「中華料理」「日曜営業」で検索しました。
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上海蟹も終わりの季節。 駆け込みセーフという微妙なタイミングで訪問しました。 初めは雄と雌の蒸し上海蟹のみを一杯ずつ電話で予約しました。あまりたくさん食べられる方ではないので、アラカルトで注文しようとの考えからです。しかし、上海蟹自体がボリュームのある料理ではないので、コースのボリュームでも完食できるはずと考え直し、数日後店に再度電話をして上海蟹が含まれるコース「珊瑚」に注文を切り替えました。 「珊瑚」は上海蟹が含まれるコースの中で最も安価な11000円のコースでしたが、結果的にはこれで十分満足のいく内容でした。ただし、雄の上海蟹は+1600円のエクストラチャージが必要です。 ビールを飲んでしまうとお腹が膨らんで最後まで食べきれないと心配して、はじめから花彫紹興酒のボトルを室温でいただきます。そして、チェイサー代わりに中国茶も発注。ここは、普段あまり見ることのない「龍井添花茶(ロンジンジンファチャ)」にしました。このお茶は中国茶でありながら緑茶という珍しいお茶でしたが、胃の腑の脂を濯ぐ力は烏龍茶よりも強く感じました。香りも高く量もたっぷりで頼んで大正解。 前菜4種盛り合わせからスタートします。 クラゲ、インゲン、チャーシューの蜂蜜漬け、大根とにんじんの生酢の4種です。 はじめにインゲンを一口。 こりゃ美味い。はじめての味。 干し貝柱の旨味を感じる醤油ベースのソースがインゲンに絡んでいます。この一品だけで期待が高まります。 クラゲは2色で緑色と普通の茶色。 細くて繊細でこれまた美味い。 このコリコリ感はやっぱりはじめてのコリコリ感。 細いクラゲは、太いクラゲにありがちなややもするとモサモサする感覚が無く、非常に楽しい独特な食感。美味しい。 生酢、チャーシューはまずまず。 続いて才巻海老の湯葉巻き揚げ。 想像していた大きさとかなりのギャップがありびっくり。小さい・・・。 だけど、単に想像との差に驚いただけであって落胆とは違う。むしろ、ボリュームの多さを心配していたので、小さくて良かったと感じた驚き。 味は、しっかりと味がついている天ぷら風。 わけのわからない小さな海老の集合体ではなく、一本が一匹の海老からできているところが素晴らしい。 そして、北京ダック。 これから巻かれるアヒルの皮目を係の女性がテーブルまで運んで見せてくれます。飴色に焼かれた皮目はカリカリとした食感と香ばしさを予感させる出来栄え。 一度調理場に戻されてから、まもなく供された北京ダックは、歯で噛むと、しっとりとした食感からカリカリとした食感に変化して楽しめます。食感と同時にタレの旨味と皮目の脂が口中に広がり食べて良かったと思います。満足。 スープは海鮮が主体の塩味。 中華料理の最大の楽しみはスープのバリエーションの多さだと思っている私ですが、このスープも美味しかった。柚子の香りが際立ってスッキリとキレのある風味。 とろみがついたスープはほんとに大好物です。 メインの上海蟹は、甲羅の内側に脚肉以外がほぐされて盛られて供されます。 雌は、やや淡白な内子が主体。 大変美味しいものですが、内子だけはセイコガニの方が濃厚で美味しいと思います。 しかし、雄の白子は唯一無二。類似するものは私は知りません。まったりや濃厚と表現されることがありますが、次元が違うレベル。お年寄りや乳児ならば、食道を塞ぎ窒息しかねないほどの粘りを持っています。 白子自体に味はほとんど無く、このネバネバとした食感を楽しむものなんでしょう。 間髪を入れずに、脚肉と味噌を和えた小ぶりな茶碗蒸しと、紹興酒による甲羅酒へと続きます。上海蟹を食べ尽くした感が残ります。 その後の揚げ物とチャーハンも美味しかったですが、秀逸だったのはデザート。 デザートのマンゴーミルクタピオカグレープフルーツ添えは、コースならではのオリジナル。 複雑かつ爽やかな美味しさが口内を駆け抜けます。 こんな複雑なデザート、この店以外ではなかなか味わえません。 心配していたコース全体のボリュームも適量であり、前菜からデザートまで驚きの連続という素晴らしい中華料理でした。何より上海蟹を楽しむことができました。 サービスも行き届いていて良かったのですが、ただ唯一改善を希望する点が口臭のきつい黒服さんが1人だけいたこと。これには正直参りました。 次回を楽しみにしていますので、改善のほどよろしくお願いいたします。 中国飯店でランチ。 1200円のサービスランチから鶏肉とピーナッツの辛味炒めとピーナッツの辛味炒めをチョイス。 ランチは値段ごとに様々な選択肢がありますが、1200円のコースは2種類のおかずから選べます。 それに単品でほうれん草の水餃子麻辣ソース500円を加えました。 着席するとポットに入った中国茶が供されます。 たっぷり入った美味しいお茶。 落ち着いた調度と美味しいお茶に気分が高揚します。 しばらくすると、ザーサイときゅうりの漬け物、スープ、ライスが供され、後はメインを待つだけです。 さっそくスープをいただくと、とろみが付いた酸っぱいスープ。いやー、この味好みです。いきなりスープからストライクど真ん中。椎茸や竹の子が細かく刻まれてスープの具材になっています。スープが盛られている碗が小さいのであっという間になくなります。 ザーサイときゅうりの漬け物は主張が少なめ。いわゆる箸休めの役をこなしています。 メインの鶏肉とピーナッツの辛味炒めが登場。 エリンギと緑と赤のピーマンが、ピーナツより少しだけ大きな賽の目に刻まれています。鶏肉は賽の目よりやや大きいものの基本的にはこちらも賽の目に切りつけられています。そして、ピーナツ。 食材な切りつけ方で味が変わる良い例ですね。 味付けは豆豉。 味噌の甘味とコクが本当に美味しい。 深い深い味わいです。 辛味炒めとメニューには書かれていますが辛味はほぼ無いに等しいレベル。 いくらでも食べられてしまう美味しさですが、一人前とは思えないほどたくさん盛られていて結局完食できず。 またいつか必ず食べたいと思う、唯一無二の美味しさです。 ほうれん草の水餃子麻辣ソースは、皮にほうれん草がたっぷり練り込まれていて、餡にはほうれん草は登場せず。餡は、ゴリゴリっとした筍の感触が楽しい味。 ほうれん草はヨモギを思わせる香りを放ち、好き嫌いが分かれるところかも。 こちらも大振りの餃子が一人前5個盛られており、食べきれず残してしまいました。 メインの炒め物と水餃子を残してしまってますが、ライスとスープはお代わりをいただいています。ライスもスープも抜群に美味しかったものですから。 デザートは何だろう。 杏仁豆腐? ココナツプリン? とても滑らかできめ細かい食感で比較的甘味は強いタイプ。具の類は全く無く、上から底まで同じ味ですが飽きない美味しさ。ココナツの主張が強いのですが、どこかに葛の味も隠れているように感じました。 水餃子は蛇足の感がありましたが、1200円のランチコースは3000円以上の価値があるように感じ、大満足のランチタイムでした。
2019/12訪問
2回
良いお店を偶発見したときのよろこびは、もしかしたら欲しいものを手に入れた時のよろこびよりも上かもしれない。 しかも、C/Pも良しとなればなおさらだ。 春満楼さんとの出会いはそんな感じでした。 麺類のメニューのトップに書かれた、当店特製五目あんかけそば650円税別を迷わず発注。 メニューのトップに五目あんかけそばが書かれるなんて、高級中華飯店くらいなもの。しかも、当店特製なんて期待できそうじゃないですか。 店内は空いているのですぐに配膳されました。 見た目はオーソドックス。 王道の五目あんかけそばのお姿です。 スープをひと口。 澄んでいるスープは、コクがあり深い味。 あんと混じると、甘味が増してさらに美味しくなる。 麺は中太でキツめ縮れ麺。 ゆで加減はちょうど良い具合。 あんかけの具材は、豚肉、海老、イカ、それぞれがたっぷり投入してあり、野菜類も筍を中心に具沢山。 あんかけも含めると、やや塩が強いかなって感じますが許容範囲です。 いや、この五目あんかけそばは出来ばえが素晴らしい。 もし、五目あんかけそば選手権があれば、600円代 の部の3位以内には必ず入る実力。 恐れ入りました。 あらためてメニューを見ると、小皿料理350円税別があります。 豆苗の炒め、鶏肉の紹興酒つけ、モンゴゲソの唐揚げの3品を注文して、ドラゴンサワーをやりたいものです。 目標がひとつ増えました。
2020/12訪問
1回
漬菜と肉そば(塩)780円税別をいただきました。 そして、漬菜はツケナではなく、ユキナと読むことを店の方から教えていただきました。 メニューには料理の写真が掲載されていないので、料理のイメージを自分なりに想像して注文するか否かを考えますが、見たこともないユキナを私の脳味噌は勝手にタカナに置き換えてしまいます。 つまり、それなりの塩分と僅かな酸味を伴ったタカナ漬けのようなユキナがスープのベースになっていると勝手に想像していました。 だが、供された料理は想像と違っていました。 ユキナは細かく千切られていて、スープに混ぜ溶かれているような使い方であり、スープのベースの味を支配していました。 かといってユキナの味自体が強くもないので、料理がユキナのスープの味だけに染まってしまうこともなく、全体が単調になることがありませんでした。 むしろ、白菜や肉の甘味とスープの塩味が良い対比で飽きずに食べ終えることができました。 白菜の切りつけは、白菜をいちばん美味しくいただける切りつけ。垂直方向に5㎝くらい長さを取り、幅は4㎜程度。 小ぶりの玉ねぎを垂直方向に切りつけたような形をした白菜と、脂身がほぼ無い豚ロース肉を白菜と同じ形に細長く切ったその2種類の具材がわずかなとろみとともに麺に絡んでいる状態。 白菜と肉がもともと持っている甘味が抜群の存在感を示しとても美味しかった。 ただ、写真からもわかるように、炒め油がやや多めなのかうっすらと油の層が表面にあり、料理がテカテカと輝いて見えます。 つまり、油断していただくと下手したらやけどする熱さであり要注意です。 私は、麺類と味噌汁は熱ければ熱いほど嬉しいタイプなんで、ハフハフ言いながら夢中でいただきましたが、これくらいの熱さはむしろ大歓迎なんです。 後ほど調べたら、ユキナはタイサイの項目としてアブラナ科とあり、別名、タイナ・シャクシナとありました。 佐原の地でこのような中華料理をいただけるのはありがたいことと感謝しつつ、次回はやっぱり汁そばから、小海老そばかあさりそばのどちらにしようかとさっそく悩む私でありました。 佐原という街は正直田舎街です。 昔は大変栄えていた様ですが、その片鱗を見せるかの様に稀に優れた店に出会うことがあります。 ここもその一軒。 外観、内観とも街中華とは全く異なった造り。 大きくとられた窓越しに光がたっぷり入る店内。 ピンク色のテーブルクロス。 ランチタイムには洒脱なマダムが集まりそうですが、そこは佐原。三色の器に入れられた調味料も全てのテーブルにセットされているわけでもなく、テーブル間で使い回しです。 それでもランチタイムにさりげなくおごげ料理を注文するマダムもおられました。 田舎の中で精一杯オシャレを楽しむ人が集まる店でしょうか。 さて、もやしそばはメニューにはありません。 無い時は広東麺、または、五目あんかけそばと決めているので五目汁そば750円を発注。 餡掛けの麺類が食べたいのです。 4分くらいで供された料理は五目焼きそば。 私が頼んだのは五目汁そばであることを店員に伝えると、店員は詫びることもなく調味場に再オーダー。 確かにホールの店員さんのミスでは無いけど、失礼しましたの一言も無いのはいかがなものでしょう。 あはは、ここらへんが田舎ですね、やっぱり。 それにしても五目焼きそばはデカかったな。 直径30㎝以上はありそうな巨大な皿に、キラウエア火山の様に盛られた焼きそばはボリューム満点。 どっかのゴルフ場のランチにありそうだ。 さて、さらに5分以上かかって私の五目汁そばが供されました。 具材である餡掛けの照りが凄い。窓からの外光を反射してテカテカ。 丼が受け皿に乗っているのは良いですね。 さてと、やっとこさありつけますがスープを一口。 ありゃりゃ、こりゃ美味い。 理想に近い美味さ。 スープのコクと具材の甘味と脂の加減が丁度良く混じり合ってる。ああ、美味しい。 オーダーミスや、それに対して謝りもしないことなど、ぜーんぶ吹っ飛んでしまうくらい五目汁そばを食べることに夢中になる味。 スープはこれでもかというくらいに熱々だけど、そこも私の好みとぴったんこ。 麺は中太のストレート系。 供された状態で丁度良い茹で加減。つまり、後半には柔らかくなっちゃう心配あり。ま、急いで食べましょう。 具材は多種。 面白いのは鶏肉。豚肉ではなく鶏肉で拵えた餡掛けは初めていただきました。これはこれで美味いから良し。 イカ、ハム、キクラゲなど、脇役も満足なキャスティング。しかも、大量に入っています。 餡掛けもスープも熱々なので、後半にもトロミがほどけず最後まで餡掛けとして楽しめました。 いやー、美味しい一杯でした。 と、食べ終えたところへ冷たい麦茶とソフトクリームを載せた杏仁豆腐が、新型コロナに負けないためにと一言添えられて供されました。 ランチセットを頼んでいないので私にもデザートが付くわけないんだけどな、なんて考えながらも、まいっかといただきました。こちらのお味は至って普通ですが、一息つけたことは確か。 結局、レジで750円を支払って店を出ました。 あのデザートは、全員に付くものなのか、オーダーミスに対する穴埋めなのかはわからないまま。 ま、五目汁そばがバツグンに美味しかったから、あとはどうでもいいんですけど。 次回はおこげ料理をいただきたいがメニューにあったかなあ?
2021/01訪問
2回
こりゃ美味い店に出会いました。 大好きなもやしそばを注文。 麺の美味しいこと、大変素晴らしい。 ストレートでしっかりした歯応えの中太麺。 この麺は好みだなあ。 大好きな北朝霞駅のはましょうらーめんの自家製麺よりも、ほんの少しだけこちらの店の麺の方が美味しいかもしれない。いや、こんな美味しい麺に出会えるなんて幸せです。 スープは醤油がやや立った鋭い感じだが、いわゆる中華そばの醤油とは違う味。でも、ちょっとだけ塩味が強いかな。 具材はシンプル。もやし9割、後は白菜と豚肉で残りの1割を占めていて潔い。 餡のとろみもしっかりしていて良い感じ。 麺は上の上、スープは中の上、具材は上の下といった感じ。 いや、美味しいもやしそばでした。 今度来た時は酢豚を食べてみたいな。
2020/04訪問
1回
かれこれ30年以上前から通っている随園別館さん。昔は今よりも新宿三丁目駅に近いところにありました。 ランチタイムでは、決まってあんかけご飯をいただきます。長いこと700円でしたが、値上がりして870円になっていました。それでもc/pは抜群に高いですね。 大振りの野菜とイカ下足、エビなどがいくつも入っていますが、なんといっても他店に無いのはガツ、マメ(腎臓)などの豚のモツが入っていること。醤油味のあんに豚のモツは相性抜群です。しかも、ボリューム満点。町の気軽な中華飯店のノリですね。 上海蟹の季節に伺いましたよ。 カニ以外は体を温める品々を注文。 いつ来ても安定の美味しさで期待どおりの随園別館さんでした。
2019/02訪問
2回
中国飯店系列の店。 何故こんな立地にあるんだろう。 普通の街中華ならば疑問に思わないが、こんなにも贅を尽くした空間を持つ中華料理屋が、田町の外れにあるにはなんらかの理由があるはず。 私は単に、店に無料の駐車場があるという理由で今日のランチにこの店を選びました。 しかし店内に通されてまたまた疑問に思うのは、何故こんなにも派手派手な内装にしたのか。 市ヶ谷の中国飯店は派手さは控えめでシックな内装。 それに対して、こちらは光の反射が多すぎる落ち着かない内装。ちょっとセンスを疑います。 Cランチから白身魚のオイスターソース炒め1500円を発注。 ティーポットは小さなキャンドルで温められており、美味しい中国茶がいただけます。 湯飲みが小さいので、何回もお茶を注ぎに来てくれるホールの女性は、良く気がついてくれる立ち居振る舞いの大変美しい方でした。 すぐさまスープが供されます。 やはりこちらも小さな器に盛られています。 豆腐、挽肉、卵白、海苔のシンプルなスープで、塩味の滋味と薄くつけられたトロミが夏の暑さに良くマッチしていて爽やかです。 5分ほどで供された白身魚のオイスターソース炒めは、炒め物のイメージとは異なるもの。 大ぶりな白身魚を一口サイズに切りつけ、衣をまとわせてカラッと高温で揚げたメインの具材と、長ねぎ、ニラ、生姜をさっと炒めて、全体を餡で和えたような料理。 食べる前に驚くのはその炒め料理のルックス。 写真を見ても一目瞭然ですが、とにかく地味。 私は、この地味さを好感をもって受け入れていますが、もしかしたら反対意見もあるかもしれないですね。 でも私は、味のバランスが取れない赤や黄色のパブリカを散らして彩りを整えるよりこの地味さのままの方がよっぽど良いと思います。 そして食べてみて驚いたのは生姜の薄切り。 薄切りといってもペラペラではなく、しっかりと歯応えを感じる2〜3ミリの厚さ。 しっかりと辛く、しっかりと噛み応えがあり、白身の次の名脇役です。 この生姜のおかげで、この料理が夏の料理であることがわかります。 おかずのボリュームは適量。 スープとご飯をそれぞれお代わりして、私のお腹にぴったりのボリューム。 デザートのハイビスカスティーのゼリーも美味。 強いて注文を付けるとするならば、白飯がもう少し美味しかったら良かったなという感じ。 今度は麺類をいただいてみましょうかね。
2020/08訪問
1回
不思議な店名、不思議なメニュー、不思議な値付け…一度訪れてみたかった不思議な世界。そして、飲み屋としても使いやすそうな価格帯。 とにかく、不思議な魅力に溢れている街中華です。 例の如くもやしそばを発注。 先客の調理は済んでいるようなので、さっそく私のもやしそばの調理に取り掛かります。 カウンター内の調理場には3人がおりますが、女性の方が麺を茹で始め、続いてラーメン丼にスープの素とスープを注ぎます。 旦那さんの方は、鍋を振ります。 一度味見をしてから火を落とし、麺の茹で上がりを待ちます。双方、その間私語は一切無し。 やがてリリーンとタイマーが鳴り、女性は瞬く間に麺を引き上げスープの中に沈めます。 その背後に覆いかぶさるように旦那さんが鍋を片手に立ち、素早く頭(餡掛けの具材)を麺に載せます。 この間、約4分。完璧なコンビネーションです。天晴れ。 さらに女性が長ネギのスライスを載せ、旦那さんがカウンター越しに、私の目の前に「お待ちどうさまでした!」と配膳されて完成。素晴らしい。 私は大変にせっかちだし、気が短い阿呆者なので、この間の所作に変な間隔があったり、もたもたした動きがあったり、ましてや、レジや電話など遮るような事柄があって、私の大切なもやしそばが一瞬たりとて放って置かれるようなことがあると、カウンター越しに超イライラビームを出して店員を脅し、もはや救出が必要と判断されればカウンターを飛び越えて自らが作って差し上げましょうというほどの短気者です。 ですから、この店のお二方の様に、間髪を入れる隙間もないほどの見事なコンビネーションで私のもやしそばを完成させて、ご主人自らが「お待ちどうさまでした!」の挨拶付きで配膳されたら、思わず涙目でブラボーと叫びながらスタンディングオベーションしてしまうタイプなんです、私は。はい。 ちょっと見では気付きませんが、この丼は間口が広い。一般的な丼に比べて二周り位は大きい。したがって、具材が載る量や麺の量が多いということになりますね。 スープを啜ります。 ん、ちとぬるい。 熱々が好みが私には少し物足りない。 超熱々の頭に対して、すずんとぬるい。本日唯一のマイナスポイント。 調理場の女性は麺茹でタイマーが鳴った瞬間に間髪を入れず麺を丼に移し替えていましたから、丼をあらかじめ十分に熱しておく必要があるかもしれません。 そして、塩味がキツイ。許容範囲といえばいえなくも無いが塩分強めのスープです。これは、好みの問題だから仕方ありませんが、頭の具材と混じり合うと丁度良い塩分になります。 そして具材。 大振りの青梗菜、豚肉、きくらげ、そして飾り包丁が入ったニンジンともやしがたっぷり入っています。 小ぶりな野菜炒めくらいの量はあるでしょう。 最後までほどけないキリッとした餡掛けが秀逸。時には団子になってしまった濃い目の餡掛けがありますが、最後まで熱々をキープする透明な餡掛け。えらい。 具材の味付けは抜群。スープの塩味が活かされます。 そして、麺。 太さは中位のややストレート系ですが、粉の味がしっかりする麺。面白い味です。 タイマーきっちりでしたから、生茹でではない。 とても美味しいと思っている和光市の永利菜館の麺に近いかな。 そして、何よりたっぷりの量の麺が入っています。 今回は初訪問。 しかし、この店の魅力は呑みながらの中華料理にあると思う。是非、次回は350円の春巻や260円のピータンをツマミに一杯やりたいものですね。
2020/05訪問
1回
で、同じ日の夜にリベンジ。 広東麺を食べに来ました。 夜は空いているな。ガラガラ。 来た来た広東麺! これこれ。 これが食べたかったんだよなあー。 スープを一口。あー、美味い。 具もとりどりで楽しいね。 昼と夜を同じ店で食べることは年に一度もないけど、広東麺にはそれだけの価値がありますね。私には。 船橋でランチ。 シャポーの中にも魅力的な店が何軒かありますが、結局いつもの栄華光さんに。 昼どきは混んでますねー。料理が供されるまで20分かかりますと入り口でアナウンスしています。 ほんとは広東麺が食べたいのですが、ランチの牛肉と野菜の炒め物定食を注文です。 最近、老化現象か、麺類を食べるとワイシャツにシミが付くんですよ。かっこ悪いですねー。で、定食。 バランスが良い優等生的な定食ですね。 値段の割にはとても美味しい。 丁寧に作られている感じがします。 卵スープも美味いな。中華ではコーンスープの次に好きかな。 いや、満足。 でも、広東麺が気になるなあ。
2019/06訪問
2回
いつも、桂花ラーメンを注文します。 変わらぬ味で良いですね。安心します。 この麺、好きだなあ。 最近は札幌ラーメンから派生して、やや透明な蝋みたいな麺がたまにあるけど、やっぱりこっちの方が好みだな。
2019/01訪問
1回
メニューブックの表紙を開くと経営者である店主の想いが書き記されているお店。 「おいしい料理を一番おいしい状態で提供する」 という店主の宣言は大変素晴らしく、簡単そうでなかなかできないことではないかと感じます。 難しいことをちゃんとやり遂げるんだという店主の気概に頭が下がります。 そしてまたいろいろな面から、店主がこの店を単なる街中華ではなく中華料理店にしたいんだという想いが伝わってきます。 大栄翔が優勝したもののまだまだ無名の朝霞市で中華料理店が成立するのか。 広々と取られた厨房とカウンター席の無い店内。 清潔な店内。 紹興酒の品揃え。 メニューの充実。 何台分もの駐車場。 そして、料理の出来栄え。 五目うま煮そば780円税別を注文します。 13時過ぎではありましたが、休日のランチタイムをアルコールと共に楽しむ先客が3グループおられましたので、私の注文した五目うま煮そばは15分ほどしてから供されました。 牡丹の花でしょうか、赤い花の絵があしらわれた器に盛られた五目うま煮そばは、餡掛けの具材の部分がまあるく島状になっていて南極大陸のように見えます。 半透明のスープの下に麺は見えません。 具材は、海老、イカ、豚肉、白菜、キクラゲ、そして、たけのこや絹さやから成っています。 澄んだスープを啜りますと、結構甘めな醤油とオイスターソースの味が口中に広がります。 スープも餡掛けもさほど熱さを感じません。 メニューブックの麺類の部の上方にひときわ大きく掲載されている五目うま煮そばですから、この店の象徴となる料理だと思いますが、それ相応の完成度があると感じます。 しかし、私の舌にはやっぱり全体的に甘すぎます。 甘い=この店の五目うま煮そばの特徴でもあり、セールスポイントでしょうから、狙った甘さだとは思われますがやっぱり私には必要以上に甘い。 スープ自体の甘さに、具材の白菜の甘さが重なって、甘さが追いかけて来る感覚におそわれます。 広東系の高級店でいただいた記憶のある甘さですから、これはこれで良いのでしょうが、私の庶民感覚にはちょっとだけ距離がある将ちゃんの五目うま煮そばでした。
2021/02訪問
1回
12時ジャストの入店だがほぼ満席。 入り口の正面の2人がけ席が辛うじて空いていたので座ることができました。 予習はして来ませんでしたが、他店ではあまり見かけない椎茸ソバ780円税込をメニューに発見したので迷わず発注。 厨房に2名、ホールに2名の体制ですが、厨房の2名はどちらも鍋を振るっているので調理が早い早い。連動して、客の回転もすこぶる速くなっています。 椎茸ソバは5分も待たずに供されました。 何も聞かれずに、併せて小ライスが供されます。 こちらの店は、自動的に小ライスが単品の汁麺類には付いてくるシステムのようです。 丼の表面を8割方あんかけの具材で覆い尽くしているルックスは全体的に茶色ですが、油が多いのかツヤツヤと反射しています。 これは相当熱そうだぞと警戒して口に運びますが、想像以上の熱さ。でも、この熱さがたまらなく好み。あんかけの麺類はこうでなければいけません。 澄んでいないスープを啜ると塩味が立った醤油ベースの味。スープ自体からはあまり複雑な出汁の旨味は感じないシンプルな味。 具材は特徴的。 まず、肉や海鮮は一切入っておらず野菜のみ。 主体はキャベツ。したがって、キャベツの甘味が椎茸そばを強力に支配しています。 そのキャベツの甘味が支配する土台に、そぎ切りにした干し椎茸を戻した甘じょつばさがアクセントのように効いています。親指と人差し指で作る輪っかくらいの大きさの干し椎茸のそぎ切りが5〜6個位入っています。 キャベツの甘味とスープ、椎茸のしょっぱさが対比する濃厚味の椎茸ソバ。 小ライスの白飯が、良い箸休めになりました。
2020/12訪問
1回
13時前後にもかかわらず店内の入りは6割程度。 広い店内はホスピタリティが素晴らしく居心地が良い。 久しぶりに中華屋さんのランチタイムに麺類では無く定食を選択。酢豚定食816円税込を発注します。 10分も待たされずに供された酢豚定食は、酢豚定食界のお手本のような姿。 タマネギやピーマンなどは明らかに油通しされたもの。 酢豚の野菜はこうでなきゃならないですよね。よしよし。 油に通しただけの調理法って、中華料理くらいでしか味わえないし、中でも酢豚で出会える確率が高いですよね。 甘酢の味も優等生的な味でだれもが想像するその味。 肝心な老肉は、小ぶりなものが少しだけとさびしい内容。ま、816円だからc/pは丁度バランスしているかな。 次回はやっぱり麺類をいただいてみたいな。
2020/10訪問
1回
山梨県の国母通りを通るたびに気になっていたお店。 この日のランチタイムは、国母の若鮨さんがお目当てでしたが、混雑していてだいぶ待たされそうだったので方針を変更して台湾料理福福さんに入りました。 店は角地にあり、車が停め易い立地です。 店内に入ると意外と大箱。 ファミレスのような背の立った4人掛けボックス席がざっと見回しただけでも10以上あり、更に小上がりもある大きさです。 この広いホールを女性2名がテキパキとさばいており不都合は感じません。 壁に貼ってあるメニューから坦々麺+中華飯をチョイス。注文してから5〜6分で供されました。 なんとなくボリュームが多い店なのかなとは感じていましたが、実際に料理が運ばれてきてびっくり。 それぞれがしっかり一人前ずつあります。 考えてみれば、メニューにも「半」の文字はありませんから、当たり前と言ったら当たり前なんですが、残念ながら最後まで食べきることはできませんでした。 フードロスをしてしまいました。ごめんなさい。 坦々麺は、どちらかというと坦々麺風というか、なんちゃって坦々麺の部類。コクが全く感じられません。 芝麻と辣油と挽肉で坦々麺風を装っている一品。 ま、台湾料理屋で坦々麺を注文する方がいけないのですが、坦々麺だけはレギュラーな値段に50円プラスされるのでもう少しはまともであって欲しかった。 中華飯はなかなかのもの。 具材もまともだし、味も深みがあって美味しい。 単品でも650円以上の価値はありますね。 ということで、坦々麺のマイナスをしっかりと中華飯が補ってめでたしめでたしという感じ。総じて◯。 この値段でちゃんとしたおしぼりが出されたことや、坦々麺と中華飯用に、れんげとスプーンの両方が付いてきたことなど、細かい配慮も◯。 この手の台湾料理屋は近辺に地味にチェーン展開している場合がありますが、こちらの福福さんもその形態の様です。 茨城県や千葉県に同形態の四季紅さんがありますが、山梨県の土地柄か、福福さんの方が千葉県香取市佐原の四季紅さんより100円安いですね。 安くてボリュームたっぷりの福福さんはますます発展しそうですね。
2020/09訪問
1回
八福と書いてハップクと読むんですね。 レビューを書いている今初めて知りました。 店は成田の駅前のビルの2階に位置していて好立地。 夜も遅くまで営業しているし、大箱ゆえ入れないことは無いので使い勝手が良くこれまでも何回か利用していました。 今日も14時30分過ぎの遅めのランチゆえ、まだ昼休憩に入っていない店が限られているための利用という状況です。 この店にはもやしそばがありません。 ということは、五目そばを発注。 メニューをよく見ると、台湾ラーメンがありますね。 千葉県や茨城県には、同じハップクという名前の台湾料理店がありますが、やはりその系列なんでしょうかね。 台湾料理店が作る広東麺。どんなお味でしょうか。 供された五目そばはイメージどおりのもの。 やや広口の丼は高さが少しだけ低めです。 スープはと言うと、いわゆる広東麺の味。 この店のスープは出汁が立っていて醤油が控えめ。やや甘めの好みのスープ。いつまでも啜っていられるコクが深いスープです。 麺はあまり特徴の無い、中太ストレートの若干縮れあり系。最後まで伸びることなくいただける造りの麺ですね。 具材は多彩。 数えてみたら、なんと15種類も入っておりました。 しめじ、袋茸、マッシュルーム、キクラゲ、エリンギとキノコ系もたくさん。 白菜、竹の子、ねぎ、ニンジン、小松菜と野菜類もたくさん。 嬉しいのは、クワイが入っていること。シャクシャクと食感が良いですよね。 そして、豚肉、イカ、エビ、うずらの卵のラインナップ。 これらの具材をまとめる餡掛けも割としっかり目で、最後まで熱々でいただけます。 五目そばが税込み979円とは成田にしては高めの値付けですが、ホスピタリティと使い勝手の良さもあり納得の一杯でした。 単品ではなくランチ系のメニューは割安感がありますので、次回はランチ系を注文してみることにしましょう。
2020/06訪問
1回
外からは店内が見えないため、初めての人が店に入るには多少の勇気と覚悟が必要。 朽ちたテントシートをチラッと横目で認めながら、呼吸を整えてガラッと引き戸を開けると、小さな店内が現れた。カウンター6席。小さめなテーブルが3つで12席。計18席のキャパ。先客は1名。店の人はオヤジが1人。 キレイな店か古めかしい店か、どちらかを選べと言われれば後者を選ぶタイプの私です。 店内に入った瞬間にトイレの芳香剤の臭いが充満していたのには閉口しましたが、メニューの多さとサインの多さに驚いた。サインは、近隣の立教大学の体育会系部員によるお店への感謝を表すものが大半。 メニューをいちいち眺めるのも億劫なので、心に決めていたもやしそばを注文。 供されたもやしそばは、ほぼイメージどおり。 麺の美味しさは並の上。スープも並の上。具材も並の上。だけと、それらが合わさって、トータルでは上の下に昇格といった感じです。 その後、続々とお客さんが来店し、たちまち店内は一杯に。近所では皆さんに慕われているお店のようです。
2020/04訪問
1回
生まれ育った地に新華園という名の町中華があって、その店に両面焼きというメニューがあった。 今は無き新華園さんだが、両面焼きは新華園さんのおすすめ料理で子供の頃はちょくちょく食べていた。 普通の焼きそばでもなく、かた焼きでもない、両面がカリッと焼かれた唯一無二の焼きそばだった。 その香ばしい香りと、カリッとした食感は頭の奥の方にしまわれていた。 大人になってからもう一度食べてみたいと、ほんとにたまーに考えることもあったが、ほぼほぼ記憶からは消えていた。 しかし、ある時車で横浜中華街を訪れ、車を停めた駐車場の位置の関係で今まで通ったことのない入口から中華街の金陵さんへと向かっていた時、偶然にも梅蘭さんの前を通り、ショーウインドにある梅蘭焼きそばの食品サンプルを歩きながらチラッと見た時思わず固まってしまった。 あ、新華園の両面焼きがある。 梅蘭さんの焼きそばは有名で、店舗もたくさんあるが、私の住まいは神奈川県ではないので今の今までまったく梅蘭さんを知らなかった。 こんな店があったんだ。 ガーンとこの邂逅にショックを受けつつも、とにかく金陵さんに行きモツをお土産で買い求めてから、迷わず梅蘭さんにイン。 もちろん、梅蘭焼きそばを発注。 5分ほどで供された梅蘭焼きそばは表面がモジャモジャなUFOの様。 香ばしい香りは、無き新華園の両面焼きを彷彿とさせる胡麻油の香り。 新華園の両面焼きは、焼きそばの上に餡が載っているタイプであったが、梅蘭さんの焼きそばは餡が中に入っている。箸で表面のそばを割り、中を覗くと具が顔を出す。面白い。 表面のカリカリ感と具のしっとり感の対比が楽しく、どんどん食べ進む。 懐かしさと、偶然の出会いに対する感謝に浸りつつ、美味しく梅蘭焼きそばをいただいた幸せな1日でした。
2018/09訪問
1回
新宿の随園別館さんと微妙に字が違う埼玉県北の隋苑さん。 しっかりとした中華料理をいただけるお店だと期待していましたが、残念ながら餃子は業務用の冷凍物。 さすがに手作り餃子は専門店でもないと期待できないのかな、今日では。 オープンキッチンになっていますから全てがお客さんに見えてしまうのですが、冷凍庫から業務用と大きく書かれたビニール袋に入った餃子を取り出して餃子鍋に入れるのはどうかと思います。 五目そばはそれなりなんですが、一口すすったスープがぬるいのが残念。私は何でも熱々チリチリでないとダメな方なんで、いきなりぐったりします。 そして、麺が細い縮れ麺。 具材がたっぷりでしかも立派なだけに、細い縮れ麺はちょっぴり合わないんじゃないかと思います。 餡掛けは味も具材も満足できるもの。 たまにお目にかかる、豚肉ではなく鶏肉を使ったもの。 麺とスープの温度が残念でしたが、餡掛けの出来栄えの良さで十分カバーされておりました。
2020/09訪問
1回
2カ月ほど前の夏の暑い日に同僚に連れられ初訪問。 今日は小雨模様で気温も低めです。ラーメン日和というか、ワンタン日和です。 店内で立ちながら順番を待ってから約5分後に相席で良いか聞かれ、良いと答えるとテーブル席に案内されました。 ランチセットのセット内容がよく分からなかったので女性の店員さんに聞くと、メニューを見ればわかるだろとのお答え! 一瞬、耳を疑いましたが、相手にされず・・・。 常連さんが前提なのか、どうやら初めてのお客さんは予習して入店する必要がありそうです。 仕方ないのでランチセットは諦め、単品の広州雲呑麺を注文。 塩か醤油か聞かれ、塩を選択。 相席の客にはサービスで、煮卵かメンマかほうれん草が付くのでどれを選ぶか聞かれ、迷わず煮卵を選択。 テーブル周りでは男の店員さんが働いていましたが、またしても同じ質問!さっき、煮卵を選択しましたとよ告げると、失礼しましたとの一言。男の店員の対応はまだマシなようです。 注文から5分強で熱々の雲呑麺が供されました。 結局、前回来店時の注文と変わりませんが、やっぱり美味しそう。 麺も硬めの茹で加減で良い良い。 相変わらず、たっぷりと10個以上も入っているワンタンは、肉の部分がでかい。肉の部分だけで、楽に直径2.5センチはありますね。食べ応えがあります。ランチセットを注文しないで正解。このワンタンは他店では出会えず、やっぱり価値ありです。 紙エプロンを付けて、あっという間に完食。 夏ならば大汗かいてましたね。 今回は、女性店員さんの対応と、肉の脂が後からウッと喉に来たことと、しょっぱかったので後で喉がすごく乾いたことをマイナスして3.2としました。 次回は改善されているといいなー。
2019/10訪問
1回
大いに腹が減ってしまったときは、胃の腑が中華屋のセットメニューを求めます 本日は海老そばと炒飯のセットを発注。 サラダと焼き餃子がひとつ付いて、相変わらずボリューム満点です。 海老そばは想像どおりの味。 本来の海老の出汁ではなく、中華旨味成分の味です。 が、これはこれで想像の範疇で街中華では問題ありません。 大振りの小海老(?)もゴロゴロ入っており、海老そばの名前に偽りはありません。ただし、海老はもう少し火を通して欲しかった。生っぽい感触の海老もたまに泳いでいました。 海老以外の具材も豊富で美味しくいただきました。 炒飯のボリュームは半炒飯の域を超えています。 具が沢山入っているタイプの炒飯ですが、炒飯ばかりはシンプルなタイプの方が美味しいかも。 ペアリングの海老そばが基本塩味なので、メリハリをつけるためか炒飯には醬系の調味料が効いていました。しかも、もしや甜麺醤かもと感じる甘めの醬。 具沢山+醬が入った甘めの炒飯はちょっとピンボケな感じで完食できず。半分残してしまいました。 焼き餃子は冷たく、餡もスカスカ。 これは蛇足でしたね。 だけど、このラインナップで税抜き800円。 総じて満足感のあるランチでした。 幕張近辺でランチに中華が食べたいと、キョロキョロしながら車を運転。 おお、偶然にも一軒家(ほんとか?)の中華料理屋を発見。近くの駐車場に車をぶっ込み、本人もそそくさと店に突っ込んだのでした。 ランチメニューは7種類。 麺+αのメニューは、内3種類。 鶏ねギ麺にも惹かれるが、暑い時は辛いものと、すっぱくて辛いラーメンを選択。αは、チャーハンに決定。 メニューのひらがなカタカナ混在の文字を見てわかるように、この店は日本の方以外で営業されています。 5分で供されました。 やっぱり、真っ赤なラーメン。だよな。 一口、スープを啜ると、極端な辛さではなく食べられるレベル。よかった。ほっとした。 具材は、椎茸、タケノコ、パプリカ、キクラゲ、卵。 肉の類は入っていないようでスープは思いのほかサッパリ味。適度に餡かけ状態になっていて、餡かけ好きにはたまらない。でも、アチィ。もちろん、お酢が効いていて酸味があり、いわゆる酸辣湯麺。 麺は中太で好み。丼がでかいので、スープは半分いただいてが限度。 αの半炒飯も盛りが良い。 一人前の2/3以上はありますね。 こちらはやや甘さがあり、まともなチャーシューの甘さの影響か?なんだろう、この甘さ。わからない。 ミニサラダと唐揚げひとつが付き、税込810円。 汗かきかき、胃袋にランチセットをぶっ込みました。
2019/10訪問
2回
平日にもかかわらず12時から昼食の店を探し始めたので、あちこち満席やら駐車場が満車やらでふられ続け、7、8軒目でやっとこさたどり着いたのがこちらのお店。 たどり着いた時はすでに12時40分を過ぎておりました。 両隣がラーメン店という奇異な立地。 向かって右側が風々ラーメンさんで、左側が餃子の満洲さん。 ラーメン店が3軒続いているなんて、ラーメン博物館くらいでしか見たことがありません。 両隣のお店は時間的に大勢のお客さんが入っていますが、こちらは先客1組だけ。 いまどきですから、ソーシャルディスタンスの面ではもっとも優れた店を選んだことになりますね。 単品メニューからもやしラーメン600円税込を発注。 ほどなくして供されたもやしラーメンはほぼメニューの写真どおりのビジュアル。 残念ながら餡かけタイプではないもやしラーメンでしたが、確認もせずに発注した訳は、店員さんに確認しても日本語が理解されるか怪しかったから。 しかし、これが当たり。 ほとんどの具材がマッチ棒の形にカットされていて、具材をいただく食感が快い。 味付けは塩味がちょうど良い塩梅で、旨味を始めから最後まで感じることのできる優れた味。 隠し味に何か使われているけど何だかわからない。鶏油?何だろう?わからないけど美味い。 麺は縮れた太麺で、昔の札幌ラーメン道産子の麺を思い出させる。 もやしラーメンにはあまり適さない麺だと思うが、全体的にはバランスしていて料理人の腕が良さを感じさせる。 明らかに日本人ではない経営のこの手の中華屋に、あまり美味しいというイメージを持っていない私ですがここは美味い。 料理が丁寧に作られていて料理人の心意気を感じます。 もやしラーメンは600円と安価ですが、一品料理はそれなりの値段。 一度、夜に来ていろいろいただいてみたくなる、そんな魅力的なお店でした。 確実に両隣りのお店より美味しいので、3軒続きでもやっていけるのですね。