「中華料理」で検索しました。
1~20 件を表示 / 全 66 件
上海蟹も終わりの季節。 駆け込みセーフという微妙なタイミングで訪問しました。 初めは雄と雌の蒸し上海蟹のみを一杯ずつ電話で予約しました。あまりたくさん食べられる方ではないので、アラカルトで注文しようとの考えからです。しかし、上海蟹自体がボリュームのある料理ではないので、コースのボリュームでも完食できるはずと考え直し、数日後店に再度電話をして上海蟹が含まれるコース「珊瑚」に注文を切り替えました。 「珊瑚」は上海蟹が含まれるコースの中で最も安価な11000円のコースでしたが、結果的にはこれで十分満足のいく内容でした。ただし、雄の上海蟹は+1600円のエクストラチャージが必要です。 ビールを飲んでしまうとお腹が膨らんで最後まで食べきれないと心配して、はじめから花彫紹興酒のボトルを室温でいただきます。そして、チェイサー代わりに中国茶も発注。ここは、普段あまり見ることのない「龍井添花茶(ロンジンジンファチャ)」にしました。このお茶は中国茶でありながら緑茶という珍しいお茶でしたが、胃の腑の脂を濯ぐ力は烏龍茶よりも強く感じました。香りも高く量もたっぷりで頼んで大正解。 前菜4種盛り合わせからスタートします。 クラゲ、インゲン、チャーシューの蜂蜜漬け、大根とにんじんの生酢の4種です。 はじめにインゲンを一口。 こりゃ美味い。はじめての味。 干し貝柱の旨味を感じる醤油ベースのソースがインゲンに絡んでいます。この一品だけで期待が高まります。 クラゲは2色で緑色と普通の茶色。 細くて繊細でこれまた美味い。 このコリコリ感はやっぱりはじめてのコリコリ感。 細いクラゲは、太いクラゲにありがちなややもするとモサモサする感覚が無く、非常に楽しい独特な食感。美味しい。 生酢、チャーシューはまずまず。 続いて才巻海老の湯葉巻き揚げ。 想像していた大きさとかなりのギャップがありびっくり。小さい・・・。 だけど、単に想像との差に驚いただけであって落胆とは違う。むしろ、ボリュームの多さを心配していたので、小さくて良かったと感じた驚き。 味は、しっかりと味がついている天ぷら風。 わけのわからない小さな海老の集合体ではなく、一本が一匹の海老からできているところが素晴らしい。 そして、北京ダック。 これから巻かれるアヒルの皮目を係の女性がテーブルまで運んで見せてくれます。飴色に焼かれた皮目はカリカリとした食感と香ばしさを予感させる出来栄え。 一度調理場に戻されてから、まもなく供された北京ダックは、歯で噛むと、しっとりとした食感からカリカリとした食感に変化して楽しめます。食感と同時にタレの旨味と皮目の脂が口中に広がり食べて良かったと思います。満足。 スープは海鮮が主体の塩味。 中華料理の最大の楽しみはスープのバリエーションの多さだと思っている私ですが、このスープも美味しかった。柚子の香りが際立ってスッキリとキレのある風味。 とろみがついたスープはほんとに大好物です。 メインの上海蟹は、甲羅の内側に脚肉以外がほぐされて盛られて供されます。 雌は、やや淡白な内子が主体。 大変美味しいものですが、内子だけはセイコガニの方が濃厚で美味しいと思います。 しかし、雄の白子は唯一無二。類似するものは私は知りません。まったりや濃厚と表現されることがありますが、次元が違うレベル。お年寄りや乳児ならば、食道を塞ぎ窒息しかねないほどの粘りを持っています。 白子自体に味はほとんど無く、このネバネバとした食感を楽しむものなんでしょう。 間髪を入れずに、脚肉と味噌を和えた小ぶりな茶碗蒸しと、紹興酒による甲羅酒へと続きます。上海蟹を食べ尽くした感が残ります。 その後の揚げ物とチャーハンも美味しかったですが、秀逸だったのはデザート。 デザートのマンゴーミルクタピオカグレープフルーツ添えは、コースならではのオリジナル。 複雑かつ爽やかな美味しさが口内を駆け抜けます。 こんな複雑なデザート、この店以外ではなかなか味わえません。 心配していたコース全体のボリュームも適量であり、前菜からデザートまで驚きの連続という素晴らしい中華料理でした。何より上海蟹を楽しむことができました。 サービスも行き届いていて良かったのですが、ただ唯一改善を希望する点が口臭のきつい黒服さんが1人だけいたこと。これには正直参りました。 次回を楽しみにしていますので、改善のほどよろしくお願いいたします。 中国飯店でランチ。 1200円のサービスランチから鶏肉とピーナッツの辛味炒めとピーナッツの辛味炒めをチョイス。 ランチは値段ごとに様々な選択肢がありますが、1200円のコースは2種類のおかずから選べます。 それに単品でほうれん草の水餃子麻辣ソース500円を加えました。 着席するとポットに入った中国茶が供されます。 たっぷり入った美味しいお茶。 落ち着いた調度と美味しいお茶に気分が高揚します。 しばらくすると、ザーサイときゅうりの漬け物、スープ、ライスが供され、後はメインを待つだけです。 さっそくスープをいただくと、とろみが付いた酸っぱいスープ。いやー、この味好みです。いきなりスープからストライクど真ん中。椎茸や竹の子が細かく刻まれてスープの具材になっています。スープが盛られている碗が小さいのであっという間になくなります。 ザーサイときゅうりの漬け物は主張が少なめ。いわゆる箸休めの役をこなしています。 メインの鶏肉とピーナッツの辛味炒めが登場。 エリンギと緑と赤のピーマンが、ピーナツより少しだけ大きな賽の目に刻まれています。鶏肉は賽の目よりやや大きいものの基本的にはこちらも賽の目に切りつけられています。そして、ピーナツ。 食材な切りつけ方で味が変わる良い例ですね。 味付けは豆豉。 味噌の甘味とコクが本当に美味しい。 深い深い味わいです。 辛味炒めとメニューには書かれていますが辛味はほぼ無いに等しいレベル。 いくらでも食べられてしまう美味しさですが、一人前とは思えないほどたくさん盛られていて結局完食できず。 またいつか必ず食べたいと思う、唯一無二の美味しさです。 ほうれん草の水餃子麻辣ソースは、皮にほうれん草がたっぷり練り込まれていて、餡にはほうれん草は登場せず。餡は、ゴリゴリっとした筍の感触が楽しい味。 ほうれん草はヨモギを思わせる香りを放ち、好き嫌いが分かれるところかも。 こちらも大振りの餃子が一人前5個盛られており、食べきれず残してしまいました。 メインの炒め物と水餃子を残してしまってますが、ライスとスープはお代わりをいただいています。ライスもスープも抜群に美味しかったものですから。 デザートは何だろう。 杏仁豆腐? ココナツプリン? とても滑らかできめ細かい食感で比較的甘味は強いタイプ。具の類は全く無く、上から底まで同じ味ですが飽きない美味しさ。ココナツの主張が強いのですが、どこかに葛の味も隠れているように感じました。 水餃子は蛇足の感がありましたが、1200円のランチコースは3000円以上の価値があるように感じ、大満足のランチタイムでした。
2019/12訪問
2回
コースの中華料理は最近はあまり食べなくなりました。 ちょこっとだけ注文し、紹興酒をガブガブ飲む、そんなスタイルが最近のトレンドです。 萬珍樓點心舗、この店でもこのスタイルは変えません。 で、注文したのは、釜焼き豚、小籠包、帆立とトマトの豆乳スープと塔牌紹興花彫酒、ジャスミンティー。 食べられるようならば、その時追加しましょうということで。金陵で一次会をしてしまったので、どこまで食べられるかもわかりませんし。 店の雰囲気は豪華かつシック。 大箱なので、やや間延び感が漂います。 天井のサーキュレーターが、どこかコロニアル感を漂わせています。 店員さんのキビキビ感はさすが。特に、黒服男子がパシッとしています。 驚いたのは、建物の並びに萬珍樓従業員のための食堂が別棟の建物として存在すること。福利厚生が行き届いているんですね。 紹興酒、登場。 普通のコップで笑っちゃいます。 釜焼き豚、登場。 やっぱり釜焼き豚は美味いなあ。 皮目のカリッと感と肉のしっとり感がたまりません。 菜香新館のそれも美味かったけど、甲乙つけ難い仕上がり。 小籠包はスタンダードな味と食感。 皮のモチモチ感が良い感じ。 あんまり熱くないのも配慮の内? 帆立とトマトの豆乳スープは季節感たっぷり。 帆立、トマト、豆乳の三者が自己主張をせず、むしろ協調性を重視しているような味。美味しい。 やっぱり、もう食べられない。 二胡の生演奏でなぜかドボルジャークを聴きながら、ひたすら残りの紹興酒を片付けた萬珍樓點心舗でした。
2020/01訪問
1回
家族で鎌倉散歩の帰りに横浜中華街に寄り夕飯です。 あなたは萬珍楼派ですか?聘珍楼派ですか? 私はなんとなく萬珍楼が良いかなと思っているだけで、味の違いはわかりません。ただ、なんとなくです。 スタンダードな料理が普通に美味しい。こんな中華料理店だと思います。 パプリカが多用されていて彩りが鮮やかなのですが、私にはパプリカの彩りが少し奇異に感じます。 北京ダックはやっぱり薄皮に巻いて食べたいよなぁ。なんで、揚げ煎餅なのかな? 個人的にはモツ料理が充実している同発さんや金陵さんが好みですが、家族と一緒じゃスタンダードに徹します。 生演奏のサービスもあり、店員さんのサービスは満足できるものでした。家族も大満足の様子でめでたしめでたし。
2015/03訪問
1回
夕方の早い時間であるにもかかわらず、店の入り口には予約を持たない当日客が順番待ちのためにあふれています。 予約をしていた私は名前を告げるとスンナリ二階に通されました。二階はあまり高級感のないカジュアルな内装の店内です。 皆さんの口コミを参考に予習した結果、私が必ず食べると決めていた、皮付き豚バラ肉の塩あぶり焼き、海老のウエハース巻き揚げ、北京ダック、五目チャーハン、クリーミーピータン、小籠包をまずは人数分注文します。 そして私がメインと考えていた清蒸石斑は同行者の意見で却下され、代わりに大海老のマヨネーズに決定。 スープは、とうもろこしのスープか、フカヒレ系か迷いましたが、何故か海鮮と豆腐のスープに決定。 さらに、青菜の大蒜炒めが食べたいという意見を尊重して店の方に相談すると、今日は青梗菜かターツァイのどちらかしか出来ないというので青梗菜に決定。 これに、海老の水餃子とビールのお供のザーサイ、青島ビール、紹興酒3種の飲み比べ、ウーロン茶を発注。 店の方から、料理を出す順番は出来た順で構いませんか、と問われたのでハイと返答し料理を待ちます。 あらかじめテーブルに用意されているおしぼりは紙製のおしぼりですが、袋を開けると分厚くて大きいおしぼりが現れました。こんなおしぼりは見たこともありません。これだけしっかりと作られている紙おしぼりなら、布製のおしぼりより機能的で衛生的かもしれません。 はじめに、青島ビールと紹興酒3種の飲み比べ、ザーサイ、ウーロン茶が供されました。 ザーサイはなかなか良い味です。 塩味が薄くて、胡麻油が効いてます。 ご飯が進む味で帰りにお土産で買って帰ります。 クリーミーピータンは美味しかった。 ピータンだけでもトロトロとして美味しいのですが、ペアで供される甘辛のタレを掛けていただくと、これまた複雑な味に変わり美味しさが倍増します。 紹興酒3種の飲み比べは、5年、10年、15年の3種になりますが、当たり前といえば当たり前の差。差は感じますが、5年だから美味しくないということはなく、5年で十分満足できることを確認できた飲み比べでした。 後は、私の好物のドラゴンハイボールに切り替えます。 紹興酒の炭酸割り。これ、大好きです。中華料理に相性抜群でバカバカ進みます。 続いて北京ダック。 高級店によくある、薄皮に巻く前の焼き立てのダックを店の方がテーブルに持ってきて客に見せるサービスはありません。 揚げ煎餅が巻かれているとの口コミがありましたが、食べた感じ違和感は無く、北京ダックそのもののカリカリ感を感じことができました。外側のもっちり感と中身のカリカリ感が楽しい食感。味も甘過ぎず美味しくいただきました。 青梗菜の大蒜炒めと、大海老のマヨネーズは、まあまあのレベル。他店と特段の違いは見出せません。正直、大海老自体はイマイチの質でパサパサ感を感じました。 しかし次に供された皮付き豚バラ肉の塩あぶり焼きは美味しかった。白眉ともいえる出来栄え。 皆さんの口コミどおり、皮目のカリカリ感と肉のジューシーさの対比が格別で、塩味が良く調和しています。胃の腑にもたれることもなくパクパクいけてしまいます。 クリーミーピータンと皮付き豚バラ肉の塩あぶり焼きだけを再び食べに来たい、そんな想いを抱きます。 海老の水餃子、海老のウエハース巻き揚げは期待ほどではありませんでした。 いずれも、プリプリ感あふれる海老がたっぷり存在しますが、海老の質自体に特別感はありません。至って普通の味の普通の質の海老。だから、海老がたくさん入っていれば入っているほど全体の味が普通になってしまうジレンマ料理だと思います。 続く、スープ、小籠包、チャーハンも美味しいのですが至って普通。美味しいけど驚きはありません。スタンダード。 追加で注文した、なめらか杏仁豆腐とココナッツババロアはココナッツババロアが楽しかった。 真四角に切られたババロアをスプーンで掬って口に含むたび、冷たいココナッツの香りが口中に広がって美味しかった。 食べログで、横浜市 中華料理で検索すると2位に表示され3.76をマークする菜香新館さんなので私の期待が大きすぎたのかもしれませんが、美味しさや感動という点ではさほどでもないように思います。料理はハズレが無くレベルの高いものばかりですが、ひょっとしたら3.76の中にはc/pの高さが多く含まれるような印象を受けました。 リーズナブルで味も良いので、仲間達とワイワイ中華料理をいただくシーンが最も似合うお店だと思います。
2019/12訪問
1回
浅草橋駅、午前11時30分。 深酒の翌日はタンメンが食べたくなる私。 11時30分開店の水新菜館に滑り込む。 私で1巡目が終わり、後の人からは2巡目の待ち行列に並ぶことに。 頭はタンメン一色になっていましたので迷わずタンメンを注文しました。 水を一口飲み、フーっと一息ついて周りを見渡すと、餡掛け物を注文している人が半数以上・・・。 広東麺、餡掛け焼きそば、餡掛けかた焼きそば、中華丼、餡掛け定食など、それぞれですが頭に載っているものは変わらない。 そういえば、店先の張り紙には広東麺が推されていたな、と広東麺好きの私の脳裏には一瞬後悔の念が走りましたが、酒に疲れた胃の腑はやっぱりタンメンモードで納得。 10分待ちでタンメンが供されました。 熱いから気を付けてと言われたとおり、かなり熱いタンメン。今までで一番の熱さかも。 しかも、レンゲが金属製で深さが無いので、スープを啜る度に熱さをまともに感じます。これはいかん。何故このレンゲなのか。 スープはやや醤油の効いた透明なスープ。タンメンにしては脂が多めですが美味しいです。文句ありません。 麺は中細わずかな縮れのストレート系で硬めに茹でられての提供です。麺の量も多めで、硬めに茹でられていないと終盤戦で伸びてしまうとの計算でしょうか。 具材には、タンメンにしては珍しく挽肉が使ってあり、薄切り肉ではありません。また、キャベツは結構な細かさで切られていて他店ではあまり見ない形状です。この熱さだと、具材が大きいと火傷の確率が高まるからでしょうか、この小ささはきっと正解なのでしょう。 熱々のスープの深みのある滋味と、たっぷりの麺を堪能させていただきました。 次回は広東麺に挑戦かな。
2019/10訪問
1回
中国飯店系列の店。 何故こんな立地にあるんだろう。 普通の街中華ならば疑問に思わないが、こんなにも贅を尽くした空間を持つ中華料理屋が、田町の外れにあるにはなんらかの理由があるはず。 私は単に、店に無料の駐車場があるという理由で今日のランチにこの店を選びました。 しかし店内に通されてまたまた疑問に思うのは、何故こんなにも派手派手な内装にしたのか。 市ヶ谷の中国飯店は派手さは控えめでシックな内装。 それに対して、こちらは光の反射が多すぎる落ち着かない内装。ちょっとセンスを疑います。 Cランチから白身魚のオイスターソース炒め1500円を発注。 ティーポットは小さなキャンドルで温められており、美味しい中国茶がいただけます。 湯飲みが小さいので、何回もお茶を注ぎに来てくれるホールの女性は、良く気がついてくれる立ち居振る舞いの大変美しい方でした。 すぐさまスープが供されます。 やはりこちらも小さな器に盛られています。 豆腐、挽肉、卵白、海苔のシンプルなスープで、塩味の滋味と薄くつけられたトロミが夏の暑さに良くマッチしていて爽やかです。 5分ほどで供された白身魚のオイスターソース炒めは、炒め物のイメージとは異なるもの。 大ぶりな白身魚を一口サイズに切りつけ、衣をまとわせてカラッと高温で揚げたメインの具材と、長ねぎ、ニラ、生姜をさっと炒めて、全体を餡で和えたような料理。 食べる前に驚くのはその炒め料理のルックス。 写真を見ても一目瞭然ですが、とにかく地味。 私は、この地味さを好感をもって受け入れていますが、もしかしたら反対意見もあるかもしれないですね。 でも私は、味のバランスが取れない赤や黄色のパブリカを散らして彩りを整えるよりこの地味さのままの方がよっぽど良いと思います。 そして食べてみて驚いたのは生姜の薄切り。 薄切りといってもペラペラではなく、しっかりと歯応えを感じる2〜3ミリの厚さ。 しっかりと辛く、しっかりと噛み応えがあり、白身の次の名脇役です。 この生姜のおかげで、この料理が夏の料理であることがわかります。 おかずのボリュームは適量。 スープとご飯をそれぞれお代わりして、私のお腹にぴったりのボリューム。 デザートのハイビスカスティーのゼリーも美味。 強いて注文を付けるとするならば、白飯がもう少し美味しかったら良かったなという感じ。 今度は麺類をいただいてみましょうかね。
2020/08訪問
1回
2カ月ほど前の夏の暑い日に同僚に連れられ初訪問。 今日は小雨模様で気温も低めです。ラーメン日和というか、ワンタン日和です。 店内で立ちながら順番を待ってから約5分後に相席で良いか聞かれ、良いと答えるとテーブル席に案内されました。 ランチセットのセット内容がよく分からなかったので女性の店員さんに聞くと、メニューを見ればわかるだろとのお答え! 一瞬、耳を疑いましたが、相手にされず・・・。 常連さんが前提なのか、どうやら初めてのお客さんは予習して入店する必要がありそうです。 仕方ないのでランチセットは諦め、単品の広州雲呑麺を注文。 塩か醤油か聞かれ、塩を選択。 相席の客にはサービスで、煮卵かメンマかほうれん草が付くのでどれを選ぶか聞かれ、迷わず煮卵を選択。 テーブル周りでは男の店員さんが働いていましたが、またしても同じ質問!さっき、煮卵を選択しましたとよ告げると、失礼しましたとの一言。男の店員の対応はまだマシなようです。 注文から5分強で熱々の雲呑麺が供されました。 結局、前回来店時の注文と変わりませんが、やっぱり美味しそう。 麺も硬めの茹で加減で良い良い。 相変わらず、たっぷりと10個以上も入っているワンタンは、肉の部分がでかい。肉の部分だけで、楽に直径2.5センチはありますね。食べ応えがあります。ランチセットを注文しないで正解。このワンタンは他店では出会えず、やっぱり価値ありです。 紙エプロンを付けて、あっという間に完食。 夏ならば大汗かいてましたね。 今回は、女性店員さんの対応と、肉の脂が後からウッと喉に来たことと、しょっぱかったので後で喉がすごく乾いたことをマイナスして3.2としました。 次回は改善されているといいなー。
2019/10訪問
1回
箱根からの帰り道。 ランチは2日連続でひろし食堂でもいいかなと思っていたが、箱根を早めに発たなきゃ行けなくなったので、銀座の蘭州で採ることに。 相も変わらず、ランチセットを注文。 今日は、辛味噌ラーメンと半チャーハンです。 店内をキョロキョロ。 相変わらず変なメニューが多いな。 新しいメニューもたくさん。 何? なっとう冷やし? なんだそりゃ? 間髪を入れずチャーハンが供されます。 んん、味濃いめ。蘭州のチャーハンはいつも濃いめだよな。 続いて、辛味噌ラーメン到着。 そんなに辛くない。 蘭州の味噌味って優しい感じだな、と思う。 麺との相性もバッチリ。 腹一杯。 チャーハンが入らないが、最後の残りを無理やり押し込む。 食べすぎだー。 銀座で昼時に腹ペコの場合、ランチの選択肢は限られます。ちょっと重めですが、今日は胃袋が中華を欲しています。まだ、数回しか訪れていませんが、ここは腹ペコを満たす大盛りの店だったんです。 ひとりの場合相席は当然ですが、運良く2人席が空いています。超混雑の場合はこの2人席も相席になります。 迷わず本日のセット900円を注文します。 セットは、麺一人前+半チャーハンの組み合わせになります。今日の麺は野菜ラーメン。 付け合わせスープ用の小さな椀に盛られたチャーハンの量がバカになりません。一方の麺も、麺も具もしっかりたっぷりの一人前あり、セットを食すと満腹違いなしです。 味は85点。 チャーハンにややベタつき感があるのと、味が濃いめなのでマイナス15点。 麺はたっぷりの具材で文句無しに美味い。麺のスープはやや餡がかかった醤油味でお酢が合う味です。 それにしても不思議なメニューが並びます。 マヨネーズラーメン、レバラーメン、などなど。 チャーハンも、カレーチャーハンやら、にんにくチャーハン、ブラックチャーハンなど様々。単価は軒並み千円超え。興味津々ですが、セットしか食べたことありません。一度ゆっくり夜に食べてみたい。 そして、350円の大盛り。 麺の大盛りはまだ見たことがありませんが、丼モノの大盛りを一度見たことがあります。 具材は2倍、ご飯は4倍の量くらいではないでしょうか。 若いサラリーマンが食べていましたが、食べても食べても減らない丼は地獄の様相を呈しているのでした。めでたしめでたし。
2019/06訪問
2回
街中華とは一線を画すこだわりの店。 中華というよりアジア料理といった方がピッタリ来る外観。 外光たっぷりの明るい店内はお洒落な調度。 料理する方は山高なコック帽を被り矜持の高さを感じます。 そして何よりこだわりを強く感じたのは、一切の調味料がテーブルの上に置かれていないこと。 萬珍樓や桃花林ですら卓上に幾つかの調味料は置かれています。 この店では、店が拵えた味のままいただくというポリシーがあるのでしょう。 ポーザーハンと呼ばれる土鍋にご飯が入り、そのご飯の上に週替わりの具材が載る中華風の石焼きビビンパみたいな料理が名物のようです。 この日はとても空腹だったのでがっつり食べたい気持ちが先行し、ランチメニューからエビとイカの塩炒め定食をチョイス。頭の中には、がっつり盛られたご飯とおかずを想像しつつ、セルフでいただくサラダを取りに席を立ちます。 サラダは、キャベツの千切りと春雨。中華ドレッシングでいただくようになっています。 春雨はあとわずかしか残っておらず、後の人を考えて少しだけ皿に取ります。 キャベツも少しだけ。 キャベツは何故少ししか取り分けないのかというと、取り分ける際に使う木製の大きなフォークとスプーンがとっても使いにくにからでした。 ちなみに私の後の方が春雨を取ったところで春雨がなくなりましたが、春雨に関してはその後の追加はありませんでした。 私の注文した料理は3分も待たないうちに供されました。 驚いたのはボリュームの少なさ。 勝手にがっつりを想像していた私の胃袋は結構なショックを感じていました。 エビ、イカの少なさは仕方ないとして、野菜も少なくてがっかり。 味の方は超薄味。 おそらく、化調を使っていないのでしょうが、薄味に慣れた私が薄味だというのだから労働者には向かない味です。 ゆっくりよく噛んで食べる私ですが、あっという間に食べ終わってしまいました。 ポーザーハンをいただいてみないと判断できませんが、残念ながらこの店は幕張マダムがランチに集うお洒落な中華屋さんというネガティブなイメージが刷り込まれてしまいました。
2020/03訪問
1回
大好物のモツの茹で物がいただける貴重な店。 八角がほんのり効いていて、同發のモツより塩気が少なく上品な味付け。 発注は1階の入り口でしますが、いつもおられる店のおばちゃんには、なかなか日本語が通じません。 辛うじて意思疎通を図り、アサヒスーパードライとモツの盛り合わせ(小)ときゅうりを発注。 この店の方々はお愛想ゼロ。 中国系の方々とはにこやかに話されてますが、日本人は完全にアウェー。 17時半前に店に着いたのですが、時間制限40分と告げられます。18時閉店ということですね。 次の店を予約しているので18時には退散しますよと返答し、2階に上がり料理を待ちます。 移転後のため店内は清潔。 調度もまったく中国の雰囲気が無く良い感じ。 運ばれて来たモツの盛り合わせはバラエティ豊か。 レバ、ハツ、ミミ、ハチノス、腸詰め、などなど。 ん、今日はガツが無いようですね。残念。 どれも柔らかくて新鮮。 モツって美味しいなあ。 きゅうりにかかっているタレがめちゃめちゃ美味しくて感動もの。この味は家庭ではなかなか出せないな。ほんと、美味しい。 帰りがけにおばちゃんから肉の盛り合わせの手土産を渡されお金を請求されました。 どうやら、発注時に行き違いがあったようですが、注文していないとキッパリと断ります。 実はこのやりとりは過去にも経験していて、意思疎通の難しさは実感として持っていました。次回は筆談が良いのかな、なんて考えながら2階でいただいた分だけを支払い、土産は断って帰ります。 この店はただひたすらに美味しいモツを食べるための店。これで、じゅうぶん。文句はまったくありません。
2020/01訪問
1回
店の扉を開けると正面にコの字型のカウンター席。 カウンターの奥に2人がけのテーブル席が2つ。 そして、壁を隔てたさらに奥に4人がけの席があるという変わったレイアウトの店内。 入店した19時過ぎは5割の入り。 全てのお客さんがひとり客で、かつ、男性。面白いことに、全てのお客さんが633を飲んでいます(笑 お通しに漬け物。 無料だと思いますがそれなりに食べ応えがあります。 つまみ3点盛り、やきそば、わんたんをいただきましたが、どれも安定の美味しさ。 やきそばを中華屋で注文することはほぼありませんが、自慢亭さんでは何故か注文してしまいます。 麺は無惨にもちぎれちぎれになっていますが、そこがまたいい味を出していて自慢亭さんの焼きそばらしさがあります。 多めの野菜と一緒に強火で炒められており、しっかり火が通っていますが、シャキシャキ野菜の食感が抜群。 自慢の自家製カラシをちょっとつけていただきます。 わんたんもこれでもかと投入されており大満足。 さすが、老舗の信頼感です。 厨房からは常に鍋と五徳がガコッガコッと派手な音を立てていて、全身全霊を込めて調理している様子が聞こえます。 何十年も変わらないスタイルと味に頭が下がる思いがしました。
2020/12訪問
1回
綺麗な店ではありません。相変わらず雑然とした店です。でも美味い店です。 20年以上、いや、もっと永く世話になっています。 歌舞伎町の締めはここと決めています。 混雑していても、不思議に座れてしまう作り。 L字型のカウンター席とテーブル席で20人も入れば一杯かな。でも、座れます、入れます。 ちゃんぽんを注文。 この店でちゃんぽんといえば、赤いスープの北京式ちゃんぽん麺を指します。 赤いスープは見た目の色よりもソフトな辛さ。ややピリ辛といった印象。ココイチの2辛と等しいかな。 スープはとてもとても深い味わい。 具に、イカ、豚肉、ホタテ、エビ、そして野菜たち。 ほんとにほんとに濃いうま味が広がります。 麺は手打ち。 注文を受けてからその都度麺打ちします。 バシンバシンと麺が打たれる衝撃音が店内に響きわたります。はじめてのお客さんは驚く音です。 あざやかな手さばきで打たれた麺はさっと大鍋で茹でられます。30秒くらいでしょうか。 茹でられた麺は透明感のある麺で、色は白色です。黄色の成分は皆無、どちらかというと中華麺よりうどんに近いのでしょうか? 深い味わいのあるスープと優しい麺、そしてたくさんの具をいただいて、歌舞伎町の夜は無事に締まるのでした。めでたしめでたし。
2019/04訪問
1回
理想の街中華に出会ってしまいました。 これは嬉しい出会いです。 大好物である蒸し鶏をはじめとする点心類がとても美味しくて安い店。 味は本格的の一歩手前ですが、c/pは優に100を超える超満足なお店です。 もともと餡掛け好きな私は、デカデカと路面に表示されたターロー麺の文字を見て、きっと大滷麺(ダールー麺)のことに違いないと思っていましたが、想像どおりスープ全体が餡掛け状のまさに大滷麺でした。 そんなことでピンときましたので、お腹は一杯でしたが入店してみました。 紹興酒と蒸し鶏を注文。 狭い厨房には2人の図体のデカイ中国人コックさんがいて、私語を中国語でしていますが、ホールからの注文が入ると何故か日本語で対応します。その姿がなんだか微笑ましく笑えます。 蒸し鶏は本格的。 骨付きで供されます。 全体的に小さめの鳥ですが、半身をぶつ切りにして皿に盛ってあるようで、ムネや手羽の部分など、いろいろな部位が楽しめます。 どこの部分も瑞々しくて柔らかく、プリプリというか、プルプルというか、新鮮そのものといった印象で骨までしゃぶり大変美味しくいただきました。 何も付けずにそのままでも十分な美味しさですが、タレを付けるとまた違った味で楽しめます。 焼売は肉肉しい食感で、旨味をぎゅっと凝縮させた味。 つなぎ無しって感じがしますが、実際は僅かなつなぎで調理されていると思います。洋辛子が良く似合います。 仕上げにターロー麺を小の方でもいただきたかったのですが、まだこれからも飲まなきゃいけないのでターロー麺で仕上げるわけには参りません。 ターロー麺は次の楽しみに取っておいてここら辺でこのお店は引き上げます。 近いうちにまた来ます。
2020/12訪問
1回
TV番組で大味さんが取り上げられていたので興味はあったのですが、もともとは鴻園さんに行くつもりでした。 しかし、残念ながら鴻園さんは本日貸し切りのため大味さんに流れてきた次第です。 といっても、大味さんはこの地域の中華料理店では食べログスコアNo.1の実力店。むしろ、店に入れてラッキーでした。 TVで見た印象よりも店内は狭く、4人がけテーブルも肩幅の広い2人ならばかなり窮屈な空間。 街中華にありがちなカウンター席は無く、狭くてもテーブルだけというところにおもてなしの心を感じます。 メニューは、レギュラーメニューとサービスメニューがあり、サービスメニューは小さな黒板に手書き文字で書かれています。 店を出て家に帰ってから写真に撮ったサービスメニューをじっくりと見て、3つのサービスメニューはどれも大変魅力的なことに気づきました。特に、ピーマンの肉詰めがどんなものなのか大変興味深く、失敗したなあ、単品で注文すればよかったなあと後悔。今後もしも出会ったら確実に注文しましょう。 レギュラーメニューは、ラーメン580円から五目うまにそば780円という良心的な価格帯。ご飯ものも同様。点心ものも焼き餃子420円とありがたい価格。 一品料理はエビ系の料理以外はどれも千円以下とやっぱり良心的な価格設定です。 この日は、ピータン、焼売、チーズ春巻、エビ玉、チャーハン、焼き餃子を注文。ビールと紹興酒を合わせます。 ピータンのタレはやや甘めのタレ。 ピータン1個が切り分けられています。これは至って普通。 噂の焼売は3個で500円。 頭でっかちな形状の焼売で、いわゆる皮は焼売本体の足元にあるかないかくらいで、ほとんどが肉。てっぺんにカニ肉が載っています。 独楽の様に下がすぼまった形状のため、いちばん大きな外周部分が強調されひとつの焼売がとても大きく見えますが、実際は醤油皿よりも小さいサイズ。 写真にある様に、ホールケーキみたいに一部を扇型に食べ進むと全体の形がよくわかります。 味は全くしつこくなく、塩味も甘さもちょうど良い感じ。これはいけますね。美味しい。 チーズ春巻は、春巻きの皮とチーズだけという潔さ。 とろっとろでたっぷりのチーズが春巻の中から出てくる様はなかなか楽しい食感。 これが中華料理なのかは別として、これはこれで美味しくて良い。子供らの大好物ですね。美味しい。 エビ玉は、大皿にたっぷりのキャベツと卵3個くらいの量のエビ玉が盛られて供されます。見た感じ洋風で、エビ玉自体にも中華料理の味はあまり感じません。ケチャップをつけていただきたい味。 これはこれで美味しいのですが、中華料理店で供されるいわゆる卵料理とは違う料理。 チャーハンはその量に驚き。 供された瞬間のけぞります。 ほんとに一人前? 深めのラーメン丼に山盛りにして、皿にひっくり返した様な形状。色は茶色がかっていて醤油ベースの味付けであることが見た目で明らか。 量が量ゆえにパラパラ感は乏しいものの、香ばしい醤油味が意外と軽くサクサク食べ進められる味。 付け合わせのスープも超でかい。東京人でもついほんまかいなと口走るでかさ。 最後にいただいた焼き餃子は、カリッと焼き上がっていて皮が美味い。餡は思いの外ジューシーではなかったものの、皮の美味さで満足できる餃子。 注文はしませんでしたが、他のお客さんが注文した焼きそば系の皿の大きさにも驚きました。 この店は3人以上で来ないと楽しめないと思います。 次回はサービスメニューから注文しよう!
2020/02訪問
1回
銀座で飲んだ後の締めのラーメンは、新橋方向に向かって岡山ラーメンをいただくか、日比谷方向に向かって謝謝ラーメンをいただくかたまに迷います。 今夜は日比谷方向に向かって謝謝ラーメンをいただくことに決定。 24時というのに8割ほどの入りで繁盛しています。 そんな時間ですが広東麺を注文。 5分ほどで供されます。 日比谷の立地で広東麺780円はリーズナブルな価格ですが、野菜中心の価格なりの具材が載っています。 とろみは弱めで、餡掛け感に乏しく思います。 スープの濃さはバッチリで、あっさり醤油味に軽く炒められた餡掛け野菜に相性抜群です。 麺も中太ストレートで私の好み。 安定の美味さです。
2019/11訪問
1回
11:00、横浜馬車道で早めのランチ。 中華街まで行く時間はなく、それでも中華が食べたいと少しだけウロウロしていたら、ピンと来る予感の店の前にたどり着きました。 予感を信じ入店。 おお、しっかりとしたお店です。 入り口の広さから想像されるより、店内は横に広く明るく清潔です。 黒いベストを着た若い定員さんが3名もおり、キビキビと仕事をしています。 本場ならではの料理をいただこうと考えていましたが、なかなか見つかりません。 あ、五目ワンタン(什景雲呑)ってありますね。でも、腹持ちが心配です。すると、黒服のおねえさんが、麺を追加できますよ、とのこと。では、五目ワンタン(什景雲呑)+麺で決定です。 遅ればせながら、ここは周富輝さんの店だと気づいたのは注文を終えた後のことでした。 昭和のスターと周富輝さんの写真が店内にいくつも飾られています。 供された五目ワンタン麺は、極々スタンダードですがさすがに美味い。醤油系五目麺の複雑な旨味のスープに細麺が相性バッチリです。 ワンタンは歯ごたえがあるタイプ。肉をぎゅっと固めて、消しゴムより少し小さいくらい、キャラメルを細長くしたくらいの大きさの四角い固まりのワンタンです。 これも美味い。 とりどりの具材も際立っていて、イカ、エビ、豚肉、野菜類がどれも名脇役です。 そして、ボリュームたっぷりです。 これならば、麺を追加しなくてもお腹が一杯になったかもしれません。 いつかまた、ゆっくり夕飯でも食べに来たいですね。
2019/09訪問
1回
かれこれ30年以上前から通っている随園別館さん。昔は今よりも新宿三丁目駅に近いところにありました。 ランチタイムでは、決まってあんかけご飯をいただきます。長いこと700円でしたが、値上がりして870円になっていました。それでもc/pは抜群に高いですね。 大振りの野菜とイカ下足、エビなどがいくつも入っていますが、なんといっても他店に無いのはガツ、マメ(腎臓)などの豚のモツが入っていること。醤油味のあんに豚のモツは相性抜群です。しかも、ボリューム満点。町の気軽な中華飯店のノリですね。 上海蟹の季節に伺いましたよ。 カニ以外は体を温める品々を注文。 いつ来ても安定の美味しさで期待どおりの随園別館さんでした。
2019/02訪問
2回
中華料理の人気店。 大塚方面から春日方面へ移動する道すがら何回か店の前を通り、いつも繁盛している店があるなあと気にはなっていましたが、ここがあの豊栄さんだとは食べログを見てから知りました。 店は本当にこじんまりとしていて4人がけテーブル×2、6人がけテーブル×1といったキャパシティ。 入り口にアルコール消毒はありますが、ディスタンスは確保できません。 地域別に中国酒が選べるとのことで、黄中皇5年をボトルで発注。ストレートでいただきます。 甘さが控えめで味のはっきりした飲みやすい口あたり。進みます。 この日注文した中で良かった料理(また来店していただきたい料理)は、 ー前菜盛り合わせの中の、酔っ払い海老、クラゲ、プチトマト。 ー葱油鷄。 の2品。 酔っ払い海老はほんとに味噌が旨くて、身もしっかりとした味があり前菜にピッタリ。 クラゲは表面がざらざらしており、普段いただくツルツルタイプとは異なるクラゲ。しっとりと味が滲みており食感の楽しさに加え味も秀逸。プチトマトは酸味と甘味がこれでもかと小さい果肉にギュギュっと限界まで詰められた様な味。小さな宇宙を感じます。 葱油鷄は気を衒ったものではなく、スタンダードな材料を突き詰めて美味しさを追求して丁寧に作った逸品。 鶏自体の美味しさは、肉の柔らかさ、脂身の柔らかさ、温度から成っていると感じました。普段いただく葱油鷄は、肉が柔らかくても脂身や皮が硬かったりしますが、こちらのはどこをいただいても同じ柔らかさ。 タレの醬も素晴らしく鶏肉に調和しており箸が進みます。薬味の葱と生姜なども手の込んだもので、鷄の美味しさを最大限に引き立てます。 私がいただいた極々狭い範囲にはなりますが、この店の葱油鷄はNo.1間違いなし。 美味しかったけど、感動が乏しかった料理は、 ー前菜の上記以外 ー烏骨鶏ピータン ー黑ツブ貝煮 ーカサゴの煮付け→残りのツユに麺を追加 ー上海蟹の豆腐炒め煮 上海蟹は、大仰に姿蒸しをホジホジした方がやっぱり性に合うなぁ。 残念だった料理(次回は注文しないかな)は、 ーえびワンタンの甘辛ソースがけ ワンタンへの期待が大きかっただけに残念。イメージも違ったし、口にも合わなかった。 カサゴの煮付けが1,800円というのはとてもリーズナブルでありがたいこと。 中華料理店で魚を丸ごといただくには、安くても5,000円は覚悟しなければなりませんから、ほんとにお得。 次回は、予約が必要な料理と、その日の魚料理、それと葱油鷄をいただきたいですね。