしょ?
だってこれ、余興とは思えんくらいクオリティ高いし。
はっきり言ってめっちゃ旨い。

=アメリカンチェリーのパフェ 麦茶のアイス=
去年の今頃、麦茶のアイスを食べて
コーヒー牛乳のような独特の風味が忘れられなくて
ちょうど食べたかったんです。
ブランデーシロップにライチゼリー。
アメリカンチェリーのコンポートがゴロゴロッと。
もう大好きな要素しかない。

常連だからと言って贔屓しているわけでも
忖度しているわけでもなく改めてスゲーって思いました。
こんなに感動出来て満足出来るお店は他にありません。

さて次回は狂気の雲丹祭りをバッチリ予約済みでこちらも楽しみ。

御馳走様でした。
蓬左茶寮のお持ち帰りシリーズ。
今回は海老そぼろと唐揚げ弁当。

=海老そぼろ弁当=
5,800円(税別)
車海老と伊勢海老を贅沢に使用。
更には別添えのタレにも海老エキス。
かけた瞬間、海老の良い香りが、ふわ~ってします。
どこを食べても海老、海老、海老で最高でした。
またお店で海老尽くし食べたいなぁ。
トマトは加藤農園のきわみかな?
めちゃくちゃ甘い。
これは食後のデザートとして食べても良い。
そしてこの出汁巻玉子、コクがあって本当に美味しい。

=エビフライ弁当(参考)=
6,000円(税別)
こちらは女将さんから画像をもらって
衝撃的だったので写真だけ載せときます。
活車海老を10尾使用した圧巻のビジュアル。

=唐揚げ弁当=
680円
一口もらいましたが冷めても美味しくデザインされています。
茶色でもったりしがちな唐揚げ弁当も鮮やかな彩りで雅な逸品に。
ちなみにご飯小盛りだと5,000円、おかずのみだと6,500円という
謎設定があります。(笑)

=味噌汁=
やっぱりプロの味。
出汁が染みるわぁ。
具はありませんので、ご家庭でお好みにアレンジして下さい。

=フルーツヨーグルト=
ヨーグルトは自家製かな?
酸味を抑えた円やかな甘さが美味しくてフルーツとの相性も抜群。

今回も充実のおうち時間を堪能させていただきました。
御馳走様でした。

今日のお昼は本当はランチだったんだけど
こんなご時世なのでテイクアウトに変更。

いつもはお留守番な家族みんなで
美味しくいただきました。

=あなごめし=
これは家族の分。
蓋を開けると山椒の心地良い香りが鼻に抜けます。
一口いただきましたが、いわゆるタレに
引っ張られる感じではなくて
ちゃんと穴子の味がして美味しい。
太刀魚の様な淡白な白身の旨味があって
穴子ってこんなに美味しいんだ!と感動。

=肉いなり弁当=
一口かじると口の中にじゅわ~っと広がる肉の甘味。
どんだけでも食べれそう。
おかずは他にはスモーキーさが癖になるいぶりがっこに
飛竜頭(がんもどき)、なめ茸山椒に玉子焼き。
特に出汁巻玉子は円やかなコクがあって
さすがはプロの味と感動しました。

そしてコロナに負けないよう免疫を高めるために
栄養価を考えたお味噌汁とフルーツヨーグルトまで
付いてくるのも嬉しい。
なかなかテイクアウト弁当にデザートは付きませんからね。

お弁当の予約は3日前から前日の15時位まで。
メニューは随時更新されるので気になる方は
お店のFacebookをcheck it out。

ご馳走様でした。
なんだか新型コロナで凄い世の中になってきましたが
愛知県は首都圏に比べて感染者/日が少し落ち着いてきたのかな?

不要不急の外出自粛と言われる中で美味しい物を食べるのは
不謹慎とか言われるかも知れないけれど飲食店、生産者に貢献するのも大事な事。

蓬左茶寮ではアルコールスプレーでの除菌や
席数を制限し隣席とのスペースを確保する等
しっかりと対応されています。

さて今回は春と言う事で大好きな貝の季節。
貝貝貝貝貝貝貝貝貝貝貝貝貝の貝祭りです。

=白桃烏龍 極品=
美味しい料理にそっと寄り添うかのような
柔らかな桃の香りと上品な口当たりが良いですね。

■第一幕
=白ミル貝・パッションフルーツ=
今夜の貝あそびは3部構成。
第一幕のテーマは洋風的アレンジ。
燻製された白みる貝はスモーキーな香りが
貝自体の甘味を引き立てます。
おなじみ加藤農園の"きわめ"トマトのフルーティーさに
トロピカルなパッションフルーツの酸味も相性抜群!

=平貝・行者にんにく=
肉厚な平貝と春の山菜・行者にんにくを
生ハム(プロシュート)で巻いて天ぷらに。
生ハムは揚げる事でパリッとした食感のアクセントに
なるだけではなくて噛めば噛むほどじんわり広がる塩気が
レアに火入れされた平貝の甘味を更に引き上げます。
そこに行者にんにくの香りも加わって本当、松本大将は
3つの食材のマリアージュの天才だと思う。

=帆立貝・雁足=
お次は焼売。
春は貝だけじゃなくて山菜も美味しい季節。
初めて食べた雁足は見た目もそうだけど鍵わらびのように
トロリとして優しい甘味が特徴。
一方、焼売は旨味の爆弾でディジョンマスタードを
付ける事で更に肉、帆立の風味が際立ちます。

=栄螺(サザエ)・青さバター=
いわゆるエスカルゴ料理を和食的にアプローチ。
と言う事でパセリではなく青さのブルギニョン。
サザエの苦味も含めた旨味、バターをたっぷり吸ったクルトン。
これ本当に美味しい。
僕はサイゼリヤのエスカルゴのオーブン焼きとか
好きなので、この系統の料理は本当に大好物。

=蛤そば=
一見、パスタのように見えるけど中華そばです。
麺を啜ると蛤の旨味が口の中に広がります。
初めて見る器も美しくシンプルに盛られた料理が映えます。

■幕間
=桜湯=
桜湯で口直し。
塩漬けにされた桜の葉から広がるのは
上品でまろやかな塩気と春の香り。
桜の花を食べてみると本当にサクランボのような風味がしました。

■第二幕
=赤貝・アスパラガス=
第二幕のテーマはめくるめく日本文化の世界。
コリコリ食感とクリアな甘さが美味しい赤貝。
アスパラは白と緑、穂先と茎で食べ比べ。
西京味噌の酢味噌は酢がそれほど主張していないので
繊細な味わいを損なう事無く、それぞれの特徴を楽しめます。

=あわび・新生姜=
お次はあわびの御寿司です。
コクのある味噌ソースで。
新生姜のピリッとした辛味と薄切りにされた
あわびの食感、舌に触れる表面積で
素材そのものの旨味が良く分かります。

=牡蠣・菜の花=
美しい花筏で春を演出。
今年は自粛自粛なのでお椀の中だけでもお花見を。
椀種は蓬麩と牡蠣の真丈。
後から追いかけてくる牡蠣の風味を春の山菜と共に楽しみます。

=とり貝・春大根=
お弟子のこーちゃん作の蝶々がお皿を華やかに演出。
この日は三河湾のとり貝が無かったらしく兵庫産のとり貝。
この肉厚さと甘味の強さ、兵庫のとり貝も凄いな。
焼石に乗せて芳ばしい匂いがしてきたら食べ頃です。
大根おろしと共に自家製ポン酢に付けて。
本当にこの甘味、糖度はなんなんだろう?
メロンより甘いんじゃないかってくらいに鮮烈。

■幕間
=箸洗い=
麦焦がしで口直しと共に免疫強化。
※麦にはβ-グルカンが豊富に含まれています。

■第三幕
=青柳・春子椎茸=
テーマは最終幕なのでお食事。
正確には青柳とはオレンジ色の部分の名称で所謂バカ貝の天ぷら。
ある方が食べログのレビューで、この料理が
美味しかったと書いていてずっと食べたかったんです。
青柳と椎茸の軸の部分はしっかりと火が通っていて
スルメのように噛めば噛むほど旨味が溢れてきます。
それに対して身の方は程好い火入れでふっくらジューシー。
衣の中に旨味を逃がさず閉じ込めるだけでなく更に倍増させています。
薄い衣も重くなくて美味しい。

=赤西貝・筍=
上に乗っているのはなんと木の芽味噌のアイスクリーム。
少しお酒も入っていたのかな?
クニュッとした赤西貝、シャキッとした筍と
どちらも食感が違うものの
凄く柔らかくて美味しい。
貝って本当、種類によって色んな味わいがあって面白い!

=つぶ貝・砂糖エンドウ豆=
エンドウ豆ってグリーンピースとは違うのかな?
グリーンピースご飯は苦手な人も多いけど僕は大好き。
つぶ貝の旨みが広がり、ご飯が進みます。

=あさり・新玉葱=
かなり大粒なあさりのエキスがこれでもかとガツンとくるカレー。
ミモレットチーズでより濃厚に。
お腹一杯でも瞬殺でペロリ。

■水菓子
=いちご・桜のアイスクリーム=
桜湯同様、塩漬けにされた桜の葉から抽出された
上品でまろやかな塩気と春の香り。
春の果物、いちごとは色も味も相性抜群です。

=抹茶のムース=
今夜のデザートは2本立て。
しっかりと苦味を効かせた抹茶はムースにする事で
角がとれてまろやかで美味しい苦みに。

=加賀献上棒茶=
美味しいお茶を頂きながらカタルシスと余韻に浸り終幕。

大好きな貝を色んな種類、色んな調理法で
こんなに楽しく美味しくしてくれるのは、このお店だけです。

御馳走様でした。

気が付けば30回目の蓬左茶寮。
何回行っても飽きないし、何回でも行きたくなる。

本当に大好きなお店で、このお店に行くことを生きがいとして
毎月、仕事を頑張れている気がします。

それでは早速、昨夜のレビューを。

=白桃烏龍茶=
フルーティーでみずみずしい香りが美しいお茶。
女将さんの出してくれるお茶はいつも美味しくて素敵。

=赤貝と新和布=
赤貝は胡瓜の味がするとの事で胡瓜と合わせてあります。
豊浜産和布のゼリーに穂紫蘇、柚子。
赤貝の臭みなんて1ミクロンもなく、ひたすら澄んだ
旨味のみが付きぬけます。
優しい味わいなんだけど色んな食感も楽しめて
最初から唸ります。

=平貝の磯辺=
2020ver.の磯辺焼き。
これ単純に醤油を煮って焼いてるだけではないんです。
身と小柱をたたいて塗って焼いているので
食感、味わいもより複雑味を増しています。
海苔でくるっと巻いて食べると芳ばしさとか
身の甘みとかが一体となってたまらん美味しさ。

=アワビの唐揚げ=
中心部はレアになっていてアワビの一番美味しい
ポイントにアプローチしているかのような食感と温度感。
肝のソースは味噌は使ってないのに味噌かと思うくらい
濃厚でコク深い風味があって美味しい。
そしてまさかの貝料理3連発。
貝Loverにはたまらない。
今年は暖冬の影響か貝が早く、もう鳥貝とかバカ貝とか
出てきているらしい。

=自家製キャビアと加藤農園きわめトマトの最中=
蓬左茶寮のこの時期のスペシャリテ。
いつもは海老や蟹と合わせる事が多いけど
この日はベルーガ×スターレットの自家製キャビアと。
先ずもってトマトとクリームチーズのマリアージュが
素晴らし過ぎます。
それもそのはず。
日に日に糖度と味わいが変化するフルーツトマトに
合わせてクリームチーズをチューニングしているんです。
そこに更にキャビアのクリーミーなコクと
芳ばしい最中の食感。
本当にマリアージュのきわめです。

=短角牛と原木椎茸の麦蒸し=
希少な短角牛のヒレ、シャトーブリアンと
日本一美味しい平松椎茸。
最強同士の組み合わせは圧倒的な美味しさ。
大麦はポクポクした食感も面白い。
そしてこの料理、美味しいだけでは無いんです。
β-グルカンが含まれているので免疫力が高まります。
この辺りの気遣いも素晴らしい。

=トラフグのカルパッチョ=
まさかお造りでカルパッチョが出てくるとは!
いい意味で裏切られました。
オリーブオイルにパルメザン、玉ねぎのドレッシングと
イタリアンなのにちゃんと和食の味わいになっているんです。
トラフグも桃蕪も素材の味わいが極上でそれだけでも
充分美味しいのに、あえてのカルパッチョて言うのが
流石と言うか一本取られましたね。

=ハマグリ潮汁=
椀種は桑名産ハマグリ、蓬麩、菜の花の真丈。
この真丈が作りたてホヤホヤで甘くって
菜の花の食感とほんのり苦味が広がって
本当に美味しい。
沁みるわぁ~。
もちろん吸い地もハマグリも最高!

=甘鯛の幽庵焼きとアスパラガス=
香川産のアスパラは果肉のように柔らかくてみずみずしい。
ほんのりトウモロコシの香りが広がります。
甘鯛も旨し旨し。
あと添えられた伽羅胡桃が良いアクセント。

=伊勢海老の霰揚げと桑名の筍=
霰の食感が良いですね。
伊勢海老は噛みしめると旨味が広がる。
筍も甘味がたってて食材が生きている。
料理って嫌な言い方をすると魚や肉の
死体を扱う事だと思うんですよね。
でも本当に素晴らしい料理人は、その死体に
生命を宿す事が出来るんです。
大将曰く、分子がほとばしる。
本当に生きているかの様に旨味が躍動するんですよね。
今風に言うとエモいってやつです。

=玉子焼きとなめたけ山椒=
この玉子焼き、何か隠し味入れてるんじゃないかって
くらい一味違って美味しかった。
なめたけ山椒もご飯のお伴に最高。

=ちりめんじゃこ=
こちらもご飯のお伴。
久しぶりに頂いた気がする。
ご飯がすすみます。

=煮え花=
久しぶりにいただいたけどエモい、エモすぎるわぁ。
凄くクリアで美味しい天然水のように澄んだ味がする。

=豆腐のお味噌汁=
美味しいご飯とお味噌汁。
日本に生まれて良かったと思える瞬間。

=河豚とワラビの雑炊=
じっくり味わうと思っていたら
美味しくて気が付いたら無くなってた。

=苺パフェ=
カラフルなのはシュワっと消えて無くなる"おいり"。
作りたてのミルクアイスは本当にミルキーそのもので美味しい。
加賀献上棒茶の苦味との対比が良いです。
苺は静岡産きらぴ香。
割と最近出た新種だそうです。
最下層はストロベリーティーのゼリーで
華やかな余韻を残して終了です。

この日も大好きな食材ばかりで大満足。
いや、違うな。
食材に満足してるんじゃなくて
料理が美味しいから満足なんだ。

また次回も楽しみです。
御馳走様でした。
今年、一発目の蓬左茶寮。

自分的には初日の出よりも初夢よりも初詣よりも
初蓬左が何より大事。

カウンターに着席すると目の前には
花を手向けられた鴨の亡骸が!

改めて命をいただくと言う事に感謝して
この日のコースがスタートです。

=フルーツティー=
まずは女将さん特選のお茶の御紹介。
四季春と桃、パイナップルのフルーツティ。
色もうっすらピンク色で美しい。

=のれそれ=
穴子の稚魚です。
平ぺったくて少しトロミがある天然のきしめんは
出汁の旨味と相まって円やかな口当たり。
チョンと乗った生姜が良いアクセントになってます。
蓬左の最初の一品はいつも上品で繊細で大好きなんです。

=渡り蟹と縮み法連草の胡麻和え=
蟹や法連草の優しい甘味にクリーミーな胡麻のコク
胡桃や煎り胡麻の食感と食べ進める毎に
美味しくて楽しい発見のある一品。

=加藤農園きわめトマトの最中=
出ました!
今時期から晩春くらいまでのスペシャリテ。
季節の流れと共に変化するトマトの糖度に合わせて
クリームチーズの味わいを微調整しているみたい。
だから誰も真似が出来ない、珠玉の一品。
完熟なのにシャキッとしたフルーティーなトマトは
それ自体が唯一無二だけど、この料理も本当に唯一無二。

=空豆の飯蒸し=
お弟子さんの動きを見ていたら蒸し器から出した
器の蓋を食器棚にある同じ器の蓋と変えていました。
あぁ、そうか。お客が蓋を取る時に火傷しないように
熱くない蓋に変えてるんだなぁ。
そういったホスピタリティそのもものような
優しくてほっこりする味わい。

=どうまん蟹の真丈と内子の葛寄せ=
まさかどうまん蟹まで食べられるなんて!
身をたっぷり使った真丈に暴力的なまでに濃厚な内子。
吸い地も本当に美味しくて幸せ以外に言葉はありません。

=お造り=
盛りつけも味わいも素晴らし過ぎる蓬左ならではのお造り。
平目、赤貝、あん肝、唐墨。
巴おろし(紫蘇、唐辛子、柚子)と自家製ポン酢で。

=虎河豚の唐揚げ=
はい、説明不要の最高に美味しいやつ。
フルーティーな桃かぶも最高です。

=甘鯛の若狭焼き=
鱗も一緒に焼かれた皮はしがむとスルメの様に味が広がります。
身の方は火入れが絶妙過ぎて甘鯛の美味しさに感服。
炒めた平松椎茸も素晴らしい。
さすが日本一美味しい椎茸、恐るべし。

=生ワカメとタケノコ=
豊浜の生ワカメ。
この時期のワカメ本当に最高。
特に茎がさ、めちゃくちゃ美味しいんだよね。
タケノコは鹿児島産だったかな。
まるで玉蜀黍の様な甘い風味がします。
ちなみに器は蓬左のシンボル、蝙蝠柄。

=鴨ロースの炭火焼き=
長良川の青首鴨をシンプルに炭火で。
芳ばしく焼かれた皮。
レバーのような血のコクがあるロース。
もう最高過ぎます。
そして、ささみ霜降りはたたきで。
これも薬味の美味しさが相まってマジで旨い。
僕は鴨が大好きなので、この時点で最高すぎて大満足。
これが最後の料理でも良かったんだけど
まさかこの後にあんな料理が出てくるとは。

=鴨団子のスープ=
それがこの料理。
本当にさっきの鴨ロースが最高過ぎて
もうこれ以上のものは無いって感じだったんだけど
このスープやばすぎるわ。
もう何をどう表現していいか分からないくらいに美味しい。
鴨ガラのスープに手羽先と腿の団子。
更には団子とは別に砂肝と心臓まで入っています。
鴨の砂肝って初めて食べたけど鶏とは違い凄く野性的な味わい。
そして団子…というよりはもはやハンバーグ。
肉肉しくてすっごく美味しい。
ちょいと山椒を効かしてあります。
そしてその旨味がスープにとけて更にスープが美味しくなってく。
マジでビビった。
すでに今年の№1候補。

=河豚と新玉の混ぜご飯=
新玉ねぎがまた甘くて美味しいんだよねぇ。
あといつも言ってるんだけど淡白な味わいの
河豚も蓬左で食べるとビックリするくらい美味くなる。

=ネズミカレー=
今年の干支をモチーフにしたキュートなカレー。
ネズミが食べないで~!って顔してる。(笑)

=苺パフェ=
ストロベリーローズティーのジュレ。
献上加賀棒茶のムース。
作りたてのミルクアイスに苺100%のシャーベット。
苺はとちおとめと紅ほっぺ。
このパフェシリーズ他の季節でもやって欲しい。
だってめっちゃ美味しいからメロンとか桃とか
やってくれたら最高だと思う。

=お薄=
今回も大満足。余韻と共に。

と言う事で2020年もやっぱり最高な蓬左茶寮。
今年は何回通えるかな?

御馳走様でした!
昨夜は大好きな蓬左茶寮にてクリスマス特別イベント。

「一生分キャビアを食べる祭」でした~!(^^)!

キャビアの品種はバエリとベルーガ×スターレットのハイブリッド。
国産蝶鮫のフレッシュキャビアです。
僕が行った日の前日には解体ショーが披露され
綺麗に筋を取って焼酎で洗い薄塩に漬ける等
丁寧な仕事が施されたキャビアは塩辛さや臭みは皆無で
それ自体の味がよく分かります。

ほんのりクリーミーでコクがある。

まるで磨き上げられたオニキスのように美しく輝く
フレッシュキャビアを溢れんばかりにこれでもかと盛りまくる。
禁断のキャビア祭、いよいよ開幕です。

=フルーツティー=
まずは女将さん厳選のお茶を御紹介。
ローズヒップ、カシス、ブルーベリーと
白牡丹のブレンドです。
ほんのりフルーティーで料理に合います。

=甘エビの昆布〆 甘エビのキャビア×生キャビア えびせん=
もう最初の一品から旨すぎます。
藻塩を振って脱水してから昆布〆したという
甘エビはネットリとした旨味が強烈で
そこにキャビアのコクと穂紫蘇の風味が加わります。
甘エビの頭で作ったえびせんも焼いた頭の芳ばしさと
塩気が絶妙で思わず唸ります。

=湯葉と生キャビア=
お次は汲み上げたばかりの湯葉に生キャビアを
合わせた一品。
湯葉の豆乳の風味に生キャビアのクリーミーさが
良く合います。
こんな優しげな料理でさえも悶えてしまうのは
一番出汁の完成度の高さゆえ。

=あん肝と生キャビア 自家製ポン酢で=
濃厚なあん肝は柑橘を効かせた自家製ポン酢と
大根おろしでサッパリと。
キャビアが加わることで、より一層コクが深まり
まだ3品目だと言うのに美味しさが暴走しています。

=生キャビアの玉子素麺=
根室産の雲丹と畑のキャビアと言われる
とんぶりを合わせて食感の妙も楽しみます。
言葉遊びで玉子素麺となっていますが
少しアルデンテな食感で冷製カッペリーニの様。
シンプルに見えるけど、これめちゃくちゃ美味しい。
オリーブオイルと塩と一番出汁で和えたソースが
もう本当に感動を覚えるレベル。

=蒸しセコガニ=
カニ面の下はほぐした身と縮みほうれん草。
パルメザンチーズの香りをフワリと纏い
内子とキャビアの卵の共演。
もう言葉にならないくらい美味しい。
そして味変用のスダチなんだけど
絞る時に種が落ちるのが邪魔になるので
種を抜いてあります。
しかしそれだと表面が凹っとなり不恰好になるので
ジュレで穴を埋めてあります。
更なる香り付けと彩りに、スダチ自身の皮を散らして。
"神は細部に宿る"とは正にこういう事。
味変の効果も抜群です。

=平目の炙り造り=
キャビアは葱と三つ葉、青紫蘇、トビコを
土佐酢のゼリーと和えて。
今度はキャビアとトビコの共演です。
とにかくこの土佐酢のゼリー和えが本当絶品で
口の中で爆ぜるトビコ、キャビア、マイクロトマトが
食感も含めて美味しい。
こんなに美味しかったら平目が負けちゃうなぁ~
なんて思っていたら後からやってくる平目の存在感の
凄いこと。
アクセントにピリッと自家製柚子胡椒と卵黄の唐墨。
お酒は飲めないけど、残った柚子胡椒は
良い箸休めになります。
柚子の皮の苦味まで美味しい。

=キャビアの軍艦=
注射器でシャリに注入した出汁醤油と海苔が
キャビアの美味しさを更に引き立てます。
シンプルにキャビアのクリーミーなコクを感じられて
めちゃくちゃ美味しい。

=桑名の大ハマグリとポロ葱 キャビアの潮汁=
ハマグリの吸い口には胡椒と言う事で黒胡椒を数粒。
まずは吸い地を一口啜ると。
おぉ~、なんだこの美味しさは!
少し甘味もあって強烈だな。
この甘さはポロ葱の出汁かな?
だってめちゃくちゃ甘くて旨いんだもん、このポロ葱。
ハマグリはもう旨味の爆弾でただただ悶絶。
そしてキャビアは熱が入る事で更に円やかな
味わいに変化します。
本当に異次元すぎるわ!

=出汁巻きキャビア=
今度は玉子とキャビアの共演。
まずこの出汁巻きが旨すぎる!
生姜、出汁醤油、山椒そしてキャビア。
色んな旨味が複雑に絡み合って極上の一品。
しかしキャビアって何にでも合うなぁ~。
いや、松本大将が相性の良い食材を
絶妙にマッチングしているんだな。

=車海老とキャビア 色とりどりの野菜のサラダ=
カラフルな野菜は紫カリフラワー、芽キャベツ
ロマネスコに紫カブ。
どれも味が立っていて美味しい。
原木しいたけはバター炒めで。
これさ、しいたけの風味の強さとバターの
相性の良さもさることながら
軸の噛めば噛むほど広がるスルメ的な
味の広がりが本当癖になる。
そして車海老。
こんな大っきくて食べ応えのある車海老
初めて食べたかも。
キャビア、パルメザンチーズと共に。
はい、もう最高です。

=セコガニ外子のスープとキャビア=
今度は外子とキャビアの共演。
もう香りからしてヤバイヤバイ。
いわゆるビスクスープ的なあれです。
外子はから揚げにしてあるんだけど
それがスープを吸ってさ。
円やかなキャビアのコクも合わさって
何回も同じこと言うけど本当に異次元。

=TKG=
最後はTKG。
卵かけご飯じゃなくて卵キャビアご飯。
これもめちゃくちゃ手がかかってる。
卵白は空気を含ませて卵黄は別で調理して半熟に。
後は思いっきりかき混ぜて一気に喰らうだけ。
そして追い海苔と言う事で青とび丸ごと一枚頂いちゃった。
これ単体で食べても止まらないやつ!

=カレー=
一旦キャビア祭りは幕を降ろして余興にカレー。
レモングラスやこぶみかんの葉を隠し味に。
リンゴ、キウイ、生姜、辛子の種で作ったチャツネ?を
一緒に混ぜて食べると辛さの中にもフルーティーな
酸味、香りが広がり、どれだけでも食べれそう。

=苺パーフェクト=
パフェの語源はパーフェクトだそうで。
上から紅ほっぺ、サクランボを模した白玉
苺100%シャーベットとミルクアイス
小豆のムースにストロベリーローズティーのゼリー。
和食屋さんで、ここまで凝った水菓子出す
ところってある?
まさに苺パーフェクト!

禁断のキャビア祭りは、もうその発想自体がクレイジー。
しかし、このお店が本当に凄いのは
そう言った分かりやすいインパクト以上に
一つ一つの仕事が丁寧で繊細であること。

そしてそれが細部にまで行き渡っている。

だからこそ、こんな大胆な料理でも
高級食材を並べただけの贋作じゃなくて本物なんです。

お隣のお客様も言っていましたが本当に全部が4番バッター。
この日のコースだけでなく
年始から年末まで全ての料理がクライマックスでした。

今年一年お世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。

御馳走様でした。
昨日は蓬左茶寮で通常コース。

祭りイベントの参加率が高いため通常コースの方が
レアなんていう事になってはいますが
実は通常コースこそ素晴らしい
季節の食材…否、食財祭りであると言う事はお伝えしておきたい。

そんな秋の味覚満載のコースをカウンターで
常連の方たちと楽しませていただきました。
みんな本当に蓬左中毒だ。

=ミスティーク=
ブルーベリー、カシス、シャインマスカット等を使用した
ワインのように魅惑的なフルーツティー。
香料未使用なんですが本当に驚くほど香り高いです。

=活車海老 秋縞ささげ 出汁ジュレ=
車海老は中心はレア、表面は軽く炙って。
車海老の鮮烈な甘さの後に出汁の旨味が
追っかけてくる凄く奥行きを感じる逸品。
菊の花の酢漬けに柚子、ゴマダレ。
それらが出汁ジュレと合わさり複合的な旨味を
構築しながらも、あくまで主役に寄り添うように淡く淡く。

=う巻き=
超肉厚の天然うなぎ。
印籠煮にしてあります。
2品目からビビるくらいに美味しい。
こんなう巻き食べた事ありません。
自家製の山椒も上品な刺激がCOOL!

=豊浜産さわらのタタキ 柚子胡椒=
炭の香りを纏った鰆のまぁ美味しいこと美味しいこと。
大トロのようなコクのある脂の旨味には
キリッと辛口の青唐辛子、米麹をブレンドした
自家製柚子胡椒を合わせて。
薬味の大根おろし、柚子胡椒、ポン酢を合わせたならば
それだけで一品料理に成り得る存在感。

=ムカゴの飯蒸し=
秋はホクホク系が美味しくて良いですね。
ほんの少しの塩気と餅米の甘み、もっちり感が
たまらなく美味しい。

=蟹真丈と松茸のお椀=
この時期の松茸を使った蓬左の椀物は本当に神の出汁。
旨すぎる!
蟹真丈もトロケルような舌触りで
捌きたてだから蟹の風味も格別。
めちゃくちゃ美味しかった。

=伊勢海老の石焼き=
自分で好きな加減に焼いて塩、または自家製ポン酢で。
もちろんそのままで食べても美味しい。
焼いている時の香りも御馳走です。
伊勢海老は大味だから、あえて荒々しい料理で。
こういうの大好きです。

=紅葉鯛 湯霜造り=
蓬左のお造りは、ただのお造りじゃないんです。
塩や酢橘で味を調えてあって更に中心部はねっちりと。
唸るほど美味しいです。
そして妻は大根の甘みがしっかり感じれるほど美味しく美しい。
飲める割醤油も素晴らしい。
「神は細部に宿る」とは正にこの事。

=子持ち鮎の塩焼き=
焼き場の角度を調整して頭には鮎自体の
脂を落としてカリッと揚げたような食感に。
真ん中は卵の旨味を感じれるようにふっくらと塩焼き。
その卵をしっとりさせる為、注射器で出汁醤油を注入。
尻尾の方は乾いた干物のように焼く。
シンプルに見えて創意工夫と技術がパンパンに詰まった逸品。
凄まじく美味しい。

=短角牛 利平栗 白トリュフ=
サシのない美しい赤身の短角牛。
合わせるのは栗の王様・黒いダイアとも言われる丹波の利平栗。
アルバ産の白トリュフは末端価格65万/kgのヤバイやつ。
思わずトリップしてしまいそうなほどサイケデリックな芳香。
鼻に絡む香りと舌に溶ける味わいを考慮し細かく削ってエアリーに。
蓬左茶寮お得意の3つの食材で構築する黄金比。
この激烈な旨味たるや。

=鱧の清蒸 ネギ油かけ=
中華料理のエッセンスを感じる逸品。
ネギ油の良い香りが立ち込めます。
皮目はパリッ…というよりかはバリッと。
身は生の状態から350℃のネギ油をかけてあるのでふっくらと。
もうさ、ジュワ~って言う音まで美味しい。
走り、旬の時期のシンプルな塩焼きも
良いけれど、むしろ名残の時期の創意に溢れた料理こそ真骨頂。
油料理だけど全然油っこくないです。
色々試行錯誤を重ねて辿り着いたという至極の逸品。
付け汁にドボンと付けると、あっさりした旨味が広がって更に美味しい

=煮え花=
ダイヤ、いや
プラチナのような美しい輝き。
蓬左名物だけあって
もちろんお味もプラチナ級。
香物は茄子や白菜の浅漬け。
そしてスモーキーな燻製香がたまらない、いぶりがっこ。

=生松茸ごはん=
中国は雲南省の松茸。
ピカピカのご飯に、ひと振りの塩。
生松茸はご飯の熱で蒸らされて香りが一気に開きます。

=平松椎茸のお味噌汁=
中にはゴロリと超肉厚な愛知県知多市が誇る平松椎茸。
もう香りも出汁の旨味も半端ない。
そして松茸ご飯との贅沢なマリアージュ。
はい、最高です。

=伊勢海老の雑炊=
カウンターに置かれた伊勢海老の頭。
どうするのか聞いたら捨てるとの事。
食べたい!と言ったら炒めて出汁をとって
雑炊作ってくれました。
もう海老の出汁がビスクのようにガツンと濃厚で、めっちゃ美味しい。
しかもチーズ、卵黄の唐墨に加えて黒トリュフも削ってあるんで更に濃厚。
ちなみに黒トリュフは白トリュフと同じ容器に保存されているので
隠しきれない移し香が!
こんなに特濃なのに何故かサラっと食べれちゃうところも凄い。

=柳桜園の青ほうじ茶のアイス=
味わい深いほうじ茶のアイスに合わせるのは
クリームチーズで白和えにした
しゃきしゃき食感の梨と、ねっとり甘い柿のコントラスト。
水彩画のように淡く花を添えるのは雪のような口溶けの
メルティーキッスよろしくな、おいり。
水菓子までめちゃくちゃ上品で美味しいです。

=宇治金時ミルク=
餡子が食べたい。と言ったら「あるよ」との事で。
そのまま餡子だけ出てくるかと思いきや即席で〆のデザート。
何これ?めっちゃ美味しいんだけど!
なんでこんなのサラっと作れちゃうんだろ?
全国のカフェ経営者のみなさん、タピオカ抹茶ラテの次は
餡子抹茶ラテですよ絶対。

という事で今回も衝撃の連続だった蓬左茶寮。
もう何回目かの自己最高を更新。
というか来るたびに更新している気がする。

こんなに通ったら、こっちの舌も肥えてくるはずなのに
蓬左の進化の方が凄まじいから全然追いつけない。

正に「蓬左を超えるのは蓬左だけ」。

御馳走様でした。

さぁ、今回で4回目となる究極の名古屋めし祭。
今宵は一体どんな悪夢を見せてくれるのでしょうか?

メニュー表には
Be flexible your brain。
とにかく頭を柔軟にしてfantasticな
名古屋めしを楽しみましょう。

=小倉トースト=
最初に運ばれて来たのは11個のエシレバター。
一人一個、小倉トーストに好きなだけ乗っけて
食べてみゃ~って事です。
なんて贅沢な!
自家製餡とエシレバターのリッチなコクが
マッチして口取りから凄い夜になりそうな予感。
余ったエシレは勿論お土産に。
あっ、でも最後あまりに満足感が高すぎて
忘れてたきちゃった(笑)

=たません=
名古屋めし祭、初メニューのたません。
煎餅は勿論手作り。
ソースも手作りなのかな?
キャビアver.もあったらしいけど
玉子にはやっぱりトリュフと言うことでon the truffe。
しかしこれだけ手間隙かけて良い食材使ったら
全く別の料理になりそうだけど
真面目にたませんを再現しているのが面白い。
このB級感がたまらんね。

=エビフリャー=
蓬左名物、薄衣のエビフリャー&松茸フリャー。
キャビア、イクラたっぷりの卵尽くしなマヨソースで。
海老、松茸の風味を消さない控え目な味付けが嬉しい。
だってこれ海老はめちゃくちゃ旨味が濃ゆいし
松茸なんて飲み込んだら風味がぶわ~って広がるんだわ。

=手羽先唐揚げ=
参本以上は胃に害を成す
と注意書きしてあるのに最初から
6本盛り付けられた秋の味覚満載の手羽先八寸。
スモーキーに燻されて病み付きになる美味しさで
3本なんかで終わるはずかない。
そしたら悪夢の追い手羽先。(笑)
ちなみに八寸はムカゴ、枝豆、銀杏、柿、栗。
ぜ~んぶ大好きなのばっかじゃん。
栗きんとん最高だったなぁ~。

=天むす=
衝撃の問題作!
一堂、目が点、メガトン級のインパクト。
度肝を抜かれた超特大サイズの伊勢海老の天むす。
一人一尾、いや一匹…一台?
単位に悩むほどドデカイ伊勢海老を丸ごと頂きます。
お米、タレ、海苔と渾然一体となって、
もう流石に笑うしかない。
余った頭はおつまみに。
中にもミソ、身がぎっしり。
脚にも立派な身が詰まってて、途中からみんな
蟹と言っていた程。

=名古屋コーチン 湯霜=
ほっと一息な逸品。
海苔の佃煮で食べます。
親子丼とかだと海苔合わせたりするけど
鶏のお造りに海苔合わすのって珍しいよね。
これ旨いわぁ~。

=きしめん=
なんと麺から打ち始めた!
一生懸命麺棒で生地を延ばしています。
打ち立ての麺に削りたての鰹節。
少し甘めのお汁を吸ったお揚げとほうれん草。
めちゃくちゃ美味しくて
改めて名古屋めしの素晴らしさを再認識。
蟹真丈にはサチャインチ、ブラジル、マカダミア
三種のナッツで食感を。

=味噌カツ=
また凄いの出てきた。
味噌カツはまさかのアワビ!
しかも超肉厚!
実はアワビの味噌カツ僕自信は三回目なんだけど
その全てが全部違う味の味噌ソース!
今回はキリッと少し辛めのソースに薬味を添えて。
辛めなのは、きっと次の味噌おでんとのコントラストだな。
しかしこんな肉厚なアワビってなかなか
食べる事ないからそれはもう幸せでしたよ。
女将さん曰くアワビと豚を間違えて揚げたらしい。
という事で追い味噌カツ。
今度はちゃんと(笑)豚カツです。
そろそろお腹が黄信号なので食べれるか心配したのですが
これがまた、めちゃくちゃあっさりしていて
全然重たくない美味しい豚カツでびっくり。

=おでん=
またまた凄いの出てきた。
これはアトラクションなのか?
シャトーブリアンの味噌おでん!
程好く火入れされたシャトブリは肉の旨味が鮮烈で
味噌に全然負けてない…というか寧ろ合う。
牛スジはトロットロだし、大根、蒟蒻、半熟卵も
シャトブリに負けないくらい美味しい。
そしてテーブルの下には大根御代わり券が。
こういった遊び心、良いですね(^.^)
っていうか、このクオリティー (まゆゆ作)。
一枚ずつ手書き且つ全部イラストが違います。
僕も蓬左党に1票。

=ひつまぶし=
最後はひつまぶし。
自家製山椒をぱらりと振りかけて。
あまりに美味しいもんだから
みんなお出汁が来る前に完食してたけど
そこはトランキーロ、あっせんなよ!
僕はちゃんと半分残して出汁と共に頂きます。
慈悲深くて旨いわぁ~。

=ミラカン=
反省なき者への余興。
流石に腹パンなので他のお客さんから写真を拝借。
チーズの美味しそうな匂いがプンプンしてました。

=外郎=
少しの塩気が癖になる自家製外郎(ういろう)。
生クリームのこのなめらかさは
絶対また生乳から作ってるな。
雪のような口溶けのカラフルなあられの食感も相まって
三位一体の美味しさ。
ちょっとこの外郎、お土産用に
販売して欲しいくらいに美味しい。

と言うことで今回も凄かった名古屋めし。
高級食材のオンパレードで名古屋らしく
ド派手なコースでした!
しかし蓬左の凄さは、ただ高級食材を使うだけじゃないんです。
麺や薬味、全て手作りで細部に至るまで丁寧で繊細。
どんなに派手な料理にしても食材の良さは
絶対に壊さない。
見た目だけのハリボテではなく記憶に残る本物の料理。

その上で思いっきり遊び尽くす。

蓬左茶寮、やはり唯一無二にして最狂なのです。

御馳走様でした。

この度は7周年&リニューアルという事で
おめでとうございます!

カウンターめっちゃかっこ良くなってました。
詳細は見てのお楽しみという事で。
ちなみに客席と調理場の高さが調整された事により
ライブ感がより一層アップして楽しさも倍増です。

そしてパワーアップしたのは
カウンターだけではありません。
料理の方もますます制御不能に。
この日も本当に凄かった。

=ノンアルコール梅酒=
濃厚な梅のネクター。
これめっちゃ美味しいです。

=ハニーブッシュ=
プリッツのロースト味のような芳ばしい香り。
でも飲むとすっきり美味しいお茶です。

=どうまんがに 梨 柿 三葉 甘酢=
僕の大好きなフルーツを使った料理。
梨、柿と秋を感じれて良いですねぇ。
フルーツの食感と爽やかな果実味が
どうまん蟹の身の甘味をより一層引き立てます。

=茶豆すり流し 車海老=
ほっこり優しい味わいの茶豆が
プリップリの活車海老の甘さを
邪魔しないように寄り添います。
初めて見る骨董品のような器も格好いい。

=和良鮎 フライ リエット トリュフ(伊)=
ほくほくの鮎の旨味をカリッとした
衣に閉じ込めて。
そのままでも勿論美味しいですが
リエット、トリュフで香りも味わいも
より複雑に変化します。
さぁ、ここから更にコースが加速していきます。

=鵞鳥のフォアグラ 伽羅胡桃 隠元胡麻和え=
25回目にしてやっと食べれた念願のスペシャリテ
フォアグラの八丁味噌漬け。
フォアグラは鴨と鵞鳥(ガチョウ)があって
この日は鵞鳥ver.
もう、これは食べてビックリ!
パンチの強い八丁味噌の風味と
チーズの様に濃厚なフォアグラの
強烈な旨味が口の中でバターみたいに
体温ですっと溶けて全身を貫きます。
うずらの半熟卵に絡ませると、より濃厚な味わいに。
口休めの伽羅胡桃もめちゃ旨です。
本当に衝撃の逸品でした。

=翡翠銀杏 飯蒸し=
カラスミの塩気と銀杏の苦味
餅米の甘味の三重奏。
しばらく口の中にずっと余韻が残るくらい
美味しかった。

=金目鯛 松茸 吸物=
お次は椀物。
個人的に一番好きな松茸の食べ方は吸い物。
香り豊かな良い出汁が取れますからね。
この日の吸い地も絶好調。
旨味が澄み渡っています。
松茸は中国産で、これまた噛み締める程に
甘味が広がる良い松茸。
そしてこの金目鯛の驚く程の旨味たるや。
脂も程好く乗っていて最高です。

=鯛 湯霜造り 栗粉和え=
お品書きを見て一番想像出来なかった料理ですが
食べて納得の美味しさ。
素朴な栗の甘さの中から、ひと振りの塩で
旨味が引き締まった鯛を味わいます。
たった2種類の食材しか使ってないのに
複雑な味わいを楽しめます。

=戸井鮪 スジ子おろし和え 土佐酢ゼリー=
松本大将お得意の藁燻し+土佐酢の料理。
今までは鰹でしか食べた事なかったけど
今回は北海道は戸井の鮪です。
すっきりさっぱりとお口直し的な
役割も果たしていて美味しい。
そしてびっくりしたのが、このスジ子。
すっきりした料理のバランスを崩さない為
一瞬しか漬けてないらしいんだけど
フルーツみたいに華やかでジューシー。
僕、イクラとかスジ子って苦手な部類なんです。
あのドロッとして塩辛い感じがどうにも苦手で。
でもこういうお店って苦手なものでも
美味しく食べれるから基本、好き嫌いせず
なんでも食べる様にしてるんだけど
このスジ子の美味しさには驚いた。

=秋刀魚の竜田焼き=
おもむろに秋刀魚を取り出して「食べる?」と大将。
急にお品書きにない料理を作り出した(笑)
その過程を見ていると揚げ焼きにした秋刀魚の油を
キッチンペーパーで吸って背骨を抜いてめっちゃ丁寧。
皮の焦げ目、食感も最高でめちゃ旨。
そしてこのライブ感も旨味の一つ。

=焼はも 舞茸カリカリ=
蓬左の鱧は何回も頂いていて素晴らしく
美味しいことは折り込み済みだけど
この日は更に火入れも塩加減も
一際、素晴らしかった。
そしてこの舞茸。
なんでこんなに美味しいのか。
傘の部分なんて本当スナックみたいで
咀嚼する程に旨味が広がりやみつきになります。

=宮崎牛 たいら貝 クレソン パルミジャーノ=
牛肉のオイスター炒めという料理があるように
肉と貝の相性は実は良い。という事で
宮崎牛とたいら貝。
パルミジャーノの重厚さも加わって
盆と正月が一緒に来たような贅沢さ。

=伊勢湾うなぎ=
とっても肉厚な伊勢湾の海うなぎ。
火を入れると更にふっくらと身が膨らみます。
カウンターだと、このタレの芳ばしい
匂いだけでご飯食べれそう。
身の味わいも格別です。
追いタレ、山椒でしっかり堪能。

=味噌汁=
シンプルに豆腐と三つ葉。
出汁が良いから美味しいわ~。

=松茸ごはん=
手で裂いた生の松茸を塩と共に
ご飯に混ぜただけなんだけど
なんでこんなに美味しいのか。
ご飯の熱で松茸の香りも立ちます。

=じゃこ玉=
これも旨いわ~。
海苔また良いアクセント。
まだまだ行きます炭水化物祭り。

=たいら貝 梅昆布茶=
さっきの鰻のタレでたいら貝を炙って。
またまた芳ばしい良い匂いが漂います。
これぞカウンターの醍醐味。
炒った胡麻と梅昆布茶の風味と共に。

=カレー=
実はこの日、カウンターにグルメ界で有名な方が居て
その方が後一杯、カレーなら食べれると。
しかし、カレーは仕込んでいない。
するとおもむろに玉ねぎとニンニク、牛肉を炒め出した。
スパイス、カレー粉を振りかけてあっという間に
即席カレー完成!
ちゃちゃっと作ったのになんで、こんなに美味しいの?
出汁さえあれば作れるらしいけど
いやいやマジ凄いっす。

=水物 ぶどう=
シャインマスカット、
巨峰、ナガノパープル。
ピオーネはシャーベット。
クリームチーズとバニラのソースで。
果実味がプチっと弾ける
さっぱり濃厚なぶどう天国。

=ぷりん=
■卵黄ぷりん。
固める時間が不足してたみたいで緩めだけど
味は濃厚で美味しい。

■卵白ぷりん
こちらは良い感じに固まってます。
濃厚だけどあっさり。
クリームチーズのような味わいです。

■卵黄+卵白ぷりん
一緒に食べるとさっきの緩めの卵黄ぷりんが
ソースみたいになってめっちゃ美味しい。
ぷりんをぷりんのソースで食べるって
ちょっと新発見かも!
これまた食べたいから、あえて緩めに作って欲しい(笑)

いやぁ~、しかし今回も凄まじかった。
リニューアル記念という事で
相当気合い入っていたのが良くわかります。
質も量も規格外でお腹パンパン。

また次回お伺いするのが楽しみです。
ご馳走様でした!
昨日の夜は蓬左茶寮、夏の風物詩である
雲丹祭に参戦。

もうヤバすぎてヤバいとしか言えない。
最早まともな日本語が出てこない(笑)

一応簡単に雲丹祭の説明を。
・期間は8月9日まで。
・金額は35,000円(税・サ別)。
・メニューは都度変わります。
・期間中、勿論通常メニューもあります。

さてコース開始前に、まずはこの日の雲丹のお披露目から。
す、凄い!圧巻。
雲丹好きな人は是非、お店で体感して欲しい。

=四季春=
この日のお茶は四季春という台湾茶。
一年中、春茶の様な良い香りのお茶です。
まろやかでとっても飲みやすい。

=ガゼ食べ比べ 愛知師崎ムラサキ 岩手バフン=
雲丹祭の幕開けは今、正に捌きたての殻付き雲丹から。
そのまま、塩、醤油をお好みで。
美味しい~。
特に師崎のムラサキはワタリガニの味噌の様な風味がします。

=あおさ寄せ 北海道昆布盛バフン=
昆布盛バフンを浜名湖の生あおさ、オクラと共に。
涼しげなゼリーは一番出汁。
複雑な味わいながらも雲丹の旨味が主張されていて
素晴らしく美味しいです。

=白えび和え 柚子釜 ムラサキ=
白エビのネットリした甘さに雲丹の旨味が絡みます。
柚子や生姜のテクスチャも加わり、まるで
山田想さんの器のように美しい味のグラデーション。

=軍艦 北海道赤利尻と東沢水産=
最高級の赤利尻とはだてより高級な東沢水産の雲丹は
シンプルに軍艦で。
ヤバすぎてヤバいやつ。
口の中の雲丹の旨味が凄い!
マジで強烈に旨い。
旨味に溺れるとはこの事か!

=才巻海老 早松茸 北海道根室バフンの葛寄せ=
お次は椀物です。
この吸い地の素晴らしさよ。
そしてバフンの葛寄せが餅の様な甘みがして
めっちゃ美味しい。
松茸も海老も食べれて幸せすぎます。

=真鯛雲丹巻き 兵庫淡路由良赤=
これヤバかったなぁ。
まず真鯛が旨い、旨すぎる。
湯霜にして塩を軽くかけた皮も旨すぎる。
そしてツマはリンゴやナシのような食感と
フルーティーさにびっくりの水茄子。
つまりはこれだけでも、お造りとして最上級に美味しいのに
雲丹祭だから雲丹を巻いてあるんです。
うん、なんて表現していいか分からない。
ヤバいとしか言えない旨さ。

=雲丹のムース 桃のソース 三重坂手赤=
ほんのりしょっぱい雲丹のムースに
桃のソースがめっちゃ合う。
このソース、桃そのもののような美味しさなので
すり流しと言った方がイメージに近いかも。
あまりに美味しすぎて思わず一口食べて、吹き出してしまった。

=はまぐり貝焼き 佐賀唐津雲丹名人の赤=
まずは、はまぐりから抽出したはまぐり汁を一口。
はまぐりの潮の旨味が凄い。
今度は焼きはまぐり、焼き雲丹を一緒に口に入れて
そこにはまぐり汁をクイッと。
た、たまらん、旨すぎだわ。

=あわびクリーム煮 北海道釧路ムラサキ=
トリュフも乗って豪華な一皿。
クリームで煮てもあわび、雲丹の旨味は消されません。
ただシンプルに味わうだけじゃなく色んな角度で攻めてくるのが
雲丹祭の面白いところ。

=鱧 車海老のアヒージョ 北海道厚岸=
なんと今度はスパニッシュ!
どんだけ引き出しあるの?
ニンニク、イワシから丁寧に出しを取ったオイルは
もう美味しい香りがプンプン。
そういえば3年前、初めて雲丹祭に参加した時
鱧と車海老と雲丹の焼き料理に強烈に感動したけど
今年は同じ食材のアヒージョに猛烈に感動した。

=短角牛 すき焼き=
ステーキの様な短角牛を雲丹を溶いた玉子にくぐらせて。
旨い、旨すぎます。
短角牛は赤身の旨味が豊かで、この雲丹玉子がもう最高にマッチングします。

=スターマイン雲丹丼=
全部で何種類乗せていたんだろう?
10種類以上は確実に乗せていた。
こんな雲丹丼、ここでしか食べれません。
半分はそのまま食べて、残りはさっきの雲丹玉子をかけて。
これはもうチート(無敵)すぎて説明不要。

=う巻き丼=
アンコールは鰻じゃなくて雲丹のう巻き。
トロリとした断面が素晴らしい。
大根おろしには山芋のアクセント。
香りもすっごく良かった。

=雲丹そうめん=
揖保乃糸 三神 ひね
という熟成を加えた
特級品のそうめん。
ツユには雲丹、麺には一見雲丹にも見える
生みかんが乗っています。(缶詰みかんじゃないよ)
お腹いっぱいでも、そうめんならチュルリと行けちゃう。
さすが特級品だけあって上品な味わい。
雲丹の濃厚な旨味が、みかん効果もあって
さっぱりと頂けます。

=麦茶のアイス 水羊羹 メロン=
麦茶のアイスめっちゃ美味しい。
麦茶というよりは、寧ろコーヒー牛乳のよう。
この時期、旬のメロンも大好きな食材なので
最後の最後まで幸せすぎます。

と言う事で今回も凄すぎた超絶怒涛の雲丹祭。
ご飯物除いて料理だけで11品。
しかも全部メインというかスペシャリテ級の美味しさ。
本当にヤバすぎてヤバいとしか言いようがありません。

御馳走様でした。


昨夜の蓬左茶寮さんは唐黍百珍(とうきびひゃくちん)。

玉蜀黍(とうもろこし)を食べ尽くす玉蜀黍好きにはタマラナイお祭りです。

=パイナップル茶=
まずは女将さん特製のパイナップル茶。
パイナップルの爽やかな風味が鼻に抜けるとっても美味しいお茶。

=東方紅単叢=
中盤からは中国茶を。
3煎目にもなるとミルクティーの様な甘い風味に変わります。
女将さんは日本酒とお茶のスペシャリストなのです。
お酒が飲めない僕にいつも美味しいお茶のセレクトありがとうございます。

=玉蜀黍のプリン=
一品目は見た目も可愛いプリン。
カスタード部は玉蜀黍。
カラメル部は海苔の佃煮。
出汁と蓴菜のソースに無添加の塩水雲丹をトッピング。
なんて贅沢なプリン・ア・ラ・モード。
最初から最高に美味しいけど、まだまだこれからもっと凄いのが
出てくるから恐ろしい。

=ピュアホワイトとひらめの昆布締め=
ひらめは2層になっていて、一番上は醤油をひと塗りしています。
下の層はチョンと塩を付けていただきます。
う、旨い!
そしてピュアホワイトも昆布締め。
旨すぎるし、お造りに玉蜀黍が合うからビックリ!

=エビカツサンド=
海老は活車海老だから、とにかく旨味、甘味が素晴らしい。
そこに玉蜀黍の食感と甘味が重なってブッ飛ぶ旨さ。
もちろんソースは自家製。
食パンはカツの食感との相性を考慮して焼かずにあえて生食パン。
まぁとにかく旨い旨い旨い!
まだ2品目なのに凄すぎるぞ。

=コーンスープと帆立貝のクネル=
コーンスープは粗めにコーンの食感が残っています。
帆立のクネルは少し胡椒を効かせてある事で存在感が一層際立っています。
食べ進めると中にはコーンがゴロッと入っていコーンスープ好きにはたまらない逸品。

=唐黍はんぺん=
まずこの、はんぺんの美味しさたるや。
なる程、これが本物のはんぺんなのね。
そしてこれがまた物凄く構築されたお料理で
生姜をベースにオクラ、穂紫蘇、梅ソースが複雑に絡まって
なんじゃこりゃ!な逸品。
マジでめちゃくちゃ美味しかった。

=のどぐろの唐黍蒸し=
吸い地は少しとろみがかかっています。
冬瓜もトロットロ。
のどぐろも、それ自体の旨味がめっちゃ強い。
しかし玉蜀黍って本当、何にでも合いますね。
いや、松本料理長のセンスだな、これは。

=コーンバター=
あかん、これは反則。
ワッフル生地みたいなのは勿論、玉蜀黍。
バターは最高級のエシレバター。
あまりに美味し過ぎて余韻が半端なかった。
しばらく口の中の余韻を消したくなくてお茶が飲めなかったくらい。

=肉巻き=
松阪牛の肩ロースで玉蜀黍を巻いています。
お肉がトロける、そして玉蜀黍の旨味が弾ける!
さっぱりした土佐酢との相性もバッチリ。
そしてこのトマトが美味し過ぎた。
あまりに美味し過ぎて例の加藤農園のかと思ったら
普通のトマトを梅酒付けにしたらしい。
本当に美味し過ぎて10個くらい食べたかった。

=太刀魚の炭焼き=
これ太刀魚と玉蜀黍の間に渡り蟹が隠れていて
ホワッホワで塩っ気が丁度良くって、めっちゃ美味しい。
しかしよくこんな料理思いつくなぁ、凄いとしか言えない。

=チーズフォンデュ=
チーズはエメンタール、グリュイエール、モッツァレラの
3種をブレンド。
ちょっと独特なクセもあってチーズ好きにはたまらないなぁ、これは。
旨い、楽しい、最高です!

=焼玉蜀黍=
最後はシンプルに焼玉蜀黍。
タレを塗りながら炭火でじっくりと火を入れます。
そして品種は名前からして美味しそうなホワイトショコラ。
糖度は15~16でメロンより甘いそうな。
もはや説明不要。
ただただ最高としか言えない。

=唐黍ご飯=
このお焦げと少しの塩気と玉蜀黍の相性ったら。
拙い文章で申し訳ないが本当に最高としか言えない。

=ヤングコーンの味噌汁=
もちろんお味噌汁にも玉蜀黍。
唐黍ご飯との相性は言うまでもありません。

=唐黍リゾット=
バジルの風味が良くイタリアの風が吹いちゃった。
トマトは最近は甘いのが主流だけど
これはしっかりと酸味があるトマト。
この酸味とジューシーさがまた良いアクセントでめっちゃ美味しい。

=焼きおにぎり=
さっきの唐黍ご飯を更に焼く事でお焦げがより香ばしく。
そして海苔がこれまた美味しくって
イタリアの風の後は潮風が吹いちゃった。

=唐黍オムライス=
最後はオムライスで〆。
中にはゴロッと玉蜀黍と挽肉が入っています。
もう流石に腹パンだ。
しかしなんという充足感なんだ。

=アイスクリーム=
甘美も勿論、玉蜀黍。
玉蜀黍のアイスに玉蜀黍のソースがかかっています。
ソースにはちょっと粗めに粒感が残っていて
それがまた玉蜀黍好きにはたまらない。
最後の最後まで正に玉蜀黍尽くし。

=唐黍茶=
お茶まで玉蜀黍だよ!

と言う事で今回も最狂過ぎた蓬左茶寮さん。

玉蜀黍って本当に素晴らしい食材。
主役にも脇役にもなるしスープにもデザートにもなる。
しかも旨味が強いのに癖がないから、どんな食材とも相性が良い。

そんなとうもろこしが松本料理長の手にかかれば鬼に金棒状態です。

正に蓬左無双、とうもろこし夢想な最狂の夜でした。

御馳走様でした。
遂にミシュラン東海版が発表されましたね。

こちら蓬左茶寮さんはミシュランプレートの
評価でしたがウチダシュランでは3つ星です。

さて、5月は気候的にも過ごしやすく
初夏の食材と春の食材が混じり合う良い季節ですね。

=宇治園 冷やし玉露=
女将さんお勧めのお茶。
まろやかな口当たりと甘味、少しの苦みが素晴らしいお茶でした。

=茶豆 蓴菜 雲丹=
蓴菜は広島産の初物です。
チュルンとした食感と対比する茶豆の食感が楽しい。
雲丹には振り柚子がしてあって、これがまためちゃくちゃ合う。
初っ端から唸る逸品。

=ちらし寿司=
タコ、平貝、車海老、鮑がゴロッと。
2品目にしてメインのような豪華さ!
豪華すぎてもはや、ちらし寿司ではありません!
それぞれに丁寧に仕事がしてあって平貝、車海老は甘く
タコ、鮑は柔らかく、シャリも海苔も旨い旨い。

=宮崎牛のタタキ=
写真では見えないですが万願寺唐辛子の下に宮崎牛が隠れています。
これも旨い旨い。
程好い脂身と肉の旨味をピリッとした生胡椒が引き立てます。
トウモロコシも甘くて最高!

=鱧と翡翠冬瓜の椀=
澄んだ吸い地とホワホワの鱧がたまりません。
翡翠冬瓜は見た目の美しさと比例して優しく上品。

=もがれい 昆布〆=
昆布〆で旨味倍増しててめちゃくちゃ美味しい。
ワサビが苦手な僕のために開発してくれたワサビムースと共に。

=釣アジ アオリイカ=
こちらのお造りも味わい深く美味しい。
昆布〆はムースで、こちらは醤油でと
それぞれに合った食べ方で出してくれるのが
嬉しいですね。

=トリガイ湯霜 水菜=
この時期の蓬左茶寮の名物、トリガイ。
前回、貝祭りの時にはありませんでしたが
最近やっと身がふっくらとして美味しくなってきたそうです。
と言うか旨すぎます、このトリガイ。
もう言葉にならないくらい美味しい。
甘味が異次元。

=焼鱧と焼きナス=
鱧もこの時期の名物。
もうさ、鱧の旨味がマジで凄いの!
塩加減も完璧。
ナスも旨い。
子供の頃は苦手だったけど、ナスってこんなに美味しいんですね。

=豚ヒレあられ焼き=
これもヤバかった。
あられの食感と塩気、穂紫蘇の風味の融合が
完璧すぎて圧巻。
付け添え…と言って良いのかどうか分かんないけど
牛タンはホロッホロでアスパラは魔法の様に柔らかい。
程好い甘味の玉味噌とビーツのソースと共に。

=煮えばな=
=牛時雨=
=鬼あさり 八丁味噌=
まずは煮えばなをそのまま食べて。
次に鬼あさりの良い出汁が出た味噌汁啜って。
今度はちりめんと煮えばな合わせて。
最後、ご飯に変わったくらいのタイミングで牛時雨ぶっかけて
また味噌汁を啜る。
この組み合わせ最強だな。

=カレ-=
眼鏡がチャームポイントのお茶目なカレー。
旨いに決まってます。

=オムライス=
ボロネーゼ味噌、チーズと共に。
これがまたコクがあって、めちゃ旨いんです。

=雑炊=
最後は鮑、平貝、鱧の超豪華雑炊。
もう旨いしか出てこない。
本当に最初っから最後まで圧巻の連続。

=水物=
苺と初物の桃をミルクソルベと
ホロっと苦いプリンと共に。
桃と苺って正に今、この瞬間でしか同時に食べれないですよね。
季節感も含めて最高に美味しいデザートでした。

と言う事で、今回も大満足過ぎた蓬左茶寮。
御馳走様でした!
昨日は個人的には平成最後の訪問となる蓬左茶寮。

今回で21回目の訪問。
思えばいっぱい通ったなぁ。
個人的には新規開拓派で行きたいお店いっぱいあるんだけど
蓬左茶寮が好きすぎて気がつけば通い詰める程の信者になってしまいました。

さて、今回は貝LOVERにはたまらない貝、貝、貝の貝尽くし。
思う存分、堪能させていただきました。

=唐黍、帆立貝の黄身寄せ、雲丹添え=
雲丹は羅臼のバフン雲丹。
甘い、めっちゃ甘い!
帆立は炙ってあって珍味のような、噛めば噛むほど広がる味わい。
そして、出汁巻き??
なんか食感違うけどやたら美味しいな。と思っていたら唐黍(とうきび)。
つまりはトウモロコシ。
最初っから大好き食材ばっかりだ!

=稚鮎 セモリナ揚げ ブルーチーズ餡=
稚鮎は珍しい三河湾の川に遡上する前の海稚鮎。
主にパスタ等に使われるセモリナ粉を付けて揚げてあるんだけど
もうこの稚鮎の苦旨さったら!
ブルーチーズ餡は出汁が混ぜてあって全然カビ臭くないので
ディップして食べても美味しい。
そして添えてある紫蘇とトビコの和え物が
これまたビックリするくらい美味しいの。

=バカ貝 サザエ 一寸豆 アスパラ トマト 不知火味噌=
不知火はデコポンの品種名。
すっきりしてるんだけどコクとフルーティーな甘味があって旨い旨い。
柚子の花なんかも入っていて色んな食材、風味が楽しめる逸品。
どれも素材の旨味が際立っていて素晴らしいです。

=蛤と海老のしんじょ 蕪のすり流し=
しんじょはスフレ状になっています。
なのでフワッフワで優しい旨味が口の中に広がります。
その中には旨味の爆弾、蛤が!
最高過ぎます。

=赤貝と分葱の磯辺 土佐酢ジュレ=
この赤貝凄いよ。
料理全体の構成というか完成度も素晴らしいんだけど
まずもって赤貝が凄い。
なんというか、凄くクリアで食材の旨味、甘味が物凄く透き通ってる。
上手く書けないけど、今まで食べた赤貝で一番美味しかった。
もちろん旬の特選食材を使っているっていうのもあると思うけど
やはり大将の繊細で丁寧なプロの仕事に尽きると思う。

=桜鯛の湯霜とアオリイカ 山葵のムース=
ワサビが苦手な僕に何とかしてワサビを食べさせたいと
今回、大将が作ってくれたのがワサビのムース。
僕はワサビの何が苦手かって言うと、あの鼻にツーンと来るやつ。
あれが味覚が全部そっちにひっぱられて食材の旨味を楽しめないというか。
しかしこのムース、ワサビの風味はそのままに、鼻にツーンが全然来ない。
これなら食べれる…というかむしろ美味しい!
桜鯛とも良く合うし結果、完食しました。
そしてアオリイカ。
これもヤバかった。
めちゃくちゃネットリ甘くて驚愕の美味しさ。

=新玉葱とツブ貝の焼き白玉=
分かりやすく言うとツブ貝の照り焼きと、みたらし団子です。
白玉はお焦げがパリッと芳ばしく新玉葱の効果か、めちゃくちゃ味わい深い。
ツブ貝の食感、旨味も最高で芽山椒と一緒に食べると更にGOOD。


=白みる貝とウコギの天ぷら=
白ミル貝、甘い!
ひたすら甘い。(食材の旨味が凄いって言う意味。)
しかも衣まで美味しい。
食材の水分を表面だけ脱水する等、コントロールして
衣は食材によって油や卵(卵白だけとか卵黄もとか)
を使い分けているらしいです。
和食屋のコースの一品なのに専門店並みに拘るから
どの料理もびっくりするくらい美味しいんです。
春の山菜、ウコギも最高です。

=裂き平貝とモリーユのイチボ包み 花山椒=
凄いの来ました。
宮崎牛のイチボでモリーユ茸や平貝を巻いて花山椒と一緒に食べます。
花山椒は生と茹でを盛り付けてコントラストを付けてあります。
もう本当に最高で言葉になりません。
しかし、この料理もただ豪華絢爛という訳ではなく
やっぱり食材の味わいが素晴らしい。

=鮑味噌カツ=
また、けしからん料理が出ました。
アワビを贅沢に使った味噌カツ。
味噌はアワビの肝に西京味噌をほんの少しブレンド。
洒落を言いたいわけじゃないけど最強に美味しい。

=煮え花、じゃこ、香物=
蓬左茶寮名物の煮え花。
これコースの〆でももちろん最高だけど朝ごはんでも食べたい。

=鬼あさりの味噌汁=
ここで、まさかの鬼あさり!
鬼あさりは大好きなんだけど希少なので
無いと思っていたから嬉しいサプライズ。
この肝というかお腹の旨味が普通のあさりの何倍もあるから
本当に大好きな貝なんです。

=桜海老ご飯=
これまた無いと思っていた桜海老。
最近、不漁らしく、かなり希少だと思われます。
もうこの香りと旨味、たまら~ん。

=アリスカレー=
困り顔の鬼?
と思ったら我が家のペット(犬)のアリスらい。。。
女将さんから見た目が「全然大した事ないじゃん」と
スパイシーなツッコミが入っていましたが
味の方もしっかりスパイシーで美味しい。
こういった遊び心、大切ですよね~(^^)

=平貝と椎茸の玉子雑炊=
久しぶりに禁断の4杯目。
熱々で平貝の旨味も抜群で大満足の〆。

=濃茶のアイスクリーム 苺 ぜんざい=
濃茶の苦みにぜんざいの甘味と苺の酸味。
ゼリーは黒糖かな?
毎度の事ながら最後の水菓子まで素晴らしいです。

という事で、今回も大満足、衝撃、驚愕の蓬左茶寮でした。
本当にこんな素晴らしいお店に出会えて良かった~。
令和の時代もよろしくです。

御馳走様でした。

先附け、凌ぎ、八寸とか口取り、前菜、メインとか
もはやそんな定義は関係なく、ひたすらメイン級に美味しい料理が出てくる。
それが蓬左茶寮。

この日も本当に凄かった!

とにかくどの料理も甘い。
「味付け」という意味では無く「食材そのものの旨味」という意味での甘味。
その甘味を壊さず更に引き立てる繊細な味付けに今年も虜になる事は間違いありません。

=白桃龍=
上品な桃の香りが美しい中国茶。
華やかな芳香に包まれてコースが始まります。

=のれそれの柚子ポン酢=
のれそれ初めて頂きましたが、ヌルプチの食感が楽しい。
繊細な甘味が柚子ポン酢で際立ちます。
海の妖精とも言うらしいですが大将いわく、きしめん(笑)

=加藤農園 きわめトマトの最中=
今年もこの季節がやってきました。
この時期から初夏辺りまでのスペシャリテ。
強烈な甘味と酸味のバランスが絶妙なきわめは、半分はそのままで。
単体そのものの美味しさを味わった後はカニとクリームチーズの最中で。
一般的な柔らかいトマトではなくシャキシャキと食感があるので
身崩れせず、齧り付く事が出来ます。
そしてこの組み合わせが本当に秀逸でトマトとカニの甘味は相乗効果になるし
クリームチーズのコクがマリアージュを更に深めます。
そこに最中生地の食感と芳ばしさが楽しさをプラスして正にスペシャリテと呼ぶに相応しい逸品。

=白アスパラと貝類のサラダ=
甘味の強い佐賀県産の白アスパラに合わせるのは4種の貝。
僕は無類の貝好きなので食べる前からたまりません。
「今から無口になります」と大将に断りを入れ無心で集中して頂きます。
平貝…分厚い貝柱に包丁を入れ炭火焼きに。
アカニシ貝…甘く柔らかく炊いてあります。
赤貝…こちらは刺身で。少し酸味のある自家製ドレッシングをかけて。
ハマグリ…蒸して(多分)旨味を閉じ込めてあります。
種類毎に、その貝に合った調理がされています。
もれなく全種類悶絶必至です。
4月の貝祭りを待たずしてプチ貝祭り。
もう美味し過ぎて嬉し過ぎてマジでたまんない。

=伊勢海老の澄まし汁=
なんて美しい澄まし汁。
合わせる椀種はドカッと伊勢海老。
プリプリかと思ったらフワッフワ。
どんな魔法使ったら、こんな食感になるんでしょうか?
旨すぎます。
そして梅の花を模ったのは人参と蕪。
単なる飾りじゃなくて一仕事してあるから椀妻として美味しい。

=平目と原木椎茸のお造り=
この時期、定番の原木椎茸のお造りシリーズ。
この日、合わせるネタは平目。
最初、あまりの美味しさに平目って分かりませんでした。
だってこんな美味しい平目食べた事無いし。
すっごくクリアな甘味に感動。

=河豚の白子の炭火焼=
こんなの反則。
まず皮が良い塩梅に塩っ気が効いていて最高に旨い。
そして中は、もう本当にクリーム。
クリーミーじゃなくてクリームです。
あぁそうか、これ塩バニラだ!

=河豚の唐揚げ=
河豚の身ももちろん美味しいんだけど
ガーリック、オニオン、ハーブ等で和えた衣が最高に美味しい。
「河豚なんて高いばっかで、たいした味しないじゃん」
って思っていた若い頃の自分に言いたい。
「これが本物の河豚」

=牛たんの炭火焼=
分厚い和牛の牛タンにはミルフィーユの様に包丁を入れて。
最初コリッとした食感なんだけど、その後口の中でとろけます。
あぁ、牛タンってこんなにも甘かったのか。
幸せすぎます。
縮みほうれん草も、素材そのものの甘味が強くて旨々。

=タケノコとマグロのステーキ=
マグロって基本、刺身で食べるけど火を通しても美味しいですね。
火入れは片面だけなので一切れで両方楽しめます。
タケノコもシャキシャキ甘々で美味しい~。

=鮟鱇鍋=
身、卵巣、皮、アラ、胃、あん肝。
まず出汁が最高に美味しい!
卵巣と胃は初めて食べたけど食感が面白い。
あん肝なんてフォアグラだ、これ。
追い鮟鱇もあったりして、出汁で食べたりポン酢で食べたり大忙し。
最後の料理という意味では、これがメインなんだけど
どの料理も美味し過ぎて、なんだかずっとメイン料理を食べていた気がする。

=煮え花=
もはや米のデザートと言っても良いです。

=下駄カルビ丼=
下駄カルビとは、あばら骨の間のお肉です。
最後まで贅沢の極みです。

=苺と加賀棒ほうじ茶アイスのぜんざい=
最後は美味しく上品な水菓子で終幕です。

あぁ、何て素晴らしい一夜だったんだろう…
って毎回、行った翌日は食べログ書きながら余韻に包まれます。
これも幸せな時間。

と言う事で今年もいっぱい通わせていただきます。
御馳走様でした。
昨日は今年、最後の蓬左茶寮。

クリスマスには国産チョウザメをその場で捌いての
"キャビア祭り"をするみたいですが、スケジュール的に参加出来ないので
今回は久しぶりに通常コース。

しかし、通常コースも言い換えれば季節の食材祭り。
美味しい食材、大好きな食材のオンパレードで
今回も大満足のコースとなりました。

=ドリンク=
・ライチ茶 華やかな香りがたまりません。
・香悦 かりがねほうじ 芳ばしくてとっても良い香りがします。
お酒が飲めないので、いつも女将さんお勧めの美味しいお茶をいただきます。

=カニサラダ 松葉ガニとアボカドのタルタル=
アボカドと松葉ガニは優しい甘さ同士で相性抜群です。

=カニクリームコロッケ=
一般的なホワイトクリーム主体のクリームコロッケではなく
松葉ガニ主体の超贅沢なクリームコロッケ。
死ぬほど旨い!
ちょんと乗ったモロコもほんのり苦くて美味しい。

=虎河豚の唐揚げ=
シンプルな料理だからこそ虎河豚の旨味が際立ちます。
肉厚で上質な鶏肉みたいな美味しさ。

=帆立の真丈 薄氷仕立て=
季節を演出する盛り付けの美しさも去る事ながら
雑味の無い出汁と柚子の香りの何と美しい事か!

=鯛と平松椎茸のお造り=
魚は熟成させないのが蓬左流。
ほんの少しの塩と胡麻油のだけの味付けなんだけど
そうする事で食材本来の旨味が一層際立ちます。

=鰹の藁燻し 自家製ポン酢と=
小さい頃は大根おろし辛くて苦手だったんだけど
なんと甘くてジューシーな事か!
自家製ポン酢は熟成したのか時期によってブレンドする柑橘を
変えたのか分からないけど、前回より酸味の角が取れて
よりまろやかになっていて美味しい。
この大根おろしとポン酢だけで一品料理として成立するくらい美味しいです。
それを燻製香を纏った鰹と一緒にいただく口福と言ったら。

=ミンククジラ 生姜醤油と粒マスタード=
クジラにも部位によって名称があるらしく、これは赤身。
初めて食べたけど馬刺しみたいに柔らかくてさっぱりしていて凄く美味しい。
ガツンと効いた生姜と粒マスタードのプチプチ食感も面白いです。

=松葉ガニのフライ=
甘~い!
タルタルソースも美味しいけど、何もつけずにそのままでも
充分過ぎるくらい美味しいです。

=金目鯛と蛤の酒蒸し バター風味=
自分の好みドンピシャのやつです。
食材も調理法も本当にドンピシャ。
旨い、旨すぎます!
芽キャベツの甘味、百合根はホクホク感もたまりません。

=冬至の炊き合わせ=
この日は冬至。
"ん"の付く物を食べると幸運を呼び寄せるらしく
大根、蓮根、人参、銀杏、スナップえんどう。
あと"ん"は付かないけどトコブシ。
決して派手な料理じゃないんだけど、なんだこの旨さは!
人参はめっちゃ甘いし優しい出汁も旨すぎる。
柚子味噌もまた旨いんだな、これが。

=煮え花 味噌汁 煮豆=
えっ、煮豆ってプロが作るとこんなに美味しいの?
やっぱり出汁の風味が素晴らしいです。
そして、この日の煮え花。
なんだかいつもより、より一層美味しく感じました。
とにかく甘くてジューシー。
お米一粒一粒が果実の様。

=虎河豚の雑炊=
虎河豚、本当にお肉の様。
フワッと広がる出汁と山椒の痺れのコントラストが
たまりませんねぇ。

=苺 そば茶と白小豆のアイス=
白小豆のアイスにはドライクランベリーとマカダミアナッツ
そしてチョコチップが。
食感も楽しく甘味、酸味のバランスが最高。
色んな要素があるけど、そば茶のアイスが、しっかりと和を感じさせてくれます。

本当に毎回毎回こんなに感動させてくれるお店は
ここしかありません。

来年もいっぱい通いたいと思います!

御馳走様でした。
今回は幻の蟹、ドウマンガニ祭りです。

昨年、運良くオスは戴けたのですが
メスは機会に恵まれませんでした。

お店のFacebookでメスの内子の写真を見た時から
食べたくて食べたくて震えて一年待ってやっとこの時期が来たんですが
ただでさえ捕獲量が少ない上にタイミングが噛み合わず
2回もスケジュール調整していただきました。
希少なドウマンガニ確保に奔走してくださって本当に感謝してもしきれません。

さて、まずはアペリティフに梅酒ジュース。
濃厚でトロリとしてめちゃくちゃ美味しい。

そしてこの日の女将さん厳選のお茶はライチ紅茶。
利き酒師の女将さんはお茶にも精通しているので
お酒飲めない人でも安心してお任せ出来ます。

=先附①:赤雲丹とドウマンガニの湯葉巻き=
最初の一品はドウマンガニの湯葉巻き。
濃厚な雲丹と優しい風味の湯葉、ふわりと甘いカニ身。
主張しすぎない出汁が調和を取り、これから始まるコースの期待を高めます。

=先附②:縮みほうれん草とカニの博多帯=
松葉カニとほうれん草を博多帯の様に重ね
その下にはドウマンガニ。
ソースは柚子味噌。
尖りすぎない爽やかな柚子の風味がカニ身の甘さと
ぶつからない位置にいてカニの旨さを盛りたてます。

=端休め:モクヅガニ=
端休めにモクズガニ(上海蟹の同属異種)。
内子たっぷりで端休めには贅沢過ぎます。

=凌ぎ:ドウマンガニ内子そうめん=
この内子、この内子が食べたかったんです。
もう、この濃密な旨味は劇薬です。
それをドウマンガニ特有のでっかい爪肉と
一緒に食べるなんて最高すぎます。
主役を邪魔しないそうめん仕立てっていうのがまたニクイ!

=椀物:スナップエンドウのすり流し ロール白菜=
カニ身はロールキャベツのように白菜に巻いてあります。
スナップエンドウの優しく素朴な風味がたまりません。
やはり同じ色の食材は相性が良いのか白菜の甘味が良く分かります。
カニ身も本当に甘くて美味しい。

=向附①:ドウマンガニと平松椎茸の紅葉造り=
季節感に溢れる紅葉の盛り付けが素晴らしいです。
そしてここにもカニ身と内子がたっぷり。
お魚は何だったかは失念。
胡麻油で和えた平松椎茸は生なんだけど
この椎茸とってもジューシーで咀嚼すると椎茸の風味が
ふわっと広がりたまりません。
一振りされた塩の量も本当に絶妙。
カニ身と内子の旨味は言わずもがな。

=向附②スミガツオ カニ味噌掛け=
スミガツオのソースはカニ味噌!
火を入れてある事で、より一層コクが出てます。
まずは一口含み、その後に自家製ポン酢で口内で味を整えます。
この自家製ポン酢がまた美味しいんです。

=揚物:ドウマンガニ爪フライ=
カニ爪はドウマンガニのオスとメス。
ソースは自家製マヨネーズにたっぷりの内子。
これはもうカニ好きの夢が詰まりに詰まった一皿です。

=強肴①ドウマンガニグラタン=
贅沢にon the トリュフのカニグラタン。
ドウマンガニの旨味は濃厚なチーズにも引けを取りません。

=強肴②:シンガポール風スパイシー炒め=
実はこの料理の前に「餅が好き」なんて事をチラっと言ったんだけど
そしたら何と即席で白玉団子を作って下さいました!
こんなフレキシブルなお店、他に知りません。
しかも計算してなのか感覚なのかは分かりませんが
スパイシーな料理の合間に白玉を食べると
柿ピーのピーナッツのように口の中がリセットされて
食べてもビックリの美味しさ。

=煮え花=
ご飯が一番美味しい瞬間の煮え花。
カニ身の味噌汁と一緒に。

=御替り①:タコ内子飯=
タコの風味に内子のアクセント。
タコも大好きな食材なので、最高すぎて言葉がありません。

=御替り②ドウマンガニのオムライス=
ライスはバターの風味たっぷりと。
脚身たっぷりの玉子の部分にはカニ味噌のソース。
自分史上最高のオムライス!

=水菓子:苺の麹和え ほうじ茶アイス ラム酒のジュレ寄せ=
麹に苺?って思うかもしれないけど
これがめっちゃ美味しい。
ラム酒のジュレ、ほうじ茶のアイスと色んな要素があるんだけど
すごくバランスがよくて今回も最後の最後まで感動させられっぱなしでした。

一年越しの夢が叶ったドウマンガニ祭り。
本当に本当に美味しくて楽しくて最高でした。

御馳走様でした。
10月の蓬左茶寮は食材祭りが目白押し。
海老祭り、天然きのこ祭り、松茸祭りと絶賛開催中です。
ある程度の人数を揃えるか、開催予定日に便乗すれば
やってくれるので気になる方はお店の方にお問い合わせを。

お値段はそれなりにしますが、絶対大満足出来ます。

もちろん通常のコースもやられていて、
そちらも遜色なく美味しいのでオススメですよ。

まずはカウンターに着席するとネタケースから本日の海老がお出迎え。
レアなセミ海老、ウチワ海老、特大サイズの赤座海老、これは楽しみだぁ~(^^)

=ぜんめの煮付け=
最初の一品目はコース外のサービス品。
実は以前、ぜんめが食べたいってリクエストしていたんだけど
その時は市場に無くて食べれなかったんです。
でも大将がそれを覚えててくれて、今回用意して下さいました。
ぜんめは僕が三重の実家で暮らしていた頃から
よく家庭で食べていて、その中で一番好きだった物。
小さい魚なんですけど、なんとも言えない美味しさなんですよねぇ。

食べてみると、もうこれこれ~!!っていう美味しさ。
初っ端から嬉しいサプライズの海老祭り、ここからいよいよスタートです。

=海老の塩麹蒸しと蕪のムース"水引海老"=
フレンチの様な一品目。
キラキラしているのは名古屋コーチンのコンソメジュレ。
奈良の有機レモンの皮が香りの演出もして優しい味わいなんだけど
素材の旨味が素晴らしいので目茶苦茶美味しい。
そして水引海老の深く広がる旨味がたまりません。

=海老トースト"よし海老"=
焼いている途中からバターの香りが漂ってきて
何だろうって思ってたんだけど早速面白い料理が出てきました。
和食屋でトーストっていう型破りな所、大好きです。
よし海老のすり身がまたトーストに合うんです。

=海老サラダ 海老せんべい"赤車海老"=
せんべいの食感
お酢の酸味
柿の甘味
赤車海老の香ばしさと
色んなアクセントが絶妙のバランスで重なって
赤座海老の後引く旨味も最高です。

=海老寿司"白エビ"=
強めに酢を効かせたシャリが白エビの甘さを引き立てます。
どれもそうなんだけど本当に素材の旨味が強くて
目を閉じて全神経を舌に集中させて味わわないともったいないです。

=海老と銀杏の葛寄せ"伊勢エビ"=
大将が出汁を味見して一言。
「こりゃ旨い」。
そんなの目の前で聞いたら楽しみでしかたない。
丁寧に霧吹きされたお椀を開けるとまずは柚子の香りが。
そして出汁を一口。
うわっ!これヤバい。
いつも椀物は凄く美味しいんですが、その中でも特に今回は
限界突破と言うか究極に美味しかったです。
それもそのはず、出汁は手のひらサイズの大きな松茸から取った物。
香りも味わいも半端ないです。
そして椀種は伊勢海老に銀杏の葛寄せ。
もう本当に美味し過ぎてちょっと言葉では
説明出来ないくらいに素晴らしかったです。

=海老のタルタル 原木椎茸"ボタン海老"=
これも素晴らしい逸品。
椎茸も刺身でいただくんですが、生のままでもジューシーで素晴らしい椎茸。
麹のソースがまたボタン海老の旨味を引き立てます。

=海老の造り"セミ海老"=
過去に包丁一本ダメにしたという超硬いセミ海老は
大将が一生懸命捌いてお造りに。
これはもう食感が素晴らしくブリンッブリンッ!
そのままだと味がクリア過ぎるので酢橘、柚子、カボスを合わせた
自家製ポン酢で。
このポン酢がまた旨いんです。
しかも時期によって合わせる柑橘系の種類を変えるんで一期一会のポン酢。
セミエビもレアなので正に、今この瞬間しか食べれないお造りです。

=海老炭火焼き"赤座海老"=
続いては超大きな赤座海老の炭火焼き。
やっぱり一品はこういうど真ん中の料理があると嬉しいですね。
カウンターは焼いてる匂いも楽しめるから最高です。
身入り、旨味の素晴らしさはもちろん、中心部は温かいけど
若干レア仕立ての焼き加減も最高です。

=海老フライ"車海老"=
こちらもレア仕立ての海老フライ。
車海老も本当に肉厚でプリップリでめっちゃ美味しいです。
濃厚な味噌と芳ばしさを味わえる頭も最高!

=海老と松茸のコロッケ"車海老"=
ソースはトンブリ入りのタルタルマヨ。
ソーマ風に言うと旨味の爆弾ってやつですね。
熱々の衣の中に海老の旨味、松茸の香りが閉じ込められています。

=海老グラタン"車海老"=
これもビックリするくらい美味しかったやつです。
メニューではグラタンってなってたけど
フレンチで出てくるビスクスープのめっちゃ美味しい版。
チーズ炙ってたからスープ仕立てのグラタンですかね。
車海老は炭火焼きで塩がチロッと振ってあって、それだけでも充分美味しい。
他にムカゴや絹サヤ、味噌麹と入っていてフレンチのようでいて和食。
本当に全神経集中させて味わわないともったいないくらい美味しいです。

=松茸ご飯=
炊きたてご飯に松茸は生のまま。
こうすると香りがよく立って、食感もシャキシャキで
より美味しく松茸を味わえます。
塩とかかけなくても、そのままで充分美味しいです。

=海老のシンガポール風炒めご飯"ウチワ海老"=
こういうのが出てくるから蓬左茶寮は本当に面白い。
スパイシーな風味とガーリックで海老が一層美味しくなるのは勿論だけど
ご飯の美味しさがより際立つのにビックリ。
しかもコースの途中で女将さんが、
「シンガポールで食べたやつが美味しかった」
って言ったからアドリブでメニュー変えたんだと思う。
この辺の柔軟性も凄いんですよね。

=洋梨と煎茶アイスのぜんざい仕立て=
洋梨とつぶ餡めっちゃ合います。
煎茶のアイスも上品で毎度の事ながらデザートまで絶品で大満足です。

=熱湯玉露=
今回、〆は抹茶では無く熱湯玉露。
美味しいお茶が飲めるって日本人として幸せな一時ですね。

という事で今回も最高に美味しく楽しかった蓬左茶寮。
また次回が今からめっちゃ楽しみです。

御馳走さまでした。
昨日は蓬左茶寮さんで第3回 名古屋めし祭り!

天然の車海老とか鰻が最盛期を迎えるこの時期に
「美味しいものをお手頃価格でお腹いっぱい食べてもらいたい」
との事で6月にやった第2回目とはベクトルを変えて
今回は王道の名古屋めしとなります。

=手羽先唐揚げ=
ジオラマ仕立てらしく立体的な盛り付けは金のシャチホコを連想させます。
中骨を抜いて片方は"フォアグラ味醂漬け"
もう一方は"ネギと松茸"が中に詰めてあります。
名古屋めしは木金土と3日間の限定イベントですが
手羽先の中身は日によって全部違うそうです。
あぁ~旨いな、これは。
最初から気合の入りまくった逸品からコースはスタートです。

=小倉トースト=
大将がなんと生乳から作った生クリームが凄く滑らかで衝撃的に美味しい!
そして自家製餡子も正に滑らかの極み。
前回はエスプレッソを苦みのアクセントにしていたけど今回は抹茶。
なるほど、そう来たか。
これめっちゃ美味しくて他の席からも感嘆の声が漏れ聞こえます。
スパイシーな手羽先のあとに、これを持ってくるコース構成も憎い。

=寿がきやラーメン=
まずは一口。
大将が寿がきやに似せて作った無添加の寿がきや風ラーメンは
正に寿がきや、そのものの味。
だけど何だろう?凄く健康的な口当たり。
無添加にこだわってキノコやら何やらで相当手間暇かけて作られたみたいです。
そして一口味わったあとには女将さんがプロバンス産の黒トリュフをON!
食べ進めるとなんと中にはフカヒレが!
自家製叉焼もトロットロで何だこりゃ!旨すぎる!
このなんでもかんでもブッ込んでしまう所がいかにも名古屋的だけど
それが下品にならず、ちゃんと洗練された一杯に仕上がっているのは
やっぱりスープの完成度の高さだと思います。

=守口漬け=
お次は守口漬けです。
実はメニューを見た時、「これは苦手かも」って思ったんです。
守口漬け自体、食べた事無いし味の濃い漬け物はあまり得意ではないので。
さてさて運ばれてきたお皿は??
この時期一番美味しいと言われているボストン産の本マグロと
ミノエビ、釣り物アジ、イチミダイのお造りにカラスミを散らして。
守口漬けを模したグルグルは自家製チーズ。
スライスされた守口漬けをお造りに巻いて食べます。
何だこれは?
何て表現したらいいか分からない不思議で複雑な
味わいなんだけど
カルパッチョ的な和伊折衷の
お造りでめっちゃ美味しい!
ちなみに通常の守口漬けだと濃すぎるので、あっさりとした樽出しの限定品だそうです。

=エビフライ=
①車海老
得意の薄衣と高級天ぷら店の様な絶妙な火入れで頂きます。
プリっプリで甘くて激うまです。
添えられた天然物の舞茸もすんごい香り豊かで素晴らしいです。
すると女将さんが「追いエビはいかがですか?」

②手長海老
うわっ!今度はめっちゃフワッフワで甘さもまた違う。
頭からホジホジしたミソを付けるとこれまた最高です。
またまた女将さん「追いエビは?」

③伊勢海老
次はなんと伊勢海老!
それも半身ではなく一尾丸ごと!
こんな贅沢なエビフライ食べた事無い。

=オマケ:伊勢海老頭=
次の料理までの端休めとしてオマケで頭を。
いやいや、これオマケってレベルじゃありません。
一人一尾を丸ごと。
身の詰まりもミソも半端ない。
お客さん全員でひたすら無言でしゃぶりつきます。

=味噌串カツ&どて煮=
ここまで来ると最早トランス状態で何が何だか分からないくらいですが
デュロック種という品種の豚肉は柔らかく油っぽさは0でとってもジューシー。
牛スジもトロットロでネギと一緒に味噌タレを啜るのが最高です。

=天むす=
揚げたて、炊きたて、結びたての究極の天むす。
注射器で天つゆを注入します。
海老も海苔もご飯も、それ自体が充分美味しいので
塩や天つゆはあくまで素材を殺さない程度の味付けです。

=ひつまぶし=
ラストはひつまぶし。
いや、狂気のひつまぶしとでも言いましょうか。
浜名湖産1.4kgの天然ウナギはとっても肉厚。
そしてなんと出汁はドカンと松茸一本からとった最高級の出汁です。
これ、一人一本です。
しかも相当デカイ天然の長野産。
こんな美味しいひつまぶし食べた事ない。
すっごい香り豊かで半端ない美味しさ。
出がらし(笑)の松茸はポン酢でいただきます。
松茸こんなに豪快に食べたの人生初です。
これを思いつく大将はやっぱり変態、いや狂人です。

=コーヒーぜんざい=
とにかくアイスがめっちゃ美味しい。
水羊羹の中にはシャインマスカット。
ん?横からなんだか騒がしい声が。
なんと2名のお客さんには金のシャチホコが入っていて
それは"当たり"で食後酒のサービスがありました。
最後の最後まで遊び心を忘れないのはさすがです。

今回もほんとにヤバくって、衝撃の連続でした。
こんなお店、他にはありません。

ちなみにこんだけ食べてドリンク、税・サ料別で
料理だけで16,000円。
これ元取れてるのか心配になってきます。
むしろ原価割れしてるんじゃ…
もう商売というより美味しい料理を食べさせたい
大将の道楽ですね。

でもお金の事言うのは無粋なのでここは素直に楽しもう。

しかしこんだけ高級食材使いまくったら
「使えばいいってもんじゃないだろう」
ってなりそうだけど決してそうならないのは
ラーメンのスープしかり、生乳から作った生クリームしかり
チーズも自家製って言ってたし、そういった細部まで
徹底した拘り、作り込みがあるからだと思います。

本当にこのお店はクレイジーだ!
今回も御馳走さまでした!
まだ8月の中頃。
夏真っ盛りだというのに何だか最近
朝晩はすっかり肌寒くなってしまいました。

また暑さが戻るかもしれないけど、そんな季節の移ろいを感じながら
昨日は大好きな蓬左茶寮さんへ季節のコースを頂きに行ってきました。

今年は例年以上にウニ祭りが大盛況だったみたいで
ウニ祭りや名古屋めしフェア等、何かとイベントに話題が行きがちですが
季節の素材の旨味を楽しめる通常コースもオススメなんです。

=飲み物:青ほうじ茶=
お酒を飲めない僕はいつも女将さんオススメのお茶を頂きます。
本日は珍しい青ほうじ茶。
料理の邪魔をしないとてもあっさりとした銘茶です。

=先附①:宮城産 ムラサキウニ=
ウニは餌となる海苔の佃煮を合わせて。
出汁がふんわりと香ってウニの旨味を引き立てます。

=先附②:名古屋コーチンと車海老のサラダ=
小さくカットされた胡瓜、ネギ、コリンキー、赤大根、青蜜柑が
キラキラ輝く土佐酢のジュレに色取りを加えて素敵です。
食感も楽しく、なんといっても爽やかな酸味が夏のこの時期にピッタリ。
そしてその酸味に負けない名古屋コーチン、ムネ・ササミの旨味と
車海老の甘味の存在感が凄いです。

=凌ぎ:白海老とウニの軍艦巻き=
白海老もウニもとにかく素材の旨味が抜群。
海苔は青とびで素材の旨味の後にやってくる
優しくも存在感のある磯の風味がたまりません。

=椀物:月兎豆のすり流し 焼き早松茸=
早松茸は贅沢にも1本を炭火で焼いて丸ごと!
格子状に入れられた隠し包丁で食感も良く
松茸の味をダイレクトに楽しめます。
月兎豆と言う珍しい枝豆のすり流しも凄かったです。
まず豆を潰して、その後セルクル型に入れて蒸すと言う
手の込みよう。
カウンターだと調理途中の香りも楽しめて2度美味しいです。
潰した月兎豆は荒かったり細かかったり、そのままだったり
色んな食感を楽しめます。
そして味の方はビックリするくらい美味しい!
塩や醤油を使わない出汁も秀逸で淡い水彩画のようでいて
輪郭がくっきりしていて極上です。

=向附①:イチミダイ マダイ=
お造りは熟成をさせず、そのままの個体の味を楽しみます。
新鮮で味わいがあって美味しい。

=向附②:鰹の藁燻し=
鰹の藁燻しはある意味定番ですが毎回色々アレンジを変えてきます。
この日はシンプルに腹と背の食べ比べ。
食べた後も口の中にずっと残る旨味。
こんなに素材の旨味を感じられるお店は稀です。

=焼物①:鱧の塩焼き=
蓬左の鱧は本当に美味しい。
他のお店だと味しないけど肉厚の鱧は
それ自体の味が凄く濃いんです。
梅肉ソースはあくまでも素材に寄り添うように
主張しすぎず良い塩梅に仕立てられています。

=強肴①:渡り蟹の内子のシュウマイ=
シュウマイの風味を追いかけるように渡り蟹の風味がやってきます。
それにしても贅沢なシュウマイです。

=焼物②:渡り蟹のパルメザンチーズ焼き=
渡り蟹ってあの淡い味わいが美味しいって思ってたけど
この料理はパルメザンチーズの効果なのか
蟹自体の味が凄く力強く感じました。
ここまで素材のポテンシャルを最大限引き出すとか本当凄いな。
そして企業秘密の秘儀、甲羅返し(渡り蟹の甲羅がひっくり返ってるやつ)は
どうしてもやってみたくて、でも誰かに教わったんじゃなくて
自分で研究・実験して答えを導き出したっていうのにビックリ!

=焼物③:新秋刀魚の塩焼き=
もう秋刀魚の季節ですね。
とにかく身がふっくらしていて凄く美味しい。
今まで食べてきた秋刀魚とは別次元でした。
家じゃ絶対こんなに美味しく焼けない。

=強肴②:石垣貝のしゃぶしゃぶ=
鳥貝の後に出てくる鳥貝に似た石垣貝。
その素材の甘味、身の柔らかさは究極です。
感動的に美味しいです。

=焼物④:黒毛和牛 3種の部位とタケノコ=
ラストは贅沢にも黒毛和牛の食べ比べ。
内もも、リブロースは豊後牛でヒレは栃木産。
どれも火入れ完璧でそれぞれに味わいがあって最高です。
そしてこの時期には珍しい夏のタケノコ。
食感とエグミの無い苦みが素晴らしい。

=ご飯物:煮え花=
新米の煮え花。
すごくクリアにお米の旨味、風味を感じれます。
ちりめんじゃこ、香物、赤だしと完璧な組み合わせ。
コースの〆に頂くのも良いけど
朝御飯に食べたら最高だろうな。

=御替り①:MNG(目玉のせご飯)=
大将いわく昔っからのスペシャリテのMNG。
玉子の半熟感と海苔の風味がたまりません。

=御替り②:海老、蟹、松茸、木耳丼=
これガーリックが効いて、如何にも蓬左らしい
何でも有りな感じで、めっちゃ美味しかったんですが
お腹いっぱいで初めて残してしまいました。
でも具だけは全部食べました。

=水菓子:ほうじ茶のアイスと桃のぜんざい=
あっさりしたほうじ茶のアイスはぜんざいと一緒に食べる事で
口の中で完成される美味しさです。
上品な桃の香りが最後に華やかさを添えてくれます。

この日も本当にどれも素晴らしく美味しかったです。

僕が食べたいのはミシュランの星でも
食べログの点数でもインスタ映えの見た目でもなく
季節を感じる素材の旨味。

ここはちゃんとそこに向き合っているから素晴らしい!
食材と大将に感謝です。

御馳走様でした!
※雲丹尽くしは通常コースとは違う特別コースです。
 メニューはその日その日で変わるので、この日のメニューは一例です。

昨日は蓬左茶寮さんで狂気の雲丹祭り。

お店も料理もお客もみんな狂ってるとしか言いようがない。
食に取り憑かれた狂人たちの晩餐でした。

日本全国、津々浦々、多種多様の雲丹を
旬の食材と共に食べ尽くす雲丹祭り。

美味しいとか言う感覚は軽く超えて
もはや神の領域でした。

さて、コースの流れは「序破急 バサラに至る」。
静かに始まり常識を破り型破りな料理を提供するという流れです。

=先附:殻付雲丹ガセ食べ比べ(愛知師崎 赤・紫/岩手宮古 バフン)=
まずはシンプルに剥きたての雲丹の食べ比べ。
こうして食べ比べると味の違いが良く分かります。
どれが一番とか優劣はなく、どれも濃厚で食材の持つ旨味、
自然の恵みに感服します。

=凌ぎ:北海道根室紫 利尻バフン おしのぎ鮨=
雲丹の旨味を邪魔しないようにシャリの酢は弱めにしてあります。
口内に溶けるように広がる雲丹の旨味にひれ伏すしかありません。

=椀物:北海道美国沖しゃこたん紫 翡翠とうがん 早松茸 椀=
翡翠冬瓜のすり流しの椀はそれだけで充分美味しいのですが
蒸したしゃこたん紫雲丹が、これまた本当に美味しい。
口の中だけでなく脳まで支配されるくらいの旨味。
そして贅沢にも早松茸、銀杏も入っていて
秋の香りと夏の旨味が交差します。

=向附:宮城バフン カツオ大山沖 釣イサキ=
お造りは雲丹を巻いて調味料として食べるのが蓬左流。
あぁ、めっちゃ美味しい。
ここまでがシンプルに雲丹の旨味を味わう前半戦。
序破急で言うと「序」。
静かな立ち上がりの部分って、これからどうなるんだ!

=肴:青森大間紫雲丹 鱧 葡萄おろし=
鱧は焼くのが一番美味しいんだけど
そうすると鱧が旨すぎて雲丹に勝っちゃうから
茹でで調整してあります。
それでも充分美味しい鱧はポン酢とおろし和えで。
さっぱりしてめっちゃ美味しい。
淡く調整された味の中に雲丹の旨味が光ります。
海ブドウのアクセントもポイントです。

=焼物:宝焼き 山口赤雲丹=
本ミル貝の貝殻の器には
子持ち渡り蟹、金目鯛、車海老、鮑、本ミル貝、とうもろこし。
ヤバい、全部特に大好きな食材ばっかり!
そして調理法はシンプルに醤油を垂らして炭火焼。
香りから素晴らしく、もう言葉にならないくらい美味しい。
今まで人生で食べた中で一番美味しかったってくらい感動。

=強肴①:北海道根室紫雲丹 他いろいろ雲丹グラタン=
これも反則の美味しさ。
チーズのふくよかな旨味に負けないどころか
せめぎ合って高め合う雲丹の存在感、調理法はさすが。
蓬左らしい型破りな逸品です。

=強肴②:三重坂手雲丹玉=
さっきの宝焼き食べてこれ以上美味しいものなんて
有るわけないって思ったけど軽くそれ以上の物を
出してくるから恐れ入ります。
オクラのたたき和えのネバネバ感が
雲丹の旨味と玉子の風味にネットリまとわりついて
舌から味覚を伝って脳内を駆け巡ります。

=揚物:北海道利尻雲丹と松茸フライ=
贅沢にも、この時期に松茸フライ。
芳醇な松茸の香りに雲丹ソースが複雑に絡みつきます。
雲丹ソースがこれまた堪んない美味しさ。

=ご飯物:スターマイン雲丹丼=
本日の雲丹全種類を使用した正にスターマイン的雲丹丼。
旨味の饗宴。
海苔の佃煮は青とびという三河湾の黒海苔に
青海苔が混ざった香り高いもの。
ここまで来ると、もう完全に狂気の域。

=余興①:雲丹チリ=
ここから余興。
超豪華!雲丹入りの海老チリ。
辛いけどご飯が進む美味しい辛さ。
そして結構強めな辛味なのにちゃんと雲丹の旨味が感じられます。

=余興②鬼あさり 焼きおにぎりリゾット=
最後は特別に鬼あさりのリゾット。
鬼あさりは希少なあさりで山椒のようなピリピリ感が特徴です。
焼きおにぎりのパリッとした芳ばしい食感も素晴らしく
さっきの雲丹チリと言い余興にするにはもったいない位の逸品。

=水菓子:ライチティーのアイスとデラウェアのぜんざい=
華やかなライチティーのアイスと
濃厚な旨味がはじけるデラウェア。
和食屋らしくぜんざい仕立てで
相変わらず水菓子まで鮮烈に印象に残る美味しさです。

こうして華やかな余韻を残して狂気の宴の幕は降りました。

本当に衝撃的に美味しくて神の領域でした。

御馳走さまでした。
今回はランチにて利用。
大好きな、とうもろこし尽くし 1万円のコースをお願いしました。

この日は女将さんが体調不良でお休みされていたのですが
その女将さんからのサービスで最初にハーブティーを出していただきました。

これがスッキリして、すっごく美味しい!
いつもありがとうございます。

=先附:トウキビ豆腐=
まずはトウキビ豆腐を青森産の蓴菜と共に。
最初はトウモロコシの存在が大人しいんだけど
咀嚼し飲み込んだ時に、後からやってくる
鼻に抜けるトウモロコシの風味が素晴らしい。

実は僕がこのお店に通い始める2016年。
当時Facebookで紹介されていた玉蜀黍のデクリネゾンという料理が
どうしても食べたくて2018ver.でリクエストしておいたんです。
そしたら分解して先附、凌ぎ、椀物と3つの料理に
派生させるというサプライズがありました!

=凌ぎ:トウモロコシの飯蒸し=
焼きトウモロコシの飯蒸し。
ヤバい!トウモロコシめっちゃ甘くて美味しい~(*^_^*)

=椀物:トウモロコシのすり流し=
これも最高に美味しい。
椀種は冬瓜とホタテがゴロッゴロ入っています。
名古屋めしフェアの時は洋食寄りのコーンスープでしたが
今回は和の椀物としてのコーンスープ。
これはトウモロコシ好きにはたまりません。

=サービス:琵琶湖産 天然鮎の塩焼き=
本当はこのお料理はトウモロコシ尽くしでない
通常コースのお客様用だったのですが
2匹余分に焼いてしまった為、特別にサービスして下さいました…
てか絶対サービスするつもりで最初から余分に焼いていたような気がする(笑)
さて蓬左茶寮では通常、岐阜の和良鮎なのですが最近のあいにくの天候のため
この日は琵琶湖産の鮎。
しかし、これが衝撃的に美味しい!
一口食べた瞬間完全に持ってかれました。
シンプルに炭火で焼いて塩振ってるだけなんだけど
死ぬほど美味しくてビックリ!

=向附:ピュアホワイトとコチの昆布締め=
生のままでもメロンより糖度が高いと言うピュアホワイト。
合わせるのは何と生魚!
こんな組み合わせあり??って思うんだけど
これも死ぬほど美味しい。
大将に色々聞いてみると、ただの生魚じゃダメで
昆布締めにするのが肝らしいです。
そして飾りの穂紫蘇の効果も、ただの飾りじゃなくて
味をしっかりまとめていて素晴らしい。
しかしよくこんな料理思いつくな。。。
なんでも頭の中のデータベース(経験値)を検索しているそうな。
ひらめきではなく、経験値に裏付けられた論理的な料理なんですね。
だからちゃんと成立していて美味しい!

=揚物:トウモロコシと天然車海老のかき揚げ=
トウモロコシは茹でずに生のまま揚げてカリカリに。
一緒に揚げるのは捌きたての天然車海老。
トウモロコシ、車海老それぞれの甘味がせめぎ合います。
このお店は本当に全部がメイン、全部がスペシャリテってくらい美味しい!

=焼物:コーンバター=
これはトウモロコシのステーキですね。
別添えの藻塩をかけていただきます。
シンプルに美味しいです!

=強肴①:アズキマスとトウモロコシの餡かけ=
これも超絶美味しいやつです。
素材の旨味が強い炭火焼きのアズキマスにウニを乗っけて
優しい風味のトウモロコシの餡かけをトロリと。
この一皿に使う食材は3種類くらいで足しすぎず引きすぎずの
絶妙な感じ、本当に大好きです。

=強肴②:トウモロコシと平貝 イタリアンチーズ=
イタリアンチーズはブラッティーナなんとかってやつで
これもやっぱり3種類の食材の絶妙な構成。
平貝に移ったの炭火の香りと濃厚なチーズの風味がたまりません。
だけど主役はやっぱりトウモロコシ。
相乗効果でトウモロコシの甘さがより引き立ちます。

=トウモロコシの味噌汁=
トウモロコシのすり流しを今度は西京味噌で味噌汁に。
味噌汁の具がトウモロコシではなくて汁そのものが
トウモロコシというのがミソですね。

=ご飯物:ピュアホワイトご飯=
もう、説明不要の美味しさ。
味噌汁と一緒に食べると更に相乗効果で旨味が倍増します。

=余興:コーンライスのオムライス=
本日の余興はオムライス!
バターの風味が食欲をそそります。
いつか伝説の中京オムライスも食べてみたいな。

=水菓子:トウモロコシのアイスと桃ぜんざい=
さすがトウモロコシ尽くし。
デザートのアイスまでトウモロコシです。
しかもめちゃ旨で更に大好きな桃とのコラボなんて
最高すぎます!

=トウモロコシの髭コーヒー=
まさかの〆のコーヒーまでトウモロコシとは!
徹底してますねぇ~。
髭からつくったノンカフェインのコーヒー。
全然違和感なく美味しくいただきました。

今日も本当に美味しく楽しく大満足な内容となりました!
次はウニ尽くしを楽しみに頑張ります。

御馳走さまでした。
昨年9月、その発想と内容の充実に度肝を抜かれた
「究極の名古屋めし」。

一年を待たずして更にパワーアップして帰って来ました。
和食と言うと京料理を謳うお店は数あれど
ここまで「名古屋料理」にこだわっているお店は
ここだけでは無いでしょうか?

そんなアイデンティティとオリジナリティが詰まりに詰まった
3日間限定の名古屋めしフェア。
初日にお邪魔させていただきました。

まずカウンターに着席するとblueboyご夫妻と遭遇。
楽しく食事させていただきました。

=モーニング=
最初の八寸のような盛り付けのお料理はなんとモーニング!
・コールスロー シャキシャキ食感と爽やかなドレッシング。盛り付けも流石です。
・ポテサラ じゃがいもの形をしていますが中身はポテサラ。チュイルのようなポテチと共に。
・ベーコンエッグ 自家製ベーコンめちゃ旨です。
・フルーツヨーグルト 羊羹のような一品は瑞々しい巨峰と共に。
・小倉トースト 名古屋のモーニングといえば、やはりこれです。
・コーヒー 大人な苦みのブラックコーヒーゼリー。
どれもこれも単なるモーニングでは無く、どえりゃ~芸が細かいです。

=コーンスープ・オマージュ ド セイジ コンドー=
近藤誠司さんとは古くから名古屋を代表するレストランである
ステーキのあさくまの創業者さん。
蓬左の松っちゃん(店主)は、かつてあさくまの総料理長をされていて
その時に味の素を使わずに無化調で同じ味のコーンスープを
作って欲しいと命じられたそうです。
なので、あさくまのコーンスープは実は松っちゃんが
造り上げた逸品なのです。
コーンの優しい甘味が美味しいコーンスープには
なんと焼き鱧・ホタテ・ホタテの真丈とコーンの揚げ物
そして目の前で捌きたて、茹でたての活オマールブルタン
入りの超豪華コーンスープ。
こんな美味しいコーンスープ食べた事ありません。
一見、意外な鱧も塩気がコーンの甘味を引き立て
ふわっとした身をコーンの優しい甘味が包みこんで
しっかり和食仕立てになっているのも流石です。

=イタリアン=
いわゆる鉄板ナポリタンです。
ケチャップもパスタも自家製と言うこだわり様。
爽やかなトマトの酸味にパルメザンチーズの煎餅が
めっちゃ美味しいです。

=手羽先唐揚げ=
昨年は骨を抜いて、そこに松茸を入れていましたが
今年はまだ手に入らなかったのと、同じ料理が作れない性分なので
なんと贅沢にもトリュフを削ります!
そしてしっかりとコショウをかけて名古屋仕立てに。
たまんない美味しさ。

=エビフリャー平成30年仕立=
目の前の水槽で泳いでいた車海老。
あまりに活きが良すぎて水槽から飛びはねまくりです。
このエビフリャー甘味がめっちゃ強くて、そのままでも充分
美味しいんですけど自家製タルタルを絡めると更に美味しい!

=味噌カツのメドレー=
①肉を味わう味噌カツ おぉ、火入れもばっちりで味噌タレは主張せず正に肉を味わう味噌カツ。
②衣を味わう味噌カツ 最初のとは衣を変えて。スパイシーな味付けに粉味噌をチョンとつけて。
③味噌を味わう味噌カツ 豆味噌めっちゃ美味しい。
味噌カツだけでもこんなにバリエーションあるなんて
楽しいし美味しいしヤバいです。

=台湾ラーメン=
塩も醤油も使っていない出汁の美味しい事美味しい事。
肉味噌の部分混ぜて味変するのがもったいないくらい。
でもせっかくの台湾ラーメンなので混ぜていただきます。
おぉ、思ったほど辛く無くてめっちゃ上品で洗練された味。
ひき肉はかなり荒目でハンバーグのよう。
お肉の旨味がめっちゃ広がります。
そしてスープもお肉の旨味が溶けて、味変しても最高です!

=天むす=
スポイトには天つゆ。
そう来たかぁ~!
蓬左の美味しい炊きたてご飯と活車海老で
握る天むすは究極の逸品。
お腹一杯でもペロリです。

=油膾=
ここで次の余興に向けさっぱり小休憩。

=余興:うなぎの白焼きと天丼=
これは余興。
コンサートで言うところのアンコールなので
追加料金がかかる訳じゃないんです。
なので例えば白米だけとかでも良いんですけど
まさかの活うなぎ。
コースにうなぎ使ってて残り物とかなら分かるんですけど
目の前でこれから捌く活うなぎです。
えっ、本当に良いの?って感じですが
ありがたくいただいちゃいます。
しかも一切れは白焼き、一切れは天ぷらとか超太っ腹!
あぁシアワセ(*^_^*)

=抹茶のムース=
愛知県と言えば西尾の抹茶。
贅沢に金箔をあしらって。

=トドメのモーニング=
水菓子で終わりかと思ったら何やら盛り上がって
まさかのトドメのモーニング。
小倉トーストとコーヒー。

もうヤバすぎ、旨すぎでめっちゃ楽しかったです。
お腹はハチ切れそうだけど本当に最高の一夜でした。

御馳走様でした!

昨日の夜は三重の実家から父とその友人を招いて蓬左茶寮さんへ。
食べるの大好きな人達なので、洗練された和食を食べさせてあげたかったんです。

○○尽くしや○○フェア以外の季節のコースは
いつも10,000円のコースをお願いしているのですが
この日は折角なので15,000円のコースでお願いしておきました。

初夏のこの時期はシャコや渡り蟹等、特に大好きな食材が溢れているので
ワクワクしながら、この日を迎えました。

まずはドリンク。
僕はアルコール飲めないので梅ジュースとお茶をお任せで。
この日のお茶は天一香芽(テンイチヒョンピン)というジャスミン茶。
凄く良い香りが広がります。

=先附①:加藤農園のフルーツトマトきわめと秋田県産ジュンサイ=
この日が最終日となる加藤農園のフルーツトマト きわめ。
シーズン始めは少し酸味があり苺のようだけど
シーズン終盤になるとグンと糖度が増してブドウの様な味に変化するらしく
本当に甘くて美味しいです。
そこにお酢で少し酸味を加えてあり、ジュンサイのトゥルンとした舌触りと
プチっとした食感とも相まってめっちゃ美味しい!
正に初夏のこの季節にピッタリの先附です。

=先附②:雲丹、子持ちシャコ、アワビ=
まだ2品目なのにメインのような、豪華絢爛、大好きな食材の饗宴です。
無添加の雲丹をはじめ、食材の旨さ・相性は言わずもがな。
更に生姜が各素材の旨味を引き立てます。
これ最高だったなぁ~(^^)

=おまけ:シャコ頭=
シャコの首の部分とツメの部分に少し身が残っているので
おつまみにいただきます。
実家にいた頃は良く食べていたので、懐かしさに浸ります。
美味しいんですよねぇ~、これが。

=凌ぎ:宮崎牛の飯蒸し=
A5等級の宮崎牛はフィレミニョンという尻尾の方の部位で
筋が無いもんだから目茶苦茶柔らかい。
炭火で焼かれたお肉は火入れもバッチリで実山椒がピリッと効いて
旨味も格別です。
ちなみにこれはメインでも〆でもありません。
先附②と言い、初っ端からフルスロットルです!

=椀物:車海老、鱧、ホタテの真丈と蓬麩の椀物=
椀物は正に今、作りたての真丈で。
蓬左茶寮は極力作り置きをしないので料理の提供に
多少お時間はかかりますが、その分、旨味がハンパ無いんです。
そしてここで父親たちは出汁と日本酒のマリアージュを愉しんでいます。

=向附①:モガレイ=
お造りは基本熟成させないのが蓬左茶寮流。
なんでも熟成させると全部同じ味になっちゃって
素材のオリジナル(個体差)の味が無くなっちゃうのが嫌だそう。
モガレイ自体はもちろん美味しいんだけど
エンガワと肝和えたやつがめっちゃ美味しいです。

=向附②:アオリイカ=
身の部分はスダチと藻塩で。
包丁の入れ方も素晴らしく食感はシャキッと
それでいてネットリとイカそのものの美味しさを楽しめます。
軽く炙ったエンペラも最高です。

=向附③:初カツオのたたき=
相性抜群の土佐酢のジュレとトビコのプチプチした
食感を楽しみながら。
父親達も大絶賛。

=焼物:鱧=
鱧は炭火で片面焼きのレア仕立て。
お好みで梅肉ソースと共にいただくんですけど
軽く塩を振ってあるので、まずはそのままで。
ここの鱧は肉厚で本当に美味しい。
ぶっちゃけ他のお店で鱧食べても
良く言えば淡い・悪く言えば味が無いって感じで
あんまり美味しいって思わないんだけど、ここのはヤバいです。
そして鱧はシーズンが長いので、飽きないように
これから色んな調理法で提供されていくのですが
走りのものは、まずはシンプルにって言うのが蓬左茶寮流。

=強肴:渡り蟹のカニ玉=
湯葉とブッラータチーズと一緒にいただくんだけど
良い意味でそれぞれが淡い味わいなので
繊細な渡り蟹の風味をしっかりと感じる事が出来ます。
内子もたっぷりでたまりません。
最強のカニ玉だな、これは。

=ご飯物:煮え花と茗荷の赤だし=
蓬左茶寮名物の煮え花。
僕は随分食べ慣れたけど、父親達は初めてだったので
こんな美味しいご飯は食べた事はないと、かなり衝撃的だったみたいです。
軽く塩かけて美味しい美味しいって食べてました。

=御替り①:カレー=
スパイスたっぷり、あっさり美味しいカレーです。
恒例の御替りシリーズは何が出てくるか分からない
楽しさと美味しさで、お腹一杯でもペロッといけちゃいます。

=御替り②:アオリイカ下足と新生姜のスダチご飯=
軽く炒めた下足の香ばしさと新生姜とスダチの風味がたまりません。
梅ゴマの色合いも素敵です。

=水菓子:メロン大福 ライチ紅茶(ミルクティー)のアイス添え=
炊きたての小豆は、ほんのり温かくアイスとの温度差を楽しめます。
そして小豆のほんの少しの塩気がメロンの甘味を
より一層高めます。
もちろん作り置きなんかじゃなくメロンは切りたて
羽二重餅で包みたての大福を提供してくれます。
水菓子までこだわりまくりで正に最初っから最後まで
全部がフルスロットル、メイン級の美味しさでした。

最後はお薄で余韻に浸ります。

そんないつ行っても超絶美味しい蓬左茶寮さん。

また来月も再来月も予約入れちゃいました。

という事で今回も御馳走様でした!!!

昨日は蓬左茶寮さんで待ちに待った貝尽くし!
ちょうど前日にFacebookが更新されていてメニューの一部を
垣間見る事が出来たんだけど、なんせメニューは固定では無く
仕入れと大将のインスピレーションでコロッと変わっちゃうので
どうしても食べたいメニューはリクエストしておきました。

=飲み物:自家製梅酒(ノンアルコール)=
お酒が苦手なのでノンアルの梅酒を。
おぉ、今まで飲んだ梅酒と全然違う。
※お酒苦手だけど梅酒くらいは飲んだ事あります。
ネクターみたいにトロッとしていてめちゃ旨です!

=先附①:パッションフルーツ釜 青柳とサザエのサラダ仕立て=
フルーツを使った料理が大好きなんですが
フルーツの中でも特に大好きなPF(パッションフルーツ)と大好きな貝の組み合わせ。
更にそこに贅沢にも超フルーティーな加藤農園きわめトマトも加わって
相性バツグン+相乗効果でもう言葉に出来ません。
PFって結構、主張が強い食材だけど不思議と貝の淡い味わいを消す事無く
貝のクニュッとした食感にPFの種の食感が面白い。
更に食感で言えば食べ進めるとシャクッとした青リンゴやヤングコーンも現われて
酸味と磯の風味に爽快感、甘味も加わって、でも全然チグハグじゃなくって
ちゃんと整合性が取れていて正にオーケストラのような感動の逸品でした。

=先附②:桑名のハマグリのミモザ=
これもかなりヤバい逸品でした。
まず口に含むと優しいミモザ(玉子サラダ)とハマグリの酒蒸し汁のジュレが広がって
そこにハマグリの旨味がガツンときてキャビアのほんの少しの塩気が引き立てて
最後に穂紫蘇がフワッと広がる時間差の料理。
どれもこれもハマグリの旨味を引き立てる為に、出る所、引く所が計算されていて
これをきっと肌感覚でやっている大将スゲーッて思いました。

=凌ぎ:白ミル貝、本ミル貝の蒸し寿司=
いわゆるチラシ寿司なんですが主役の白ミル貝、本ミル貝や
もちろん無添加のウニの旨味は言わずもがなで
玉子蒸しや椎茸甘露煮といったパーツ一つ一つまで
しっかりと存在感があって、こんなに輪郭がくっきりしたの
初めて食べたんでちょっと感動。
高級寿司通っている方からしたら当たり前の事かもしれないですけど。
※ちなみに僕はお寿司レベル1です。

=椀物:巻き貝色々と花山椒の潮汁=
巻き貝はアカニシ貝、ツブ貝、ホラ貝。
そこの甘湯葉、才巻きエビ、そして花山椒と超贅沢な潮汁。
巻き貝の淡いようで淡くない抜群の旨味はもちろん
才巻きエビもすっごく甘味が強くて出汁も超美味しい。
そして初めて食べた花山椒。
すっごく美味しかったです。
これが花山椒か~と感動。
なんていうか舌はホクホク痺れるんだけど風味がすっごく爽やかで。
わずか10日程しか食べる事が出来ない貴重な食材を運よく
そしてこの上なく美味しくいただく事が出来て幸せです。
※実は去年のFacebookを参考に、この日に予約したら運よく食べれるんじゃ?
 なんてある意味、狙い撃ちしていました。

=肴:稚鮎の唐揚げ 川海苔おろしの清流仕立て=
まず盛り付けが季節感があって良いですよね。
稚鮎は苦みがメチャクチャ美味しくて川の流れを表現した
ソース(緑レモン酢)のまろやかな酸味が合うんです。
ただ、季節感を表現するだけじゃなくてちゃんと料理に合うっていうのが
素晴らしいですよね。
そして苔の付いた岩場を表現した川海苔おろしも、胡瓜の風味が良いアクセントになっていて、
こちらもただのお飾りではなくめっちゃ美味しいです。

=向附:赤貝、平貝、鯛のお造り=
もう赤貝も平貝も新鮮で甘い甘い。
平貝は表面を少し炙って振り柚子がかかっていて
爽やかな柚子の風味がふわっと鼻に抜けます。
鯛には鯛の唐墨がかかっていてこちらも、
貝類とは違った美味しさがあります。

=揚物①:トリ貝と行者ニンニクの天ぷら=
これもビックリの美味しさ。
トリ貝と行者ニンニクが合う合う。
たった二つの食材だけなのに複雑に旨味が絡み合ってせめぎ合って。
蓬左茶寮でトリ貝といえば、しゃぶしゃぶだけど、この食べ方も良いです。
そして毎回同じ料理じゃなくて、ちゃんと変えてくれるのも嬉しいですね。
※もちろん、リクエストすればしゃぶしゃぶでも何でもやってくれると思います。

=揚物②:山菜の天ぷら こしあぶら、タラの芽=
料理の写真撮り忘れちゃいました(>_<)。
これもこの時期ならでは。
タラの芽は山菜の王様なんて呼ばれているそうで貴重な初体験。
春の美味しさは苦みですね。
これは最近やっと目覚め始めた味覚です。
蓬左茶寮さんではもちろんハウス物なんかは使わずに天然の物を。
自然の恵みに感謝です。

=揚物③:アワビの味噌カツ=
これも絶対食べたかった料理です。
カツはアワビとエリンギ、そしてモッツァレラチーズ。
どれもこれも程好い食感で本当に美味しい。
そしてその美味しさを更に引き立てているのが味噌ソース。
究極の名古屋めしの時の味噌カツのソースもすっごく美味しかったけれど
この味噌ソースも凄く美味しい。
というか同じ味噌ソースでも合わせる食材によってアレンジしてくるのは流石です。
ちなみに玉子を使った玉味噌という古典的なソースらしいんですが
普通は西京味噌を使う所に八丁味噌を使うのが名古屋料理 蓬左茶寮流。

=焼物:大あさりのにんにくバター焼き=
ラストはこちら、大好きな大あさり。
BBQなんかで磯焼きにするのが一般的だと思いますが
にんにくバター on the 花山椒。
肉厚の大あさりは食べ応えがあって、にんにくバターの香りも素晴らしく
そこに花山椒ですから問答無用、説明不要です。
ただ一言あるとすれば、最っっっ高に美味しいとしか言いようがありません。

=ご飯物:煮え花とあさりの赤だし&バイ貝の煮つけ=
煮え花にこの組み合わせは最強としか言えないですね。
あぁ~ってため息が漏れる美味しさです。

=御替り:牛時雨MNG(目玉焼き乗せご飯)=
半熟の目玉焼きはもちろんかき混ぜて。
胡椒がピリッと効いて牛時雨と一緒に口に運べば最高の口福です。

=水菓子:苺とココナッツミルクのぜんざい仕立て=
前回もココナッツミルクのぜんざい仕立てでしたが今回はver.違い。
前回本当に美味しくて感動してまた食べたいって思ってたんですが
アレンジしてくれているのが嬉しいですね。
グラニテは京煎茶からジャスミン茶に。
ラズベリームースとタピオカが加わって食感、温度差と複雑に構築されています。
和食ってやっぱりデザートが弱いイメージがあって、中途半端なもの出すくらいなら
季節のフルーツそのまま出してくれた方が嬉しいって思う事ありますが
そこは元々フレンチの世界にいた大将、松ちゃん、流石の完成度です。
この洗練された感じは水菓子というよりデセールって言った方が正解かも!
※しかし、ぜんざい仕立てにして、ちゃんと和を感じさせるところがニクイ。

今回もコースが終わってしまうのが寂しいくらい、
ずっと食べていたいくらい美味しかったです。

次回は来月、念願の父親と。
父親も食べるの好きなんだけど、なんせ田舎人なんで
本当に美味しい洗練された料理を食べさせてあげたいんです。

御馳走さまでした。
昨日の夜は会社の先輩達と飲み会。
幹事の特権でいつも行くような居酒屋ではなくて蓬左茶寮さんでの美食会に決定!

初めて個室を利用させていただきましたがとても良い感じです。
女将さんの接客もとても丁寧なので接待や会食とかにも向いてますね。

では早速、お料理のご紹介

=桜湯=
まずは桜の薫を楽しみながら、まろやかな塩味の桜湯を。
季節を感じる演出は良いですね。
ぶっちゃけ最近流行りのインスタ映えする奇抜な演出よりも
こう言った些細な演出の方が粋って思います。
まだ10~20代にはわかんないだろうな。。。

=台湾金萱 高山烏龍=
お酒を飲めない僕はいつも女将さんにおまかせのお茶を。
少しフルーティーさも感じられ、美味しいお茶でした。

=日本酒:ペアリング=
先輩は日本酒のペアリングを。
お酒の事は詳しくないので以下、ご紹介のみ。
・農口尚彦研究所
・久礼
・八兵衛
・神雷
・鄙願
・七本槍

=先附:春食材色々=
いつもと違って八寸のような先附、豪華です。
・ウニ豆腐
・平貝の磯辺巻
・宮崎牛のたたき
・若筍 木の芽味噌和え
・ヨシエビとほうれん草のお浸し
どれもさすがに美味しくて、ここから始まる料理に期待が高まります。

=凌ぎ:桜海老の飯蒸し=
先日解禁されたばかりだという静岡県駿河湾の桜海老は
蓋をした状態でも芳ばしい香りが漂ってくる程で
噛めば噛むほど、甘味と芳ばしさが広がって最高に美味しかったです。

=椀物:白魚玉締め カサゴ 生ワカメ=
いつも一番楽しみなのは椀物だったりします。
カサゴって初めて食べたかも。。。
このお店は淡白な白身魚でも、食材そのものの旨味を
しっかり感じる事が出来るんですよね。
白魚玉締めも優しい味わいながらも存在感がしっかりあって美味しいです。

=肴:鯛、あじ、スミイカ=
泡醤油がいつもの固形のと違ってインパクトありますね。
スミイカ、コリッコリで美味しい!
胴の部分だけでなく少し炙った耳の部分もスルメのように楽しめます。
鯛もあじも新鮮でアオサ海苔をチョンと乗せていただくのも乙です。

=肴:初鰹 土佐酢のジュレ=
土佐酢は鰹から作るみたいなので初鰹と合わない訳がないですね。
シャキシャキ食感の水菜、新玉ねぎと混ぜてサラダのようにしていただきます。
ときおりプチッとするトビコの食感も面白いです。
前回も思ったんですがお造りを一皿で出すのではなく
食材に合わせて表情を変えて出す、このお造り色々シリーズ最高ですね。

=肴:トリガイ 桜湯=
最初に出された桜湯は桜の花でしたが、このお料理では桜の葉。
塩漬けされた桜の葉はとても香り良く、その塩が染み出た桜湯は
塩味がとてもまろやかでチビチビ飲むのも良いです。
そしてこの時期の蓬左茶寮といえばトリガイ。
今回はこの桜湯で軽くしゃぶしゃぶ状態になったものを
自家製ポン酢でいただきます。
このお店のトリガイ本当に美味しいんです。
とっても肉厚で甘味が強くって。

=スペシャリテ:加藤農園フルーツトマト きわめの最中=
まずはそのままで。
おぉ、前回食べた時も本当に美味しかったけど更に美味しくなってます。
そして今回、最中で一緒にたべるのはクリームチーズと干し貝柱の燻製。
まずクリームチーズはトマトの糖度に合わせて風味を変えるこだわり様。
帆立と一緒にハンバーガーのように食べると混然一体となって最高に美味しいです。
そして後を引く燻製香の余韻がまた素晴らしいです。

=肴:太刀魚、ハマグリ、アスパラ、原木椎茸=
最後にまた、とんでもなく美味しいのが来ました。
ハマグリも太刀魚も本当に旨味が強くって美味しい。
出汁も酒蒸しっぽい感じで、めっちゃ自分好み。
アスパラは甘いし、原木椎茸も食べ応えあって
正に春爛漫って感じで最高ですね。

=ご飯物:煮え花=
やっぱり蓬左茶寮といえば、この煮え花。
ご飯が一番美味しい瞬間をいただきます。
そして写真にはないけど、ちりめんとシジミの赤だしが
これまためっちゃ美味しい。

=御替り:牛時雨丼=
牛肉の甘味がふわっとする中に山椒が効いていて
ペロッと完食。

=御替り:極上ねぎ 絹とじ丼=
この丼の主役はネギ。
滋賀県産の、その名も極上というネギだそうです。
ネギの旨味が引き立つ玉子と豆腐との相性も抜群です。

=水菓子:京煎茶のグラニテ 苺とマンゴー、ココナッツミルクのぜんざい仕立て=
これ激旨です。
タイ料理、フランス料理の経験がある大将の感性でしか成し得ない完成度。
ぜんざい⇒和食 ココナッツミルク⇒タイ料理 グラニテ⇒フレンチ みたいな。
和食屋なのにデザートまでこんなに楽しませてくれて大将の矜持を感じますね。

今回も大満足の蓬左茶寮。
御馳走さまでした。

PS.次回は2週間後。
一年で一番楽しみな貝尽くしでお邪魔しま~す。

昨日は遅ればせながら今年初となる蓬左茶寮さんへ。
昨年のおでんフェア以来なので約2ヶ月ぶりなんだけど
このお店だけは2ヶ月も空くと禁断症状が出ちゃうくらい大好きなんです。

さて今回は1年以上前に、某天ぷら屋さんで知り合って
意気投合したグルメ友達とのグルメ会です。

グルメを通じて友達出来たの初めてなんで、なんか嬉しいですね。
さて今日はどんな料理が出てくるのかワクワクしながらスタートです。

=先附:菱豆腐=
ひな祭りにちなんで菱型のお豆腐。
ピンクは紅麹、白はプレーン、緑は蓬です。
羅臼産のウニと共に。
はぁ~、美味しい。
蓬左茶寮さんでは、先附はだいたい豆腐が多いのですが
いつも手を変え品を変え楽しませてくれます。
美味しい出汁と共にいただくと、「あっ、蓬左茶寮に来たんだな。」と嬉しくなります。

=凌ぎ:たけのこの飯蒸し=
お米はもちもちのもち米で。
香ばしく焼かれた、たけのこを食べると春の訪れを感じますね。

=椀物:タケノコメバルの椀物=
タケノコメバルは椀物と非常に相性がいいそうです。
淡い味わいが雑味のない出汁と良く合います。
柚子の風味や椀妻の茎ワカメの立ち位置も素晴らしいです。
ちなみにここでグルメ友は女将オススメの出汁と日本酒のマリアージュ。
僕はお酒飲めないのであれですが、それはもう唸っておりました。

=肴:スミイカ 炙りと造りで=
香ばしい炙りと、ねっとりした旨味の造りとのコントラストが素晴らしいです。
ジュレ状のレモン酢と一緒にいただくんだけど、これがまた旨い。
レモン特有の尖った感じじゃなくて、まるい酸味が秀逸なんです。
写真では隠れているけどシャキシャキで水々しい桃かぶとの相性も抜群です。

=肴:鯛の皮霜造りと八朔ポン酢=
お魚の造りと八朔って合うの?って思う方も見えるかもしれませんが
これが不思議と合うんです。
きっと数種の柑橘を使った自家製ポン酢が
一役買っていて良い橋渡しになっているんです。
すっごいフルーテイーな甘さがあって本当に美味しいんです。
これにはグルメ友も舌を巻いていました。
そして僕自身はフルーツを使った料理、大好きなんです。
もちろん酢豚にはパイナップル派、ポテサラのリンゴも歓迎派なんです。
そんな自分との相性もあって、このお料理めっちゃツボでした。

=肴:姫路マグロと山芋あられの鬼おろし=
これもたまらない逸品。
泡醤油と一緒に全部を口に含むと山芋の風味、食感
マグロの脂が混然一体となって、ぶっ飛ぶ美味しさでした。

=肴:平貝の磯辺巻き=
地元三河湾の平貝は硬くならないよう良い具合に火入れされていて
まずはさっと煮切り醤油を塗ったそのままで。
これだけでも超絶美味しい。
鍵ワラビの苦みも素晴らしく、最後は海苔で巻いてパクッと食べると最高ですね。

=スペシャリテ:加藤農園のフルーツトマト きわめの最中=
この時期、蓬左茶寮さんでは必ず(多分)登場するトマトの最中。
時期によって特選→きわめとランクアップするみたいです。
勝手にスペシャリテとか言っちゃたけど良かったかな?
まずはトマトをそのままで。
トマトとは思えないシャキシャキの食感と極上の旨味。
で、更に今度はライチのジュレで味変させて食べるんですが
これがまた素晴らしい相乗効果。
最中の方は通常だとクリームチーズを使うのですがチーズが苦手な
相方のためにマッシュ百合根で。
日によって帆立や平貝と合わせる等、変化がありますが
この日は若松葉蟹をふんだんに使っていただきました。
もう死ぬほど美味しい、美味しすぎます。
これ食べた事無い人は絶対食べたほうが良いと思います。

=揚物:原木しいたけのフライ=
片面はフライ、片面は焼きで。
一見シンプルに見えて部分毎に火の入れ方を変えると言うこだわり様。
超肉厚の椎茸は喉元を過ぎると追いかけるように香りがやってきます。

=揚物:アイナメのフライ=
クリーミーなゴマダレと共にいただきます。
アイナメの美味しさも素晴らしいですが
三重県津市の名産品、益荒男ほうれん草は
軽く出汁にくぐらせただけなのに、ビックリする程甘いです。

=ご飯物:豆ごはん=
素朴で美味しい豆ごはん。
軽く一振りした塩が良い塩梅です。

=味噌汁:西京みその南蛮仕立て=
カレー風味の味噌汁です。
お腹いっぱいなのに食欲をそそる美味しさ。
これ旨いわぁ~。

=御替り:MNG(目玉乗せご飯)=
岡崎おうはん プレミアムランニングエッグの目玉焼きを
贅沢かつ豪快に。
しかし、お米の下には味変の、ちりめんじゃこが忍ばせてあって
豪快な中にも計算されたアクセントが光ります。

=水菓子:苺ぜんざい=
そのままでも充分美味しく甘味と酸味のバランスが絶妙な苺を
小豆、小豆のパルフェと共にいただきます。
これがまた絶品で最後の最後まで感動させてくれました。

本当にこのお店は素晴らしいです。
いつもレビュー書くとウザいくらい熱が入りすぎちゃいます。

さて次はまた来月。

もう既に待ちきれない。。。

御馳走様でした!

大好きな蓬左茶寮さんで不定期に開催される特別フェア。
今回のテーマは『おでん』。
金沢おでん×名古屋おでんのコラボ企画です。
大将はわざわざ金沢まで出向いて、ご当地の味の確認及び
食材のルート開拓と、今回も凄い気合の入り様。

大将・松っちゃんのお言葉を拝借すると
味や盛り付けの美しさも、もちろん大事ですが
それ以上に料理のバックグラウンドや食材の生い立ちこそが
もっとも美しいと言う事で、しっかり『おでん』のルーツから
掘り下げておられます。

メニューもぎりぎりまで試行錯誤されてた模様。
いよいよ御田祭り~槍の又左の里帰り~開宴です!
※加賀と名古屋にちなんだサブタイトルもセンス抜群。

はじめに
=豆腐 焼き田楽=
まずはおでんのルーツといえる焼き田楽。
西京みそと柚子の柚子みそが上品でうんまい!

第一部:金沢おでん~すまし汁ベース~
=カニ面=
金沢ではメジャーなおでん種らしいですが、名古屋地方ではなじみの無いカニ面。
香箱カニ(セコカニ)のおでんは内子、外子の異なる味と食感
優しい出汁を吸ったカニ身と一緒に食べればもう溜まりません。

=ふかし、赤巻き、車麩=
はんぺんよりもコシのある紅白のふかし
蒲鉾の一種という赤巻きはボディーブローのようにじんわり来る美味しさ。
優しい出汁をしっかり吸った車麩も、しみじみ来る美味しさです。

=出汁巻き玉子、つぶ貝=
もう出汁巻きが丁度良い塩梅の甘さで、優しい出汁と一緒に食べると最高にほっこりします。
旨味がギュッと詰まったつぶ貝も最高!
何個でも食べたいくらい。

第二部:名古屋おでん~味噌ベース~
=玉子、こんにゃく、牛すじ=
これは名古屋めしフェアの時にもいただいた名古屋風味噌おでん。
その時よりも味噌が少し辛目になっていると感じました。
しかしそれも計算のうちで、半熟トロットロの玉子と一緒に食べると
絶妙に中和されてめちゃ旨!

=大根、牡蠣=
大根は加賀野菜の源介大根。
まさに金沢と名古屋のコラボ。
周りはホロっと、芯は食感を残してあります。
テーブルの下には御替り引換券をこっそり隠すなんて遊び心も。
もちろん御替り。
そして牡蠣は三重県産の的矢牡蠣。
こちらも絶妙な火入れでレアになっていて、もう旨みの波が凄くてビックリ!

第三部:創作おでん~偉大なる先人へのオマージュ~
=エビ天=
活け車海老のエビ天です。
美味しいに決まってます。

=はまぐり=
これは三重県桑名産かな?
大きなはまぐりは旨味抜群で海苔の風味と
白コショウとブラックペッパーが
良いアクセントになっています。
旨みの爆弾だな、これは。

=しゅうまい=
愛知もち豚方ロースや干し貝柱等の本格しゅうまい。
ディジョンマスタードソースで。
これも旨みの爆弾。
一口噛むと口内に色んな旨みが一気に広がります。

=レア椎茸=
原木椎茸は火を通さず生のままで。
椎茸生でなんて初めて食べたけど、美味しいんだな、これが。
※ちなみにスーパーの椎茸は生産方法が違うので生は止めておきましょう。
椎茸ももちろんなんだけど、お出汁がまた抜群に美味しい。
ちなみに基本、ほとんどのおでんで出汁を変えています。

=うずら爆弾=
ビジュアル凄いですよねぇ。。。
うずらさん、ごめんなさい。
うずらの鶏ガラでとったコンソメスープの美しい事。
トリュフも確か使ってたのかな。
うずらのお肉って売ってないから食べないけど美味しいですよね。
そしてこの手羽の中にはうずら玉子入りです。

=ロール白菜=
愛知県新城の希少な鳳来牛。
もうこれも本当に絶品で
自家製の生柚子こしょうが、これまた美味しい。

=肉稲荷=
肉稲荷って初めて食べたけど、めちゃ旨です。
この品に限らずですけど、すべてのおでんに凄い工程の仕込みがしてあるんです。
普通のおでんではない、おでんを超えた究極のおでんですね。

=ミイラ=
鮑、ほら貝、帆立の真丈をカンピョで巻いてあるんですけど
見た目がミイラという事らしいです。
色んな旨みが詰まりに詰まりまくってファラオ王もビックリの美味しさ。

食事
=おでん出汁雑炊=
おでん出汁でいただく雑炊。
細かく刻んだ大根と玉子と一緒に。
美味しいに決まってます。

=みそがけご飯=
ここから余興。
辛目の味噌を玉子で中和させて。
お腹いっぱいでも余興シリーズ美味しいから何杯でも行けちゃいます。

=まぜそば風ご飯=
サバ節や食べるラー油で。
山椒の痺れが、良いアクセントで激旨。

=おでん茶漬け=
最後は車麩としゅうまいのおでん茶漬けでFINISHです。

=玄米麹の香物=
これも上品で美味しかったなぁ。

=水出ジャスミン茶=
お酒が苦手な僕に女将さんがジャスミン茶を出して下さいました。
色も味わいもクリアでまろやかで美味しかった~。

今回も満足満腹で最高の時間を過ごす事が出来ました。
常連さんとも仲良くなれて、食後の大将の目から鱗話もたくさん聞けて
すっごい楽しかったです。

ますます蓬左茶寮LOVEが止まりません。
また来年も通わせていただきます。
この日も、そして今年一年美味しいお料理、御馳走さまでした。



※誤操作で味が4.5点になってましたが
5点に修正しました。てか実際は5点以上です。

大好きな蓬左茶寮さんへ、嫁ちゃんとランチに行って来ました。
嫁ちゃんはこの日が蓬左茶寮デビュー。

ランチですが夜の一万円のコースをお願いしました。
この日たまたま他のお客様が海老尽くしコースを
リクエストされていて、僕らも同じコースを頂ける事に。

僕も嫁も海老大好きなんで、凄く嬉しいサプライズ。
色んな種類の海老を季節の食材と合わせて
蓬左茶寮クオリティで頂けるなんて旨いに決まってます!

さて、カウンターに座って先ず目に飛び込んで来たのが
見たこともないナウシカのオウムのような海老。
「セミエビ」と言うらしいです。
しかも、活きていて蠢いてます。
他にも活きの良い赤車エビが跳び跳ねてきたり
これもカウンター席の醍醐味ですね(^O^)

ちなみに海老は死ぬと不味くなるので事前の下拵えはせず
全て直前に捌いて調理してくれます。

=先附:蕪のすり流し 水引エビ=
初っ端から唸るほど美味しいです。
優しくじんわりと広がる蕪の風味と、と~っても甘い水引エビ。
最高です。

=凌ぎ:甘エビの昆布締め=
これも最高!
甘エビと酢飯の甘味と酸味の対比!
昆布の風味がまた良い塩梅で嫁ちゃん大喜びです。

=椀物:澄まし汁 渡り蟹の真丈 白玉包み=
クリアで上品で、輪郭のしっかりしたお出汁の味に
一口、口に含むと思わず「あぁ~っ」って言ってしまいます。
それを邪魔しないふんわりと旨みの広がる渡り蟹と白玉。
しゃきしゃきの小松菜が、また出汁を吸って美味しい!
カワイイ蟹形に切られた人参もgoodです。

=肴:ヨシエビとトラフグ=
これも超絶悶絶の逸品。
それぞれに旨みが強くて感動しまくりでした!
この時期、ポン酢の材料も旬らしく自家製ポン酢が
これまた最高の脇役です。

=向付け:ウチワエビ メジマグロ 紋甲イカ=
・ウチワエビは伊勢海老よりも美味しいと言われているエビで
 軽く表面を炙ってあり甘くてめちゃ旨です。
・メジマグロ、嫁ちゃん絶賛、抜群の美味しさ。
・紋甲イカ、ねっとり甘くて最高です。

=揚げ物①:赤車エビの唐揚げ ベトナム風 サラダ仕立て=
赤車エビは高級海老煎餅に使われている海老だそうで
殻の香ばしさと身の甘さが最高です。
基本、どの海老も甘くて美味しいのですが、やはりそれぞれに微妙な違いがあって
食べ比べると楽しいですね。
そしてベトナム風なのでスパイシーでサラダの部分は生バジルとミントが
清涼感を与え、コースの中で良いフックになっています。
もちろん、ただのフックや変わり種ではなく、めっちゃ美味しいです。

=揚げ物②:ウチワエビフライ=
先程、お造りで頂いたウチワエビの半分はフライで。
もう言葉にならないくらい最高で嫁ちゃんが
夜になってもずっと、あれ美味しかったと言ってました。

=鍋:大腰曲がりエビとアンコウ鍋=
まさかアンコウ鍋までいただけるとは!
自家製ポン酢に付けて頂きます。
最後は出汁とポン酢を一緒に全部頂きました。
説明不要の美味しさ。

=炊き合わせ:海老芋と鶏肉=
海老つながりで海老芋を。
これすっごいクリーミーで、繊維が全然無くって
びっくりする程なめらかで美味しかったです。

=焼物:セミエビの炭火焼=
本日のメイン、セミエビの炭火焼きです。
目の前で活きたまま捌かれる様は大迫力!
そんなセミエビですが殻から身を外して焼くよりも
殻にくっついた状態で焼いた方が、より美味しいそうです。
確かに殻の香ばしさが移って悶絶の美味しさ。
炭火で少し焦げた部分がスルメのように噛めば噛むほど
旨味が溢れ出て、プリプリで肉厚の身の部分も旨味が強くて
ほんの少し藻塩又は煮きり醤油を付けて頂くと言葉を失います。
これぞ正に究極のsimple is best。

=煮え花=
瞬間の料理なので写真は撮っていません。
こちらのスペシャリテですね。

=桜エビご飯=
桜エビというと春が旬のイメージですが実は年2回旬があるそうで
今が正にその時期。
芳ばしい香りと共にいただくのは最高の瞬間ですね。

=海老そば=
こちらは炒ったピーナッツをまぶしたりと
シンガポールとかの屋台で売ってそうなイメージです。
(行った事ないですけど)
赤車エビのベトナム風もそうなんですが、タイ料理も経験されている
大将の引き出しの多さに毎度、驚かされます。

=海老ラーメン=
お腹いっぱいなのに、何故かスープまで飲み干せる!
美味しすぎます。

=海老リゾット=
プリっプリのエビとパルメジャーノチーズのコクと
オリーブオイルと和えたトマトの酸味が三位一体となり
最高に美味しいです。

=水菓子:外郎と抹茶=
前回、名古屋めしフェアの時にいただいた時よりも
より滑らかになって黒蜜もかかっていてver. upしていました。

いや、しかしここのお店は本当に凄い。
遊び心というか自由度が高くて、それでいて全部が
悶えるほど、唸るほど美味しい。

こんなお店、他に知りません。

嫁ちゃんも大満足で最高の3時間半でした。
今年はこれで最後ですが来年はいっぱい通うぞ!

御馳走さまでした。

先日、名古屋めしフェアでお邪魔したばかりですが
1週間もたたない内に、今回は季節のコース10,000円と言う事でお伺いしました。

すっかり、このお店のファンになってしまいましたが
貝づくし、ウニづくし、名古屋めしと特別なコースばかりだったので
通常の季節のコースも頂いてみたかったんです。

=先付 枝豆と生湯葉=
出来たての自家製生湯葉の優しい風味に、出汁のジュレが深みを与えます。
柚子の香りが心地よく、枝豆の食感、旨みが見た目も含めて良いアクセントになっています。
たかが枝豆かもしれませんが、されど枝豆。
やはり一流の料理人が扱うと、なんだか普段食べている物とは
食感も旨味の強さも全然違います。

=お凌ぎ 新銀杏の飯蒸し=
銀杏苦手な人もいるけど僕は大好き。
良い感じにほっこりとなった新銀杏は、それ自体でも凄く美味しいですが
蒸されたもち米と良く合います。
そして絶妙な塩加減。
本当に絶妙すぎて、シンプルなんだけどシンプルが故に素晴らしい逸品でした。

=椀物 カニ真丈のお澄まし=
一日早いですが重陽の節句にちなんで
菊花を浮かべたお澄ましにカニ真丈を満月に見立てて。
上品で淡いんだけど、しっかり素材や出汁の存在感があって
しみじみと美味しい逸品。
これは長生き出来そうだ!

=向付=
・鱧の焼霜 
・イチミダイ 
・新イカ
・石垣貝
おなじみの泡醤油や煮切り醤油等でいただきます。
ここの鱧は本当に美味しい。
新イカはイカの新子の様な物で一週間程度しか市場に出ない
大変レアなものらしいです。
酢橘をくりぬいて胴と下足の立体的な盛り付けももちろん、しっかり甘くて美味しい。
石垣貝もイチミダイも素晴らしく、じっくり味わいました。

=八寸=
・伊勢海老の唐揚げ
・ほうれん草と松茸のお浸し
・水菜と剣先イカの胡麻和え
・柿なます
・納豆の磯辺巻
・鰻巻き
・鴨寿司
伊勢海老の唐揚げ凄かったです。
目茶苦茶旨みが強くて、自家製スパイスで下味を付けて揚げているのかと思いきや
ただ衣を付けて揚げただけで最後に軽く藻塩を振っただけだそうです。
それだけでこんなに美味しくなるのかと感動!
これ今度、別料金で一尾丸ごとやってくれないかなぁ。。。
そしてその他の品も主張は強くないながらも、しみじみと美味しい。
ほうれん草のお浸しなんかは松茸が良い塩梅に香って出汁の旨みがジワジワと来るし
納豆は赤ワインで煮込んだりとか軽くフックを効かせているあたりが流石です。

=焼物① 鳳来牛の炭火焼=
鳳来牛は新城の4軒の農家さんでしか飼育されていない、かなりレアなブランド牛。
こういった地元の食材に強いのも名古屋唯一の農林水産省認定の地産地消の仕事人である
蓬左茶寮さんならでは。
鳳来牛はローストビーフのようにレアに火入れされ
さっぱりとした赤身に合わせるのは爽やかに抜ける辛みが特徴のポワブルヴェール・ラペ。
う~ん、美味しい!
そして付け合わせの野菜がバターでグラッセしたような感じで
ふんわりと甘く味付けしてあり、これまた素晴らしい出来栄え。

=焼物② 焼きドウマンガニ=
浜名湖産のドウマンガニは幻のカニとも呼ばれており
ONE PIECEのフランキーのようにでっかい爪は1t程の圧がかかるそう。
暴れん坊のドウマンガニが目の前で捌かれていく様は、凄い迫力で
カウンター席ならではの臨場感。
贅沢に、そしてシンプルに焼きカニにして頂きます。
おぉ、美味しい!
旨みがギュギュギュッと詰まっています。
そして2倍酢がこれまた美味しい。
今までカニ酢ってどうにも好きになれず
カニはそのまま派だったんですけど
この2倍酢はほんのり甘くて淡くて凄く美味しい。
さっきまで目の前で生きていたドウマンガニ。
生命に感謝して美味しく頂きました。

★フレンチのフルコースに料理の後のデザートのコースがあるように
 蓬左茶寮さんはここからが、また凄い!
 ご飯物のフルコースが始まります。 

=食事① ドウマンガニご飯=
ドウマンガニの身とミソを炊きたてご飯に。
そもそも、このお店はご飯自体が美味し過ぎるんです。
そこの今まで食べた事も無いような超濃厚なドウマンガニのミソ。
身と一緒に食べると昇天するしかありません。

=食事② ノドグロと玉子とじご飯=
うわぁ~、美味しい!
他の方のレビューで玉子とじご飯食べたかったんです。
ノドグロまで乗ってて最高としか言いようがない。
赤だしと香の物も流石の旨さ。

=食事③ 薬膳カレー=
前回頂いたのと少し印象が違うのは胡麻の風味のせい?
いやいや、実は毎回カレーソースの作り方を変えているそう。
ちなみに小麦粉を使わないのでカレールーではなくカレーソースなのです。
食べるほどに汗があふれ気持ちいい!

=食事④ キノコ炒飯=
こういうのチャチャッと作れちゃうから凄いな。
スッゲー美味しい。

=食事⑤ お茶漬け=
まだおかわりを頂けると言う事で最後はお茶漬け。
これがまた目を見張る美味しさ。
ちりめんに紫蘇の風味がふわりと香り出汁が感涙の美味しさ。
でも、流石に食べすぎた。(^_^;)
美味しいんだから仕方ない。

=水菓子 水羊羹=
最後は抹茶と水羊羹で。
ここの水羊羹、本当に溶けるような舌触りで
小豆の風味が優しく広がって絶品です。

御主人、女将さん、お弟子さんの接客も大変心地よく
お酒が苦手な僕のようなお客には美味しいお茶を淹れてくれるので
居心地も凄く良いんです。

今回も美味しいお料理、御馳走様でした。
「地産地消の仕事人」が作る「究極の名古屋めしフェア」と銘打った二日間限定のメニュー。

出来る限り愛知県及び愛知周辺の最高級食材や調味料を使って
名古屋めしをB級グルメからA´級(エーダッシュ)位に格上げしようという今回の企画。

結論から言うとA´級ではなくS級の美味しさでした!

=先附 小倉トースト=
カリッと焼かれたトーストにパルミジャーノ・チーズの塩気
エシレバターのコク、大納言小豆の上品かつ上質な甘さが相まって
初っ端から感動の美味しさ。
小倉トーストを食べながらコーヒーを飲む事をイメージしたと言う
エスプレッソ餡の程良い苦みが大人の小倉トーストを演出します。

=腕替り きしめん=
きしめんの名前の由来は紀州の麺だとかキジ肉を使った麺だとか諸説あるらしいですが
次なる一品はズバリ、キジ肉のきしめん。
キジ肉って初めて食べたけど弾力がしっかりとあり炭火で焼鳥にしてあるので
程良い焦げ目の苦みが旨い。
汁も出汁がしっかりと効いて美味しい。
きしめんって久しぶりに食べました。
もっと醤油っぽい甘辛いイメージがあったけど、
上品な出汁に柚子の風味がふわりと効いて絶品でした。

=御造り 名古屋コーチン 焼霜=
名古屋コーチンのささみと胸肉を霜降りと炙りにして
程良い甘さの煮切り醤油と、爽やかな酸味の土佐酢のジュレで
お好みに合わせて頂きます。
癖になる辛みの薬味、ポワブルヴェール・ラペもキリッとして美味しい。
そして密かな脇役、妻物一色がこれまた美味しい。

=肴① 手羽先唐揚げ=
仕上げに軽く藁で燻した手羽先唐揚げは骨を抜いて
そこに松茸を詰めてあります。
ここでの松茸はあくまで脇役、骨よりはいいだろうと言う事で入れたらしいのですが
弾力のある手羽との食感の妙、タレ、胡麻、胡椒、全てが絶妙のバランスで超絶美味しい。
そして鳥料理が3品続くコースの流れも良いですね。

=肴② 車海老フライ=
天然の車海老は高級天ぷらのように中心はレア仕立て。
写真見ていただければわかる通り海老の縞模様が透けるほど
衣は極限まで薄くしてあります。
火入れが本当に絶妙で素材の甘味を最大限に引き出しています。
そして不意を突かれたのが海老の頭。
身のレア加減の事しか意識してなかったし説明もなかったから完全に不意をつかれました。
味噌が濃厚で超美味しい。
天ぷら屋さんなんかでは脚の素揚げは出るけど頭は出ないから感動。
そして贅沢に秋の訪れを感じさせる松茸のフライと新銀杏。
こんな贅沢な海老フライが食べられるのは全国探してもこのお店だけでしょう。

=肴③ 大あさり 浜焼き=
食べやすいように程良い大きさに切られた大あさりと石垣貝の浜焼き。
泡醤油を添えると熱でスッと溶けていきます。
「名古屋めし」というより「知多めし」らしいですが美味しければOKです。

=炊き物 みそおでん=
みそおでん初体験です。
色はドギツイですが味は意外にも味噌一色ではなく
出汁の風味が感じられるほど上品で、まろやか。
一口大根食べた瞬間、悶絶しました。
ネタは他には、こんにゃく、煮玉子、牛スジと定番の4強で嬉しい。
煮玉子はぼそぼそにならないように半熟に。

=味噌かつ=
大将いわく「問答無用」説明不要の味噌かつ。
な、なんだこれ!
こんなジューシーで肉厚な豚肉食べた事無い。
天ぷらと同じでカツも蒸し料理って事なのか?
いずれにしても食材の良さと火入れの絶妙さ、味噌ソースの素晴らしさで
今まで食べてきた肉料理の中で断トツ、一番に美味しかった。
フレンチやイタリアンで出てくる鴨や牛や羊を差し置いて一番美味しかった。
これパリの3つ星レストランで出したらどんな評価されるのか気になる所。
それぐらい凄まじく美味しかったです。

=食事 海うなぎ ひつまぶし=
天然の海うなぎは脂が少なくあっさり。
そして弾力はしっかりあって美味しい。
もう幸せすぎます。
昆布のみでとった出汁をかけると天にも昇る気分です。

=余興① あんかけスパ=
具はソーセージと玉ねぎとピーマン。
B級なんだけど味の方は、やはり絶品。
胡椒とパルミジャーノ・チーズが良い塩梅で
もちろんパスタはしっかりアルデンテ。

=余興② ダイエットカレー=
スパイスのしっかり効いたルーに合わせるのは
あえての冷や飯。
お米は冷める事で燃焼系のルーと相まって糖質制限できる
食べても太らない魔法の様なカレーです。
※カレー分は太らないので、それまで食べた物がチャラになるわけではないです。
これまた浄化系のジャスミンティーが凄く良く合います。
こちらは余興なので名古屋めしとは関係ありませんが
とにかく味が良ければOKなのです。

=茶菓子 ういろう=
器と言うか入れ物がカッコいいですね。
抹茶と合わせて食べ本日の余韻に浸ります。

と言う事で本日も微妙な料理が一品もなく
全てが目が覚める程の美味しさ。

やはりこのお店は自分史上最高のお店なのです。

ご馳走様でした。
訪問前に夢に出るほど楽しみにしていた蓬左茶寮さんでのウニづくしコース。
Facebookでもちらほらコース内容や食材を紹介されていましたので胸を躍らせていました。
ちなみにその日仕入れるウニの種類や状態、他の食材との兼ね合いで、どんな内容になるかは当日のお楽しみ。
なのでFacebookや僕のレビューはあくまで参考程度に。
なんでもこの時期、毎週ウニづくしを食べに来られるお客様もいらっしゃるそうで
なんともうらやましい限りです。
フレンチやイタリアンでも研鑽を積まれた大将なので引き出しの多さには驚かされます。

さてまずはドリンクにジンジャエールを注文。
辛口で美味しいのですが、結構辛さが後を引くので繊細な料理に間違えた~って思っていたら
唎酒師である女将さんが、口が疲れないようにと、まろやかで美味しいお茶を出して下さいました。
お茶の道にも精通しているようで大変嬉しいサービスでした。
※ちなみに僕はお酒が飲めないのでソフトドリンクです。

で、この日のウニのご紹介。
色んな産地の赤ウニ、紫ウニ、バフンウニ。
超高級なS級ランクの、はだてウニも並んでいます。

=ウニ豆腐=
まず一品目はウニ豆腐。
美味しぃ~!
豆腐の中にはウニがふんだんに使われていて
出汁もこれまた美味しくて最高です。
しかし大将いわく、これはまだ序の口だそうです。

=ウニ寿司=
赤酢のシャリに、S級はだてウニ。
アクセントに海藻をエサにするウニとは絶妙のマリアージュの
海苔の佃煮を合わせます。
たまんない美味しさ。

=ウニと冬瓜と早松の吸い物=
早松とは梅雨時期に季節を間違えて早く出てくる松茸だそうな。
頭の部分はあまり火を入れずにコリコリ食感を楽しみます。
お汁は上品な薄味なんだけど食材のパワーが凄いので目茶苦茶美味しい。

=3種のウニの食べ比べ=
贅沢に赤ウニ、紫ウニ、バフンウニの食べ比べ。
藻塩を少々つけたりスダチを絞ったりして頂きます。
種類によって少しづつ味が違うけど、どれも美味しい!
目を閉じて全神経を集中して頂きました。

=ウニの刺身巻き=
ウニを鯛やイカの刺身で巻いて一緒に頂きます。
こんな贅沢な食べ方はなかなか出来ないけど
これがまた本当に美味しい。
特にイカのねっとり感とウニの相性は抜群。
付け合わせの大根と紫蘇のやつも美味しかった。

ここまでが前半。
前半はウニを主役に旨味をシンプルにストレートに味わう料理。
後半はウニを脇役に色んな食材と合わせた複雑な味わいを楽しんで下さいと大将から。

=ウニと渡り蟹と桃のカプレーゼ仕立て=
これもやばいくらいに美味しい一品でした。
渡り蟹に桃と好きな食材ばっかりだし、フルーツと食材を合わせる未知数な料理って大好きなんです。
蟹は内子に身がたっぷり。
土佐酢のジュレが程良い酸味。
下に進んでいくと桃が出てきて味の変化が楽しめます。
しかも桃も料理に使うのがもったいないくらい甘くて美味しい桃なんだからたまりません。

=ウニと鱧と車海老の焼き物=
これも忘れる事が出来ない一品。
まず焼きの入った食材の香りが凄く良い!
車海老の中心部はレアに焼かれており
鱧に至ってはこんなに美味しい鱧は食べた事が無いって美味しさ。
それをウニと一緒に食べるのですからたまりません。

=ウニのカツレツ=
お次は大将いわくジャンクな一品。
池下ソース?なるものとタマゴのタルタルソース?と合わせて。
超贅沢なカツレツです。
衣の食感とウニの旨味にやられます。
ちなみにウニづくしではない他のお客様には車海老の海老フライ。
高級天ぷらのように中心部はレア仕立て。
おぉ。。。めっちゃ美味しそう!

=石垣貝のしゃぶしゃぶをウニ酢で=
石垣貝。
結構希少な貝で鳥貝に似ていて鳥貝の後に出てくる貝だそうです。
しかし旨味は鳥貝以上。
前回、こちらで鳥貝のしゃぶしゃぶを頂いた時に余りの美味しさに感動したけど
それ以上に美味しくて、しかもウニ酢を絡めて食べるなんて、絶対やばいに決まっています。
実際、食感も凄く良く目を閉じて味わっていると一噛み毎に旨味が広がり
しばしリアクションを忘れ無になっていました。
何も言わなかったので大将は美味しく無かったのか?って心配されていましたが
美味し過ぎて放心状態になっていただけです。

=オールスター ウニ丼=
〆はこの日のオールスター ウニ丼。
説明不要の豪華さ、旨さ。
最高です。

=海ウナギの印籠煮=
去年のFacebookで見た海ウナギの事を話していたら丁度この日あるらしく
ウニづくしのコースには含まれていませんでしたがサービスして頂きました。
養殖のウナギに比べあっさりしているので人によっては物足りないと言う人もいるそうですが。。。
一口食べるとめちゃくちゃ美味しい。
確かにあっさりしていて丼にすると物足りないかもだけど一品料理として
おかわりの白米に合わせると本当に美味しい。
実山椒がまた良いアクセントになっています。

=羊羹、とうもろこしのアイス=
あれっ?羊羹ってこんなに美味しかったっけ?ってくらい美味しい。
普段めったに食べないけど、何て言うか凄く柔らかくて溶けてなくなります。
とうもろこしのアイスも絶品。
一度、とうもろこしのデザート食べてみたいって思っていたんで最高でした。

今まで色んなお店に行きましたが今日が過去最高に美味しい体験をした一日になりました。
だいたいコースで食べると美味しいは美味しいけど目を見張る美味しさって数品あるかないかくらい。
しかも最近色々食べ慣れていたんで感動する機会も少なくなっていましたが
今日は本当に最初の一品から最後の水菓子まで全部感動的な料理の数々でした。

ちなみにこのウニづくしコースは時価ですが
この日は¥500のジンジャエールを一杯飲んで¥30,000強でした。

普段の夜席は¥10,000くらいなので是非、オススメします。
今度は秋冬くらいに伺います。

御馳走様でした。

春。
春といえば貝が美味しい季節。

僕は数ある食材の中で貝が一番好きなので
ずっとこの時期を待っていました。

蓬左茶寮さんの貝づくしコース。
食べたかった鬼あさりが時期尚早で無かったのは残念でしたが
それでもアワビ、青柳、赤貝、白ミル貝、平貝、トリ貝、ハマグリ、しじみと
貝貝貝のオンパレードで素晴らしき充足感でした。

=先付け 雲丹とフルーツトマト=
雲丹はもちろんミョウバン無しの無添加。
フルーツトマトは先週うめもとさんでもいただいた
加藤農園の「きわめ」。
後からとんでもない甘さがやってきます。
アオサの磯の香りとマスカルポーネチーズのコク
玉ねぎのすり流しでさっぱりとまとめられた
初っ端から感動の一皿です。

=お凌ぎ 桜海老のまぶしご飯=
桜海老の芳ばしい香りと共に。。。
たまんないです。

=椀物 金目鯛とハマグリの吸い物=
一口、口に含んだ瞬間思わずニンマリ。
美味し~い!!
素晴らしい出汁と金目鯛とハマグリの旨味。
目を閉じてじっくりと味わいました。

=向付=
平貝、赤貝、イカ等。
もちろん臭みなどは一切なく美味しいです。
イカは柑橘の果汁がかかっており、甘味が良く引き出されています。
貝類のコリコリ食感と素材の甘味も素晴らしい。

=八寸=
アワビ、平貝、青柳を炙ったものに蕗と桜豆腐だったかな。
春満開の八寸です。
青柳美味しい~!!

=ホタルイカと九条ねぎ=
軽く炙ったホタルイカとシャコ。
そこに食感と香り豊かな九条ネギ。
土佐酢と出汁と共に頂きます。
貝も良いけど、やっぱり春はホタルイカはマストですね。
絶品でした。

=トリ貝のしゃぶしゃぶ=
これとんでもなく美味しかったです。
今まで食べてきたトリ貝は何だったんだ?ってくらい
甘さの次元が全然違いました。
蓬左茶寮さんのスペシャリテと言っても良いんではないでしょうか?

=貝の酒蒸し=
アワビ、白ミル貝、平貝、青柳、ハマグリ、トリ貝と
本日出てきた貝のオールスター酒蒸し。
死んでも良い程、絶品。
アワビ柔らか~い!!
こちらも目を閉じてじっくりと味わいました。

=煮えばな=
炊きあがる直前の米からご飯になる30秒の瞬間をいただきます。
なので写真は3秒以内に収めましょう。
こちらの看板料理だけあってシンプルに美味しいです。

=白ミル貝の混ぜご飯=
ご飯物も少量を手を変え品を変えおかわりいただけるのは良いですね。
絶品です。

=アワビのお粥=
なんとも贅沢な3杯目。
もう思い残す事はありません。
それにしても後半のスターマイン感が半端ない。
もちろん前半も美味しいんだけど、徐々に駆け上がり
トリ貝のしゃぶしゃぶからの酒蒸し、絶品ご飯3杯
という盛り上がりが最高過ぎます。

=しじみ汁=
しじみの量も大きさも半端なく嬉しいですね。

=デザート 自家製アイスバー=
お洒落な和のアイスバー。
小豆と苺で。
デザートまで抜かりなく美味しい。

最後はほうじ茶と抹茶で〆です。

御主人や女将の対応も素晴らしく最高の時間を過ごせました。

このお店は結構イベントもやってらして
和食から洋食やイタリアン、フレンチへのアプローチや
ウニづくし、キノコづくし、蟹づくし等も気になる所。

もちろんイベントだけでなく通常の日も行ってみたい。
ゆっくり時間をかけて常連になりたいですね。

御馳走様でした。



このお店は絶対美味しい!
色んな方のレヴューやブログ等を拝見し、そう確信しておりました。

いざ行ってみると、これは参りました。
期待を遥に超えるお店でした。
一皿一皿唸る程、美味しかったです。

=先付け 帆立と夏野菜のジュレ=
まずこのゼリー。
出汁がしっかり効いていて美味しい。
夏野菜はトウモロコシや枝豆。
う~ん。初っ端から超絶品!

=お凌ぎ 刻み鱧の巻き寿司=
これも美味い!
鱧ってそんなに食べた事ないけど、こいつは旨い!

=椀物 玉蜀黍と柚子の澄まし汁=
これ最高!
汁はもちろん、トウモロコシのすり流しが
目茶苦茶甘くて美味しい!
柚子や海老も良いアクセントになっています。

=八寸=
イカの煮こごりや胡麻豆腐
秋田の最高級のジュンサイに、生のシャコとか…
どれを食べても美味しいですが
やっぱりジュンサイが凄いインパクト。
超プルンプルン!
生のシャコも初めて食べたけど、美味し~い!

=向付け カツオのたたき=
カツオは藁で燻したものとベーシックな物と。
ミョウガや土佐酢のジュレと一緒に頂くのですが
これも絶品!
さっぱりと美味しい!

=焼物 鯛 キュウリのソースで=
付け合わせのポテサラに刺さっているのはポテトチップスです。
センスある盛り付けやソースの使い方等
ちょっとフレンチの要素がある一皿。
これも大変美味しくいただきました。
さぁ〆のご飯で余韻を楽しもう…と思っていたら
ここからが更に凄かった。

=ご飯物 煮え花=
ご飯が炊きあがる直前のお米とご飯の間とでも言いましょうか?
表面はお粥っぽく、中は芯がしっかり残りアルデンテ。
少しずつ水分を吸って1~2分程度で食感が変わりご飯になっていくのですが
これは本当に凄かった。
ご飯ってこんなに甘いの?ってくらい甘い甘い!

=ご飯物 鱧の子と実山椒の混ぜご飯=
そしておかわりの混ぜご飯。
これは痺れた!
いや、実山椒で舌が痺れたって意味じゃないですよ。
もちろんそういう物理的な痺れもありますが
美味しすぎて心が痺れました!

=水物 水ようかん=
最後は水ようかんと抹茶で。

いやぁ~。素晴らしく美味しかったです。
ここは季節毎に通いたい。
今度は秋口に行こうと思います。

御馳走様でした。


  • コーンバター
  • ヤングコーンと三河牛ヒレのインボルティーニ
  • マヨコーン

もっと見る

2位

クッチーナ イタリアーナ ガッルーラ (八事日赤 / イタリアン)

2回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2018/07訪問 2018/07/13

素晴らしく洗練されたイタリアン

お久しぶりにガッルーラ本店へ。
やっぱりここは素晴らしいお店だと再認識しました!

何が素晴らしいかって本日は家内と2人でお邪魔したのですが
前菜とパスタ(リゾット)、それぞれ別の料理を注文したんです。
そしたら2皿にシェアしてくれて、何だか凄く得した気分。
※前回もパスタ料理のシェアはあったけど、前菜までやってくれるとは!

しかも料理の方は非常に洗練されていて
とってもハイクオリティ!

もう何も言う事はないってくらい満足度が高かったです。

そんなガッルーラさん。
2ヶ月前には予約を入れないといけないので
かなりお久しぶりになってしまったんですけど
昨年のHPのメニューを拝見した時から
行くなら絶対に夏のこの時期と決めていました。
だって大好きなとうもろこしのメニューがありますからね。

=前菜①:愛知県産とうもろこしピュアホワイトのズッパとエスプーマ とうもろこしのジェラート・平貝の炙り=
とうもろこしの旨味を多面的に立体的に味わえて、もう本当に美味し過ぎます。
前回伺った時の栗のズッパも今でも忘れられないくらい衝撃でしたが
この料理も本当に美味しすぎます。
ちなみにズッパとはスープの事です。
ちなみにこの時期は他にもマスクメロンのズッパとか渡り蟹のズッパとかあって
どれも全部食べてみたい!

=前菜②:スペシャリテ 桜の木で軽く燻したフレッシュフォアグラとマンゴー 鴨胸肉のレアを添えて 山形県産栃の木の花の蜂蜜のサルサ=
流石のスペシャリテ、流石の美味しさです。
スモークされたフォアグラがめちゃくちゃ美味しいし
マンゴーとの相性も抜群。
そこに蜂蜜の甘味が加わって、もう本当に感動物です。
鴨肉も噛めば噛むほど味が広がって本当に美味しい。

=パスタ:イカ墨を練りこんだタリオリーニ ダルマ烏賊の炙り・金針菜・からすみ・アーリオオーリオ=
芳ばしい烏賊の香りと旨味が本当に素晴らしい。
金針菜のシャキッとした食感も光ります。

=リゾット:坊っちゃん南瓜・アーモンド・マスカルポーネ=
南瓜の甘味にアーモンドの食感と少量のスパイスがgood。
マスカルポーネのコクが更に旨味を引き上げます。

=魚料理:地穴子 燻製にした地穴子とポレンタ 焼もろこしのピューレとマルサラのサルサ=
こちらは家内のメイン。
一口いただきましたがパリッとした穴子がうなぎの白焼きかってくらい美味しかったです。

=肉料理:ピエモンテ州ファッソーネ牛(ハラミ) マンゴービネガーのサルサ=
こちらは僕のメイン。
マンゴーのソースめっちゃ美味しくてお肉に良く合います。
付け合わせの野菜やマッシュポテトのピューレも本当に美味しい!

=ドルチェ:マンゴーのエスプーマとゴルゴンゾーラのジェラート=
マンゴーはフレッシュと炭酸仕立てのエスプーマとソルベで。
マンゴーのトロッとした甘味とスッキリした酸味に
コクのあるゴルゴンゾーラのジェラートが良く合います。
ドルチェまで天晴れの美味しさ。

前菜からドルチェまで本当にどれもこれも絶品でした。

今度はディナーで行ってみたいです。

御馳走様でした。

【2016.11再訪】
前回、春に初めてお邪魔した時、噂に違わぬ美味しさに感動し
妻の誕生日は絶対ここにしよう!と2ヶ月前から予約し楽しみにしておりました。

ここはお料理が美味しいだけでなく
ソムリエ兼ギャルソンの女性の方の接客もとても良く
安心して楽しむ事が出来ます。

コースは前菜+パスタ+メイン+ドルチェ+カフェのBコース(\4,800)にしました。
パスタは2人で2種類頼むとそれぞれ2皿に分けて出してくれるサービスが素晴らしいです。

ちなみに3人で3種類頼むとどうなるかは…わかりません。

=前菜=
和栗の冷製ズッパと焼フォアグラとフォアグラパウダー
ジロール茸のマリネを添えて(+\1,000)

もうのっけから素晴らし過ぎます。
衝撃的に美味しい。
スペシャリテのフォアグラマンゴーも素晴らしいですが、それ以上かも。
和栗の甘さを冷製ズッパ(スープ)にする事でキリッと引き締め
ジロール茸のマリネの酸味が良いアクセントに。
もちろんフォアグラと栗の相性も抜群。
素晴らしすぎる一皿でした。

マグレ ド  カナールの鴨胸肉と洋ナシ
とかちマッシュとアーモンドの秋サラダ
ピエモンテ州チエーザレ氏のアルネイスヴィネガーを効かせて

こちらは妻の前菜。
一口いただきましたがジューシーで高貴な風味の洋ナシと
鴨肉がとっても良く合います。
どれを食べても美味しいのですが、
反面、だからこそメニューを選ぶのに悩み過ぎてしまうという苦しみが…

=パスタ=
「イカ墨を練りこんだタリオリーニ」
師崎産ダルマイカと祖父江の銀杏とからすみ
アーリオ オーリオ ペペロンチーノ

芳ばしく焼かれたイカの香りとねっとりした甘さ。
たまりませんね。
イカ墨が練りこんであるので歯が黒くならないのも助かりますね。
麺はしっかりとコシがあり銀杏の独特の風味も良いアクセントです。

「岡山こだわり卵のタリアテッレ」
「岡山こだわり卵」のカルボナーナ とかちマッシュ添え

生クリームを使わない卵だけのカルボナーラ。
凄~く濃厚でした。
さっきのイカ墨のタリオリーニもそうですが
やっぱり麺が美味しいですね。
麺自体が美味しく茹で加減も抜群。
やっぱり麺は和も伊もコシが重要ですね。

=メイン=
千葉県産「金目鯛」の鱗焼き
無花果と秋の味覚 スパイス塩で

う~ん、サックサクで美味しい。
このスパイスの塩梅も絶妙です。
芳ばしく焼かれたガルニチュールもどれも美味しい。
秋の味覚の色んな茸や根菜。 
メチャクチャ甘い南瓜にねっとり甘い黒イチジク。
魚と果物って喧嘩しそうですがプロの手にかかれば
こんなにも違和感なく一つの皿の上に共存するんですね。

豊橋・内田ファーム「山吹うずら」
キャンティ地方のヴィンサントのサルサ
プルロット茸とジロール茸

こちらは妻のメインです。
前回初めて食べたうずらに感動しずっと
うずらうずらと言っていたのでメインはもちろん、うずら。
蜂蜜のソースが絡んで間違いなく美味しいです。
うずらのこの弾力も癖になりますね。

=ドルチェ=
ラ・フランスの入ったチョコレートのテリーヌ
ピスタチオのスープ

まず、洋梨にチョコレートにピスタチオ。
どれもこれも大好物です。
こんなの美味しいに決まっています。
濃厚なチョコに洋梨の風味。
ピスタチオはスープとそのままで食感も面白い。
最高です。

フランス産「ヴァローナチョコレート」のトルティーノ
クリームチーズのジェラート

こちらは妻のドルチェです。
事前に誕生日と伝えておいたので
バースデープレート仕様でオルゴールと共に。
リンゴの器に入ったパンナコッタもサービスして下さいました。
これがまた美味しかった。

いやぁ~、ガッルーラ恐るべし。
今回も大満足のランチでした。

結構、昼夜問わず男性のお一人様もいるみたいです。
今度挑戦してみようかな。

ちなみにソムリエさんにお酒が苦手だけどマリアージュを体験してみたいと言ったら
スペシャリテ(フォアグラマンゴー)と合わせるとっておきがあるみたいなので
そちらも合わせて挑戦してみよう!

御馳走様でした。

【2016.4】
イタリアンの名店
ガッルーラさんに行って来ました。

初めてですが、食べログで予習はバッチリです。

かなり期待して行きましたが
結果から言うと期待を遥かに超える美味しさでした。

今でも余韻が残っています。

少々長くなりますが、余韻を噛みしめ
詳細をレポさせてもらいます。

=パン=
玉ねぎのフォカッチャ
玉ねぎがとにかく柔らかくて甘い!
フォカッチャの外側カリッ、内側しっとりの
食感も加わり、めちゃくちゃ美味しい!

オレガノのパン
こちらも、スパイスがいい塩梅で利いていて
かなり美味しかったです。

=前菜=
桜の木で軽く燻した「フレッシュフォアグラ」と「マンゴー」
鴨胸肉のレアを添えて 山形県産栃の木の花の蜂蜜のサルサ

有名なこのお店のスペシャリテですね。
これは強烈に美味しい。
マンゴーの濃厚な甘さと、ねっとりした食感が
フォアグラに合う合う。
一緒に食べると、それはもう最高のマリアージュです。
そして主役を引き立てるスパイスの使い方も見事です。
さらにガルニチュールの鴨胸肉も美味い美味い。
蜂蜜の嫌みにならない甘味がまた、いい仕事しています。
サラダのドレッシングまで素晴らしい!

=パスタ=
こちらは妻と二種類頼んだのですがシェアしてくれました。
嬉しいサービスです。

とこぶしと春キャベツ
シチリア島スカーリアさんのアンチョビを使った
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

シンプルで、いや…シンプルだからこそ美味しい。
麺もしっかりアルデンテで美味しい。

オレンジを練り込んだタリアテッレ
飛騨の椎茸と豊橋産あいち鴨もも肉のラグー
オレンジの香り

これも素晴らしいお味です。
椎茸がまた肉厚で美味い。
お皿に削って添えられたチーズを絡めると
味にコクが生まれて最高です。

=メイン=
豊橋産山吹うずらの炭火焼き
国産キャベツのはちみつとバルサミコのサルサ

こちらは妻が頼んだ物を少し頂きました。
うずらの肉って初めて食べたんですけど美味し~い!
噛めば噛むほど旨味が溢れ、ソースも美味しく感動のお味でした。

スズキ・鬼浅利・浅利・飯蛸・カルチョーフィのカルトッチョ
僕は浅利が大好きなのですが、この鬼浅利。
今まで食べた浅利の中で一番美味しい。
というか次元が違う美味しさでした。
なんかもう口に入れて一噛みすると
口の中に旨味が広がる広がる。
浅利の旨味が凝縮されていると言うよりも
圧縮されていると言いましょうか…
上手く言えませんが旨味の密度がもう違うんです。
しかも凄いのが、ソースがかかっている浅利と
かかっていない浅利が有ること。
一皿の中でシンプルに味わえる部分と
ソースとの一体感を味わえる部分があって
本当に計算され尽くしていると思いました。
この料理だけでは無く、全ての料理が
繊細で緻密で、それでいて大胆。
そんな感じです。

=ドルチェ=
国産有機レモンのカタラーナ
サンペレグリノのエスプーマ

妻のを一口もらいましたが美味い!
エスプーマが炭酸で、泡の泡って面白い。

ゴルゴンゾーラのセミフレッド
いちごのアッフォガード

ゴルゴンゾーラのセミフレッドに温かい、いちごのソースをかけていただきます。
いわゆる温度差を楽しむデザート。
これまた美味しい。
食感のアクセントにくるみやドライいちごが添えられていて
一緒に食べると食感、味、温度差、全ての要素が
口の中で渾然一体になり素晴らしい完成度です。

いやぁ、美味しかった。
素晴らしかったです。

料理以外でも女性ソムリエの振る舞いも素晴らしかったです。
気取る事なく料理の説明も分かりやすい。
スマートなんだけど温かみのある対応。

本当に素晴らしいお店でした。
食べログ イタリアン部門 全国一位は、だてじゃ無いと思いました。

このお店は季節毎に伺いたいですね。

ご馳走様でした。

  • 魚料理:燻製にした地穴子とポレンタ
  • 肉料理:ピエモンテ州ファッソーネ牛
  • 前菜②:フレッシュフォアグラとマンゴー

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3位

ボッテゴン (高岳、久屋大通、新栄町 / イタリアン、フレンチ)

3回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2020/04訪問 2020/04/10

究極のボンゴレビアンコ!

こんなご時世なので外食に行く事に
賛否両論あるかとは思いますが
みんなそれぞれの正義があると思いますので…

さて、お久しぶりのボッテゴン。
ずっと行きかったけど他のお店の誘惑に負けて
気が付けば2年ぶり。

この日は以前食べて、余りに美味しく
記憶に刻まれたボンゴレビアンコをリクエスト。

=フォカッチャ=
断言します。
名古屋のイタリアンでフォカッチャはボッテゴンが
一番美味しいです。
ここは本当にシンプルな料理が美味しい。

=鮮魚のカルパッチョミスト 生雲丹、自家製カラスミ=
まずはウニからパクり。
う~ん、甘くて美味しい。
真鯛も鮮度抜群でカラスミ、キャビアの塩気と
絶妙にマッチ。

=フレッシュフォアグラのマリネと旬の果実のサラダ仕立て=
スモーキーなフォアグラにフルーティーな
苺の酸味が良く合います。
ドレッシングには同じ果実由来のバルサミコ酢を合わせて。

=フランス 白アスパラガスのバター焼き 生ハムとトリュフ、卵黄とパルミジャーノ風味=
この極太アスパラはもはやステーキです。
ポーチドエッグにたっぷり絡ませて。
トリュフの香りと生ハムの塩気がたまりません。

=大粒あさりのボンゴレビアンコ=
このシンプルさ、この王道感、正に究極。
びっくりするくらい大粒のあさりは
絶妙の火入れで身が縮まずにプリっプリ。
パスタのアルデンテ具合も白ワインの香りも完璧。

=滋賀県 近江牛 熟成 リブロースの炭火焼き=
初めて食べたサカエヤさんの熟成肉。
口に含めば広がる肉汁とまろやかな脂の旨味に感動。
対して表面はビーフジャーキーの様なドライな質感。
イタリアンでこんな美味しいお肉は初めてかも。
ちなみにソースは無しで岩塩のみというのも
肉の味に対する自信が見えて粋ですね。

=ミッシェルブランのドゥショコとメレンゲのジェラート=
ミッシェルブランのケーキは初めて食べるんだけど
かなり甘めかと思いきや、しっかりビターで
カカオの味わいが感じられる大人のケーキ。
そしてボッテゴンと言えばのメレンゲのジェラート。
これ本当に美味しくて大好きなんです。
出来れば毎回違う料理(ドルチェ)を食べたい派だけど
このメレンゲのジェラートだけは毎回食べたいほど大好き。

という事でお久しぶりのボッテゴンに大満足。
この日は愛知県独自の緊急事態宣言発令直前だったため
お客さんはほとんどいなかったけど、その分テイクアウトの
お客さんがかなり多くてさすがは人気店の底力を
見ましたよ。

期間限定で食事、あるいはテイクアウトしたお客さんに
値段に応じた招待券(詳しくはお店のインスタ)を
配っているので気になる方は是非ともお店を
支えてあげて下さい。

ご馳走様でした。
今日は本当はインスタでフォロワーさん絶賛の
鶴舞のItsukiさんに行こうと思ってたんだけど
前回満席、今回ランチ御休みで2回連続でフラれてしまいました。

でも口の中は完全にイタリアン…というかパスタモード。
と言う事で前回、初訪問の際、大変気に入ってまた再訪したいと
思っていたボッテゴンさんへ。

結果、大正解!
2回目なのに1回目よりも感動しちゃって
きっと今後、通う事になりそうです。

さて、今回もオーダーはパスタランチ。
他にもグレードの高いメニューもありますが
お財布と相談し、とりあえずこのコースで。

パスタランチ:基本料金 2,360円(パスタの種類によって追加料金有)

=フォカッチャとバゲット=
ここのフォカッチャ本当にフッカフカで
ほんの少しの塩気が絶妙でめっちゃ美味しい。
オリーブオイルも出して下さるんですが
そのままでもめちゃ旨です。


=アンティパストミスト=
・ムール貝 カリフラワーのムース
・キッシュ
・肉団子
・アスパラ 豚肉巻き
・ホタルイカ 芽キャベツ
・稚鮎のエスカベッシュ
・チーズリゾットのフライ
どれも一切手抜き無しで本当に美味しいです。
味付けで誤魔化すんじゃなくて、ちゃんとどれも
素材の味がするのが嬉しいです。
例えば稚鮎はちゃんと苦みがあるし
キッシュもチーズの風味が広がって本当に美味しい。

=大浅利のヴォンゴレビアンコ(+400円)=
見た目は地味だけど、目茶苦茶美味しい。
まずシンプルだからこそ、大浅利の素材の旨味が映えます。
しかもゴロゴロッと嬉しい量です。
そして白ワインの風味が豊かでシンプルだけど
本当に美味しくて感動しました。

=焼きメレンゲのジェラート=
これ凄いです。
本当に凄いです。
滑らかさ、ミルキーさ、ジェラートの中のメレンゲの食感。
このシンプルな見た目の中に、食感、風味が複雑に絡み合って
目茶苦茶感動しました。
皆さん、絶賛されるのも納得です。
※食後のドリンク(コーヒー、エスプレッソ、紅茶から選択)も付きます。

という事で、大大満足のパスタランチ。
こんなに美味しいなら今度は、グレードアップしたメニューを頼もうかな。
でもこの、通いやすい価格設定もお財布に無理が無く良いんですよね。

とにもかくにも、また絶対に伺います。
むしろ、多分通います。

御馳走様でした!

お初のボッテゴンさんでパスタランチ。

まずはメニューの説明を。
ランチはパスタランチの他にフルコースも準備されています。
パスタランチは税サ別で2,000円。
パスタに前菜盛り合わせとフォカッチャ、ドルチェと食後の飲み物が付いてきます。
パスタとドルチェは選択式でパスタはメニューによって追加料金がかかります。
味も美味しくボリュームもしっかりあって、このお値段。
通いやすくお得な価格設定ですね。

=前菜盛り合わせ=
おぉ、人参のムース甘くてめちゃ旨!
お肉も柔らかくてめっちゃホロホロ。
他のも全部クオリティー高くて美味しいです。

=フォカッチャ=
フッカフカで美味しい。
おかわりをいただいて、パスタのソース拭う用に取っておきます。
だって、ここまでで絶対にパスタ美味しいの確信していますので。

=手長海老と自家製セミドライトマトのリングイネ(+1,500円)=
説明不要!
この美味しさ写真を見れば伝わると思います。
火入れも最高でプリップリです。
味噌まで美味しい!

=ドルチェ=
マスカルポーネチーズのムース トンカ豆のジェラートとコーヒーゼリー添え。
要はティラミスの再構築的なやつです。
ドルチェまで抜かりなく美味しい。

松尾シェフのお料理、初めていただきましたが
さすが色んな経験を積んでおられるだけあって
どれも本当にレベルが高くて美味しかったです。

御馳走様でした。

PS.
松尾シェフの事、以前居らっしゃった店名「ドン・マツオ」から
勝手にドン小西みたいな人かと思っていましたが
全然イメージと違って、とても優しそうな
俳優の浅野和之似のカッコ良いおじさまでした。

  • アンティパストミスト
  • 大浅利のヴォンゴレビアンコ
  • 焼きメレンゲのジェラート

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4位

鉄板DINING集 栄店 (矢場町、栄(名古屋)、大須観音 / 鉄板焼き、ステーキ)

2回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2018/10訪問 2018/10/12

秋の味覚が満載のレディースランチ!

今日のお昼は集 栄店さんで女性同伴であれば男性もオーダー出来る
"レディーズランチ"を頂いてきました。

一番安いコースでも素晴らしいクオリティ!

約1年半前に伺った時も、かなりの好印象だったのですが
やっぱり素晴らしいお店だと再確認しました。

=ドリンク:葡萄ジュース(赤)=
お酒苦手な人でも美味しく飲めるワインのような葡萄ジュース。
ふくよかな旨味が広がります。

=アミューズ:秋鮭のリエット ハーブをきかせたマヨネーズ=
うわ、これめっちゃ美味しい。
タルト生地がまた抜群に旨いです。

=前菜:フレッシュフォアグラのソテー=
これヤバかった!
マジで悶絶級の旨さ。
バターがたっぷり染み込んだブリオッシュとマデラソースの甘味が
表面はカリッと中身はトロッと絶妙に火入れされたフォアグラに絡んで
もう最高に美味しかったです。

=スープ:安納芋のスープ=
安納芋の素朴な甘味が広がるポタージュスープ。
丁寧に作られているのが分かります。

=魚料理:太刀魚の鉄板焼き ビーツのソース=
太刀魚には確かホタテのムースとカシューナッツ。
うずまきビーツとマコモダケも美味しい。
自分たちの焼き担当は若干23歳の若手のホープだったんだけど
彼の火入れが本当絶妙で集グループ全体のレベルの高さを証明しています。
きっと名駅店も錦店も素晴らしいんだろうな。

=肉料理:黒毛和牛モモ肉のステーキ ピエモンテ風=
ソースはビーフシチューっぽい感じのソースで
これも美味しかったなぁ。
あと、マッシュポテトが美味しかった。
こういう脇役までしっかり作り込んでいるのも流石です。

=秋を感じる鮭とイクラの混ぜご飯=
僕はイクラ苦手なんだけど、嫁ちゃんが食べたいとの事で
+料金でパンを混ぜご飯に変えてもらいました。
しかし、これがイクラ嫌いの僕でも食べれる
サラッとした塩辛くないやつ。
もちろん御替り!

=デザート:紅玉林檎のタルトタタン バニラアイス添え=
タルトタタンは鉄板で温めてフランベで香り付け!
火を入れる事でパイ生地がより一層芳ばしく林檎もより華やかに。
香り豊かなベリーのハーブティーと一緒に頂き幸せな一時。

久しぶりだったけどあんまりにも素晴らしかったので
こりゃ定期的にリピートしたいと思いました。

今度は奮発してコースのグレード上げてみようかな。
お隣さんのオマール海老とかシャトーブリアン羨ましかったもんな。

最後はご丁寧にシェフが階段降りて下までお見送りしてくれました。
本当に美味しかったです。

御馳走さまでした。
サメが泳ぐ大きな水槽を眺めながら優雅なランチを頂いてきました。

頼んだのは\3000の平日限定16食のレディースランチ。
※僕は男ですが女性同伴なら男性でも頂けます。
+\200でソフトドリンクが付きます。

この後のレビューを見て頂ければ分かると思いますが
この価格設定、良い意味でおかしいです。
ありえないぐらい破格です。
一般的な相場からしたら\7000~\8000くらいでしょうか?
それぐらい支払っても全然満足する料理です。
にも関わらずこの価格で食材、調理、接客、サービス、一切手抜き無し。
凄すぎます。

=タラバ蟹のガトー仕立て 蟹ミソのブランマンジェ=
タラバ蟹がなんともお洒落に盛り付けられています。
蟹ミソもコクが有り、う~ん、美味しい!
この時点でこのお店は大当たりと直感しました。

=フレッシュフォアグラのソテー トリュフ風味の和風餡=
濃厚なフォアグラに、ほっこりした大根を合わせて。
そこにトリュフ香る和風の餡がかかるのですから
美味しいに決まってます。
この和風餡がまた、本当に美味しくて丁寧に仕事をしているのが分かります。

=ポロ葱とユリネのポタージュ=
ユリネのポタージュ大好きなんです。
間違いのない美味しさ。

=鰆のカルトッチョ 柚子ポン酢で=
この鰆、河豚???って思ってしまうくらい
肉厚でプリっプリで美味しい。
キノコや野菜の優しい出汁に柚子の爽やかな風味とポン酢の酸味。
美味し過ぎます。

=黒毛和牛モモ肉のソテー 自家製豆味噌と朴葉の香り=
目の前でフランベ!!
これはテンションあがる!!
お肉の焼き加減も流石に抜群で素晴らしく美味しい。

=ガーリックライス=
自家製のしぐれ煮を和えて、ライスはお焦げを付けて焼いてくれます。
絶対美味しい奴です。
味噌汁も出汁がしっかりしていて美味しかったです。

=デザートバリエ=
抹茶のアイスにロールケーキ。
黒胡麻のプリンと小豆のマカロン
今月のメニュー構成に合わせた和のデザート。
最後の最後まで一切手抜き無しでした。

実は行く前は少し不安もあったんです。
内装や外観がゴージャスなのは下調べして知っていたので
もしかしたら見た目だけで味はどうなんだろう?
もしかしたら裏社会の人が経営しているんじゃ??
なんて思っていたのですが料理は本当にどれも丁寧で美味しく
物腰柔らかいシェフの接客もとても素晴らしかったです。
店内は隅々までピッカピカにされており
食後にはブレスケアまで出して下さる気の効きよう。
最後はお店の外まで見送って下さる神対応で(階段の下まで)
ここは純粋に超一流店だと思いました。

本当に素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。

御馳走様でした。

  • フランベ!
  • 秋鮭のリエット
  • フレッシュフォアグラのソテー

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5位

ソロ ピッツァ ナポレターナ ダ ジェンナーロ 矢場店 (矢場町、栄(名古屋)、上前津 / ピザ、イタリアン、ジェラート・アイスクリーム)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2019/11訪問 2019/11/24

クワトロフォルマッジ!

PARCOに買い物に行くと決まって訪れる
ソロピッツァさん。

レビューこそ上げていませんが
もう何10回と行っています。

いつもはマルゲリータなんだけれど
ジョブチューン ピザハットの回で
クワトロフォルマッジが美味しいと言うのをやっていて
あっ、そう言えば食べた事を無かったな
と思い今回はこちらをオーダーしました。

トッピングにBioはちみつをタラリと垂らして。

まずは一口頬張ると甘じょっぱくて美味しい~。
はちみつ、チーズ、生地の塩気とモッチリ食感が
相まって新感覚スイーツのようで美味しい。

ただ正直な事を言うと今回丸々1枚を
食べちゃったので食べ疲れたと言うか
途中からトマトの酸味が欲しくなっちゃいました。

なので今度からはメインはマルゲリータ1枚。
食後のスイーツにクワトロフォルマッジを
家族で分けて食べるのがちょうど良いかな
と思いました。

なんにせよ美味しい事は間違いありません。
ご馳走様でした。
久しぶりにソロピッツァ。

大須店は混むのでPARCO前の矢場店が
個人的にはオススメです。

いや、もうね、美味しい事は分かってたんだけど
久しぶりに食べたら、あまりにも美味し過ぎて
ビックリしました!

美味しい生地とチーズとトマトソースだけあれば
具なんていらない。

これが本物のピザ、いや、ピッツァだと思います。

焦げの苦味まで美味しい。

僕は車で待っていて嫁に買ってきてもらったんだけど
1000円くらいかと思ったら、これで550円。

550円でこのクオリティーは本当にあり得ないと
思います。

本当に素晴らし過ぎます。

ご馳走さまでした!

  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

あま木 (久屋大通、栄町、丸の内 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2018/05訪問 2018/05/12

あま木さんで味わう初夏の旬

昨日の夜は、あま木さんへ。

カウンターのお寿司屋さんでお酒も飲まず
さび抜きで、しかもお一人様でお初のお店と来たら
結構、勇気が要りますが大将、女将のお人柄が良く
心地よく初夏の旬を堪能させていただきました。

=肴=
・日間賀島産 煮たこ
・星カレイ お造り
・はも 夏野菜のゼリー寄せ
・カツオ漬け
・蒸しアワビ 北海道バフンウニ オクラと海苔のソースで
・毛ガニ 茶碗蒸し
・太刀魚 ホワイトアスパラガス

=握り=
・白海老昆布じめ
・アオリイカ
・さより昆布じめ
・カスゴ
・トリガイ
・ホタルイカ
・赤貝
・車海老
・コハダ
・沖縄県産 マグロ3種
 漬け
 中トロ
 大トロ
・アジ
・青森県産 紫ウニ
・バフンウニ軍艦
・子持ちシャコ イカ飯
・篠島産 平貝
・和歌山県産 マグロ
・キンキ
・イサキ
・きす
・函館産 紫ウニ軍艦
・ノドグロ
・篠島産 ミルガイ
・千葉県産 煮はまぐり
・蒸し穴子

=〆=
・赤だし
・玉子

圧巻の35品!
もう最初の煮たこから心を掴まれました。
めっちゃ美味しいです。

その後も特に大好きな食材のオンパレードで
最高の時間でした。

アワビはめっちゃ柔らかくウニと一緒にいただく贅沢。
ウニは4種類も堪能出来たし、握りはどれも食材それぞれの
甘味があって美味しぃ~(^u^)

ホタルイカは軽く炙ってあってスルメのような香ばしさと
ワタの旨味がシャリに絡んで最高です。

子持ちシャコも大好きなんで嬉しい!

穴子はフワッフワを通り越して空気を食べているかのような
エアリー感。
こんな穴子、初めて食べました。

最後の玉子は、まるでカステラのようで
玉子の旨味が口一杯に優しく広がります。

めっちゃ気に入りました。
絶対、また行こ!

御馳走様でした。

  • 子持ちシャコ イカ飯
  • 蒸しアワビ 北海道産バフンウニ オクラと海苔のソースで
  • ノドグロ

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7位

淡 如雲 (国際センター、丸の内、伏見 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2018/05訪問 2018/05/02

上品で洗練されたお肉のコース

今日のお昼はずっと行きたかった肉割烹の淡如雲さんへ。

お店の特徴としましては肉割烹という通り
デザート以外の全ての品にお肉が使われており
ガツンとお肉というよりは上品な割烹仕立てになっていますので
胃にもたれる事無くあっさりと最後まで美味しくいただく事が出来ます。

また、塩等の調味料は一切使わず素材の旨味にアプローチする手法は
まるで科学のようであり店主の拘りがひしひしと伝わってきます。

レポの方は、その科学のような理論にメモが
追い付かなかった事もありますので、ざっくりな感想になります。

=飛騨牛 ハラミ アスパラガス=
飛騨牛の旨味がアスパラと良く合います。

=ホワイトアスパラ豆腐=
お肉は失念。
三杯酢のジュレがさっぱりと美味しいです。

=松阪リブロースの椀物=
瑞々しい冬瓜が美味しい。
何かは失念したけど、もう一つの椀種が、また美味しい。
ほんのり効いた生姜もgoodです。

=ヤングコーンの肉巻き=
お肉は失念。
トマトは自家製トリガイの魚醤で塩味を足して甘味を際立せています。
ほんのり甘い焼きトウモロコシのムースも秀逸。

=テール餅=
確か餅の中には花山椒?(実山椒?)
海苔に紫蘇に色んな風味が広がります。

=タンの道明寺蒸し=
タンがめっちゃ柔らかくてびっくり!

=牛ランプ=
これも色々手が込んでいて失念しましたけど
めちゃ旨でした。

=カレー=
水を使わず、煮込まず野菜の水分とお肉の脂で作ったカレー。
色付けにイカスミ。
ご飯もただの白米ではなくて牛時雨とか言ってたかな。。。
枝豆の食感も加わって、すっごい美味しかったです。

=生マンゴーソースのムース=
マンゴーそのままのソースはメロンのように甘くてジューシー。
和食屋さんでも、やっぱりデザートって大事ですね。

以上、簡単レポでしたが、お肉を知り尽くした店主の肉割烹オススメします。

御馳走様でした!

  • 牛ランプ
  • 松阪リブロースの椀物
  • ヤングコーンの肉巻き

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8位

ラトリエK (高岳、新栄町、栄町 / 鉄板焼き、フレンチ、ステーキ)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2018/01訪問 2018/01/13

地産地消にこだわった鉄板フレンチ

東桜にある鉄板フレンチ ラトリエケーさんにお邪魔してきました。

地産地消にこだわった料理は、どれも素材の旨味が素晴らしく
やりすぎずシンプルすぎない絶妙なバランスで
大変美味しくいただく事が出来ました。

ちなみに僕はお酒が飲めないのですがシェフはソムリエの資格も持っており
ペアリングコースも人気です。

=アミューズ クロックムッシュ=
生ハムとチーズ、トリュフの香りにのっけからやられます。
めっちゃ美味しい。

=前菜 ヒラスズキのカルパッチョ=
ヒラスズキはとっても新鮮で、もろみ味噌のソースが良く合います。
原木椎茸は生のままスライスで。
しっかり甘味があって美味しいです。
素晴らしくバランスの良い一皿でした。

=肉料理 京都産 平井牛=
基本的には地の物にこだわっておられますが
牛肉だけはどうにも。。。ということで
三重県産の伊賀牛と京都産の平井牛を併用されているそうです。
平井牛は京都では高級店が取り扱うとっても素晴らしい黒毛和牛。
そこにシェフの素晴らしい火入れとシンプルな味付けが相まって
ダイレクトにお肉の旨味を味わう事が出来ます。
ガルニチュールは今度は火を通した知多産の原木椎茸。
めっちゃでっかくてステーキのよう。
旨味も半端ないです。
もう一つは春日井産の里芋。
農家の風景が見えてきそうな、素晴らしい里芋。
優しい味わいのかぼちゃのピュレもクミンが
良いアクセントになっておりGoodです。
ちなみにお肉は美味しく食べれるように、あえて前半という構成となっています。

=スペシャリテ ウニのオムレツ=
スペシャリテです。
目の前で手際よく作られていきます。
カウンターならではの臨場感。
柚子胡椒や穂ジソ、キャビア等複雑に構築されていますが
食べてみると全然難しい味わいではなく
調和された無駄の無い仕上がりに感動します。

=魚料理 三重県産 タラ カレー風味=
タラの白子もあります。
タラは絶妙にレアに火入れされていて
カレー風味のソースが良く合います。
そして野菜が本当美味しい。
芽キャベツも美味しかったけど
三重県津市産のホウレン草 益荒男がビックリするほど甘くて感動。
津市って僕の地元だけど、こんな美味しい食材あるなんて知りませんでした。

=〆 トリュフ雑炊=
お米はバターで軽く炒めてアルデンテになっています。
バターの風味とトリュフの香りが最高ですが最後なので重くならないように
昆布と鮪の出汁であっさりといただく事が出来ます。

=デセール テリーヌショコラ みりんアイス=
みりんアイスめっちゃ口どけ良くてビックリ。
金柑のコンポートもめちゃ旨です。

ずっと行きたかったラトリエケーさん。
食材の旨味をしっかり味わう事が出来、大満足です。
また行きたいな。

御馳走様でした。

  • ウニのオムレツ
  • 京都産 平井牛
  • クロックムッシュ

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9位

天ぷら酒房 西むら (金山、東別院 / 天ぷら)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2018/09訪問 2018/09/14

素材の味をシンプルに楽しめる天ぷらって素晴らしい。

久しぶりの新規開拓は金山の天ぷら酒房 西むらさん。

まず店内に入ると黒を基調としたJAZZが流れる
シックかつスタイリッシュな空間にビックリ!

しかし店主は気取った感じが全くなく、どちらかと言うとガテン系?
でもお人柄がとっても素晴らしく、こちらの緊張を瞬時にほぐしてくれます。

では早速本日の昼席の月コース(3,980円税抜)のご紹介。

=先附色々=
・もずく酢 土佐酢とワサビでさっぱりと。ワサビ苦手だけど、これぐらいなら大丈夫!
・餡かけ豆腐 日本人なら誰もが大好きなほっこりする美味しさ。
・4日熟成のサワラ 自家製麹の醤油で。噛めば噛むほど旨味が広がります。

=才巻海老×2本=
ここから天ぷらです。
まずは才巻海老を海老の殻と塩を炒った海老塩で。
う~ん、美味しい(^O^)

=マコモダケ=
初めて食べるマコモダケ。
こちらはメキシコ産の天日干しの塩で。
わぉ、これも美味しい。

=椎茸=
愛媛産だったかな?
「香り松茸、味椎茸」なんて言うけれど
いやいや、味も香りも抜群の椎茸でした。
こちらは塩と天つゆで。

=とろろ芋=
この日の一番です。
もちろん、どの天ぷらも美味しかったけど
特にこれは素晴らしかったです。
フワッフワのトロットロ。
とってもエアリーで旨味も抜群!

=鱧=
骨切り、火入れバッチリです。
やっぱり鱧には塩が合う。

=穴子=
塩と天つゆで。
穴子も間違いありません。

=天丼からの天茶=
ひつまぶしみたいにまずはそのまま
次に薬味、最後に出汁を。
味だけじゃなく「男性だからご飯大盛り」
と言う店主の気遣いも素晴らしいです。

=茶菓子:シャインマスカットと生チョコ=
この自家製生チョコがまたビックリの美味しさ。
専門店よりも美味しいんじゃ…
確かチョコとマスカルポーネと餡子に
ほうじ茶のパウダーだったかな?
天ぷらのお店なのに専門外のチョコまで
美味しいっていうのは
本当に素晴らしいと思います。

そして驚くべきは食後の和紙に油が一切付かない事。
行った事無いけど"くすのき"さんだけの
都市伝説みたいなもんかと思ってた。

やっぱり素材の味をシンプルに楽しめる
天ぷらって素晴らしい。
でもそれも店主の腕があってこそ。

今回気に行っちゃったんで
また季節が変わったら伺いたいと思います。

御馳走様でした!

  • 才巻海老
  • マコモダケ
  • 椎茸

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